チョギ マリャ ネガ イッチャナ

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2022.06.17
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カテゴリ: ニュース・時事
山手線渋谷駅での出来事が物議を醸している(-o-;

財布を落として非常停止に駅員激高 動画拡散で賛否…JR「言葉遣いは適切でなかった」
「なんだ!その態度は!」乗客怒鳴った駅員に物議 識者はどう見る?
動画_【緊急】非常停止ボタンで駅員激怒。何が起きた?

ヤフコメ欄などでは乗客の側の行動に問題ありとする論調が大勢を占めている。基本的にはそれで間違いないのだろうが、ホントにそんな単純な整理でオッケーなのか、ちと疑問に思ったので考えてみる。

この乗客は財布を線路に落としてしまった時点でパニックに陥った可能性がある。運悪く運行間隔の短い山手線だったため、拾得作業は終電後になるかもなどと言われた日には「終電後まで帰れない?タクシー乗れってこと?財布が戻らないとタクシーだって乗れないのに」といった考えに頭の中を支配されたことだろう。そんな不安感で一杯の中、頼みの駅係員は思うように動いてくれない。そこに目に入った非常停止ボタン。すがるように飛びついた気持ちは分からなくもない。

何よりあのボタンは乗客の目に入りやすい。新大久保駅の転落死事故が教訓となって、乗客に積極的に活用してもらうことを意図して整備されたと記憶している。あのボタンの周囲に、人の転落の場合は押していいが物を落とした場合はNGとの注意書きはあっただろうか。ちょっと記憶にない。上に貼った動画の主によると、東京メトロはインターホンの設置を進めていて、「人転落は非常停止ボタン、物落下はインターホン」という整理をしているとのこと。妥当だと思う。

ただ一般の乗客がそうした振り分けを悉知して利用しているとはとても思えない。万が一自分が貴重品を線路に落としてしまったと仮定しても、冷静さを失わずに対処できるかは自信がない。ホームが混雑していたら余計にパニクってしまうだろうし、駅係員に終電後対処と宣告されるのはダメージが大き過ぎる。今回対処した駅係員はそうした乗客の不安な気持ちには寄り添えていただろうか。

非常停止ボタンを物落下で押されたくないのなら、ボタンの横に「人命救助!」と大書したプレートを添えておくことが必要だ。さらにその横には「物を落とした場合はどこそこのインターホンで駅係員をお呼びください」と明示する。これでもペットを入れたケージを落としたらどうする等の仕分けはグレーになるが、パニックになった乗客は非常停止ボタンに吸い寄せられるものと考え、正しい選択をしてもらう工夫を怠らないことが大切だ(`・ω・´)

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最終更新日  2022.07.07 22:38:54
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