Naughty Tots!

プロフィール

ばなびー

フォローする

カレンダー

カテゴリ

映画レビュー一覧　追悼チャドウィック・ボーズマン

バックナンバー

2024.11
2024.10
2024.09

2024.08
2024.07

コメント新着

ばなびー @ Re[1]:あけましておめでとうございます(01/03) キイロマン☆彡さんへせっかくコメントい…

キイロマン☆彡 @ Re:あけましておめでとうございます(01/03) おめでとうございます本年もよろしくお…

ばなびー @ Re[1]:「世界侵略：ロサンゼルス決戦」を再度みてみた(08/08) お返事遅くなってすみません。一時前、確…

キイロマン☆彡 @ Re:「世界侵略：ロサンゼルス決戦」を再度みてみた(08/08) 迫力の映像ですねアマゾンプライムで無料…

ばなびー @ Re[1]:久しぶりに庭の花ネタ(05/15) キイロマン☆彡さんへシャスターデイジー…

< 新しい記事

新着記事一覧(全3112件)

過去の記事 >

2019.06.07

「アトラクション　制圧」をみて

テーマ： DVD映画鑑賞(14228)

カテゴリ：映画鑑賞

「アトラクション　制圧」

2017年ロシア映画、英題は"Attraction"、原題は"Притяжение(Prityazhenie)"

です。

受賞はありません。

アメリカでR指定、日本ではGです。

あらすじ

ロシアのモスクワ、北チェルタノヴォ。

女子高生(あるいはまだ中学生)のユリア・レベデフ(イリーナ・ストラシェンバウム)

は、親友のスヴェトラーナことスヴェタ(ダーリャ・ルデノク)と並んで座り受けてい

た理科の授業で、今夜は非常に珍しい天体現象である隕石雨が見られるから観察する

ようにと聞きます。

帰宅したユリアは、国家防衛管理センターに勤務する大佐である父(オレグ・メンシ

コフ)に夜外出したいと言うと、駄目だと言われてしまいますが、その父も夜勤するし

母は病気で死んでいないため、父の外出を待ってチンピラの彼氏チョーマ(アレクサンドル

・ペトロフ)とスヴェタと3人で親友の自宅がある団地棟の屋上で空を見上げで隕石雨を

待っておりました。

チョーマはユリアと2人きりになりたいと言い出し、親友スヴェタの部屋にしけ込み

ます。

すると、上空から隕石雨と共に超巨大な球状宇宙船が飛来、ロシア軍戦闘機の攻撃を

受けて制御不能になった宇宙船は、団地をいくつも破壊しながら突き進み、1人屋上に

いて逃げ遅れたスヴェタを巻き込み、下着姿のユリアとチョーマは危機一発で巻き添え

は免れますが、部屋がはぎ取られて宙吊り状態になり、なんとか自分達で下へと避難し、

ユリアは病院へと運ばれます。

その頃、娘の安否など気にしていられないユリアの父レベデフ大佐は、副首相(セルゲイ

・ガルマシュ)の命を受け、ミハイル・ポレスキン下院議員(ニキタ・タラソフ)と現場に

向かい、外に出てきた宇宙人とファーストコンタクトに臨みます。

動転して卒倒してしまったポレスキン議員の代わりに宇宙人と対話せねばならなくなった

レベデフ大佐。宇宙人も発話することなく、ただお互い向き合って相手の出方を観察する

ばかりでした。大佐は、「こちらが手を出さねば、宇宙船の修理をして立ち去る」と

宇宙人がテレパシーで伝えてきたと副首相に報告します。

4日後、病院で目覚めたユリアは、待合室で待っていたチョーマを探し、スヴェタが宇宙

船の直撃を受けて死んだ事を知り動揺します。

すぐに点滴などを自分でもぎ取り、そこに装甲車で迎えに来た父と共に帰宅しようとする

と、宇宙船の直撃を受けた団地は一帯が立入禁止になっているものの、空き巣被害を恐れ

る住民はほとんどが避難などしていません。

自宅に戻ると祖母リュウバ(リュドミラ・マカコバ)がユリアの監視・世話のために呼ばれ

て待っておりました。

装甲車で学校に登校したユリアは、教師に反発して学校を飛び出し、不在の父の拳銃を金

庫から持ち出すと、チョーマと仲間3人がたむろするアジトへと向かいます。

危ないから車で待っていろと言われたユリアでしたが、素直に従うはずもなく、瓦礫の山

と化したスヴェタのアパートへと上がり、スヴェタと一緒に写った写真を眺めていると、

そこに宇宙人が現れ、驚いたユリアは足を踏み外し転落しそうなところと宇宙人が手を差

し伸べ難を逃れます。ユリアの悲鳴を聞いて慌てて駆け上がってきたチョーマが宇宙人に

発砲し、宇宙人はまっさかさまに1階まで転落します。

チョーマらは宇宙人の抜けがらを見つけ、アジトへと持ち帰ります。

ユリアは意識を失った素っ裸の男性がその近くに倒れているのに気付きます。

気になったユリアは、チョーマには内緒で、同級生男子グーグル(エフゲニー・ミケーフ)

に手伝わせ、男性をこっそりと病院に運び、無断で自分の血液を男性に輸血して救おうと

します。その最中に目を開けてユリアをじっと見つめるイケメン宇宙人ヘイコン(リナール

・ムハメトモフ)は横で採血しているユリアの腕に黙って腕輪を装着しまた目を閉じます。

ヘイコンを空家に運んだグーグルとユリアは、ヘイコンにあり合わせの古着を着せ…。

私の感想

冒頭から、超巨大な球体宇宙船がロシア軍のミサイル攻撃で墜落してくるダイナミックな

シーンに度肝を抜かれました。

眼球のような球体宇宙船を見て私がすぐに連想したのは、ウルトラマンの怪獣ガンキュー

です。本作と全く関係ありませんが。(￣∇￣;)

南アフリカ映画 「第9地区」 と、同じ監督・俳優出演の 「エリジウム」 のVFXスタッフが

作ったということで、印象的なシーンでした。

その後は、アクションシーンがなりを潜めますが(戦闘しないので)、最後の方でまた

宇宙船が起動し始めます。(ФwФ)(ФwФ)(ФwФ)

アメリカ映画などで見る宇宙人への対応と比べると、直接宇宙船に乗り込むとか、定期

的に交渉の場を持とうとすることもなく、期限も切らないし、結構政府は放置してる感

がしましたが(対応しきれてなかっただけかな)、その間にユリアがヘイコンに輸血したり、

ロシア語でのコミュニケーションを教え、さらには宇宙船の修理をするために必要な

部品を軍から取り戻すために司令官の娘という立場を利用して堂々と軍施設に乗り込ん

でいくなど、大活躍していたので、バランスは取れていたかも。(・m・ )

ロシア軍有力者であるがたった1人の家族である娘のことを顧みない父への反発心が強い

ユリアが、当初はチンピラのチョーマとつるんでいたものの、自分を助けてくれたのに

チョーマに発砲されて転落した人間そっくりのイケメン宇宙人男性の命を助け、さらには

宇宙船で帰らせてあげようと奮闘するストーリー展開は、まったくの想定外で、でも

面白くて楽しめました。

不思議だったのはあの国の大統領らしき人はまったく登場せず(1回テレビニュース映像で

実物が写ってただけ)むっつり顔の副首相がユリアの父に全面的に指揮権を与えて任せて

いたため、宇宙船に軍隊が攻撃を仕掛けるそぶりなどありませんでした。

アメリカならそうはいかないでしょうが。

ロシアってそんなに冷静に対応するものなの？？　('ε')

ユリアがすっかりヘイコンといい雰囲気なのに嫉妬したチョーマがひねくれて暴走し始

める様など、一番横暴で身勝手なのは地球人かもしれないなと思った次第です。

攻撃されないSF映画もいいものですね。(●⌒∇⌒●)

☆☆☆☆

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう