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2020.03.24
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​​​ 理工系学位を取得した冤罪論者は、そもそも、この足跡痕の一致は科学的にあり得ないことだと以下のように言います。

 以下の話はその冤罪論者の意見です。僕の私見ではありません。誤解しないで下さい。

(理工系学位を取得した冤罪論者の意見)

 犯行にS子さん所有のハスラーが使われ、犯人がこのハスラーのブレーキが踏み込んだ際の気温は5度程度でした。ブレーキを踏み込む前には結構な距離を運転しています。

 犯行時の風と湿度を考慮した体感温度は0度程度でしたので、サンダル履きのために足元は冷えるし、フロントガラスは曇ることから、当然、犯人は暖房を使うしかなかったわけです。

 所有者のS子さんは多くの女性ユーザーと同様に、ハスラーの自動暖房システムを使って、設定温度は25度程度に設定していたと考えられます。ただし、S子さんは気温が物凄く低くなる深夜や未明にはハスラーには乗りませんでした。

 だから、気温が物凄く低くなる時間帯にハスラーに乗った犯人は、このS子さんが設定した温度をより低くしたということもまた考えられないのです。

 ところで、ハスラーのブレーキペダルのすぐ近くには、暖房の吹き出し口があります。そのため、ゴム製であるブレーキペダルのパットは温められて膨張します。

 しかしながら、同じく、暖房の吹き出し口付近にあったサンダルは材質が合成皮革であるために、ほとんど膨張しないのです。

 だから、ハスラーの足元暖房が効いた状態で、「合成皮革のサンダル」で「ゴムのブレーキペダルパット」を踏み込んだ場合、その後、温度が下がると、ブレーキペダルパットは縮小するから、そこに付着したサンダルの足跡痕もまた縮小するのです。

 それで、「科学的には、受刑者宅から押収したサンダル裏面と、ハスラーのブレーキペダルパットの足跡痕が一致するということはあり得ない」という結果が導き出されるわけです。


 もっとも、この科学的見解を冤罪説の根拠とする以前の話として、そもそも、検察が裁判官と裁判員に語った計画的殺人放火事件の受刑者が「サンダル履き」で犯行を行ったという検察の所論自体が、冤罪論者たちの大きな疑問であるわけです。
























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Last updated  2021.09.27 12:42:00
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