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少し紆余曲折のあった
僕の告白から
2週間余りが経っていた
11月に入り
夜は肌寒さも感じるようになり
冬が近づいてきている事を
感じさせてくれた
M美ちゃんとは
ごくごく普通に順調で
高校生のM美ちゃんと
フリーターの僕では
なかなか時間が合わずに
僕の帰りが早かった
平日の夕方や
半日で学校の終わる
土曜日の午後に
会って話をしたりした
秋の夕暮れは
日に日に早くなっていき
門限も大事だけど
周りが暗くなって
帰り道が危ないのが心配で
夕方は会っている時間が段々短くなってしまって
気持ちの距離は縮まるのに
会える時間が短くなるので
歯痒いような
悔しいような
それでも
長く続たいからって
納得して帰っていた
そんなある日
その電話は突然かかってきた
「もしもし?」
「あ・・・浜名君?」
「うん、Aちゃんだよね。どうしたの?」
あきらかに元気の無い声のその人は
【彼女】だった
「あのね、私浜名君に謝らなきゃいけないことがあるんだ」
「うん」
ついにきたか・・・
その言葉を聞いただけで
直ぐに全てが理解できたんだけど
「私、I君とは付き合っていけない。。。」
「うん・・・そっか」
ごめんねAちゃん
最初から年齢のわりに
子供すぎるI君は
年齢よりも落ち着いてる
君には合わないと思っていたのに
はっきり伝える事ができなくて・・・
「ごめんね、今浜名君は幸せなのにこんな話聞かせちゃって」
「いや、俺の事はいいんだ。それよりも・・・無理させちゃったんじゃない?ごめんね」
「え・・・あ・・・ いいんだよ、そんなことないし。自分で決めたんだし」
「うん、でも、Aちゃん優しいからさ、苦しんだんじゃないかと思って。。。」
本当にごめんね
みんなが全てうまくいく方法を
必死で探してくれたんだよね
なのにまだ、僕にまで気を使ってくれて・・・
「・・・」
「。。。」
「・・・あんまり優しい事言わないで。。。」
「え!?」
「ずっとずっと・・・」
「・・・うん」
「好きだったんだよ」
ずっと強いと思っていた彼女の声は
聞き取れないぐらい震えていて
電話越しでもわかるくらい
激しく泣いていた