この季節スーパーに買い出しに行くと、葉物の野菜が軒並み高く、なにを買ったらいいか判らないくらいである。
4月の始め、井川の白鳥園が焼津で出張販売をしていたので覗いてみた。 この白鳥さん、静岡、焼津でイベントがあると店を出していて、おもしろいものを並べている。見つけると挨拶がてら買いに行くことにしているが今回のヒットはホウレンソウ。

ホウレンソウは一年中スーパーに並んでいるが、旬は秋から冬とされている。初冬の寒さで甘みが強くなり美味しいためである。しかし、4月のこの時期にホウレンソウとは珍しい。聞いてみると冬越しのものとのこと。
白鳥さんの住んでいる井川はいまでこそ静岡市葵区だが、大井川の最上流の南アルプスの麓で静岡県では珍しい豪雪地帯、スキー場まである山奥である。その井川村でどうやって冬越えさせるのか不思議だが、一束100円はとにかく安い。詮索せずに二束買ってきた。

家に帰っておひたしにして食べてみた。食べてみて驚いた。味が濃いのである。ホウレンソウの付け根の赤い部分は甘みが強く、小生の子供の頃の大好物。白鳥さんのおかげで何十年ぶりの甘いホウレンソウを味わった。葉の部分もしっかりした歯触りでスーパーではお目にかかれない濃厚な味。 あわててウチのを呼び一緒に食べた。ウチのもこれは美味しいと大喜び。また食べたいなということになった。

しかし、井川まで買いに行くと一日がかり、簡単ではない。それにこの白鳥さん、静岡近辺のイベント会場に店を出したり、井川ダムの入り口の富士見峠で店を出したりしているのをみたことがあるが神出鬼没、どこにいるのか判らない。
白鳥農園のわさび漬けのパックに電話番号が書いてあるのを思いだし、夕食後、電話をしたが誰もでない。翌朝の6時半、もう一度電話をしてみると、奥さんがでた。 わけを話し、いつこちらに来るか聞くと、次は吉田町のチューリップ祭りで店を出すとのこと。
ホウレンソウを取り置きしてもらい会場まで買いに行った。 今回、白鳥さんちは老夫婦に、お嫁さん、お孫さんの一家総出演。取り置きしてもらったホウレンソウを買いに来たと話すと、ああ、あの朝早く電話をよこした方ねと皆知っていて、段ボール箱からまえより大きな束のホウレンソウを出してくれた。

前回聞き間違ったかと思い、冬越しかと聞くと確かに地植で寒冷紗を使って霜をよけているとのこと。寒冷紗のトンネルが雪よけ、霜よけになるのだろう。手間暇のかかったホウレンソウである。
今回もおひたし、ソテーで特上のホウレンソウを味わった。 このホウレンソウ、もうすぐ黄色くなって売れなくなるとのこと。今週末の静岡青葉公園がホウレンソウを売る最後だそうだ。

お近くの方は白鳥農園のホウレンソウをお試しいただきたい。
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