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長野博主演で、ル・シアトル銀座で公演中の舞台「りんご」を次女と観劇。
世界で初めて無農薬でのりんごの栽培に成功した男の物語、というだけで
詳しいことは知らずに見に行ったんだけど、観てよかった~!!
ひとつひとつのせりふが胸に染み込む。染み込む。
思わずじーんと目頭が熱くなるシーンも。
主演の長野くんも派手ではないし、題材も世間一般には受ける内容ではないし、
平日昼公演ということもあってか、観客の入りはいまいち。
もったいないなー
主演が誰とか、そういうことじゃなくても、もっとみんなに観て欲しい舞台だなと
素直に思った。
誰かが始めるまで、自分は何もしないというのではなくて
誰もしないから、自分がやるんだ、というそういう気構えの難しさ。
そういえば、沖縄でさんごの養殖を始めた金城さんの映画も、
ものすごい借金を背負い、家族に貧乏を我慢させても
夢を追い続けてたっけ。
家族がどこまでどん底の暮らしに耐えられるか
世間のつまはじきにされても、村八分のような状況でも
それでも信じた道を突き進むのって難しいと思う。
ひとことで語れるような苦労じゃないはず。
この主人公は運良く無農薬でりんごの栽培に成功したけど
失敗していたら一家離散どころか、一家心中だってあるわけで・・・
一緒に観劇した次女が、栽培に適した土壌について興味をもち
モデルとなった木村さんの本を買って帰った。
主人公の苦労は、こういう形でも若い世代に受け継がれたんだよ、と伝えたい気分。
次女はこのあとどういう行動につなげるかわわからないけど
安全な食べ物、人に優しい農業に興味を持ち、研究テーマとして取り上げて
くれるなら、舞台を一緒に見たいい思い出になる。
もしかしたら、りんご農家に嫁ぎたいなんて言い出すかもしれないしね(笑)
私もこの木村さんのきせきのりんごを是非食べてみたいと、心から思った。
でもね、予約は3年先まで埋まってるんだって。
それだけ貴重なんだね、無農薬栽培のりんごって。
せめてもと、無農薬りんごでつくった「りんごかりんとう」をお土産に。
いつか、次女と青森のりんごを見に行きたいな。