星とカワセミ好きのブログ

2021.04.26
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2021年4月18日、東京国際フォーラムの「筒美京平の世界 in コンサート」を見に行きました。

平山三紀さんが「真夏の出来事」を歌われました。イントロを聴くと、一挙に独特の世界に引き込まれます。夜のドライブ、明け方の海、そして彼との別れの映像が、目の前に広がります。
平山さんが歌うと、私も妻も思わず口ずさみました。
「真夏の出来事 /作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:筒美京平:歌:平山三紀」

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「昭和歌謡 職業作曲家ガイド /監修・編集:馬飼野元宏/シンコーミュージック・エンタテイメント」を読むと、平山三紀さんの事が詳しく書いてあります。

P99~101
「名曲解説 真夏の出来事 1971年平山三紀 text:ガモウユウイチ」

「現在のJ-POPではほどんど使用されなくなってしまった楽器のひとつで、シロフォンの使用が時代を感じさせるサウンドとなっている。また平山三紀の歌唱も、語尾に「ん」が入った独特のもので、筒美京平と橋本淳がレッスンを行ったという。」

P102
「作家とシンガー 平山三紀 text:ベラ氏」

「コロムビアの渥美章プロデューサーから平山三紀のテープを渡された筒美京平と橋本淳は、一聴してその鼻にかかった声を気に入ってしまったらしい。『声というより楽器の一つ』と認識した二人の楽曲に対し平山も『言葉を音として歌う』ことで応えた。」

「筒美にとって平山への提供曲は歌メロ前提でアレンジがなされるという従来の歌謡曲のセオリーを変革する試みの場であった。その成果は早くも次作『真夏の出来事』で萌芽を見ることになる。ハイハット、マラカス、ベースが巧みに絡み合った16ビートのグルーヴは、先立つ弘田三枝子への提供曲に見て取れるR&B的アプローチが初めて真のオリジナリティを確立したものだろう。」

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「筒美京平の世界[増補新訂版]作曲家・筒美京平 データブック 1966-2011 /監修 森光厚夫+高浪髙彰/p ヴァイン・ブックス」


↑ p28。 平山三紀さん。「真夏の出来事 /作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:筒美京平」



↑ p28。


↑「筒美京平の世界[増補新訂版]作曲家・筒美京平 データブック 1966-2011 /監修 森光厚夫+高浪髙彰/p ヴァイン・ブックス」。


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「昭和歌謡 職業作曲家ガイド /監修・編集:馬飼野元宏/シンコーミュージック・エンタテイメント」




↑ p82。 平山三紀さん。「真夏の出来事」。


↑ p82。



↑ 2021年4月18日、 東京国際フォーラム 「筒美京平の世界 in コンサート」


↑ 平山三紀さん。





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最終更新日  2021.05.05 08:26:03
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