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2005年01月22日
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カテゴリ: ★★★な本
本多氏の本は読みやすくて、個人的にはとても好きです。
面白い本と分かっていても、読む前に多少の気合が必要(?)な本ってあります。
表現が難解だったり、ミステリーだったり、推理物だったり。
本多氏の本は、どんな気分の時でも気楽に手に取れ、そして一気に読めてしまいます。
内容も、書く人によっては暗くも重くもなれるものなのに、本多氏が書くと、割とあっけらかんとしているような気がします。
かといって感情表現に乏しいかというと、そうではなく。
本多氏の書かれるキャラクターの持ち味なのです。
どんな場面でも、ちょっとすっとぼけているところが、いい味をだしてます(笑)
今回もどんなキャラクターかな、と期待して読みました!

「真夜中の五分前」はsideAとsideBの2冊組みです。

sideAとsideB、前編と後編で間違いないのですが、なんとなくイコールではない気がします。
というのも、sideAとsideBではガラリと展開が変わっているのです。(二年後という設定です)
むしろ、レコードをひっくり返してA面からB面へ、といった感じ。
本の装丁もsideAは昼間の明るい感じ、sideBは夜の落ち着いた感じ。
これがまた素敵な装丁なんです~
表紙をお見せできないのが残念。

本多氏がこの本についてコメントを書いていらっしゃるのですが、
「いわゆる「純愛もの」を期待されると、少し違った印象を受ける小説だと思います。
それを期待されている方には「こういう恋愛小説はどうでしょう?」と挑むつもりで書きました。」
とのこと。

私も実はあまり「純愛」には興味がなく(笑)、きっと他にも「純愛」はもういいや、という方もいらっしゃると思います。
そんな皆さんは是非!(笑)

内容にネタバレしない程度に触れると、一卵性双生児である「かすみ」と「ゆかり」、そしてそれぞれの恋人の物語が軸となっています。
「一卵性双生児」、つまり全く同じ遺伝子を持つ姉妹なのです。
親でさえ全く見分けがつかず、時々お互い入れ替わっているうちに、自分達も自分が「かすみ」なのか「ゆかり」なのかわからなくなってしまうのです。
一卵性双生児の片割れと出会った主人公。
お互いに悩みを抱えた二人は、お互いを支えながら次第に親密になっていくのですが・・・。

書き様によっては、どれだけ暗くも重くもなれるお話です。。。。
恋愛の渦中にあって、誰しもが考える「愛するということとは?」。
本当に彼女は僕を愛していたのか。
本当に僕は彼女を愛していたのか。
時々(心の)悪魔が囁くその言葉に惑わされる主人公たち。

切ないのだけど、最後にはすっきりとした気分になれる本です。
う~ん、複雑な読後感。(でも面白かったです)





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最終更新日  2005年01月22日 23時42分09秒
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