ドングロルニックのThe Cost of Living。もの悲しい旋律を訥々とピチカートで奏でる。哀しみのベールをまとうようなオーケストラのサウンド。冷たく暗い湖に沈んで行くような切なさ。ラリーゴールディングス(あとは、ラリゴ)のピアノも切ない。アースキンの繊細なスティック使い、ドラマのワンシーンのように胸が高まる。わたしはこの1曲で、かなり満足。 ダークな色合いのドーキーの曲Arthos II、トリオ演奏なのでアースキンがドラムで盛り上がる。 デンマークの歌Fred Hviler Over Land og Byは、再び厚いストリングスがかぶさる中、ドーキのベースソロが響き渡る。メンドーサのアレンジは、いくつもの方向からドーキにスポットライトを当てているように、彼のソロがほんとうに素晴らしく響き渡る。
降りしきる雨が心に染み渡るようなドーキの曲Rain。ラリゴのピアノも切なく美しい。雨に濡れ、冷たく光る石畳、、、。切ない感情を後押しするようなストリングスのベール。。 ラリゴのリリカルなピアノが綺麗、ドーキーも穏やかなおももちで弾くトラディショナルAll Is Peaceは、途中までトリオ演奏。アースキンの繊細な音使いも素敵。季節柄、クリスマスの曲でも聴くような心が洗われる雰囲気。
メンドーサのVienna Wouldは、非常に小粋でお洒落な仕上がりのワルツ。ラリゴのピアノ全編美しく、甘美なジャズピアノトリオ。ドーキーのソロはここでも素晴らしい。 I Skovens Dybe Stille Roはトラディショナル。これもトリオ演奏なのですが、朴訥とした雰囲気を忘れず、でもかっこよく決めるドーキーのベース、少女のようなラリゴのピアノ。 再び、ストリングスが入って、中世に迷い込んだようなJulio And Romiet。セピアカラーの仕上がり。
そう、先日も話題にしたけど、メンドーサは、「Fast City: A Tribute To Joe Zawinul」なんて、だすのじゃ。うむ。。。楽しみです。今回、思ったのはドングロ曲も素敵だったので、ドングロ曲集も作ってくれないかな。って、売れないか。。。
1.The Cost of Living 2.Arthos II 3.Fred Hviler Over Land og By 4.Rain 5. All Is Peace 6.Vienna Would 7.I Skovens Dybe Stille Ro 8. Julio And Romiet 9.Dear Mom
Chris Minh Doky (b) Larry Goldings( p) Peter Erskine (ds)
Vince Mendoza (conduct) The Metropole Orkestra
デンマークは北欧4国の一国ですね。 先日、お友だちから北欧セットをもらっちゃいました。
見せびらかして、、みましたァ!どうも、ありがとう。。
いよいよ、、明日は、楽しみにしていた Mori・Fabio・Duo
11/21(日)CATS HOUSE 025-224-1667 19:00~ ¥4,000(1ドリンク付)