翌日は、みんなでキーウエスト探索へと繰り出しました。ダウンタウンはカラフルでおしゃれな歩きやすい街になっていて、治安もまったくOK。北米最南端 Southern Most Point を示すマーカーの前で写真を撮ろうとする人たちがたくさん並んでいました。写真はどうでもよかったけど、みんながせっかくここまで来たんだからというので一緒に列に並んで順番を待ちました(こういうの苦手・・・)。逆光でもなんとか写真におさまって。ここからキューバはすぐそこ。南へ90マイルとか。ということはマイアミに戻るより近いということ。だから街なかはキューバみたいにカラフルな色使いが可愛いくて、みんなでの散策も楽しかった。あちこちに、「最南端」のハンバーガー屋とか、「最南端」のコーヒーショップとか・・・を売り物にした看板が出ている。ここはひと昔前、Conch(ホラ貝)共和国があったところ!だからホラ貝がシンボルマークになっています。いまでこそ、大統領選後にあちこちで独立したい州が出てきているけど、どの時代にも独自のリパブリック(共和国)を目指す人々はいるんですよね。
1周忌の夕暮れに私は、息子がセスナ機を置いていた地元オラクル近くの小さな空港へ久しぶりに行ってみました。遺灰を少しだけ撒いて、もう一回だけ一緒に飛びたかった・・・I love youと告げました。そしたらずっとどんよりと曇っていた空の隙間から急に陽が差してきたのでびっくり。空を見上げているとなんと、今度はポツポツと小雨が落ちてきてまたびっくり。息子の涙かな。一緒に泣いた後は、ほんとに3分で小雨は止み、陽は隠れて空はまたすぐにどんより雲に戻ってしまいました。こうやっていつもサインをくれます。肉体を脱いだだけで、いつもそこにいることがよくわかります。