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妻のとねくみこです。 かねてから療養中だった夫 とねしゅんじ ですが、 12月10日(火) 朝方未明、心不全にて亡くなりました。 故人の生前の意思により葬儀はいたしませんでした。 とねより生前、自分に万が一のことがあったら、 皆さんに伝えて欲しいと言われていたことがあります。 「 困った時にはオレを呼んでくれたら、いつでもすぐそばにいるからな 」 そう皆さんに伝えて欲しいと言われておりました。 長い間、ブログを読んで頂き本当に有難うございました。 更新は出来ませんが、今後の閲覧は今まで通り継続いたします。 とねの紡いだ言葉が皆さんにとって今後お役に立っていけたら幸いです。 令和元年12月 とね くみこ
2019.12.19
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◇質の変容◇もうひとつは例えば このエネルギーを使い仕事をして結果が 良く出れば それだけ あなたの中の憎しみ 怒りは 小さくなるし以前ほど大きくない分 喜びが 現れる。 喜びが 現れれば エネルギーの質が 転換されてしまい以前の様な怒りに基づく意欲は 湧き出てこない。あなたは そこでぴったりと立ち止まったままだ そして 後は落ちるだけだ落ちては 再び そんなに落ちてしまった事への 恨みと 怒りのエネルギーが 湧き出し それを向けて 元の位置まで引き上げる この繰り返しで一生を あなたは 過ごす。ぐるぐる ぐるぐると 回るだけだ そこから 抜け出す事は難しい・・・。だが ある事を 看破できれば それは たやすい その ある事とは" それは あなたの力の限界ではなく その エネルギーの力の限界だという事だ "ところが今迄がエネルギーの力だとは 思っていず あなたの力だと勘違いしてしまっている だから あなたは それを あなたの 力の限界だと感じ 落ち込む。そのままで有ったなら あなたの未来はない。 今の延長それが あなたの未来だ。そして そのあなたが人の上に 君臨していたならば その人達も あなたが導いたのだから そこまでだ。どこも不思議はない それは 自然な結果だ・・・。これが仕事によっての発散に このエネルギーを向けた場合だ。そして多くの人は そのエネルギーを 性に向ける。これが性欲 性衝動の基だ。それは自然に湧き出してくる様に思えるが そうではない。その エネルギーは あなたが あなた自身で産み出してしまっている。その エネルギーを産み出せば その衝動は 止める事は 不可能だ。それに止めるべきじゃない。ところが あなたが 産み出しているのならば そのエネルギーを 産み出さなくなる事は可能だ。それが質の変容だ。それには そのエネルギーを産み出してしまっている プロセスを看破してしまえばいい。 物事は どんな 物事であれ あなたが それを見破るだけで蒸発して行く様に出来ている但し その物事との 真正面からの出逢いが必要だ。より深くまで見破ることが必要になってくる。その エネルギーの産み出されるプロセスは あなたの 「 俺が 俺が 」 「 私が 」と いう色メガネを通して物事を見た時に 本当に リアルな あるがままが見えずに あなた独自の世界観を産み出してしまう あるがままと言うのは ただそこに あるものが見えているだけで そこには 一切の意味付けを していない状態を言う。もしも そこに意味や 解釈をつけて感じているなら それは あるがままを見ていない その一切の意味や 解釈は すべて あなた側からのものだ。どんなに良い意味も 解釈も 駄目だ。どんなに悪い意味も 解釈も それらは全部 あなたが投影しているものだ。あなたは純粋に ただ見る目を持っていない。 心と言う くだらない所から見ている過去を 引きずったままの 目で見ている。だから 意味づけが出る 解釈が出る。それは つい今しがたまでの過去が 見ているんだ。もう終わって 全てが無くなっている所からなど どうして 見る事が出来る?それを あなたは知らずに自分のしている事さえも知らずにいるから 気づかずにいるから そこに 怒りや憎しみのエネルギーは産まれ出す。いいや あなたが 産み出してしまっている そして 物の見方が 既に間違っている事に気づかないから こう あるべきだ こうしなければいけないで その エネルギーを抑圧し さらに 強いものにしてしまうのを知ってるかな?だって こうあるべきだとか こうしなければいけないは産み出した エネルギーを内側深くに押しやることだ。あなたは それに目を 見張ってなければ いけない。 目を 見張れば 見張るほど それは より現実のものと成って行く。 最初は ただの心に浮んだ過去からの 意味付け 解釈が今は現実のものに成ってしまった。だって それを止めておこうとする緊張状態は 現実のものだ!そうして エネルギーは産み出され 育つ。 当然 吐き出さなくては いけない。そこで 生きる あなたは セックス それが 当然 必要と成ってくる。それを悪いものと見なしては 駄目だ ただ そこからの卒業が 必要なだけだ。 成長が必要なだけだ。 何故なら その次元に居る あなたの身体を 支配するものは この怒りや 憎しみ 欲望の エネルギーだ。あなたは怒りで有り 憎しみで有り 欲望だ。それを偽装工作をして そうではなく 見せようとする。 今や世の中は怒りと 憎しみと 欲望だらけだ。あなたが演じている あなたなんか 居やしない。その根本の質は怒りだ 憎しみだ 欲望だ。だから そうでなく見せ様とする それは 疲れる。それだけじゃない それで 騙し通せるのは あなた 自身だけだ。あなたは 怒りで 有り憎しみで 有る事これを 看破すること。あなたは それ以外の 何者でもない。 私の言っている 此処(空)に来ていない以上それが他の質を 持っているなんて事は 有り得ない。そして それが見抜けたら どんな 状況の責任にすることも誰か 人の責任にしてしまう事も何も 意味をなさない。その事実を あなた自身で 引き受けない限り なんの変化も 起こらない。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.12.06
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◇三つ目の うねりセックス◇あなたは あなた自身のセックスを深く見つめた事が有るだろうか?あの セックスヘの衝動が なぜ起こってくるのか?それは 一体どこから 湧き出てくるのか そして セックスの中に自分は 一体何を求め様としているのか。これこそ見つめなければいけない 大切な事だ愛まで見つめたところで それは まだまだ浅い・・・。 何故なら あなたは この衝動には勝てない。それを 内側深く押しやっても ことは 混乱するばかりで それは 大した用は 成さない。しかし人は その道を長い事 歩いてきた。 誰の中にも セックスに対しての願望が見てとれる・・・。 僧侶の中さえもだ。しかし いくら内側深く押しやっても押しやっている本人には それは よりリアルなものとなってしまう。あなたは 常にその内側に押しやったものを見張っていない事には それが いつ外側に飛び出してきて その辺の異性に飛びかかろうとするか気が気じゃない ちょっと 気を抜いただけで それは 起こりそうな感じがする。これは セックスだけに関した事じゃない。あらゆることを内側に押しやった時の 原理だ 作用だ あなたは常に緊張していなければ いけない。ところが セックスの時だけは この あなたを縛っていて石の様に硬くしている緊張状態から解放される。そして あなたは柔らかくなれる。(セックスの時さえ緊張が あるとすれば それは不感症になる。 緊張状態を解けない 何かがある例えば 以前に好きだった人の名前を 呼んでしまうとか(笑) 過去の性に対して受けた 恐怖感が呼戻されてしまうとかの何かがある)柔らかくなれ 緊張状態から解放されるのは そのセックスの中だけだ再び あなたは この緊張状態を続ける・・・。そして緊張状態を続け 疲れて 限界が来ると再び この緊張状態から解放されたい為に セックスを求める。 繰り返しだ。だから あなたが日常の中で緊張せず 深い安らぎが 有れば 有るほど セックスは どんどん どんどん要らなくなる。それは セックスの方から遠のいて行く。それは自然に無くなっていく すると あなたの生 全体が質的に変化を起こす・・・。 心理学者のフロイトは言う「 人間の全ての行動は 性衝動に基づいている 」 彼は 半分正解だけれど半分は間違い。 何故なら多くの人達は そうだろう性衝動との明け暮れの毎日その人の 生全体は それに基づいている・・・。しかし ブッタは違う イエスは違う此処に(空に)至った人達の生は完全に違う。 生全体が質的に変化してしまっている。そして誰もが 此処に至れる。だから フロイトの言っている事は半分正解だ・・・。まだ 此処に(空に)至っていない人の生に関してならば 正解だ。だが その人達が 此処に(空に)至ったなら フロイトの言っている事は間違いになってしまう。あなたの幼い頃 両親との 関わりが少なければ 少ないほど あなたの内側に 淋しさを宿し その淋しさから淋しさを癒す為の愛されたいと言う 願望を より 深めていく この願望が セックスヘの 深い願望となる セックスの中では相手に触れる 撫でられる 抱かれる。 親子の愛においても同じ行為が 行われている。そこには 性器同士の結合が無いだけだ。 幼児期に この親からの 愛の行為である触れる 撫でられる 抱かれる共に寝るといった行為が 少なければ 少ないほど セックスに対しての あなたの より強い願望となり その願望が 執着心へと変化する。 別にあなたは いやらしい訳じゃない スケベな訳じゃない先天性色魔なんかじゃない。それは愛への乾きを満たしたいだけなんだ。そして誰かと 特別な関係を 持ちたかったり誰かに 特別扱いを されたいとかは皆 この愛の乾きから出ている それが 強ければ 強いほど なんなく セックスをしてしまう。だって セックスは誰とでもするわけじゃないから特別扱いをされる為の私を愛してもらう為の最適の道具だ・・・。ただ愛されているという実感が 欲しい・・・。だが あなたは一時的にしか満たされない。そして愛の中で傷つき落胆し 別れてゆく相手を 変えては 又もや同じ愛の上を歩く・・・。こうなったら セックスは 愛は いつも あなたの傷を 癒す為の道具に質が低下して行き あなたは その中において何もかも 忘れられるという感覚だけを追い求める様に成ってしまう。セックスで酔っぱらう愛で 酔っぱらう。ここまで セックスを 愛を質の低いものと してしまったのは あなただ・・・。そして誰もが そうしてしまっている・・・。 第一歩目の スタートが 問題だった。 淋しさという傷を 癒す為の愛されたい という願望が もう この道の 行き着く果てを決定づけている。その時点で未来は 決まっていた。(過去の 繰り返しと言う未来を)最初に 感じていたあの淋しさは心の中に 有ったものだ。それは 過去に受けた淋しさであって今現在は誰もそんな淋しさを与えているものは 居ないという事を見破っていないから それを いつまでも引きずる その過去に受けた淋しさは どんなに 愛されていても完全には癒えない・・・。それが 癒えなければ淋しさを感じる・・・すると あなたは「 この愛は 違った 」 「 本当の愛じゃなかった 」と 理屈をつける。 実際に 無いものを どうやって 無くす事ができる。あなたの その淋しさを癒せる人は世の中の どこを探しても居ない。その淋しさは あなたの記憶の中に有るものであって実際に 有るものじゃない。あなたは思い出に浸っているから淋しい・・・。 過去を生かしたままだから 淋しい。それは あなたが 今に生きてはいない事を 表している。それから 抜け出す事は容易い。あなたが それは記憶でしか無いと言う 事実を見た途端に その淋しさは たちどころに消え去ってしまう。そして それが出来るのは あなた 以外には居ない。 何故なら それは あなたの記憶だからだ。 人のじゃない。そして あなたは自分で勝手に過ぎ去った思い出に浸る事によって自分を 淋しがらせてしまっている。 誰一人として あなたを そうさせている人なんて 居やしない全ては 終わってしまっていて今 あなたの事を苦しめる様なものは 何も無い その淋しさは あなたが 過去の中に生きている事を心と 一体になっていると言う事を心の中に生きているという事を 表している。*うねりの奥 性欲の 生み出される原理*もっと深く覗き込むと理解出来てくる事は性衝動の 基なる性欲を 生み出す メカニズムが 看破出来る。 性欲は今の あなたの歩き方が あなたの中に 怒りや 憎しみ 欲望(もっと)の エネルギーを貯えてしまい その貯えられたものを吐き出さなければ,それはストレスとなる。その貯えられたエネルギーは外に 吐き出さない訳には行かない。 溜まった物を 出す。オシッコが 溜まれば出すだろう?もし 出さなければ死んでしまう。ひとつの循環作用だ。それは摂理だ 運動だ それを止めれば 反動がくる。だから そのエネルギーを吐き出さなければ 自己の内面を そのエネルギーで破壊してしまう事に成る。オシッコを出さなければ身体が壊れる エネルギーを吐き出さなければ自己の内面が壊される。 吐き出す事で 自己が保たれる。そのエネルギーを 吐き出す事で あなたは バランスを保てる。そのエネルギーが 性衝動の基になる それを 吐き出す事によって人は とても軽くなる。セックスをする以前の内面は 怒り 憎しみ 欲望の エネルギーが 渦巻き とても 汚れていて 重たい。セックス直後の内面は そのエネルギーを吐き出せ綺麗になっていて 軽い。だが これは本当の綺麗さじゃない本当の 軽さじゃない。あくまでも セックスの前後を比較したらと 言う事だ。だから 100%完全に このエネルギーを 吐き出しきって あなたの内面が本当に綺麗になったら本当に軽くなったら あなたは 此処に達してしまう。 純粋な空間が 生まれる セックスは もう要らない必要なくなる。ところが それはセックスをする事によっては起こらない。セックスの役目は それをする前より軽くしてくれるだけだ。 純粋に 軽くはしてくれない。だが あなたの奥深いところでの願望は 純粋に軽くなることに有る。だから世にある中では もっとも内面を 綺麗に軽くできる可能性の有る セックスに それほど 惹かれてしまう。だが セックスによっては それは起こらない・・・。そして人はこの可能性を あらゆるものに 求めようとする。 人は このエネルギーを様々な方法によって吐き出そうとする 発散しようとする。 例えば スポーツヘ 仕事へ このエネルギーを向け それによって 吐き出そうとする。ある段階までは このエネルギーを使うと それは凄まじい威力を発揮する・・・。 何故なら それは 怒りの 憎しみの エネルギーだからだ。エネルギー中のエネルギー!エネルギーの中でも もっとも 力のあるエネルギーだ!だが このエネルギーは最後には必ず 破壊をもたらす。このエネルギーの向かう対象物 対象者を破壊する。そして そのエネルギーを放った あなたも 破壊される。エネルギーは「 両刃の剣 」だ。 戦争を見れば その末期を見れば良く解かるはずだ・・・。それは両者を 破壊する片方だけ 何の損害も受けない戦争など見たことも無い。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.12.05
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◇本来の出逢い◇あなたの願っていた出逢いは エネルギーとの出逢いだ。あなたが生まれる以前それと共にあった エネルギー。あの愛のエネルギー真理から吹き出る風。それと出逢いたい。だから あなたが生まれ出た直後から それを 外側に探し出そうとする。もっとも 身近かな父や 母の内に 空間を内面の 空を そこに 降り立つ愛のエネルギーを・・・。ところが それが 成されない。 何故なら その人達は もう とっくの昔に それを 失なってしまった。 内側 深くに 押しやってしまっている。 世間の人達 全員が そうだ もはや 世間の中に その空間を 見い出せない。その人達の内面は怒り 憎しみの エネルギーで一杯だ。そして それを人間は 本能と呼び それらは 変えられないものとして決めてしまった・・・。そして それを まるで 土中深く埋め込む様に胸の奥深くへと押し込み 閉じ込め それを 覆い隠して その上で 生きようとする。そこで理性 道徳なるものを作り上げてしまった。これが不幸の始まりだ。 新しい生命が 誕生する。 彼は 彼女は空っぽのままで生まれ出てくる。 愛の エネルギーを 携えたまま ところが その新しい生命誕生の後 わずか 1ヵ月足らずで 母親が 無意識のまま自分の エネルギーである 怒りと 憎しみのエネルギーを空っぽで 純粋な 愛のエネルギーの上に芽生えさせてしまう。 注ぎ込んでしまう。そして それを見て 理性 道徳 躾 を植え込み 始める。 世問の人達は そこに参加した 彼 彼女を空(くう)のままは 受け入れ様とはしない。 自分達と同じく過去の中に居て過去と一体となる ロボットでいる事を無力な赤子に強要してしまう。 母が 父が 1番に それを やり始める それも 良い事だと思ってだ・・・。あなたは生まれたばかりの赤ん坊に本当に 出逢った事が有るだろうか・・・? 私は つい先日 妹の赤ん坊に出逢った。 女の子だった彼女は 溢れんばかりの愛のエネルギーと一体と成っていた。 彼女から風が吹き出ていた。その彼女も もう3ヵ月になる。 彼女は もう居ない・・・。 母の手によって父の手によって彼女は 消えてしまった・・・。 世問への旅だ長い長い旅路が始まった。 彼女が帰りつくのは 此処だ最初から そうだったところの この空っぽさ 愛のエネルギーとの真理との 真正面からの出逢い ところが この旅から 帰れない人が 殆どだ。 何故なら帰る事は 非常に 難しい。 目標がない旅だからだ目標は とうの昔に忘れてしまう。おまけに我が家は旅を し始めてしまった人の目には絶対に見えない。 旅に 夢中になれば 成るほど その人には どんどん どんどん見えなくなって行く。それは1度その旅の 停止をして見て内側を 内面を 覗き込むことだけで その旅の 終着点である我が家を 目にすることが出来る。それだけで本来の あなたと あなたじゃないものを あなたと思っていた あなたとの 出逢いが起こる。 無くなるのが どちらかは 決まっている。だが それは 難しい あなたが 怖がってしまうから難しい・・・。あなたは それとの融合その 本来のあなたと あなたじゃない あなたを あなたと 思い込んでしまっている あなたとの 真の出逢いが 必要だ。 深い出逢い(一瞬の出逢い・溶けあい・ひとつになる事)真正面からの出逢い恐れずに 逃げずに。 長い時間 出来るだけ 長い時間その 二つの あなたが溶け合う事が 必要なんだ。 一時だけの その出逢いは成長過程の中で無理に味あわされた。それを今度は あなたが 進んでして欲しい。そして 進むべき必要性を ひとつ説明したい。 第四の知恵で 体験した あの一瞬の本来の あなたとの出逢い 融合と今までに体験した最高のもの・・・例えば 異性との セックスと どちらが 良かった・・・?どちらも 短かい時間だ ところが あの第四の知恵の感覚が 続きっぱなしになったら どうだろう?いつも 満ちたりていられたら これが 必要性だ!そして もしも本来のあなたと あなたじゃないものを あなたと思っている あなたとの この出逢いを 恐れている間は それを あなたの手によって実行しない限りは あなたの満されるものと 言えば・・・ お酒を飲んでいるときか賭け事に夢中になっているときか お金儲けをしている時か あるいは何かを やり上げた時か浮べの愛か セックスを している時ぐらいのものだろう。それ以上の ものは不可能だ全部が 全部 今の自分は本来の自分じゃないという事を忘れていられるような ところによってしか 満たされない・・・。これは 何んと言う満たされかただろう。 本当に満たされているのだろうか今の あなたじゃ愛さえ交せない。それは 必ず その 延長線上に 悲劇が待っている その 悲劇を 結婚という型で 回避しても今度は 妥協という道が 待っている。そこには 真実がない。 真実のないところに決っして愛は 生まれない・・・・・。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.12.04
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◇ 二つ目の うねり 愛 ◇あなたが 子供だった頃あなたは 親に関心を 払われたかった事は 無かっただろうか? 「 目を 向けて欲しい 見て欲しい 」そして 見てもらえる事で何か 安心感が有る。「 自分を見て欲しい目を向けて欲しい 」なのに関心を 払ってくれない当然, 有るべきものが無い。お母さんが 居ない お父さんが 居ない様に感じられる。すると そこには エネルギーも出ていない。 子供は 此処で関心を払って貰いたくなる。 物理的には お父さんも お母さんも居るけど 居ない・・・。 例えば お母さんが 何かを考えている そしたらもう そこには居ない。エネルギーが 出ていない。 過去 或いは 過去から 生まれ出てくる 未来 ( 実際は 過去だ ) へ意識が 気持が 行ってしまっている。いつも それと一体に成ってしまっている人 頭や 心で 生きている人の目を こちらに 惹きつけるには何か 特別に良い事か特別に 悪い事じゃないと 駄目だ。 当り前の事じゃ駄目だ だから 子供の頃から 特別な事を 好んでする様になる。だって 皆 過去と一体になって目を覚ましていない 居眠りをしている。それを 一瞬でもいい起こして こっちを見てもらうには特別な事じゃないと 駄目だ。だから もしも あなたの子供が特別に良い子だったり特別に悪い子だったら彼は 彼女は 淋しがっていると言う事だ。それだけ 親が関心を払わなさ過ぎているという事を現している・・・。 特別な事は 一度やったら もう特別な事じゃない。だから 違う 特別な事を 探がす すると 関心を払って貰える。 子供が 何か特別な事をするのは これだけの理由だ。 私が言う特別な事とは社会的次元の 一切を指す本能の 次元には無い社会的次元の 一切だ。 例えば礼儀・勉強 それを特にやったり やらなかったりする様に成っていたら 問題だ何も 本人がそうしたかった訳じゃない。ただ お母さんに逢う為にこんな事をする。ただ お母さんに 傍に居て欲しくて こうなってしまう。お母さんは 何もやらずに何か 大変な事をしてしまっている。 何も 怒鳴った訳じゃない怒った訳じゃない・・・。ただ いつも過去と一体と成ったり世間の事を気に病んで頭の中が それで一杯に成って居るだけなのに・・・。 本人の自覚も 無いままに子供に大変な影響を 与えてしまった。 行動している訳じゃないが確かに 目に見えない何かを与えている・・・。 事実 もう それは 子供に入ってしまった。そして 子供の方も 無意識だから 本当には 何を したかったのか 知りゃしない。これは 本性からの 叫びだ 訴えだ お母さんに逢いたい!そして子供も気づかぬ内に僕は 誉めて欲しいという気になってしまう。だって 誉める時だけは お母さんは 最高だからだ お母さんと 出逢える ただ 出逢いたいだけで どんどん その特別を追いかける。ところが そこには おのずと限界が来る。だって それは あくまでも 本当に出逢って いるのとは 違う・・・。そして いつか本当の出逢いが起こるものだと言う期待に反して それは 起こらない。だって起こり様がない何か 特別を追うたびに背伸びをしてしまう。その子は やがてそうする事によって殻を 着て行ってしまうし もう純粋な 裸ん坊じゃなくなっている。そして あくまでも殻を着ている母親が こっちを 振り向いてくれるだけだ。あなたの出逢いたかったのは そんなんじゃない。すると今度は特別に悪くなったり特別に 心配をかけてみたりする。それは 最初からじゃない最初は 特別に良くなる方を追いかけた。だって その方が お母さんは 喜んでくれる。 愛してくれる。より良い 関心を向けてくれる。ところが それも いつまでも続かない おのずと限界がくる。その隈界を境に特別に悪くなったり特別に心配をかけたりする方向へと歩みだす。これも 関心を払ってもらえる事を見い出した 彼は言う・・・。 「 とにかく 当たり前とか何もしないで 居る子に 成る事が一番 いけない事なんだ だって そうしてしまうと お母さんは 何も関心を払ってくれない だから それはいけない事なんだ それに 誰にも関心を払われていないと僕って 誰だか 解からないし僕が 居るのか 居ないのか僕にさえ 感じられなくなる だから僕はそこまで悪い子には 成らないぞ お母さんが 怒りもしないし誉めもしない まるっきり見てくれなくなるって言う事は それほど悪い事だと言う事ぐらい小さな僕にだって 解かる。お母さん僕は いくら悪い事しても そこまで悪くは 成らないからね 」と ちょうど こんな感じだ。 空っぽさに一番近い位置を悪いと見なしてしまう・・・。 彼は 空っぽの扉の所に居るのに そこに 二度と開かぬように封印をしてしまう・・・。ただ特別で 有ったら 何だっていい だから当然 当たり前の事には 彼自身 興味がない。そんな事には目も向けないし やる気にも ならない子に成ってしまう。そして その 当たり前の事が出来ない子そんな事に 興味を持てない子に知らない内に あなたが させてしまったところを 見ず その当たり前の 出来る子にしようとする。ところが なかなか 言う事を聞いてくれない そこで あなたは 怒る。あなたは一人相撲をしてしまっている子供は 可愛想なものだ・・・。ところが これは 目に見えない部分である為に あなたは そうしてしまっている事に 気づかず それが当たり前の様になってしまっている。 非常に 恐い 当たり前だ・・・。 事実 あなたも そんな育てられ方をした。そう育っているから無意識で それをしてしまう。どこに責任がある訳じゃない。 責任が 有るとしたら どこか1ヶ所にではなく流れ全体にある・・・。あなた だけにじゃない あなたの お母さんにも その又 お母さんにも と 全体にある。これは必ず どこかで 質の変容をさせなければ永遠に続く 流れだ。 今や 人類全体が その流れに沿って 流れている。 社会を見渡せば それは すぐに見てとれる。 社会に 表われ出ている姿こそ そこに参加している人々の姿であり 顔である。 社会には環境には 何の問題も無い。そこに色や型をつけて しまっているのは 人間だ。あなたなんだ誰の 問題も指摘し合わなくていい ただ ひとり1人が この事実に気づき自己の内面深く 進んで行った時にこそ この流れが変容されうる それが 起こった時こそ社会も環境も変化しうる そして社会や 環境には まったくもって 問題は無かったという 事実を あなたは まのあたりにする。そして 人類全体の どこへと言う あての無い行きつく先のない流れ全体は 空中に解き放たれ人類全体が そのエネルギーから解放される。その時 そこに始めて空間が 現れ その空間に かって 無かった エネルギーが 降り立つことが出来る。それは 今まで地上に 現れ出る事のなかった エネルギーだ。その エネルギーを指して私は 真理と呼ぶ! 愛の エネルギーと呼ぶ!ところが そのエネルギーの降り立つ場所がない・・・。 空間がない・・・。 今や その空間は人々の 内面にある空間は怒りや 憎しみや 欲望の エネルギーで一杯だ・・・。 人々の内面は 遠々と遥か遠い過去から受け継がれて来た カルマの流れに沿って生きている為 怒り 憎しみ 欲望の エネルギーを受け継ぎ これから先の 未来にまで それを流し込んでいる・・・。これが カルマだ カルマの 最大の基!カルマの 原子核だ!その他の もろもろは あくまでも 枝 葉にすぎない。 良きにつけ 悪しきにつけ あなたは 味わった事を子供に 受け継がせる・・・。それ以外は無理だ。あなたの 体験を覗き込んで ご覧。 本当に 覗き込めたら それが どんな幹を持ち どんな 枝をのばし どんな葉を つけてきてしまっているのかが 解かる。いつも何かを背伸びのしっぱなしで追い求めてきた あなたは背伸びをし何かを追い求める事を今だ 1度もやめた事がない。そして やめた事のない あなたが それをやめたら まるで生きていけないかの様な錯覚を 起こしてしまっている。そして次ぎから次ぎに もっと もっとを 自動的に生みだし止まる事を知らない あなたは・・・。まだ 幼い頃に母と 出逢おうとして何か特別をやろうとしていた あなたと まったく変わらず今も その輸の中から出られず 自分で 自分を追いかけ追いたて・・・。そして疲れて 何か違うと感じながらも子供に それを 流し込んでしまっている。 子供だけじゃない あなたの 関わる人 全てにだ。あなたは 誰も助けなくて良い。 誰よりも先に あなた自身の手で あなたを 救い出すことから始めなければならない・・・。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.12.03
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◇ひとつめの うねり カルマ(業)◇何故それほどまでに あなた自身の成長に あなた自身が 真剣に成って欲しいか?それは私に見える 大きなうねりがある。その うねりを超えるには並の人間には ひどく困難に見える。その うねりを超えてしまう道こそ あなたの 此処に至る内面成長をおいて 他にない・・・。その うねりとは生において 最も大きく多大な障害となって あなたの中に 影を落とす カルマ(業)・愛・セックスだ。あるいは性欲・愛・カルマ と 言ってもいい。すべての 問題は この 根本原理に根ざしている。この根本原理に メスを入れる話しをするが 今から話す話しは あくまで 私が看破(見破る事)したことだ。あなたは この話しを聞いていて揺さ振られたり頷ける所があったら それを 誤まかさず自らも 内側の目を使って あなた自身のことを 看破する事。それを する事に 成長がかかっている。 私の話しは あくまで あなたの成長を促す ヒントにしか 成らない。それを ヒントで終らせてしまうとしたら あなたには まったく成長の見込みはない。だって そうだろう私は 私の看破したことを話す。あなたは ただ聞くだけで それを知識として取り入れたとしても もう まったく別のものだ そこには 大きな隔たりがある。あなたも あなた自身の それを 覗き込んだ時に初めて 私の言っていた意味が 理解できる。 私は それを あなたにして欲しい私の話しを 聞いてほしい訳じゃない。 私の話しだけ聞いていたって あなたには きっと いつまでたっても本当の私の声は 聴こえない・・・。あるテレビの ドキュメンタリー番組で「ゴリラの生態」を 放送していた ゴリラの 出産シーンを カメラに収めようと制作された番組であった。この中に 二頭のゴリラの出産から哺乳 育て方が 映し出されていた。それを見て 私は ショックを受けた。 一頭のゴリラは出産すると 赤ちゃんを綺麗に舐め回し すぐさま 彼女自身の乳房に そっと あてがい大切そうに 母乳を飲ませ係員を 安心させた。そして その様子は人問の それと まったく変らない。 目ヤニを 取って上げたり鼻を取って上げたり そして 抱いて背中を軽くたたいて あやす(ヨシヨシ)を して上げる仕種まで人間の親子の姿 そのままであり その姿は 見ている私達を ほのぼのと させる感じすらした。ショックを受けたのは この後である二頭目の ゴリラの出産が 始まった。 出産は無事に済んだ。ところが母ゴリラである彼女の様子が どうもおかしい。 彼女は赤ちゃんに構わず出産の時の血液を 舐め回したり胆盤を食べたりと自分自身の後始末ばかりしている前のゴリラは そんな事よりも赤ちゃんに 係り切りで自分の 後始末をしたのは赤ちゃんの哺乳が済んだ後だった。それなのに 彼女ときたら自分の後始末が終りかけて始めて気がついた様に傍に置いてあった赤ちゃんを舐め回し すっかり綺麗にした。だが その後も ただ 抱いているだけで そして その抱き方も非常に 危なっかしい。まるで オモチャを 悪戯する感じだ。いつ 押し潰されるかと ヒヤヒヤしたほどだ・・・。そして肝心の哺乳をしていない。お母さんの彼女が乳房にそえない限り まだ 目の見えない赤ちゃんゴリラには哺乳を受ける事ができない。 母親の介在があって始めてそれは 可能だ時間は 刻々とすぎる。だが 彼女は 一向に 哺乳しようとしない。それどころか赤ちゃんゴリラを ただ 遊ぶ対象物の様に扱い あやす仕草を続けるばかりだ。 係員は 出産後 四時間という ギリギリまで彼女が 哺乳をする事を待ったが赤ちゃんゴリラが このままでは 危険だと言うことで人間の手により 哺乳をするという措置に 踏み切った。 何故 四時間も待ったのかは ちゃんと理由があった。 人問が そこに介在し哺乳をしてしまうと その 赤ちゃんゴリラも又 同じ様に哺乳も出来ず子供を育てる事が出来ないゴリラに 成ってしまうからだった。そして この母ゴリラは人間の手によって 哺乳を受けたゴリラだった。 人間の手によって育てられたゴリラの場合 何故それが 不可能かと言ったら そこには 母が子を慈しむ エネルギーが 流れ出て いないからだ。ただ単に 機械的だ そこには 愛のエネルギーが無い。もしも そこに 可愛いと思える係員の 愛情が有ったとしても それは 母の 愛情とは 明らかに 違う。 愛が流れ出ていない。そして それとは 別の話しになるが もう ひとつは それ以前 何んの気なしに見ていた テレビ番組 多分 あなたも知っているかもしれない。 空を飛んで 木から木へ飛びうつる ニワトリの話しだ。どこかで ペットに飼われていたのが捨てられたのが始まりで今では70羽近くなる ニワトリが野性化している公園がある。その ニワトリ達に 餌を与えている人の話しによると。ニワトリの中でも だらしのないニワトリと そうでないニワトリ がいて その だらしのないニワトリは自分勝手で やはり子育てを知らず卵を産んだら産みっ放しで孵化する事を知らず その卵は 野ざらしになる そして ニワトリ仲間からも 敬遠され始終 諍いばかり起こしていると言う。その ニワトリを良く 観察していると おもしろい事が 発見出来たと言う。 例外なく それらのニワトリは縁日派だという。この縁日派とは お祭りなどの時に道端で売られていた ヒヨコ達の事である。あの ヒヨコ達は全部人工孵化であり 親を知らない。 親に 育てられていない......。この二つの話しは何を物語って いるのだろう? 自分の体験にない事は出来ないと言う 単純な事実を 物語っている。 何も このゴリラの ニワトリの悪口を言っている訳じゃない。 彼等には どこも問題はない。ただ 与えられた仕組みを そっくり そのまま 次世代に送っている。 彼女達の責任じゃない。それ以外の体験を していないのだから子育てを 出来る事の方がおかしい!つい先日 母親達に親子のテーマで話しをしに行って そこで話し終った後こんな質問があった。 「 昔 私は ある本で幼児期に母と密接な 関わりを体験していない人が母親になると やはり同じく密接な関わりが持てない要するに 型の上で接する事は 出来ても真の母子関係が持てないと読んだけれど それは本当ですか? もし そうだとしたら私には 出来ない事になるから私は その本を読んでから半分 諦めていたんですけど・・・ 」その通り・・・。それは 悲しいけれど 本当の事だ。あなたに 体験のない事は出来る筈が無い。あくまでも あなたに可能なのは体験している事だけだ。 事実 子供は あなたと同じく欠陥を背負ったままで歩く。それ以外には 成れない・・・。そして その流れは その種族が滅亡するまで永遠に続く。 終るのは 滅亡する時以外に無い。その流れを 止める道は 滅亡 それをおいて 他にない。それが カルマだ悲劇のくり返し・・・。あなたが どんなに取リつくろって どんな型を持ってこようが この流れは 止められるものじゃない。こういう流れを 止められる力が あなたに 有るなら 成長しなくても良い・・・。だが止められないと感ずるなら 成長が 必要だ。さっきの質問にあった密接な母子関係は100万人に 1人の可能性だ。あの質問を して来た彼女は心理学者の本を読んだ。 心理学は まだ 半分ぐらいの領域が 見えたか見えないかだ。 何故なら彼等は 正常と 異常を区分する。ゴリラの話しで言ったら最初のゴリラ子育てのできるゴリラを正常扱いし子育ての出来ないゴリラを異常と見る どちらも 本人がやっているのではなく過去の体験が させていると言う ところまで見ない。 過去の体験が させている以上 良いも 悪いも 正常も 異常も そこには 無い。どちらも 同質だ。 一見 そうした判断を下しがちだが良く見ると どちらも 過去の体験から行動している。 過去の体験から そうしているとしたら それは 心の領域にいる。 心の領域にいれば カルマは どちらも受けつぐ。 心は 本能の次元だ。 自然的 生の次元だ。 最初のゴリラは一見 良く見えはする。 愛の エネルギーは 出ている様に見える。だが 違う過去の体験から 出てくる愛 本人からではない 過去から自動的に出てくる。 形の上での育児が 出来ようが 出来まいが そこは 問題じゃない。 心とは過去の体験の 集積回路だ。そこに チューナーを合わせて生きれば あなたに 新たな 未来はない。あなたは 一見 未来に見える過去の繰り返しの中を生きる・・・。そして動物達は そこで生きている。あなたも そこで生きる以上 動物達の 次元で生きている。だから真の母子関係は100万分の1の可能性だ・・・。ところが人はそれに 真に目を向け様とはしない。それどころか性欲・愛・セックス・カルマを社会的 生の次元で 誤まかそうとする。その エネルギーの向かう方向を変える様な事ばかりしている。それは 不可能だ。 空中分解を 引き起こすだけだ。そのエネルギーは轟々と 音を立てて動き 流れ続けている。それは質的変化をさせなければ そこからは 逃れられない・・・。 自分の心の育て方http://ningen-monogatari.ameblo.jp/
2019.12.02
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◇あなたの超えられない流れを 超えた時 そこに道は在る◇先日 すべての成長過程を 終了した ある女性に 電話をした。その女性は結婚していて 御主人以外の男性との交際に悩んでいた・・・。 悩んでいると言う事は悪い事をしていると本人が 薄々 気づいている問題は異性との交際にある訳ではない。 彼女は悪い事をしている自分自身に 悩んでいた。それも ず~っと長い事。 成長過程の終了時に どうしたらよいか そして このまま続けば どうなるかを伝えたが彼女は それを実行できずに以前と 同じ事を続けてしまっていた。イヤ そうじゃない正確に言うと 1度は実行した。ところが それが失敗した。 彼と 別れなければいけない これは 悪い事なのだと自分に言い聞かせ 抑圧してしまった。これを すれば お仕舞いだ それは 抑圧すればするほど以前と 同じ方向に歩きたくなる。そして それではいけないと さらに抑圧する。どう言う結果に なったと思う・・・? 簡単に元通りに戻ってしまった。いや 戻ったのではない。 自ら 戻してしまったんだ・・・。 私は半年の間 静観していた。 何故なら私が それに 何かを言えば余計に 火をつけてしまう事を知っていたからだ。そして 彼女が呼んでいる様な気がしたので電話をした。30分位 彼女と話しただろうか彼女は こんな事を私に言って来た「 先生は 私に話しているけど それは 本当に心から言っているんですか私には そう感じません 」これには まいった! 彼女は 私に「心から言っていない」と 怒っている・・・。その通り私は 心で ものなんか言っていない。ズバリだ!しかし本人は自分が 何を言っているのか解かって話していない。 彼女が 私を「心から言っている」と受け入れてくれる答は ただ ひとつしかなく それを奥底で決めた上で話をしてしまっている。そんな事ぐらい私には 簡単にできる彼女の望んでいる答が私には見える。それを言えば 彼女は「 やっぱり 先生は私の事を解かっているのね 」と 喜ぶ馬鹿馬鹿しい・・・。 彼女は 自分と同じ考えを言えば その人は「心から言っている」と思ってしまっている。そうじゃない人は「心で話してない」とくる確かに あなたにとっては その通りかも知れない だが あなたは何様なの・・・?あなたが さも正しさの基準の様に なってしまっている。 此処で生きれば人は やがて離れて行く。それは必ず起こる あなたが それを起こさせる。そして私は彼女に こう 尋ねた。 「 あなたは 心から言っているのか? 」 彼女は 自信を持って答えて来た。 「 私は 心から話しています いつでも そうです。 先生みたいに人を試す様な言い方をしません。だから 嘘なんて言っていないし それを言ったら 心が空っぽになるし全部 吐き出しています 」 私は これを聞いて ガックリした彼女に言った。 「 まだそんな所で生きているのかい? 心なんて無いんだ。それは 過去の体験の 集積場所だよ。 過去の記憶だよ 過去の体験の記憶だよ。 実際には もう今は 無い!そこで あなたが 話をしているとしたら私は 誰と話しているんだい? 私は 昔と話をしている・・・。 話し相手が 居ない私の話し相手が その場に居なくて目の前には 昔がある。もう 有る筈の無い昔と どうやって話すことが出来る・・・。そして そこにいたら未来は過去の繰り返えしでしかない。もうひとつは そこは 本能の次元だ心とは 動物の次元だ あなたは 動物の次元で生きているんだ 」そこに 居たら あなたは以前と同じ繰り返ししかできない。 自然的生の次元が心だ。 「 私は 心から 」などと言っている あなたは「 私は 本能で生きています過去と 共に生きています 」と 言っている。その女性は「 じゃあ どこで生きたらいいのか教えろ 」と言う。 口で言って伝わるならば もう とっくに伝わっていて良い筈だ。 私は 何度も 何度も繰り返し言っている。 私が口を開けば そこに関する話しか出て来ない。それは社会的生の次元 (頭・理性・道徳・建前) とも自然的生の次元 (心・本能・感情・本音) とも同化せず。それに真に さよならを したと同時に あなたは そこに在る。 彼女の話しの中にあった通り心から言っている時「 嘘なんて言っちゃいない それを言ったら 心が空っぽになる 」 私は あなたが 嘘を言っているなんて思ってなんかいないよ。ただ何にかの考えと ひとつになっていて それが 心の中に有るとしたら もう あなたは その考えになってしまっている事を問題視 しろと言っている。 「 それを言ったら 空っぽになる 」そう その言った後に残る その 空っぽさこそ あなただと 言っている。その空っぽさから 逃げたら駄目だよ・・・。ところが あまりの一瞬の 短かい時間しか その空っぽさが そこにない為あなたは それを認識できないでいる。それを認識しようとしてごらん。それは あなた以外に やってくれる人はいない。 私は あくまでもヒントしか言えない。 実行するのは あなただ・・・。ヒントでしかない私の話しを聞いて それに 浸っていたり 酔っていたり そこで 満ちたりた気分を味わっていたりしたら いつまでも いつまでも あなたは 私を必要とする私は あなたのお母さんじゃない。 第一 そんな事を し続けている以上あなたは前のまんまだ少しも変らない。それどころか知識が増えた分 言い訳が巧みに成る私は あなたを以前より ずっと 生意気で 厄介な人物に する為に 手を貸してしまった事になる。あなたは いつまで私を先生 扱いする下らない関係を続けるつもりで いるのだろう?あなた次第で いつでも出逢いは可能なのに・・・。 私は あなたと友達になりたい それも 最高の友達になれる。それは私が良いからとか あなたが 良いからといった問題ではなく私の言う 出逢いが そう言う性質を 持っている言葉で とねさんと呼べる様になったとか成らないとか そんな くだらない 型上の事じゃない。それは 私の空っぽさ と あなたの空っぽさ の出逢いだ。 空間と空間は簡単に一体となって ひとつの空間に成る。それは まったく新しい出会い方となる。それを 私は待ち続けている。 私の内なる声が あなたに 届かないだろうか? 成長過程を 思い出してごらん私が その中で ヒントを言う 何か話す それを聞いて ただ話しに酔っていたり 浸っているだけで あなたは 何にかに気づくだろうか?そうじゃない あなたが それをヒントにして あなた自身を 見つめる事を 実行した時に 何かが理解出来た。 今は もう 成長過程が終ったから ただ話を聞いて静かになったり満たされるから それでいいのだろうか?あなたは それ程 立派になって しまったのだろうか? 私が知りえた事を 聞くだけで本当に あなたの成長はあるのだろうか?ひょっとしたら私が あなたに話しているのは ヒントではないだろうか?ヒントとしての話しだけを ただ 掻き集める事をしていたら それは あなたの知識にしかならない。 私は 知識を伝えたいんじゃない。なぜ そんな馬鹿げた事をする?あなたは 私のヒントを あなたの成長には 役立ててはくれず ガラクタを拾い集めている。 成長は 知識を掻き集める事とは違う知識を掻き集めれば集めるほど あなたの成長は埋もれて行ってしまうのに・・・。そんな あなたを見ていると私は 寂しくなってしまう。ところが私には あなたがその気に 成れるように成長を 試みてくれる様に向ける ヒントしか出せない。 成長が必要なのは あなたなんだ。 私じゃない。それ以上は 私には どうすることも出来ない・・・。 逃げたり 紛らわしたりする事は この種の問題には何の役にも立たないのだから。 自分の心の育て方http://ningen-monogatari.ameblo.jp/
2019.12.01
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◇"あなた"という真実・・・◇あなたの今迄に体験した愛と来たら必ず 終ったり 色褪せたり苦しみが 横たわっている。そんなのは愛とは呼ばない。それは支配ごっこと呼ぶんだ。さらに深くこの事を説明しよう。 例えば型で全部 捨てろと言っている通りに私は 捨てた事はあるけど何も 起こらなかったと言う事だって有得る。だって もう そろそろ捨てたくなっていた時期それに 嫌気がさしていた時期であったら難無く それは捨てられる。けれども それは捨てたんじゃなくて厭きたんだ・・・。だから直ぐに 次のを掴もうとするじゃないか!。 本当に何かしら変化するのは。 満足していて まだそれを 捨てたい時期では 無いのに捨てた時だ・・・。そして変わりのものも何にも掴もうと しない事 皆の 愛している時や愛し始めの前後を 見てごらん。 必ずや何かしら悩んだりしている時で 在ったり何かに対して嫌や気がさしている時で 在ったり何かしら 心が 空虚になっている時だ。 特に 愛など 理解など起こり得る筈の ない時に 愛が起っている・・・。だから それは愛なんかじゃないんだ なにか別のもの・・・。それによって苦しさが 誤まかされ なにか 満たされた感覚が起ってくる。それは満たされたんじゃない! 誤まかされたんだ! 自分に自分が誤まかされた・・・。 右を向いていたのが左を向いたら右に見えていたものが無くなった感じがした。そう右に見えていたものは今 あなたの目の前には 無いよ・・・。だって あなたは 左を向いているんだもの。 左を向いたことを忘れてしまっているだけだ。だから そおーっと 右を向いてごらん まだ それは そこに ちゃ~んと在る。それも 以前より ひと回りも大きくなった 感じがする。そして又 慌てて 左を向く こっちの方がいい。また 右を向く前よりも 今度は ふた回りも大きくなっている。 左を向いて前より その愛とやらに もっと のめり込んで 酔ってしまわなければ とてもじゃないけど あの恐さは 忘れられない.........と丁度 こんな感じ これは 愛とは呼ばず逃げと呼ぶんだよ・・・。だから この逃げ込む度合が強ければ 強いほど逃げ込んだ 対象物に対する執着は 凄まじい。だって それが 無くなったら と 考えただけで 震えてくる。だから相手を殺してしまう事さえ しかねないし現に これは起っている・・・。そして この対象物は何も 人間だけとは限らない。お酒の場合だって賭け事の場合だってある。じゃあ このとっても恐ろしいまでに でっかく 成ってしまっている右を向いてみよう・・・。 愛とやらに逃げ込ませた張本人!それを させてしまった強迫観念の 基を見てみよう。そう 何かしら悩んだり 嫌気がさしたり心の中が 空虚に成っていたりした あの時 一体 何が起っているのかを見てみると・・・。それは ずっと以前から あなたが まだ幼かった頃からの根強い経験だ・・・。これは 一体なんだろう?あなたに こんな体験が 無いだろうか? 何かに 夢中に成っている時には何も感じないが その 夢中になっている状態は いつまでも続かない。 同じ事に対して いつまでも夢中になっていられる訳もないから当然 その夢中な状態は 去って行く。と そこに何か大きなポッカリとした穴の様なものが開いている感覚がある。そこから空虚さや むなしさが 吹き上げてくる。そして 何かしら もの淋しい感覚さえある。 一体これは 何だろう? 絶対なる孤独感・・・。ここで「 やはり人間は 1人なんだ生まれてくる時にも1人だし死ぬ時も 1人なんだから 」などと そこら辺の宗教みたいな解釈を してしまって 固まらない事そこは 通過点であって まだ途中だ終点じゃない・・・。それは今急に もたらされた感覚じゃない。ずっと遠い昔から そこに在った。そして いつも何かに夢中に成っていたり動きを起こしている 時には それは そこに無いが その夢中や動きが止まった時には いつも そこに姿を 現してきた。そして それを 無くそうと そのポッカリと開いた 大きな穴を埋め様として あらゆる あれや これやを やって来た。ところが埋っていると言う感覚がある時は いつも 何かしらやっている時だけで それは本当には埋っちゃいなかった・・・。これこそ 大いなる穴その穴こそ 空(くう)に繋がっている。その穴こそ 真理その穴こそ 全存在の源に 繋がっている。そして その穴こそ あなただ。 真のあなたを 埋めよう なんて馬鹿げている。その穴は あなたが 入って来るのを いつか あなたが気づいて入って来てくれる事だけを息を 潜めて じっと待っている。なにも怖がる事はない私は 事実その中に入っていった。そこに入ると 私に会える始めて 出逢える おいでよ!そして 宇宙にも これと似た様な現象があると言う あのブラックホール その穴は 直径なんと3千万kmも有るという。あなたは 小さな宇宙だ精巧にできたミニチュアだから あなたは あなたを本当に全部 理解したら あなたは 宇宙を理解してしまった事になる。そして ロケット無しで まだ 人々の未知なる世界までをも理解してしまう事が出来る。 最後の最後の此処に来てからでなくては本当の愛は 起こらない。 全存在を愛す全存在を 理解できる事は不可能だ・・・。くれぐれも言っておきたい。その 埋まっちゃいない穴それを 埋めようとする事自体 無理なんだ!だって それは あなたと 宇宙が あなたと 真理が 繋がっている架け橋なんだよ。それは 埋められるものじゃない だって それこそ あなたなんだ!それこそ あなた本来の姿なのに それから逃げようとしたり埋めようとしたりしていた あなたの方こそ あなたじゃないよ・・・。そんな事に労力を 費いやす人生は 馬鹿げているよ。 一生を無駄にしてしまう・・・。その あなたの方こそ 偽者だよ。 解かったかな・・・? 自分の心の育て方http://ningen-monogatari.ameblo.jp/
2019.11.30
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◇シンプルな事実◇私が本当に伝えたいのは昨日伝えた そんな愛ではなく。 全面的な 理解すると 必然的に やってくる信頼またもや 必然的に やってくる時の この愛。 例えば私が 1人の人を 愛する。その時 全存在を かけた愛ならば部分的な愛ではなく全面的な 愛ならば私は まったくの別人と化す。その愛した人が 私そして 私が その人に成ったなら一挙に 此処(真理)に到達してしまう。けれど 人は そうはしない。その 変わりに自分で自分を騙す様な 小細工をしてしまう・・・。 外側では 全面的な愛の様に演じて・・・表面的な部分では そうしておいて 自分自身の その外側の振りの 演技の部分を見て自分は 愛している自分は 全面的に 愛しているんだと思い込む。 それは まだふりでしかない では その事に何故 気づきにくいかと言うと この外側と言うのは普段の思考領域ほど外側ではない。 調度 中間点この奥に 一番の奥に本人には まるでご存知ない無の領域 空の領域がある・・・。 普段の 日常の生活で人と接している時の がっちりと自我を守っている一番の外側の部分に 比べたら この中間点は 内側に属する。ところが本当の内側ではない一番外側に比べたら ずっと奥に入っている。だから それはまさに 本当の事 内なる 叫びの様にも聞こえる。その声に 忠実に従がうと皆の言う所の 愛は起ってくる。この中間点の心と言う部分に 従がって行けば それが起こる。そして これを愛と 思い込む それは 部分的な 愛でしかない。 我欲愛 利己的愛でしかない。 何故なら これでも 巧妙にコントロールできる範囲が 残っていて人は それをちゃんとする......。 何もかも 全部 その場で捨てられる事。 持っているものの一切 手の中に 握っている一切だけを捨てるんじゃない その手が ついている自分自体をも捨てるという感覚だ。 一挙に そうした時に それは 起こってくる。その時 全面的な愛コントロールも 何も効かない生まれて初めて体験する本当の ひとまとまり。ひとつの考えが こっちにあって もうひとつの考えが あっちにあると言う様にバラバラじゃない。その バラバラの考えの出て来たところまでもを 捨てた まったくの無 何にもない。 今までは あっちにあった考えが こっちの考えを こっちの考えが あっちの考えを と言う様に考え自体が考え同士を互いに縛り合って押したり 引いたり コントロールし合っていた その考え自体の出て来たところまでを拾ててしまうと もう 全面的に違った人になってしまう。これが愛!あなたは どの考えでもなかった事に気づける。そして あの内なる叫びは満たされた事のない考え自体から出ていた。そんなものに中間点に合わせていたなら狂って来てしまう だから人はそれが恐くなって中間点である この心から また 一番の外側である頭の領域に戻ってしまう・・・。 本当の愛は この中間点を達し 一番の奥の「空」の領域に出た時起こる。それはもう誰を 愛すというものじゃない その人の前に来た人なら誰でも愛す。 選ばない特別な人は 居ない ひとたび 空の領域に出たら。そこに 溶け去ってしまったら それは 愛の塊りになってしまう。 理解の塊 信頼の塊 受容の 塊りに成ってしまう。 「空(くう)」 空(から)だったら その中に 吸い込まれえる。それは ひとつの引力だ。 何かしら在ったら それ自体が 邪魔をして入いる事は 不可能だ。 本当の 愛が起こっていたら「空」になる。 1人の女性を愛したら私は その女性であり その女性は 私となる。もう ふたつではない ひとつだ 一体だ これは 何も 人問だけにじゃない。 仕事を している時は 仕事だ これで 一体になれている。 「仕事をしている人」だとしたら「仕事」と「仕事をしている人」そのものと 自覚の ふたつになっている。 駄目だ自覚が邪魔をしている。 御飯を 食べている時は 御飯 御飯を 食べている人じゃない。 酒を飲んでいる時には 酒 常に ひとつだ そこに自覚など 無い時それを している時は それと同体で ひとまとまりになれてしまう。だって「無」は「空」は 何にでも成れる どこか一ヶ所に固まって それを持ち運んだりしたら バラバラになってしまう。 対象物は 人だけじゃない それと いつでも同じに成れて そして違う。すると ただの「空」なんかじゃない100% 常にそこに生きられる。 今 起っている事の中に何ひとつ 持ち歩かない。いつも 空(から)っぽで 流れていて そして 満ち満ちている。 自由だ。 自由と言うのは こちらは その対象となるものに対して執着しない執着したくても 出来ない どっちでも いいと言う事。 無選択だ 選ばない あちらが 選んでも こちらは 選ばない。だって「空」に 到達する以前に真理となる以前に そんなものは全部 放棄してしまっているのだから。ここで選ぶ事をしたり 執着したら あなたは まだ空に至っていないという証拠だ。すると あなたは そんな事をしていたら愛は壊れてしまうと思うだろ? 違うよ! 愛は 理解なしでは 起こらないし理解は 自由を与える。もしも 縛られていたら発散が 必要になる。 自由じゃないから自由が欲しいし自由に したくなる。もし 自由でいたら自由に したくなどならない。だって自由なのに自由にしたり したかったり する必要も 訳もない。それを山にたとえると......ひとつの山を 征服するのは 難しい。とても出来るものじゃない人とは 調度 この山の様なものだ。あなたが ひとつの山を 征服したかったら あなたは まず あなたと言う山を征服しなければならない。その山さえ征服していなければ他の どの山も征服する事など 不可能だ。あなたは あなたと言う山の一部分ほんの 表面を征服しただけ理解しただけだと言うことを理解しなければいけない・・・。そうだとしたら他の山の理解も多分 表面だけの事だろう。 山の表面を 見ていてごらん コロコロ変わる まるで カメレオンの様だ。 季節が来ると緑が青く また 季節がくると 茶色に そして 無くなる あなたは 山なんか 理解しちゃいない それは 葉っぱだよ 山じゃない。 人で言ったら それは その人の考えだ それも その人の あるひとつの考え。その人なんかじゃない。それは 木だ。それは 土だ それは 岩だ それは マグマだ。 山なんかじゃない 山が消えてしまった と 突然 山など どこにも無かった事に気づく。まったく無かった色々な物の集合体を 山と呼んでいた。あなたも同じく色々な考えの 集合体。それが それ自体で あなたと言う感覚を あなたに与えていた。あなたなんて どこにも居なかった辞書で 空というところを引いてごらん......(空こそ あらゆるものの本来の姿であると言う 仏教の基本的な考え方)とある これは考え方なんかじゃない。 真実だ ブッタは 遥か2500年も前に現代科学がやっと辿り着こうとしているこの領域に内観と言う自己の内側を見る方法を使い やすやすと見破ってしまっていた。あらゆる万物の本未の姿は「空」だ これ以上の真実は どこにもない。 私は この真実を通過して あらゆる万物の 源に帰りつき それと 一体だという所まで まずは あなたを連れて行きたい。この地点で始めてあなたは あなたを そして それ以外のものを 理解出来る。 愛が起こる無と無 実体と 実体の結びつき虚飾なるものは 一切含まれていない。だから 壊れうるものは無い何もない空と空が 触れ合い そこで 無くなる物が何か有るだろうか・・・? 何も 無くなりはしない無くなるものなど何ひとつ無いのだから。そして 終りなき愛が起こる。 空間は 広がるばかりで 終らない。 終りなんて無いんだ。 永遠の愛 永遠の理解 深まる一方だ 止まらない。 自分の心の育て方http://ningen-monogatari.ameblo.jp/
2019.11.29
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◇愛するがゆえの背伸びが あなたに もたらすもの◇まず気づいて欲しい大切な事は 愛と言う言葉に あなたが あなたなりの味付けをしてしまっているとしたら私の言葉は聞こえず その味付けを通して聞こうとしてしまい その味付けに照し合せ味付けに合うものだけを 取り入れ合わないものは 入れない私の話を聞いている間あなたの中で 何が起っているかと言ったら 一生懸命 照し合せごっこを してしまっている事になる。こうなったら 私の話は あなたの観念を より強固にしてしまうだけになってしまい私の話した話しが 伝え様とする事など いつも取り逃がす事にしかならないどころか あの話は 良かったとか あの人の言っている事は理解出来るだのと言って日常の中に その より強めてしまった観念を持ち回り それに 照し合わせ いや ちょっと違うだの やっぱり その通りだのと気分の アップダウンが相も変らず 続く事になる。 自分の観念 言葉からくる 言葉に対して味付けしてしまっている観念を ちょっと 捨ててごらん そこに愛の入口が見えてくる。 愛などと言ったら何にか知らないけど胸が高鳴ったり胸が躍ったり はたまた キュンと 胸が締め付けられたりする そんなのを一切捨ててごらん。あなたは まだ愛など知っちゃいない。あなたは あなたの愛に関する考えを自分の愛に対しての物の見方を 知っているだけだ。あくまでも 自分のだ本当のじゃない。この世にある 唯一の道 自然達観は極々 まれに起こるけれど その道は愛に添っている愛イコール理解 愛とは 理解を言う。それも すべての理解 全面的な理解 大いなる理解 解釈じゃ 駄目だ解釈は あなたが入っている。あなたの知識あなたの体験あなたの 過去が入ってしまっている。それでは真の理解は起こらない。 理解とは そうした一切が入らない いわゆる あなたが あなたと思って しまっているものは 入らない。それを 超えている。もしも愛が本当に起っていたり あなたが言う愛と言うものが 本当のものだとしたら もう とっくに あなたは この事に辿り着いて しまっている。 何故なら愛だけが この事に辿り着ける道なのだから。あなたが言う愛においても部分的にではあるけれど これは起っている。 部分的にでも 理解せずには愛は 起らないからだ・・・。 何故 部分的かと言うと自分にとって都合のいい部分には全理解を傾けるが白分にとって都合の悪い部分には まったく 理解を傾けない。だから全体なる理解をした事がないから部分的にしか 愛は起こらない。ところが部分的にでも 甘美なものだから これに酔ってしまう。そして この段階で私は 彼を愛しているだの彼女を 愛しているだのとなる。 本当は 何が起っているかを理解する為に「私はあなたを 部分的に愛しています」と言うべきなのに...。そして ここまでのことが どんな愛でも我欲の愛でしかない どんな愛でも必ず崩れる運命になっていると言う理由である。 何故なら あなたの理解している部分だけしか相手に無いのならばいい。だが実体は違う むしろ あなたが理解している部分の方が ほんの一部に等しい。ほんの一部に等しいのに あなたは 全部解ったつもりでいる。そして相手もそれに気づいているから それに 応えようとする。ここで愛を無理矢理 作り出してしまっている。 自分の行為行動は ふりでしかない 演技でしかないと 解りながらも この甘美な気分を 逃したくない この気分は 相手によって もたらされた物だから その相手を 失しないたくないと言う感覚も手伝い あなたの理解した ほんの一部に自分を当てはめ 演じ様とする・・・。これは 何にも男女の問柄だけではなく会杜の 上司に対して上司のお気に入りの部分が なんとなく理解出来ていて その部分に自分を当て嵌め様とする。 最初の内は良いけれど だんだん あなたは苦しくなってくる。すると どうだろう あなたは自分の判断によって そうしたはずなのに何にも そうしなくても良かった筈なのに そうさせたのは あいつだと その相手に対する憎しみを あなた自身の中で 育てて行ってしまっている。それが いつ爆発しだすのか それを見ている第三者の私の方が 余程 恐い。そして それが だんだん大変になってくる。 我ならぬ我 絶対的に 手に出来ない偽わりを求めて歩く。 最初から 結果は明らかだ。そして誰一人 そんな事をあなたに強制する事など不可能なんだよ。しかし にもかかわらず だんだん愛など後かたもなく消えて行っているのに まだ 愛が有る振りをする・・・。これを すればするほど愛など 自分の手で壊して行ってしまう。だって 振りだと言う事ぐらい誰にでも解るし この振りをさせている対象者を あなたは もっと憎むし凄まじい 憎しみを 見せない為の振り。これは もう悪循環であり すべてが 破壊以外の何ものでもない。そして 壊れてしまっているのに それを見ず それから目を背けてしまっていると・・・。それらを 忘れる為そこで 傷ついた我が身を癒す為の別の愛が 欲しくなる。しかし最初と同じ道を 通っている事に本人は気づかない。 自分の心の育て方http://ningen-monogatari.ameblo.jp/
2019.11.28
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◇あなたの愛は偽りだ・・・ あなたの内面に広がる 大いなる穴「空」(クウ)◇愛......まずこの言葉に あなたが つけてしまっている観念や あなたの 体験によって つけた感覚を 捨ててほしい。 何故なら あなたは あなたの愛は 知っているけど あなたの 体験した愛は知っているけど それが イコール本当の 愛かどうか・・・?10人いたら10人の愛が 微妙に違うし たとえ 大まかに見て10人の愛が 共通していたとしても たとえ世の中の人達全員の愛とやらが 共通していたとしても そんなものには騙されない事・・・。だって そんなものには何の根拠も無いのだから。あなたは何をしているかと言ったら根拠の無いものに根拠を求めようとしてしまっている。あなたの たった ひとつの根拠それは「 だって 皆が そうしているし それは 正しいって 皆が言っている 」こんなものは根拠でもなんでもない。だから絶対数の多い数の上での正しさは5年 10年したら ひっくり返える それは 真実じゃない。 真理は 10年 経とうが100年 経とうが変らない。これは何も愛だけに限った事じゃない。すべての事に対して あなたは あなた自身の解釈を してしまっていて そして理解してしまっている気でいる だから 本当は何ひとつ知りやしない・・・。ギリシャの哲人 ソクラテスが「私が知っている ただひとつの事は私が 何ひとつ知らない事を 知っている」と言って気づいていた事は私は今迄 あらゆる物に対しての私自身の解釈を 知っていたのであって本当に あらゆる物を知っていた訳では 無い事に気づいたと 彼は言っている。これが第一番目に理解されなければ この後に 起こる 沢山の事を理解するのは 不可能だ・・・。 私が話す事の 一切を理解するには最低限 此処までは必要だ。もしも私の話が理解しづらいとしたら まだ あなたは始めの第一歩が理解できていないという事になる。あなたは あなたの解釈を通して物を見ようとするから歪んでしまって あなたは その物を 見る事は出来ない。そんな歪みきった物は世の中の どこを探したとしても無いよ それは 無い事だけに気づいたらいい。それは あくまでも その事に対する あなたの解釈なんだと言う事。そして あなたは そのただの解釈を知っているだけなのだと言う事・・・。その解釈を取ってしまったら あなたは何ひとつ知りゃしない事に気づく。そこで始めて あなたには物が見えてくる・・・。そして解釈と言うのは過去の知識や体験を通した時に起こるものだと言う事を理解しておきなさい・・・。だから過去の知識や体験を通さずに見る事。たとえ世の中の人達全員の意見が考えが 見方が 共通していたとしても その世の中の人達全員が間違っている事だって有り得る。 内側で なにかしら不安定だからと言って外側に確かな物を あなたは 求めたがるけれど それ自体 間違いの基なのだ外側に 基準や 定儀を見いだそうとしたり作り出そうとしたりしないこと。それを して行くと最初のうちは それが自我(エゴ)の つっかい棒になって安定感が来るけれど その安定感は 偽者だから やがて 倍の不安が襲ってくる。そして今度は もっと沢山の その不安に負けない基準や 定儀を仕入れ 掻き集め前にも増した 大偽者の安定感を 作り出す。 当然 長続きなんてしないどころか大偽者の 安定感を打ち負かすほどの 不安が またもや襲ってくる。 延々と 旅は続く これも 終りなき旅だ遥かなる 追っかけごっこ。この旅の 仕掛人は あなただ張本人は あなたなのだ。 真理に目を背け様とするあなただ・・・。だって 真理こそ あなたなのに忘れられる訳がない。 目を 背けたままで いられる訳がない・・・。この 成長課程を経て1人歩きを し始めると この事が とても嫌になる時期がくる。 出来るだけ遠くに 逃げ出したくなる・・・。それは遅かれ 早かれ誰にでも 起こる。そして 今が 調度 その時期に当たっている人が 何人かいる。そういう人は とっても この事が嫌だろうし うんざりだろう。あなたは あなたが 今したい事やりたい事を 迷ったりしないで内側で そうしている自分を責めたりなんか しないで力一杯その思う方向に進んだら良い......。その内 帰って 来たくなる時が来る。だって それは あなたなんかじゃないんだから きっと その事に気づける時が自然にやってくる・・・。その逃げ様としたり目を背けようとする事が不可能だと言う事実に辿り着く時あなたは それ自体が それ自体こそ あなただったと気づく。あなたは真理以外の何者でもないのに その事実から 逃げ様として それも 本来の自分自身から逃げ様として生きて来た誕生してからの一切の日々が馬鹿馬鹿しく見えてくる・・・。 決して出来る筈のない事に挑戦していた日々そして それに負けきった日 外側の ポーズなんかじゃなく内側から完全に粉々に負けきった時・・・。あなたは最初から 真理だった事を ずっと以前から それ以外の何ものでもなかった事に 気づく。そして此処に 帰って始めて恐れる必要など何も無かったと 理解する。 空(くう)とは 真理であり あなた本来の姿だ。これは 絶対に言い切れる。あなたは それ以外の何者でもない。 自分の心の育て方http://ningen-monogatari.ameblo.jp/
2019.11.27
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◇道は 二つある◇まず ひとつめの道 人を 無条件に 愛する事を 始める。 彼の 彼女の 此処は愛せるけど此処は愛せない などと 部分的にじゃない。そんなものは愛でも何でもない もっと 全面的に愛す。 決して 相手の此処を直そうとか相手を 変えようなどとしない事。もしも あなたの中に そんな思いがあるとしたら そんな思いが 邪魔をして あなたは その相手を受け入れられないし愛せない。そんな風に思う 自分と言うのが あなたの内側に しっかリ根を下ろしてしまっている。その思いを自分を どかさない事には あなたは 人を受け入れられないし愛する事など不可能だ。その内側に根を下ろしてしまっている自分にとって 都合の良い様にしてからではないと受け入れられなくなっている愛など愛とは 言わない。そうやらなければ人を 親を 妻を 夫を 子供を彼を 彼女を 受け入れられないとしたら それは一体どう言う愛だろう? 愛と言うのは そんなに 自分勝手なものじゃない。 第一 自分が居たら愛は 起ってきやしない・・。あなたの中に私は勉強したの しないだの偉いだの 偉く無いだの高いだの 低いだのと言う様な一切の物が無かったら何の苦しみもなく受け入れられる。そこには邪魔をする何物もない比較をする 何物もなければ何が 入って来ても何も起らず真の受け入れが可能になる。そっくり そのまま愛す今の今 まるごと受け入れる。こちらを向かせようとも思い通りにさせ様もなく。 今の今 目の前にいる人を今の今 そっくりそのまま1人1人 全てに それをして行こうとすると やがて問題 が葛藤が 生じてくる その時が チャンスだ内側を 覗き込んで何が有るかを見てごらん。そして その中に入る出来るだけ 深く それが 何で 有るかを 見抜く。 表面的な所で 終わらさない事そうすると 今度は以前よりも もっと深く もっと広く もっと高く あなたは 愛せる様になる。 自然に 愛情深くなり愛が起ってくる。そして 又 葛藤が生じる再び 内側を覗き込んで今度は以前より もっと深く何にが 内側で起っているかを見抜いてごらん・・・。すると人だけでは無く動物や 緑や あらゆる生命までをも受け入れ始めてくる。もう 人間を対象として始まった道をも 越えた所に あなたは来る・・・。 終りなき旅は あらゆるものを 受け入れる地点にまで 到達する。これが 受容の道で有り 愛の道だ。あなたに この道が合っていると感じたならば この道なき道を歩み始めたらいい。そして もうひとつの道は 全面受容の道。 始めの第一歩から対象を限定せず起こる事 全てを受け入れて行く。すべての物事 事柄 状況 人という様に 無制限に生の中で 出くわす 全てを ひとつ ひとつ受け入れて行く。そして 問題や葛藤が生じた時その中に踏み入り同じ様にできるだけ深く それを見抜く。この出来るだけ深く見抜く事が大事なのは無意識の内に身に付けてしまった自我の層まで達する事が深ければ 深いほど可能だからだ・・・。そして このどちらの道も外側で 起こる物事とか行動と ゴッチャにしない事。 外側の 型から直そうなどとしない事それ自体には 手をふれない事。あなたが 内側に取り込んでしまっていて その内面で起っている物事や葛藤の中に踏み入る事を言っているのだから・・・。 一旦 綺麗に 掃除をしても そこに 又 埃は 溜まり出す。それを そのままに しておくと外側に 現象として姿を 露わにする。 自分で そうして しまっている事に気づきもせずに・・・気づきもしないから なんの努力もしない。そして そうなってから ワーワー騒いで その外側の現象に 手をつけ出せば尚更 それを 悪化させてしまう。そんな 外側になど構わなくていい それは 根源なんかじゃない。 内側で起っている問題や 葛藤は それから逃げようとしたり目を背けたり くだらない理由をつけたり すれば するほど それ自体が 強大に見えて来てしまう。それを強大にしてしまっているのは あなたの逃げ様とする意識なんだ。 本当に 何とかしたければ それから逃げるのではなく その中に 入って行き その 原因を この目で見て効力を失しなわせる事である。それは ただ 見る事だけで自然に蒸発してしまう。そして自分が 知らず知らずの内に身に付けてしまっている思い込みによる恐怖やら色々なものの 根源を見抜き。ひとつ ひとつの効力を失なわせて 行く事によって その内側での効力が消えた 途端それが 外側に現象となって現れたのと同じ時間を用して外側の現象も 消えて行く。 「 内面の中で 問題が生じた時その問題に 打ち負かされるべし それが 心越えたるところの無限の空(くう)に出逢う道。 空(くう)の中に 消え失せる あなた その時 命 贈られる事の喜びに 身を震わす そして あなたは 空 」あなたの 内側で自分にも 他人にも 周囲にも状況にも 一切の変化や望みを求めなくなって そこに 身を置き切った時に。 始めて そこに 今ここがあり真の 内面変化が起ってくる。そして除々に 外面の変化が始まってくる。ところが あなたは 常に自分にも 他人にも周囲にも 状況にも変化や 望みばかり求めているから今 ここをも受け入れられず常に 満たされない。そんなあなたに内面の 変化が起ってくるはずもない。そして それなしで 外面変化を求めるから いつまでたっても真の変化も そこからの脱却も出来ないで それが 悪足掻きに終ってしまう。それどころか その事自体で何もかも ぶち壊しているのに気づかない。 今に 満ちたりてごらん。 足りないものなど 何一つ無いのに あなたが 勝手に足りなくさせている。そして あなたが この気分を なんとかしてくれと 言っている。 私に どうする事ができる?あなたが それに気づくだけでいい......。いかに起こる物事の邪魔をしない様になるか ただ自分の本性に目覚めるだけで その一切が なされているのに邪魔をし続け のた打ち回って来た自己の発見となる・・・。その時すべては そのままであるのに一切がなされ流れ続けている事に目をみはる自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.23
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○昨日までUPしたものが前編部です。 此処までは 言ってみれば基礎編みたいなものです。 初めての方で 興味を持たれた方は その基礎編の方から読むと 解かりやすく読めると思います。 最初から此処まで読み進めて来た方達は今日からは後編に入っていきます さらに あなたの内面を ハートを見つめる事を しなければならなくなるかも知れません・・・。けれども そんな時には そこで逃げ出さずに読み進める事をして行く事で あなたの現在抱えている問題の原因と解決への糸口が見つけられるかも知れません。だって逃げ出す事は今日までの間に 既に散々やって来た筈です。それでも全く解決しなかったどころか更に現実は悪化の一途を辿っている。ひょっとしたら そんな あなたを助け出す事の出来る再生の道が ここに有るかも知れません・・・。それでは後編の はじまり はじまり♪ ◇二つの自我(エゴ)◇この話をしている 相手は あなたではなく あなたの内側あなたの本性に向って常に 話しかけている。 本当のところ あなたの内側にある本性は この事 全てを理解している。だから私が これに関連する話をすると あなたの本性は目を覚まし始め あなたは 揺さ振られる。すると 表面の あなたは それを防害して一生懸命 それを理解させまいと してしまう。それも 色々な理由を引っぱり出して来て。その時 あなたは一体 何をしているのか理解してほしい。あなたと 言うのは外側で 色々な事をして来た過去の体験の 積み重ねで作り出している部分。これは一度掃除をして 捨てたと思っても また 知らずに知らずの内に溜まって来てしまう埃の様なもの。 私は そんな あなたなどに 話しちゃいない。 私の話し相手は あなたの 本性なのに何故 あなたが しゃしゃり出て来る? 邪魔をしなさんな私が 話しかけている 相手でもない あなたが色々な理由を 引っぱり出して来たとしたら これは 馬鹿げている。あなたは あなたと言う我を より 強固にしているだけ そして 一人相撲を してしまっている。 何故 自我が 出始めてしまうのか・・・? 他人や 物事によって自分の 今迄していた事が今迄 通りには進まなくなってしまったり自分の思い通りに事が進まなくなった時 要するに 我が通らなくなった時に自我が より強固になって来てしまう。 本当は この時に あなたの 今迄してきた事に「間違いが ありますよ」と本性が 教えてくれている。 自分の思い通りが通らなくなった時も あなたの その考えには 思いには・・・「間違いが 有りますよ」と折角 あなたの 本性が伝えているのに あなたは それを無視する と・・・そこに葛藤が 生じてくる。 自分の 思い通りに成らなくなればなるほど より強固な"白分の思い通りにしたい"と言う気持(自我)を 生じさせるのであって それが 思い通りになっていた時あなたは それ自体 そんなに思い通りにしたいと言う程 強い感情や 思いは無かった事を見抜いてごらん。と すると あなたの 白分の思い通りにしたいと 言うのは自我を傷つけられた事への復讐や 反発であって あなたの 本当にしたい事じゃない。あなたは 何をしているのだろう。 折角の 自我を消せるチャンスを棒にふってしまった・・・。それどころか それによって 以前にもまして自我を より大きく強大にして より それを消すのが困難に してしまっている。それならば それでも 決しておかしい事はない あなたの 外側である いわゆる あなたが あなたの 内側である 本性を色んな理由で 言いくるめて あなたが 自我が打ち勝って今まで通りの 思い通りに成ったとしても それは そんなに長続きはしない それ自体に 今度は あなた自身の方で興味がなくなってくる。だって あなたは それ自体に興味があったのではなく自我を 傷つけられた事に 対しての復讐や 反発に 興味が 有ったのだから。 復讐やら 反発は思い通りにした 途端に果せてしまう。すると どうだろう・・・。あんなに 思い通りにしたいと思っていた事が さほどでもない・・・。 「こんな事に 躍起になっていた」とは などと言う感覚が 浮び上ってくる。その通り その思い通りが 続けられるには思い通りにさせまいとする他からの圧力が有れば 有るほど長く続けられ。させまいとする圧力が まるっきり無くなった 途端に あなたは それに興味を 失ない始め やがて それから離れて行く。あなたは 今まで通りに したかった訳でもなく自分の思い通りが通らなくなった事に対しての白我が傷つけられた事への反発やら 復讐をしたかった訳でもない。この どちらでも 無いのに その中に埋もれてしまって そんな くだらない事に動かされていた自分を見抜ければ それだけで あなたは 自分自身から解放され 自由になる。あなたの本性が求めているのは この 自我からの解放だけ。 常に この自分自身から 解放された状態で居たいだけ。では 常に この状態で居られるのには どうしたら良いのだろう?。 自我には 大きく区分すると二種類ある。 意識していながら 身に付けた自我と無意識で 身に付けてしまった自我の二種類である。 簡単に言うと この成長課程を受ける以前あなたは 既に 幼ない頃から母や 父とのふれあいの中で あるいは 友達との触れ合いの中で この意識をしていながら 身に付ける自我を学び始めて そして それを 社会に出て さらに確固たるものに して行ってしまう。 周囲から 見たり聞いたりして それまでの 過去の経験と照し合せて そこからの 判断によって こうしよう ああしようと作り出して来る 自分。そして この成長課程を受けて一瞬 本当の所に立つ。その時の ほんの一瞬だけは真実を見る・・・。ところが直ぐに滑り落ちる。そして努力をして また あの状態をと願う。が・・それは中々来ない自分で 勝手に 自分を騙し自分を庇い。 同じ輪の中をグルグル回るだけ そして それだけではない。あなたの 今立っている所には あなた自身でさえも 気づかない あなたの無意識のうちに身に付けてしまった自我がある。そこは あなたが こうしよう ああしようを身に付ける以前の何も したくないから しないと言う子供の様な ただ 嫌なら 嫌 周囲も 何も考えずに自我だけを強調するところに自分が落ちてしまっているのに気づかないから あの人が言っている事だけでは今の社会は生きて行けないとなる。 勿論その通り私は そんな事なんて伝えていない。 今 あなたがいる所なんかを中心にしなさんな・・・。 中心なんて無いよ どんな処に居ようと それが 固まったりしたとしたら間違っている・・・。 私が 言っている所に居ると あなた自身 思えていても それが固まってしまう様なものなら あなたは そこには居ない。あなたの頭で そこに 居るつもりに成っているだけだ。 本当に そこにいるとしたら こり固まったりしやしない。もっと柔軟で もっと柔らかくて もっと軽い。 頭だけが そこに居たって何も成りはしない。 1度だけ そこを 見た事 味わった事は 有るが「今の私は そこには 居ません」と言い直しなさい。そんな 処に居ると又 以前の ああしよう こうしようで自分を作り上げて行くところに戻してしまう事になる。 自分が 意識していながら身に付けてしまった 自我以前に自分でも無意識のうちに,身につけてしまった自我(条件付け)が有る。それさえも 越えたところに私の言う生 真の生がある・・・。 無条件の 真白い1枚の 紙のごとく...。この滑り落ちてしまっている所の無意識の内に 身に付けた条件付けを 越えるには人の事など 見ない事 内側の自分の 正体をつかむ事 以外に実際 可能な事は ひとつもない。あなたが人を心配したり面倒を見たりしている時 一体 何をしているのか ハッキリ 認識する事。あなたは 自分を巧妙に誤魔化し続けて 内側への探究を ストップしてしまっている。これで終りなどという 地点など 無いのに終ってしまったつもりになっている。そんな あなたに私の言うところの生など起りはしない。 成長課程に 於いては大きく粗く マクロに例えば人を 自分を高める為 満足させる為の道具としか使っていなかったなどと言う様に大まかに 総体的に理解した。 今度は あなた自身で もっとミクロに 具体的に日常あらわれて来ている事で自分の 内面に取り込んでしまっている あらゆる物事の中に踏み入って 行かなくてはならない。 自からの日常の生との出逢いを通して。 明日の人間物語を どうぞお楽しみに。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.22
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◇大きな いのちと共に◇私は1人でいても孤独を感じる事が無い それは何故かと言うと本当は1人などでは無い事を いつも実感出来ているから あなたと一緒にいるから皆と一緒にいるから孤独さなど どこにもない あなたと言うのは 今 この文章を読んでいる あなたのことだよ けれど 当の あなたに その実感は無い何故なら 今あなたの自覚出来ている方の あなたでは無いからだよ だって あなたの自覚出来ている方の あなたは時と共に一瞬一瞬消えて行っている方の儚い あなただからだ それは消えて行く方の実際には 現実には いない方の あなただからだ私が一緒にいる方の あなたは そんな あなたの頭の中だけにいる あなたなどではなく あなたの自覚する あなたが1瞬1瞬消えていった後に取り残されるようにしてある あなたの目の前に広がり続ける あなたの目に留まることの無い手付かずの途方も無い巨大空間の方の あなたとだ あなたが 全く興味を持った事のない空間 私は その本物の あなたといるし あなた以外の多くの人達とも一緒にいる それは いつもだし 一緒では無かったことなど一度もない それは命のレベルの本物の あなたといる大きな空間があり それは とても大きな空間だ その空間に命達は繋がっているし 溶けている大きな ひとつの命だよ エネルギーと言ってもいい どの命も全部が繋がっている一体だし溶けている あなたの命もだよ あなたは あなたが生まれる前も生まれてからの現在も そして死んだ後も その大きな命の塊から離れた事など一度も無い離れてしまうという感覚は あなたの勘違いだ曇ってしまった感受性から見ているからだよ頭で考えてしまうからだ あなたは頭が良すぎるんだ。 真実は 思考で見るものではない思考を停止させてごらん そこに真実はあるから。 海に注ぎ込んだ水を考えたらいい どこから どこまでが私の命なんて言えないし 見えない どうしたらいい?どれを自分と呼ぶ?その海全体が あなたになったんだよ その海全体を あなたと見なして良いんだ。あなたの中の孤独は ただ そこを あなたが自覚出来ていないから寂しさを感じたり孤独を感じたりしてしまう そこを自覚出来ると沢山の命の塊と いつも一緒なのが解る孤独だった事など本当は一度も無かった事が解る この次元に目覚めたら それが たちどころに解れてしまう自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.21
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◇人間物語のメール講座NO40◇(昨日の文の続きになります)でも それは 自分の心の中に浮かんでいる物自体が 「自分」となってしまうと云った心の特異性と仕掛けがあるので一度 解った気になっても その解った事が何時の物かを 見破ると言った事を していかなければ成りません。 常に見破り続けることに よって常に新しい新鮮な鮮度をもった より深まった空間を感じ続けられる事が出来ます。あなたの中に何ひとつ映し込んでいない空間を感じられる様になると その空間自体で 物事に取り組んだ時に どんな物事であれ 今迄の自分以上の成果を結果とし て得られる様になってしまいます。 何も世の中の果ての果てまで旅をしたり沢山の人達から 借り物の知恵を掻き集めたりしなくたって あなたは どんな物事でも 誰に尋ねなくても やってのけられる人に成ってしまいます。それほどの お宝が あなたの中に眠っています。それも あなた1人だけの権利のある財宝です。あなたが要らないのなら 私が貰える物なら貰いたい物です・・・ホント!あ~あ 勿体無いな~。これで少なくとも お宝の方向だけは 解って頂けたでしょうか。 今 私が こうして書き込みをしているでしょう この事実も一瞬で 書き込む たびに次から次えと無くなって消えていってしまっています。あなた達が読んでくれるのは 私が感じられた一瞬の事実の残骸です。 皆が これを読む頃には 全然違う 「今」 と言う時間を生きている 私が居るんです。 その様に事実が 無くなっていっているのですから自分の内面からも その度その度 自分の した事を 捨てて行ける事なんです。 本当は捨てるんではなく 「あ~さっきの物だ」 と 気づける事なんです。そして 何ひとつ映す事の無い空間で常に安らいでいる事です。 何一つ映す事の無い空間を あなたの中に見つけ出せる事なのです。 波ひとつ立たない静かな 湖面の様に 静寂な空間・・・・・。 余談ですが若い頃の 物事のやり方と言うのは自分の中に 何か(やり遂げた完成品やらあるいは やっている最中の自分の姿やら 周りの絶賛やら)を見出して燃える様な気持ちで物事に取り組んでいくのですが・・・・多分 日本が 高度経済成長期だった頃などは そんな気持ちで仕事に取り組んでいた お父さん達が凄く多かったのに今は そのお父さん達も元気が無くなってしまいました。その お父さん達に この さざ波ひとつ立たない とても静かな湖面の様な空間と物事への 取り組み方をぜひ伝えて上げたいものです。 燃える様な気持ちなど要らないのだということを そんなものが無くたって物事には取り組めるんだと言う事を。もう気持ちが死んだままでなど歩く必要などないことを。そしたら この国は、今よりも ず~っと良くなるのに・・・。 恋をするでしょう ふられるとするでしょう。 別に これは恋でなくても 夢中になってる仕事でも 何でも良いんです。その対象となるものに対して自分が 本気に成れば成るほど その対象物を失ってしまった時のショックは大きいでしょう? その時・・・自分の中に ポッカリと穴があいたような状態というのを体験した事がないですか?・・・・きっと誰もが そんな経験を一度や二度はしているでしょう。あの時の ポッカリと穴が 空いてしまった側の方が あなた自身なんです。それまでの あなたは何か勘違いをしてしまっていますよって教えてるんです。 本当の あなた自身を見つけてくれって言われてるのに あなたと来たら必死で その穴を埋めてしまおうとする。 埋めると言うのは また何か 新しく夢中に成れる物を探して来てしまうことを言います。 再び あなたを騙し あなたに居眠りをさせようとする事を言います。そして今迄自分が夢中に成れていたものは どれも つまらない物ばかりだと言うことに あなたが気づき やっと 本当の あなた自身に目を向けられる時期が来ているのに あなたは そのチャンスを棒に振ろうとしている事が あの穴を埋めようとしている事に当たるのです。そればかりか その穴を 埋め終わると安心までしてしまう・・・。もしも あの穴が本物の あなただとしたら あなたは自分自身を埋めているんです・・・。 本当は怖がらずに 少しずつでも良いから調べたら良いのにね~。 一見 あの穴からは不安みたいなものが ビュウビュウと吹き上げて来る様に見えるけれど それは ただ単に 今の あなたが 自分と思っている物にとって都合が悪いだけであって本当は ちっとも恐くなんて無いかも知れません。 最初の内は その穴を埋めたりなんか しないだけで良いんです。 次に友達関係にまで発展させましょう。 色んな事を そこは あなたに教えてくれる筈です・・・・・。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.20
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◇人間物語のメール講座NO39◇自分を愛するということは自分の中の 出来損ないの自分を 駄目な所だらけの自分を抱きとめられること。その自分をいとおしく思えること。 決して背伸びした自分を本当の自分だなんて勘違いして そんな自分を自分として生きないこと。 背伸びしたり必要以上に頑張ったりすることは本当は 自分は駄目な所 だらけだということを知っていて その本物の自分から逃げようとしているだけなんです。どんなに頑張たって それは 逃避しているだけなんです。 積極的に逃げている それは消極性です。もしも そんな生き方をすれば あなたは自分自身をどんどんと自分の手で淋しくさせてしまうことになります。そんな時に いわゆる 皆の言う所の愛が 必要となります。でも そんなの愛でも 何でも有りません。だって そうでしょう? 自分の手で 本物の自分から 遠ざかる生き方をしておいて 自分自身ですら愛することの出来ない自分を他の人に 愛させるんですか?そんな事を人にさせて いるとしたら あなたが どんなに口先で 愛しているといったところで あなたには愛情なんて有りません。あなたは その相手の人を愛してなんていません。そればかりか あなたが背伸びをし続けることで手に入れようとしている 出来の良い「あなた自身」を手に入れることすら あなたには多分出来ないことでしょう。なぜなら答えはこうです・・・。あなたは もうすでに何十年の間 背伸びをし続けているのに 今だに「出来の良いあなた」なんて手に入れる事なんて 出来てないじゃないですか!!! 背伸びを する自分で 生きる方向で あなたが手に入れられる物なんて ひとつも無い事に出来るだけ早く気づいて あなたが自分に正直になっている時に あなたの中に 感じられる出来の悪い 駄目な所だらけの 自分と向き合って その自分を抱きとめる。それは人に頼るんじゃなくて自分でする事 何故なら いつでも四六時中 あなたと一緒に居られるのは あなた自身だけだから人には そんな暇なんてないから。それに あなたの事を 人に受け止めさせたら あなたは その人に裏切られる場合だって有れば その人が先に死んでしまう場合だって有る。その どちらも あなたの人生は真っ暗になってしまうし それに かこつけて この事を 放棄してしまうかもしれないから・・・。とにかく自分で抱きとめること。 自分で 抱きとめるというのは どういう事かというと 駄目な自分自身の方で生き様としてみる事。 駄目な自分自身と共に居て上げる事 それこそが愛でしょう?。そうして生きられたら あなたは他の人達を見て いかに 本物の自分を愛せずに生きている人達の 多い事かを目の当たりにするし そんな人達の嫌ってしまっている自分自身を受け止めて上げられる様にもなれるよ。 自分に正直になって背伸びをし続けている 自分自身ではなく出来損ないの駄目な自分を愛して その自分と生きてみる・・・・と書き込んだけれど それでは本当の所 まだ半分なんです。 本当に私が伝えたい所は そんなところではありません。そのままでは本当の あなたは 駄目な方の自分だよと言っているみたいでしょう?。 確かに そう言っていますけれど それは背伸びをし 自分に知らず知らずの内に無理強いを強いてしまっている自分よりは 駄目な自分の方が 本物だよと言っているんです。あなたが正直になって 自分の中(内面)の駄目な自分に対して 心を開くと・・・・。 心を開くと言うのは駄目な自分に対して 抵抗をしない あるいは嫌がったりしないで 向き合うと言う事そして「 あ~本当に俺って こんなちっぽけな自分でしか無かったな~ これ以外の俺なんて全部嘘っぱちで 無理して作り上げていただけな んだな~ 」な~んて事に気が付いてくると全身の力が抜けて とても楽な気持ちに成れるんです。そして ここからが とても大事な事なのですが そうして駄目な自分を 頭の先っぽでは無く心を開いて 受け入れると とても楽な気持ちに成れるばかりでなく そこには もっと 深くて重要な事実が隠されているのです・・・・・・・・。それは あなたが 今の今見つめてる あるいは 向き合っている 受け入れている" 駄目な自分自身とは 一体 何時の物なのか? "と言う質問をしてみたいのです・・・。 私達が生きているこの世の中は常に時間が流れています。 今迄に起きた全ての事は過去と言う時間の中に飲み込まれてしまっていて 二度と帰ってくる事は有りません。そして私達の考える未来と言う時間は私達の考えや想像の中に有るものであって まだ 現実の時間として過ごす事など出来得ない まだ 来ていない時間です。 実際に私達に味わい感じられる時間は 今現在と言う時間だけなのです。そして大事な事は どんなに嬉しいことであれ或いは どんなに悲しいことであれ私達に現実として感じられるのは たったの一度きりだと言う事実です。 何であれ どんなことであれ たったの一瞬だと言う事実です。なのに私達の中では そういう具合には成っていません。 事実として感じられるのは誰であれ たったの一瞬なのにも拘わらず その後で私達は 私達の中で まるで ビデオで録画したものを私たち自身に見せ続ける様な事をしていて あたかも その事実が ず~っと続いていて 自分自身の中に今も その事実が有るかの様に思い込ませています・・・変でしょうこれって? 小さい頃に何かを失敗してしまって叱られたり 或いは 皆の前で恥ずかしい思いをしてしまったりと そんな中で傷付いてしまった あなたの心さえも ひっくるめて それらの事実は ぜ~えんぶ終わってしまって 今は無いのに 有るように感じられていたら・・・・ それは あなたが あなたに見せ続けている ビデオで 有って事実じゃあないよ。それは あなたを 背伸びした あなたで走らせ続ける為の仕掛けの様な物なのです。あなたを走らせ 息切れさせて あなたの人生において あなたの 手によって あなた自身を 失望させる為の仕掛けです。 一時的には良い時も有るかも知れないけれど最終的には 何ひとつ手にする事も出来ずに あなたは 深い孤独の中で身動き一つ取れなく なってしまうかもしれません。 駄目な自分が自分の内面に有るように感じられる時そこから 逃げ出し 背伸びをする自分で生きるのではなく その当の駄目な自分が 一体 いつの物なのかに気づけると それは つい今しがたの物であって今は既に無くなってしまっているという事実に気づけ逃げ出す必要など無いどころか そこには 何一つない 自分と呼べる物さえ 無くなってしまっている なぁ~んにもない「無さ」が広がっています。この空間こそが その無さ自体が本物のあなたです。その空間は 身体を隔てた 身体の外側の巨大な空間とひとつに繋がっています。 溶け合っています。その時あなたは宇宙です・・・。・・・・。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.18
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◇人間物語のメール講座NO38◇それは 本当の愛などじゃないと今気づかなくても あなたが やがて おじいさん おばあさんになった頃 必らず その事実が あなたを圧倒してしまう時が来る。その時になって いくら あなたが泣きわめいても駄目だよ。あなたは 色々な人に助けを求め様とする。だが誰もあなたを助けられる人はいない。そこで あなたは今度は その事から目を背けようとする。だが それも あなたを助けるまではいかない。その場が楽になるだけだ・・・。 違う そんな事では役にたたない。それは あなたが 間違っていたという事実を 目の当たりにして本当の あなたじゃない あなたが打ち負かされ切った時に あなたを 怖がらせ泣きわめかしていた物も自分の手で自分を恐がらせ泣きわめいていた あなた自身も その どちらも 同時に 消えてなくなる。そして そこに あなたの本性の 誕生がある その本性のあなたは それ自体に優しく包み込まれる・・・。 その時こそ あなたは あなたの手で あなたを 救い出してしまっている。その時こそ あなたは ここに至っている。 「空」に至っている。 真理に至っている。 愛 そのものになっている。もう 愛など求める必要も なくなってしまう。そして愛とは あなた自身の内に潜んでいて あなたは その愛自体に1人で出逢えない為に いつも いつも 人を介していた事を知るに至るだろう。 人を介していたばかりに いつも 内側に あなたが 入って行く事を せずに愛が 体験できていた為に愛は 外側にあるもの それは 人との間にしか起こらないものだと決め込んでいた事にも あなたは気づく・・・。そんな決めつけがあった為に あなたは今日まで てんで方向違いの方向に進んでいて長い事 あなたが 愛そのものに なってしまう事を延期し続けてきた・・・。あなたの愛は いつも 未来に必らず終りが 破壊が横たわるものでしかなかった・・・。だってあなた1人じゃ今までの愛は起こらなかったからだ。それには 必らず相手が必要だったからだ。 自分が 終りたくなくても相手によって終らされてしまう可能性もある。だから あなたは いつも 愛の中ですら自分を守っていたし その緊張をとけなかった・・・。それは そもそもの始まりから間違っていた。 順序として まず第一番目に なされなくてはならない事が なされていない。だから 終りが来る事も あなた自身が一番良く知っていた。まず 一番に あなたは 内側に入って あなたが 愛そのものになってしまう あなたの内側の愛を開く事を始める。あなたの内側の愛が開かれたら あなたは愛は 人に 外側に求めるものじゃない事を知るに至っている。あなたは 愛で満たされている。 愛で満たされている人は愛をするなんて馬鹿な事をしやしない。そんなうわべの作りものなんて 演じない。そして近づいてくる人を愛の名の下に自分が一人になり内側をのぞき出してしまう事を まぎらわせる為の道具になんて使わない。 淋しさを誤まかす為の道具になんて使わない。だから やがて その相手も自然に 内側の愛を発見する道を歩み出してくれる事だろう。それは長い時間を 要すかも知れない・・・。だが あなたとの関係の中に何かを見い出した人は必らず その道を歩み始めてくれる。 愛は 人に求めるものではなく又 与えるものでもなく ただ ただ 常に あなたの内側が あなたのハートが 心が空っぽの 空き家で 居られる事だ。 今までの あなたに「さよなら」をして あなたの内面が ただの 空き家で あり続けている事実に波長を合わし続けられる事だ。あなたの 内面の 事実と共に歩いている事だ。そして そんな あなたから人が愛を与えられていると感じ取っても・・・。それは その人の自由だ そう言われ続ける様にしようなんて馬鹿みたいな事はしない。あなたは 誰一人 特別扱いなんかしない・・。 或いは皆を 特別扱いする。どちらも同じ事だ。どんな人でも あなたの 空き家に訪ずれた人を自然に大歓迎でき。そして空き家を後にして帰るお客さんを閉じ込めたり 引き止めたり その後を追いかけたり いつまでも そのお客さんの事を考えていたりしない・・・。だって そんな事をしたら あなたは もう空き家じゃなくなっている。 次に 入ってきた お客さんを お通夜みたいにして迎え入れてしまう事になる・・・。あなた達の 今まで 知っていた愛は誰かしら相手を 必要とする 愛だった・・・。その愛は その愛自体いかに 不毛かという 事実を あなたが 知るに 至るまでの乗り物だ。その事実を あなたが 知るに 至るまでは何度でも 何度でも愛し続けたらいい・・・。 相手が問題なんじゃない あなたが 問題なんじゃない。その乗り物 愛という乗り物は関係の上に成り立つ 愛の不毛さを あなたに 伝える役目をする。だって その愛の おかげで苦しさを せつなさを悲しさを あなたは うんざりするぐらい嫌というほど味わい続けて来た。それは必らず 後にしなければならない乗り物だ。そうじゃなければ あなたは 一生その中で のた打ち回る。 勿論 喜びもあるだろう。だが その喜びの分あなたは 必ず苦しまなければならない。そして そこを後にしてから内側へと あなたは 進み出す。 本当の 愛を深しに あなたは 始めて正しい方向に向かい出す。もしも あなたが その不毛さを理解した上でなければ あなたは 再び外側に向い出してしまう。 何故なら内側の 深みに達する事が出来ないからだ。 愛の扉を開く地点まで 達せられずに あなたは 戻って来てしまう。だって 内側への探索は非常に難しく根気がいる。そればかりか恐怖や 苦しさを 伴い大変な勇気がいる為に あなたが 本当に理解してからで なければ進めない。だが 外側の愛で こっぴどい程に傷つき どんなに相手が変ろうが同じ事だと理解し その愛に嫌気がさした あなたなら内側の 奥の奥の奥に潜む愛の扉を開かせる事が可能になる。だって今や あなたは外側の一切を求め歩いて外側の どこを探がしても それが無いことを知ってしまっているからだ・・・。もう内側をおいて 他にない あなたは ひとつの確信に立って歩み始める。そこに至る為なら自らの命までもを 差し出す用意がある。そんな人にならば最後の地点に至る事が可能だ。ここで彼の本性の誕生 復活は起った・・・。これから読み上げるのは その時の彼の言葉だ。 そして それは 彼の誕生の詩だ「 パパは 今まで たくさんのものを ただ 追い求めて来た。それは 小さい頃 そう おまえより もっと ずっと小さい頃から パパが 育って来た線路の上を歩いているとも解からずに ただ パパは それが良い事だと思っていた。でも何を求めても何をしても パパの 本当に欲しいものは そこには 無かった。 線路の上を 歩き続けても走っても何をしても それは そこには無いと わかった時それが どんなに馬鹿げたことかと わかった時パパは 一切を捨てた。 全てを捨てた。いや 捨てたんじゃない最初から何も持っていなかった事に気づいたんだ。 何もだよ何ひとつ パパの 持ってる物は 無かったのに それを見るのが怖くて ただ 次から次へと求め歩いている そんな 自分が 消えうせてしまったんだ。そしたらバパは どこにも居なくなって しまった。いしだ たかし というのは パパじゃない。この肉体に ついている名前で パパは いしだ たかし じゃない。ただ その体を 借りていただけなんだ おまえも そうなんだよ だから それを自分などと思っちゃいけない。そんな所にも おまえは 居ないんだから いつか気がつく 時がくる・・・。パパには もう一度おまえと同じ所で気づかない様に眠ったふりはする事ができても それは あくまで ふりだけで眠り続ける事なんて出来ない。おまえは そんなパパを見て おかしい 変な人だ狂っていると 思うだろう。でも 仕方がない もう パパには どんなに努力をしても おまえの所に帰る事は出来ないんだ。ただひとつ おまえと 一諸に 成れるのは おまえが パパのところに来る事は 可能だよ。でも その逆は無理だ例えしても それは 振りだけなんだよ。パパだって おまえと 離れたくなかったけど仕方なかった。パパには どうする事も 出来なかったんだ。 今が パパのその時だった・・・。 悪かったね 」これは彼の奥さんが ここまで成長した彼を見て今までの 彼とは まるっきり 違ってしまった 彼を見て奥さんは 戸惑ってしまった。その奥さんが子供口調で「 どうして 今までのパパと違ってしまったの? 」と言う質問の手紙を書いた。その時 子供に答える様にして彼が書いた「愛の詩」だ・・・。 奥さんは それを読んで内的な成長の道を歩む きっかけになった彼の詩だ・・・。そして今 彼等は二つの純粋な空間として在る。 互いの中に溶け込み合って 成長につぐ成長を 繰り返し続けている。さあ ここまでで彼の話しは お終まいだ。あなたが ここまでの 彼の話をきいて何を感じようが構わない。だが これは真実だ。 私は 彼の話を通して あなたにも同じ地点まで歩く事が出来るということを。そしてあなたにも本性の誕生が可能なのだという事を伝えたかった。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.17
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◇人間物語のメール講座NO37◇ 例えば あなたが 結婚しているか恋人同士でいる場合そこでの 関係は 愛は どんな ものなのかを 伝えてみたい。あなたが 結婚して あるいは 恋をして あなたは 相手である 彼を 彼女を 愛する。あなたが その相手を愛すれば 愛するほど同時に その相手を 失ないたく無いと言った気持が生まれ愛する度合と同じ度合にまで その 失ないたくないといった気持も 大きく育てて行ってしまっている。するとあなたは無意識に その相手に出来るだけ嫌らわれない様に 歩き出してしまう・・・。この歩き方は作られた歩き方だ。 本当のものじゃないから ひどく疲れてしまう。そして その内それが馬鹿馬鹿しくなってきてしまう。そりゃそうだ。だって そうなったら あなたは誰の生でもないところの生を生きているのだから。あなたの生でもないし彼の 或いは 彼女の生でもない それは まがいものの生だ・・・。その結果 あなたは その相手を内側の一番深い所で どんどん憎み出す。それが あなたの本音となる。あなたは 相手である彼を 彼女を うわべでは 建前のところでは まがいものの作られた生のところでは 愛し。 本音の部分では憎み出す。そして もしも結婚をして法的に縛り 縛られ合っていたら本音を 妥協しながら押さえ込み建前である型上の愛を永続させようとしてしまう・・・。ところが 内側では その相手を 憎んで愛していない。これでは まるで 牢屋に入っているみたいな生だから この牢屋から抜け出したいが為に内側の本音は やがて 他の何か夢中に成れるものを探し出し始める あるいは あなたは他の異性を求め出してしまう。こうなってしまうと あなたは 本音の部分で やりだした何かこそ私の本当にやりたい事に やっと出逢えたなどと錯覚する。あるいは あなたが牢屋から抜け出す為に愛した人こそ本当に愛している人なのだと錯覚してしまうことになる。だが それは違う本音というのは あなたが 建前の生で生き始めたと 同時に産まれてきてしまうもので それは両方とも あなたが作り出したものだ。 建前と 本音これは 二つで一組のものだ。それは ペアだ対だ。だから 建前が無くなってしまえば本音だけでは持ちこたえられなくなり それは 消えさる。 本音に 命を注ぎ込んでいたのは建前だった・・・。もしも あなたが建前の生の方に合わせて無理をして生きようとしなければ本音などというものは生まれて来はしない。 例えば あなたの奥さんに対する愛情が最初の頃と変わり情熱的では無くなって来ているのに拘わらず あなたが それを認めずに愛しているフリで誤魔化そうとしていると あなたは奥さんを建前で 愛し始める様に なってしまい他の女性を好きになって恋に落ちる。あるいは あなたが 旦那さんを建前で愛する様になってしまうと あなたは 自然に他の男性に目を向け始めてしまい これこそ私の求めていた愛だったと その男性と恋に落ちる。そして建前である 愛の方の奥さんと あるいは 建前である 愛の方の旦那さんと ちゃんと離婚をして 別れて本音で 愛し始めた女性と あるいは 男性と一諸に暮し始めてごらん。あなたは あんなに 身を焦がした筈の愛が どんどん どんどん消えて行く事を目にするだろう。するとあなたは「 本当は 別れた奥さんのことを旦那さんのことを 愛していたんだ この愛は 一時の気の迷いだったんだ 」などと 思い始める。だが違う そのどちらも あなたは 愛してなんかいない。 本音と 建前それは どちらも本当のものじゃない。あなたは誰も愛してなんか いなかったことに気づき始め なければいけない。あなたの愛は いつもそうだった。あなたの愛は いつも建前か 本音の どちらかだった。だが どちらも本当じゃない・・・。 第一 愛するという あなたの 姿勢自体が間違っている。 愛は するものじゃない愛は 守りを一切 捨てたところに起こる現象だ・・・。する事など 出来ない。 愛は 関係は守りを一切捨てたところに たちまち 生まれ出る空気の様なものだ。それは 見えないが感じる事ならできる・・・。 自分を守るという事を一切しない状態。あらゆる支えという支えを自分というものから取り去った状態。その時あなたは居ない そこに愛は 降り立つ。 例えば一切 守らないとは もしも あなたが ある人を愛していたら全面的な信頼が起こる。この信頼は自分の都合の良い時は受け入れ信頼し。 自分に都合が悪くなると信頼しない などといった たぐいの信頼なんかじゃない。 愛とは 一切の守りを ただ ただ捨て去り そこに在るだけの状態だ。それを 人が感じる事はあっても あなたから愛を する事はできない。 愛は するもんじゃない。むしろ なにもしないことだ。なんの低抗も なんの計画も愛はできるものじゃない。もしも あなたが それをやっている感じでいるなら それはまったく別なものだ・・・。あなたは まったく別なものを愛と呼んで何か勘違いをしている。 愛そう などとせずに何故なら それをしてしまうと今までの道だ。いつも内側に 何かしら持って それで あなた自身を支えようなどとせずに。あなたを 支えるものを何もかも外し いつも 空き家の様な心で内面で居られること。いつも 空き家あなたの心が空っぽの 空き家であったら そこに来た お客さんは 誰一人として あなたに 迷惑がられない。もしも あなたの 心が 内面が空き家では無く それ以前の お客さんが 或いは それ以前のお客さんの残像が まだ居座っていたりしたら そこに 尋ねて来たお客さんを あなたは迷惑そうに迎え入れて しまう事になる。もしも あなたが 常に 空き家であり続けられたら そこに尋ねて来たお客さんは皆 大歓迎だ。そんな時 愛は起っている。そして本当は誰にも いや 人だけじゃない物でも 考えでも何ひとつ その あなたの心であり内面である 空き家を空き家で無くする事は不可能だ。それは ずっと空き家のままだ常に 空き家のままであり続けているのに あなたと来たら いつも その空き家を何かで埋め様としたり誰かお客さんを あるいはお客さんの残像を閉じ込めっ放しにしたりして ( 恋愛している時 いつもその相手の事を考えている状態 ) 充実感を抱いたり それを 愛と呼んでみたりする。そんな あなたの 愛なんて嘘っぱちだ。あなたが 1人勝手に それが愛だと思い込んで その思いに基づいた行動を取って相手をこちらに向かせ様とする あなたの愛を 活かし続けるには常に 相手をこちらに向かせ続ける為の行動や 演技や 努力を し続けなければいけない事になる。そうでなければ その愛は 壊れてしまう。あなたの言う愛が本当だとしたら それは 酷く疲れそうだ愛って そんなに疲れるものなのかい?もし そうだとしたなら そんな愛は うんざりだね・・・。 明日の人間物語のメール講座を どうぞ お楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.16
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◇人間物語のメール講座NO36◇それと同時に続いて次なる 発見が起こる。それは まったくの1人という事実に出くわして その事実に 敵対せずに その中に あなたが入っていった時に さらに 素晴らしい事実を あなたは 発見する。その事実とは「なされる事は すでに全てなされている」という事実だ。にもかかわらず その 既になされている事を当たり前としていたが為に常に それ以上のものを追いかけ それが 思い通りに行かず破綻すると まるで自分が 駄目になってしまうかの様に捉えていた事が どんなに馬鹿げていたかを目にすることができる。そんな事で駄目に 成ってしまう あなたなど あなたじゃない。むしろ そんな事で 駄目に成ったり失くす物が 有るとしたら それらは 全部 失くした方が良いものばかりだ。それが 出来なければ あなたの 本性の誕生はない。あなたが まったくの1人という事実の中に人って行くと まず 今まで1人で 生きて来た などと言う錯覚は粉微塵に 吹っ飛ぶ。それが 吹っ飛んだと同時に空気が 酸素が あなたの 呼吸の為に いつも ただ当たり前の様にある事実を あなたは ふと 目にする・・・。あなたが 喉が渇いた時に それを潤す 水がある 事実を やっぱり あなたは目にする・・・。あなたの食べる食物を 育てる為の雨そして 太陽があり それが あなたの体を養う という事実に支えられてこそ あなたの 生がある事を あなたは 感じ出す事が出来る・・・。 例えば あなたは 会社で働いて給料を自分で得ている。その自分の得た給料で食べているから自分は 1人で 生きていると考えてしまう・・・。だが 違う あなたが そこで働けるのは誰かが作った 会社があるからだ。そして いつも働いていられるのは営業の人が仕事を探してくるからだ。その他の あらゆる役割を やっている人達が いるからだ。その全てがあってこそ あなたは 給料を得られている。あなたは 1人でなんか 生きちゃいない。 他人に ちゃんと依存している。それと 共に あなたも その中のひとつの機能としてあるから他も同時に あなたに依存できている。これを 相互依存という。 人だけじゃなく あらゆるものは あらゆるもの同士の相互依存の上に成りたっている。あなたが生きて 毎日生活して行けているのは食べるからだ。いくら お金があっても それを 売ってくれる人が いなければ あなたは 食べられない。あなたは その人達にも依存している。そして同時に その人達も あなたに依存している。 売ってくれる 人だけじゃない それらを作っている農家の人にも 依存している。 農家の人の方も あなたに 依存している。では農家の人達は自分で 作って 食べているから食べる事に関しては誰にも依存していないかというと そうじゃない。まず その稲に 野菜に依存している。その稲は 野菜は ただ植えておいても稲白身 野菜白身で育つかと言ったら そうじゃない農家の人の 手入れが必要だ。それだけじゃない雨に 太陽に 依存している。 例えば私達が死ぬと私達の 葬むられ方は火葬か 土葬か もしくは 水葬だ。 土葬の場合あなたのその身体は土を肥す そして 稲や野菜が育つ。 火葬の場合は灰となり 煙となって空気中を漂い雨によって 地上に降り注ぐ あなたの その身体は やっばり 稲や 野菜や 果物を育てる。その稲や 野菜や 果物を食べれば私は あなたを食べている事になる。 灰となり 煙となってしまった あなたの身体が 草を育てる。その草を食べて大きくなった 牛を食べる。 私は 同じ様に あなたを食べている事になる。 水葬だって 同じだ それは 魚のエサとなる あなたの 身体を食べた魚を誰か 他の人が食べる。そして あなたの身体も 私の身体も いずれは 何かに溶けて誰かの胃袋の中に入る。 食べるばかりじゃない。いずれは 誰かに食べられる。 生かされる ばかりじゃない いずれは 生かす側に ちゃんと成る。 生とは こうして休みない相互依存をくり返す・・・。この果てしない 大きな 全ての存在同士の相互依存は大きな運動 大きな輸を描き ぐるぐる ぐるぐる運動を繰り返し続けている。 遥か 遠い昔から ずっと この運動は変る事なく 繰り返されている。これが自然界の節理だ宇宙の 節理だ自然の 宇宙の あるがままの法則だ。もう 既に 成されえる事は すべて 成されているのに あなたと来たら それを 当然のごとくに捉えて その 成されている事実を忘れてしまっている・・・。その事実を 覗き見たことも無ければ それに対する感謝さえない。あなたは まさに全てによって 生かされているのに・・・。 全てと 連ながり すべての中の 一部としてあるのに この事実を 知らずに もっと もっと と求め。それが なされないと「あの人は 思いやりがない」と腹を立ててみたり「あの人に 傷つけられた」と嘆いてみたり 悲しんだりする。だが それはあなたの甘えだ それが 甘えである事に気づき始めてごらん・・・。あなたが思いやりなどと言う余計な事を 考えなくたって出来るだけ人を 傷つけない人に成ろうとしなくたって あなたは 自然に周りを生かす様に成っている・・・。そして 周りも あなたを生かす。 生かし生かされあっている。それ以上の 作り事を求めない事。それ以上の 作り事を与えない事。それは 必らず あなたの負担となって あなたの上に 重くのしかかる。それ以上の作り事を求める為に自分を作って さも 思いやりのある人に見せて相手の思いやりを誘う様な事を しないこと。そんな事を し続けているから事は 余計にやっかいになってしまう。それは 世の多くの人達が この事実に 気づけずにいて常に 満たされない思いを持ち続けている。その満たされない思いを満たす為に それ以上の事を常に追い続けんが為に勝手に作り出してしまっている互いの協定の様なものだ。 人間界だけの法それは 甘え合いだ互いの演技の競い合いの場を生み出してしまう。そして そこは 勝手を通すか偽善を演じるかの どちらかの場でしかない・・・。ここが これまでの あなたの 愛の次元だった。そして ただ この事実中の事実に出逢うことで自然な途方もない感謝は 沸き起こる。それは 人の話を聞いて なるほど などと あなたが 解かったつもりに なるのではなく。あなた自身が たった 独りきりに成って。その 独りきりの 状態を避けたり 誤かしたりせずに その 独りきりの 状態の中に あなたの方から 入って行った時に まのあたりにする事実だ。その時あなたは何ものも求めなくなり ただ 生きていて命あるという事実だけで今までの あなたの 体験したことのある どんな喜びよりも大きな途方もない喜びが あなたの 身体いっぱいに広がることだろう。そして続いて自然に あなたの中から どこへという訳でもない全存在に対する深い感謝が 溢れ出す・・・。これが 真の感謝だ。この感謝こそ 祈りだ・・・。そして この感謝こそ愛の なんたるかだ・・・。 一度 愛から 関係から抜け出て その不毛さを見抜き再び 関係の中に入って行く そこには 新たなる関係が芽生えだす。その関係は 成長している。 以前とは まったく質が違う。 一見 同じ様に見える。だが違う・・・。その関係は誰にでも 自由を与える。 決して 独占したり縛ったり 執渚したりする関係ではない。そして二度とあなたは愛に 関係に埋もれきらない。 埋もれ切らないと言うのは愛して いないからじゃない。むしろ 愛は以前より遥かに 成長している。それでも人は 決して 縛れるものじゃないと言う事を あなたは 知ってしまっている。 夫だって 妻だって 子供だって彼だって 彼女だって決して 縛れるものじゃない。もしも あなたが そんな事をやりたがって やり始めると・・・。あなたは よどんでしまう重たいし 暗いし振り廻される・・・。 苦しいし 悲しい・・・。 本来の愛は関係は決して その種のものは産み出さないという事を憶えておくといい。それはきっと なにか違うものだ・・・。 明日の人間物語の メール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.13
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◇人間物語のメール講座NO35◇彼は 愛する人に去られたくないと言う幼ない頃に 体験した恐怖から身を守る為に彼の 奥さんが死んでしまった時の未来のことまで考える始末だった・・・。その未来で いかに自分が 傷つかない様に なるかと いった事まで考えているから 勿論 無意識にだよ。だから 奥さんを 心底から愛せなかった。もしも 心底 愛してしまったら彼女が 絶対に死なないなんて誰が 言い切れる。 遅かれ 早やかれ死は 必らずやってくる。もしも そうなってしまったら彼女が 死んだ時に あの遠い過去にした悲しく辛い思いが甦がえってしまうと考えていたからだ・・・。そんな思いを 二度としない為には心底から 彼女を愛さなければ彼女が 居なくなっても耐えられるという思いを 基にして生きてきてしまっていた・・・。 何も これは奥さんにだけじゃない。 今までに出逢った女性達にも 同様に別れでいかに 自分だけが傷つかない様に苦しさ 辛さに 耐える事が出来るか という思いの基に愛していた。だが そんな事をすれば決して 満たされない。 彼は 満たされたいのに人が満たしてくる事を 許さない。そんな彼が次から次に相手を変えて行ったのは自然な結果だ。これはなにも彼だけの事でなく世の多くの人に起っている。 世の多くの人の愛は 彼同様 自分を 守るという所から出発している。 自分だけは傷つきたくないと言う思いが必らず 心の奥底にある。それを持ったまま愛の中へ 関係の中へと入って行く。あなたも 同じだ彼と どこも変わらない。 今や 世の中から愛は 消え去ってしまった・・・。 私は その愛を 復活させたい。それも まずはあなた自身の中に・・・。 彼の一番の恐怖であった愛する人に去られた時の悲しさ 苦しさが どうして 生み出され続けてしまうのかを更に解かり易く説明すると それはこうなる彼は 自分を守りながら愛の中へ入って行った為に誰も 愛してはいなかった。 彼は 自分を 守れているつもりでいても心底で誰も愛さないままに共に暮した奥さんが もしも死んでしまったら彼は自分を守れるか? 傷つかなくて 済むか? といったら そうじゃない彼は 泣く・・・彼は傷つく。その時になって 始めて気づく「 今日まで 自分は妻を一度も愛していなかった 」と いう事に気づく。そして 悔いる。それだけじゃない その悔いを 一生持ったままで生きる・・・。 何故 泣きわめくのか? 何故 悔いるのか?それは今日まで 彼は 自分を守るがあまり一度として その守りを といたことが 無かったからだ その守りを とく事こそ愛なのに・・・。 彼は それを知らない・・・。 彼は 愛と言うのは もっと別な 何かだと勘違いした観念を 持ってしまっている為に彼に愛は 起こらない。もしも その守りを といていたら100%守りなど とけていたら彼は 悔いやしない。 自分の守りが 全面的に とけていたら彼は "ここ"に居られる。"今"に "現在"に 居続けられる。 先の事など 考えない。 今に現在に全面的に溶けさって それと ひとつに そのものに 成っている状態の時そこに 未来も '過去も入り込めない。そんな実体の無いものなど入り込めようがない。それは あなたを 守った時に入り込んでくるものだ・・・。 守りの 全面解放こそ すべてを かけた愛だ!もしも彼の愛が ここまでの ものであったら悔いる必要はない。なんら悔いずに「さようなら」を言ってあげられる。だが 世の多くの人達はそうじゃない。だから人の死が あんなにまで冷たく 暗く 悲しい 雰囲気を持っている。それは いかに 生前 皆が その人の事を愛していなかったかを 物語っている。そこで 泣いたり悔んだり 悲しさを 押し殺している人だって勿論の事。そんな人達は いかに その人の事を日常の中で 愛して いなかったかに気づき それに なげいている それに 悔いている そのなげきは死んだ人の 身近かな人であれば あるほど 大きい。だって そんなに 身近かな人ですら自分は 愛していなかったと言う事に気づかされてしまう。 当然もっと こうすれば 良かった あの時 こうしていれば 良かったが次から 次に生まれ出てくる その事に対しての嘆きだ自分の いたらなさに 対しての 嘆きだ。 自分の為に泣いている だが 本当に愛しきった人は 違う常に 今ここに在り続けた人は 違う。その 死んだ妻が満ちたりて 去った事を知っているからだ。 彼は 静かに満たされた気持で その妻を 送ってあげられる。そして そんな人なら彼女は 彼女自身が何十年か前に 出てきた所に再び 帰って行っただけだと いう事まで知っている。それは 悲しい事じゃない嬉しいことでもない。それは大した事じゃない元に戻っただけだ。だって 元々は彼女だけじゃない あなただって 居なかったんだよ。それに本当は 今だって誰も いた事なんて 無いんだよ・・・。そして これは 男女の恋愛関係の別離の場合も 同じだし夫婦の離婚の際も子供が 成長して親から離れて行く場合にも同じ事が言える。すべてが 終ってしまっているのに あなたの中で あらゆる物事を 生かし続けているが為に あなたは 愛せない。それが 今のあなただ。 彼は そのあと全ての事が 終って もう 今は無くなっている事に気づき その すべてに対して「ありがとう」と そして 「さよなら」を言った。その "ありがとう" は彼の あらゆる苦しさ辛さに対してのものだ。 何故なら その すべてがあったから彼は 悩み 苦しみ その結果 此処に辿り着けた。 彼自身が ここまで歩んで来たんじゃない あらゆる苦しみが あらゆる悩みが彼をここまで 連れて来てくれた。もはや 悩みや苦しみは敵じゃない。むしろ それは友達だ。それは ここに至る 素敵な乗り物だった。だがもう その乗り物も後にする時が来ている。 彼が"さよなら"を言ったのは それら すべてが もう終ってしまって今は 無くなっているものだと言う事を理解したからだった。この何十年の間 無いものを 必死で生かしていた彼は無いものを ちゃんと 無くさせて上げた。それが"さよなら"の意味だ。 今迄の彼は ここまでの事を理解したと同時に消え去ってしまっていた。 彼は"空"の領域へと旅立っていった。 彼は"空"の領域へと入っていったからだ。 「空っぽ」「一枚の真白な紙」 「純粋な空間」に彼は 達してしまっていた。その中に 溶け去ってしまった。 それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.12
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◇人間物語のメール講座NO34◇やっと そこに辿り着いた 彼は語る・・・。 「 私は 自分がまだ幼なかった頃から今迄 人を愛する事が出来ずに育ってきてしまっていた。 今日まで出逢った最初の女性そして妻 最後の彼女と勿論その他にも 多くの女性と 出逢ってきたが この三人だけは 自分でも本当に愛していたと思い込んでいたが そうではなかった・・・。 本当は 誰一人として心底から 愛した人は いなかった。 私は 幼ない頃に母を亡くしている。とても 愛していた母が その頃の 私のすべてだった。その母が亡くなった事への悲しさを境にして それまで以上に それ以降の 人への接し方は必らず 一歩間合をあけての接し方に変っていた。そして それは年が経てば 経つほど奥深い所で自分を守る様になっていった。だが その事 自体に私自身も気づかず なにか自然に私の 知らないところで自動的に ある機能が 働いてしまうと いった感覚だった。だから 自分が 淋しくて自分の為に 愛する 女性に 対してさえ自分では 心を開いているつもりなのに ちゃんと計算して一歩 問合を 開けて奥深い所で自分を 守っていた 愛だった。その事実が うすうす見え始めてきたのは結婚して何年か 経ったときだ。 妻さえ 愛していない自分に気づいて随分と 自分が 惨めに思えた。あんなに 執拗に迫って一諸に 成った筈の 妻さえ自分は 愛していない。だが 私は それに 目を背け続けていた。その結果 自分が 妻を愛せない事を妻の 責任にしてしまい次なる 女性を 愛した。だが この女性も 本当のところ自分は 愛していなかったんだと今は ハッキリと気づいた。その女性が 私の前から身を引く様に 去った時 私は 私の前から去った部分だけを見て私の中で 自分は被害者で彼女が 加害者だと見てしまっていて自分の 気持の中で いつか思い知らせてやるとか絶対に許さないといった逆恨みに 近い 思いを平気で 産み出してしまっていた。ところが その彼女が そうしなければ ならない様にしたのは自分なんだと言う事には まったく 気づいていなかった。 私自身が 彼女を 加害者に仕向けておいて そうした 彼女を 憎んで居た。むしろ 本当の加害者は私だった・・・。そして それは 今日まで出逢った すべての 女性にそうであった。 自分自身は 愛してもいず相手に自分を愛する事ばかり望んで歩いて来ていた。 相手には 正真証明の 愛を望み。 自分は 一歩間合を おいての 作り物の愛で愛している ふりをする相手が どう出て来ても自分だけは 傷つかない為に・・・。そして自分が 一歩間合を おいている為に どんな人にも私の事を 愛することは不可能だった。 相手に 自分の本当のところを愛することさえ許しては いなかった。それは 私 自身に 原因があった。 幼ない頃に愛する 自分の 全てだった 母が 亡くなって以来あの孤児院時代 面会に来てくれた父に対して やっと 心を開くと再び 辛い別れが有る そんな思いを何度もして以来 自分が愛した人に 去られてしまう悲しさ 苦しさを二度と 味わいたく無いと言った思いが恐怖心が・・・。 愛すれば 愛するほど同時に 内側で 育ってしまっていた。それはもう私自身の 愛においての ひとつの 癖の様に 成ってしまっていて内側にしっかり根をおろしてしまっていた。だから いつも いつも その癖は愛の中で 自動的に私の 知らない内に その機能は 作動してしまう。そして 愛する人にさえ奥底で 心を閉ざしたまま接する 人間に成ってしまっていた。ただ 自分だけが傷つきたくない為に自分を守ったままで愛の中へ 関係の中へと入って行く。これでは 自分が相手を愛せない・・・。 自分が 相手に関れないだけでなく相手にも同時に本当の自分を愛する事を許せない本当の自分に関る事を許せない様するに自分の手で 相手に 自分を愛せなくさせている自分で 相手に自分に関らせない様に させてしまっているくせに そんな事には まったく気づけないで勿論 相手にどんどん愛を関ってくることを要求してしまう。だって 満たされないからだ。だが決っして どんな相手によっても満たされる事はない。それは 当然の結果だった私が 私を守ったままだからだ。もう今は あの幼ない頃に母が亡くなったことも孤児院での何度となく 繰り返された父との別離も・・・。 初恋も・・・。 妻を愛していたつもりが本当のところでは愛さずに過ごし続けてきてしまった緒婚生活も・・・。 全てが つい今しがたまでの すべてが過去として消えさってしまって それらは 二度と帰る事のないものにも拘わらず。 非のうちどころのない完壁な 理想人間を目指しているが余り私は 私の中で それら全てに こだわったまま なんとか そこから 抜け出そう なんとか そんな人間では無くなろうとしている事自体が より内側で それら全てを生かし続ける為の努力に成ってしまっていて自らの手で 自分をその中で生かし統ける結果を産み出してしまっているなどとは まさか 思いもよらぬことだった・・・。 過去のすべて それは ある意味では私の存在基盤であった。そこに腰かけて私の支えとなっていた。しかし それらを 私の内側で 生かし続けていた為に私は ずっと誰一人 愛せない人間でいた。 私が いつも あんな思いだけは二度としたくないと思う事によって もう 終ってしまって今は 無いものである過去から恐怖を私が勝手に産み出して作り出していて それと戦い統ける生き方をしてきた為に愛した人に去られ続ける過去と同様の結果ばかりを現在である(今)に 産み出し続けて嘆いたり 苦しんだりして ずっと 自分の手で過去の中に生き続けていた 」 彼は 超能力者だ??何故なら彼は 素晴らしいことが出来る秘術を持っているからだ。 絶対に出来えない不可能な事を可能にしてしまう男だ。その秘術とは彼は 終ってしまって ありも しない過去の中に住み その過去の中で 暮らしている。そして その過去を 現在に甦えらせる事までやってのけてしまう。あなたは 超能力者に憧れなくたっていい。だって あなたは 既に超能力者も 真っ青な事をやってのけているのだから。いまや 世の中は 超能力者だらけだ。それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.11
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◇人間物語のメール講座NO33◇ ようやく 彼は そこに 帰りついた。もう全て終って 消えて無くなっている過去全体を「ある」と 思い込んでいたところから なくしたくないと言う不安を同時に 作り出して その不安を 消そうとする為の一切の 行動が始まる。 行動すれば する程 不安を 消そうと 努力すれば するほど その不安は より大きくなってしまう。その延長線上にいる限り永久にその'不安の消える地点は やってこない。だって その不安自体 無いものなのに無い物を消そうとする事から出来ない相談だ。あなたと 思い込んでいるものが本当に 在るのか どうかを良く 見てみる事・・・。そんなものは どこにもない。そうしたら そのないものを 消そうとする その 行動自体が 過去を よりリアルにし過去の息を 吹き返えさせようとする。それは あなたを より その過去の中に閉じ込め続ける結果を生み出してしまう。そして あなたが あなたを過去に がんじがらめに する為の その行動は いつまでも いつまでも あなたが 気づかない限ぎり永遠に終る事はない。これは あなた自身が 仕掛けているトリックだ。 彼は ここまでの事実を 見抜いて始めて 自分は 何ひとつ持ってはいないし何ひとつ無い ただの 空っぽの空間になった。 今迄の彼は死に彼は すべてから開放され新たに ただの空間として誕生した。その時 彼は 彼の命すら自分のものなどでは ない事を発見できた。 自分で生かし続けている訳でもない我身・・・。まさに 何にかによって生かされている・・・。 摂理によって運動によって自然の 大いなる法則によって。 宇宙によって生かされている我身を感じた時。 彼は 始めて呼吸が 出来ている事に喜びを感じた。それは とてつもなく深い感動だった。 今迄 自分が 生かしているものでもない この命を 当然の様に感じて まるで 自分自身で生きていて生きているのが 当り前の様に錯覚していた日々・・・。それどころか自分自身で生きている訳でもない 我身を一体 どうやって生きて行くべきかと悩み 苦しんでいた一切の日々に彼は この時点で始めて別れを 告げる事が出来た。そして もしも 彼同様に あなたが 愛で傷つき苦しんでいるのなら もう あなたは愛で傷つき もがき苦しむ必要はない。それは ただひとつ あなたの 愛の成長が 必要なだけだ。あなたの愛自体の 成長だけが その苦しさから あなたを 救い出してくれる。その愛の対象者を憎んだり あるいは 助けを望んだりする事は なんの役にも 立ちはしない。 愛(関係)は何も 男女の間だけに有るものじゃない。 夫婦 親子 恋人間だけのものじゃない。 男の人と 男の人 女の人と 女の人と 言う様に あなたが 生きる以上あなたは あらゆる人との関係の中にある。そして あなたの特別視している親子間 恋人間 夫婦間の愛(関係)は あなたと 人との関係の集大成にあたる。だから ひとたび その愛を 関係を覗き込む事が出来たなら その関係を 成長させる事が出来る。 愛を 人との関係の集大成を ひとたび 覗きこむ事によって すべての 関係の成長が起こる。 夫婦関係 親子関係 恋人関係と この関係は 愛は ちょうど 関係(愛)の 中心だ。 木で例えるならば それは 幹の部分にあたる そして 普通視している人々との関係は 枝にあたる。 枝よりも幹の方が根に近い。 愛の 関係の 成長は 根にある だから それほど幹である愛を覗き込む事は 必要だ。そして それを覗き込まなければ いけなくなるぐらいまでに 人は 多くの愛を体験し こっぴどく打ちひしがれて それ以上 先には進めなくなった時に始めて 帰路につく。 外側から 内側へと外面から 内面へと歩む方向を切り変える・・・。 根に向い出す。その根に 辿り着いた時にこそ すべての関係(愛)の成長がある。 彼は やっと そこまで歩んで来た。それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.10
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◇人間物語のメール講座NO32◇あなたは もう 既に今は無くなっているものの中に生きている・・・。 過去の中に生きるとは そう言う事だ。 無いものの中になど どうして 生きる事が出来る それは 不可能だ。だが あなたは その不可能をしている。あなたは 今日まで死んでいた生きては いなかった。 何故なら過去とは 死んでいるものだ。その中に生きる あなたも当然,死んでいる。あなたは 今日まで うす暗い 墓場の中で もう死んでしまった過去と共にあった。それは とてもじゃないが生きているとは 言いがたい。そんな姿が あなたが あなたと思い込んで歩き続けてきた「俺」であり「自分」と呼んでいたものだ。そんな「俺」を そんな「自分」を後にしなさい。それは あなたなんかじゃない。 第一 「俺」とか 「自分」と呼べるものなど この世に存在した事など今だ 一度もない。 何故なら あなたが「俺」と指し示めそうとした瞬間に・・・。あなたのやった事は過去という時間の中に すべり込んで行ってしまう。あなたなど今まで 1度も居た事など無かった。それは あなたが過去と一体と 成っている間は ずっとそうだ。そうして生き続ける限り肉体の誕生を済ませただけで本来の あなたの誕生をしないままに あなたは 消え去る。そして そんな あなたに「生」を 味わう事は まず不可能だ。 過去を あなたの中で生かし続けられていると あなた一人が 勝手に思い込んで生きる。そんなあなたには生を味わう事ができない。 何故なら その過去の中には様々な事が 含まれている。あなたが そんなに 過去に すがって過去を 手放せないでいるのは例えば未来を より間違いの無いものにして 行く為に あなたが 過去を使っているからだ。 未来に 過去を照らし合わせ その過去を 物事の判断基準に使う。 過去して来て 良い結果を得られて来た事と似かよっているものは やって。 悪い結果しか得ていない事は やらない こうなったら あなたは未来を全部 過去にして行ってしまう そして あなたの描いている未来の 大黒柱は過去から 投影されている。 例えば過去 あれほど嫌な思いを した事を二度と 味わいたくないと思い未来を あなた流に作り出している。それだって 過去を生かし続けて いつまでも いつまでも その過去と戦い続けて あなたは ほんの一時も 休息を 取れない。そして いつか あなたは 息切れをして 負けてしまう。あなたの負けは 既に 決まっている。それが 早いか 遅いかの違いに すぎない。それに第一あなたは 既に無くなっているものと戦っている。あなたが 勝手に「ある」と思い込んでいる為に造り出されている恐怖から逃げる為の 未来・・・。それは 馬鹿馬鹿しい 生だ だから そんな あなたに未来などない。この事実に気づかなければ あなたは ずっと墓場の中だ。 折角 この世に「生」を受けたのに あなたは 産まれず仕舞いで死んで行く・・・。 目を覚ましてごらん。 過去は すでに消えて 無くなっている。 未来は まだ来ていない。 何ひとつ 気にかける 必要のあるものなど 無いのだよ。 過去 そして未来 人は このどちらも 気にかける必要など 無い事を知り その上で その どちらも人には味わう事など 不可能だという事を知る。そのどちらにも私達が 生きられる場所は無いし そのどちらにも私達が 生きる事は不可能だという事を知りなさい。これは 事実だ。 人は「今」という 時の流れなどに振り回されない中に 生きている。その中に 帰って来る事だ。そこに 波長を合わせてごらん。そこ だけでいい。 他の 一切になんて かまう必要は無い。あらためて「今」の中に生きろなんて言っていない。 一生懸命 今に生きろなんて言ってはいない。ちゃんと すでにもう その今の中に 生きている本来の あなた自身に帰っておいでと 言っているんだ。その事実に気が付いてごらんと言っているんだ。 感受性に磨きをかけて感受性を研ぎ澄ましてごらん。 豊かな感受性が無ければ 私達が唯一生きられる場所である その「 今 」という場所を感じ取ることは出来ないし知覚することが出来ない。そして中途半端な 感受性は あなたの内面をズタズタにしてしまい あなたを苦しめ傷つけてしまうことになりかねない けれども全てを射抜いてしまい あらゆる物事の 向こう側にまで突き抜けてしまうくらいの豊かに磨き抜かれた感受性は あなたの人生の灯りとなって足元を照らし出してくれるものだ。 私の処は その感受性の磨き方と心の目を養うことを 皆が学んでいる所でしかない・・・。そして あなたの内側に真理に至る階段を、 道を、見い出して貰おうとしている所でしかない・・・。 それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.09
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◇人間物語のメール講座NO31◇ ☆はるかなる知恵への目覚め(本性の誕生・愛を超えた愛との出逢い すべてとの出逢い それが愛) 続いて 第四の段階に彼は 気づくことになる。 彼は 今日まで避け続けて来た たった一人になって自身を 見つめる事を決意した。 彼は 三段階目の事実に気づいた後 必然的に何故 そんな事を続けて来たのか もっと深く見つめる為に自分の心の中を覗き込んでいた。 今や 彼は 誰の所為にも何の所為にも しなくなる地点まで 歩き切っていた。 人の所為にしたり何かの 所為にしたりする事は余計問題を 解き難くし その問題から自分が 目を そらす為のトリックを自分に 仕掛けている事を知ってしまっていた。 彼は 自然に そんな事までが見通せるまでに 成長を遂げていた。そんな彼が 究極の知恵に至った きっかけは 都内を走る山手線の中で起った。 彼は この きっかけが 訪れるまで まる 三日の間 自分の心の中を覗き込む事だけ 試みていた。そこで 彼は とうとう ものの見事に ある事実を発見した。 彼が 他人より自分の妻に あたったり我がままを言ったり自分勝手が出来ていたのは何故だったのかを発見した。 彼は 最も奥深い所で奥さんを 自分のものだと 思い込んでいた。 自分の物と言うのは自分の自由に思い通りにならなければ 腹が立つものだ。 人じゃない まるで物扱いして来た日々それは 自分の憂さ晴らしの道具だった。それは 奥さんだけじゃない いつかしら からじゃない ずっと そうだった・・・。 自分が生まれた頃から自分以外の人は 物同然だった。 道具同然の様にしか 見ていず扱かっていない自分の姿を はっきりと見た。 妻を自分のものだと思い込んでいたところから あたったり 我がままをしたり随分 ひどい事が出来ていた。 彼は 世の中に たった1人で 出て来た この たった1人きりと言う感覚は私達にとって 一生涯 付きまとう不安感だ。この 1人という感覚を消す為に この 不安から逃げる為に様々な事をして 人に好かれ 誰からも嫌われまいとして1人と言う不安を消し去ろうとする。だが その不安からは 逃がれられない。 今度は 様々な物を自分の物だと思い込む事によって やはり この不安から逃げ様として生きている。 彼は この事実に出くわした そして 更に進んだ。 「 今まで一生懸命に 掻き集めてきた金銭を私の物だと 思い込んでいたが こうして 仕事も出来なくなると全部 吐き出さなければ いけない私の自由などには ならない。 今まで 自分のものだと思って来た会社も無くした。やはり 会社も 私の物 私の自由に永遠になっている事など 不可能だ。うまく物事が 進んでいた時は 確かに そんな感覚を 与えてはくれた。だが あれは錯覚でしかなかった。もっとも当り前の様に思えていて 余り自分がそう思っている事さえ忘れてしまっていた 妻の事も やはり 自分の物などでは無い。 何故なら私と 同じ様に 私以外の人を好きになる事だって 出来るし離婚もできる。それに私 以上に 妻を 幸福に出来る人間は世の中に沢山居る。 例えば 私が死んで 彼女が再婚して私との結婚など以上に幸福になれる可能性は 沢山有る。それに私との 結婚生活を思い出として1人で生きて行ったとして果して幸福だろうか・・・? 今までは むしろ そうして欲しいと願っていたが・・・。それは私が死んでも私の物を無くしたくないと言う私の エゴからの 願いでしかなかった。そして今日までの生活の中で自分は 妻を食べさせているのだから自分が死んだら妻の生活が困ると それを 私自身が生きている存在理由にしていたが それは 事実では無かった勿論 何年かの間は 大変だろう。だが 妻は 自分自身の力で今迄 やったことの無い事を やりとげる事のできる自分を発見できる可能性だって有る。むしろ 一時的に彼女を悲しませる事に成るかも知れないが私の死は 彼女の成長を進めるものとなる。 私の 今まで生きていた意味は いつも 妻の成長を止める事でしかなかった。それは 目先の 上辺の愛でしかなかった。 私は 今まで生きて来て妻や 私の係わる全ての人々に トラブルしか 与えてはいなかった。むしろ 今までの私は 居ない方が トラブルは消え周囲のものは ずっと楽になる事を知った。 私の生は その程度の ものでしかなかった 」 彼の発見した事は 事実だ。 本来すべての人間の生には なんの意味や なんの理由もない。たまたま あなたは 生まれて来てしまった。あなたが 生まれて来なければ いけなかった理由や意味など何ひとつ無い。 私は 無意味で何も無いと 言っているんであって あなたが生まれてこない方が良かったと言っているんじゃない。どっちでも無いと 言っている。それを とても聞こえにくく感じているのなら それは あなたが「自分は居た方がいいんだ」と思っているからだ。 今 ここに こうして生きている私も あなたも 全ての人が ここに こうしている為の存在理由を私も あなたも 自分自身の内側には持っていない。それにも かかわらず「こうしなければいけない」とか「こうする為に 生まれて来た」と言った一斉の理由は 全部あなたが勝手につけた 理屈であって真実じゃない。 彼も そして全ての人も自分の 存在理由なしで 生きるのが心細く 不安な為に色々な意味づけ理由づけをする・・・。だが そうして生きていたから今迄の 彼は 居ない方が良かった。それは トラブルを 撒き散らしてしか 生きていない。そして その事実を見た時に 初めて 生きている理由や 意味づけを 持たずに生きる事ができる ここで 初めて居てもいいし 居なくても良い どちらでも 良い質の人になれる世の中に 生きていた方が 良い人など1人も居ない。 良くて どちらでもない人に成れるだけだ。にもかかわらず「俺はいた方が良い」と 思っている人は トラブルしか 巻き起こせない。そうしている以上あなたは 居ない方が トラブルは起こらない。あなたが 自分の事を「自分は 生きていた方が 良いんだ」と思っていると・・・。 事実は 調度 その逆で「あなたは 世の中に 居ない方が良い人間に成っている」と言った事実を伝えたい。だが これ程 認めがたい問題は 他に無い。あなたも自分が 世の中から 居なくなった方がいい。 或いは自分が生きていなければ いけないといった明確な存在理由は 無いなんてことは認めたくもないだろう・・・。 彼も そうだった。 何故なら もしも そんな物を認めてしまったら今までの 自分が 崩れてしまう。 今日まで やってきた すべての事が水の泡に 成ってしまうからだ。 遥か 遠い昔あなたの 小さい頃から 生きてきた生き方全体が 崩れてしまう。それでも 彼は この自分自身が 崩れてしまうと言う恐怖の中に入っていった。そして彼は その恐怖を乗り起えてしまった。まず彼は 自分が今まで「俺は」とか 「私は」とか 「自分は」とかで 指していたのは一体 どこを指して そう言ったり思ったりしていたのかを 見た。 彼は 彼自身の体を指して そう言っていた訳では無い。 今 やっている事を 指してでも無い。それでは 一体 何だったのかと更に深く 覗き込んで見た時に気づいた事は生まれてから 今日までの 自分のして来た 一切の経験を指して「自分」や「俺」や「私」と言っていた。そして それらを 自分であると思い込んで生きてきていた。その「自分」と思い込んでいる生まれてから 今日までの全てを無くしたくなかった。それが 無くなってしまったら自分までもが 無くなってしまうと言うところから恐怖感が 生まれていた。だが その恐怖感は彼が 勝手に作り出していたものだ。 何故なら彼が「俺」とか 「私」とかで 指していた生まれてから 今日までの全ての歩み全体は もう過去だ。 過去と言うものは もう終ってしまって消えて無い。 二度と 戻ってなど来ないものだ その無いものを無くしたくないと 思い込んでいた。もう無いものなど どうして無くす事など出来るだろう?それは 不可能だ。もしも それが「まだある」などと言いたい人は良く聞いてほしい。それは あなたの思い込みがあるだけだ。それは あなたの記憶が残っているだけだ。 記憶は 現実じゃない。もしも それを あなたと 思っているとしたら あなたは一生 過去の中に 生きる。あなたは一生涯 過ぎ去った記憶の中に生き続ける事になってしまう。それでは 今日は この辺で終わりにしたいと思います。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.08
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◇人間物語のメール講座NO30◇彼は 半年を経た頃から心の中で ある決定をしていた。 妻と別れよう妻が 実家に帰える様に仕向けてやる妻の方から「別れたい」と言う様に させてやると 考えていた。そして彼は それまで 築き上げた すべてを 破壊してしまおうとして まったく 仕事をしなかった。 彼は その頃 独立をして 小さな会杜を経営していたが すべてを引き払い それまでの 貯えで生活をしていた。そして その女性問題が起ってから調度 一年が経とうとしていた頃お金は 底をつき明口食べるお米さえも無くなった時 彼は 自分が今日まで何をして来たのかに 初めて 気づいた。 自分の考えた計算通りに出来なくなり・・。 開き直って一切の 仕事をせずに 過ごす事で当初 考えていた自分の思い通りに しようとした事は自分を駄目にする事でしか無かったということや自分の思い通りにする為に していた事は すべて 自分を破壊する事だったと初めて 彼は気づいた。この彼のコメントは様々な事に触れているから少しばかり長い・・・彼は言う「 私は 妻を愛する事に疲れ果てていた。妻を白分の物にしようと強引に結婚した為 常に 妻を 愛し続けなければ成らなかった。 自分が 愛されてはいない事を知っていたから私が 愛さなければ 妻は何処かへ行ってしまうと 思い続け 愛し続けた。 私が 愛と思っていた事は 出来るだけ妻に不満をいだかせない様に する事だった。その為 会杜でも 家庭でも いつも背伸びをしていて本当の私の姿を 見せられなかった。もしも 本当の自分の姿を さらしてしまったら嫌われてしまうと思い込んでいた。だから 常に 頼よりがいのある男 頼りがいのある夫を 保とうとしていた。そういう男に 見せなければ周りの人も 妻も 自分から 離れて行ってしまうと考えていたからだ。ところが私の胸の中には いつも誰かを頼よりたいと言う気持があったし そんな本当の姿を いつも 隠し続けているつもりだった。そして その背伸びをして頼りがいのある男でいる事に限界が来ていた。そんな時 私の前に表われたのが あの女性だった彼女の前では 背伸びをしない姿を 自分を表せた。そして 彼女は 私を愛してくれた。 私が 背伸びをしなくても 愛してくれた。 私は それまで自分が装った状態で 無ければ愛されないのだと考えていたから喜んだ。これこそ 愛だと小躍りした。 自分が 何もしなくて そのままで 愛してもらえる そんな愛を 私は求めていたからだ。 私は 彼女に のめり込んだ。その頃の 妻は まさか 私がそうしたとも気づかなかったが どことなく 私が妻に対して冷めたくなった事を感じ取っていたのか妻は とても気が強く私に接する様になっていた。それに比べ彼女は とても 優しい当然 彼女の方に日増しに のめり込んで行った。もう その時は 何も 見えなかった。だが 私は 重要な事を 忘れていた。それは 苦しんだ挙句に気づいた事だ・・・。 私は今日 こうなるまで この事に気づかなかった・・・。 私は 今日の 今日まで妻の 姿が見えていなかった。 今日まで 私が 見て来たのは妻では 無く。 私に対して 反応する 妻の姿でしかなかった。それは 本当の 妻の姿では無く私に対する 妻だった。 私は 私に対する 妻の 顔を 姿を 見て勝手に 妻像を作り上げてしまっていた。 妻の姿は それひとつじゃない。それは あくまでも 私に対しての妻の姿だった。 妻だけじゃない生まれてから 今日まで私は 誰 一人の顔も見た事がなかった。 誰とも 出逢った事が 無かった。 私が 出逢って来た すべての人達それは 私に対して 反応する相手の姿だという事に気づかず そんな相手を見て喜こんだり 怒ったり泣いたり 悲しんだりして 生きていた。 私に 反応する 相手の姿それは 私の姿そのものだった。 私は 今日まで一人の人問とも出逢った事がなかった。 人と 出逢えるには"私"がいたら 不可能だと言う事を この時点で 始めて知った。 妻は 初めて出逢った頃 今とは まったくの別人だった。とても 優しかった。 私の事を 一生懸命に成って愛してついて来てくれていた。ところが だんだんと 妻は気が強くなっていき始めた。それは私が 何度となく仕事を変えたりするうちに そうさせて しまっていた。 最初の内 妻は私に 甘えてもいたし優しかった。ところが背伸びをする私の 背後に見えていた頼りのない 本物の私が見えれば 見えるほど妻は 自分が しっかりしなければ いけないと 感じだし自分に 言い聞かせて 生活する様になり彼女自身も 気づかぬうちに気が強くなって行ってしまった。それは 私が そう仕向けて来た。 彼女だって甘えたり 優しくしたり私に 寄り掛かっていた方が よっぽど その方がいいに決まっている。だが そうしていたら私が 余計 駄目に 成ってしまうのを知っていて妻は 私にそうできなかった。 私と生活したが為に以前の妻とは すっかり違う人に 私が 変えさせてしまっていた。この事実に気づかず私は 自分でそう仕向けて そうさせてしまった妻を嫌う・・・。 自分が そうなる様に仕向けて行き そうなった結果である現在の 妻の気の強さを見て嫌う。そうなれば 当然 日常の中に 不満が 芽生え出す。そして自分で作り上げた 嫌いな対象者から逃れ出す為に今度は そこから自分を救い出す為の優しい 好きになれる人を探し出す・・・。これは なんと馬鹿げた事だろう まったくの 1人相撲だった・・・。 自分で 自分の首を締める 道の上を今日の 今日まで歩き続けさせている 自分がいた。 勿論 妻に 申し訳のない事をしてしまった。ところが それ以上に生まれてから 今日まで長い事 歩き続けてきた自分の 思い通りに させる為の道それは 自分で 自分を 苦しめ続ける道 以外の 何物でもなかった。これは 仕事でも 何もかも私の 生き方全体が そうだった。そして いつも心の中で そんな 自分から 逃がれたいと苦しみ続けて来た・・・。 私は 今まで1番 苦しめ続けて来た自分に ごめんなさいを 言ってあげたい・・・」 自分が 書いた原作を自分が 演じてしまう。その結果が苦しさを 生み出し続けていた。 彼が これに気付けなければ彼の作り出した最終結果である妻と そこから 自分を救い出す為に好きになった彼女を比較してしまい彼は 彼女を選ぶ。すると 今度は新しい彼女を 気の強い女性にしてしまう それは 彼が 今までの 彼でいる以上 必らず そうさせてしまう様に そう仕向けてしまう様に成っている。そして再び そうなった彼女を 嫌い出す。 同じ輪の中だ。グルグル グルグル回り続ける。まるで メビウスの輪だ。あなたは そこから永久に出られない・・・。 彼と出逢う相手を常に傷つけて歩く そして同時に 彼自身も傷ついている・・・。ところが次々に代わりを見つけては逃げ廻っている為 彼自身の傷は自覚症状がない。だが 彼の行きつく愛は必らず 破壊を 破滅を もたらす。それ以外の結果は 出ない様になっている。 彼が そうしてしまっているのに彼だけが 気づかない。そして彼は 破壊などと言う結果を求めている訳じゃない。 彼は 真実の 愛を 求めているつもりだ。もう こうなっていたら いきなり真実の愛は 得られない。まず この破壊という結果を続け出さない為には逃げる事を やめる事だ。 一旦 立ち止まって真実の愛とやらを求めるのを やめてごらん。 真実の愛を 探がし出すんだというのは あなたの口実でしか無く・・・。 本当は 自分一人きりになってしまうと嫌でも 今まで自分のして来た事実が見えて来てしまう・・・。 一体 誰に 原因があったのかが見えて来てしまう。その一切の原因は自分にあったという事実を見つめる事から逃げているだけだったと 気づけることだろう。 逃げていたのでは真実の愛から 遠ざかるばかりだ。それは もう とっくの昔に起っても良かった。それが 今日まで起らなかったのは あなたが 相手が悪くて真実の愛が起らなかったと いつも いつも 人の責任ばかりにしているからだ。そうじゃない あなたに 問題があって真実の愛は 起らなかった。 今日まで真実の愛を 起らせる事を いつも 邪魔していたのは あなただった。いつまで 相手を変えて行ったら あなたは 気が済むんだろう・・・。もしも あなたが 今のまま歩き続けるのなら真実の愛など永久に 見つかるまい。 白分で 白分を 苦しめる道を歩き続けている事に気づく以外に道はない。 彼は こうして 第三の段階も乗り越えることができた。 今や 本性の誕生は間近にせまっている・・・。それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.07
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◇人間物語のメール講座NO29◇良い悪いという単純な理屈で重要な問題を 脇に退けては駄目だ。 人間の 様々な問題は良い悪いだけでは 解決は不可能だ。それほど 単純ではない。もしも それほど単純ならば人は 悩みはしないし苦しみもしない。そして一番に自分自身を傷つけてしまう 最大の元は物事を 真っぷたつに区分して考え出す事にある。 良い悪いの 二つに善と悪の 二つに道徳と 不道徳に。 高いと 低いに優と 劣に天国と 地獄と 言う様に世の中の すべてを二つに区分して考える。これは 西洋の文化が生み出した二元論という 物事を 単純に わかりやすく 説明したり解釈する為の方法だ。 本当に体験して 知るのではなく あくまでも 頭の中で知る。これが 解釈だ。 世の人々は今や この二つに区分した二元論の中に どっぷりと埋没してしまっている。 何故か?その理由は こうだ自分の人生を より間違いの無いものとする為に あなたは その二元論の中に自分を置き その二つの内の 良い方を選び 生きる。 本当に あなたが わかっているからじゃない。その二つとも 生きてみてから こちらを歩こうと あなたが選んだ訳じゃない。だって両方とも 味わったわけでもない あなたに 何がわかる?。なぜ今の あなたが歩いている道が 正しいとわかる?あなたが もしも この二元論の中を無意識にでも歩いているとしたら あなたは きっと 自分自身を まっぷたつに 分断してしまっている。 良い悪いを あなたの中に作り出す善と 悪を あなたの中に作り出す。そして あなたは この善の方だけ受け入れる。だが 悪の方は あなたに受け入れてもらえず いつも あなたの内側で あなたに 受け入れてもらおうと必死だ・・・。こうなったら あなたは 常に 善を手にし続ける為に いつも 内側の 悪と戦っていなければいけない。これは 苦しい。 一時も あなたに休息を 安らぎを与えてはくれない・・・。このままでは あなたは満ちたりた気分なんて味わえっこない。これが心の病が無くならない最大の元だ。あなたの 内側の悪も あなたの一部だ。それを 受け容れて上げなさい それは 例え 他の人に受け容れてもらったとしても用を成さない。その内側の あなたの一部である 悪は あなた自身に 受け容れて もらう事を 願っている。 「 善の方ばかり 可愛がるな僕の方だって 受け容れてくれ! 僕だって 君の1部なんだ・・・。ちょっと 見てくれが悪いだけなのに余りにも ひどい扱かいを しないでくれ。いつまでも 君が 僕を 受け容れて くれないのなら僕が 君の 一部だという証明を して上げる為に いつまでも 騒ぐ事をやめないぞ。それに 僕が騒げば自然に 君の体を支配して悪い事をして上げる そしたら君は僕が 君の一部だって事が わかるはずだ 」 調度こんな感じで内側に 抑圧されている悪は その力を 発起する。それは あなたが 抑圧すれば するほど力を持つ事に成る。それを自分の一部として認めてあげてごらん。あなたは その時に初めて内側には 悪など存在しなかった事を目にする事だろう。それは あなた白身が 作り出した トリックだった。まだ 何ひとつ 知らない あなたが物事を二つに区分して これが 善で これが 悪と 作り出し。 善の方を 追ったあげく悪の方も 歩いて見たいという あなた白身の 興味を 誘惑を あなたは 悪とみなしていた事に気づける事だろう。あなたは まだ その悪とやらが どんな物か体験していない。それを 体験する為に それを 知る為に あなたが 勝手に 悪と頭の中で決めている方向にも歩いて見る事だ。そしたら あなたは どこかに頭を ぶつけて泣きわめくかもしれない。 今まで 体験した事の無いくらい痛い思いをするかも 知れない。だが あなたは一段成長する。 頭で わかって それを止めている場合あなたの 内側には それを やりたいという思いが芽生え出す。あなたは 二つに分かれてしまう。 本音と建前あなたが 世の中で 出世したり多くの人達に 受け容れてもらう為に。こうしなければ いけないと やって行く事を あなたは 善とみなす。それが 建前だ。その建前をやって行くと当然 あなたは 無理をし 背伸びをしていること自体に息切れがしてくる。そして 時には こうして 発散したいという事柄が 自分の 内側に 芽生え出す。それが 本音だ。あなたは この本音を悪とみなす。 本音は 建前をしているからこそ産まれて来てしまう代物であり どちらも 本当の ものじゃない。あなたが 建前で 生きなくなると本音も産み出されなくなり 自動的に消えて 無くなってしまう。これは 二つで一組のものだ。どちらも 善でもなく どちらも 悪ではない。そして そんな生き方を続けていると いつか 必らず その悪に あなたは そそのかされて それを やってしまう可能性を持ったまま歩く・・・。そして 内側の その衝動と戦いっ放しで 生きる。そんな生は 馬鹿みたいだ。 成長などない。だが 体験で実際に 痛い思いをした あなただったら.それが どんな結果をもたらすのかを ちゃんと 理解する。それが 成長だ。あなたは ひとまとまりだ まだ あなたが 生まれてから何十年しか 経っていない。その何十年で あなたが理解した事と言ったら挨の様なものでしかない。この世の中には あなたの知らない事が 山ほどある。どうか そんな あなたが 知ったかぶりを しないでほしい。そして私が言う「知る」とは頭で 知っている事など 入れていない。そんなものは ガラクタだ。もしも あなたが 頭によって すべてを 知っているとしたら あなたは 何ひとつ知ってはいない。 何故なら真理は 頭で知る事など不可能だからだ・・・。それは その中に生きた時に初めて 流れ込んで来るものなのだから。そして この二元論に埋もれて生きると あなたは 知識と 抑圧しか得られずじまいだ。それは まがい物の生を あなたに 与えてしまう。そんなのは 生じゃない。 一見 あなたは 間違いを犯さず非の打ちどころのない人間に見える完壁だ。だが そうなったら 生きてはいない そんな つまらない生は ロボットに任せておいたら良い。ロボットは 完壁だ。だが 成長はしない。いつまでも いつまでも そのままだ。そして ロボットは 生きてはいない。 機械仕掛けだ。あなたの生も それに似ている。インプットされた マニュアル通りの生・・・。 作りものの 生・・・。だから私は まがい物の 生だと言う。 人間が そうなったら お終いだ。 作りものの生から産まれ出る 全ては作りものだ。 思いやり。 情け。 愛さえ。すべて計算された作りもの こんなのは 極悪だ! 真の生から生まれ出る 一切は すべて 活き活きと 生きている。 流れている そして それは すべてに 安らぎを 与える・・・・。それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.06
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◇人間物語のメール講座NO28◇けれども まだ それに気づいていない彼は彼自身の 心の表面にあった満たされない 性への欲望を発散する為と仕事に対する スランプからの 逃避をする為に その頃 出逢った女性に全面的にのめり込んだ。 彼は 又も知らず 知らずの内に公私の場に 渡って以前の様に 背伸びを しすぎてしまっていた為に どこか 本当の自分を さらけ出せる場所が 欲しくなっていた。 勿論 こうなって 当然だ・・・。すべてに対して緊張の連続だったら人は 必らず 解放的な場を緊張の 解ける場を 求める様になる。 彼は その彼女に 本当に のめり込んだ。 彼女との 愛は三ヶ月に渡っての 短かい愛で 有ったが彼は 本気だった。 彼が 本気すぎたので その愛は たったの三ヶ月で ピリオドを打ったと言っていい。 彼は 自分が結婚しているのにも かかわらず彼女こそ本来の 自分の結婚相手だ。この彼女となら すべてを捨てても良いとまで思い込んでいた。 何故なら その頃の 彼の問題と 成っていた物の すべての物が この愛によって発散する事が 出来ていたからだった。そして この時点で彼の気持は 決まっていた。 妻との離婚という方向に・・・。しかし その愛は 調度三ヶ月目に終った。 何故なら彼が最後になって 逃げ出したからだ。 彼は 妻との離婚の為 彼女の実家である 北海道まで行って話し合った。その話し合いに出かける前に彼女と打ち合せをして二日で離婚をし帰るからと彼女に待っていることを約束し彼は出かけた。とんでもない男だ・・・。 彼は 話し合う前から もう話しの結果を決めていた。ところが いざ その話し合いになると当然 怒りを ぶっつけて来ると予想していた 妻の 兄姉から何も言われない。それどころか ただ 皆が 黙っていて重い空気が たちこめているだけだった。そんな空気の中で兄が口を開いた。 兄は妻に「 この話し合いは お前 次第だ お前が 別れたいと言うのなら別れれば良い。 相手は それに従うしかないのだから 」と言った。 彼の奥さんは答えた「 私も 最初は 彼の事を 責めた本当に 信じきっていたのに裏切られたと言う気持で 一杯だったけれど・・・実家に帰える 前日 彼が 家を空けたので その夜 一生懸命考えた。どうするべきか どのようにしたらいいのか?そうしたら 彼だけが悪いんじゃないし今日まで 私は甘えすぎていた彼一人で 大変な思いをして来ている事に気づいて上げられなかった。だから彼に そうさせたのは私の責任だった。 彼の 今まで 私にして来てくれた事さえも今回の 彼のした事で全部が 嘘だったかの様に とってしまったけれど そうじゃなかった。 彼が 今日まで私にして来てくれた事は本当だった。それは 誰よりも私自身が 一番 良くわかる。すべて 私が悪かった。だから もう一度やり直したい。こんな事で感情的になって 別れて後から 後悔などしたくない 」と 涙ながらに話す妻を見て彼は 何も言えなくなってしまった。 当然 彼は 怒りをぶっつけられると思っていた。もしそうされたら彼の方から 開き直って別れるつもりでいた ところが その彼の気持の方が ぐらついてしまった。 彼の方が 悪い事をしているのに妻は 泣きながら「私が悪い」と訴えている。そんな妻を 踏みつけにする事など彼には 出来なかった。 彼はその後 「 もう一度 やり直して見る 」としか 言いようがなかった。ところが それは 本心からじゃない その場は そう言わざるを得なかったからだ。 勿論 実家から帰ったのは五日もたってからだ。その間 待っていると 約束をした彼女は行き先きも告げずに彼の前から 姿を消してしまっていた。さあ 彼は苦しんだ。 本当は その彼女を離したくなかったのに どこかへ 消えてしまった。 彼は 腋抜け同然だった。まだ恋をしている最中に自分の思いとは 逆に相手が消えてしまう。 彼は 胸を掻きむしられる 思いだった。 最初の内は 必らず連絡が 入ると思っていたが それが無い。 三ヶ月もすぎた頃 彼は すべてを妻の責任にして毎日の様に 妻を責めた。だが 妻はこう言った「 彼女だって 本当に あなたと 一緒になりたいのなら一緒にくらしたいのなら 決して居なくなったりはしない筈 」と 彼に言ったが耳に入る訳がない。 彼の その頃の胸の内では「 この妻こそ 彼女との間を ぶち壊しにした 張本人だ 」と まるで 親の仇でも見る様に まったくの仇扱いをしていた。 奥さんは よくもその期間 耐えられたものだ。 彼には 色々な妄想が まとわり付いていた。 人の噂で以前の彼のところに戻ったとか人格的にも 経済的にも以前の人の方が良かったから そちらを選び今は その人とうまく やっているだとか。そんな 噂を 聞けば聞くほど彼は 妻に 当り散らし「 そうじゃない彼女は 俺達夫婦の間を気使い 身を引いたんだ 」と 自分に都合良くしか認めようとしなかった。だって あれほど好きだった愛し合った 女性が他の男に 抱かれているなんて考えたくは無かった。ところが実際は どうだったのか彼女は 彼の自分ばかりを守って本当は すべてを整えたまま自分が傷つかない様に行動していた 彼を見て彼に 見切りをつけてしまっていた。 普段は とても勇ましいところが有る様に見えるが それは 見せ掛けだけで ショーウィンドウの中だけで実際には 張ったりだらけの男だった事を とても小さな男でしか無かった事を今回の一件で 彼女に完全に見破られてしまっていた・・・。 最後の 最後のところに来ると彼は 必らず自分を守ってしまう。ケツをまくってしまう・・・。 最後のところまでなら 何とか 持ち堪えられるが そこで もうひとつ駄目を押されると彼は とても もろかった・・・。なぜなら 無理をして頑張っているからだ理解をして その場に居るわけでは無いからだ。だから最後の最後になると 彼は必ず崩れてしまう・・・。そんな彼に 愛想を尽かして彼女は 立ち去ったにもかかわらず。 彼は 相も変わらず妻が居たから彼女と一緒になれなかったと妻の所為にし続ける 毎日が続いていた。 彼は その内 こんな事まで言い出す始末だった。 「 どっちを取っても 必ず どちらかを悲しませる事になるのだから どちらとも 別れたい 」 彼は 1人に成って彼女の所に 行こうとしていた。そうなれば彼女は 昔通りに自分の元へ帰って来る。ところが そんな考えが 出た後 次なる考えが 出て来る。 「 もしも 妻と別れて 彼女の元に行って彼女が 振り返えらなかったら俺は まるで馬鹿みたいじゃないか 」という思考が浮かび行動に ブレーキをかける本当は 自分を守りたいだけなんだ という事が 彼には 気づけない。 自分だけが 可愛くて本当は 誰の事も 愛してなどいなかった事に気づけない・・・。 一年もの長期に渡って彼は この状態を通した。これは 苦しい彼は 苦しみに 苦しみ 続けた。 勿論 自分の蒔いた種によってだ。そう言ってしまえば それで お終いだが この苦しさは体験してみるに値する 苦しさだ。あなたの 愛の 質を 見通せる絶好の チャンスだ・・・。あなたは 馬鹿げた事だと思うだろう?。だが多くの人が こんな状態の中で苦しみ そこから 抜け出せないで 喘いでいる。 世に有る不倫は 殆んど これと似たり寄ったりだ。そして あなたの愛も似た様な質だ。あなたの 本性が生まれ出る 以前の愛は すべてが 自己中心的だ。 必ずや 自分を守ってしまう様に成っている・・・。だから この間題は あなたの問題でもある彼の場合は 少々極端に見えるだけだ。そこで 良い悪いを決めてはいけない。それでは今日は ここまでで メール講座を終わりたいと思います明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.05
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◇人間物語のメール講座NO27◇ ☆ 第三の知恵への目覚め (真の愛を探し求める旅の第三歩) "すべての愛の運命 誰とも出逢っていなかった"それから一年 彼は すべてのこだわりが なくなっているから仕事は 以前の様に する様になっていたし すっかり 元の木阿弥だった。だって彼は自分の中の こだわりが取れたことで もうすべては問題なしと 思っていたからだ。 本当は やっと世問で言う正常な人の状態に 戻っただけなのに彼は それを知らなかった。 生の歪みの少ない人は彼が 気づいた事に 気づかなくても彼ぐらいは 年を取れば自然に理解出来て行くのに・・・。 彼は 自分が すべてを知ってしまったかの様に 一人思っていた。その頃の彼の悩みといえば以前に こだわっていた時に比べれば それほど 大きな事ではなかった。その問題とは セックスに対する悩みだった。これは以前から持っていた悩みのひとつだが以前は 過去に対するこだわりの影にかくれて さほど大きな問題には感じていなかった。ところが ここにきて その問題は彼の 心の表層に 浮かび上がって来ていた。 彼は 自分の妻と思う様に セックスが出来ない事で悩んでいた。 何故だろう彼は 妻をまったくの 母親的な存在として扱ってきた。 多くの男性は 無意識に 妻の 背後に 自分の 母親の姿を 置いて 妻を見ている。そして女性も無意識に夫の 背後に 自分の 父親の姿を 置いて夫を 見ている。その為 男性が 母親に対して憎しみの質を 多く持っていれば いるほど それを結婚した妻に向けて結婚生活が破壊されてしまう。それは無意識のうちに 行なわれてしまう為 本人も 止めようがないし どうする事も 出来ない。その逆に女性が 父親に対して憎しみの 度合が 強ければ 強いほど それを 結婚した 対象者である 夫に 向けてしまい破壊という道を知らずに歩んでしまう・・・。これを くい止める事は 非常に難しい。 何も 離婚したからといって「私は 欠陥人間だ」などと考え塞ぎ込む必要は まったく無い。それは そうなって当然だった。カルマの 悪戯だ。しかし それを 相手の一方的原因と決め付けて人の所為にして 次なる結婚に逃げたとしても やはり同じ事が 繰り返えされてしまう。もしも 形ちの上では同じ事が 繰り返されない様に取り繕ったとしても あなたの心は 惨めさで 一杯だ・・・。それを 超えるには事実を ハッキリと見つめ その中に 今まで気づかなかった新たな事実を発見して行く事にある。 自己嫌悪に落ち入り塞ぎ込む事も。 他の人の責任にする誤まかしも。このどちらも 何の役にも立ちは しない。 彼の場合 母親に 対しての憎しみの度合は さほどのものでは 無かった。その逆に母を慕う願望が とても 強かった。だから彼は結婚の 対象である 妻には とても 母性の強い女性を選んだ。 女という香りよりも母という香りの強い女性だ。 女性は 両親からの愛情に満たされて 育ってくれば母性の強い女性になり。 両親の愛情に乏しいと女としての香りを 放つ女性として 育つ。 満たされていない愛の獲得の為に見せ掛けの「女」を演じるからだ。その様な 女性の内面は まるで男性だ。 性を武器に使う様に成る。 親の愛情に 満されていれば いるほど女性本来の 受容性がやどる。それは 母に近い愛の質や香りを放つ。ところが逆に親の愛情に餓えていれば いるほど それを欲してしまい愛を求め歩く様になる。 攻撃性を持ち それは「女」という愛に対する欲望からの愛の質 香りを放つ。これは 男性の場合も同じく父性的な香り 父親的な香りと「男」という香りとになる。 見せ掛けの男だから 内容は まったく無い。ポーズとしての「男」 本当には 男らしくなど無く 情けないくらいの男だ。 内面は 女性の様に女々しいし 人間的な成長を まるでしていない。 幼い頃からの満たされていない 愛の 獲得の為に「男」を振舞い 演じる事で愛を獲得しようとする。この偽者に出逢ってしまったら あなたは 生涯 苦労を背負う破目に成る。そんな相手とは スッパリと 別れる決断をしてしまうか或いは 相手に 内面的な成長を起こして貰わない限り その相手と 一緒に居ての あなたの 幸せは無い・・・。 彼は 常に 妻の背後に母の姿を自分でも 気づかぬ内に見てしまっていた為に彼女を 神棚にでも飾る様に 扱って来た。そして セックスは 彼女を汚がしてしまうかの様に考えていた。だって 彼女の後には常に 母がある。 母と セックスなど出来るはずがない。それは 母を汚している様な感覚さえ あるからだ。 彼には そんな事はできない。だから 他の愛で何か違う 精神性の様なもので互いの愛を深め合っていた。だが彼自身のセックスに対する欲求は深まって行くばかりだった。これが この頃の彼にとっての 問題だった。 丁度その頃ある程度の経済性にも満されかけていた彼は仕事に対しての 壁にぶつかり始めていた。そして彼は 最後の愛を 経験する事になる。これが彼にとっての 最後の恋愛だった。 何故なら彼は 丁度 第三歩目に 差掛かっていた。そして 第三歩目を体験すると彼は目覚め始めてしまう事になる。 目覚めてしまえば二度と愛は 経験できない。その変わり それ以上の 偉大な事が起こる。 人は ひとたび 目覚めたなら「愛」そのものになってしまう。こうなったら 愛は二度と体験できない。 何故なら あなたが 目覚める以前は愛と 愛を 体験する人の 二つだ。ところが目覚めたなら あなたは「愛」そのものになってしまう。あなたの 傍に近づくだけで そこには 優しさが感じられる。それは 愛から放たれる優しさだ。あなたの 傍に近づくと暖かさを感じる。それは「愛」そのものから放たれる暖かさだ。あなたの 傍に 近寄ると誰もが 愛されていることを感じてしまう。そうなったら二度と 愛など体験する事は不可能だろう。 第一そんな気になりはしない だって 愛そのもので いつも愛と共に在り愛と 一体なのに それは必要ではないからだ。それが必要なのは まだ「愛」そのものになっていない人達にとってだ。だから人は それほど 愛を欲しがり 求め歩く。その あなたの 求めている愛は あなたの 内側にある。いつも あなたと共にある。だが人は 内側を 見ない為に それに気づかず いつも 外側ばかりに愛を求め様とする。それこそ 不可能な事なのに・・・。それが 不可能だと理解して内側を 覗き始め出す 道こそ第三歩目の道だ。それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.04
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この講座は あなたの内面を重力から解放してあげられます。さまざまな足枷や重りを全て取り外し 楽々と歩く事の出来る道を様々な角度から見つめ 照らし出します。どうぞ どなたでも御自由に参加してみて下さい。そして あなただけの道を探し当てて下さいね^^◇人間物語のメール講座NO26◇「もう,このまま歩いて行ける」と彼は ここでピッタリと 立ち止まってしまった。まだ ほんの わずかを理解できた程度なのに余りの嬉しさに彼は 全てが終ったかの様に感じてしまっていた。すべてを理解してしまったかの様に思えて しまっていたら人は ただ生意気になって行くばかりなのに 彼は それを知らない。その頃の彼が 気づかなければいけない重大な事が まだ ひとつ残っていたのに それに 彼は まだ気づいていなかった。 彼は 奥さんに それまでの彼の イメージの中での母親に対する感覚と同じ様な 接し方をしている事までは気づいていなかった。 彼の母は 彼の幼い頃に 亡くなってしまっている。その後 彼はそのお母さんを表面的には 聖域としていたが気持の奥の方では 母を憎んでいた。それは 彼を1人残して 逝ったこと自分に悲しみを与えた事に対しての憎しみだった。それは 母の心情を理解する事で消えた。その遠い昔の 母に対する憎しみは この時点で消えたが その憎しみが まだ有ったうちから彼と奥さんとの 結婚生活は 始まっている。 彼は 奥さんに対して まるっきり 母に対する感覚と同じ接し方を無意識にしてしまっていた。それ以外に 異性に対する接し方を彼は 知らない。そして それは自動的に出てくる彼の過去に動かされた接し方だ。 相手に 逃げられたくないから表面的には 大事に扱い大事に扱えば おのずと不満が溜まってくる。その 不満を 押し殺しては また 大事に扱う。 裸で 接し合ってはいない いつも 作った自分で 接する彼は それだけで 疲れてしまい自分が 勝手に好きでそういった接し方をしているのにも 拘わらず誰もそんな風にしてくれと頼んだ人などいないのに その疲れさせる相手である妻を心の底で憎み出していた。そしてその憎しみが 頂点に達して相手に ぶつける訳にもいかず そんな 自分に嫌気がさし 逃げる為に そんな 自分を 誤まかす為に彼は またもや仕事に夢中に なる事によって それを紛らわしていた。 相も変らず 彼はワンパターンだった。そして もうひとつの事実は彼は この時点で ようやく乳離れをはじめていた。 彼が母の心情を理解出来る以前の彼の歩き方で有った憎しみを胸に抱きかかえたままでの歩みや その憎しみを紛らわせる為の一切の関係は この地点で全部 崩れ落ちてしまう。その関係を依然と保ち続ける為には その関係の相手の成長が無ければ まず不可能だ。 何故なら 彼は乳離れをしている もう乳は いらないからだ。 今度 彼が 欲しがり出すのは御飯の方だからだ。そして この成長課程を歩むと今までの 夫婦 親子 恋人という関係の あらゆる関係は持ち堪えられなくなる。それは 新しい関係を求め出す。もしも この関係を永続させたいのなら互いの 相互の成長が 必要になる。それさえあれば その関係自体までもが成長を起こす事になる。 同じ者のみに出逢いは起こる似た者同士のみ 出逢える。 片方が 胸の中に僧しみを持ち歩いて生きていれば その人に出逢える可能性を 持った人は同じく胸の中に憎しみを持ち歩いている人間だ。その苦しさが 解かる その痛みが 解かる そこに 出逢いが起る。だが 片方の胸から その憎しみの質が 消え去ってしまったら その関係は 崩れ去る。もう 解かってもらう 必要など無くなってしまった。この関係を永続する為には もう片方の成長が 必要だ。もう片方の 胸の中の憎しみが消え去る事が 必要だ。それを おいて他に道はない。 何故なら自分に必要と無くなった事は相手にも求めないし自分が求めない事は相手にも 与えられなくなって しまうからだ。もし 与えられても それは 真実味を 欠いてしまい型だけのものになってしまい あげていないのと同じ事になってしまう。だから あなた達の愛は 出逢いは すべて 似た者同士の上にのみ 可能となる一見 そうは見えないかも知れないが それは 陰と陽の違いに すぎない。あなた自身が 本当に必要としているものを あなたは あなたと似た思いを持っている人に 与える事が出来る その相手も それを必要としていたから受けとれる。そこに あなた達の言う「愛」は 起こる。そしてその相手も自分が 本当に必要としていたものを あなたも 必要としているだろうと感じ同じものを与える事が出来る。 互いに与えあう事によってのみ男女の愛は 成立する。だから その関係を 続ける為には片方が 成長したなら必ず もう片方も成長しなければ崩れてしまう事になる。だが これらを 恐がっていたのでは あなたの一生は妥協だらけに 成ったまま真の喜びも 味わえずに終る事に成ってしまう。それに この成長のない関係は やがて終る。そんな愛は どうせ 持ち堪えられない。だから あなたは妥協したまま終ってしまっている 愛を さも 続いているかの様に 型だけを 演じ続ける。これは 極悪以外の何者でも無い。 世の多くの夫婦が 離婚か 妥協を選ぶしかなく まるで それが 夫婦の真実みたいに受け止められてしまっている本当の原因は ここに有る。そして 男性は わりとたやすく1人という感覚を受け入れる事が 可能であるが女性は それを受け入れづらい。そこで 男性だけが先に 成長してしまった場合 女性は それに連られて成長する様に 引っぱられる。それは 時間は かかりはするが必ず女性は 後に続いてくる。 何故なら 女性は 関係を重視しながら成長するからだ。ところが女性が 先に 成長した場合 男性は 後に続かない。成長してくれない。 何故なら男性は 関係を 軽視するからだ。 常に 1人で歩き続けている。だから男性が成長してくれないと女性はその関係を重視するが為に折角の 内面成長を死なせていってしまうと言う事が起こる。どんどんと 関係の中に入り込んで行き その成長を 台無しにしてしまう。その逆に男性は 成長を死なせる事など出来ない。1人で どんどん広げて行ってしまうから後から女性は続かざるをえなくなってしまう。そして やはり二人共々に成長に至った場合は同時に 関係も より深い 親密なものとなり成長に次ぐ成長が 起こり始める。それは 途方も無い成長がもたらされてしまう・・・。それでは 今日のメール講座は これで終わりにしたいと思います。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.10.01
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◇人間物語のメール講座NO25◇そして続けざまに父の事への 発見が出来た。 彼は 考えた。もし 自分が 妻の気持ちに気づかないで いつも 仕事の事だけ考える以前の 男のまま自分の妻が 死んで行く事になったら どうだったろう・・・と。 父の心情は まさしく そう考えた時の自分の心情そのものだった。そして彼は 小学生の頃 酒に酔った父が よく口にしていた言葉を 思い出した。「 父ちゃんは お前達が居なかったら あの時 母ちゃんと一緒に死んでいた 」 彼の父は 母が生きている当時は仕事は 一生懸命であったし お酒も それほど飲まなかった。すべてが狂い出したのは彼の 母が死んだ後だ。 彼の父親は母親に 苦労を掛けっぱなしで29才と言う 若さで 死なせてしまった事を・・・。 自分が 何もして上げられなかった事を幸福に出来ない内に死なせてしまった事を 悔いて それ以来 変ってしまったのだった。もし 自分が 同じ立場に立たされたら その時の気持も第一歩目を越えた彼には理解できる・・・。 自分も 同様の事をしていた。すると彼が 今まで父に対して 抱いていた恨みが ガラガラと音を立てて 崩れ始めた。そして憎しみの 思い出しか 無かった過去の中に父の本当の姿が 現れ出て来た。それは 彼が まだ孤児院に預けられる前の頃だった。 丁度 母の亡くなった直後の 父の姿だ。 彼の父は 母の遺骨を納骨までの間 毎晩の様に 仕事から 帰えると骨壷の蓋を 開けては母の骨を取り出し自分の 頬に当てて涙を 流している 父親の姿が幼い彼の目に 焼きついていた・・・。 父は こんなに母を愛していた。 母が死んだ時に 本当に辛かったのは父だった。それは 父への憎しみによって掻き消されていて今日の 今日まで 思い出すことの出来なかった大切な記憶だった。 彼は思った「 俺なんかの 何十倍も父の方が辛かったんだ。 小学生の頃に 酒飲みの戯言が又 始まった位にしか聞いていなかった "お前達が居なければ お母ちゃんと一緒に お父ちゃんは死んでいた"と言う あの父の言葉は 本当の事だった。 父は真実を言い続けていたんだ・・・。 俺は 何ひとつとして 解ってなんか いなかったんだ 」 彼は 自分が憎らしくて 僧らしくて仕方がなかった。 何も 真実を知らず父の事を憎しみ続けた21年間の馬鹿な自分に対して・・・。そして この時 生まれて初めて父と母に 出逢う事が 出来た様な気がした。この世に たった1人しか 居ない父そして 母との 気持ちの繋がりを断って歩いてきた 自分の 馬鹿さ加減。 自分を 生み落してくれた 両親との意識の 繋がりを 断ってしまえば自分は 無い。そして そこを愛していない人間に人を 愛する事など 不可能であるし第一 父や母を心の中で嫌って歩いている自分自身を自分は知っている。そのままでは そんな自分を愛する事さえも出来ない。 自分ですら愛したくもない自分の事を他の人が 愛してくれないと言っては傷ついたり 腹を立てたりしながら生きて来た 今日までの日々が いかに不可能な事を してきたかと言う事に彼は気づいた。 彼は 理解した。この事実に気づかなければ不幸は 必ず起こる。 彼も又 彼の父親と同じ運命の上を歩いた事だろう。 普通 世間の人達は嫌な 父親を見ると それとは 逆に成ろうとする それが どんどん父親と同じ道の上を歩いて行っている事には 気づかない。 何故なら彼の父親も 父親を憎んでいた。 彼の父親は 私生児だった。 自分を捨てた父親を憎んで生きた。 絶対に そんな人間に成るまいとして そうして 歩けば 歩くほど型は重視するが細やかな気持が 見えない人間になって いってしまう。 彼が 妻に対していた時と同じだ彼は 彼の父が父を憎んで その反対に歩き始めていたのを 見ていたら また 道も変ったろう。だが 彼はそんな事は 知らない。 自分だけは そうなっては いないと思って 歩く。その為 世の中に悲劇は 起り続ける繰り返される。 何十回と 何百回となく これが カルマ(業・過去からの流れ)だ。それは自分の 生まれ出た 両親に心底から 近づければ 近づけるほど その分 カルマも小さくなる。その人達と真に一体と成れたら その時こそ あなたは その流れを越えている・・・。この二つ目の段階に気づいた その夜 彼は いつまでも眠れなかった彼は ベッドに入って横になると涙が 溢れて溢れて止まらなかった。それは 丁度 溢れ出て来ると言った 表現が ピッタリだった。 決して悲しい訳では 無かった。 「 父の生きている内に 気づけて良かった もしも 父が 死んでしまっていたら この気持を伝える事が出来なかった。お酒が好きだったからと云って お墓に お酒をかけて上げた所で そんなことでは何も伝えられないし 何の慰めにもならない。 今 気づく事ができて 本当に 良かった・・・。 」 彼は 父に電話をした どうしても その気持を伝えたかったからだ。 最初は 彼の父も驚いてしまい どこか 身体の具合でも悪いのか それとも 頭が変になってしまったのかと思った位いだ。だが彼が 事細かに話して行くと彼の 記憶が余りにも正確なので父親は 喜んだ。そして・・・「 お前達に 恨まれていたのは知っていた でも 父ちゃんは 恨まれても仕方のない事をして来たから 当然だと思っていた。でも お前が そんな事にまで気が付いてくれたのが 嬉しい。 父ちゃんの事なんて 良いから もっと 母ちゃんの事を 解かって遣ってくれ お前の 母ちゃんは とっても優しかったんだ 」と 言って泣いていた。それを聞いて 彼も泣いた。やはり 彼の思った通りに父は 母を誰よりも愛していたからだった。 彼自身が 今日まで長い年月 苦しみ こだわって来た全ての事が この段階で 殆ど解決されてしまっていた。 彼は 二つ目の段階を理解した。この段階までで現在社会の中に生きている あなたの 問題の原因と 結果の理解が 可能だ。だが これでも まだ歩き出したばかりの ヒヨコで あなたは 生まれ出てはいない。それは 三段階目を越え四段階目を 越えた時に ようやく起る そこまでは満足してしまっては 駄目だ。けれども彼は ここでピッタリと立ち止まってしまった。 何故か彼は 満足してしまったからだ。 今日のメール講座は ここまでで 終わりにしたいと思います。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.30
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◇人間物語のメール講座NO24◇そして この日 彼は 母の本当の お葬式をした それは 彼の 心の中の お葬式だった。 実際の 母の お葬式は21年も前だったのに この日 26才で彼は 母の 本当の お葬式をした。その彼の胸の奥底に蘇えった 彼の母が息を引きとる直前の心情・・・。これは蘇えってきた彼の母の亡くなる直前の記憶の中で母側の気持ちに立って幼い彼の姿が見えて来た時に 初めて感じる事の出来る 母の本当の想い・・・。なぜなら 母側に立てなければ幼い彼の姿は まったく見えては来ないから・・・。 彼の記憶のままであれば 母の姿が見えてしまうのだ。 亡くなる直前に見えていたであろう 母の視覚を探す事こそ母の心情を見つけ出すための最大のヒントだ・・・。その母に見えていた視覚を ただ黙って見つめ続けていると突然の様に 魂しいが揺さぶられるほどの切なさを伴った遥か21年前に母の残していった心情に巡り合える・・・。あなたのハートの中で まるでタイムスリップでもするかの様に過去が 活き活きとした現在となり蘇える。その時の母の心情に波長が合い自然に母の心情は浮かび上がって来てしまう。 そして自然に胸の中に立ち昇ってくる気持ちに正直になりながら悲しみに翻弄されないようにして書き続けたものが この文章だよ・・・。 彼は流れ出る涙を 拭こうともしないで子供の様に泣きじゃくりながら ただ ひたすらに書き続けていた・・・。 「 たかし もっと こっちに いらっしゃい どうしたの? そんなに 悲しい顔して たかしは もっと強い子でしょ・・・?そんなに 泣いちゃだめ。もっと 傍にいらっしゃい こんなに 泣いて母さんは とっても悪い母さんだね お願いだから たかし もう泣かないで。 母さんまで 悲しくなるもの母さん もっともっと お前達のことを 愛していれば良かった こんな事に 成るのを 知っていたら もっと たかしの事いっぱい 可愛がってあげていれば良かった。こんなに ちっちゃい手 かわいい手 父さんに ソックリな顔たかしの もっと 大きな手 父さんの手 みたいに 大きい手 母さんも 負けちゃいそうな大きい手になるまで生きたい・・・。ごめんね たかし母さん 許してね。たかしは 甘えん坊さんだから余計に 辛いわよね。 母さん たかしが お嫁さん貰うまでなんて贅沢な事 言わない。せめて 小学校に上がるまでで 良い母さん 生きたい・・・。まだ 何もして あげていないものね。たかし こっちを向いて母さんを見て。 母さんの お願い聞いて お願い たかし。これからは 父さんに甘えて ばかりじゃなくて言う事を 聞いて父さんを 困らせちゃ 駄目よ。たかしは おりこうさんだから わかるわね。とっても 我侭なところの有る たかしだから人に迷惑をかける人に成っちゃ駄目よ。みんなに 好かれる子に成ってね。そして母さんの事 忘れないで。たかしの事を とっても 好きで 好きで堪らない母さんの事 忘れないで。たまには 思い出してね・・・。 兄弟 仲良くするのよ2番目のお兄ちゃんだってこと忘れちゃ駄目。たかし母さん 死にたくない・・・。お前達を 残して死ぬなんて嫌。もっと もっと 生きたい。ずうっと お前達の 傍に 居たい・・・。たかしは どんな お嫁さんを 貰うんだろうね? 母さん みたいに早く 死んじゃう人じゃ駄目よ。 丈夫な人を もらいなさい。こんな事言っても まだ 今の たかしには わからないわよね。たかし 母さんの手 握って 頂戴。ちっちゃな 可愛い手いっぱい抱きしめて上げたい。それが 母さんの 最後にしておきたいことよ 」 彼が この母の 心情を理解できた時 彼は 母の「死」 以来 口にする事を忘れていた 母を呼んだ。 彼は 心の底から母を呼んだ。 「 母さん 」と 彼は 何度も 何度も 呟いていた・・・。 彼が 1番 辛い思いをして来たと思っていたが自分以上に 辛い思いをし死んでも 死に切れていない母の辛さを 苦しさを 悲しさを彼の 体全体で感じ取り理解した。そして 自らの 苦しさの 辛さの 悲しさの中に有っても なおも 自分達の 事を思いながら死んでいった母の愛を理解できた時に 初めて彼は 母の死を認める事が出来た・・・。 頭では無く 身体全体で ハートで 理解し 認める事が出来た。それ以来 彼は 母と常に繋がっている様な感じがすると言う。 更に 母の死は 彼の中で辛いものでは無くなってしまった。いつでも 振り返ることの出来る懐かしい思い出に変わってしまった。 母からの愛情の確認が出来る むしろ 嬉しい思い出に成ってしまっていた。 真の理解は あなたに 必ずや素敵な贈り物をもたらしてくれる。 これに気づいて以来 彼は母の墓参りに いつも丸ごとのハートのままで行ける様に成れたと言う。 今日のメール講座は これで終わりにしたいと思います。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.28
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◇人間物語のメール講座NO23◇例えば催眠療法と言うのがある それは あなたの顕在意識を眠らせ潜在意識である 無意識層の中で あなたが 気づかない内に こだわってしまっているものを探し出し それから あなたを 解放するという事が行なわれているし。アーサーヤノフの創始した原初療法という心理療法は幼児期に受けた 何らかの心理的衝撃が無意識の記憶としてとどまり後年 心理的な歪みを生むという。それを取り除く為 幼児期の原初の体験に戻って自己を抑圧している心理的傷からの解放をはかる。もう終ってしまった過去に囚われているなんて 馬鹿馬鹿しいと あなたは言うかも知れないけれど実際 多くの人達が この終ってしまった過去を 潜在意識の中に無意識な記憶として とどめ それに基づいて 行動している。それが抑え様のない 怒りであったり どうする事もできない淋しさであったり性に対する深い欲求で あったりと・・・。 現在のあなたに 大きな影響を与えてしまう。 私の元で この成長過程を目指す多くの人も100% 過去を 引きずって歩いている。そして100%の人が 父や母に なんらかの 憎しみを抱いていた。 怒り 憎しみと言った あらゆる感情の対象物 それは 両親だ。 誰もが一番 最初の出逢いをする両親が元だ。 愛の対象の大元が両親だからだ。そこに対しての悪感情が 少なければ少ないほど そこからの心理的打撃が少なければ 少ないほど人は 生に対して歪みも少なくなるし その逆なら歪みも大きい。だから親というのは 重要な役割を持っている。そして 現在のあなたが あるのは過去によって 型成されている。その歪みを 落とさなければ あなたの未来は 過去のくり返しだ。それ以外は 歩ける訳がない。それが あなたが歩けない大きな原因のひとつだ。 形の上では 違った事をやるかも知れないが その行動の根底に流れる ひとつの流れは 絶対に 変えられない。あなたが それに気づかなければ絶対に変化しない。その根底の流れとは・・・。 例えば あなたの 失敗のパターンだ。その失敗のパターンは ふり返ってみると どれも似ている。もう少し頑張れば 何とか成ったのに いつも あと ひと息と 言うところで投げ出してしまう。逃げ出してしまう。または あそこで もう少し 我慢が出来れば ああは 成らなかったと言った あなたが 過去何度となく悔いて来ているのにも拘らず繰り返してしまう あなたの 生き方 そのものの事だ。それは どんな反省も 勉強も役には立たない ただひとつ 成長が必要なだけだ。それも 本性の成長 内なるものの成長。 今のあなたが消え去れば 消え去るほど内なるあなたは 成長する。 本当のあなたは いつも外へ出たがっているのに あなたがそれを 邪魔している! 彼の話にもどろう彼が 出逢う事の出来た 事実は母を 思い出せなかったのは逆に 母の事を 思い出したくない事実が有るからではないかと 考えた時に突然の様に 浮び上がって来た 場面が有った。それは彼にとっては,とてもショッキングな場面だった。 彼が丁度 3才に成ったか 成らないかの頃の 夕ごはんを食べている場面だった。まるで テレビでも見ている様に ハッキリと 浮かび 上がって来た。 丸い黒い御膳その御膳を 父と母と 兄が取り囲む丁度 夕飯を食べていると突然 父が壁に肱をあてた。 父親は 食事の前から何か不機嫌そうだった。おまけに お酒が入っていた。いきなり 大声で「 バカヤロー! 」と怒鳴り母親を 力一杯 殴りつけた。とてもショッキングで あまりの恐怖の為 彼は 震え上がっている。ところが彼は小さくて 何もする事が 出来なかった。けれども彼は 心の中で 有る事を叫んでいた。それは 声にならない声だ つぶやきだ「 やめてよ お父ちゃん! 母ちゃんが可愛想だ やめてよ! お父ちゃんがいると怖い皆 怖がっている。いつも母ちゃんの事ばかり いじめている父ちゃんなんて死んじゃえばいいんだ。お前なんか 居ない方がいい僕が大きくなったら お前なんか 絶対に 許さない お前なんか いつか必ず やっつけてやる 」ハッキリと 3才の彼が そこまで感じている。これは 考えているんじゃない瞬間に 感じている胸の中の塊を のぞき込んだら これだけの言葉に 成っていた。 ( たぶん あなたにも経験が有るであろう 腹が立った時の衝動で湧き上がる あなたの胸の中の感情の塊・・・あの塊りは 全てが言葉になる。 たったの2・3秒でムッと来る 感情の中身は全て言葉で出来上がっている。ただ余りの多くの言葉が凝縮されているだけに言ってみれば翻訳しづらいだけなのだ。 )そして その場面を 想い起こした 後 母との様々な記憶が蘇えって来た楽しかった 母との触れ合いの日々の記憶が彼に戻って来た。 彼は お母さん子であり母を 凄く愛していた。その母の悲しんでいる姿を見たくはなかった。そして もうひとつの理由は彼の5才の時に 母は亡くなっている。もし 記憶を甦らせれば その「死」の記憶に連がってしまう。この二つの事実を まのあたりに したくない為に 彼は 母との 一切の記憶に蓋をしてしまっていた。それを再び見る事は 悲しすぎる だから彼は 自分から母との連ながりを分断してしまって それには 背を向けて生きて来た。そして「 俺には 母は居なくて当たり前 別にその事で 悲しいとか もし 居たら良いなあとか感じた事はない 」と 生きて来てしまっていた。 事実 彼は 既に幼い頃に母との気持の繋がりを断ち切っていたから それは 強がりではない。 彼は 幼い頃から顕在意識の中に母は 居なくて当り前だと教えこんでいた。ところが再び まのあたりにしたくない過去を生き直そうとして それと出逢おうとして過去をふり返って見ると彼は 新たな事実を発見した。 自分が 憎んでいたのは 父だけだと思っていたのに・・・・。 小さい頃から何か 嫌な事が有ると必ず 「 父親がこうだからだ 」と 心の中で父親の所為にして生きて来た。 彼が 発見したのは その先だ父親の所為に出来ない時には当然 自分の責任を認めなければいけないのに いつも そこに来ると スルリとかわして「 自分が悪いけれど もし母さんが生きていたら俺は こんな風には 成らなかったんだ 」と 彼に とっての聖域であった母を ちゃんと 最後の自已逃避として使っていた事だった。 彼は 心の奥で母を断ち切れてはいなかった。 表層で 頭で 母の死を当然の様に受け入れている彼は実は 自分を悲しませない為であって奥の方では 心情の部分では 母の死を まだ一度も 認めていなかった。 彼は自分にとって もっとも傷の大きいと思われた母の死を再び逃げずに見つめ直す事にした。 何故なら母の記憶が 甦った後3日も彼の頭から離れなかったものがある。それは母が 棺桶の中に入り その母の身体の周りを鮮やかな菊の花に包まれている母の顔だ。それが 妙に 彼の頭に取り付いた。そして彼は 母の死を再び 見つめ直す事を決意した。 彼は その場面の中を生き直した。 見つめれば 見つめるほど母の気持が 鮮やかに 蘇えって来た。 母の 息を引き取る直前の心情が 母の胸の内が母の死を生き直す 彼の胸の中に現れ出て来た。 彼は そこで初めて母の死を心の底から認めて上げる事が出来た。 彼は母を 心底許す事が出来た。この時点まで彼は 母が 自分達を 置いて去った事を許していなかった。 母が死んだ事を 許していなかった。あまりにも 遠い過去の為あまりにも 悲しい事実の為 彼は それからいつも 目を 背けて来た。 忘れ去ろうとして 生き続けてきた。 今日の講座は ここまでで 終わりにしたいと思います。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.27
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◇人間物語のメール講座NO22◇ ☆第二の智慧への目覚め(真の愛を探し求める旅の 第二歩 両親との出逢い)さあ 再び彼の話にもどろう彼の生き方の質 彼を取り巻く 世界が一変した。 周囲の人達が とっても優しくなった毎日が 楽しく変化を起こす。ところが この第一歩目の段階では本当の 質的変化は まだ起っていない。それは現在の自己を 見つめただけでは起らない。まだ 浅瀬にいる もっと 深みに達しなければ以前と同じ もとに 戻ってしまいかねない。 三ケ月位を 経ただろうか彼は だんだんと苦しくなり始めていた。なぜなら結果である 現在の自己を見つめたが まだ その結果をもたらした 原因を彼は 見つめてはいなかった。 原因が そのまま放置されていたら一時的に 取り除けた結果も又 再び もたらされてしまう。そして その結果が自分にとって 苦しい状況を再び味あわなければ いけなく成る事を彼は 知ってしまった。だから原因は まだ彼の中に残ったまま彼は 結果を出すまいと必死で押さえ込んで行く 生き方をする。 当然 以前の様な 仕事の仕方も出来ない彼は 今や迷いの真只中だった。 以前の歩き方が 出来ない様に彼自身が コントロールする。ところが彼は それ以外の歩き方を したことがない。おまけに彼の中には 以前の歩き方以外 出来ない原因が 依然としてある。これは 苦しい・・・。 身動きがとれないし八方塞がりだ。もう 自分の行き場所がない。 丁度 こんな状態の時に彼は 妻から大変な大ヒントをもらった何か 些細な事が原因で口論をした際に彼の妻は 思わずつぶやいた。 「あなたって お父さんに ソックリね」 彼は 小さい頃から父親を 憎んで 育っていた。あんな人間にだけは 成りたくないと思って 全部を 父親と 反対の方向に進んだ。 父親が 酒を飲んで 自分達が 苦しめられたから 酒は飲まない。 父親が 仕事を全々しなかったから自分は 仕事を徹底的にする それも 一生懸命に! 父親が 賭け事ばかりしていたので自分はしない。 全部を 単純に逆さにして行った。 彼の胸の中には「俺も 同じ血が流れているのだから同じ様な人間になってしまう可能性がある だから 絶対にするまい」と心に誓っていた。だって 結果は あの父親だ「逆にすれば 違う人生を 歩める」 彼は 父親の人生 そして父親の元から 自分が 離れるまでの彼の人生を さげすんでいた。だって お金に困り ろくに 働きもしない。 学校へ給食費を持って行けずに休まなければ いけなかった事。 酒を飲んでは 殴られる毎日。 又 22才の時の結婚式にも参加してくれなかった事・・・。 父は 北海道で行なわれる式に 参加する旅費を賭け事に使ってしまい その為 彼の結婚式は彼側から たった1人彼だけだった。 彼は 父を憎んだ。この時の怒りは 自分が 惨めに見られた事も有り凄まじい怒りだった。 思い出したら キリがない位に嫌な事だらけの過去を彼は 忌まわしいと考え その過去を 忘れ込ませていた。そして すべてを 父親とは 逆に 生きる 生き方によって自分はすでに父親とは違う人間に 成った事を自覚していた。だから この頃では 別に父親の事を嫌ってはいなかった。むしろ 父親にも 父親なりの大変さがあったのだろうと考えられる位の彼に 成っていた。けれども それはあくまで 頭の上での解り方であって ハートからの ものでは 無かった。 本当に父親を 理解した訳ではないのに彼は 父親の事を理解しているつもりでいた。そこに 妻の言葉だ彼の 頭の上での 理解は すっ飛んだ その言葉を聞いて ムッとした「何故 俺が親父に 似ているんだ酒は飲まない 仕事はする 賭け事はしない一体どこが 親父に似ているんだ」あんまりだった。 今まで一番 努力している事を そうじゃないと言ってくる 妻の言葉は彼にとって 大変なショックだった。ところが奥さんの言葉が ピッタリ当っていた彼は 型の上では 確かに 似ない様に努めてきた。だが奥さんの言っているのは精神的な 意味だった。 「 あまりにも 自分勝手で 自分の事以外には一見 暖かい思いやりが有りそうに見えるけれど本当は そうでは無く その思いやりは自分が良く見られる為のものであり 本当の あなたは いつも自分の事しか考えていない 」と言う。そして「 もしも あなたに本当の優しさが有るのならば 人にあげる欠片でもいいから私に下さい 」とも言った。これで彼は いっきに落ち込んでしまった。 今まで別に意識して そんな生き方を して来た訳じゃない。ところが一番身近な奥さんの言葉は まさしく その通りだ。 昔の彼だったら そんな言葉ぐらい「へ」とも思わないが今の彼は違う・・・。もう 一歩目の段階に入って しまっている。 今や 二歩目に向い その二歩目が 直前にせまっている事を なんとなく 感じ取っていた。その場を うまく取りつくろった彼は独りになって 考えた「 どうして そんな風に自分の事ばかりしか考えられない人間に 成ってしまったのか? 俺には 優しさや 本当の思いやりは無いのか? 一体 いつ頃から そんな生き方を始めてしまったのか・・・?そんな俺に 父親の事など理解出来てはいないのか?もし 理解できていないのなら それは一体なぜか? 」 彼は 考えに考えた一ケ月間の間 自分の過去を自然にふり返り始めた。ところが なかなか 昔の事を 思い出せない。 自分の 小学校の頃までは思い出せるのだが それ以前の 母親が 生きている頃になると ピッタリと 記憶は途絶えたままだ。 昔から 母親の写真を見ても何故かピンとこない。これが 自分の母親だと言う実感がない。そして母親が死んだのは彼の 5才の時だったと言うのに その母親に関する一切の記憶が無い。 彼は 何故か 考えた そして ある事実に出逢った。あなたは 知っているだろうか あなたが 母親の胎内から生まれ出た時点から 今日までの 過去を人間は 一切憶えていると言う事実を・・・。それは テレビの画像を見る様に その時の光景が そのまま流れ出て来る。その時 母が着ていた着物の 柄までもが蘇えってくる。それどころか 匂いまでもが蘇えってくる・・・。 幼い頃 母に抱かれて 吸っている乳の匂いまでもが鮮やかに 蘇えってくる事を・・・。それは あなたの 潜在意識の中に すべて インプットされている。あなたが ただ普段 使って生きている顕在意識の中には そんな記憶は インプットされていない。ただそれを 思い起せないのは普段の 日常生活の中で そんな事は必要とされていない為に やった事が 無いからだけだ・・・。 人間は やった事がない事は無理だと考えてしまう。もしも普段から 必要で それをしていたら それは 難無く出来てしまう。ちょっとした訓練で それらは可能になる。 今日のメール講座は ここまでにしたいと思います。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.26
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◇人間物語のメール講座NO21◇彼自身も あのまま進んでいれば多分 家庭は 放壊していたことだろう。これに気づかなければ自分で 自分を 痛め続けて行ってしまう。ところが多くの人は この事実に目をそむけたまま歩いて行こうとする。 知らず 知らずのうちに人を見下してしまう 偉い人に 成ってしまっている人ほど この事実に気づけず苦しみ もがく道を歩いて行く。だが それは あなたが 好きで歩いて行っているんだ わずかな 勇気さえあれば この事実には 誰もが 必ず 気づける。あなたは そんな事を考えていたら仕事など出来やしないと 思うかも知れないが これは 仕事以前に見ておく必要のある 大切な問題であるのに あなたが もしも これを していないとしたら あなたの 仕事の程度など知れている。 第一 あなたの未来は破壊の 繰返しの輪の中から脱しえない。そして 今より更に苦しくなって行く事を 承知で 歩いて行くがいい。 苦しくなっても 誰の責任にも しない事。 会社をやめて 仕事を変えたって駄目だ それは大した役に立ちはしない。だって それはあなた自身に 原因があるのに そんな事をした程度じゃ問題は 解決しない。それじゃまるで他人に 間題が有ったかの様じゃないか。あなたは口先では 俺に問題があったと言うが あなたの 取っている行動が責任は 会社に有る 妻に有る俺じゃないと 叫んでいる様に見える。それでは 問題は解決できない。 問題を解決するには あなたに死ねるぐらいの 勇気がなければ駄目だ。 死ねると言っても開き直りの死じゃない。もう どうにも成らなくなったから死ぬと言うのは 逃避だ そう言った たぐいの死じゃ 駄目だ。そんなものは なんのプラスにも成らない。そうじゃない この問題を解決するにあたって 私は 命までをも 差し出す用意が有る と言った方向だ。 今までの あなたの死 今までの あなたの 全てを賭けて この問題と 取り組もうと言った勇気さえ あれば あなたは変身する。あなたは リフレッシュされてしまう。そして 此処が これから始まる旅の 第1歩だ。 現在のあなたを ありのまま見つめ その全てを 受け入れる。すると 同時に変身が起こる あなたは リフレッシュされてしまう。あなたの変身と 同時に あなたを取り巻いていた世界までもが 変身する。あなたは この世で ただひとつの可能な道を 歩み始める。 絶対の道。この道をおいて 他にはない道。 最大で 最高なる道。あなたが 何十年か前に 現われ 出て来た所に帰り始める道。 真理に出逢う道。だが ここは丁度 道の始まりだ。あなたは 今まで長い事 生きてきて やっと この道に辿り着けた。まだ 先は長い。だが この道の 始まりに 辿り着けた事を祝って良い。 多くの人達は 辿り着けないままに去る。だが あなたは辿り着けた。 一息 入れていい。それは 価値ある到着点だ。あなたの本性が中々 言う事を 聞いてくれない様するに 素直じゃない あなたを ここまで 連れて来てくれた事に感謝する事。だって それは 至難の技だ あなたの 本性は ずっと ずっと それを 願っていた。あなたの奥の 奥の奥底からの 訴えだったし願いだったところに今 あなたは辿り着いた。これは感謝に 値する。そして その道の 間違っていない事を私が 保証する。あなたは今 正しい軌道上にある第1歩では 有るが此処に 来なければ旅は 始まり得ない。そして第二歩 第三歩 第四歩と 進み あなたは 初めて あなた自身の本性の誕生を経験する事ができる。くれぐれも 言っておきたい。あなたの 誕生は 四歩目を超えた時だ今のあなたは あなたじゃない・・・。あなたじゃないものに しがみ付いて いるのだから死ねる勇気を 持てと言う。そんなものは 死んだ方がいい あなたじゃない あなたに しがみ付いていて あなたと言う感覚を 与えているものが死ななければ あなたの本性の誕生はありえない。この道の途中あなたは 何度も何度も頭を打ちのめされ ハートを揺さぶられ死と言う恐怖と 戦ってしまう。だが そんな時には 死を与える 勇気を持ちなさい。 本来の あなたの 誕生の為に。そして この道を歩む必要性は こうだ あなたの 肉体の誕生は あなたの 知っての通り あなたの 誕生日に起ったが あなたの 本性の誕生が まだ起ってはいない。だって あなたが「俺」は「私」は と言う時に あなたは 一体 何を指して「俺」は「私」はと言っている?まさか この肉体は とは言ってはいないだろう?その「俺」はとか「私」はと指し示めしているもの こそ 問題だ。 私は 何度となく死ねる勇気を持って この道を歩まなければならないと言っている。その死は肉体の死を言っているんじゃない。その「俺」の死だ その「私」の死だ その あなたこそ障害になっていて あなたの本性は日の目を見る事が出来ない。 私は その「俺」は「私」は の上に死をもたらしたい。あなたじゃないものを掴んで「俺」は「私」は と言っている あなたは まだ 目を 覚ましては居ない まだ 誕生してはいない。 目を覚ましても居ない あなたは あらゆる 馬鹿げた事をする。それは 一種の狂人だ あなたは 自分で何をしているのかさえ 解らないし そんな あなたの してきた事を 反省したり責めてみたり 苦しんでみたりと大して役に立ちもしない事を しながら生きる。だから今度は もっと 馬鹿げた事をする本当は 目覚めていない あなたが何をしたところで世の中に それを責められる人間など誰も居ない。だって まだ あなたは 目が覚めて いないのだから寝ぼけたままの行動それを 責め裁ける人がいるだろうか。そんなあなたが例え 殺人を犯してしまったところで それを 裁ける人は 本当のところ世の中に一人もいない。そして その「俺」が「私」が死ぬ時に あなたの 本性の 誕生がなされる。 真のあなたの誕生は今日までの 一切の汚れを洗い流してしまう。これこそ イエスの言う復活だ。ブッタの言う覚醒だ。あなたは ようやく第一の智慧に辿り着いた。だが この道の終着点である復活が 覚醒が あなたに 起るまでは 歩みを止めては駄目だ。 それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.25
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◇人間物語のメール講座NO20◇だから これほど多くの 自分を誤魔化す為の道具が必要になる。お酒や ドラッグや 賭け事や ゲームや 携帯や 出逢い系や クラブや なんやかやと言うものが その不安を一時的に 掻き消してくれる。そして個々においては 愛やSEXが この不安を掻き消してくれる格好の道具となる。こんな あなたに本当の愛など起こるはずも無い。 紛らわしの愛 紛らわしのSEXいつまでも同じ相手で居ると飽きてきて紛らわす事が不可能となる そこで あなたは 次なる相手を求め旅をする そして何人 何百人と相手を変えても あなたは 絶対に満たされない。だって道が違う あなたは その不安に入って行って その不安が何なのか どこから来るのか調べ確かめるべきなに・・・。あなたは ただ逃げ回ってばかりいる あなたが 逃げ回れば 逃げ回るほど その不安は より大きなものとなる それは あなたが あなた自身の手で大きくしてしまっている。そして その不安を紛らわせる為の愛 動機が間違っている始めの第1歩から間違っている。あなたが 幾ら 愛を求めたところで真実の愛は 起こりはしないだろう相手じゃない あなたこそ 問題だ。だって今日まで何度と無く経験した 愛の中で あなたは いつも相手の責任ばかりに して来たじゃないか それでも 何も変化は無かった。 今こそ あなたの問題を 問い始める時が来ている そうでなければ あなたは一生 愛の浮浪者で終わってしまう事になる。 彼は 現実の自分自身の姿を見始めた周囲の目から シビアに直視した自分の姿を頭の中のイメージ化した自分など通さずに見ることにした。それは 中々自分で見ることは出来ない代物なのだ・・・。 触れ合う全ての人に見えている 生身の自分とは一体 どんな姿をした自分なのか?それは 自分にとって都合の良い部分も悪い部分も無く 全てに目を向けた時に初めて見えてきた。ここからは 彼の言葉をはさんでみよう彼は言う「私は人に理想を掲げては ついてこさせ本当は自分の評価を上げて行く為の道具にしか 使っていない 腐りきった人間であった事。こんな人間に ついてくる人は いなくて当然な事。そして 私一人だけが それに気づいていないだけで周囲の人達には それが筒ぬけに見えていて我慢をしてくれているのに それらを 一人隠し続けられていると思っていた 悲しいピエロが 私だった事に 妻を通して 始めて気づく事ができた」 彼は言う「私は 妻になり 妻の一日の生活を できるだけ正確に 生きてみた妻は 北海道の生まれであり近所に 頼る人は誰ひとりいない これを 私は知っているつもりで完全に 忘れていた。 職場で 気軽に友人を作れる私とは わけが違う明け方近くになって そんな馬鹿な私は まるで当り前の様な顔をして 帰って来る。いつも自分の仕事しか考えていないから妻の気持などというものは まるで わかっていないし考えようともしていない。そして 朝7時 妻は昨夜も遅く毎日2,3時間しか寝ていず休みも満足に取っていない身体を気づかって私を起こす。ためらいながらも 起こす。なのに 妻のこんな気持も 姿も見えない為に さも 俺は疲れているんだとばかりの顔をして 私は 起きてくる。 朝食のテーブルについてから妻は私に 盛んに話しかけて来る。やれ あそこの桜がきれいだとか隣の○○ちゃんが 大きくなっただとか。しかし この頃の私は瞬間的に 自分にプラスになる話し以外は一切 聞かない様に できていたし自分が知らずに見下している者の話しは こっちの耳から あっちの耳だった。 妻の話も まったく聞かずに うるさいから だまっていてくれ俺は 仕事で疲れているんだとなる。 妻は とても淋しそうな顔をするが それが なぜなのかを わかろうとしなかった。それどころか なぜこんなに 夢中に話してくるのかも わからなかった。しかし妻にとってこの時間は 1日の中で1番大切な時間であり この朝の会話は私と話す事の出来る唯一の時間で この時間をのがしたら1日中 誰とも話せないどころか夕食だって別々 休みはないと言うので一生懸命だった。それ程 妻にとっては貴重な時間だったのである。そして 夜になると近所の家々から 笑い声がもれて来る その笑い声を聞きながら自分の淋しさを 誰にも話せず一番 自分の気持をわかってほしい夫にさえ わかってもらえない淋しさを一人で我慢を し続けながら たった一人で ポツンと夕食をとる妻の姿が浮かんできた時に私は妻に対して何ひとつ していなかったどころか この手で妻を 精神的に踏みつけにしていた自分に やっと気づく事が出来た・・・。 小さい頃から 泣かずに育って来た 私も この時ばかりは 大声を出して泣いた。 自分は 幸福にしていると思って していた行動すべてが自分の一番大切な人を これ程までに 苦しめていた事実を知った時 泣かずには いられなかった。ただ ただ自分に悔しくて 情けなくて・・・。 確かに 今まで 頑張って来て役職も 金銭も得てきたが失ったものが 余りにも大きかった。かっては 多少なりともあったはずの優しさや いたわりと言った精神的愛情が ゼロに等しかった。 妻が 欲しがっていたものは役職でも 金銭でもなく時間など掛からずに 今直ぐにでも出来る「私の話を昔の様な あなたで聞いてほしい。 月に一度でいいから二人一緒に 夕食を食べたい」と たったの これだけだった。なんと 馬鹿な 男だろう自分にもっとも 身近な妻の本当の本心からの気持さえも まったく 理解できない人間に他の人達の気持など理解できている訳がない。この時の妻の言葉は いまでも耳に残っている「偉くなんて成らないで欲しい毎日生活できる程度のお金だけあれば他には 何もいらない」と言って生き返った様な顔になった。この彼の話してくれた事が 事実 今 世間の多くの人達の上に起っている事だ・・・。ほとんどの人達が自分のもっとも 大切な家庭を そうとは 気づかずに 1番 踏みつけにしてしまう。 家庭を破壊して行く事は自分を破壊して行く事に 繋がっているし 最後には仕事など出来なくなってしまう道を歩んで行っているのである・・・。この文中の妻のしている思いは現在では両親が働いている家庭が大半なので今は 多分 子供達がしている事だろう・・・。だから小学生でさえTOPの大きな文字で書いた大人でも実感で理解する事の難しい文章を やすやすと実感で理解してしまう。そして救われたと言う・・・。 小学生や中学生がだよ。なんと言う世の中になって来てしまったのだろう・・・。こんな事を放って置ける訳が無い。だから私は草の根的にでも動いて 微力では有るけれど 私なりに手助けをして行くんだよ。 TOPの文章が実感で解る事の出来る人達は今現在の 自分の可能性の閉ざされてしまった人達だ。 孤立無縁の人達、 或いは死の選択をしようか迷うぐらいに辛く苦しい想いをしている人達だ。あと ひと押しで死を選択してしまう可能性の有る人達 何かの 辛い思いや苦しい思いひとつで そんな きっかけ ひとつで死を選んでしまう人達だ。 彼らには あの文章が解る 一筋の光のように彼らには見えるのだ。そう それは新しい唯一の可能性だ。 誰も頼ろうとは思わないし誰も責めようとも思わない。ただ社会の中に新しく気づきの流れを生み出したい。 極々小さなゴミ粒程度の流れだって構わない そんな流れは 今私の周りに生まれ起こり始めている。 私は私を頼りにして歩くだけだし私に可能な事をして行くだけだ・・・・。 何故なら無理は たとえ どんなに当たり前の様に出来たとしても身体にも精神にも悪い影響を与えてしまう。だから私は無理をせずに長続きする道を選ぶ・・・。 今日のメール講座は ここまでにしたいと思います。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.24
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◇人間物語のメール講座NO19◇自分にとって大切な人とは イコール 自分を大切だと思ってくれている人に気づかなければ 解かるものではない。 頭とか 理屈の上での 解かり方など まるっきり 解かってなどいないんだと言う事を彼は 初めて理解できた。 彼にとって もっとも大切な人と言うのは より身近で 彼の身近すぎて すべてを当然の様に 考えてしまっていた 妻であった。 妻の事は大切に出来ているという彼自身の 決め付けによって まるで見ようとはしていなかった。この頃の彼は 知らず知らずの内に自分の私利私欲の為に社会的な地位や名誉を追いかけ「会社の為に 社員の為に 妻の為に」と言う 大層な掛け声は 大義名分と成り下がり 実際には自分の評価を上げる為だけに懸命になっている人間と化してしまっていた。そんな 現実の彼自身に気づけず自分は こういった人間なんだと彼自身が 考えている自分像との間に大きなギャップが出来上がってしまっていた。あなたも 彼同様に自分自身の姿を 見誤ってしまっている。あなたが考える あなた自身の 自分像と現実の あなた自身の間には大きなギャップが有る それを あなたは知っているだろうか・・・? 多くの人達が この もっとも初歩的な事実を知らない為に 悩み苦しむ この事実を知らない為に あなたの心の中には 様々な不安が生じてくる。これから話し続ける事によって私が あなたを連れて行きたい処に至る為の最初の扉が 此処だ。あなたが あなた自身を知る為の最初の扉が 此処だ。だが これは あくまでも第1歩目の扉だ この程度を 知ったからと言って ここで 良い気持になったり立ち止まったりしては 駄目だ ギリシャの哲人ソクラテスが あれほど 学びに学んだ人が有る時に 見い出した事実 彼は この事実に気づいた時に こう言っている「私は 今迄 あらゆる事を知っていた 知れる限りの事を 知り尽くしていたと思っていた。 だが私は 今初めて知った。 私は何ひとつとして知らなかったのだ」と・・・・。これを聞いた 弟子達は 非常に驚いた そして我が耳を疑った。あれ程までに 物知りの先生が「私は何も知らなかった事を 知った」と言う弟子の彼等には ソクラテスの言った この言葉の意味が理解出来なかった とうとう 先生は 頭に来てしまった様だと弟子達は囁き合った。だが違う この時 ソクラテスは 人間の知る事の出来る もっとも偉大な智慧の道が続く扉の前に立っていた。その道とは多くの賢者達の至った道だ あのイエスの あのブッダの 至った道だ。この道の最後には ブッダの イエスの入り込んだ 溶け去った 空間が有る大いなる空間 何者も汚すことの出来ない絶対なる空間が有る。それは 宇宙の様に果てしなく広がる 無限の空間だ。そこに至った者達を人々は神と呼ぶ何故なら そこに至った者達は その空間 そのものに成ってしまうからだ。そして あなたにも あなたの周りの誰しもが そこに至る事が可能だ。だが道は 非常に見えにくい その道には 段階が有る。 慎重に根気良く歩まなければ あなたは すぐさま道を 踏み外してしまう ブッダやイエスの溶け去った空間には祈ったり荒行をしたりして辿り着ける事など 有りはしない。そんな事をして そこに至った例は 今迄には無い。 違う もっと別だ第一 その道は 何も 特別な人にだけ許されている道ではなく全ての人達に可能に成っている。ブッダやイエスの指し示している道は非常に簡単だ それは簡単すぎると言っても良い だが あなたが余りにも難しく生き過ぎている為に それは難しく見える。だから きっと あなた達に話すより彼等の話しは 子供達に向かって話した方が もっと すんなり理解できる事だろう何故なら子供達は まだ それほどまでに難しく生き過ぎていないからだ。まず あなたは それほどまでに難しく生き過ぎている 自分に気づき その こんがらかった糸を一本の糸に紐解く事から始めなければならない それが 最初に踏まれるべき 第一歩だ。あなた自身の現実の姿は一体 どんな姿をしているのだろう ちょっと あなたの周囲を見渡してごらん あなたの日常の人間関係を その中で あなたが もっとも鼻につく人物あなたが 近寄りたくない人間それが あなただよ! 或いは 1人1人の人間の中に見い出してしまう あなたの 最も嫌う部分それと同質なものを あなたも持っている。あなたは あんまりだと思うだろうが それは 紛れも無い事実だ。あなたの中に それと同質な部分が有り あなたは それを見せられると嫌う。なぜか?それは あなたの姿 そのものを相手が映し出しているからだ。ところが あなたは その事実に中々 気づかない なぜなら あなたが考える あなたは あなたが 常に緊張し 意識している時の いわゆる周囲の目を 意識して作り上げた あなたを あなたと思い込んでしまっているからだ。けれども現実には そんな あなただけで生きている訳じゃない。あなたが気づかず無意識になっている時が1日の中で 何度と無く有る周囲には その あなたまでもが含まれて丸ごと見えているという事に あなた1人だけが気づかない。あなたが嫌う人は あなたが 無意識と成っている時に見せる あなたの姿を そのまま見せてくれる。そして その相手も 又 無意識でいるから あなたに 見られている事には気づかないままだ。 例えば私が今 あなたの目の前に居て あなた以外に 10人の人達が居たとしよう。いいや 100人の人達が居たとしても構わない。そして 皆に ある約束事をして貰う。 「今から 私が あなた達の目の前ですることを見たまま そのままに伝えて欲しい」と更に「あなた方と私の間には 何の利害関係も無い事にしよう。そして立場も同等な立場の人間と いう事にする。くれぐれも見たままを シビアに そのまま 伝えてくれる事を お願いするし これを言ったら あの人が傷付きそうだとか 周りの人達から 自分が悪く見られてしまうと言ったような あなたの考えを入れずに伝えて下さい」と言ったお願いを前もってしておくとしよう。そして解かりやすく 私が10と云う度合いで悪い事をする。 皆に聞く。 すると皆は見たまま私に伝えてくれるから10人の人達であろうが100人の人達であろうが それは 同じ答えになる。しかし 先ほどの約束事が無ければ答えはバラバラに成ってしまう。なぜなら それぞれの考えや生き方が入ってしまうからだ。ところが 先ほどの約束事が 有る為に皆が見たままに伝えてくれる。 答えは ひとつに成る。 「あなたは10悪い事をした」 正解だ そして 私は「解かりました10ですね 10悪い事をしたことを受け容れます」けれども ここで問題が起こってしまう私の心の中で自然に自衛本能という自分を守ろうとするシステムが働き出してしまうのだ・・・。その結果10を 半分の5にカットして受け容れてしまう と言う事が起こっているのだが本人は それに まったく気づかない。これは実際に普段の生活の中で私達が経験していることだ。 人からの指摘や苦言は とても聞き心地が悪い それが半分の5にカットしている時なのだ。 今度はそれとは正反対に10と云う度合いで良い事をする先ほどと同じ様に 皆の答えは同じだ「あなたは10だけ良い事をした」と伝えてくれる そして私は「わかりました10ですね10良い事をしたことを受け容れます」と答える。 先ほどと同じ様に自衛本能が働く自衛本能とは 文字の通り あなたの心の中に勝手に働く自分を守ろうとする本能だ自分にとって都合よく働く本能だ今度は良い事なので10の度合いを 倍の20に増やして受け容れてしまう。これも普段の生活の中で私達が自然に やってしまっている所を目に出来る。 人からの誉め言葉は とても聞き心地が良い これが倍の20に増やして受け容れてしまっている時だ時によっては それを何度も思い出しては味わい直す事まで やってしまう場合すら有る。ここまでの事で大きな問題が生じてしまっている事に気づいているだろうか・・・・?それは 皆は 私の姿が テレビの画像を見る様に そっくり そのまま見える シビアで ありのままを捉える事が出来るし客観的だ。ところが 私には 私の姿を テレビの画像の様に見る事は出来ない。どうしても主観的に成ってしまう。 皆が見た 私と言う人間は先ほど10悪い事をして 10良い事をした悪い事をマイナス 良い事をプラスとして見ると プラスマイナス0と言う人間が 私だ可も無し 不可も無しと言う人間が皆に見えている 私の姿だ。ところが 私は先ほど 悪い事をした時に半分の5にカットして受け入れ良い事を10した時に それを倍の20に増やして受け容れていた悪い事をマイナス 良い事をプラスとして差し引きすると プラスの15と言う人間が私が勝手に 受け容れてしまっている私だ これは 現に あなた達にも 起こってしまっている。 日常の中で自分への批難は 耳障りで誉め言葉は聞き心地が良いと言う様に ここには大きなギャップが生まれてしまっている。 勿論 現実の私の姿は 皆の見た プラスマイナス0の姿が本物だし正しい 。 私の見たプラスの15の私の姿など どこにも存在しないし 誰にも見えない。そんな 私の姿が見えるのは世界中で 私1人だけだ・・・・。これは 何と言う事実だろう今現在に 生きている本当の私の姿を私は知らず 私以外の周囲の 全ての者達が見えている。そして 私に見えている 私は世界で 私以外には 誰にも見えないし実際には 居ない。 実際には 居もしない我ならぬ 我をつかんで私は生きている。 有りもしない 私像を私と思って 生きて行く 生そこには 様々な問題が生じて来てしまう。あなたの知っている自分像とは今迄 生きてきて 色々な体験や人から言われた言葉を 通して頭の中で イメージ化した自分だ。イメージによって頭の中に作り出している自分あなた以外 他の誰も知らない自分だ他の誰にも見えない自分だ自分にとって都合の良い部分だけを見て あなたの 頭の中に作り上げた自分だ それはイメージであって本当には居やしない このイメージを通して全てを見ていると あなたには 全ての物事は 歪んで見えてしまい あなたに現実を見る事は不可能になってしまう。それは 歪みきった事実が見えてしまう歪みきった事実など事実から 程遠いと言うのに・・・。しかし あなたは それに気づかずに その歪んだ事実に従って 手を打つ一時的な解決しかされず 根本的な問題は先送りにされたままだ だから再び同じ問題が発生して来てしまう。 何度も何度も同じ問題に対応させられ あなたは だんだん 嫌気がさしてしまう。そして それどころか あなたの周りにには そんな問題が どんどん増え続けていき あなたは 最後には逃げるしかなくなってしまう。 様々な問題や悩みに追いかけられ続ける生その追いかけられている不安を誤魔化そうとする為の生そんな あなたに 辿り着ける場所など どこを探しても無い。これが今 世の中の多くの人達に起こってしまっている問題だ。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.23
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◇人間物語のメール講座NO18◇ ☆愛を探し求める心の旅の第1歩☆嫌な事を忘れる為に何かにつけて 目の前に有る 物事に対して熱中する生き方を 身に付けた彼は 22歳になっていた。 彼は19歳の時に知り合った女性と二度目の愛を経験し 22歳で結婚した。この愛も 彼は激しく燃え上がった どうも 彼は激情するタイプの様に見える・・・。だが 彼が ちょっぴり大人に成れた所為か以前の愛の体験で苦しい思いをしていた所為か この愛が終りかけた時 彼は 以前と同じ様に 再び"死"に 逃げる事をしなかった。 何となく 逃げれば 再び この愛で傷ついた思いを胸にしまって 引きずり続ける事を以前の体験から学び取っていた彼は そんな思いは二度とゴメンだとばかり もう その愛は終わってしまっていて自分が嫌われているのにも拘わらず 彼女に迫った。 電話を掛ければ切られるし手紙を出しても返事は来ない もう彼の心と来たら落ち込みっぱなしだった・・・。ところが彼は それでも諦めなかった。 非常に執念深い男だ 今ならストーカー行為で捕まっているよ。 彼は自分が諦めない限り その事は絶対に終らず いつか必ず成果が上がる事を色々な物事を行なう度に 体得していた。だから彼は 自分が傷つき 苦しくて 諦めてしまう事が先か彼女が こちらを振り返ってくれる事が先か もう自分との戦いだった。 彼女の事は 単なる口実であって もう そんな事は どうでも良かった。 「ここで苦しくて負ければ 逃げれば今迄 あの最初の失恋の どん底から 立ち上がった日 以来 物事に対して 決して屈服せずに 勝ち続けて来た自分が無くなり ずるずると 以前のような 負け犬に成り下がる そんな事だけには成りたくない。それを 考えたら 苦しいのぐらい屁でもない。 俺の辞書に負けは無いんだ 負けは許されないんだ」まるでナポレオン気取りだ こんな彼に 見込まれた 彼女は憐れだ・・・。とうとう彼の熱意に 彼女は負けてしまった。そして結婚したのが彼が 22歳の夏だった。 彼女と結婚する事が出来た彼は此処までの思いをすれば何でも自分の思い通りに成るんだという考えを より強めてしまっていた。 結婚後 4年たった 彼は有る会社の営業部長になっていた。その時 彼は26歳 彼は ある信念を持っていた その信念とは こうだ「努力しなければ 世の中 出来ない事だらけ努力をすれば 世の中に 出来ない事なんて何ひとつ無い」その頃の彼は まるっきりの ツッパリ人間で怖いものなど 何ひとつ無かったし自分に出来ない事など何も無いと本気で思い込んでしまっていた・・・。ここまで自信を持ってしまう人間ほど世の中に 害毒を流してしまう人間はいない彼も 御多分に漏れず その中の1人の人間に成っていた。ところが 困った事に 彼自身は そんな自分に満足をしてしまっていたのだ。 彼は 結婚した時に 有る事を決めていた。 精神的な愛情ならば いつでも上げられるが彼自身が 幼い頃から 嫌な思いをし続けて来た物質的な愛情を与えるには時間が掛かる まずは この物質的な愛情を与えるのが先だとばかりに単純計算で仕事をバリバリやれば 役職が上がる役職が上がれば 当然 給料も上がる自分が大変なぐらい 何でもないと彼は バリバリ仕事をこなして行った。そして 結婚4年後の 彼の生活は こうだ いつも帰宅は 午前2時から4時 明け方 7時には目を覚まし30分の朝食の後 会社に出勤し仕事 仕事 仕事 家に帰ってきても仕事の事が頭から離れていないから まるっきりのビジネスマシン おまけに電話も入れずに平気で2・3日も家を空ける始末 休みは未定の3ヶ月に1度くらい更に彼は 平気で こんな事を言う様に成っていた。 「俺は役職も手に入れた 給料だって こんなに良く成った。だから妻を幸せにしている。こんなに汗みどろになって 妻の為に働いているのだから まさか文句など無いだろう。 普通の人達だって ここまでの事は出来ない。でも俺は1番 時間が掛かる 誰にも出来ない事を こんなに大変な思いをして お前に与えているのだから俺の愛情こそ 本物だし その愛情を解かれ」などと言っていたし 本気で そう思い込んでいた。そして1番大変な思いをしているのは自分だけで妻のことは幸せにしていると信じて疑わなかった。 自分を犠牲にしてまでも相手を幸せにする。これが もっとも深い愛情表現だと思っていたし事実 彼は妻を愛していた。だからこそ こんなに過酷な生活が続けられたのだ。その頃の 彼は 人に「あなたにとって もっとも大切な人は 誰ですか?」と尋ねられると 胸を張って「会社の社員達です 私の部下達です」などと本気で答えるほど 仕事だけに埋もれきってしまっていた。 仕事以外の一切は全て無意味な物として彼の目には 映る様に成ってしまっていた。 彼の 答えの理由はこうだ社員達が いるからこそ 会社が有って その社員達が 頑張ってくれているからこそ給料が貰え 彼も妻も生活をしていける だから 社員達が1番大切だという理屈だった。 彼は ある機会に恵まれて初めて それまでの全てが間違っていた事に気づくことになる・・・。 今日のメール講座は ここまでで 終わりにしたいと思います。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.22
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◇人間物語のメール講座NO17◇50錠も飲んだから 堪らない彼は ものの1分も立たないうちに頭はもうろうとして ベッドに倒れ込んだ遺書を書き残すつもりでいたらしいのだが それすら 書けずに 彼は眠り込んでしまった。その夜 50錠もの薬を 彼の身体は受け付けず彼の眠っている間じゅう 彼の身体は必死で戦い続けた。 身体の各所に 危険信号が発せられ彼の身体は 彼が眠っているのにもかかわらず彼の意思など無しに「身体」それ自体で身体を助けようと一生懸命だった彼の身体は 彼自身は眠りながらの状態で朝方まで 何度となく 薬を体外へと吐き出し続けていた。そして早朝 父親は 昨夜から 苦しそうに何度も吐き続けていた彼を病院へ連れて行こうとして驚いた。 彼の顔は 土気色をしていて眠り続けたまま声を掛けても 揺すっても 返事が無い ベッドの上の睡眠薬の空き瓶を発見して 初めて 事の重大性に気づき あわてて 近くの病院に運んだ。ところが その病院では応急処置しか出来ず直ぐに救急車で大病院へ しかし その車中では 患者の様態の確認の為 瞳孔反射ということをするのだが(目にペンシルライトで光をあてる) 瞳孔が開いたままで殆ど反射が起こらない状態であった彼を見て救急隊員が「もう駄目かも知れない・・・」などと言っているのを聞いて 父親は生きた心地もしなかったらしい。 病院に着いた彼は すぐさま 胃洗浄を受け胃の中の物を すっかり外へと 吐き出さされた。 後30分の命だった・・・。 身体へ回った薬の為に 彼は丸2日間 眠り続けた彼の意識が戻った時 真っ先に目に入った天井の違いに気づき始めて助けられた事を知った。そして 彼のベッドの周りには 父や兄弟の心配そうに見つめる姿が有った。 彼は父親に殴られると思っていた。なぜなら それまで彼が悪い事をした時には必ず父の鉄拳が飛んで来たからだ。だから 彼は覚悟をしていた。ところが父親は そうはしなかった それどころか 目にいっぱいの涙を浮かべ「 お前が こんな事で死んでしまったら 俺はどうやって お前の お母ちゃんに詫びたら良いのか 解からない・・・ 」と そこには 彼が これまで見たことのない必死で我が子の命を 祈り続けた父の姿が有ったのだ。この父の姿は 効いた・・・・。 彼には殴られる以上の効果が有った。この父の姿を見て 父の言葉を聴いた ただ それだけで 自分の事しか考えて居なかった自分に気づかざるを得なかった程この時の父の姿と言葉は 彼には効いた。 翌日 病院を退院し家路に着く彼の見た外の景色は実に素晴らしかった。5月の中旬で その季節の風が彼の頬を撫ぜて緑の新鮮な匂いや新緑の若芽達の息吹が感じられる それらと共に 彼は自分が生きている事を初めて感じ取れた。 「 若芽の 黄緑色の 若葉が目に沁みる 空が真っ青だ 生きていて 本当に良かった・・・ 」 彼女が居ないのに 彼1人なのに それが感じられる彼は その道々 色々な事を感じ取っていた。 「 自殺というのは逃げ以外の何物でも無いんだ 自己逃避だったんだ 僕は もう二度と逃げないぞ。どんなに苦しくても絶対に逃げない! 」そう・・・彼は 自らの体験で完璧に理解した。それは 命を賭けた理解だった。 彼は この日以来 完全に別人になってしまった。 死の淵まで行って 引き返して来た彼は まったくの 別人になってしまった。それからの 彼の生き方は ガラリと変わった。それまでは何をやるにしても 余り努力と言う事を しなかった彼が その日を境に全てに努力をするような生き方に変化した。そして努力をすればするほど成果が上がってくる彼は面白くて仕方が無かった。 自分が こうしたいと思った事に対して100パーセントの努力をすると必ずと言っていいほど彼の思い通りに成っていった。 彼は もう有頂天だった。だって そうだろう あの 辛いことだらけの 幼い頃からの 彼の人生が彼女を失った 失意のどん底から立ち上がった日を境に一変してしまったからだ。 私は それが 何故かを知っている。 彼には まだ この時点では気づけていない事が有る。それは 彼が幼い頃から 背負って来た 重い 重い荷物を彼は 彼女に出会うことで 全て降ろせた。この荷物を 降ろさなければ そこに愛は芽生えなかった。 彼は荷物を降ろした。 要するに それまで着ていた殻から抜け出た。 荷物とは 本当は この殻の事だった。そして愛が起こり夢の様な日々は過ぎ去り愛が終わり彼女を 失った時 彼は 彼女を失った事を 認めようとはせず それを認めるくらいならと 死を選んでしまった。なぜ 彼は そこまでの事をしたのだろう・・・?それは こう言う事だ彼は 彼女との 愛の中において まったく 新しい自分を発見していた。 殻から抜け出ている自分その自分の爽快感その自分の楽しさ愛をきっかけに 以前の冷たく重い自分は まったく過去のものと なっていた。その愛の中で生まれた 新たな自分は 彼女が与えてくれたものであって 彼女を失う事によって 新たな自分さえも失ってしまう気がした。もう あんな昔の自分には帰りたくないし戻りたくなどない今の この新たな自分が無くなってしまうという事は昔の 惨めな自分に戻るという事だ そんな事よりは 死の方が まだ ましだ!その結果 自殺を選んでしまったのだが・・・。 事実は違う。 彼女は 単に手を貸してくれただけであり 実際には 全部 彼自身が起こした事だった。だから彼女を失ったところで本当は 無くしてしまうものなど何 ひとつ無かった むしろ この事実に気づく事が出来て たった独りでも 新たな自分は失われないという事を発見し 軽やかに歩んでいく事が出来たろう。だが ここまでの事に気づくのは非常に難しい。 何故なら 彼は 彼女によって こうなったと思い込んでしまっている。 彼自身が 彼女に対して開いたから彼女は 彼を 理解できた。 別に 彼女だけが 彼を 理解できる 訳ではない。 本当は 彼が開けば 誰もが彼を理解する事ができる。だが 彼は 自分を理解できるのは彼女だけだと思い込んでしまっていた それは初めて 自分を 理解して貰えたからだ。けれども 彼女が彼を理解する事が出来たのは あくまでも 彼が開いたからだ彼が初めて開いたからだ それは 彼自身のした事だ。これらの事実に気づいていない時の 愛は苦しい。 彼女を失うと言う事は自らも失ってしまうと言う事に繋がるからだ・・・。だから 彼女を絶対に失いたくなかった もしも失ってしまった場合には「死」しかない だって彼女を失ってしまったら それだけで その愛の中に居た 新たな自分も自動的に死んでしまうことになる。 彼は病院から退院した時に半分だけ それに気づいていた空の青さ 木々の緑 頬を撫でる風を感じて自分が生きている事を感じ取った時に半分だけ気づいた。 半分だけ気づくというのは夢を見ているような感覚が半分だ それは その時は 確かに ハッキリ見える だが 夢と同じく すぐさま忘れ去ってしまう消え去ってしまう。 彼のが丁度 似た様な感じだった今 現在リアルなのは この風であり 木々の緑であり 空の青さなのに彼の全身で感じている この感覚こそが 全てであるのに そこに 今は もう終ってしまっている 過去の記憶が邪魔をする。 過ぎ去った日々は もう 既に消え去ってしまい 二度と帰らないものなのに それを 彼は必死で 忘れようと努力してしまう これは無理だ記憶は記憶で現実じゃない もう既に終ってしまっている事その現実は もう遠い過去という時間の中に流れ込んで行ってしまった事を 知るだけで良いのに彼はそれらを 心の中に しっかりと仕舞い込んで再び それを消す為の旅に出てしまった。 目の前に有ることに 夢中になる夢中になれば なるほど心の中に有る事を 忘れる事が出来る彼は こんな生き方を開始してしまった。 形の上では確かに変わった だが 私に言わせれば 全然 変わっちゃいない流れは同じだ だって 彼女と出逢った時それまでの 全てに嫌気がさしていて それらを忘れる為の物が 彼女との愛だった。 今度は その愛で傷ついた自分を忘れる為に 何かに熱中する。 彼は 愛の後 ひとつのテクニックを身に付けていた。 目の前にある物事に熱中する それに熱中している間は何もかもが 忘れられる。 愛を通して 彼は 努力を学んだ物事に 熱中することを学んだ だが その努力の質は 少しばかり問題だ なぜなら何かを忘れる為に熱中する 努力する本当は努力をしたいんじゃない熱中したいんじゃない彼のそれは 過去にあった一切の嫌な事を忘れたいんだ それが彼の 努力の 熱中の下に隠されている目的だ あなたは酒乱の人の事を知っているだろうか酒乱の中の多くの人達に見られる傾向は彼等は お酒が好きなわけじゃない お酒を飲む事に 何か別の目的が有る。お酒を好きな人は 美味しく 楽しく飲む好きな人は 楽しむ為に 飲んでいるから大した量じゃない ところが酒乱の人ときたら自分が解からなくなるほど飲む自分を忘れたい嫌な事の一切を忘れたい。これが目的だから 飲む量も半端じゃない。その人達は 自分の過去に 忘れたいほど嫌な体験や 悲しい思いが有る人達ばかりだ。その証拠に 過去の嫌な体験が 癒され 消え去ると その人達は 元々 体質的に お酒が身体に合わずに飲んでいたは人は 一滴も飲まなくなったり身体に合う人でも 自然に適量に変わっていってしまう。 酒乱の人達は お酒で忘れようとする・・・。 彼のは 目の前にある物事に熱中する事で 忘れようとする。どちらも同じだ何かによって酔っ払う愛で酔っ払うSEXで酔っ払う本当は それ自体をしたいんじゃない それをするのは 何か別な目的が有る その為にする その目的は 一切の嫌な事を忘れたい ただ それだけだ。なのに 世間の人達は酒を飲み 嫌な事を忘れ様とする 酒乱の人達を悪く見て凄まじい程 努力する事によって嫌な事を忘れようとしている仕事埋没人間を良く見てしまう。だが摂理は 世間の人ほど 寝ぼけた目は 持ってなどいない この どちらの人の上にも破壊をもたらし その行為をストップさせようとする。その馬鹿さ加減を目覚めさせようとする。 事実 彼にも それが起こった。そんな生き方をして丁度10年後に それは 起こる事になる。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.21
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◇人間物語のメール講座NO16◇彼にとって 素晴らしい2年は まるで夢の様に去って行った。 彼は18歳に成っていた。その頃 彼には予期もしない 彼女との別れが迫っていた と言うのは まだ幼い彼等 学生であった彼等2人の間に 親達が立ち塞がったのだ・・・。それでも最初の内は その親達の目を盗み 彼等の愛は続いていた。ところが それも発見されてしまい それ以来 彼女の方には親がピッタリとマークする様にまでなってしまい学校にまで送り迎えをする始末だ。 何と言うことだろう・・・。 親とは 本当に勝手なものだ親の方で そうなる様に 仕組んでおいて いざ そうなると 前に立ちはだかる その上を知らずに歩く子供は悲劇そのものだ。 何故なら本来 親によって満たされるべきものが 彼、彼女には今日まで満たされて来なかった その満たされて来ていない想いを 淋しさを愛に対する 愛への渇きを たまたま出逢えた者へと向ける・・・。その愛が起こったのは 当然の結果だった。 彼等が そうやろうとして やった訳じゃない なのに それを阻まれる・・・。その愛への渇きは 当然どこかで満たされなければ いつまでも いつまでも ずっと続く事になる。あなたが親ならば 聴いて欲しい もしも あなたの子供達が これと似たような事を していたり酷い悪さをしているとしたら それは親で有る あなたに原因が有る。つい最近ある母親から 似た様な相談を受けた時のこと「最近 娘が学校へも行かずに 私達に反発ばかり してくる。時には部屋中の物を壊しては 私達 親を驚かせている。 この娘を何とかして欲しい」と言う その母親と話していると「自分は今日まで娘の言う事なら何もかも聞き入れて来て いる。そこまでして来ているのに 娘がこうなってしまった のは 私達には解からない」と言う私は その母親に 本当に娘さんを 何とかしたいのかを尋ねた。 すると母親は当然のごとく「何とかしたい」と言う返事を返して来る そこで私は 「ならば まず お母さんである あなたから 私の所で"自分の心の育て方"について少しばかり勉強をして欲しい」と言ったところ お母さんは たちまち言葉を濁してしまい そういう事なら辞退すると言う始末だ。 私は その母親に告げた「今の そのお母さんが原因です」 娘さんは あなたに あなたの本当の愛を求めているのに あなたときたら お金や形で済ませる愛情ばかりを与えている。 一番簡単な 別に あなたじゃなくても 誰か他の人でも与えられる愛情ばかりを与えて来ている。 娘さんは 小さい頃から あなたを見てきている そして ずっと あなたに真の愛情を求めてきている。その求めているものを得られない子供が15年分の満たされない気持を発散させるのに部屋中の物を壊すのくらい何でもない まだ可愛いものだ。あなたの 形ばかりの愛を見破っている本当は自分の事など愛していない事を彼女は見破ってしまっている。 彼女の求めているものは あなた自身を賭けた愛だ・・・。あなたが 自分の事など捨てても その子を思える そんな愛を彼女は求めている。 我が身を 捨て去った愛 我が身を 捨て去った この愛の1番に起こる可能性の ある処とは 母と子の間だ。その間にさえ この愛が芽生えていないとしたら あなたは 世の中の誰も愛してなどいない。いつも あなた自身の事を 1番先に考えた愛だとしたら それは利己的な愛だ その様な愛の上には 必ず終わりが来て あなたは 苦しむ事になる あなた自身にも 相手の上にも必ず傷を残してしまう。そして 世の中で言う愛は この利己的愛を 脱していない。 自分の本能を 満たす為の愛 自分だけを 満たす愛だらけだ皆が自分を守ったままで 愛の中へと入っていく。 愛の中でさえ 自分の守りを捨てられないでいる。 愛は人を縛る事ではなく自由を与える事だ。 相手が自分の思い通りに成ってくれないと悲しんだり嘆いたり 苦しんだりするけど そんなのは愛じゃ無いよ。その相手の事を 知らない内に自分のものの様に思えてしまったり感じてしまったり していると そうなってしまう。あなたは とんでもなく傲慢な考え方の持ち主に成ってしまっているんだ。あなたは 相手を自分の思い通りにさせたいだけだよ相手を あなたの奴隷にしたいだけだ あなたが主人で 相手は奴隷こんな関係を 愛と呼んでいる あなたは なにか大きな勘違いをしてしまっている。 自分の物と言うのは自分の思い通りに成るのが当たり前で もしも そう成らなければ腹が立つ悲しいけれど これが現実の親子や夫婦間の意識だ あなたの愛の都合の良い時や 良い所を見るのではなくて あなたの愛の都合の悪い時や 悪い所を見てごらん自分の虫の居所が悪い時の あなたの愛に目を向けるんだ そこにこそ あなたの愛の真実が現われている筈だから そしたら 私の言っている事が良く解るから・・・。そして まだ法的には 縛られていない恋人達の意識は相手が自分の思い通りに成ってくれないと悲しんだり苦しんだりしてしまう。この相談は親子の関係だ親は気持の深いところで子供を 当然の様に 自分の所有物だと思っている為 自分の子供を愛する事さえ出来ないでいる・・・。 多くの子供達が幼児期に親に対して 何らかの 恨みや憎しみを抱いてしまうのは その まやかしの愛の 所為だ・・・。そして その憎しみや恨みは 少し前の時代までは学校や社会から教えられる道徳や理性と言う( この道徳や理性と言う 先人が築き上げた 心の抑止作用は 今の時代は機能が鈍化している様に見えるし世の中の荒廃ぶりを 感じられる人も多いと思うけれど この荒廃ぶりは 決して マイナスに成るものでは無く 今後の世の中が 更に荒廃し悪化して行く予兆などというものでは まったく無いので御安心を )もっとも つまらない物によって心の無意識層へと深く押さえ込まれてしまう。その恨みは はずされるべきものなのに はずされるどころか埋められているだけだ誤魔化せば誤魔化すほど余計に 厄介な物に成って来る何故なら それは本人さえも 通常では 自覚出来なく成ってしまっている。 外側から与えられた物が 奥へと押し遣った為 本人の一部と化し そこに根付いてしまう。 怒りや憎しみと言うものは本来 あなたに 属するものではなく外側から あなたが 内側へと取り込み それを土中深く埋め込んでしまった為 一見そこに無いように感ずるが ある状況が起こると それは まるで火山の様に 大爆発を起こす。 抑えられないほどの 怒りや 恨みや 憎しみが その大爆発だ。まるで違う誰かの様だ自分なんかじゃない 自分などとは思いたくない。だって普段の自分とは まるで違う そう安心しなさい それは あなたじゃない しかし普段の自分と比べて あなたは 自分じゃないと思った それは間違いだ。だって普段の あなたは それよりも もっと掛け離れた あなただよ。 理性とやらで 自己を保っている あなたは周囲との社会生活を営む上で これは こうしてはいけない あれは あーしてはいけないと考えてコントロールしている そんな あなたも あなたじゃない。だって もしそんなのが あなただとしたら あなたと同じ人が沢山居るよ周りを見てごらん ひと山 いくらという感じだから。あの火山の 土中深く 大爆発の もっと深くに あなたは居る。 私は それを知っている。さあ彼の話しに戻ろう彼は苦しんだ。 今迄 毎日の様に逢えていた彼女に逢えない今や彼女無しに見る世界は真っ暗闇で 太陽の陽射しさえも届かない暗黒の世界に彼は居る様だった。あんなに楽しい日々は もう今は無い そして決定的な事が起こった。 町の中で 偶然 彼女とバッタリと出会えた ところが彼女は彼を無視して逃げる様に その場を 去ってしまった。 彼は落胆した。もう生きる望みは無い彼女は彼の命だったのに・・・。 逢えないだけでも辛い思いをしていた彼なのに愛していた彼女にまで冷たくされてしまった・・・。 最後の頼みの綱がプツンと切れてしまった。この彼の落胆ぶりは丁度 そんな感じだった。 最後の望みが 絶たれてしまった彼は当然の様に死を選んだ。 薬局に行って睡眠薬を購入し2・3日の間は彼も迷った だが彼は決行した。 彼の その時の考えはこうだ「毎日 毎日 苦しすぎる 死んでしまえば この苦しさから解放される。もう これ以上 苦しみたくない」 私には解かるが 彼には解からなかった事が ひとつ有る彼はこの頃 来る日も 来る日も彼女の事ばかり考えていた 彼の頭の中は 彼女の事だらけだった。 「彼女は今頃何をしているのだろう?誰か他の人を好きに なってしまったのではないか? 嫌 そんな筈は無い あんなに僕の事を愛していると言っていたんだ」もう一種のノイローゼ状態だった。そして彼女に無視された現実・・・。それまでは頭の中で考えているだけだったが目の前に自分の悪い想像と 結びつく現実を 目の当たりにして 彼は どうにもならなくなった。 愛は終ってしまった。 彼女は彼を好きでは 無くなってしまったという事を認めたくなかった。これを認める苦しさから逃げたかった。こんな事を認めてしまったら 何もかもが無くなってしまう この苦しさから逃げられるのならば まだ死の方が よっぽど良かった。その夜 彼は家族のものに「疲れたから早く寝る」と言って 薬を飲んだ。どれだけ飲めば死ねるのか解からない彼は50錠入りの睡眠薬を 全部飲んでしまった・・・。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.20
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◇人間物語のメール講座NO15◇彼の話しに再び戻ろう彼が10歳の時に 父親の元に引き取られたそうだ。それからの彼の生活は孤児院の生活以上に大変だったと言う兄弟達は一番大切な時期に離れ離れになっていた所為か まるで他人の様な感覚で有ったと言うし父親は 仕事を余りせずに お酒を飲んでは賭け事に埋没して お金に困り その挙句お酒を飲んでは 酔った勢いで暴力を振るわれ自然に彼は 父親を憎み こんな人間にだけは 絶対に成るまいという思いを彼の心の中に育てていった。この様な環境に育った彼で有ったが彼には友達が沢山居た とても人気者だった。と言うのは彼は とても陽気で明るかった彼の内側に潜む悲しさや寂しさを彼は もう既に この頃には完璧に外側には出さなかった幼い頃に そんな事まで 彼は身につけてしまっていた。ところが彼は言う「僕には沢山の友達が居るけれど 本当に僕の事を解かっている友達は1人も居ない」 彼は とっても淋しかった。 何故か? 本当は当然の結果だった と言うのも彼が本当の彼を見せない様に明るく振舞えば 振る舞うほど本当の彼自身から自らの努力によって 人を遠ざけてしまっていた。これが彼にとっての最大の悩み「いつも僕が寂しいのは どうしてなんだろう?」 簡単だよ その明るさは 寂しさを隠す為に 作り上げた 彼の姿だからだ。 本物の彼の姿では無いからだ。そこに 幾ら多くの人に接して貰ったところで誰かと触れ合っていると言う 満足感など感じられる筈は無い場所だからなのだ。だが彼自身 その事に まだ気づいていなかった・・・。 そして 彼が丁度16歳になった頃 彼は一大転機を迎えようとしていた。なぜだと思う・・・? 彼は恋をしていた。それもかなり情熱的な恋だ。それは 彼自身もビックリするほどの恋だった。 自分の中に それほどの情熱が有るなんて彼自身にも信じがたかった。だって それは それまでの自分をも圧倒してしまうほどだったからだ・・・。 彼が ずっと長い間 持ち続けなければ成らなかった その淋しさを 初めて理解してくれる人が自分の目の前に現れたのだ。あの大好きだった母と別れて以来の淋しさ そして 孤児院で鉄仮面を被って以来 隠し続けて来た自分を ようやく 鉄仮面を外して 化粧抜きの素顔で接する事が出来る相手が現れた・・・・。この時 彼は気づいていなかった事実が もうひとつ有った。それは もう 仮面を被り続けて居る事の限界が来ていたのだ。 自分の内側は淋しい そして自分の外側である彼を取り巻く周囲の人のする事や その環境の中で起こる事が余りにも過酷過ぎて 彼は その一切に嫌気がさしていた。 何もかもから抜け出したい そんな時期だった・・・。そんな彼が恋に落ちたのは当然の事だった。ごく自然の成り行き。もしも そう成らないとしたら彼自身が破壊されてしまう狂人と化してしまう・・・。 彼は その何もかもから抜け出したいと言う一切のエネルギーを その彼女に その恋に注ぎ込んだ そして それは 彼にとって今迄に経験したことの無い余りにも素晴らしい彼女との出会いだった。 今迄の 悩みや苦しさも 何もかもが吹き飛んだ。 彼女の事を思い描いただけで 1日が素晴らしい。 訪れてくる 朝が 昼が 夜が 楽しくて 美しい。 何もかもが一変してしまった。 自分の人生が こんなにも素晴らしいもので有るのを今迄 どうして気づかなかったのか?まるで世の中全体が起こる物事の一切が彼自身を祝福しているかの様に感じられた。 彼女と ただ一緒に居るだけで楽しい。それ自体に喜びを感じられる。そして まったく ひとつに溶け合ってしまっている 彼と彼女の間には時間も空間も作用しない。またたく間に時がすぎる。ホンの5分と感じていたものが二人が見つめ合っているだけで実際には6時間もの時が過ぎている。たとえ離れていても いつも一緒に居る彼女を感じられている。 彼にとっては 素晴らしいなどと言う言葉などでは言い表せない程の事が起こっていた。そりゃそうだ彼は 気づいていないけれど彼に起こった事は 素晴らしいはずだ。 何故なら 彼の殻を 彼の鉄仮面を彼女が完全に打ち破ってくれた。いや そうじゃない正確に言うと 完全に打ち破らせる手伝いをしてくれた。それによって 彼は 殻の外に出る事が出来た。だから それ程の事を感じる。まるで世の中全体が祝福してくれているかの様に感じられるのは 当然だ。 一見 愛によって 全てが 成されている様に感じられるけれど それは正確じゃない。そう確かに愛する事によってだけれど それによって 彼が 殻から抜け出たからこそ鉄仮面を脱ぎ捨てたからこそ世界が一変した ただ単に人を愛しただけでは彼の体験した様な事は起こらない。 言うならば彼の愛に対する姿勢が良かった。それでこそ愛は起こった。 何も そんなつもりは無かったけれど そうなってしまった・・・。これが起こる事であり最初から "こうしよう"と計算してやったもの・・・。これが起こしたもの前者は自然であり 後者は作り出したものだ あくまでも本当の愛は起こるものであり起こすものじゃない。そして愛は 自然を好み自然の上に 落着する・・・・。 今日の講座は ここまでで 終わりにしたいと思います。 それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.19
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◇人間物語のメール講座NO14◇ところが 彼は立ち止まったまま父親に近づこうとしない1年もの長い間 逢っていなかった父親に 彼は飛び込んで行けなくなってしまっていた。だが そんな彼を見て父親は直ぐに気がつき すっかりイジケテしまっている我が子に父親だからこそ解かる1年の間の苦しさに対する理解の為に今度は 父親が 目にいっぱいの涙を溜めながら「たかし こっちへおいで お父ちゃんだよ」その声に 初めて彼は近寄る事が出来た。まだ なんとなく ぎこちない気持で だが その日は 親子水入らずだ遊園地や動物園と色々な所に連れて行ってもらい彼は実感で自分の父親を感じ取る事が出来る。そして1日が終わり孤児院に帰り着く彼は何となく近づいて来ている別れからか父親の傍を離れようとはしない そんな彼に父親は「たかし お父ちゃん 煙草を買って くるから 大人しく待っていてくれ」と 言うそうだ。 彼は毎回の事で それが何を意味しているのか解かっている彼は泣き出し 余計に父親から離れようとしない。 それを見かねて 保母さんたちが彼に「たかしちゃん お父さんは直ぐに帰って来るから先生と一緒に待っていようね」と なだめながら引き離す嫌がる彼を 泣きわめく彼を 2人がかりだ大人の力には勝てるわけもない・・・。 彼は ありったけの大声で叫び ありったけの涙を流して父親に懇願する。 「帰らないで 帰るなら僕を一緒に連れて行って欲しい お父ちゃんと一緒に行きたい」 父親は 彼が どんなに力いっぱいに泣いても どんなに大声で叫んでも 決して振り返る事無く帰って行ったそうだ。いや振り返る事が出来なかったんだ。この時 父親は 振り返って 彼の元に戻り もう1度泣き叫ぶ我が子を抱きしめて上げたかっただろう そして「たかし一緒に帰ろう」とも言って上げたかったろう それが出来ない自分を どんなに不甲斐無く思った事だろう父親は 心を鬼にして振り向かなかった。ところが その時の彼には そうする父親の態度が不思議でならなかった。 「こんなに 大声で泣いているのに お父ちゃんは僕の方を見てくれない なんで意地悪するんだ 僕が嫌いなのか僕は もうお父ちゃんの子じゃないのか?」その時の彼の理解は これぐらいだったと言う そして煙草を買いに行くと云うのが嘘だと解かりながらも 彼は その嘘の方を信じたい。これは良く解かる 誰もが そう信じたいだろう彼は待った・・・。 正面玄関でじっと待った。ふと気づいた時 あたりは 既に真っ暗だ そして独り彼だけが そこに居る この時 彼は胸の中で つぶやいた ほんの独り言だった「お父ちゃんは 僕に嘘をついた先生達も 僕に嘘をついた。僕は もう誰にも本当の事を言わないし 誰にも本当の僕を見せない」この時 この日を境に 彼は鉄仮面を被ってしまった・・・・。そして実際に彼は その通りに生きた何もこれは 特に彼に限った事じゃない あなたも その事の強弱は有れ これに似た様な体験を しているだろう。もう 今の あなたには忘れかかっているかも知れないが まだ幼かった頃 何かによって それまでの自分とは ガラリと違ってしまう。 周囲には なぜそうなったのかも解かりはしなくても あなただけは全てを知っている。いわゆる世間的な言葉で言うと殻を被ってしまうと言う事になる この殻は 何も 人とか その時の状況とかが 被せるんじゃない本人が被るんだ。例え人が無理やり それをしたくても当の本人が その気にならなければ絶対に不可能だ この殻は その殻自体によって周囲の心的な圧力から自分を保護する為の物だ確かに それは 自分を守る ところが同時に 自分への害をも 与えてしまいだす。その殻を 鉄仮面を被りだした彼へのマイナス作用はと言うと その殻によって真実を外へ出さない代わりに真実も外から入れなくなっていた。あなたに伝えたいのは今 あなたの被ってしまっている その殻は彼のものより ずっと強固だ だってそうだろう二重にも三重にも成ってしまっている。 彼のは まだ薄い たったの1枚の殻だ真実は その殻を通すために見えにくいが霞んでボンヤリとくらいは見える。これは彼が外側を見る時にも そうで有るし外側から他の人が彼を見た時にも同じだ霞んでいる ぼやけている しかし真実は見えている。ところが あなたのときたら もう それは「真実」のしの字も見えないどころか その殻自体に色付けをし デザインまでして偽性格を作り ひとつの人格とやらを与え 殻が自分だと錯覚してしまっている。それどころか外側の人達からも真実を真正な あなたを見出そうと することも不可能であるどころか あなた自身 真実の あなたを もうとっくの昔に忘れてしまっている。 悲しい事に こうなったらお終いだ。だって あなたは あなたで無い者を握り そこに腰を落ち着けようとするから落ち着けない 落ち着ける訳がない。すると あなたは その落ち着きの無さを あれや これやと何かをやって解消しようとする。 動いている時の方が落ち着いていて静かに動きを止めると 何かしら落ち着かなくなる これは どういう落ち着き方だろう・・・?きっと 何をやっても落ち着かないよ・・・。だって そこに腰を落ち着けようと居場所を見つけ出そうとする事自体が間違っているのだから。それは 不可能だよ。あなたは 決して出来ないことをしていて出来ない 出来ないと 悩んだり嘆いたりしている。それは無理なんだ。 例え 出来たとしても一時的に無理矢理作り出したもの だから 崩れる運命に有る。だから それが出来ないと言って或いは 居場所が見つからないと言って悩む事自体が おかしいんだよ。それらが出来ないと言って悩んでいる人は まだ それが可能だと思い込んでいるからなんだよ。それは あなたじゃない あなたの殻だよ昔に作り上げてしまった あなたの殻だよ。それを あなただと思い込んでしまっている事に気づいて欲しい・・・。 殻とは ふりの機能 演技の機能をする「偽装」だ。それは あくまで作り出したもので有って その殻自体には生命など宿っていない使われるべき道具の方であって あなたじゃない。 道具自体を あなたは あなたと思い込んでしまっていた。その道具を使いこなす主人の方は 他にちゃんと居るんだと言う事を忘れてはいけない。 今日の講座は ここまでで 終わりにしたいと思います。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.18
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◇人間物語のメール講座NO13◇あなたが 20歳なら20年前 30歳ならば30年前 40歳ならば40年前 50歳ならば50年前に60歳ならば60年前に70歳ならば70年前に あなたは 母親の 胎内で 途方も無い安らぎと安心感の中それ以上無い 大きな幸せ感に包まれて満ち足りて眠っていた。それなのに この世に産まれ落ちた時から それまでは あなたの物であったはずの あの途方も無い安らぎも 居心地の良かった安心感も あなたを包んでいた それ以上はない大きな幸せ感も全てが壊されてしまう。そして そんな物が何処かに消え去ってしまった時あなたは その日から暗闇の中を歩き出す・・・。 母親の 胎内に居る時そして 産まれ出てからの ほんの ひと時のあいだ全ての赤子は1枚の真っ白な紙の様に いいや それよりも更に美しい 透明感と透き通る程の純粋さに包まれている。あなたも かっては そうだった・・・。あらゆる条件付けは まだ一切 成されていない だが 親によって 近親者によって赤子の あなたに あなた以外の全ての人達の手によって ひとつ ひとつの条件付けが 成され始める真っ白な紙の上に 様々な人達が様々な色を塗り付けて来る その時 あなたは無抵抗 無防備そして何が起きているのかも解かる筈もない。やがて あなたは育ち 学校 社会と 通過し更に多くの条件付けが成された中に成長して来た あなたは確固たる者に出来上がる。 今 此処に この話しを聞くあなたは その様な過程を経てきた あなたであって本来の純粋無垢な 透明な あなたでは無い・・・。だから どうか一切の条件付けを それらから得た知識を ちょっとだけ どかしてから この話しに耳を傾けて欲しい。 私は あの生まれたての一枚の真っ白な紙に向かって話したい・・・。 私は 本当の あなたを知っている。あなたでさえ 知らない 本当の あなたを知っている。あなたが どこから来たのかも そして 何処へ消えて行くのかも 知っている。 何故なら私は ある一人の人間が産まれてから死ぬまでを その人間の誕生の瞬間から死への瞬間までを この目で見た。その人間が この世の中に現れてから その人間が この世の中を去るまでを・・・。その人間を通して あなたに 本当のあなたを あなたとは一体誰なのかを伝えよう。この彼は幼い頃に母を亡くしている・・・・・。 丁度 彼が5歳になったばかりの頃に彼の母は4人の子供を残して この世を後にした。だが まだ5歳の彼には 何がなんだかわからなかった母が静かに息を引き取った ベッドの周りを皆が囲んでいて彼の父親が その母にすがる様にして泣いている そして その周りの人達も何やら 悲しそうな顔をしている彼が判断出来たのは「これは決して嬉しい事じゃない だから僕も悲しそうに しなくちゃいけない」と幼い彼には これくらいにしか映らない。まだ幼さの残る あどけない彼には それくらいでも 精一杯だった。やがて 通夜が行われ 葬儀が行われて その上 火葬場で母親の遺骨を拾うことまで彼は父親に言われるまま 懸命にやった それでも彼には まだ何が起きているのかが理解できていなかった。 全て その場の中を通っていて 実際に自分で 全部を体験しているのにもかかわらず自分が何をしたのかは 全て憶えていて その意味の理解が出来ていない。だから彼にとっては その事が別にショックな事でも悲しい事でも 無かった。だが・・・もしも彼に死と言うものが理解出来ていて母親が もう二度と帰って来れないと解かっていたら・・・ この拾った骨は まぎれもなく 自分の大好きな あの母の変わり果てた姿なんだと解かっていたら 彼は5歳であっても号泣した事だろう それどころか狂っていたかも知れない・・・。けれども それらの事を理解するには 幸か不幸か彼は 余りにも幼かった・・・。その日を境に彼の生活環境は急変して行った。 彼は ある孤児院に入る事になる彼の父親は 母親の死後 サラリーマンを辞めて ある程度は 時間の自由がきく 職人と成って働いたが4人の 幼い子供達を 育てて行く事は 並大抵の大変さでは無かった。そこに不幸は続き7歳に成る長男が小児結核と兄弟は 嫌でも離ればなれに孤児院で暮らす事になった。 彼の体験する孤児院での生活これは彼にとって 良い意味でも 悪い意味でも大きく影響を与えた。 孤児院での生活には様々な事が有ったが中でも より大きく影響を与えたのは彼の父親が 彼に面会に来てくれた時に起きた事だった。 彼の父親が面会に来てくれるのは丁度1年に1度だけ・・・。 5歳の子が 親と離れて暮らさなければいけない時その子は 一体 どうやって 自分を保護するかと云ったら遊びや その他の色々な 目の前の物事に熱中することだ。 目の前の物事に埋没してしまう事だ。 独りで居れば 当然のごとく 寂しさが襲ってくる その寂しさを紛らわせるには 他には何も無い今ならゲームだけれど その頃にはゲーム機など無かった。 誰に甘えたくても 父や兄弟と云った家族に会いたくなっても それは叶わず自分で全てを解決しなければ いけない日々こんなに幼い頃から 人は悲しさや苦しさの中を歩いて行かなければならない。その苦しさの中には 親が知らず知らずの内に与えてしまっているものが沢山有る。 親が未然に防いで上げられるものが沢山有る。 愚かな事に その親自身が幼い頃に似たような体験をしていて「俺が あたしが 親になったら こんな思いだけは絶対にさせない」と誓って育てたのに かかわらず・・・。これが世に有る 最も 愚かしい事実まさしく カルマ(業・或いは繰り返し)そして彼も又 その業を受け継いでしまう事になるのだが その事は 後に話そう。さあ そうやって寂しさを懸命に遊びに熱中することで誤魔化していた彼に 年に1度の 父が面会にやって来た。いつも自分の気持を我慢をし押し殺していて胸の奥で いつも いつも逢いたくて仕方が無かった人が待ちに待っていた父親が やっと逢いに来てくれた。この孤児院は 男女合わせて100人位の子供達が入園している とても広い孤児院だった。だから 家族が面会に来たことを園内の放送で知らせる。 「たかしちゃん お父さんが面会に来ていますから正面玄関まで 来て下さい」さあ もう 彼は たまらない その一言で 一生懸命に押し殺して来た 今日までの辛い想いが 込み上げて来る 涙で目が潤んでくる彼は 夢中で 正面玄関を目指して走る その途中 彼の胸の中では 何度となく呟いている「お父ちゃんが来た お父ちゃんが来た 僕 ずっと我慢してたんだ。お父ちゃんに逢ったら抱きついて ずっと寂しかったって言うんだ もう我慢なんかしないで泣いたって良いんだ 誰にも怒られないんだ・・・」と そして正面玄関に着いた彼 玄関には待ちに待った父親の姿が有る。 今日は ここまでで 終わりにしたいと思います。 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.09.17
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◇人間物語のメール講座NO12◇ただ これらは 此処まで気づいた彼だからこそ そう言えたり話せたりするので有って、 彼も此処までの事実に 気づけるまでは 自分の愛情に疑いなど少しも持ってはいませんでしたし 感じてもいなかったのです。そして 此処までの事に気付けた彼は此処までの事を 奥さんに言わずには居られませんでした。 自分のしてきた全てに 気づいてしまった訳ですから 当然と言えば 当然ですけれど・・。 講座の終った3日目の夜に 彼は普段は買ったことの無い おみやげを買って 帰り 奥さんに どうしたの?と驚かれたそうです。そして今日まで 有る場所で お前の事を勉強していたんだと話したそうです。 台所仕事をしていた奥さんに 今まで 君は こんな思いでいたのだろうと・・? 自分の気づけた事の ひとつひとつを話した時に それまで 後姿のままで黙って聞いていた奥さんが 肩を震わせて泣き出し「やっと気づいてくれた・・」 「多分 一生気づいては貰えないのだろうと思っていたし それでも仕方が無いと諦めていた・・・でも気づいてくれて嬉しい」と泣きじゃくっていたそうです。まるで子供の様に・・・。それを見て 余計に こんなにまで 自分の大切な人を それも自分の手で苦しめて来ていたのかと彼の中に僅かに残っていた 今日まで背伸びしていた 彼の生き方など 木っ端微塵に砕け散ってしまったそうです。 妻が欲しがっていたものは 役職でも金銭でもなく 今直ぐにでも 私に出来る「あたしの話しを 昔の様な あなたで聞いて欲しい。月に1度で良いから 2人で一緒に夕食を食べたい」と たったのこれだけだった。 私は なんと馬鹿な男で有っただろう・・。 確かに今迄に頑張って来て 役職も金銭も得てきていたが 失ったものが 余りにも大きかった。かっては 多少なりとも有った筈の 優しさや いたわりといった 精神的な愛情がゼロに等しかった。 自分に最も身近な妻の 本当の本心からの願いや気持が 全くと言っていいほど解かっていなかった。そんな人間に他の人達の気持など 理解できている訳がない。 今迄の私は 人を理想を掲げて ついてこさせ 本当には 自分の評価を上げる為の道具にしか使っていなかった 腐りきった人間で有ったこと。そんな人間には 本当の意味で ついてきてくれる人など いなくて当然にも拘らず私 独りだけが それに気づいていないだけで 周囲の人達には それが筒抜けに見えていて我慢をしてくれていたのに、それらを独りで隠し続けられていると思っていた悲しいピエロが私だった事に 妻の事を通して初めて気づくことが出来た。この時に 妻の言ってくれた言葉は 今でも私の耳に鮮やかに残っています。 「偉くなんてならないで欲しい 毎日 生活出来る程度の お金が有れば他には何も要らない・・・」と言って 生き返った様な顔になったのです。 人は心情を口に出してくれません。こちらが水を向けたときに初めて話してくれるものなのです。 心情とは・・・心を開いた人から水を向けて貰えた時に初めて話すことの出来る 柔らかくて繊細で か弱い ほんの一瞬で掻き消されてしまいそうな 正直な気持なのです。 日常生活の中においても 心情は殆ど言ってくれていません。 何気なくホンの ひとこと 呟くことは有っても 例え 言ってくれたとしても 何処か他の所ばかり見ている私達のアンテナには まったく届かないのです。 聴こえていないのです。だからこそ あなたの力で掘り起こさなければならない大切なものなのです。それが自分と身近な相手を救い出すことの出来る 唯一の道なのです。 彼の話してくれた事が 事実 世間の多くの人達の上に起こっていることです。 殆どの人達が 自分の最も大切な家庭に皺寄せをしてしまい 知らずに 1番 踏みつけにしてしまっている可能性が有ります。その身近な人達は あなたの事を解かろうとする余り 自ら進んで それらの皺寄せを受け止めようとするからです。その人達を 助けられるのは あなたを置いて他には誰も居ません。 身近な人を助ける事は 自分を助ける事に繋がっています。 自分を振り返り 真剣に見つめ直す事によって それらは可能になります。そして それは 本気になりさえすれば 誰にでも出来るくらいに簡単なことだと言う事を伝えて メール講座を終りたいと思います。 此処までで メール講座を伝え終わりました。 解かることが出来た方も 余りピンと来なかったという方も両方の方が いらっしゃると思います。そこで 気づきのヒントにもなるかも知れない何人かの方の感想文を掲載しておきます。◇これはファーストステップの受講者の感想文です。◇ 37才男性(東京)人の柔軟さ,人の可能性の無隈な潜在力,その言葉通りに,最も身近かな自分の中に秘み入っている不思議さが,一種の感動として伝って来ました。 隣人の愛などと,したり顔で力説していた自分が最も身近な者さえも愛することの出来なかった事に 今更ながら恥入った気持です。 初心に 返えり 真の実践の中で ひとつひとつ踏みしめて人を愛し,人に親しみ,人の和の中にとけ込む努力を,私は心がけて行きたく思う。きっと新たな私の糧として,この3日間の講座は生き続けて行くと思う。26才女性・OL(静岡)気分がとてもスッキリしました,何かうきうきして来て これからの毎日が楽しく充実しそうです。 自分の事だけでなく,人の文を聞きながらも,胸に熱く ジーンと伝わるものがあって泣けました。でも爽やかな涙でした。この3日間は自分の人生の何十年もの中身を含んでいたような気がします。 本当にありがとうございました。21才女性・OL(九州)この研修を受ける前まで生きていて良かった。そしてお父さんも生きていて良かったと心から思う。もし,死んじゃったら私,どうしようと思う,「すまなかった」と思って泣いても泣ききれないと思う。 研修を受ける前は 自分を知りたいと思っていても やはりいつも逃げていた。 今考えると逃げていた自分が とても恥ずかしい自分を認めるのが とても嫌だったから 凄く苦しかった。 今 この研修が終えて 本当の自分が出せる 遣らなければいけないことが沢山有る。33才男性・会社員(横浜)他人に いかに自分勝手に振るまったか良く 分った 本当に 本当にゴメンナサイ。 良く 今まで 私を許してくれました 感謝しております。 他人を思いやる心が こんなに素晴らしいなんて気がつきませんでした,とても人間らしい いや人間そのものです この 今の気持を忘れずに 私の周りに居る人々に接していきたい素晴らしい機会を与えてくれた社長 素晴らしい事を発見させてくれた とね先生 今まで我慢してくれた周りの人達に感謝しております。35才男性・会社員(東京)私から妻へ解ったつもりでいながら 率直に申し訳ないと思っている。 何も解ってやれなかったのだと言う悔いが 確かなものとなって 私に迫っている。お前の献身の情は認めていても その内部にある お前の いじらしいまでの気持を汲み取ることは出来なかった。 感謝の念で一杯だし,私は少しでも,これからの歩みの中で,お前の傍に近づける努力を,いとう気にはなれないだろう。 素直に,楽しく,優しく,自然に歩んでいきたい。それでも,自分が おかしな道に歩もうとしたら,今度は遠慮なく言って欲しい。 決して逃げないし,お前と一緒になって苦しみを分ち合いたい。 「ありがとう」と一言だけおまえに贈る。41才女性・主婦(東京)緒婚以来20年 私は あなたの立場に立って物事を考えた事があったでしょうか・・・・?いつでも家の中の事はきちんとやっているし 内職をしたりパートに出たり,こんなに 家の為に尽くしているじゃないの......こんなに働きものの奥さんが何処に居るかしら 居ないでしょ。そう自分を かいかぶっていました。あなたの願っていた家庭の温かさは 妻であり 母である 私が作るべき事なのに みんな あなたばかりに求めていました。 私は 今迄 ずいぶん我を通して あなたに 色々の事を求めていました,あなたは それを当然の様に 叶えてくれました。 私も どんどんと 増長して行きました。でも あなたはその何倍かの苦しさを じっと耐えていてくれたんですね・・・。いつもあなたが口癖の様に言っていた事がわかってきました。 私が このまま一生 気がつかないですぎると子供達も同じ運命を歩くことになるよと。 本当にそう思いました ごめんなさい・・・。これからは どんどん あなたに近づいて 人の気持の解る人の痛みの解る人になりたいと思います。あなたの言う,もののあわれという意味が解ってきたように思います。 18才女性・学生(東京)お母さん ごめんなさい。涙が出てくるくらい悲しくなっちゃった。お母さんにとって 私は,こんな子供だったのですね,今すぐにでも会いに行って謝りたい気持で一杯です。こんな手に負えない娘を よく今日まであいそもつかず育ててくれてありがとう。 本当に感謝の気持ちで 胸が一杯です 胸がズキンズキンして痛いくらいです。 今まで お母さんの言うことを 全て また あの小言か説教が始まった うるさいな また 嫌味を言ってと思っていたけど そうじゃなかったんですね, みんな みんな私の為,それだけだったのですね。 今日 始めて そのことがわかりました。ありがとう,何度言っても足りないくらい これからは 今日の気持ちで お母さんには 勿論, 周りの人とも付き合って行く事が出来る。だって みんなから つまはじきにされ 一人ぽっちになっちゃうなんて絶対に嫌だもの。お母さん,本当にありがとう。19才男性・会社員(仙台)母さんへ母さん本当にゴメンなさい 俺はいつも母さんを弱い女だと思っていたよ,小さくて俺が何か言うと,すぐ口をつぐんでしまう母さんが,俺はいつも強がりばかり言って生きているけど 本当は,母さんを世の中の 誰よりも一番大切な人だと気づいたよ。 俺のことを母さん本当に愛していてくれていたんだね。 俺が どんなに ひどいことをしても,どんなに悪い事をしても,母さんは俺のことを信用してくれていたんだね。 母さん「ありがとう」俺 一生懸命 働いて今の仕事を頑張るよ格好をつけないで ひとつの事を やり通すよ。 誠実に,素直に生きてゆくよ 母さん本当に「ありがとう」 母さんの愛が無かったら 俺は きっと立ち直らなかったかもしれない。きっと 何処へ行っても 俺の心の何処かに 母さんが居たんだね母さん「ありがとう」。 人間物語の講座では ファーストステップに於いては視野を広げることをして ワイドな視野に成って頂き セカンドステップに於いては 広がったワイドな視野分の行動力を身につける様に成っています。 少なくても そこまで身に付けて頂ければ 自分の人生が大きな広がりを持って来るのです。ですから どこまで お伝え出来るのか解りませんが 引き続きセカンドステップの講座にも触れた内容を お伝えして行きます。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.08.05
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◇人間物語のメール講座NO11◇今日は 昨日伝えた あの24歳の女性が父親に成って書き上げた心情文でも「まだ解からないよ・・・・」という方達の為に 別の角度からの説明をしてみたいと思います。 今度は 結婚をしている 28歳の男性を例にとっての説明になります。 彼は ある信念を持っていました。その信念とは "努力しなければ世の中 出来ない事だらけ、 努力をすれば世の中に出来ない事など ひとつもない" 彼には 怖いものなど ひとつも無かったし、自分に出来ないものは無いと本気で思い込んでいました。このタイプの人間程 世の中に害毒を流してしまう人間はいません。 彼の様な人が もしも 組織の長だとしたら 彼の歩いた後には人の屍の山が幾つも出来上がります。 彼も御多分に漏れず そんな人間の中の1人に成っていました。ところが困った事に 彼は そんな自分に満足していたのです。 彼は結婚した時に 有る事を決めていたそうです。 精神的な愛情ならば いつでも上げられるけれど彼自身が幼い頃から嫌な思いをし続けて来た 物質的な愛情を与えるのには時間が掛かると・・・まずは物質的な愛情を与えるのが先だとばかりに単純計算で仕事をバリバリやれば役職が上がる 役職が上がれば 当然 給料も上がる。 自分が少々大変なのくらい なんでも無いと バリバリ仕事を こなしたそうです。そして 結婚4年後の 彼の生活は いつも帰宅は午前1時半か2時近く 翌朝6時には目を覚まし 30分の朝食の後 会社に出掛け 仕事・仕事・仕事 の毎日で 家に帰ってからも仕事の事が頭から離れていないから 妻の話しも常にうわの空 まるっきりの仕事人間に成り切ってしまっていました。おまけに休みは 未定の 3ヶ月に 1度有るか無いかの状態・・・・。 挙句の果て「俺は役職も手に入れたし 給料だって こんなに良くなった。だから妻である お前を幸せにしている。こんなに汗みどろになって妻の為に働いているのだから まさか文句など無いだろう。 普通の奴らだって 此処までの事は出来ない。 でも俺は1番時間の掛かる 誰にも出来ない事を こんなに大変な想いをして お前に与えているのだから俺の愛情こそ本物だし その愛情を解かれ!」などと言っていたし本気で そう思い込んでいました。そして 1番大変な思いをしているのは自分で 妻だけは幸せにしていると信じて疑わなかったのです。 自分を犠牲にしてまでも相手を幸せにする事が もっとも深い愛情表現だと思っていたし 事実 彼は妻を愛していました。だからこそ こんな過酷な事が続けられたのです。この頃の彼は人に「あなたにとって もっとも大切な人は誰ですか?」と尋ねられると胸を張って「会社の社員達です。私の部下達です」などと答えるほど 仕事だけに埋もれ切ってしまっていました。 社員達がいるからこそ 会社が有って その人達が 頑張ってくれているからこそ給料が貰え 彼も妻も生活をして行ける・・・ だから 社員が1番大切だという理屈で 仕事以外の一切は 全て無意味なものとして 彼の目には映るようになってしまっていました。 彼は たまたま この講座を受ける機会に恵まれて 初めて それまでの 全てが間違っていた事に気づきました。 自分にとって大切な人とは イコール 自分を大切だと思ってくれている人に気づかなければ解かるものではない。 頭とか理屈の上での解かり方など まるっきり解かってなどいないのだと言う事を彼は初めて理解できたのです。 彼にとって もっとも大切な人とは より身近で 余りに身近すぎて全てを当然の様に片付けてしまっていたし、全てを当たり前の様に 考えてしまっていた妻であった。 妻の事は大切に出来ていると云う 彼自身の中の傲慢な決め付けによって まるで見ようとはしていなかったのです。 普段から 自分の中に妻の為や 誰かの為や 或いは何かの為と 随分と大層な大義名分を掲げていた彼でしたが本当は とても弱い人で そう云ったものを持たなければ彼は 歩いて行け無かったのです。 ところが この大義名分が有ったが為に彼は当時の 自分自身の姿を まるで見る事が出来なかったのです。 自分で掲げた大義名分に自分独りが酔ってしまい 自分の大儀名分に自分が騙されてしまっていたのでした・・・。 最初は純粋に妻の為に頑張っていたのですが この頃の彼は 知らず知らずの内に 自分の私利私欲の為に 社会的な地位や名誉を 追いかけ 自分の評価を上げる為だけに懸命になっている人間と化してしまっている 現実の 彼自身の姿に 気づけず自分は こう云う人間なんだと 彼自身が思いたい 理想の自分の姿との間に大きなギャップが出来上がってしまっていました。 此処からは彼の話しを そのまま引用します。 私は 妻に成り 妻の1日の生活の中を 出来るだけ正確に生きてみました。 妻は 随分と離れた他県の出身であり 都内で生活をしていた私達の近所には妻が頼れる人や 妻の知り合いは誰1人居ませんでした。これを 私は知っているつもりで まったく忘れていました。 職場で気楽に友人を作れる私とは違うのに・・・・。 明け方近くになって 馬鹿な私は まるで当たり前の様な顔をして帰って来ます。いつも自分の仕事の事しか考えていないから 妻の気持などと言う物は まるで考えた事が有りません。そして朝7時 妻は 昨夜も遅く帰り 毎日2・3時間しか寝てない身体を気遣って私を起こします。 ためらいながらも起こしていたのです。 妻の そんな気持も姿も見えていない私は さも俺は疲れているんだと言わんばかりの顔して起きてきます。 朝食のテーブルに着いてからも 妻は盛んに話しかけて来ます。あそこの桜が綺麗に咲いたとか 隣の○○ちゃんが大きく成ったの だとか・・・一生懸命に話しかけて来ます。 けれども この頃の私は 瞬間的に自分にプラスになる話し以外は 聞かないように出来ていたし、自分でも気づかない内に 自分が見下してしまった相手の話しは こちらの耳から あちらの耳へと 自然に通り過ぎるような聞き方をしていたのです。だから妻の話しも プラスに成らない話しと瞬時に判断して まったく聞かずに「うるさいから 少し黙っていてくれ!俺は仕事で疲れているんだ!」と 冷たい言葉を吐き捨ててしまっていたのです。 当然 妻は とても寂しそうな表情を見せるのですが・・・・。 妻が 寂しそうな顔をするのが 何故なのかを 解かろうとしなかった ばかりでは無く、何故こんなに 夢中になって朝から話しを してくるのかさえも解からなかったのです。 それどころか 「こいつは わがままで何も解かっちゃいない。 人が こんなに疲れているのが目に入らない訳は無いのに くだらない話しをして朝から俺を疲れさせる。 少しは 相手の気持ちが解からないのだろうか・・・」と真面目に思ってしまって いましたし、 言葉にも出していました。それほどまでに 私は馬鹿な男でしかなかったのです。ところが 妻にとっては この時間は 1日の中で1番大切な時間でした。この朝の会話は 私と話すことの出来る 唯一の時間で有り この時間を逃したら 1日中 誰とも話せないどころか 夕食だって別々 休みは無いというので 一生懸命だったし、それほど 妻にとっては貴重な時間だったのです。そして夕方から夜になると 近所の家から笑い声が聴こえてきます・・・・。その笑い声を聴きながら 自分の寂しさを 誰にも話せず 1番 自分の気持を解かって欲しい夫にさえ 解かって貰えない淋しさを独りで我慢をし続けながら たった独りでポツンと夕食をとる 妻の姿が浮かんで来た時に 私は 初めて 妻に対して何ひとつとして して上げていなかったどころか 私の この手で妻を 精神的に踏みつけにしていた自分に気づいたのです・・・。 小さい頃から 何が有っても 泣かずに育って来た私も この時ばかりは泣くのを堪える事が出来ずに 人目もはばからずに 大声を出して泣きました。 自分は幸せにしていると思ってしていた行動の全てが 自分の1番大切な人を これ程までに 苦しめていた事実を知った時に 泣かずにはいられなかったのです。ただ ただ情けなくて 自分に悔しくて・・・。 彼の中で妻だけには皺寄せをしていないと思い込んでいた理由のひとつに彼が夜中に帰宅すると 何時であろうと いつも妻は起きて待っていたのですが その妻に早く休んでいるように伝えてからと言うもの 妻は起きて待っていると彼に 叱られるので ベッドに入り寝た振りをして待つ事にしたそうです。それに気づかない彼は 妻は自分に付き合わせること無く 早く休ませていると思い込んでいたのですが 実際には 彼の帰るまで 妻は休めずにいました。そして 救急車やパトカーのサイレンの鳴る度に気がきでなく休める筈など無かったと言います 休みを取れずに働いている彼の身体を考えると自分だけが先に休む事など 到底出来なかったのです。 彼が気づいていない重大な事が もうひとつ有ります。それは・・・彼が 無理を し続けている限り 奥さんも 無理を し続けなければ いけないのだと言う事実です。それは 彼がさせていることなのです。 彼が背伸びをし続けている限り 周りの皆も 彼に合わせて 背伸びをし続けなければ ならなくなるのです。 皆を楽にさせたいのなら まずは あなたの背伸びを やめなければいけません。 逆に皆に無理をさせたければ あなたが無理をし続ければいいのです。 彼は最初の頃 本当に妻の身体が心配で 先に休んでいる様に言っていたそうです。と言うのは 彼の奥さんは 余り健康では無く 働いてはいませんでしたから。ところが 正直に言うと だんだんと そんな純粋な気持だけでは無くなっていったと彼は言います。 その気持の中に 妻が自分に付き合って 無理をして 身体を壊し 病気になど なってしまったら、その妻の看病で会社を休まなければいけなくなる事が それまで 自分の姿勢を見せることで 会社の部下達を引っ張ってきた彼には出来ないことでした。 彼は そんな自分の甘えを 周囲に見せることなど出来ないという 思いから 妻に早く休めと言っていたと 正直に話してくれました。 愛情や優しさからでは無かったと・・・・。 「その頃の 僕の 妻に対する愛情は見せ掛けばかりの物の寄せ集めで 本当の愛情など これっぽっちも無かった・・・」と。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.08.04
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◇人間物語のメール講座NO10◇案の定 彼女は とても苦しみました。 父親を恨んでいるために 父親に近づくことすらしたく無かったのです。 自分の気持ちを近づけることすら したくなかったのです。ましてや 大嫌いな相手に成るなんて とんでもない話しです。 何十回となく 書いては やり直しをし続けました。 彼女の書いていたものは感情だらけで まさに自分に文句ばかりを言っている 彼女が 今迄に 見てきた父親の姿を そのまま書いていました。 父親の気持ちの部分が全て感情なのです。 私が何度 これは違うよと言っても 私の見てきた父は 本当に酷い人で こう思っていると 彼女は まったく譲りませんでした。 彼女も疲れ果て 私も疲れ果てた時に 彼女に少しだけ 聞く耳が生まれました。その時に 私は 伝えました。 君に見えている お父さんの姿は君に反応している お父さんの姿で有って本物の お父さんの姿ではない・・・。まだ 君は 本当のお父さんの姿を 1度も見たことが無い。 何故なら例えば 朝 君を起こすのが お父さんの役目だとして 君が朝 起きる時に 中々起きて来ない人だとしたら お父さんは 君を起こす時に 強い口調で起こさなければいけなくなる。そして 大きな声で起こそうとする そんな お父さんの姿が君の目には うるさくて 怖い父親に見えてしまう。 今度は それとは逆に もしも君が寝起きのいい人で 1度で起きてしまう人なら 普通に起こすし 大きな声も出さずに起こしてくれる感じの良いお父さんに見えるし 優しい父親だと思えてしまう。 寝起きの悪い君が 怖いお父さんにさせてしまうし 寝起きの良い君が優しいお父さんにさせてしまっているだけの事で どちらも本物じゃない。この両方共 君がさせている父親の行動だし お父さんは会社に遅れてしまわない様に本気で起こそうとしているだけなんだよ・・・。 君に反応している お父さんの姿を見て 君はお父さんは こんな人と思い込んで いただけなんだよ。これで嫌な奴なんて思われたら お父さんは たまったものじゃない。この君への反応とは まったく別の 君に見せた事のない 本物のお父さんの姿が必ず有るから そのお父さんの姿を探そう。お母さんと どんなに喧嘩をしたって お母さんは お父さんと別れずに居たのには訳が有って 多分 お父さんの本当の姿を お母さんは 知っていたからだよ・・・。だから お父さんと お母さんは 離婚をしていないんだ。 子供達が居たからとか言っても それでも耐えられないほど お父さんが嫌な人なら とっくに離婚をしてしまっていたはずだよ。 事業を失敗してしまった時点でね・・・。 君の書いている お父さんの気持ちの部分である 感情が 何故違うのか?そして君が1番 反応を起こしてしまう お父さんが感情を吐き出している時の姿を 少し考えてみよう。こんな酷いことを言うくらいだから お父さんの腹の中では 私に対して もっと酷い事を思っていると 勝手に あなたは決め付けているけれど それは違うよ。 君が腹がたったときに 君は自分の感情を全部吐き出して相手にぶつけるだろう・・・?その後 君の腹の中には何が残っている? 何も残って無いだろう? 自分が腹を立てて相手にぶつけた時に その後に何が残っているかを考えてごらん全部ぶつけたなら 余計に・・その後に 芽生えている気持ちが有るはずだよ「言い過ぎてしまったかなとか・・・・」「傷つけてしまったかなとか・・・」お父さんも 同じ事を感じている・・・。その気持ちこそが入り口だよ。その方向に お父さんの本当の気持ちが潜んでいる・・・。その言葉で やっと彼女は気づいてくれました・・・。 彼女は泣きながら一気に書き上げてしまいました。 1年振りに帰った時の ほんの1・2時間の場面しか無かったので その場面で書いたものです。カギカッコ以外は全部 お父さんの胸の中で感じている実際には言葉にはしていない お父さんの心の声"心情と言います"です。この心の声である お父さんの本当の胸の奥の奥に有る気持ちを解る事が どれだけ難しいことか・・・・。でも彼女は頑張りましたよ 想像などでは無く本当のお父さんの気持ちを感じ取り見事に書き上げてしまいました。 400字詰めの原稿用紙に書いて貰うのですが書いた原稿用紙は 泣きながら書いた為に 彼女の涙でグショグショになってしまいましたので書き上げた後 清書をして貰いました。そして 出来たのが これです。 娘 (父)久しぶりに お前が帰って来る。どれくらい逢ってないんだろうか。もう1年位には 成っているだろうなあ・・・。お前から来てくれない限り何も言ってはいけないから顔を見なくなってから 随分と寂しいよ。こんなに近くに居るんだから 何度も お前に逢いに行こうと思ったけれど お前の 怒った不愉快そうな顔が思い浮かんできて どうにも出来ずにいるよ・・。 今日は久しぶりに お前に逢えて嬉しいけれど少し怖い気もするよ。こんなに逢いたいけれど お前は まだ私を受け付けないんじゃないかな なんて、それは当然なんだけどな・・・。いや 元気でいてくれさえしたら それで良いんだ。 顔が見れたならそれで良いんだ。それで充分なんだ。 「こんにちは」お前のぎこちない声がする。こんにちは か・・・。ただいま とは帰って来てはもらえないんだな・・・。お前の家なのにな・・・。まだ私を この家を許してはもらってないんだな。 随分 ゆううつそうだ。なんて声をかけたらいいんだろう。どうしたら笑ってくれるんだろう。 「お~元気か? 随分スマートに成っちゃったな」 色んな言葉が浮かぶけれど お前の気に触らないような言葉しか言えやしない。 随分やつれちゃったな。背が高く成った様な気がする。 仕事はきついんじゃないのか?そう言えば母さんが そんな事を言ってたよ。きちんと休んでいるんだろうか。 ちゃんと睡眠はとっているんだろうか。 食べる物も ろくに採らずに働いているんじゃないだろうか。 驚くほど痩せちまったな。身体は大丈夫なのかい。 「うん 元気」そうか元気か。それなら良いんだ。お前は 余り口を利きたく無そうだけど顔が見れたんだ。 元気でやっているならそれで良いんだ。 余計なことを聞いて お前が怒って口を利いてくれなくなったりしないようにするよ。せっかく久しぶりに逢えたんだから 少しでも長く今日は居て欲しいんだ。 「今日は ゆっくりして行けるのか?」 久しぶりに家族全員が揃ったんだ。今日は家族全員で夕食が食えるんだ。 何年ぶりだろう。あいつの好きなものが冷蔵庫には沢山入っているし 久しぶりに うまい物を一杯食わしてやろう。あんなに痩せちゃって きっとろくに食ってないんだろう。 今日はたっぷり食わしてやろう。滅多にないんだ。 「忙しいから 時機に帰る」 嘘だろう。こんなに待ってたんだ。 沢山用意してお前の為に待ってたんだよ。せめて今日くらい 俺も仕事が休みなんだし居て欲しいんだ。でも帰っちゃうのか。 帰りたいんだな。お前を引き止めたい。でも そんな事は俺には出来ないな。やっぱり。 無理矢理 お前を引き止めたら お前は ゆううつな顔をして うるさいって帰っちゃうんだろう。どうやったら離れて行かなくなるか どうしたらいいのか解からないよ。だから お前の好きなようにするのを見ているしか出来ないんだなあ。お前が これ以上 俺から離れて行かないようにするのが精一杯だ。どうしたら良いのか 正直言ってわからないよ。 何を言っても お前は反応してくれないし 叱ったりしようものなら 怒って もう逢いには来てくれなくなって しまうんじゃないかと思うと 知らない内に嫌われまいとして恐る恐るビクついて お前と接してしまう。やはり どうしようもないんだな。 父さんは お前の事を ただ心配しながら何も出来ずに どうしたら良いのか解からず苦しむことしか出来ないよ。この先も きっと そうなんだろう。お前達の心が少しでも開いてくれるまで こうして ただ こうして お前達を 見ていくことしかないんだろう。それが 父さんが お前達を苦しめた当然の報いなんだろう。 俺は自分のした事で苦しんでいるんだから それでいい。でも お前達の幸せ願っているんだ。 俺を憎んで お前が幸せに成るのならいいが その事で お前までもが不幸になっては欲しくないよ。 俺を許してくれって言ってるんじゃない。 許してくれなくたっていいんだ。ただ その事を お前が引きずって不幸になっているんだとしたら考えて欲しい。 俺の事で これ以上 不幸になってくれるな。もっと自分自身を大切にして生きていって欲しい。いつまでも 俺にとらわれて 俺にがんじがらめにされて 苦しんで 突っ張って 無理しては欲しくないんだ。もっと大らかに 無理せずに生きて行って欲しいんだ。 幸せになっておくれ それだけだ・・・。これが心情です。まるで父親が書いたようです。 本当に父親の気持ち そのものの様ですね・・・・。そして これを書き上げた後に 今 お父さんが目の前に居ると思って お父さんに 直接 語りかけたい あなたの気持ちを書いて下さいといって書いた文章が これです。 久しぶりです。 何の連絡もしないままで ごめんなさい。 今 何か ふっきれたような気がしています。少しかもしれないけれど。 今迄 私は自分の引き起こした事、自分の人生に少しでも障害が出てくると お父さんの所為にして来ました。 私が こうなのは あの時 お父さんが・・・・あんな家庭だったからって お父さんばかりでは無く お母さんも 妹にも 弟にも いいえ それどころか いつも誰か他人の所為にしてきたんです。 自分のここは直らない。変えられないと固く蓋をして 誰にも触れさせず何かあると その箇所の所為にしていたんです。それなのに 少しも 今まで気づかなかった・・・。 どこかでは 知っていたけど 許してきた。だって私は こんなに酷い家庭に育って、人よりも可哀いそうで 許してきてしまった。ごめんなさい。全ては私から発生していたことなのです。なじらなければ いけないのは私自身なのです。 今まで 黙って耐えてくれていて 本当に済みませんでした・・・。 淋しかったでしょうね。 血の繋がりの有る 娘から浴びせられた言葉の数々は痛かったでしょうね。どんなにか 辛かったでしょうねえ。 自分のことが 見れなかった私・・・・。 今まで一度も お父さんの気持ちを考えた事が無かった。 本当に ごめんなさい。 彼女は父への憎しみだけを支えに 独りで生きていける強い人間に成ることを目指して 歩んできてしまったそうです。そんな想いを超えて この暖かな気持ちに辿り着くことは どんなに苦しかったことでしょう。そして彼女は 自分が一番苦しかったんだという 自分の苦しみを どかせた時に初めて自分以上に 苦しんでいた父の気持ちや その苦しみの中においても なお彼女を想う 父の暖かな思いが鮮やかに広がってきたと話してくれました。 最後に 彼女は「生きる上での 壁が外れて まるで暖かな陽射しが 差し込んできた みたいです」と言って 微笑んでいました。 今日は ここまでで終りにしたいと思います。 皆さんに何かが伝わってくれていれば嬉しいのですが・・・。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.08.03
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◇人間物語のメール講座NO9◇昨日の中で1番大切で 重要だった処は後半に記されていた ここからです。 ↓まず あなたが リラックスをして力まずに 静かなままの あなたで 自分自身に正直に成って下さい。 静かに どこまでも 正直に成っていくと 自分の中の1番 奥の方に 本当は自分は 自分独りでは 何も出来ない人間であり たいした事の無い人間なんだとか 或いは 本当は自分は弱くて駄目な奴なんだと感じられる場所が 誰の中にでも 必ず有るはずです。どうですか? 有りましたか・・・?あなたは 今迄に まだ一度も その場所に対して・・・或いは その気持ちに対して 正直に成った事が有りません。それは あなたに 本当の事実を感じさせている場所なのです。その場所は あなたの中で 本当の事実を 唯一 感じられる場所なのです。なのに あなたと来たら もしも そんなところに正直になって生きたら 自分は駄目に成ってしまうとか そんな場所などで 物事をやったりしたら失敗してしまうとか第一 そんな駄目な所に何も出来るはずが無いと決め付けてしまって正直な感覚自体に蓋を し続けて来て その本物の自分である方の 自分と一緒に 生きようとした事など 一度も有りませんでした。そればかりか本物の あなたの正直な感覚や感性は分厚い鉄板の扉で塞がれたまま 一生涯 陽の目を見ることは有りません。まさか背伸びをする あなたが自らの手で 本物の あなたに対して この様な事をしているとは あなたは夢にも思っていないのです。 背伸びをしている あなたこそが ぶ厚い鉄板の扉なんだと 気付いている人達は 多分 とても少ないことでしょう・・・。そして自己と言う小さな宇宙の中で これほどの重要な事態が起こっているとは殆どの人達が 御存知有りません。まるで 皆が居眠りをしているかのように・・・・。そこから あなたを救い出せるのは あなたしか居ないのに・・・。その あなたが目覚めていずに 眠らされたままなのです・・・。それも あなたの手によってです。それが良い事だと思い込まされて・・・。あなたが その本物の "駄目で出来損ないで チンケな自分"のまま勇気を出して 生きようとしない限り 本物の自分が育つ事は永遠に有りません・・。 本物のあなたが育っていないから・・・ いいえ 本物の あなたが育っていない事を あなたは どこかで 薄っすらと 知っていたから今日まで 背伸びをし続けなければ いけなかったのです。そして 世の中の どこを探しても 本物のあなたを 育てられる人は、 本物の あなたを救い出せる人は、 あなた以外に存在しません。 例え あなたの親が どんなに あなたを愛していたとしても あなたに代わって 本物の あなたを育てる事は出来ないことなのです。 多くの人は その本物の自分に蓋をしたままで人生を終るのです。あなたも そうするのですか・・・?でも・・・不思議なことが有るのです。それは あなたは 本物のあなたで生きたことが今迄に一度も無い筈なのに そこで生きると駄目になってしまうと あなた自身が知っているということです。 不思議でしょう・・・?だって 体験も無いのに 何故 あなたは そんな事を知っているのでしょう?もう お解かりですよね・・・。 本当は あなたの中に有る "知っている"という感覚自体が偽者で錯覚なのです。あなたの中で 背伸びをしている あなた(偽者)が何も出来そうに無い 一見 弱そうな あなた(本物)に脅しをかけているのです。なぜ そこで生きた事も無い人に駄目に成るなどと言う事が解かるのでしょう?そんなことは 有り得ない事です。こうまでしてでも 背伸びをしている今迄 自分が親しんできた 偽者の自分を守ろうとするのです。 自衛本能と言うのは 凄まじいものが有るでしょう?でも本当は守れてなどいなくて 本物の自分を駄目にしているだけなのです。 本当は 駄目にしているどころか 本物の自分を 産まれさせないようにしているのです。 気づかずにしている事とは言え 私達は とても恐ろしいことを自分自身に対して しているのです。 本物の自分を育てる事の方が どんなにか簡単なのに・・・多くの人は それを知らないのです。 馬鹿げた事です・・・。 楽々と有能に生きられる道が 直ぐ傍に有るのに・・・。 悲しい事に 私達は それらを見破り 見つけ出す術を持っていません。ただ 自分の中の駄目な自分にチャンスを与え 邪魔をせずに そこで生きさせて上げるだけの事なのに・・・。その駄目な自分というのは 一見 駄目で チンケで 何も出来そうも無い自分の様に見えているけれど 本当は 小さくも大きくも無い 普通で等身大の自分なのです。 本当には 有りもしない高く評価をした自分と比べるから 一見 駄目な自分に見えてしまうだけで 本当は 駄目な自分が居るというのは あなたの錯覚なのです。ところが あなたの中では長年 有りもしない方の自分で生きて来ているつもりで いますから そこと比べたら駄目でチンケな自分に感じられる方の自分こそが本物です。と・・・ここまでが 昨日の大切な処に新たな説明を付け加えたものです。 解かりやすくしたつもりですが余計に解かりづらくなってしまいましたか・・・?(笑) 昨日から やり始めている 相手に成切って 相手の心情を感じる為には その駄目な あなたで感じ取る事をしない限り 1番重要な心情の部分を感じて書く事が出来ないのです。 駄目な あなたにチャンスを与えて そこを動かすしか方法はないのです。 今迄の あなたに どんなに実力が有り その あなたが どんなに逆立ちをしたところで 偽の あなたに 刃が立つ代物では有りません。 偽者の 背伸びをしている あなたには不可能なのです。 小さな頃から背伸びをし続けて来て 背伸びをするのが当たり前になってしまい背伸びをしている感覚すら無くなっている あなたで有ったとしても その あなたも 偽者ですから・・・。どんなに完璧に作って有ったとしても偽者は偽者なのです。 偽者の あなたにはハートが有りません。 偽者の あなたのハートは死んでいます。 偽者の あなたの ハートは ピクリとも動きません。あなたの死なせて来た 本物の あなたに命を与える事が この講座の やろうとしている事なのです。あなたが閉じ込めて来た 本物のあなたに陽の目を見させたいのです。この講座は背伸びをしている 偽りの あなたにとっては 私は 敵に成るのかも知れません。ところが 本物の あなたに取って この講座は 待ちに待っていた援軍です。 多分一生涯で たった数回のチャンスかも知れません。だって そうでしょう。 背伸びをしながら生きている あなたに取って 危険に成る 場所に あなたが 今後も何度も近づくとは思えないからです。 話しを講座に戻しますね・・・。 相手に成って行く上で どうしても必要な"心情"を感じ取れるのは 本物の あなたで有る 一見 駄目な あなたにチャンスを与え その あなたで試みようとした時です。もう その あなた以外に 相手に成ることは出来ないのです。 一見出来そうな 背伸びをした あなたで100万回 やったところで全部駄目です。 残っているのは まだ試していない 駄目な あなたを於いて他には居ません。そこにチャンスを与える以外に道は無いのです。 実際に そこで感じ取る事をするのが この講座です。 少しだけ ヒントを言うなら心情というのは あなたが成ろうとしている身近な相手が 死んでしまった時になって初めて解かる事の出来る その人の気持ちです。 身近な人が亡くなってしまった経験を持つ人なら 多分 解る筈なのですが・・・。 身近な人が亡くなった時に 相手に対して それまで持っていた文句も不満も全部が消えてしまいます。それどころか 今迄当たり前にしていた その人に 日常の中でして貰っていた 沢山のことが決して 当たり前では無かったという事に気づかされてしまいます。そして その相手が どんな思いで色々な事をしてくれていたのかまでが見えてきます。 例え物理的に何もして貰っていなかったとしても その人が生きていてくれるだけで あなたの心の支えになっていてくれた事が ハッキリと解かります。 その人が ただ生きてくれているだけで私達の心は その人に 寄り掛ったり 甘えたりすることが出来ていたのです。これらも その人から 立派にして貰っていたことの中に入るのです。そして身近な人が 死んだ時に 誰であれ この様なことが解かるのです・・・・。でも どうして相手が 死ぬ前に それらを解かっては いけないのですか?どうして 相手が 死ぬ前に解かって その気持ちで毎日 相手に接することをしてはいけないのでしょうか? 身近な相手が死んだ時に解かっても遅いのです。 身近な人の死による気づき・・・。 例え そういう気づき方が出来たとしても 一端は気づけた事を 深い喪失感と 悲しみを忘れさせようとするがあまり それらの気づきさえも忘れさせてしまい再び 他の身近な相手の死ぬ時にも やはり同じ様に悔いる生き方をしてしまいます・・・。だって相手の気持ちや心情を解かって生きていたとしても悔いるのです。もしも相手の気持ちや心情が解からずに生きてしまった場合 身近な相手を死なせてしまった時に 身近な相手を失ってしまった時に初めて相手の気持ちが見えてきます。どんな思いで その相手が自分に接してくれていたのかが 切ないくらいに感じられてしまいます。あなたは その想いを感じてしまう場所で生きるのは辛くなり 再び その思いに蓋をして 自分の本当の気持ちを誤魔化して生きる様に成ります。 又 普段の生活の中で人の気持ちを感じる事が出来ない場所での生き方に成ります。だから 再び 身近な人が亡くなる時に 同じ様に 悔いなければ成らないのです。これは とても悲しい悪循環です。 私達は これほどまでに馬鹿な生き方をしているのです。それに誰かが亡くならなければ相手の気持ちが解からないなんて馬鹿げています。 前回から説明している 身近な相手に成切り"ある1日の場面"を書いたものを心情文と言います。ここからは ある女性の心情文をお見せします。この女性は24歳になる独身の女性で この女性が高校3年の時に 父の仕事がうまくいかず毎日の様に母親との夫婦喧嘩が絶えなかったそうです挙句の果てに 父の事業が失敗し進学を諦めるしか無く 高校を卒業と同時に 家を飛び出し 働きながら夜学に通い大学を終えた女性でした実家は 電車で1時間の距離で 帰ろうと思えば いつでも帰れる距離なのですが滅多に帰ることは無かったようです。 彼女は父親を とても嫌っていました。 最初に書いた10人の中で1番嫌いな相手も父親でした。 彼女は身近な相手の中から 自分の成る相手を母親にしたのですが私の提案で 父親で やってみようと 相手を変えてもらいました。 何故なら このままの生き方を彼女が続ける限り後悔をしてしまうのが目に見えていたからです。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.08.02
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◇人間物語のメール講座NO8◇ でも・・・不思議なことが有るのです。 それは あなたは 本物のあなたで生きたことが今迄に一度も 無い筈なのに そこで生きると駄目になってしまうと あなたが知っている ということです。不思議でしょう・・・? だって 体験も無いのに 何故 あなたは そんな事を知っているのでしょう? ・・・もう解かりますよね? 本当は あなたの中に有る "知っている"という感覚自体が偽者で錯覚なのです。 あなたの内面で 本物の あなたに 実際には居もしない あなたが脅しをかけているのです。 あなたが あなたに騙されているのです。 なぜ そこで生きた事も無い人に 駄目に成るなどと言う事が解かるのでしょう? そんなことは 有り得ない事です。 こうまでしてでも 背伸びをしている 偽者の自分で生きさせようと必死なのです。 こうまでしても背伸びをする生き方を守ろうとするのです。 自衛本能と言うのは 凄まじいものが有るでしょう? でも本当は守れてなどいなくて 本物の自分を駄目にしているだけなのです。 本物の自分を育てる事の方が どんなにか簡単なのに・・・ 多くの人は それを知らないのです。 楽々と有能に生きられる道が有るのに・・・。 ただ 自分の中の駄目な自分にチャンスを与え 邪魔をせずに そこで生きさせて上げるだけの事なのに・・・。 再び "ある1日"のやり方に戻りましょう 相手に成りきる時には その人の一番奥の その人が正直に成っている・・・自分の駄目さを自覚している その人に成って "ある一日"の中で あなたを見つめ感じられる気持ちを その人の 一番奥の部分で感じ取りながら書いていきます。 その時 あなたの 一番奥の部分を その人に貸して上げるのです その人に使わせて上げるのです。 一番奥の その部分は誰のもので有れ 繋がっています。 その部分だけが 相手に成れ 相手の気持ちが感じられる 唯一の場所なのです。 その部分だけが 相手に成ることの出来る あなたなのです。 私達が 此処で解かって置く必要が有ることは あなたの1番身近な人とは 本来 あなたに対して とても善意的な相手なのです。 あなたに対して 日頃から とても善意な目を向け とても 善意な行動を取ってくれている相手なのです。 私達が 日常の中で 知らずに流してしまっていた毒の塊を その相手は 毎日 黙って飲み込む事を し続けているのです。 「そんなバカな 日頃から その相手も随分と文句を言ったりして来ているよ」 確かに その通りです・・・・でも そんな部分は感情に過ぎません。 感情も存在しますけれど それは一番奥の部分では有りません。 それに あなたは勘違いをしています。 相手が文句を言って来ている時に 初めて あなたが毒の塊を 流し込んだ訳では有りません。 日常の中で 既に あなたは当たり前の様に 毒の塊を流し込み続けている事に あなた独りだけが気づいていないのです それにも拘らず 相手は その塊を日頃から黙って飲み込み続けて もうこれ以上は飲み込めないと 許容量が一杯になってしまって あなたに助けて欲しくなった時に 初めて 文句を言ったり 抗議をしてきています。 相手の文句や抗議は その人の悲鳴です。 それは あなたに助けを求めているのです。 あなたは その事に気づいた上で相手に成っていかなければ成りません。 そうでなければ 相手が 余りに かわいそう過ぎます。 なぜ そんな美味しくも無いものを呑み込み続けてくれていたのかを その暖かくて意地らしいほどの思いを ぜひ考え 汲んであげて下さいね。 その時に初めて あなたの前に 心情の次元が開かれて来ます。 そして たった1人の身近な人に成り切れ その人の気持ちが解かる様になって 初めて いつでも どんな人の気持ちでも あなたは自然に感じられる様になります。 今日は ここまでで 終わりにしたいと思います。 どうも お疲れ様でした。 それでは 明日の人間物語のメール講座を どうぞお楽しみに 自分の心の育て方 http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.08.01
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◇人間物語のメール講座NO7◇今日は 昨日より更に深く あなたの1番身近な人に あなたが 知らずに与えていた痛みが一体どんな痛みで有ったのかを実感で味わう事をしていきます。 昨日の説明で少しは考えてくれましたよね・・・。 実際に書いてみた方もいれば 頭の中の想像でやった方もいることでしょう。 相手に成って行く過程で 多くの人達が1番最初に陥ってしまうのが会話の部分は問題ないのですが 相手の気持ちの部分を気持ちを使わずに頭で考えてしまい その頭で考えたものを気持ちとして勘違いしてしまう事です。これでは 全くと言っていいほど相手には成れていませんし相手の本当の気持ちも見えてきません。なぜ相手の気持ちを解かる事が そんなに必要なのかというと実は あなたのやっている毒の塊を相手に流す事を止めたいだけでは無いのです。あなたが成ろうとしている相手は あなたにとって 最も身近な相手であり言ってみれば 世の中で1番簡単に あなたが成る事が可能な相手です。 誰よりも"相手に成る"と言うことが最も簡単に出来る相手なのです。その最も身近で簡単に解かることが出来る筈の相手の気持ちを 解かる事が出来なければ それ以外の人達で有る 他人の気持ちを 果たして解っているのでしょうか?にも拘らず あなたは"自分は他の人よりは人の気持ちが解かっている方だと"感じたり勘違いしたりしていた訳なのです。それは ひょっとしたら とても怖い事かも知れませんよね・・・? 私の所で実施している 通常の講座の時に「今迄 あなたが 人の気持ちを考える時に 一体どうやって あなたは人の気持ちを考えて来ましたか・・・?」と私が質問すると 多くの人の答えは こうです。 「もしも自分がその人の立場だったら どう思うのかと考えた時に出てくる気持ちが その人の気持ちで有ったり その人の立場に立つことだと思っていた」と・・・。いかがですか・・・? あなたの答えも 同じですか・・・? 残念ながら このヤリ方で出てくる気持は あなたの気持ちであって相手の人の気持ちでは有りません。 何故なら あなたが あなたの立場に立っているだけだからです。 出てくるのは当然 あなたの気持ちだけです。 相手の気持ちに 近いものですら有りません。これは解かりやすく言うなら こうです。 池で溺れている人を見て自分は池の淵に立ったまま溺れている人を ただ眺めながら「解かるな~あの人の辛さは 苦しいし 冷たいし いつ死ぬのか解からない恐怖だって襲ってきているだろうし・・」と言いながら その人の立場に 立っているつもりに成っているのと同じす。 果たして これで池で溺れて今にも死んでしまいそうな人と同じ立場に立っている事に成るのでしょうか?そして その人の気持ちや痛みが 本当に解かるのでしょうか?そんな事は有り得ません。もしも本当に解かりたいのなら簡単です。 池の中に飛び込み 例え あなたが 泳げたとしても泳がずに溺れてみることです条件を全て同じにして 初めて 少しだけ その人の気持ちに近づく事が出来ます。それでも厳密に言うなら まだ違うのです。 何故なら その池に溺れた場面までの過去の体験のすべてが あなたと その人とでは全く違うからです。 当然感じられ方は違いますよね・・・。 例えば その人が過去に池で溺れた体験が有って あなたには無いのならば その人の恐怖感たるや 泳げる あなたが 今だけ溺れる真似をするのとは訳が違います。それは あなたの想像を遥かに超えています。だから 1番身近な人が1番簡単に あなたが成れる人なのです。だって その人の情報を他の人よりは あなたが1番持っているでしょう? 少なくとも 他人よりは過去の事でも 多少は聞いている筈ですから・・・。さあ再び挑戦してみましょう。 相手に成ろうとし 相手の気持ちを解かろうとした時に多くの人が1度目に陥ってしまうのが この様に頭で考えた気持ちを相手の気持ちだと勘違いをしてしまう事です。そして次に陥ってしまうのは相手の気持ちの部分を頭で考える事は やめてくれるのですが・・・。 今度は全てを感情で書いてしまうのです。 感情が気持ちだと勘違いしてしまうのですね。 確かに頭は使いませんが・・・。これは 皆さん 最初に書いてくれたものより ずっと早く書き上げてしまいます。 当然ですよね。だって最初は頭を使って考えながら書いたものです。 今度は感情ですから 考えませんし ずっと早く書けてしまうはずです。でも それは ここで言う 気持ちというものでは無く"文句や注文"の羅列になってしまっています。 此処までの事を 少し別の角度からの話しによって説明したいと思います。 私達の中には 3つの次元が存在しています。 違う言い方をするなら 私達は3つの次元を同時に生きています。 1つ目の次元は"社会的 生の次元"2つ目の次元は"自然的 生の次元"3つ目の次元は"存在としての 生の次元"1つ目の "社会的 生の次元"というのは 沢山の人間が争うこと無く生きて行く為に作り出した人間独自の世界 例えば 道徳で有ったり 理想の人間の姿を追い求める次元で有ったり簡単に言うと あるべき論の世界と捉えれば解かりやすいかも知れません完全に頭の次元であり 私達の実感で言うなら 思考する次元です。 2つ目の "自然的 生の次元"というのは 動物達と同じく本能の次元です。 私達自身の生や 自我を守ろうとする為なら他とも平気で争い合ったり殺しあったりする 生(ナマ)の次元です。 私達の実感で言うなら 感情の次元が1番近いかも知れません。 3つ目の "存在としての 生の次元"私達は この次元でも 確かに生きているのですが この次元としての自覚は とても薄く感じづらいものに成っています。 何故なら 直ぐ上の次元である 感情の次元が 余りにパワフルで どちらかと言えば 静かに立ち昇る蝋燭の炎の様な この次元を多くの人は感じられなく成っているのかもしれません。 私達の実感で言うなら 心情の次元と言って置きます。 更に解かりやすく説明すると1つ目の思考の次元というのは 例えば「明日は何時に家を出て あのバスに乗って会社についたら これをやって あれをやって」と 全て当たり前の様に考えていない様で ちゃんと無意識に頭で考えながら行動している部分を言います。もうひとつ別の言い方をするなら 建て前の世界です。 此処で生きている人からはパワーは余り感じられませんし 魅力も感じられないかも知れません。 従って異性からも余り好感を持たれないかも知れません。 2つ目の感情の次元は そのままです「うるせ~とか 馬鹿野郎~」とか「文句が有るなら言ってみろ~」とか力で相手を威嚇したり 制圧しようとする世界です。 誰でも直ぐに実感できる 言葉や行動や表情や雰囲気や 自分の中の その場所から出ている 全てを言います。 凄くパワーが有ります。 魅力も有ります。でも単純ですし どちらかと言えば 馬鹿です(笑) 若い頃 私も これでしたから良く解かります。 今でも少し名残が有るのかな・・・・?(独り言です) 人と争うことが多く 毒も沢山 撒き散らしてしまいます。そして その毒は最後には自分に向かいます。あなたのパワーは 相手も切りますけれど 自分も切ってしまいます。 確かに 一時的な完成を築き上げることは出来ますけれど 長続きしません。 何故なら 無理をして 背伸びをし続けているからです。 一体 その無理や背伸びがいつまで続きますか・・・? 此処は思考の部分で有った 建て前の世界の 対極で有る 本音の世界です。 周りの人達を見て下さい 多くの人が このどちらかに重心を置いて生きています。 思考の人 感情の人・・・・そして その両方を行ったり来たりしながら使い分けている人・・・。 3つ目の 心情の次元 此処を自覚している人達は ハッキリ言って とても少ないです。ところが滅多に見ることの無い 心情の自覚を出来ている人達は確かにいます。その人達は どこが自分の本当の気持ちの在処なのかを ちゃんと知っているのです。 此処を自覚出来た人が初めて 思考や感情を使うことが出来ます。 思考や感情に使われて埋もれてしまうのでは無く それらに使われて仕舞うのでは無く それらを使う事が出来る様に成るのです。この心情の次元が あなたに自覚出来た時に 初めて あなたの中の 全ての次元のバランスを取ってくれるのです。この次元が自覚出来ていないことは 真っ暗闇の中を灯りも持たずに歩く様なもので有り(あっちこっちにぶつかり生傷が耐えません) 或いは あなたの家の灯りが消えてしまっている様なものなのです。あなたが 何をするにしても まず1番最初にする事は そうです。まずは あなたの家(内面)に 灯りをつけることを してみましょう。そのくらい この心情の次元を あなたが実感することが重要なのです。それでは心情の次元が実感出来る為のヒントを伝えましょうね・・・。それは ひと言で云うなら 何の損得も無い次元です。 何の損得も無い気持ちです。 実は あなたは ちゃんと 心情の自覚をしたことが有るのですが これほど重要なものだとは思いもしなかった だけなのです。まず あなたが 自分自身に正直に成って下さい。どこまでも どこまでも 正直に成っていくと 自分の中の1番 奥の方に 本当は自分は 自分独りでは 何も出来ない奴であり たいした事の無い奴なんだとか 或いは 本当は自分は弱くて駄目な奴なんだと感じられる場所が 有るはずです どうですか? 有りましたか・・・?その場所に その次元に正直になることで 何かが見えてきます。あなたは まだ一度も その場所に その気持ちに正直に成った事が有りません。それは あなたに本当の事実を感じさせている場所なのです。なのに あなたと来たら もしも そんなところに正直なって その場所なんかで 物事をやったりしたら失敗してしまうし第一 そんな駄目な所に何も出来るはずが無いと決め付けて蓋を し続けて来て その本物の自分である方の 自分と一緒に 生きようとした事など 一度も有りませんでした。あなたが その本物の "駄目で出来損ないで チンケな自分"と勇気を出して 生きようとしない限り その自分が育つことは永遠に有り得ません本物のあなたが育っていないから・・・いいえ 本物の あなたが育っていない事を あなたは 知っていたから今日まで 背伸びをし続けなければ いけなかったのです。そして 世の中の どこを探しても 本物のあなたを 育てられる人は あなた以外に存在しません。 例え あなたの親が どんなに あなたを愛していたとしても あなたに代わって 本物の あなたを育てる事は出来ないことなのです。 多くの人は その本物の自分に蓋をしたままで人生を終るのです。あなたも そうするのですか・・・? 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.07.31
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◇人間物語のメール講座NO6◇昨日の最後で とても大切な質問をさせて頂きました。あなたの事を世の中で一番大切だと思ってくれている人を イコール あなたが世の中で一番大切な人に成っていますか?と言う質問でした。あなたの事を大切に思ってくれている人が解からない人は あなたの家の直ぐ傍の道路に飛び出して あなたが車に跳ねられ危篤状態で病院に担ぎ込まれたと想像してみて下さい。あらゆる方面に一斉に連絡が行った時に 何を置いても駆け付けてくれる人がいます。そんなに多い人数ではないかも知れません。ほんの数名かも知れませんが その人達は確かに居ます。 簡単に言えば その人達こそが あなたの事を大切に思ってくれている人達です。そして その人達は あなたが例えどんなに どん底の状態になろうとも あなたを見放したり あなたを見限ったりすることは有りません。それなのに あなたは その人達の事を実際に大切に出来ていましたか? その人達が あなたの大切な人に なっていましたか・・・?と言う質問でしたね。たぶん 多くの人の答えはNOですよね・・・? 何故なら その人達に あなたは1番 あなたの嫌な部分を撒き散らかしてしまっていたからです。それどころか 今日まで その事実に気づこうともしなかったのですから・・。これでも あなたは あなたを大切に思ってくれている人達を 大切に出来ていたと言い切れますか・・?そんな事は無理な話しです。だって あなたは そんな事をしているとは夢にも思っていなかったのです。あなたは そんな生き方をしていたなんて このメール講座を受けるまでは まったく知らなかったのです。まさか自分が"自分の知っている自分"以外の"現実の自分"で生きていて その自分が身近な人達を 平気で傷つけながら接しているなんて考えた事も無かったのですから。そして 今日は この大切な方の中から もっとも皺寄せをしてしまっていた相手を1人だけ選び出し あなたが その相手に成り代わって自分の流していた 言ってみれば毒の塊を あなた自身の手で味わってみることをしたいと思います。まず あなたが もっとも皺寄せをしてしまっているだろうと思える身近な相手を1人選び出す事から始めます。あなたが独身の方ならば あなたの母親か父親のどちらかにして下さい。それは別に一緒に住んでいなくても 例え あなたが独り暮しで両親は遠くに離れて暮らしていたとしても たぶん その方達が あなたから1番 皺寄せを受けている相手だからです。それは あなたが気づいていないだけなのです。あなたが結婚をしている方の場合なら あなたが夫ならば妻を あなたが妻なら夫を選んで下さい どんな形で有れ やはりそこに 1番 皺寄せをしているからです。あなたが離婚 或いは死別で 結婚されていた相手と別れて まだ数年ならば(5年以内ならば)少し辛いかも知れませが その相手を選んで下さい。それ以上の年数が経過している場合は 子供か親の どちらかを選んで下さい。 自分が多くの皺寄せを浴びせていると思える方の相手を選んで下さい。あなたが 両親とも兄弟とも幼い頃に別れ身近な人は誰も居なかったという人で在るならば あなたの親代わりをしてくれていた人を選んで下さい。そして次に 選び出した相手と同居している人の場合は例えば 現在 自分が独身の方で親と同居をしていて母親、父親を 選んだ方、 或いは 自分が結婚をしていて夫婦で同居をしていて夫や妻を選んだ方達の場合は 此処1週間以内の"ある1日"を決めて下さい。 別に どの日でも構いませんが 土曜日や日曜日の様な休日以外の平日から選び出して下さい。 離れて暮らす両親の 父親か母親のどちらかを選んだ人の場合は1番最近 実家に帰った日の中から"ある1日"を決めて下さい。 夫が単身赴任の方の場合も 同じく1番最近の家に帰った日の中から"ある1日"を決めて下さい。休日にしか帰らない場合は当然 休日でも構いません。 選び出した相手と離婚 或いは死別で 現在は同居をしていないという方の場合は(5年以内なら) 同居をしていた当時の中から"ある1日"を決めて下さい。 選び出す日は 特に揉め事が有ったり 喧嘩をしている日を選ぶのではなく ごく普通の"ある1日"を選んで下さい。そして その"ある1日"の朝から夜寝るまでを出来るだけ詳しく思い出して貰います。これは少しだけ難しいかも知れません・・・が少しの間だけ放り出さずに取り組み続けることで無理だと思えた記憶が ちゃんと蘇えって来ます。あなたが本来(本当)のあなたの近くで生きている場合あなたの記憶は比較的 容易く思い出すことが出来ます。 思い出すことが難しい方は 本来のあなたから随分と遠い所で生きているのかも知れません。 簡単に言うと あなたは背伸びや無理をし過ぎているのかも知れません。 1日を思い出せて来たら今度は あなたが相手側に立ち 相手側からの その日の1日を思い出そうと試みて下さい自分の想像力をフル動員し 日頃 その人から聞いている細かい事などを ヒントや材料に使い相手側から見た1日を想像して下さい。 最初の内は想像で探るしかないのですが・・・。 何度も何度も試みている内に 自分が見過ごしていた相手の何げなく言っていた言葉や表情と1日の場面が重なり始め相手から見えていた 本当に有った実際の1日の様子や相手の気持ちまでもが見え始めてきます。 そして これをPCのメモ帳でもいいですから書く事をお勧めします。 私のところで直接受講をしている方達の場合はレポート用紙に書いて貰っています。それでは書き始めてみましょう。まずは最初に題名を入れて貰います。 私の場合で言うなら 私が妻に成って書く訳ですから 夫 ←(真ん中に) (妻)←右端に 題名は夫です ですから夫を中央に書きます そして右端に それを書いていく人が妻だと言う意味でカッコ内に妻と書きます。そして いよいよ本文に入るのですが 書いていく上での書き方の約束事が有ります。それは思い出して頂いた"ある1日"の朝から夜までを描いて行く訳なのですが互いの実際に話した言葉は「 」内に書きます。 例えば「あなた もう時間ですよ」←これは実際に妻の言っている言葉です その直後に妻になり妻の気持ちを書き入れていきます。 妻の口調で妻に成りきって 妻の気持ちの中に有る心の呟きを書きます。 例えば こんな感じです。 「あなた もう時間ですよ」疲れた顔して眠っているな~この人 最近 私が起こしても若い頃と違って 直ぐには起きれなくなってきているけれど余り無理をして欲しくないな・・・若い頃の様に 自分の身体を過信して無理して身体を壊さなければいいけど。 夕べも遅くまで起きて仕事をしていた様子だったし 私が何を言っても忙しいから仕方が無いんだ の一点張りだから 黙って様子を見ているしかないのかな・・・? 「う~~~ん 解かった 起きるよ」「しっかし 眠いよな~あぁ~~~~」 目が充血していて真っ赤だわ 夕べは一体何時に眠ったのかしら・・・。 文句を言われても いい覚悟で私がキツイ口調ででも言っていかなければいけないのかな?。そうしないと この先も・・・ムニャムニャムニャと こんな感じで書いていきます。ちなみに 私本人の登場は会話のみで 残りは妻の会話と 会話の前後の気持ちは全て妻の気持ちのみと成ります何故なら日頃自分の気持ちは嫌と言うほど見ていますから 此処では日頃見ていなかった妻の気持ちのみを考える事をしていきます。 特に大切なのは この気持ちの部分で有って どこまで相手の気持ちに迫り本当の相手の気持ちを紡ぎ出す事が出来るかが 大きなポイントになります。ナレーションや説明文も要りませんし 作文では有りませんから妻の気持ちの最後に"と思う"などと書く必要も有りません。カギカッコ以外は全て相手の気持ちだと読み取れますから実際につぶやいている通りに書いて下さい。 上に書かれている 私の例題に書いた文に 私の気持ちをプラスしたものが現実の世界を そのまま再現したものに成るのです。 今回は 私の気持ちの部分は必要ないので入れません。 私達の現実の世界にはナレーターは居ませんし 何の説明文も付いてはいませんよね?ですから 最初に記した書き方の約束事とは 私の処の勝手な やり方を押し付けているのではなく現実の世界を そのまま再現して頂くための約束事だったのです。 此処までが やり方と書き方の説明です あなたが捉えた やり方が たとえ間違っていてたとしても構いませんから あなたが 実際に書いてトライしてみてください。 何故なら本格的にやるというのは 皆さんにとっては面倒臭い事に繋がるからです でも 私は あなたに どうしても釣りを憶えて頂きたいのです。そして あなたに自分の手で魚を釣り上げられる様になって欲しいのです。 少しだけ手前味噌を言うのを許して頂けるのなら この講座は 例えば 会社の人達が受講すると その方達に紹介され その方達の家族が受講しに来ている講座なのです。 1番 最初に受講して下さった方達とは 今から29年も前の その方達が独身時代に知り合い その方達が結婚し 親になり 現在では その方達の子供もが 次々に受講しに来ている講座なのです。そして何よりも お伝えしたいのは 実際に私達の所でやる通常の この講座では 1人の挫折者も無く終るのが当たり前の講座なのです。 講座に再び戻ります この相手に成りきる事が1番難しく何度もトライをして ようやく 相手の気持ちに近づくことが出来るといった とても難しいところなのですが 諦めずに何度もトライをして下さい。 何故なら この時点で 自分が普通にしていたことが 知らずに相手を傷つけ苦しめて来ていたという事実を知り その人の痛みを自分の痛みとして引き受け 味わうことが出来た時に 人は始めて変わります。そこで初めて自分に都合よく見つめ続けて来た"自分の知っている自分"など本当に存在してなかったと言う事が 実感できるのです。 自分の1番身近な人の痛みが 自分の痛みとして実感出来た時に それでも尚 実際には居なかった"自分の知っている自分"が居たとか それが本物だとかと 自分の我を張り続けられる人なんて世の中には居ません。 何度か繰り返しトライする内に本物が完成します。 本物が完成した時には あなたは現実のあなたを頭では無く実感で見ることの出来る 無垢なハートを手にする事ができます。 大変だとは思いますが ぜひ やって見て下さい。 時間が無い方や 忙しくて出来ない方は このメール講座を読み続けるだけでも気づいていけるはずです。 勿論 実際に やった方との差が生まれてしまうのは仕方の無いことです。それでは今日は此処までで終りにしたいと思います。 明日のメール講座を お楽しみに・・・。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.07.30
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◇人間物語のメール講座NO5◇私達は 自分自身のことを知っているつもりで 今日まで生きてきましたが それは あくまで自分の中で勝手に作り上げた自分で有り 自分独りだけしか知らない"自分の知っている自分"に過ぎず実は 実際に この世の中に生きている本物の自分自身の姿の方である"現実の自分"を 全くと言って良いほど 知らずにいた事実を 昨日のメール講座で 出来る限り詳しく説明しました。そして"現実の自分"の姿が 一体 どんな姿をしているのか 見てみましょう というところで昨日は終りました。 今日は"現実の自分"の姿を 実際に 皆さんに見て貰うところから始まります心の準備はよろしいですか・・・?それでは始めましょう。あまり身構え無いで下さいね・・・。リラックスし、油断をして聞く感覚が1番 解りやすく聞こえるかも知れません。 実は"現実の自分"の姿を見る事が出来る とても簡単な方法が有ります。そして 皆さんは もう既に その姿を見たことが有るのです。ただ それが自分自身の姿で有ると認識はしていませんし まさか自分だとは 夢にも思わず見ているのですが・・・。それでは その簡単な方法を紹介しましょう。 磁石のプラスとプラス マイナスとマイナスを 近づけると どうなりますか?プラスとマイナスは引き合いますが プラスとプラス マイナスとマイナスは反発し合って離れてしまいます。 異なる極同士は引き合いますが 同極同士は反発しあい弾き合います。 人間も原理原則が この磁石の作用と同じです。この原理に気づくことで簡単に"現実の自分"の姿を見ることが出来るのです。どういう意味か解かりますか・・・?ただし見る事は出来ますが あなたが それらを受け容れられるかどうかは また別の問題です。ここで 1昨日のメール講座の際に準備して頂いたものを使います。あなたの周囲の人達に向けて書いて頂いたものを見て下さい。 人に向けて書いてある文を良く読み直してみて下さい。その方達は 決っして いつも(四六時中) そこに書いてある状態で居る訳では有りませんよね?その方が腹を立てていたり その方の状態の悪い時に そうなっているのですよね・・・?それなら あなたも同じ様に 御自分の腹が立っている時や 状態の悪い時の自分に照らし合わせて自分と似ていないか どうかを確かめてみて下さい。 自分が頭に来たり腹が立ったときに照らし合わせて見て下さい。 決して自分の状態の良い時の自分に照らし合わせることはせずに もうお解かりですか・・・?そこに書いてある嫌なことの全ては 現実のあなたの姿です。 人を見て嫌だと感じていたのは 実は その人の事が嫌なのでは無く その人によって 自分の嫌な部分を 見せられることで その人が嫌だと錯覚し その人が嫌だと思い込んでしまっていたのです。それも普段 自分が自分の中で押さえ込んで自分は やっていないと思い込んでいる事を見せられる相手は特に嫌っているかも知れません。 10人の中で1番嫌いな相手を思い浮かべてみて下さい その方が あなたの中の嫌な部分を 1番 あなたに見せている人であり10人の中では あなたに1番ソックリな性格の人なのです。そして どの様な シュチエーションでなのかは解かりませんが あなたの姿が その人の様に見えている場面が必ず何処かに有る筈です。 私のところで行う 実際の講座の中で これらの照らし合わせを している時に こんな風に言う方が居ます たまたま父親の処に お酒を飲むことが嫌いだと書いていた人が「俺は酒を飲まないから こんな事は してない」と言って来ました。 私は その人に 例えば お父さんが美味しく楽しくお酒を飲んでいる人でも嫌いかどうかを訊ねました。すると その人は言いました 父はお酒を飲むと周りのことが解からなくなり周りの人の事を考えずに自分勝手な振舞いに成るから嫌いなのだと・・。ならば あなたは お酒は飲まなくても 例えば腹が立って虫の居所の悪い時に周りの人の事など考えずに自分勝手に振舞っていた事が無いのですか?と聞いたところ 「それなら私にも有ります」と答えてくれました。この様に 自分が書いた文章の表面に現れている形に囚われてしまうのではなく その影に潜むものに気づき そこと照らし合わせる事をしてみると相手に向けて書いていた事が 自分のしていた事と殆どパーフェクトに照らし合わせられる筈です。 会社では していないけれど 家庭ではどうかと場所を変えての照らし合わせもして下さい。 自分の上司には してないけれど 部下にはどうか?とか自分より弱いと見なしている人に やってしまっていないか良~~~く 確かめてあげて下さい。 自分の都合の良い所にでは無く 自分の都合の悪い所に照らし合わせる事によって やがて"現実のあなた"の姿が見えて来る筈です。 業務連絡で お願いしたものを準備が出来なかった人は こう考えて下さい。 今現在 或いは 今迄に あなたが最も嫌いだった人の事を思い浮かべて下さい。あなたの"現実の 自分"の姿は その人の姿そのものです。 本当は あなたは その人が嫌いなのでは有りません あなたが その人を嫌いな様に感じられてしまうのは あなたの中に有る あなたの嫌いな部分を その人から ソックリそのまま見せられるからです。 本当に あなたが嫌っているのは現実の自分自身の姿なのです。それも嫌っている あなたはといえば・・・ あなたの中だけにしか存在しない 有りもしない あなたで有る"自分の知っている自分"プラスの15の方である あなたが なのです。 幾ら良く見えていても実際には居もしない方の自分が多少見てくれは悪いけれど この世の中に本当に存在している方の本物の自分を嫌い さげすんでさえいます。 有りもしない架空のあなたが 本物のあなたを嫌っている人によっては本物の自分を抹殺しようとさえしています。もしも そんな事を許してしまったら あなたは死んだ様に生きるしか有りません。 本物のあなたは多少見てくれは悪いかも知れません。でも それは高い所に居る あなたから見たらであって私には そんな あなたの方が よっぽど醜く見えます。 第一 今日まで実際に生きて来てくれていたのは あなたに さげすまれて続けて来ていた"本物の自分"の方なのですから・・・。 何故 そんな事を しているのか 解かりますか?もしも 本物の自分が自分で有ることが解かってしまったら今までの"自分の知っている自分"が消えて無くなってしまうからです。いいえ本当は無くなるのでは有りません。 何故なら以前から そんな自分は無かったのですから ところが あなたの中だけには有ったのです あなただけには見えていて あなたが まだ小さい頃から あなたは それに親しんで来てしまっている訳なのです ですから それは あなたにとっては 自分が無くなってしまう感覚なのです。けれど ここを通らなければ あなたの成長は有り得ません。 器が広がるというのは この"現実の自分"を頭では無く 理屈でも無く 実感で受け容れた時に初めて あなたの器が広がり出すのです。 私達は人生や社会の中で様々な壁にぶつかります。その壁を抜け出せた時に 自分が成長した様な感覚を受けることが有ります確かに 多少は成長しています。その時の成長は現実にぶつかり"自分の知っている自分"が多少崩れた時に起こります"現実の自分"が 僅かに垣間見えた時に それは起こっているはずです。ところが あなたは そこに再び"自分の知っている自分"を知らず知らずの内に構築してしまい "現実の自分"の姿は 再び あなたから遠いものと成ってしまいます。 私は このメール講座の気づきを多少のものにする気は有りません。それだけに大変ですけど・・・・。"現実の自分"を全面的に受け容れられた時の感動は 多分 とてつもなく大きなものに成る筈です。ですから 最後まで ついて来て下さいね。さあ講座を 更に先に進めて行きましょう まず あなたが10人の方達に向けて書いた その方達の嫌いな部分は本物の あなたの姿だという事は理解出来ましたよね・・・? "現実の自分"を 頭では無く 理屈でも無く実感で受け容れられる様になれるには そこに至るプロセスが必要です。 今日まで あなたは "自分の知っている自分"で日常生活をすごしていると思っていましたし 周りの人達とも関わっていると思って居ました。ところが実際には 今日初めて解かり始めてきた"現実の自分"の方のあなたで あなたは 日常生活を過ごしていますし 周りの人達とも関わっています。その現実の自分で生きたときに 周りの人達の中で1番に皺寄せを あなたから被ってしまう相手とは誰でしょう?あなたが人に向けて書いた あなたの嫌いな部分を あなたが1番向けてしまう相手とは 一体誰でしょう?あなたから あなたでも反吐が出る程の その部分を 1番浴びせられ続けているのは一体誰なのでしょう? 云わば あなたの嫌いな部分の塊を あなたから1番向けられてしまって来た相手です。 皮肉な事に・・・ あなたが 1番 遠慮をしないで済む相手に あなたが 1番遠慮抜きに接しられ 日常生活をすごせる相手にこそ あなたは それらを1番向けてしまっているのです。さあ どなたでしょう・・・? 本当の問題はここからです。あなたの性格が悪かろうが良かろうが本当は そんなことは どうでも良いんです。ただ あなたが"現実の自分"で生きている時に あなたでさえ人からされた時に 嫌悪する部分を もっとも身近で大切な人に向け続けている事実を当のあなたは 自分が別な自分で生きていると勘違いをしているが余り まったく気づいていないし認めようとしない事なのです。あなたが認めない限り あなたは身近な その相手を 知らず知らずの内に精神的に踏み付けにしてしまっているかも知れないのです。それどころか あなたが気づいて上げない限り その人は あなたに愚痴や文句さえ言わずに生涯 あなたの撒き散らかす 言わば毒を飲み込み続けなければいけないのです。ちょっと その痛みを想像して見て下さいね ここで あなたに重要な質問をしてみたいと思います。あなたは あなたの事を大切だと思ってくれてる人が イコール あなたの大切な人に成っていますか?あなたの事を大切に思ってくれている人が解からない人は あなたの家の直ぐ傍の道路に飛び出して あなたが車に跳ねられ危篤状態で病院に担ぎ込まれたと想像してみて下さい。あらゆる方面に一斉に連絡が行った時に 何を置いても駆け付けてくれる相手がいます。そんなに多い人数ではないかも知れませんが確かに居ます。 簡単に言えば その人達が あなたの事を大切に思ってくれている人達です。その人を あなたは大切に出来ていましたか・・・?そして その人達に あなたは1番 あなたの嫌な部分を撒き散らかしてしまっていたのです。これでも あなたは あなたを大切に思ってくれている人達を 大切に出来ていたと言えますか・・? 明日は この大切な方の中から もっとも皺寄せをしてしまっていた相手を1人だけ選び出し あなたが その相手に成り代わって自分の流していた 言ってみれば毒の塊を あなた自身の手で味わってみることをしたいと思います。 自分の心の育て方http://ameblo.jp/ningen-monogatari/
2019.07.29
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