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2015.08.09
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カテゴリ: 映画鑑賞



Hiroshima and Nagasaki"です。

日系アメリカ人のスティーヴン・オカザキ監督が、25年越しで作り上げたドキュメン

タリー作品で、アメリカ大手ケーブルテレビHBOで2007年8月6日夜に全米で放映された

そうです。日本では劇場公開されたのだそうです。

プライムタイム・エミー賞を受賞しています。



私の感想



今回は、あらすじは省略させていただきます。

本作は、広島・長崎の原爆被爆者14名と原爆投下に関与したアメリカ人元兵士・科学者・

技師4名へのインタビューをまとめたドキュメンタリー作品です。

オカザキ監督は、在米被爆者女性たちから私達を撮った作品を作ってほしいと言われ作った

短編作品を仕上げた後、自分が撮りたいものを作ろうと1995年の「原爆投下50周年」にあわ

せてドキュメンタリー制作を考えていたそうですが、スミソニアン博物館のエノラ・ゲイ展

で被爆者の展示が排除されるという政治問題の影響から映画の話も頓挫。

今度は、2005年の「原爆投下60周年」のタイミングで再度制作に取り組み、完成に至った

のだそうです。

一人ずつ個別にインタビュー映像が出るのではなく、18人の証言がランダムに登場する形式

です。

漫画『はだしのゲン』の作者である故中沢啓治(2012年満73歳で死去)、原爆を投下したB29

「エノラ・ゲイ」搭乗員12人のうち最後の生存者だった故セオドア・バン・カーク(2014年に

93歳で死去)の証言もありました。

私は、この日、第70回長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典をテレビで見ていたので、その式典で

「平和への誓い」を述べられた長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄会長が本作に出ていたので

驚きました。

被爆後、治療らしい治療を受けられないまま診療所で1年9カ月もの間生死の境をさまよった時

の床ずれでできた大きな深い傷をあえてカメラの前に晒すのは、本作を見た人たちが原爆の

むごさを知って、ニ度と被爆者を作らないでほしいためだと凛として語る谷口さんの姿が

印象に残りました。

一瞬にして地獄絵図と化した被爆地で生きながらえ、黒焦げの遺体の山や変わり果てた姿の

息ある人達の間をぬって家族を探し回り、または目の前で家族の死にゆく場面にどうすること

もできずに見守るしかなかった、そして戦後は被爆による後遺症や被爆していない日本人から

の心ない差別に耐え生き抜いてこられた方々の貴重な証言ばかりです。

特典映像の監督インタビューでオカザキ監督は、インタビューしていてスタッフは皆心が打ち

のめされたと述べていました。

インタビューする側が証言者にまっすぐ向き合う真摯で率直な姿勢で臨み続けたからこそ、

証言者も心を砕いて語ってくれたのだろうなと感じました。

先日テレビのニュースで目にした、アメリカ、ネバダ州の人類初の核実験が行われた場所を

訪れ、ファットボーイ(長崎型原子爆弾)の記念碑の前で嬉々として記念写真に収まるアメリ

カ人の姿に、私はとても不快感を覚えました。

「核兵器のない世界」の実現を目指すと宣言しノーベル平和賞を2009年に受賞したオバマ

大統領が在任中に被爆地を自ら訪れ、被爆者が受けてきた心身の痛みに寄りそう配慮を見せ

た時、心ないアメリカ人も思い直してくれるものでしょうか。

そう願いたいものです。

本作をもっと大々的に上映する機会を世界規模で、もちろん日本の学校でも増やしてほしい

と思いました。ニ度と被爆者を作らないために。


☆☆☆☆☆


以前ご紹介したドイツ映画 「みえない雲」 は、架空の原発事故により家族を失い黒い雨を

浴び高濃度の放射線を浴びてしまった少女を描いたフィクション作品です。

原爆ではありませんが、被曝の恐ろしさに真っ向から取り組んだ数少ない欧米の作品だと

ふと思い出しました。

東日本大震災後、福島第一原発事故を受けてドイツが脱原発に舵を切ったのは、それだけ

被曝に対して国民の意識が高いからだと感じました。









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最終更新日  2015.08.17 19:23:44
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