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彼女とI君が付き合うようになって
I君を通して彼女の事を聞くことになった
なんだか変な感じだなぁ
って思いながら
複雑な心境ながらも
少しでも楽しく幸せになってくれればいいな
って、
僕自身に言い聞かせていた
僕の方はというと
M美ちゃんの放課後と
僕の休みが重なった時なんかに
電話がかかってきて
音楽の話とか
恋愛話とか
後から考えると思い出せないような事なんかもあるけれど
2・3時間ぐらい電話したりなんかしていて
順調に進展している事を
感じていた
I君と僕は男同士なわけで
女の子達と電話なんか出来ない時間になると
二人してつるんでいた
「おまえM美ちゃんとはどうなんだよ」
「う~~ん、いい感じだと思うんだけど・・・よくわかんないかな」
「ふ~ん、そうだ!お前とM美ちゃんも一緒に4人でどっか行くか?」
「え?」
「まだ寒くも無い10月だしさ、日曜日にでも俺の車で行こうぜ」
その頃僕は
大検の予備校に通う為
カフェレストランを辞めていて
時間の都合の付き易い
ファーストフード店に出戻っていた
「いいけど・・・いいの?」
「ああ、お前には世話になったし。なんかのきっかけになるといいとおもってな」
「うひゃぁ~告白しろって?」
「いや、無理にとは言わないけどさ」
M美ちゃんに聞いてみたら
その日は空いているらしく
I君の方も問題ないらしく
色々な思いを持った少年を乗せた車は
片道2時間ぐらいのドライブに出発していた
1周3キロぐらいの遊歩道のある池に
みかん山や梨山なんかが隣接している
その観光地は季節柄結構な人でにぎわっていた
とりあえず喫茶店で食事でもってことになって
どうやって座るのか判らずにいると
男二人女二人で対の正面にI君と彼女がなるように着席した
いろいろな場面で気遣ってくれている彼女を
嬉しいような寂しいような・・・
なんともいえない様な
それでもM美ちゃんとの事に集中しようと
自分に言い聞かせて
正面を向いて
M美ちゃんと会話しようとしたら
ミックスサンドを注文したM美ちゃんは
食べている口元を見られるのが恥ずかしいみたいで
うつむいてリスみたいに食べていた
一方彼女は・・・
ピラフを大口開けて食べていた
何か・・・
ふっきれた
池の周りの遊歩道を
二人ずづにわかれて
右と左から回る事になった
彼女の提案だった
I君が
耳元に
「頑張れよ」
って
言い残して歩いていった
急に心拍数の上がった少年は
「い・・・行こうか」
簡単な単語で詰まってしまっていた