星とカワセミ好きのブログ

2020.09.26
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2020年9月22日、東京都文京区関口にある椿山荘(ちんざんそう)へ行きました。
この辺りは昔から椿が有名で、「つばきやま」と言われていました。江戸時代は久留里藩黒田氏の下屋敷があったそうです。
この場所は山縣有朋(やまがたありとも)のゆかりの場所です。

山縣有朋は萩出身の長州藩士で松下村塾で学び、騎兵隊を率いて明治維新に活動をしました。欧米視察も行い、明治新政府では陸軍の設立を行い、徴兵制度を確立しました。2回総理大臣を務めています。
山縣有朋は西南戦争での功績により政府から受け取った金で、1878(明治11)年にこの土地を購入して別荘を建て、「椿山荘」と命名しました。

1918(大正18)年に藤田財閥の藤田平太郎男爵が椿山荘を譲り受け、今は藤田観光が運営しています。

椿山荘に「料亭錦水(きんすい)」があります。TBSドラマ「半沢直樹」で、大和田常務(香川照之さん)などが食事をしながら秘密の話をする場面の撮影場所になっています。

椿山荘の小川では螢が生息しており、水蒸気のスモークが出る設備があります。雲海のようになり、夜は幻想的になるそうです。


↑ ホテル椿山荘(ちんざんそう)東京:東京都文京区関口。


↑ ホテル椿山荘東京。


↑ 椿山荘の場所。近くの川は神田川。


↑ 東京雲海出現。 水蒸気で庭園が雲海のように覆われる。


↑ 幻想的な椿山荘。


↑ 椿山荘の料亭紹介。


↑ 料亭錦水(きんすい)。TBSドラマ「半沢直樹」で、大和田常務(香川照之さん)がよく秘密の話をするときに使うロケ地。


↑ ホテル椿山荘東京のロビー。

















↑ ロビーから庭園側を見る。


↑ 庭園入口。


↑ 庭園へ行く。


↑ 庭園の地図。





↑ ガーデンチャペルがある。


↑ ほたる沢と弁慶橋。
ほたる沢はもと「竹裏渓」と呼ばれた流れのあった場所で、その流れは現在も清流を保っている。流の周囲は造営当時には竹林の裏側にある杉林の森だったが、現在はモミジやその他の高木樹に被われた緑濃い樹林地になっており、5月頃にはほたるが飛ぶ光が見られる。



↑ 椿山荘の碑。
風光明美なこの地を気に入った山縣有朋公は、明治11(1878)年に土地を入手し、本邸と広大な庭園を造り「椿山荘」と名付けた。明治30(1897)年に創られた「椿山荘の碑」には、この地と出会い、この地を愛した山縣公の感慨が刻まれている。


↑ 筆塚。
昭和33(1958)年11月に出版美術家連盟の皆様によって除幕式が行われた筆供養の碑。
「筆に明け筆に生涯を送る私たちの伴侶を、芭蕉ゆかりの地に祀り筆塚とす」と説明文に記されている。

ちなみに、椿山荘の近くに松尾芭蕉が一時住んでいた庵があり、関口芭蕉庵として芭蕉堂が残っている。


↑ 「料亭錦水(きんすい)」入口。





↑ 料亭錦水。





↑ 料亭錦水の中庭。





↑ 錦水の建物に入った所。
TBSドラマ「半沢直樹」の撮影場所は、建物の下の階にある部屋で、「雲錦池(うんきんち)」が窓から見える場所であった。


↑ 羅漢石。
江戸時代中期の画家、伊藤若冲(いどうじゃくちゅう)の下絵による五百羅漢の内の約20体で、京都伏見の石峠寺にあったものを大正14年頃に移したとされている。羅漢とは阿羅漢の略称で、煩悩を全て断滅して最高の境地に達した人の事。



↑ 庚申塔(こうしんとう)。
寛文年間(江戸時代初期)は各地で庚申信教が盛んとなり、数多くの庚申供養塔が建立されたが、この庚申塔は寛文9(1669)年に作られたもので、当時、この辺りに野道があった頃から現在の位置にあったと伝えられている。


↑ 幽翠池(ゆうすいち)。


↑ 小千谷(おぢや) 錦鯉。
寄贈 新潟県小千谷(おぢや)市(2019年12月)
「泳ぐ宝石」と言われる錦鯉は、約200年前、現在の小千谷市を中心とする地域で発祥した。真鯉の突然変異から始まったとされる錦鯉は、雪深い小千谷の、主に山間地の人たちのたゆまぬ研鑽によって現在のような美しい姿へと変わっていった。


↑ 古香井(ここうせい)。
古くから東京の名水に数えられた由緒ある湧き水。秩父山系からの地下水が湧き出されているもので、ミネラル・カルシウムを豊富に含んだ弱アルカリ性の水で健康に最適。1923年の関東大震災の際には被災用に開放され、その渇きをいやしたと言われている。






↑ 十三重の石塔。
この塔は戦国時代の武将で茶人でもあった織田有楽(織田信長の弟)ゆかりの層塔と伝えられている。花崗岩製で、第一層目には四方仏(弥陀、弥勒、釈迦、薬師)が彫刻されている。



↑ 水車。



↑ 冠木門 閉門のご案内。
「当分の間、安全のため、冠木門を閉門させていただきます」。
冠木門の外には、神田川が流れている。


↑ 冠木門 


↑ 冠木門の周りに、7つの庵、料亭がある。


↑ 長松亭(ちょうまつてい)。
電力業界の長老 松永安左ヱ門翁に設計を依頼して完成した。1954(昭和29)年建築。



↑ 木春堂(もくしゅんどう)。















↑ 中庵(ちゅうあん)、残草(ざんそう)、蓬莱(ほうらい)、大椿(だいちん)の暖簾。


↑ 尚庵(しょうあん)。


↑ 残月(ざんげつ)。
箱根小涌谷の藤田男爵の別荘に、男爵が千利休の茶室「残月亭」を模して建築したものを、1947(昭和22)年に移築した。2004(平成16)年、国登録有形文化財に指定。


↑ 御神木。
この御神木は樹齢約500年。庭園最古の椎(シイ)の樹木。根元の周囲は4メートル50センチ、高さは約20メートル。東京大空襲の大火の中をも生き抜いた。



↑ 三重塔「圓通閣」、国登録有形文化財。
三重塔は、もともと広島県の竹林寺に建てられていたもので、椿山荘庭園へは大正14(1925)年、山縣有朋公から庭園を譲り受けた藤田組二代目当主、藤田平太郎男爵によって移築された。






↑ 平成22(2010)年に移築後初めて大規模改修が行われ、聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)が奉安され、塔は「圓通閣(えんつうかく)と名付けられた。

↑ クリスタルチャペル「ルミエール」と幽翠池(ゆうすいち)。





↑ 五丈滝(ごじょうだき)と幽翠池(ゆうすいち)。


↑ ホテル椿山荘東京。





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最終更新日  2020.10.03 18:21:05
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