星とカワセミ好きのブログ

2024.06.29
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カテゴリ: 鳥類 / Birds
「カラスはなぜ東京が好きなのか/松田道生/挿画 水谷高英/平凡社」を読むと、p134~137に「交尾を見るのは難しい」という記載があります。
とても参考になるので、一部を紹介します。

(p134)交尾を見るのは難しい
これだけカラスを観察しているが、私が交尾を見たのはたった1回だけである。
池のカルガモやマガモは、よく見る。公園のドバトも観察することは多い。この他、身近な鳥のスズメやツバメの交尾を見ることは、多くはないが、あることはある。しかし、カラスはまずない。
鳥歴の長い友人知人のベテランのバードウォッチャーに聞いても、カラスの交尾を見たという人には会ったことがない。いっしょに調査をしている星さんは1回あり、さすがにカラスの研究者の中にはいる。これだけカラスがいるのに、交尾を見ることが少ないのは警戒心のなせるわざなのだろうか。それとも極めて回数が少なく、まれなことなのだろうか。

(p135~136)
その日(2003年4月17日)は、隣の丸山町住宅で巣を探し、いつも最初に作るサワラの木に巣があることを確認した。そのあと、北側にある丸山北住宅にも巣があるだろうと見に行った。遠いところを歩いてきたので多少の疲れもあり、緊張感がなくなっていた私は、住宅の陰からひょっこりと顔をだしてしまった。すると、目の前で交尾をしているカラスとばったりと目が合ってしまったのだ。普段ならカラスのなわばり内に入るときは、もっと緊張して歩いているはずなのだが、疲れていてぼんやりしていた。
「あっ、ヤバイ!」と思ったがもう遅く、わたしを知っている二羽はたちまち離れ、警戒態勢に入ってしまった。
交尾は、ちょうど雄が雌の上に乘っているところで、雌は雛が食べ物をもらう時のように翼を半開きにして震わせる動作をしていた。「ゴアゴア」という声が聞こえたのだが、どちらが出していたのかわからない。この声は、攻撃するときの声によく似ている。

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上記を読むと、カラスの交尾の写真を取るのはとても難しいと感じました。
私は今まで、ポケットカメラで「オオタカ」と「カワセミ」の交尾を写真に撮りました。
撮影できたときは、「やったー」と叫びたくなるほどうれしかったです。
カラスの交尾も、もしかしたら将来可能性があるかもしれず、今後も見回っていきたいです。


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↓「カラスはなぜ東京が好きなのか/松田道生/挿画 水谷高英/平凡社」
(p135)
ハシブトガラスの交尾。雌は翼を半開きにして、震わせるような動作を行い、雄は上に乘り、翼をばたつかせる。


↓「カラスはなぜ東京が好きなのか/松田道生/挿画 水谷高英/平凡社」


(p134)交尾を見るのは難しい




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私が過去にポケットカメラで撮影した、オオタカとカワセミの交尾写真。

【オオタカ】



【カワセミ】





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最終更新日  2024.07.08 06:58:20
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