星とカワセミ好きのブログ

2020.04.30
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カテゴリ: 美術 / Art
黒い茶碗に無数の星が煌めいて見える「曜変天目(ようへんてんもく)茶碗」を見に、2019年4月30日、東京都世田谷区の静嘉堂(せいかどう)文庫美術館に行きました。
曜変天目は、宋の時代に中国福建省南平市建陽区の釜で作られたとされ、茶碗は全て日本に残っており、3点が国宝、1点が重要文化財に指定されています。

静嘉堂文庫美術館にある国宝の曜変天目茶碗ですが、徳川家光が病の床に臥せる春日局に茶碗を下賜し、その子孫である淀藩主稲葉家に代々伝わりました。1934年に三菱財閥の岩崎小弥太氏が購入し、静嘉堂文庫の所有となりました。

織田信長も曜変天目茶碗を持っていましたが、本能寺の変で茶碗が焼けて無くなったという話があります。

美術館でケースに入っている曜変天目を見ましたが、光の加減で茶碗の模様の色、輝きがどんどん変わっていきます。とても不思議な感じでした。

2019年春ですが、国宝3茶碗が同時期に展示されることになりました。
① 東京都世田谷区静嘉堂文庫美術館展示。
② 滋賀県甲賀市信楽町・ミホミュージアム(大徳寺龍光院)展示。
③ 奈良国立博物館の藤田美術館展示。

私は①を見た後、②、③を見に行くか迷いましたが、交通費分のお小遣いが足りないので諦めました。
会社で陶芸を趣味にされている方がおり、その方は①、②、③全てを見に行ったという話を聞き、羨ましかったです。



↑ 曜変天目茶碗(静嘉堂文庫美術館)。


↑ 曜変天目茶碗の表面の模様。光の具合によって、色や輝きが変わっていく。





↑ 静嘉堂文庫美術館。曜変天目茶碗以外に、「日本刀の華・備前刀」の展示があった。


↑ 静嘉堂文庫美術館の入り口。





↑ 静嘉堂文庫美術館。


↑ 静嘉堂文庫。
三菱財閥第二代総裁・岩崎弥之助、第四代総裁・岩崎小弥太親子が所有した古書、古美術のコレクションを保管している。


↑ 静嘉堂文庫は桜井小太郎氏の設計で、大正13(1924)年に建設された。


↑ 静嘉堂文庫。




















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最終更新日  2020.05.06 22:38:42
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