植木屋にここに新しく木を植えましょう、何を植えますか?ときかれたとき、反射的に答えたのが「アーモンド」。うまくいけば食べられる、というのが第一の理由だが、もうひとつある。 30年以上前、文部科学省の在外研究員に選ばれてUniversity College Londonで共同研究をした。子供が二人とも学齢期以前だったので、家族でイギリスで暮らした。学生時代のテニスのダブルス・パートナーがちょうどロンドン勤務だったのでいろいろと世話をしてくれた。ヒースロー空港に大きなハイヤーで迎えに来てその晩の宿まで連れて行ってくれた。その時街路樹がピンクの花を咲かせていて、桜にしてはピンクが濃いなあと言ったら、それがアーモンドだった。初めてアーモンドの花を認識したのが初めて暮らす外国の街だったので強い印象を受けた。 関西にいたとき植木の苗木の店でアーモンドを売っていたので買って植えたのだが、すぐに枯れてしまった。それもあって今回もアーモンドを選んだ。もうピンクの蕾がいくつか見える。