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ダンナの、姉の、ダンナの、父親が、亡くなった。火事だった。父親は夫婦2人暮らしで、火事の知らせが入ったのは深夜 1時で、彼の姿が見えなくて、明け方、やっと見つかった彼は、もう、動かなかった。ダンナの姉のダンナは、夜中に火事の一報を受けて以来、ずっと寝ないまま、っていうか、きっと眠れないまま、翌朝早く、実況見分に出かけた。実況見分を終えて、帰ってきたのは、お昼をずっと回ってからだったけど、身元確認にすごく時間がかかるらしくて、まだ、通夜の日程どころか、この先どうすればいいのか、この期に及んでも、誰にも、はっきりわからないみたいだった。結局、その翌日、身元確認ができて、そのさらに翌日の夜に通夜がされることが、やっと決まった。通夜って言っても、亡くなったって言っても、正直、私、会ったこともない人で。だって、ダンナの、姉の、ダンナの、父親。血の非繋がりを 2度も経てる。全然、泣けなかった。実際私、通夜の日の昼間は、ずっと前から約束してて、ずっと楽しみにしてたから友達とスノボに行った。思いっきり楽しんだ。ニットキャップでペタンコになった髪を何とか直して行ったお通夜。全然、泣けないまま、お経を聞いた。親族の挨拶も、故人の兄だったかで、おじいちゃんで、正直あんまり上手じゃなくて、こんな言い方不謹慎極まりないけど、ココが一番の泣きドコロだと思うのだけれど、やっぱ、泣けるものでは到底なくて。でも、その挨拶の最後。その人は『すいません。』と言った。『町内の皆様、本当に、すみませんでした。』と深く深く頭を下げた。何度も、繰り返し、『すみません。』と彼は言って、それを聞いていた私は、不意に、とても悲しくなって、急に、涙が込み上げた。火事って、そういうことだ。通夜を終えて、ダンナの姉のダンナは今回の葬儀のいわゆる喪主で、明らかに何日も寝てない顔で、力ない目をしていて、会えばいつも優しかった彼は、私には気付きもせずにすぐ横を、通り過ぎた。ダンナの姉、私にとっては、小姑にあたるその人は、私のことがとにかく気にくわなくてみそ汁に味噌を入れるタイミングにすら文句をつけていたはずのその人は、ほんの1日、2日の間にすごく頬の肉が落ちたように見えて、『大丈夫ですか?』思わず声をかけた私に子供みたいに素直な声で『うん。今日は来てくれて、ありがとう。』って言った。この火事で、ダンナの姉のダンナの父親の家は全焼だったけれど隣の家もいくらか焼いてしまったらしい。隣の家にはちょうど誰もいなくて、死人どころかけが人もいないけど、家と家財道具がいくらか焼けてしまって、通夜を待たずに損害賠償を求めてきたそうだ。こっちは人が一人亡くなってるんだ!って、頭のひとつも来るってもんだけど、隣の家の人にしてみれば何の悪いこともしていないのに、財産のいくらかを不意に失ってしまったのだから、その損害の『もと』をつくった相手に賠償を求めるのは当然のこと、だろう。通夜の席で見た祭壇の上の写真の人は、とてもきれいな笑顔だったけれど、残された人たちは、これから、裁判を経験しなくちゃならない。『ここはこうでこうだから、コレだけ出せば許してもらえますか?』『でも、こっちにしてみれば、こうなのだから、コレくらい出してもらわなければ、困ります。』なんていう、ドロドロした金銭面の話し合いをお互いの折り合いがつくまで、やり遂げなければ、ならない。亡くなった人を悼む清らかさが、無粋なものに、汚されていく、気がした。火事が、起こった。息子は、父親を失った。父親を失ったその日から早速、実況見分、身元確認。息子の悲しみは、いかばかりか、はかりしれないけれど、その中で実況見分、身元確認。家は焼き尽くされて。財産も焼き尽くされて。失って。その上で、隣の家の賠償もせっつかれる。その裁判に、どれだけの時間が、年月が、かかるのかわからない。どれだけのエネルギーが必要になるのかもわからない。火事って、そういうことだ。
2006.01.31
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あー、もー恥ずかしい恥ずかしい。あんなコト書くなんて、私ってば、何、傲ってんだか。恥ずかしいから、ワケわかんなかったら、ワケわかんないままにしといて。ただ、アレを読んでくれた人の中には気分悪かった人がいたんじゃないかってもう気が気じゃない。何、コイツ調子にのってんの?って。何、コイツ勘違いしてんの?って。私、ココで仲良くなれた人、大好きな人ばっかりだし、ぶっちゃけ、嫌われたくないの。だから、私の失敗を謝っておきたい。ごめんなさい。私さ。ブログ始めるとき、普通に日記書くだけじゃなくって、人に読んでもらって、楽しんでもらえるモノを書きたいと思った。だから、私のページには、アフィリとか、日記以外のモノはほとんど載せてない。 私の希望通り、読んでもらった何人かの人たちに面白いって言ってもらえた。ときには、面白い、っていうだけじゃない褒め言葉もたくさんもらえて。自分でも文章、上手いんじゃないの?なんて、気付かない間に、調子に乗ってた。私のつたない文章、『心に残る』 なんて言ってもらえなくて当然、なのにね。私ってば、何を勘違いしてたんだろう?こんな風になりたいなって夢にいつの間にか、占領されて自分のなんたるかを見ることを、ふと忘れてしまった。ごめんなさい。
2006.01.27
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お空が薄いグレーの、真冬の昼下がり。愛車bBのガソリンランプが、ちっちゃくオレンジ色に光る。しゃべれない彼の精一杯の意思表示。『おなかがすいたよー。』『わかったよ。じゃ、ご飯食べに行こっか。』って言うほど、私メルヘンの国に興味ないんで、無言で、行きつけのガソリンスタンドに行きました。お食事は、セルフサービス。bBを降りる。ボタンを押して。カードを入れる。力を込めて、ガソリンキャップを回す。いつも思う。このキャップってさ、もうちょっと開けやすくなんとかなんない?かったくねー?かたすぎねー?ガソリンのキャップ vs. 私軽く5分くらい、格闘した経験あり。そして敗北。お店の人に頼み込んだ経験あり。『すみません、開けてください。』そして思う。寒い。息が白い。白い。白っ。何っ?何コレっ。尋常じゃない。湯沸しポットの湯沸し中 並。沸騰寸前、シュンシュンの湯気並。ついに私、体の中に湯沸しポット内蔵しちゃったー?人類初、すんごい進化とげちゃったー?なんのために。つー話。でも、それっくらい、吐く息がすっげー白い。もしかして。外気が寒いのではなくて、私が熱い?そういえば、今朝から、背中がギシリと痛い。風邪のひき始めかしら。はっ。インフルエンザ?ついに来ちゃった?私にも。迫り来ちゃった?初インフルエンザの脅威。鳥?A型?B型?自由型?いましがた?せがた三四郎?(古)ごめんなさい。ガソリンを入れ終えて、キャップは閉めすぎないように適度に閉めて、bBに乗り込んで、お家に帰って、とりあえず、体温計を左脇に差し込んでみる。ピピッ。ピピッ。ピピッ。36度5分。わぉ。びっくりするくらい、平熱。ゆるゆるプリン、本日もまるっきり元気です。普通に外気がすげー寒かっただけみたい。あら?じゃさ、この背中の痛みはどーゆーこと?どー片付けりゃい?…思い出した。スノボ、行ったんだった。滑りまくったんだった。筋肉痛だ。ただの筋肉痛だ。なーんだ。なーんだー。ふー。ふぅー。できれば、昨日来て欲しかったなー、筋肉痛。スノボ行ったの、おとつい。まるまる1日遅れ。まことに、残念であります。
2006.01.26
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気付いちゃった。私、気付いちゃった。こないだ、言われたの。『あなた、面白さだけで言えば、僕の中で楽天3本指の中に入ってます。』ザンザカザーンっ♪(喜びのファンファーレ)後ろ頭辺りで鳴り響いた。外気温0℃、真冬の真夜中にソメイヨシノが咲いて見えた。満開。うっ、嬉しいっ。ホント?ホント?ホントにそう思ってくれてるの?あ、あ、あ、ありがと、ありがと。どうしよ。感激。ど、どうしよ。ホント、どうしよ。…チク。ん?チク?何?チクって。何?嬉しくってしょうがない、しょうがない、しょうがない、のに、なんか、チク。なんか、チク。ってひっかかってる。このひっかかり、何かしら。えーっと。…『面白さだけで言えば』『面白さだけで言えば』『面白さ だけ で言えば』あー、ひっかかちゃった。しかもやだ、返しついてんじゃん、この針。釣り針仕様。返しついてんじゃん。抜けねーな。こりゃ。嬉しいのよ?ホント、感激してるの。楽天3本指の中、なんて。3本指を私の中に、じゃなくって(あ、すいません)、私が3本指の中に入ってんでしょ?すんごい褒められてんじゃん、私!もう、天にも上りそ、上りそ、ん、のぼり、そ、う、なのに。今まさに天に上ろうとしてる、飛べんじゃん?今ならって、手ぇバタバタしてる、私の足の小指辺りにひっかかってる。『面白さ だけ で言えば』ひっかかって。抜けねーわ。飛べねーわ。天、上りそこねたわ。思えば、喜びのファンファーレも雑音混じり。よくよく聞けば、最後の最後で半音ズレてる。ソメイヨシノも一面満開だと思ってたのに、一画だけ、ドクダミ。思い切って、聞いてみました。全然、平気なフリして。私の中の妙なプライドみたいなものが、窓開けて、私に声かけてきたから。ここは全然、平気なフリしていけ、と。あえて、さらっといけ、と。嬉しいっ。とか、ありがとっ。とか、そんな言葉に、そんなノリに、混ぜ込む感じで。さらっと。あくまで、さらっと。『面白さだけで言えないトコロってどこ? ってちょっと気になるけどw』(語尾の 『w』 で、軽さを演出。)返事がきました。『んー何て言うんだろ。心に残る文?そういうのを書かれると、僕はコロっときちゃうので。』………さ く っ。イタっ。アイタタタタタタ。それは、あ…、つまりアレ?私の文は、心に残らない、ってコト?私の文で、僕はさっぱりコロってきちゃいねー、ってコト?さくっ。さくさくさくっ。なんか、刺さった。胸の辺りに、なんか、刺さった。うわ結構鋭いなー。このナイフ。やっだ、根本あたりに刀匠のネーム入り。切れ味のハンパなさが並じゃない。小力あたりに、軽く差し出してみたい。コレでも、小力はまだ言うかしら。『キレてないっすよ。』さすがの小力も切れちゃうって、これ、切れちゃうって。マジ。…いってー…。コレさ。何が痛いって、切られたのは私だけど、ナイフを用意したのもそのナイフを研いだのも、実は私なんだよね。ナイフの根源は、心に残る文を書けない、私。その人の心に残らないのは、その人のせいじゃないし、それはその人の意志や意識でどうこうできることじゃないし、その人が気ぃ遣ってたとえ私に言わなかったとしても『心に残らない。』真実は、ソコ。変わらない。私が知らないだけのコト。私ね。それをごまかさずに、そこを迂回したりせずに、まっすぐ言ってくれて、痛いけど、嬉しかった。ホントのこと教えてくれて、ホントのこと知ることができて、痛かったけど、ものすごく、嬉しかった。もっと包み隠さず言うと、イタ気持ちよかった。私、そこで、気付いちゃったんだよね。自分では今まで全然知らなかったちょっとした、自分の中の可能性。私ってば、本格的にMかもしんない。もっと痛くされても、ちょっといいかもしんない。こんな私で、ごめんなさい。[追記] こんなコト言うなんて、 私ってば、傲(おご)ってるね。 ブログを始めるとき、普通に日記を書くだけじゃなくて、 人に読んでもらって、楽しんでもらえるモノを書きたいと思った。 だから、私のページには、 アフィリとか、日記以外のモノはほとんど載せてない。 私の希望通り、読んでもらった何人かの人たちに 面白いって言ってもらえた。 この前の日記では、面白い、っていうだけじゃない褒め言葉も たくさんもらえて。 自分でも文章、上手いんじゃないの? なんて、気付かない間に、調子に乗ってた。 私のつたない文章、心に残る、なんて言ってもらえなくて当然、なのにね。 私ってば、何を勘違いしてたんだろう? こんな私、本当にごめんなさい。 でもいつか、 何年先になるかわかんないけど、 きっとずっとずっと先の未来の話で、 もしかして今世 間に合わなくて、来世の話になったとしても、 それでもいつか、 あなたの心に残る文章を、書けるようになりたいんだ。
2006.01.24
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これは、前に一度書いて、消した話。まだ、私には余裕のないトコロで、例えばコメントをもらっても、答えられないかも。そう思って、消した話。でも、たまに思うんだ。切なくなるんだ。この切なさも、書いてみたくなるんだ。書いて、みるよ?私、ね。物事の終わりが、怖い。お化けよりも、ホントは、姑や小姑なんかよりも、断然、物事の終わりが、怖い。こないだは、もう、全然読んでないし、ラテ欄くらいしか読んでないし、読み込んだところで、4コマ漫画どまりだし、ゴミになるだけだし、情報は、テレビかネットで波に飲み込まれる勢いだし、1ヶ月 2,905円だって結構バカ になんないし、新聞をとるのはもう止めよう。そう思って、購読中止。って新聞屋さんに電話したのに、最後の新聞代を集金に来たオバチャンの、新聞代を集金し終えて帰っていくオバチャンの、その背中が、なんだか無性に切なく見えて、あやうく、やっぱ、来月もまたお願いします。今までと変わらず!って言ってしまいそうになった。危なかった。笑っていいともが大好き。いつもほぼ変化しない、全く最終回の予感すら漂わないあの番組が大好き。危ういようでそれでいて全く後退しない、タモさんの生え際が、大好き。もう、ずっと見てたい。以前に比べ、少しハリがなくなってきたタモさんの肌に本当は気付いていなくもないけど、そんなトコロは、見て見ぬフリ、というか、もう断じて見て見ぬ。物事の終わりが、大嫌い。物事が終わりに向かう衰える、という変化が、もっと、嫌い。とりたてれば、人の気持ち。この年になってみて、変わらない人の気持ち、っていうものを見たことがない。それは、自分のも。人のも。付き合い始めの頃、私の手を握るときでさえ、緊張で自分の手を震えさせていたダンナは、こないだ、私の自慢の乳(Eカップ)に、コロコロをかけた。直で。なんか、やってみたくなったらしい。(なんかゴミとか、それらしきモノが付いてたわけじゃないから。断じてっ。)情けなかった。周りの空気をピンク色に染めるほどにバックにハートの大群を背負うほどに幸せに、幸せに結婚した私の親友は、あれから、7年。ダンナのコトを『もう、帰ってくるだけで、イライラする』って言う。私自身、ダンナへの思いは、結婚前のテンションとは、当然のように違ってきているし、それは、ダンナに対してだけじゃなくって、デザイナーになりたくてデザイン事務所に片っ端から電話をかけまくった頃の情熱に満ちた思いもダンナ以外に付き合った男に対しても、最初の頃は確かにあったときめく感じも、たとえば、その対象を、カルイ趣味に置き換えてみたとしても始めたての頃の、楽しくって仕方ないっ。ってワクワク&ウキウキ♪感も、全部全部 いつか、なくなった。がんばって探せば、なくなってないモノも中にはあるかもしれないけど絶対に小さくなって、衰えては、いる。若いときは永遠の愛、ていう言葉とか、誰かの『ZUTTO』なんて曲をぽーっと淡くピンク色の想いで受け止めていたように思うけど、今、そんなモノになんの色も感じない。ずっと、永遠に変わらないナニカなんて、今までに見たことないんだもん。そんなモノに、ちっともリアルを感じられない。この頃では何かを始めて始めたてでワクワクしたり、ときめいたり、ウキウキしたり、キラキラしたり、その最中ですら、あー、このワクワクたちもいつかはどうせ、小さくなんだろうなー、って冷えた気持ちが自分の中で、5~10パくらいは消えずに いつもあって100パキラキラした思いで自分を満たすことはできなくなった。そうやって自分の気持ちの衰える行く末をあらかじめ、思い病んで私は、悲しくなる。そして、人の、自分に対する想いもきっと同じように衰えるのだ、って思うときそれはもう、とてつもなく悲しくて、怖い。『花ハイツカ、散リユクカラコソ、美シイ。』そんなセリフ、キレイゴトにしか思えない。そんなセリフを受け入れるだけの、度量はまだ持ち合わせていない。『何かの終わりは、別の何かの始まりに繋がっているんだよ。』別の何かの始まり?そんなもの。私は、今、夢中になっているナニカにずっと夢中になっていたいのだ。今、想っているあなたをずっと、ずっと想っていたいの。次のナニカも、次のダレカも、そんなもの要らない。私は、まだ見たことがない、終わらないもの。変わらない気持ち。それが、サンタさんみたく、まだ一度も見たことがない、ていうだけのことで、本当の本当は、この世界のどこかに存在していて、いつか、私の目の前にやっほー。とかノーテンキに言って現れてくれないかな。それか、人の気持ちがどうしても変わるって言うのなら、熱い紅茶の中に落とした角砂糖のように、もろく、崩れそうな私の気持ちが、鋼鉄でできたサイコロみたいに強くスプーンでかき混ぜたら形を変えることなく転がって、スプーンの硬さも、紅茶の熱さも、周りの何も関係なくカラカラと小気味いい音を立てるほどに。そんな気持ちに変わってくれる日がいつかは、訪れるのだろうか。いつからかその日をずっと、待っている。
2006.01.21
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ね。ナニを隠そう、私って、忘れっぽい。えぇ、忘れっぽい。もぅ、忘れっぽい。わぉ☆忘れっぽ。油断すると、『い』まで忘れる始末。どれくらい?ってコレくらい。忘れっぽいがゆえの、ちょっとした事件も多々。でもね、忘れっぽいヤツの悪いトコロはそんな、『ゆえ』 の事件を多々起こしちゃうことだけども、いいトコロは、起こった(起こした)多々の事件を忘れちゃうトコ。なんつったって、忘れっぽいからねー!うっしゃっしゃ。でもさ、そんな私にも、忘れられない事件があって、忘れっぽいがゆえに、最もやらかしちゃった、私の心のベストテン第一位はこんな事件なんだけども、それがコレ↓その頃の私は会社員で、宣伝企画の仕事をしてて、宣伝企画課の課長は、すんごい怖かった。私、いっつも怒られてた。いっつも怒鳴られてた。なんせ怖いおっさんだった。私、まだ若かったし、いっつもビクビクしてた。その日も、課長の目の前の席で、課長の目に怯えながら、怖いから、下向いて、コツコツ仕事してた。そしたら総務課の女の子が来てね、「課長の電話が終わったら、『月桂冠さんがいらしてます。』って伝えてくれる?」って、私に言うの。見たら、課長は電話してた。総務課の女の子に『わかったよー。』なんつって返事して、課長の電話が終わるまでの間、またコツコツ、下向いて仕事して、どれくらいの時間が経ったのかなー…。課長がなんかすんごい怒ってんだよね。すんごい怒鳴ってんだよね。も、すんごいんだよね。『月桂冠のヤツ、2時に来るっつったのに、もう3時じゃないか!』あ。ぱっかり。私、全身の毛穴が、ぱっかり開いた、気がした。脇汗が尋常じゃなく、流れた。忘れてた。きれいこざっぱり、忘れてた。総務課の女の子からの伝言『月桂冠さんいらしてます。』課長に伝えるのきれいござっぱり忘れてた。課長がいつ電話切ったかなんて、もう全然わかんねーけどさ、ま女子高生じゃあるまいし、そんな長電話じゃねーとは思うんだけどさ、けどさ、その課長の電話が終わるまでのその間、私の記憶ってば持ちこたえられなかった…。『月桂冠さんいらしてます。』その伝言、私んトコで止められたまま、1時間経過。月桂冠さん、待たされ過ぎて怒って帰っちゃったんだろうねー、多分。課長の怒鳴り声に私が伝言を思い出した頃には月桂冠さんの姿は、ドコにもなかった。すげー怒ってる。課長、すげー怒ってる。こえー。こっえー…言えねー…言えねー…結局、言えなかった。『あの…、月桂冠さんいらしてました。1時間前ですけど。』『伝言、伝えるの忘れてました。』『つまり、怒られるべきは、月桂冠さんじゃなくて、えーっと。私…?』今さら、とても言えなかった。それ以来、月桂冠って名前は一切聞かなかった。もしかして、ある意味私の記憶の力で、でっかい商談つぶしちゃったのかなー。なんて。あは。それから半年後にその会社を辞めるまで、課長にも誰にも、なんか怖くって、私言えないままだった。会社辞めてからも、なんかずっと誰にも言えなかった。最近、最近になってやっとあれから何年も経って何年も過ぎて、最近になってやっといやー、実は私、昔こんなことやらかしちゃってさー。もー、これが忘れっぽくて一番やらかしちゃった事件かなー。えへへー。なんつって、頭のひとつも掻きながら笑い話にして話せるようになった、この話をこないだ友達にしたら、あ。その話、前に聞いたことある。って、言われました。え?私、前に話した?この話?マジで?忘れてた。
2006.01.20
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ねーねー。いきなりだけどさー、はぐれ刑事ってあんじゃん。再放送見ちゃったんだけどさ、あ、派は、純情ね。純情派。藤田まことのやつね。あのほら、岡本麗とかも出てくるやつね。そうそう私も見ないんだけどさ、なんとなくついてたテレビに映ってたから、こう、なんとなく。今回あやしいのはね、藤田朋子。あやしいんだけどだけど、いい子なの。もう、なんだかすっごくいい子っぽいの。お父さんと親一人子一人で、お父さんなんて、安浦刑事(藤田まこと)にあったかい目で遠くを見つめて『自慢の娘なんです…。』とか、言っちゃったりするの。…の部分に、もうどんなけ様々な感情織り込むつもりー。っつーくらいにして。話は当然、あんないい子がなんで?!っつー流れになんじゃん。なんで?!って、宮川一朗太にだまされてました。急な登場で悪いんだけどさ、宮川一朗太は奥さんがいて、藤田朋子を愛人にしてて、朋子を共犯に巻き込んだワケ。あげく、朋子一人に罪をなすりつけたワケ。一朗太は朋子のこと、愛してないから、都合のいいように、利用したワケ。でも、朋子は一朗太が自分のこと愛してるから、奥さんよりも誰よりも信用してるから、自分に共犯になってくれ。って頼んだんだ、って思ったんだ。ていうか、思いたかったんだ。そう、思いたかったんだよ。…オンナゴコロさ。な。それをさ、その女心を一朗太は利用した上に、『あの女は、従順なだけがとりえだ。』とか、『だから共犯にあの女を選んだんだ。』とかまー、腐ったコト抜かすワケ。まー結局、最後には一朗太だけ捕まって、朋子は藤田まことのイキなはからいで、無罪放免になるんだけどさ。クライマックスね、どっかの晴れた屋上で、藤田朋子はお父さんと抱き合って、泣くの。藤田まことに『あなたのおかげで目が覚めました。ありがとうございます。』とか言うの。で、朋子の気持ちがわかる気がするとか言って、朋子に肩入れして、朋子を思いやって、話の半ばくらいに泣いちゃった若手女刑事に『あなた、私のために、泣いてくれたんですってね。ありがとう。』って言うんだけどさ、その時ね、朋子のために泣いてるのは、誰よりも私だった。号泣。も、号っ泣。藤田朋子、いい演技すんな。はぐれ刑事純情派って結構、面白いな。な。
2006.01.16
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最近、ね、今さらなんだけど、ね。やだ。やだ私ったら。恥ずかしぃ。って思うことがある。両手で顔を覆ってしまいたくなる時がある。それは。やだっ、やっだ、私ったら、もう、ナニー?一体なんなのー?『ゆるゆる*プリン』っつー名前っ…!ネーミングセンス、ないねっ…てコトはもう全然知ってる。うん、知ってる。でも、ここまで来るともう、ちょっと、ひどいよね。『ゆるゆる』だけでも恥ずかしいのに、その後、おめー、『プリン』って付けちゃったっ…しかも、今どき『つのだ☆ひろ』みたく真中に、『*』ついてるっ。これさー、『*』ねー。つけた当時はなんかカワイイかなーとか思ってつけたハズなんだけど。なんだけど、今見るともう、人体(犬・猫でも可)のお尻あたり2つの山をかき分けたら、真中に静かーに鎮座してるアレにしか見えない。多少はさー、考えたんだ、あの名前。一応、理由とかあんの。いっちょ前に。アイツにも。私ってばさー、ホントゆるいの。や、気持ちがよっ、気持ちがっ、心持ちがっ。…もうね、今のこの世の中、キツキツで生活してんのに疲れるでしょ?ね。私もね、30チョイ年間、この世の中で生活してきて、おい、もうさ、そろそろ、さ。そろそろゆるゆるで行こうぜぇー。なー。いつまでも、キツキツキュウキュウやってられっかっての。な。なー。うん。ゆるゆる。よっし、これからは、ゆるゆるだ。おー!って思ったの。そう思って以来、ずっとゆるゆる生活してるの。そーゆー流れでもってね私を表す言葉はゆるゆるだっ。つってね、でもね、だからって、『私HN ゆるゆるでっすっ。』って、ちょーっと、ゆるゆるが過ぎやしねー?もう、ナンカが垂れ流しのイメージ。だから、後ろにプリンってつけてみた。近所のカレー屋さんのメニューにあったし。『ゆるゆるプリン』なんとなく、真中に『*』もつけてみた。『ゆるゆる*プリン』ん。よしっ!これだっ!うんっ!これだっ!…のハズだった。でもね。あれから半年。最近、なんだかやたら、恥ずかしぃ。正直ね、この名前でずっと呼ばれるんだってコトを、私は考慮に入れてなかった節がある。えぇ。改めましてこんにちは。バカです。それでもネットの中で、ならまだいい。…と思う。最近、ちょっとシュミレーションしてみたりする。例えばさ、ブログで知り合った誰かとリアルに会ったりするコトがあったりするかもしれない。今後。ヘンに気合入れて、お洒落なカフェとかで、待ち合わせかましたりとかするかもしれない。その人は私を見て、まずなんて言う?『ゆるゆる…さん?』…『ゆるゆる』って!人に『ゆるゆる』って呼ばれる女って!人に『ゆるゆる』ってあだ名付けられる女って!ドコが?って!ねぇ、ドコがゆるゆる?って!絶対なんかヘンな勘違いされる。カフェのお客さんに。ウエイトレスに。それがさ、待ち合わせの相手がさ、ネットでしか話したことなかったから顔も知らなかったけどリアルに会ったら、ちょっとしたチャラ男だった場合。こー、なんかいかにも遊んでそうな色んなコト遊んでそうーなチャラ男、だった場合。そのチャラ男に『おい、ゆるゆるー!』なんて、呼ばれちゃった場合。…マズイ。絶対なんかヘンな勘違いしてるっ。カフェのお客さんがっ。ウエイトレスもっ。『やっ、やだ、ちがっ、違うわよっ。ゆるゆるって、気持ちがよっ、きーもーちーがっ。』慌てて立ち上がって、大声で店中に弁解する私。イタ。アイタタタ。それはそれで、もうどっちかっつったら、そっちのがイタイ。あーイタ。あっじゃーさ。じゃーさ。プリンの方で呼んでもらお。そーしよ。えー…っと。もっかいシュミレーションしてみる。お洒落なカフェで30過ぎのオバチャンが『プリンさん』『ねーねー、プリンさーん』…このオバチャンっ!どんなけメルヘンさんだっつーの!30も過ぎて!きゃーっ!恥ずかしぃーーーーっ!この年になって、しかも今どきPINK HOUSE着ちゃったくらいの気恥ずかしさ。思い切って『*』で呼んでもらう?『アスタリスクさん』…もはや、私じゃねーし。ま、いーか。私、ゆるゆるだし。羞恥プレイでも楽しむ方向で。うん。イケる、イケる。 by ゆるゆる*プリン(真中の『*』だけはやっぱ取ろうかな…)
2006.01.11
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やべ。やっべぇ。のんびりが、度を越している。私の中の、のんびりが。もう、天城越え、くらいはしちゃったんじゃないかなー。『天下の剣』とかいう、箱根の山も越えちゃおっかなー。[ザ・のんびり!]の部門さえありゃー、トリノも狙えるね。ミキティを軽くしのいで、5回転半くらいは回れるね、うん、確実。スピードスケートの岡崎朋美は、30を過ぎて、まだまだタイムが伸びて、すっげぇ。なんて言われてるようだけども、私ののんびり!はまだまだ、とどまる所を知りません。30をとっくに過ぎて、ますます、意気盛ん!あー。あー…。来年のお正月は、いつ来ますか…?要はですね、世間一般でよく言うところのアレ。アレが抜けない。引き抜きにくい、この釘よりもまず、抜けない。お正月ボケっ。でーっす!(無駄に元気に言ってみました。なんかが緩和されるかなーって思って)そろそろ、ね。自分でも、まずいんじゃないかなー。なんて、軽く脳裏をよぎんじゃないかなー…(←ここすらも、疑問形)も、もうちっとで、ガツン!と始動する予定b 2006.1.9.(ハッピーマンデー)
2006.01.09
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あけましてもうすでに、6日も経ってしまっていますが、おめでとうございます。 またコレかよっ!つー…。な。えーっと。今年もよろしい方向で、なんとかお願いできない?っつーかよろしくお願いします。どうか。よろしくね(はぁと)
2006.01.05
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