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おっちゃん物想う
精神病について
自らの経験、勉強等の上での事で私個人の考えを書いてみる。
ちゃんと構成をしては書いていない。
文章の脈絡に可笑しい点があってもご容赦を。
基本的には批判的で建設的な「例題、具体例」は少ない。
参考には出来ない文章かも。
先ず思うのはこの病気は「理不尽な」病気であると言う事。
その個人が、その責任に無い物を以ってして、罹患してしまう。
そして個人そのもの、精神を蝕む。
健全な生活、正常な判断が出来ない様に成ってしまう。
自らだと明確に言えない、何物かに自らが成って仕舞う。
自分では確かだと思い込んでしまう何かに成ってしまう所に、
この病気の悲しい所が有る。
腹立たしい所が有る。
後に成って振り返って見ればあの時間は何だったのだろうと。
自らが自らにあらざる物に犯され占領されていた感覚を持つ。
一体本人に何の責任が有ろうか?
若くして発病する者も居る。
青春を、閉じ込められた空間と自らにあらざる物に占領されてしまう。
一体、精神病者の個人としての楽しみ、人格等はどう成っているのだろうか?
何が彼らから健康で幸せで開放的な楽しみから、遠ざけ侵しているのだろうか?
その個人は確かに「崩壊」占領されて仕舞っているかのようだ。
自らである事には間違いは無いのであろうが。
その自らが何物かに侵略されて仕舞ったかのように本人を変えてしまう。
それは単純にストレスからと言えないほど大きな変化を見せる。
脳に異変が有るとしか思えない幻聴など。
それは患者自身の中から患者を苦しめる。
「殺せ、死ね」等と言う幻聴を聞いたりする。
一体、患者の中に何が有ると言うのだろう?
責任は無い。
しかし生きていく時間、それまでをも奪っていく精神病。
理不尽な力が働いてるとしか思えない。
一体何をしたと言うのだろう。
ある日、何らかのきっかけから変って行ってしまった自分。
薬のお陰で少しばかり我を取り戻してみる。
と、そこには何だったんだと言う過去が既に。
それはストレスからと呼ぶには著しい変化。
一体何が自分を変えてしまったのか?
そんな患者達に、精神病院と言う「治療機関」は優しくはない。
自由行動の制限。
保護室と言う名の隔離室。
力を以ってしてもねじ伏せる事をする、看護と言う名の「治療行為」。
一体彼らの何処が悪いんだ?
治療者、看護士達にも解っては居ないかも知れないそれを、私達患者がどう理解すればいいのか?
病識が無い。
この精神病の難儀な所。
本人には病気だと言う自覚が無いと言うのだ。
自らは来るっては居ないと思っていながら、他人から見れば狂っている。
本人自身後から考えれば解ったりするのだが。
しかしこの「狂ってる」と言う事は、ある種社会認識を得られると言う事で変わりうる。
芸術の世界などでなら認められうると言う事をご存知だろう。
或いは「宗教集団の教祖」などとしても"狂った"存在が社会的に認められうる。
「この病院の中でなかったらなぁ」、、
或る看護士の言葉。
社会の中であれば「治療行為」としてすべき"隔離"をせずに済んだと言う若者に対する言葉。
一体何がどう成ってるのだ?
理不尽な力は社会からも働いているかの様だ。
一帯何処にどの様な「治療効果」が有るのかと言う隔離。
自由制限。
酷い所では、拘束衣を以ってして自由を奪われる。
問題は「精神病者に対する偏見」の目と言った事でもある。
それは自らでさえ「精神病者に成ってしまった」と、何処かそれに対して蔑視の目を向ける様に感じる。
理不尽な力によって本人の責任でなく患った「患者」に対してそれを取り巻く環境はマダマダ、遅れている。
家族との断絶と言った事も有る。
殆ど唯一の頼れる所「家族」。
その人達さえ「医療保護」としての入院に同意した、等まで敵対感情を持ってしまう事が有る。
苦しんでいる事を理解してもらえない。
過剰に干渉してきて、病状が悪化する。
引き篭もり、うつ状態の時の家族の対処の難しさ。
悩んでいる家族も居れば「精神病患者」として厄介者扱いする血縁者などの存在。
本人自身苦しみ、自傷行為、自殺企図等までして仕舞う。
患者の為を思う家族が裏腹に受け入れられなくなる様な患者の状態も有る。
自傷他害の恐れの有る者に、隔離「保護室」と言う物は本当に治療、抑止力と成るのだろうか?
それ以外に方法は無いのだろうか?
確かに保護室での安静が治療効果を見せる場合も有るだろう。
しかし必要の無い自由束縛、その多さ。
拘束衣の着用など暴れて仕方ない状態でも、鎮静剤など薬物の投与を以ってしても尚それは必要なのだろうか?
睡眠薬の投与と言う方法も有る。
私本人は暴れた事などはない。
少しだけ興奮様態に成った事は有るが。
暴れてもいないのに数人に取り押さえられ注射を打たれたと思ったら睡眠に入っていた。
暴れも逃げもしていないのに。
ただ、少し興奮した口論をしただけなのに。
世間でよくある事。
国会でも酷い状況だったりする。
そして、保護室へのケアの問題。
ちゃんと、状態を把握できるように見回りなどをしているか?
手抜きが見られる現状。
危ない患者だから特別な隔離室に入れたのならそのケアもちゃんとすべきである。
実態は放ったらかし。
病院によっては限られた時間だけ、週2日だけとか、面会を出来ないように制限を設けている場合も有る。
これも、患者の意味無く自由を束縛する制限の一つだろう。
精神分裂病は統合失調と名前は変えられたが治療の機関では変化は無い。
ドーパミンの過剰、これが病因として定説と成っている。
やる気、集中力と関係あるとされるそれ。
その抑制をすると言う向精神薬。
効き過ぎは当然の如く、やる気の欠如、集中力の無さと成って現れてくる。
肝臓にも副作用を起こすその「薬」。
単なる「緩和剤」としてのその薬。
それを継続的に服用する事を強制される。
パーキンソン病に似たもの、その他多くの副作用の為の薬と共に。
治癒には至らないのに。
毒性が有る為、指定医の資格が必要とされる向精神薬の投与。
よだれを垂らし、廃人かの様に見える患者。
薬物の影響なのか病状なのか判断をつけかねる。
緩和剤と言いながら、その症状は治まる様子を見せない場合も多い。
なのに服薬量は増え副作用に苦しむ事になる。
看護体制の中、作業療法や少しばかり相談に乗るカウンセリング的な事が確立されつつある。
しかし、精神科の看護士達に精神病に対する理解が少ない事に驚かされる。
精神病について知る人は増えたが看護と言う面で見ると全く何が出来てるのだ?
そう思わずに居られない。
精神病院の歴史、それが大きく重くのしかかってる様に考える事が出来る。
看護をする、その人材の確保に力の強い者、格闘の経験が有る者などを集めていた。
医療からのアプローチと言うより「隔離する為」統制するため、管理のための人材を選んで看護の体制が整えられていた歴史が有る。
それにも増して「精神病者に対する偏見の目」。
実際、私の友人は母親が看護婦だと言うだけで、調理師が専門なのに或る精神病院の看護助手の仕事をしていた。
予備知識も何も無しに雇われうる。
「新聞読んでたらいい」彼が先輩から聞いた言葉。
一体正看護士の割合はどれ位だろう?
病院のランク、看護体制として精神科のそれはとてもお粗末だとしか言い様が無い。
医師一人当たりの患者数にしてもそうだ。
特に入院施設の有る精神科には希望する人が少ないと言う現場の声が有る。
歴史として、病因の解明などの為にされてきた事も問題だ。
治療と名がついた「ロボトミー」前頭葉摘出手術。
脳への電気ショック療法など。
脳への電気ショック療法は、今でも主に欝の患者の治療の為に用いられていると言う事実を知って
驚愕した。
既に過去の物として現在は行われていないと思っていたのだ。
「脳」への、、
驚くばかりである。
その様な「非科学的」野蛮な事を治療と称して行う医師。
精神科といえど大学は難しいだろう。
医師免許を持っている「賢い」人間が行う事とは私には思えない。
どちらが狂っているのやら。
癌と似たものだと思ったら?
と言った看護婦が居た。
薬を飲むと、副作用、「記憶力、思考力」の低下、体調の変化が現れる。
やる気の減少等で、苦しむためにそれを飲まない患者は多い。
しかしそうすると病状が悪化してしまう場合も有る。
副作用が出て苦しいかもしれないけど「癌や糖尿」の様に、必要な薬剤なのだ、と。
しかしそれは「緩和剤」でしかなく、治癒への道は未だ研究中でしかない。
その「病因」の解明は薬剤によって改善されたからと言うような物でしかない。
まるで「癌や糖尿の様に」、、、?
少しばかり、疑問符が着くが。
患者自身からもその他の患者達の様子からも「病状の波」が存在する事は明らかで有る。
緩和剤が必要無いと思える次期が存在すると考えられるのだが。
継続的に最小量という薬剤が処方され続ける。
何かが、「不確か」な精神医療。
「心理学」の軽視。
特に日本の実際の精神病院では心理学は軽んじられている。
少しばかりは増えてきた心理療法士。
世間からの偏見の目も有り、治療者の成り手、教育機関、研究機関、それらのお粗末さ。
一番難しい医療の分野かもしれないのに、治療体制はお粗末で一昔前の「強制隔離」と言う面を強く持ったまま。
法律の問題も大きい。
「心身薄弱者に関する保護観察法」と言う、法案が決まった。
精神科は、医療の中でも特別で「検察」と関係している。
一部の「犯罪者」の存在。
それが関係ない精神病者に圧力を掛けて来る。
病院の患者への規制、行動の規制、管理体制。
これは「自由」と「病状」この間で確かに難しさを見せる。
プライバシーを大事に監視体制を穏やかにすると「たかり」「自傷行為」「いさかい」「盗み」が増える。
病状だけとは言えない「たかり」や「盗み」も増えてしまうのだ。
患者は経済的にも弱者な事が多い。
そしてその弱者同士で食い合いが起こってしまうのだ。
私には監視の厳しい閉鎖病棟から放任的な開放病棟に移されてストレスが大きくなった経験が有る。
楽に”逆に”自由に閉鎖病棟が思えたのだ。
多くの患者達が共に居る病院。
「病院」での問題点。
生活空間と成ってる患者の多さ。
長期入院の為、自活する術を持てなくなってしまってる患者達。
病院が或る患者達のテリトリーと成っていて他の患者達を弱者としてしまう場合も有る。
病は、ある種社会的な事も含め、様々な事項を侵していく。
私は病にも侵され、入院生活で侵されてその中で強者として振舞う他の患者からも侵されたと、言えるのではないか。
一体何が病を起こすのだろうとは考えてしまう事だろう。
ドーパミンの過剰にしてもその様に成ってしまった原因は何だろう?
ストレスから脳が異質な物に変質してしまった?
神経細胞の繋がりが狂ってしまった状態。
可逆的に治癒するのだろうか?
殆ど完治しないと言われる病気、統合失調。
治ると言う可能性が有ると言う人も居る。
しかし様々な情報を元にして考えると難しいだろうと言う悲観的な結論しか出ない。
躁鬱病なら治る可能性が有ると聞く。
ここで、私の病状を元に統合失調に共通的な事に点いて書いてみる。
「盗まれた」物が無くなると言う事が一つ有る。
被害妄想なのだと医者は言うだろう。
医者だけではないかもしれない。
しかし、患者本人からすればそれは確かに有った物が無くなってるのだ。
体調の変化と言う問題もある。
これも被害妄想とつながるのだろうが。
何らかの力が存在して、その力は不思議な出来事として現れる様に感じる。
感じ、感覚だけと言うのではなく記憶とも絡まってそれは起こる様に感じられる。
確かにここに置いていたこれだけの数の何かが減る、無くなる。
何処までが事実で?
密室の中、自分だけが居る状態でさえそれが起こる。
「透明人間が居る」
その様に表現する人も居る。
記憶が可笑しく違う場所に置いたのを忘れているだけ、とは思いがたい出来事に出会う。
食べ物の中に毒が入ってるのではないかと疑うしかない体調の変化。
実は心身症などでストレスが体を変調させ、痛みなどを感じてるだけかもしれない。
或いは過呼吸での体調変化などか。
しかし本人にはそのような考えは出来ず、それを治す薬は存在しない。
緩和剤なら有ると言うだけ。
物が無くなると言うことに関して、確かにその時は無くなっているのだ。
一体何処に消えたのか?
患者である私はこの事の説明をどう着けて良いのか悩んでいる。
正確には、これを書いた当初悩んでいた。
書き写している現在はこれを考える「意義」について悩んでいる。
あの出来事に、不思議な事に何らかの説明を求めるのは不思議とは言えないだろう。
それだけ苦しんでいたのだから。
しかし、その様な現実離れした事について考える「価値」が有るのか?
1年経過した現在では考えようと言う気が起こらない。
何かを探求したいと言う思いは根底に残っているが。
それは「神秘的」な事について、を主題にしたいと考えている。
しかし、考える気がなくなったと言っても何かしら「意味、原因」が有ったであろう事は疑えないだろう。
それが「病状」一色で説明されるものだとしても。
何故、「その様な」病状が起こったのか?
その原因を追求する事が治療にすぐ結びつくかと言う問題は有るが。
心理学などが、その「原因」などを懸命に探っても実用、治療に役立たない例が有る様に、意味は無いかも、、、治療にとっては。
ただ、症状としてこの様な状態が有ると言う一例として書き記す事の意味は十分有ると思われる。
本当の事を言うと、今の私はここに意味を見出せないのだが。
話を続ける。
その様な異常な出来事は健常者には起こらないのだ。
病者にだけ起こる事象。
ここに何かすっきりとした「妄想抜き」の説明が欲しいとも考える。
何らかの力が有って、それで消えると感じた。
しかしそれは患者だけの出来事なのだ。
患者だけを狙うと言うような力が存在するのか?
合理的にはその様な事は有り得ないと言う結論しか出ない。
馬鹿げてる。
しかし自らの体験は?
自らが捨てたのを忘れてしまう?
しかしごみ箱とかを見れば解る筈である。
それが気に成ってごみを捨てられない時が有った。
それもまた異常行動である。
何かが狂ってしまった為に異常行動の連鎖が出来る。
抜けられなく成ってしまった状態。
後から考えてみれば、ごみが捨てられないのは2次的な問題で殆どすぐに異常行動だと認識できる。
しかし、今と成っては殆ど考えもしない異常体験だが、その時には確かに悩んでいた。
冷静に、客観的に、病的ではなくその原因を分析してみたい。
そんな気持ちも少し有る。
特に、「宗教的」な異常体験について。
超能力は馬鹿げてる、とこれを初めて書いて1年経った今ではこの問題は
思い出すのが嫌な気さえするが。
一体、何が私自身を変えたのだろう?
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