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百人一首の選者・藤原定家と同姓同名の不思議な少年・定家クン。小学校の百人一首クラブ所属のスズとナリの秘密は、彼と共に平安時代にタイムスリップしたこと。ところが、その秘密をナリのお父さんに知られてしまい、紫式部ファンのお父さんが大暴走して・・・!!病院での待ち時間に読む本を探していて、娘の持ち物から引っ張り出しました(笑)ってことで、これは決して私の趣味ではありませんよ?娘が(たぶん小学生時代に)買った本です。どうやらこの本はシリーズ2冊目のようで、同じ主人公2人組が小野小町に出会う「いとをかし!百人一首 平安時代へタイムスリップ」の続編だそうです。小学校の授業で百人一首にハマったウチの娘、中学入学前にも「なんで百人一首部が無いの〜!」と騒いでました。この本の主人公達が羨ましかったりして(^^;百人一首の歌の作者に会いたい・・・と強く願うと、『定家クン』の家から平安時代にタイムスリップして実際に会うことができる、小4のスズとその先輩ナリ。その話を聞きつけた、ナリのお父さん。娘達を差し置いて定家クンの家にすっ飛んで行くと、紫式部の元へお悩み相談に押し掛けちゃいました。後を追って平安時代にやってきたスズ達。そこで、紫式部やその娘で未来の大弐三位(だいにのさんみ)、小式部内侍といった歌人達と出会います。歌の背景やきっかけとなった事件に遭遇しながら、紫式部達との交流を深める現代人のみんな。うん、ちょっと羨ましいな。(どこまで事件等が本当かは置いといてw)その場でさささっと絵を描いて、昔の人達をビックリさせたり絵合わせの貝を増やしたりできるスズちゃん。歌に詳しいナリ先輩となかなか良いコンビです。私は百人一首はそれほど興味ないので(コラコラ★)物語の流れに関係無さそうなところはサラリと読みましたが、テンポがいいので小学生くらいの子でも苦手意識をあまり感じずに気軽に読めると思います。絵も可愛いですしね。ただ、ナルちゃん。絵だととってもかっこいいのよ。カバーとか。なのに、なのに、女の子だとは〜〜〜ッ!って、変なところで残念がってる母なのでした(^^;いとをかし!百人一首 紫式部がトツゲキ取材!?著者:作/光丘真理 絵/甘塩コメコ集英社 集英社みらい文庫 2012年5月発行
2013/11/28
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“私”が遅い晩ごはんを作っていたある日、午後十時きっかりに玄関のチャイムが鳴った。ドアを開けてみるとそこには、おしょうゆのビンをかかえた黒猫がいて・・・。プレゼントに添えるカードを探しに行って、偶然見つけました。本屋さんではなく、文房具やグリーティングカードの売り場で誕生日カードとして売っている、小さな絵本です。元のタイトルは「午後十時の訪問販売」と言って、何年か前のJOMO童話賞の佳作に入選した作品を一部表現を変更して作られているんだとか。なるほど、誕生日用としては「訪問販売」じゃ変だけど、作品自体には元のタイトルの方がしっくり来ます。“私”が買い忘れて必要としているものを持ち、毎晩午後十時に現れる不思議な黒猫。どうして必要なものがわかるのかも謎だけど、何より謎なのは、そのしょうゆ、どこから持ってきた!?・・・なんてツッコミは心の中だけにしておこうね(笑)訪問販売だから、当然“代金”が必要ですよね。そこで黒猫が要求するのがお金ではなくかつおぶしなのがとても微笑ましいです。ただ、かつおぶしより高い商品ばかりな気もするんだけど、猫ちゃん、損してない?・・・なんてツッコミはしちゃいけないってば(^^;ついツッコミたがるのは私の悪いクセかも?!半分も読めば大体オチがわかってくるのですが、売り場でサンプルを読んでて、その瞬間、ブワッと涙が込み上げてきました。あとはもう「あぁ、やっぱり!」と思いつつ、ウルウル。猫好きにはたまらないお話です。カードとして誰かに贈ればもちろん喜ばれると思いますが、これは是非一冊、自分用に欲しくなる可愛い絵本です^ ^くろねこのおくりもの著者:作/鎌形夏希 絵/杉田香利グリーティングライフ 2005年8月発行絵本カード ハッピーバースデイ 「くろねこのおくりもの」§§価格:1,050円(税込、送料別)
2013/05/17
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だれもいない砂浜で、すなのおしろを作ったぼく。大きな大きなおしろを作ったら、すなの中からすなおとこが現れ、ぼくはすなのおうさまに会いに行くことに。すなのまちを進んでいくと、そこには・・・。図書館で借りてきました。砂でお城を作った少年が実際に砂の街を体験する、という不思議で夢のある絵本です。砂から現れた“すなおとこ”。砂なので簡単に自分の姿を変えることができ、ズザザ・・・と乗り物に変身。“ぼく”と“ぼく”が連れていた犬を乗せると、“すなのおうさま”のところへ向かいます。途中で通る街も、もちろん全部“砂”。行き交う人々もみんな、砂人間。よく見ると色んな人が色んな作業をしていて面白いです。“ぼく”を歓迎してくれた“すなのおうさま”は、“ぼく”のためにサーカスを見せてくれます。ここでも、会場中に色んな人達が!かくれんぼ絵本ではないけれど、こういう風に隅々までじっくり楽しめる絵本は大好きです。「ズズ ズザザ」とか「ズザクニャン」、「ズザピポズン」・・・と砂が形を変える時の擬音が独特なので読み聞かせも楽しいとは思いますが、私は“子供と一緒に絵を楽しむ本”かな?って感じました。表紙にもちゃ〜んと“すなおとこ”が(笑)たとえ“すなのおうさま”には会えなくても、私も大きな大きな砂のお城を作りたくなってきました。すなのおしろ 著者:作/たむらしげる偕成社 2001年7月発行
2013/05/06
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雪のうら山にさんぽにきた、おにいちゃんと女の子。どうぶつのあしあとをたどって森に入りトガリネズミをみつけたふたりは、逃げたトガリネズミを追いかけて・・・!図書館で借りてきました。我が家でも大人気、このブログでも何度もご紹介した村上康成さんの絵本です。森でトガリネズミを追いかけるうち、湯気がもうもうとする温泉に辿り着いた兄妹。入っていたのは動物達。クマにウサギにキツネにトガリネズミ、それからそれから・・・!あぁ、もうッ、いつもながら可愛いなコイツら。村上さんの描く動物達って愛嬌たっぷりでほんと可愛いですよね♪おふろの場面は見開きトビラになっていて、開くとみんなの表情が変化しているんですよ。それがまた可愛くて楽しい。なんだ、オマエ達その顔は(笑)寒いのも雪山も苦手だけど、というか、スキーもやったことないんだけど(やりたくもないし・苦笑)、こんな出会いがあるならちょっとだけ・・・・・・と思ってしまう、ワナのような素敵なお話でした(笑)山のおふろ 著者:作/村上康成徳間書店 2003年11月発行
2013/04/20
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ガミガミうるさいおばあちゃんに飲ませるため、両親の留守中に新しいくすりを作り始めたジョージ。手当たり次第目につく物をぶちこんで、ついにできたくすりは・・・!!図書館で息子が借りてきました。ジョニデ主演でご存知の「チャーリーとチョコレート工場」の原作者・ロアルド・ダールさんの本です。(原題:「チョコレート工場の秘密」と「ガラスの大エレベーター」)文句ばかりうるさくて、家族からも煙たがられているおばあちゃん。8歳のジョージも彼女の口うるささにうんざりしていました。そこで彼女にひと泡吹かせる方法を探していたジョージは、おばあちゃんが毎日決まった時間に飲む薬を自分で作ったくすりと入れ替えてしまうことを思いつきます。そして、材料を探して家中を歩き回り・・・・・・!・・・で、本当にソレ入れちゃうの!?どう見ても「口に入れてはいけません!」とか「混ぜるな!キケン」とか「お子様の手の届かない所に・・・」って注意書きが書いてありそうな物ばかりなんだけど(@д@;)良い子のみんなは決してマネしちゃいけませんよ〜!!・・・なんてこと言ってちゃ、この本は読めません(笑)良識ある大人の皆さんも、この際そこはちょいと目をつぶりましょ。そんなお話です。いよいよくすりが完成!そこからがまた、この作者らしいハチャメチャな展開に。普段、本読んで笑うことのない息子がウケてました。孫お手製のアヤシイくすりを飲まされることになったおばあちゃんの運命やいかに!?結果はぜひ、ご自身で読んで確かめてくださいませwぼくのつくった魔法のくすり 著者:ロアルド・ダール絵/クェンティン・ブレイク 訳/宮下嶺夫評論社 2005年4月発行
2013/04/18
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30階建てのビルの1階で、おばあさんと暮らす30匹の猫。ある日、ドアが開いた隙に一斉に飛び出してしまったから、さぁ大変!各階に1匹ずつ隠れてる猫達を見つけなきゃ。図書館で借りてきました。猫がた〜くさん出てくる、可愛らしい絵本です。各階の部屋=1ページに1匹ずつ潜り込んでしまった猫達。「隠れてる」というほど隠れてはいないので「ミッケ」や「ウォーリーをさがせ」ほど難しくはありませんが、ダンス教室あり、水族館あり・・・と色々な部屋があるのでとても面白いです。猫達も全部色や模様が違うので、見つけた後にもう一度、全員集合ページのどの子がどこにいるのか確認してみるという楽しみ方も。それにしても住人の皆さん、どの部屋も個性あり過ぎ(笑)おばあさんも30階まで階段で上っていくんだよね?元気だなぁ〜。30かいだての30ぴき著者:作/やすいすえこ 絵/杉田比呂美フレーベル館 2007年9月発行
2013/04/06
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夏休みに旅行に行くことにした、つよしとけんた。行き先は地球の裏側のアメリカ・ケンタッキー州。通訳にけんたの姉を連れて、パスポートも持って、さぁ、出発!幅と角度を確認したら、庭の真ん中に穴を掘り始め・・・。図書館で借りてきました。地球をズンズン掘ってアメリカまで突き進むという、壮大な旅行(というより冒険)を描いた絵本です。リュックに装備を詰め、ヘルメットを被り、庭を掘り始めた3人の子供達。たぶん、つよしとけんたは小学生高学年くらい?お姉さんは中学生かな?掘るのはもちろん手作業です。スコップでどんどん掘っていきます。時折、ロープで食料などの差し入れが下りてきます。(どんな長いロープ!?)地面の中には、色々なものが埋まっています。最初はビンや壷、ゴミのようなもの。それが、掘り進むにつれ仏像や埋蔵金?恐竜の骨に、謎の生物、宇宙船!!???遊び心いっぱいで、絵を見ているだけでも楽しいです。掘る作業に合わせて絵(本)も少しずつ斜めになり横になり、地球の裏側に着く頃には、本もグルッと回って逆さまに。掘って掘って、3人は一体どこに出るのでしょう?絶対有り得ない!と思いつつ、3人の行動にワクワクしてちょっとうらやましくなっちゃう面白いお話でした。というか、結構近いな、地球の裏側(笑)地球をほる 著者:川端誠BL出版 2011年9月発行
2013/03/29
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オレンジ色のしっぽの長いねこと、花の大好きなおばあさん。ふたりは、花の植木鉢がいっぱい並んだ家でなかよく暮らしていました。ところがある日、夜中に出かけたねこが帰らず、心配していたおばあさんの元に・・・。図書館で借りてきました。ほんわかした雰囲気の絵がとても可愛い絵本です。猫、ほんとにしっぽが長いです。にっこり微笑む目が可愛いです。おばあさんもとても優しそうな表情で描かれていて、猫との良い関係が伝わってきます。そんなある日、帰らない猫をおばあさんが待っていると、小さな女の子がやってきます。事故で死んだ猫を抱いて・・・。猫の遺体を大事に埋めるおばあさん。その姿がせつないです。そして季節が流れ、春になると・・・!!永遠の別れは悲しいけれど、その先には希望や新たな出会いがあると教えてくれる。最後はまたほっこりほのぼのと心が温かくなる、そんなお話でした。字が大きくて読みやすいので、読み聞かせはもちろん、小学校に上がったら自分でも読んで欲しい絵本ですね。ねこのき 著者:作/長田弘 絵/大橋歩クレヨンハウス 1996年6月発行
2013/03/21
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ひよこが産まれたばかりの鳥小屋で、絵を描くことになった1年2組。雨が降ってきたので教室で続きを描いていると、にわとりのおなかを描いていたなぎさが隣のさきに質問。「ねえ、にわとりにおっぱいってあったかな。」図書館で借りてきました。んんッ?にわとりにおっぱい???タイトルのインパクトに魅かれて読みたくなりました。子供の見方・考え方って面白いですよね。小学生の目線に合わせた疑問が、正にこの絵本のタイトル。大人なら「鳥はほ乳類じゃないから」とか「卵を産む生物におっぱいは・・・」とか知識や常識に基づいて簡単に答えを出しますが、ここに出てくる子供達は違います。図鑑で「おっぱいは無い」と見た子もいるけれど、おかあさん鶏の周りに集まってたひよこを見てもしかしたら・・・?と思ったり、赤ちゃん=おっぱいと結びつけてみたり。はたして、にわとりにおっぱいはあるのかな?色々な意見が飛び出る中、唯一の大人である先生は黙って見守るだけ。いい先生だなぁ〜。答えを押し付けるのではなく、子供達がどういう結論を出すのか静かに待つ。大事なことですよね。最後まで子供の立場に合わせたお話になっているので、「◯◯ちゃんはどう思うかな〜?」なんてお子さんに問いかけながら読み聞かせるのにちょうど良い絵本だと思いました(^_^)にわとりのおっぱい 著者:山本省三講談社 2005年6月発行
2013/03/01
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キャラコは三毛猫の女の子。でも、体は黒と白ばかりで、胸元に小さく隠れた茶色のもようは目立ちません。おかあさんやおねえさんみたいにきれいな三毛猫になりたいキャラコは・・・。三毛猫2匹の飼い主としてはスルーできない!ってことで(笑)、図書館で借りてきました。かわいい三毛猫ちゃんの絵本です。おかあさんもおねえさんも綺麗な三毛猫。だけど、キャラコの茶色は左手を上げないと見えず、まるで白黒2色の猫みたいです。なんとか茶色をアピールしたいキャラコ、茶色の紙を貼ってみたり、絵の具で模様を描いてみたり。表紙の絵でも、絵筆で色を塗ってるキャラコ。読む前は私も白黒猫の話かと思いました(笑)色々やってみるけれど、どれも上手くいきません。すっかり凹んでしまいます。そんなキャラコに、「大人になればもようなんて変わる」と言葉をかけるお隣の黒猫ばあさんがス・テ・キ♪昔は白黒だったと言うおばあさん・・・ほんと〜?!お話は可愛いし、絵もとっても可愛いので、猫好きさんは大満足!の一冊だと思います。特に三毛猫大好きさんは必見ですよ〜(=^x^=)vみけねこキャラコ 著者:どいかや偕成社 2008年8月発行
2013/02/26
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田舎暮らしに退屈していた幸助。ある日、母から妙なレストランの話を聞き興味を持った幸助は、その店の発見者・アキラと共に店を探して山の中へ。間もなく発見されたそのレストランとは・・・。図書館で借りてきました。以前にも同シリーズの「さよなら動物園」をご紹介しましたが、落語家・桂三枝(現・文枝)さんの創作落語の絵本です。落語が先か絵本が先かはわかりませんが、どうやら喋る落語とは少々内容が違っているようです。山道に突然現れた、山小屋風のレストラン。イタリア料理の看板が出てるのに、暖簾(のれん)の店名はなぜか『いろり』。そのアンバランスさに興味を持った幸助は、発見者のアキラを連れ、山へ出かけていきます。そのうち店は見つかり、なぞも少しずつ解けていきますが、それにしても何とも変わったお店ですね。名前も変なら、お客や店の主人も変。何よりイラストが・・・・・・(笑)文も全部大阪弁。三枝さん(あえて発行当時のまま呼ばせていただきます)のあの声と口調でぜひ聞きたいもんですわ。読みながらも「新婚さんいらっしゃい」のセットが頭に浮かび・・・・・・んな訳あるかいッΣ下手なひとりツッコミすみませんm(_ _)m黒田征太郎さんの独特の絵もとても可愛く面白く、もちろん絵本として充分楽しめる一冊ですが、落語はやはり声と現場のあの雰囲気を味わいながら楽しみたくなっちゃいますね。桂三枝の落語絵本シリーズ8 峠の狸レストラン著者:文/桂三枝 絵/黒田征太郎アートン 2006年12月発行
2013/02/21
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優しいご夫婦の元で大事にされ、毎日快適に過ごしていた黒猫のパンドラ。ところがある日、夫婦の間に子供が生まれると、その家の「三番目」の座はパンドラから赤ちゃんへ。徐々に居心地の良い場所を追われ、ついに外に出されたパンドラは・・・。図書館で借りてきました。タイトル見て最初「箱?」とか「神話?」とか想像しましたが、それは全く関係のない黒猫ちゃんの絵本です。妊娠すると、「ペットはよくない」とか「赤ん坊をひっかくよ」とか言う人いますよね。わたしゃ聞く耳持ちませんでしたけど。この絵本のご夫婦もそんな感じ。それまではパンドラを散々甘やかし大事にしてきたのに、赤ちゃんが生まれると態度が一変。パンドラを邪魔扱いして部屋から追い出し、世話も手抜き。しまいには「清潔じゃない」と家の外へ。今までちやほやしてたクセに、あんまりじゃない!?淋しさを通り越しすっかり心が冷めてしまったパンドラは、そのまま森の奥の岩山でひとりで暮らし始めます。最初からノラ暮らしならともかく、食べる物の心配もなく生活してきたパンドラにとってそれはどんなに大変だったことでしょう。やがて季節が移り変わる頃、パンドラの中に芽生える新たな命。パンドラそっくりの2匹の仔猫達、真ん丸な目をしてて、イラストがとても可愛いんですよ♪最後はみんなまとめてハッピーエンド。前半はちょっとムッとし、せつなかったけど、仔猫が生まれてから後はホッと一安心の展開でした。何より絵が可愛くて、猫好きさんも満足の1冊だと思います。パンドラ著者:文/ウィリアム・メイン 絵/ディートリント・ブレッヒ訳/今江祥智&遠藤育枝BL出版 1999年10月発行
2013/02/08
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小さな小さな田舎の駅。しんしんと雪が降り積もります。雪かきする駅員さん。列車が人々を乗せ走り去ると、また駅には静寂が戻り、雪は降り続け・・・。図書館で借りてきました。今の季節にピッタリな、雪降る駅を描いた絵本です。文字が全く無く、絵だけのこの絵本。線路越しに正面から駅を見て、ほとんど変わらぬ風景の中での駅員さんの行動や構内の出来事を追っています。始まりはまだ暗い朝。電灯が点いています。駅舎の中には駅員さん。そのうち電灯が消え、空がほんのり明るくなりました。駅員さんは雪かき。もうすぐ一番列車が来るのかな?駅に列車を待つ人々が集まってきました。これから町へお出かけ。やがてやってきた列車を見送ると、駅員さんはまた駅舎の中へ。ほっと一息の時間でしょうか。しばらくすると、駅員さんは貨物列車に乗せる荷物をホームに運び出し・・・。いやぁ〜、寒そうだなぁ〜。駅員さんも雪の中ごくろうさまです。同じ場所から駅での様子を淡々と眺めているだけですが、人々や列車の動きはもちろん細かいところにちょっとずつ変化があり、前のページと見比べたり探したりが楽しいです。後半はだんだんと雪がやみ始め、最後はぽっかりお月様が。降り積もった雪と真っ暗な夜空、そして黄色い月の静かな光景がとても綺麗です。ゆきのひ 著者:作・絵/佐々木潔講談社 講談社の絵本ベストセレクション 2002年11月発行
2013/01/31
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鹿児島市郊外、知的障害の人達が暮らすゆうかり学園。みんなが寝静まった深夜の豚舎で、一匹の母豚が出産を迎えようとしていました。生まれた14匹の子豚達は、いっぱい乳を飲み、いっぱいエサを食べ、やがて・・・・・・。図書館で借りてきました。19日の日記でもご紹介しましたが、レビューとして改めて書き直したいと思います。前回の日記を一部使い回してますが、気付いても初めて読むような顔しててください(^^;ぶたさんの絵本。というより写真集に近いです。施設の残飯処理の為にぶたを飼い始め、そこから本格的に養豚するようになった、鹿児島市にある知的障害者の施設・ゆうかり学園。ある年の母豚の出産から子豚の成長、その子らが10ヶ月経って出荷され肉となり、また母豚が出産するまでを写真と解説で追っています。いきなりリアルな出産シーンからスタートです。母豚からにゅるん!と出てくる赤ちゃん達。まだ袋で包まれたままの子豚の写真もあり、結構生々しいです。綺麗になって、乳を飲み始める子豚達。か〜わいい〜♪コロンとした体型、顔も手足も寸詰まり(笑)兄弟でじゃれ合ってる姿は、ほんと愛らしいですね。並んで座ってるところなんてたまりません(//∀//)が、この子豚達は可愛がる為に飼われている訳ではありません。1ヶ月も経つと親から離され、離乳食から徐々に大人の食事へ。近くの学校やお店から集められた残飯(中には豚肉まで!)をエサに、やがては自分自身が肉として出荷される為に子豚達は育てられていくのです。眠そうなトロンとした目。無邪気に餌を欲しがる顔。泥んこになって遊ぶ姿。そして10ヶ月後。施設から“と場”に連れていかれ、さっきまで生きていた豚が、次のページでは肉となり吊るされた姿に。首を落とされ、ズラリと吊るされたたくさんの肉。解体され、私達が見慣れた状態の肉となり、最後はウィンナー。その過程も全部写真になっています。私達の口にする物ほぼ全て(塩とか除いて)が元は命あるものだったっていうのはわかってはいても、普段はこんな風に生きている動物とお店に並ぶ肉を結びつけて見ていないので、改めて写真で見せられるとズ〜ン★と来ます。昔、“牛から出てくる”“温めると鶏になる”と聞いて牛乳や卵が食べられなくなった同級生達がいましたが、特に小さいお子さん達にはちょっと衝撃的かも。「命だったんだよ」と教えることは大事だけど、タイミングには気をつけてね、大人達(^^;そして、残さず全部、おいしく食べられることに感謝を。やがて、ゆうかり学園の母豚はまた妊娠し、新たな命が誕生します。生まれたての子豚は・・・・・・やっぱり可愛いのです^ ^ぶた にく 著者:写真・文/大西暢夫幻冬社 2010年1月発行【送料無料】ぶたにく [ 大西暢夫 ]価格:1,680円(税込、送料別)
2013/01/23
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今月から来月にかけて、土曜日のお休みが多いんですよね。以前もお話しした通り、希望は一応ジャンプの月曜と子供達の習い事がある木曜なんですが。今日もお休み。午前中は娘が小学校の合唱団練習に出かけたので、午後から図書館に行ってきました。最近、あまりゆっくり本読む時間も無く長編小説は面倒になっちゃって(^_^;それで、絵本を2冊借りてきました。【送料無料】ぶたにく [ 大西暢夫 ]価格:1,680円(税込、送料別)ぶたさんの絵本。というより写真集に近い。小学校等の給食の残飯処理の為にぶたを飼い始め、そこから本格的に養豚するようになった、九州にある知的障害者の施設。ある年の母豚の出産から子豚の成長、その子らが10ヶ月経って出荷され肉となり、また母豚が出産するまでを写真と解説で追っています。命についてのお話。ちょっと重いですね、やっぱり。せつないし。母として母豚さんに同情?しちゃう部分も。でも、娘も読みたいと言ったので借りました。子供達にもちゃんと読んでちゃんと向き合って欲しい。図書館でざっと読みましたが、もう一度じっくり読んで忘れなかったらまた後でレビューしたいと思います。
2013/01/19
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ウサギに競争を挑んだカメ。足の速いウサギはちっともあわてず、しばらく走るとゴロリひと休み。ゆっくりゆっくり進んできたカメは、眠るウサギの横を過ぎるとやがて・・・。今年最初の、図書館で借りた本ご紹介です。子供達の冬休みに合わせて借りてきたのに、仕事と風邪で全然読めず、結局借り直したという・・・。一年の始まりからこんなで大丈夫かしら、ワタシ?カメの鈍さをバカにし、油断しているウサギ。けれど、カメはマイペースにゆっくりゆっくり。寝ているウサギを追い越して見事勝利を飾る「ウサギとカメ」のお話は誰でもよく知ってますね。・・・って、これ、イソップだったんだ!大昔の人・イソップさんが作ったと言われる寓話(童話じゃないんですねぇ)のうち19のお話と、彼がどんな人だったかについて書かれた絵本です。イソップさん、謎の多い人みたいで、そもそも実在したのかどうかもアヤシイ感じ!?神様に声をもらったとか書いてあるし。彼についての前置きが長くて、最初の部分は子供達にはツラそうです。物語だけ読みたい方はまずそちらを読んでから、興味がわいたら解説(前置き)に戻りましょう(^^;物語は、有名なものからそうでも無さそう?なものまで。ウチの娘は19本中16〜7知ってて、私は12。中には「え!?これもイソップ?」って話もありますね。他の作者とゴッチャになってるのもあるし。どの話も文が左に1ページ・絵が右1ページと短く、スラスラあっさりと読めてしまいます。文の最後にはその話から読み取れる教訓も載っていて、読み終わると必ず「なるほど!」と。今NHK朝ドラで、「誰それが言いました『・・・』だと」ってイケメンふたりが張り合ってますが、そんな場面でサラリと引用できたらかっこいいかも!?話が逸れました。収録されているのは、「ウサギとカメ」「肉をくわえた犬」「キツネとブドウ」「北風と太陽」「オオカミがきた!」「ネコのくびに鈴」「アリとキリギリス」「キツネとネコ」「カラスと水さし」「王さまをほしがったカエル」「オオカミと子ヒツジ」「キツネとツル」「棒のたば」「子ガニと母ガニ」「町のネズミといなかのネズミ」「カエルとウシ」「キツネとカラス」「ライオンのわけまえ」ね?タイトル見ただけで「あぁ、あの話!」って思うものがいくつかあるでしょう?改めて読んでみると、懐かしさと同時に新たな発見があるかもしれませんよ^ ^イソップ寓話集 19のおはなしとイソップにまつわる伝説と歴史著者:文/バーバラ・ベイダー 絵/アーサー・ガイサート訳/いずみちほこセーラー出版 1994年12月発行
2013/01/11
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世界を手中に収めようと暴走する神々を止め平衡を取り戻すため、仲間の元を離れ旅に出たアモス。世界の果てを越えたアモスは、足りない力の石を渡すため“気の大陸”の“仮面を持つ者”を探していた。その頃、他の大陸を旅立った“仮面を持つ者”達も、集結場所を目指しそれぞれの旅を続け・・・。図書館で借りました。世界を巡り争う善と悪の神々を治めるため、白い貴婦人に選ばれ仲間達と旅を続けてきた少年アモスの物語も、いよいよ最終巻です。ここまでずっと共に苦しい旅を繰り返してきたベオルフ・メデューサ・ロリアを故郷の大陸に残し、ドラゴンのマエルストロームだけを連れて旅に出たアモス。それは、“仮面を持つ者”として最後の使命を果たす、とても重要で、知恵と勇気を試されるものでした。世界に果てがあると教えられてきたアモス達ですが、まずは果ての外に出て、別の大陸出身の見知らぬ新たな仲間と合流しなければなりません。アモスがまず向かったのは、“気の大陸”。ここの“仮面を持つ者”チェルレは力の石が足りず、仮面の力を発揮することができずにいました。そこで、ロリアに作ってもらった石を届けに行くのです。ところが、悪い神々に捕らえられてしまっているチェルレ。彼女を救い、石を渡すには?アモスの知恵が冴えます。あ、その前に彼女の捕まっている魔の山を登る時、案内役として小人(ドワーフ)の一種・コリガンが登場するのですが、これがちょっと面白いです。何しろ他人の話を全く聞かない。一方的に喋る喋る!でも、大事なところだけはきちんと拾ってて、頼んだことはやってくれる。その技?をアモスが身につける過程が良かったです。同時進行で、他の大陸出身者達の旅についても語られます。全然違った土地や風習で育ち、言葉も通じない彼ら。でも、みんな良い子ばかりですね。主人公のアモスがメインなのは仕方ないですが、彼らの話ももっと読みたかったなぁ〜。それでもう1巻くらいあっても良かったですね。そして、いよいよ4人の“仮面を持つ者”が集結!!そこにはなんと!死者の国で出会った妖精・アルキオンのミ・・・ミイラが・・・(TдT)アルキオン、一番お気に入りのキャラなのでショックです〜。そりゃあ死んでるのはわかってましたけどね。まさかミイラ・・・。故郷に残ったロリア達も他大陸の“仮面を持つ者”に絡んできて、ラストはハッピーエンドの大団円!これで終わってしまうのは惜しいけど、夢中になって読み続けてきた期待を裏切らないいい終わり方だったと思います。少〜し物足りない部分もありますけどね。外伝みたいなのが作られたらいいのになぁ〜。あと、作者紹介で「カナダでアニメ化の予定」とあるので、それもどうなってるのか知りたいです。日本でも見られるなら是非見たいですね!アモス・ダラゴン12 運命の部屋 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/荷見明子 絵/HACCAN竹書房 2007年10月発行
2012/12/12
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アモス達の活躍でバルテレミーの企みは阻止され、ジュノスは十五騎士王国の皇帝に選ばれた。新体制のもと、交易は盛んになり、彼らを中心に次第に“平衡”を取り戻し始めた世界。しばらくしてアモスは15歳の誕生日を迎える。これまでに出会ったたくさんの人々に祝われ、楽しい宴を過ごしたアモスだが、翌朝石となった姿で発見され・・・!!図書館で借りました。世界を巡り争う善と悪の神々を治めるため、白い貴婦人に選ばれた少年アモスと、彼と共に旅を続ける仲間達のお話です。楽しく平和な日々も束の間、突然石になってしまったアモス。自分が魔法を失敗したせいだと思い込んだロリアも、自ら死のうとし、仮死状態になってしまいます。ふたりを元通りに戻すため、慣れない魔法に挑むメドゥーサとベオルフ。ふたりのアモス達を想う気持ちが素敵です。先にロリアが元に戻りますが、アモスを生き返らせるには遠い山まで行かなくてはならず、旅に出る3人。実はアモスは、5つ目の仮面を手に入れるため、自分の内面世界を旅していたのでした。途中、その痕跡が現世にも残っていて、アモスの存在を感じるロリア。恋する女の子〜♪って感じで可愛いです。一方のアモスは、相変わらず真面目というか、融通が利かないというか・・・だから“仮面を持つ者”に選ばれたのかもしれませんが、もうちょっと女の子の気持ちもわかるようになった方がいいと思ってしまう私です。ヤキモキするわッ(-"-)んで、ここへ来ていきなり話がデカくなりました!世界は“果て”の先にも広がっていて、他の世界にいる3人の選ばれた少年少女と更なる“平衡”のため旅に出る話になっちゃうようです。・・・と言っても、残り1巻なんですが。アモス同様、白の貴婦人に選ばれたという他の3人。選ぶ基準ってどうなんでしょうね?みんな揃ってアモスみたいな融通の利かなさだったら読んでてちょっとイライラしそう(笑)そして、残されるロリア・ベオルフ・メドゥーサは、アモスの旅の間どんな生活をしているのでしょうか。最後までしっかりみんなの旅を見守りたいと思います。アモス・ダラゴン11 エーテルの仮面 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/河村真紀子 絵/HACCAN竹書房 2007年7月発行
2012/11/28
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バナナ、おいしいよね。食べた後、ついポイ!としてしまったバナナの皮。そこへやってきた一匹のワンちゃん。ツルッ!とすべって怒ると、“ボク”を追いかけてきた!まさかこんなことになるなんて。こういう時にピッタリな熟語、知ってるかな?図書館で借りてきました。このブログでも何度もご紹介してきた中川ひろたかサン&村上康成サンコンビの絵本です。娘にまで「ママ、この人達の本好きだねぇ」って呆れ気味に言われましたが、えぇ、好きですとも!「みッんッなッと〜もだちッ!ずっとずっとッと〜もだちッ!」で始まる「みんなともだち」の歌は幼稚園や保育園・小学校低学年の定番ソングなので(たぶん)、作者コンビは知らなくても曲は知ってる〜!という親御さんはいっぱいいるんじゃないかな?さて、今回のこの絵本。四字熟語です。「自業自得」に始まり、「心機一転」で終わります。園児や低学年のお子さんには難しいと思いますが、楽しみながら熟語に親しめる内容です。いや、むしろ大人の方がクスリと笑ってしまうかもw最初にドド〜ン!と四字熟語。その後に、中川さんの言葉で意味が書いてあります。それがなかなかユニークな解釈。例えば「一心不乱」。「カニ食べるときって、たいていの人、だまっちゃう」云々。あるある!みんな夢中になってカニの身ほじってるよね。あの姿は正に一心不乱。でも、中川さんの解説はそれで終わらない。「こういうときって必ずみんなだまっちゃうんだよなっていうやつが、必ずいる」言う言う!私が正にそう言う奴。黙ってらんない(笑)そして、そこに更に村上さんの絶妙なイラストが。文章は別に繋がってないいくつかの熟語が、絵でちょっとしたストーリーになっているものも。あのライオンくん、この後どうなっちゃうんだろ?って気になる展開も待ち受けています。これ、実は、読書好きの妹(=娘・小6)に比べて圧倒的に読書量が少なく経験値の低い息子(高1)に読ませたいと思って借りました。コイツ、言葉知らな過ぎ!!学年が上がるにつれ増える、難しい言葉の数々に怯んでいるお子さんをお持ちの方にもぜひオススメしたいですね。四字熟語ショウ 著者:文/中川ひろたか 絵/村上康成ハッピーオウル社 2007年12月発行
2012/11/22
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争う善と悪の神々の仲裁役に選ばれ、“気”“火”“水”“土”の4つの仮面を持つ14歳の少年・アモス。黄金の羊毛を手に入れる使命に失敗したアモスと仲間達は、バルテレミーの策に嵌り、深い眠りに落ちてしまう。知らせを受けた妖精の女王により目覚めたアモス達は、バルテレミーの企みを阻止する為、各地に助けを求め・・・。図書館で借りました。世界を巡り争う善と悪の神々を治めるため、白い貴婦人に選ばれた少年アモスと、彼と共に旅を続ける仲間達のお話です。女神にそそのかされすっかり人が変わってしまった、アモスの友人であり恩人でもあるバルテレミー。女神を使って裏で操っているのは、悪の神セトでした。9巻でそのバルテレミーと重要アイテム“黄金の羊毛”をどちらが先に手に入れるか競い、負けてしまったアモス達。黄金の羊毛により不死身となったバルテレミーを破るため、今までの旅で知り合った人達を集めに出かけます。メデューサは、彼女を“女神”だと思い込んでいるペガサスの国へ。彼女を慕う人々が集めた財宝に、お宝好きドラゴンの血が呼び覚まされるマエルストローム。怖ぁ〜いドラゴンになっちゃうんじゃないかとちょっとヒヤヒヤしました。可愛いまんまで良かった〜。ロリアはアモスの代理として、地獄の騎士となったヨーヌの元へ。ヨーヌ、生きてた頃よりずっと良い人ですね(^^;親切というか、バルテレミーより余程善人ですよ。ベオルフは、両親の故郷の仲間、そしてゆかりのヴァイキング達をまとめに遥か北の国へ。ヴァイキングの王様達、味方としてはとても頼もしいけど仲間にするまでがかなり面倒な人達ですね★不死身の軍団相手の厳しい戦いの一方で、仲間達には明るい話題も。8巻で悲しい失恋をしたアモスですが、やっと身近にいる暖かい存在に気付いたようです。ここから彼らがどんな恋をしていくのか、親の気持ち(笑)で見守りたいと思います。アモス・ダラゴン10 ふたつの軍団 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/宮澤実穂 絵/HACCAN竹書房 2007年4月発行
2012/11/15
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争う善と悪の神々の仲裁役に選ばれ、“気”“火”“水”“土”の4つの仮面を持つ14歳の少年・アモス。悲しい初恋を経験し、ベリオンに戻ってきたアモスを待っていたのは、母と国王ジュノスの結婚だった。ところが、町にお祭りムードの溢れる中、仲間のひとり・ロリアが突然行方不明となり・・・!図書館で借りました。世界を巡り争う善と悪の神々を治めるため、白い貴婦人に選ばれた少年アモスと、彼と共に旅を続ける仲間達のお話です。9巻はまず、アモスの母とジュノスの結婚式から。おめでたいですね〜♪さすが国王の結婚式!町をあげての大騒ぎ。夫を殺されてから不幸な目に遭ってきたアモスのお母さん。今度こそ幸せになれるといいですね。が、お祝いムードもそこそこに、早速事件が起こります。旅の仲間でありアモスを慕うロリアが、アモスから預かった短剣を狙う連中に攫われてしまいます。追いかけるアモス・熊に変身できるベオリオ・ゴルゴン族の少女メドゥーサは、無事ロリアを見つけ攫った連中から事情を聞くと、そのまま彼らについていくことに。なんと!地獄に繋がる門を開けるのだそうな!地獄と聞くと恐ろしい場所を想像しますよね。確かに7巻に出てきた地獄もかなり恐ろしそうなところ。でも、アモスがこれから立ち向かう戦いにとっては役に立ちそうな場所でもあるんですよね。そこでアモスが頼ったのが、2巻で出てきた死者の国の住人で昔アモスと同じ“仮面を持つ者”だった、エルフのアルキオン。待ってました〜、パチパチパチ♪私、アルキオン好きなのよん(*^o^*)さすがに現世に戻ってくることは無さそうだけど、協力者としてもっともっと登場して欲しいですね。大事な友人だったはずのバルテレミーが敵になり、世界を手に入れる為“黄金の羊毛”なる物を探していると知り、アモスは新たな旅に出ることに。なんとも慌ただしいです。女神にそそのかされ、すっかり悪人なバルテレミー。アモス達は止めることができるのでしょうか?心配です。アモス・ダラゴン9 黄金の羊毛 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/橘明美 絵/HACCAN竹書房 2006年12月発行
2012/10/27
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争う善と悪の神々の仲裁役に選ばれ、“気”“火”“水”“土”の4つの仮面を持つ14歳の少年・アモス。エル・バブの塔を壊したことを怒ったエンキ神により仲間達と引き離され地獄に落とされたアモスは、様々な苦難の末に地上に戻ってきた。そこで翼を持つ少女・アエリグと出会い、一目で恋に落ちたふたりは・・・。図書館で借りました。・・・また7巻の感想書かずに8になっちゃいましたね★世界を巡って争い、時に各地で災難を引き起こす善と悪の神々。それを治めるため白い貴婦人に選ばれた少年アモスと、彼と共に旅を続ける仲間達のお話です。地獄から地上に戻ったばかりのアモスは、妖鳥に襲われる少女・アエリグを助けます。背中に翼があり空を飛べる彼女は、地上の民を嫌う“イカロスの民”の住むペガサスの国の王女でした。アエリグの綺麗な瞳に魅かれるアモスと、優しくて強いアモスに一目惚れしたアエリグ。アエリグの誘いでペガサスの国に招かれたアモスですが、そこでは翼の無い者は歓迎されず、アエリグの父である王様にも冷たい扱いを受けます。いや、もうその冷遇っぷりたら。どれだけ閉鎖的なの、この国は!?アエリグの態度もどうも好きになれないんですよね。高圧的というか、ワガママの度を超している?それに、結果のためには手段を選ばないってアエリグに、疑問を感じつつ“恋は盲目”状態になっちゃってるアモスも大丈夫かしら?恋のお相手として見るなら、旅の仲間であるロリアやメドゥーサの方が余程いい女の子だと思うのですが。さて、その旅の仲間達。こちらはこちらで大変なものを発見していました。まずは、熊人間であるベオルフが父から託された伝説の槍。これ、怖ェよ!使い方に難アリですね。ベオルフはこれを安全に使いこなせるようになるのでしょうか。そして、彼らの仲間であるマエルストロームとそっくりの、もう一匹のドラゴン。アモス達によって生まれ変わったマエルストロームはともかく、ドラゴンは人類にとって災厄の種のひとつなんですよね。6巻ですっかり性格の変わってしまった友人のひとり・バルテレミーも暗躍しそうですし、アモス達の旅と戦いはまだまだ続きそうです。アモス・ダラゴン8 ペガサスの国 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/臼井美子 絵/HACCAN竹書房 2006年10月発行
2012/10/12
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争う善と悪の神々の仲裁役に選ばれ、“気”“火”“水”“土”の4つの仮面を持つ13歳の少年・アモス。さらわれた母を捜す旅の途中、奴隷として売られていたバルテレミーと再会し彼を解放したアモス一行だったが、バルテレミーは以前とはどこか違い・・・。図書館で借りました。あれ?3〜5巻って感想書いてなかったっけ?まぁいいや。世界を巡ってあらそう、善と悪の神々。お陰で各地では災害だの争いだの、人々にも災難が。それを治めるため白い貴婦人に選ばれた少年アモスと、彼の人柄に魅かれ、共に旅するようになった仲間達のお話です。奴隷として捕らえられた母や師匠を捜しに、新たな旅に出たアモス達。そこで、アモスはブラテル・ラ・グランドという町の領主・バルテレミーと再会します。この町はアモスが両親と最初に立ち寄った町で(1巻)、困っていた家族を迎え入れてくれた宿屋がバルテレミーの家だったんですよね。奴隷にされていた恩人・バルテレミーを助け、さぁ一緒に母を捜しに・・・と思ったアモス。ところが、バルテレミーは以前とは人が変わってしまったみたい?アモスの手助けどころか、自分が故郷に帰ることを主張するばかり。アモスと別れた後、なんとバルテレミーは美人に誑かされ!?あぁ、バルテレミー!!どうなってしまうのでしょう。熊人間で親友のベオルフ、魔術を操る元女王のロリア、髪が蛇でゴルゴン族のメドゥーサというお馴染みの仲間の他、前の町で案内人として仲良くなったクトゥビアや奴隷から解放したミノタウロスのミノーを連れ、旅を続けるアモス。ところが、エンキという神様が次々と災厄を送り出し、一行や近隣の人々を襲います。川の水が血に変えられ、カエル・蚊・ハチ等が次々現れ、雹(ひょう)が降り、太陽は隠れ、世継ぎが死に・・・。母の待つ、そしてエンキもいるエル・バブの塔に、アモス達は無事辿り着けるのでしょうか?・・・カエルや虫達の大群。と〜ってもイヤです。私がその場にいたら、真っ先にオダブツかも(- -;)なんだかんだで乗り越えるアモス達、偉いよ。2巻でアモスが行った“死者の町”の話もチラリ。時間が巻き戻ってアモスの記憶からは消えたはずだけど、なんとな〜く頭の片隅に残ってる感じなのがいいですね。何しろ私、あの話と黒のエルフが一番のお気に入りなので♪ラストまでの間にアモスもしっかり思い出してくれるといいのですが・・・。アモス・ダラゴン6 エンキの怒り 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/荷見明子 絵/HACCAN竹書房 2006年3月発行
2012/09/07
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知人の話を聞き、一人暮らしの男性の元からある日突然失踪したネコを探すことになったヴァイオレット達4兄弟と親戚のスー・リー。ところが、捜索を始めてすぐに、怪しい人々が彼らの周りに現れ・・・。図書館で借りてきました。14歳のヘンリーを頭に、ジェシー、ヴァイオレット、ベニーの4兄弟が、飼い主の元から突然消えたネコを探すうちにその裏に潜む事件に挑む、ミステリー仕立ての児童文学です。タイトル見て借りてきたのは息子なんですが、アイツはミステリーが苦手か?中身が想像と違ったか?それとも最初の方の設定説明が面倒だったか?(コレは私も思った★)なんか気力がどんどん落ちてくみたいで読み進まず、半ば放置されてるのを私が読んでみました。うん、まぁ子供向けミステリだと思えば、話が進んでくればそこそこ面白かったですけどね。息子には向かないかもなぁ。単なる迷子ネコかと思われたこのネコの失踪。ポスターを貼ったり、ネコに詳しい人物を当たるうちに、次々と怪しい大人達が現れます。動物ホームからの帰り道、子供達をつけた男は何者?ネコをたくさん飼っている教授が保護したネコとは?そして何より、なぜネコは失踪したのか?ラストはネコ好き、特に多頭飼い経験者なら「うんうん」とうなずきたくなる結末が待っていますw実はこの本、「ボックスカー・チルドレン」というとても長いシリーズの中の1冊で、原作者のウォーナーさんは19冊を書き残し1979年に死去。その後他の人が続編を書き継いでいるそうです。なので、42巻となっているこの本は原作者さんの作品ではないと思われるのですが、実際に書いたのが誰かは表示ナシ。私にはそれがこの本一番の“なぞ”です(^^;ボックスカー・チルドレン42 ネコのなぞ原作:ガートルード・ウォーナー 訳/小野玉央日向房 2006年11月発行
2012/07/13
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今から千年ほど昔の北の海。仲間とともにロシアへ遠征に行くことにしたフラーケ地方のバイキングの族長・ハルバルは、とても賢い息子のビッケを連れていこうと考えます。ところが、どうしても嫌だと村に残ったビッケ、そこへ父の危険を知らせるハトが飛んできて・・・。図書館で借りてきました。バイキング族長の息子で、力ではなく知恵で色々な難問を解決していく、“小さなバイキング”ビッケのシリーズです。1・2冊目は感想書かずに返却してしまったので、とりあえず3冊目から(^^;「小さなバイキング・ビッケ」と聞いて「ビッケ、ビッケ、ビッケはちいさなバ~イキング~♪」っていう歌が頭に浮かんだ人は、私と同世代?!小さい頃アニメで見てましたよ~、懐かしいなぁ。原作があるとは全然知りませんでしたけどね。1冊目で父のピンチを救い、バイキングデビューしたビッケ。2冊目でも遠征先で父と仲間達が困ったことに遭遇するたび、戦うのではなくその賢い頭で切り抜けてきました。3冊目では、遠征よりひとり静かに過ごす夏を選んだビッケ。が、やっぱり父の行く先で事件が起きてしまいます。通行を邪魔するアイスランド人に、町での取引を禁止する王様。次の町でも、奇数を使わず偶数だけで数える門番に、民の食事を奪い自分だけブクブク太りまくるデブ国王。バイキングの仲間達はもちろん、困っている町の人々もなんとかしてあげたいと考える心優しいビッケ。知恵を絞り、ムチャクチャな大人達に挑戦していきます。タイトルにもなっている「バイキング船が空を飛ぶ」話も面白かったですけど、最初の王様とのチェス勝負も良かったな。体や腕力は最小限しか使わず、ほぼ頭の良さで乗り切るビッケ。最後は必ず成功するとはわかっていても、ハラハラドキドキさせられて、つい一気読みしてしまいます。機会があったら、もう一度アニメも見てみたいですね。ビッケと空とぶバイキング船 著者:ルーネル・ヨンソン絵/エーヴェット・カールソン 訳/石渡利康評論社 評論社の児童図書館・文学の部屋 2011年11月発行
2012/06/27
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世界を巡って争う善と悪の平衡を取り戻すため、白い貴婦人により“仮面を持つ者”という仲裁役に選ばれた12歳の少年・アモス。ある国の領主の企みを打ち破り、石像となった人々を救ったアモスと親友ベオルフは、隣国ベリオンで平和に暮らしていた。ところがある日、見知らぬ国の若き女王一行がアモスを訪ねてきて・・・。図書館で借りました。1巻で“仮面を持つ者”となり、“気の仮面”を体に取り込み空気を操る力を手に入れた主人公アモス。旅の途中で知り合った熊人間の少年・ベオルフや不思議な老人・ジュノスと共に悪と戦い、友情を育みながら、自分の使命も知ることとなりました。そして、2巻。アモスに“火の仮面”を届けるため、長く苦しい旅をしてきたロリアという11歳の若き女王とその一行が現れます。その頃、死者の天国行きと地獄行きを決める裁判所のある“死者の町”ブラハでは、天国と地獄に続く扉が突然閉まり、あふれる死者に判事達が困っていました。ロリアはアモスにその解決を依頼、彼を一時的に仮死状態に。ブラハに向かうことになったアモスですが・・・。行くことになったのはいいけど、“死者の町”って結構遠いのね。ステュクスという名の死の河を、船に揺られて数週間。これって日本で言う三途の川かな?パッとあの世に渡してもらえる訳じゃないのねぇ(- -;)この長い船旅と、ブラハに着いてからの話は面白かったです。特に、ブラハの泥棒組合の頭目である黒いエルフ(妖精)。いいキャラだなぁ~。その手下の“影”もすっごく役立つ!“死者の町”に居るってことは既に死んでるってことで、今後たぶん出番無さそうなのがと~っても残念です。アモスがブラハで色々な人達と出会っている間、現世でもベオルフ達に事件が起こっていました。アモス不在でも、自分達にできることを最大限やっておこうと奮闘するベオルフやジュノス。友への信頼っていいですね。でも、それが悲劇を生むことに・・・。と思ったら、アモスが現世に戻る時にとんでもない大逆転が!えぇ~ッ?それはちとズルイんでないかい!?全体的にはハラハラドキドキの連続でとても面白かったけど、そこだけちょっとスッキリしない気もするワタシなのでした(^^;アモス・ダラゴン2 ブラハの鍵 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/臼井美子 絵/HACCAN竹書房 2005年7月発行
2012/06/22
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サバンナにやってきた、かんたんせんせい。そこにオスのライオン・バムが訪ねてきました。ライオンと呼ばれることを嫌がるバムが、かんたんせんせいに相談したこととは・・・?この作者の本を片っ端から読んでる息子が図書館で借りてきました。先日ここの日記でもご紹介した「カピバラ」とも同じ作者さんです。サバンナで一頭のライオンと出会ったかんたんせんせい。・・・そもそも“かんたんせんせい”って誰?よく見たら、これ、シリーズものの2冊目でした。あれま☆布一枚まとっただけのような服装にぞうり姿。後ろからも見える長いおひげが特徴?確かにお名前通りシンプルな格好ですね。自分がライオンであることが嫌だと言うバムは、ハムスターになりたいと訴えます。そこで、かんたんせんせいは・・・!?次々と色んなアイディアを考え出すかんたんせんせい。なんでも解決してくれそうですね。ちょっと変な方向に行ってる気もしますが(笑)特に、木彫りのハムスターをバムの頭に載せる場面。挿絵がとっても可愛くて、でもかなり変ですwww面白くて、文字が大きく簡単なので、小さいお子さんへの読み聞かせにもちょうど良いと思います。・・・が。息子よ、ちょっと待てΣいくらなんでもこれはあまりに簡単すぎないか!?同じ作者でも「カピバラ」は、主人公の家庭の事情とか複雑で、キャラ名も難解だったりして「おとなでも楽しめる」感じだけど、これはいかにも「お子ちゃま向け」、児童書のフリした絵本だぞ!作者で選んで読破を目指すのもいいけれど、高1男子として中身ももうちょっと選んで欲しいわ~(- -;)かんたんせんせいとライオン著者:斉藤洋 絵/大森裕子講談社 どうわがいっぱい 2008年2月発行
2012/06/16
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横暴な領主に耐え、両親とともに貧しい生活を送る12歳の少年・アモス。ある時、食糧を求めて行った入江のほら穴で死に瀕する人魚の女王と出会ったアモスは、彼女に選ばれた“仮面を持つ者”としてタルカシスの森に白い石を届ける依頼を受ける。知恵と勇気で領主の元を抜け出し、両親と旅を始めることになったアモスだが・・・。図書館で借りました。善と悪のバランスを保ち、平和を取り戻す為に人々の中から選ばれる“仮面を持つ者”。女神によりその運命を託されることになったひとりの少年の、冒険ファンタジーです。人魚の女王の依頼を機に、暴君ののさばる地を離れ、遠くタルカシスの森を目指すことにした、アモスと両親。アモスは賢い頭を使って、初っ端から領主をやり込めます。読んでるこっちはちょっとヒヤヒヤするけれど、アモスの賢さを認める両親は信頼して任せてるんですね。ウチにもこんな子がひとり欲しいわ~(笑)旅を進めるうち、一家は奇妙な光景に出会います。街中がしんと静まり、動くものは何もいない。代わりにたくさんのよくできた石像が。髪も衣服も本物そっくり、人だけでなく犬や家畜まで。そのどれもが恐怖の表情を浮かべ・・・。街を通り過ぎ、隣国の首都に辿り着いてからは登場人物が増え、話がどんどん進んでいきます。熊に変身できる動物人間で、アモスと仲良しになるベオルフ。一家に優しくしてくれる騎士・バルテレミー。魔法使いを狩り続ける領主・ヨーヌ公etc。アモスはヨーヌ公と対立するハメになりつつ、ベオルフの協力により人々が石像にされた理由を探ります。と同時に、自分に託された白い石の謎にも迫ります。それらが徐々に絡み合い、アモスの知恵で解決されていく。テンポもよく、ついつい一気に読み進めてしまいました。それにしてもアモスの頭の回転の速いこと!時には一度にふたつもみっつも解決しちゃうんですよね。それも結構その場の即断で。ラストに辿り着く頃には、読者も彼を信頼しきっていること間違い無し!タルカシスの森で自分の使命を知ったアモス。悪はまだまだその手を伸ばし続けています。監訳者あとがきによると、この話は全12巻もあるのだとか。う~ん、先は長い!アモスの活躍がますます楽しみです。アモス・ダラゴン1仮面を持つ者 著者:ブリアン・ペロー監訳/高野優 訳/野澤真理子 イラスト/HACCAN竹書房 2005年6月発行
2012/06/13
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遊園地で観覧車に乗る、たけしと両親。登っていく途中、突然たけしが叫んだ。「おしっこ!」あらあら、大変。トイレはどこだ!?図書館で借りてきました。この前貸出中で先に2冊目を借りたえさがしシリーズ「いってみたーい」の、1冊目の方です。今回も色んなところで色んな物や人を探します。まず最初にどこで何をしているか説明して、次の見開き2ページで依頼されたものを捜索。遊園地ではトイレを、お風呂屋さんではじいちゃんを。お祭りに行けば娘がはぐれ、回転寿しではえびを待ち。それぞれのページには他にも3つずつ指定があり、終わったあともオマケの探し物があるのは「いってみたーい」と同じ作り。えび、見つけにくかったです。飲み屋のおでんの海も、似たような具がいっぱいで難問。どちらも有り得ない具材が色々あるし・・・そこがまた面白いんですよね(笑)最後から2つ目の野球場も、かなりの難問。仕方ないから次行っちゃえ~ッ!って、めくって驚いた★えぇ~~~ッ?だ・ま・さ・れ・たーーーッ!!!表紙や裏表紙、表2・表3(表紙・裏表紙それぞれの裏)にも探し物や仕掛けがあるし、絵を眺めるだけでも発見があるので、時間をかけてじっくり楽しむのも良いと思います(^_^)bえさがしえほん1どこどこどこ いってきまーす著者:長谷川義史ひかりのくに 2004年1月発行【送料無料】どこどこどこ(いってきまーす)価格:1,260円(税込、送料別)【送料無料】どこどこどこ(いってみたーい)価格:1,260円(税込、送料別)
2012/05/25
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小学校に通わず、ちょっと変わった生活をしている「ぼく」。水族館のジンベエザメを見て元気がないようだと思った数日後、「ぼく」の住むマンション38階の部屋を、なんとマンタが訪問!ジンベエザメに元気を取り戻す手伝いを頼まれ・・・。図書館で借りてきました。息子がよくこの作者さんのペンギンのシリーズを借りるのですが、【送料無料】ペンギンたんけんたい価格:1,155円(税込、送料別)私は全然読んだことが無く、タイトルのカピバラに魅かれてこちらを借りてみました。窓ガラスをすり抜け、「ぼく」の家に入り込んだマンタ・・・もといオニイトマキエイのトイフェルスマイスター(←名前)。口で負けたというか、半ば強引に押し切られ、彼に協力してジンベエザメの為の調査をすることに。昼間はお互い普通の生活があるので、夜中にこっそり抜け出して、あちこちに出かけていきます。「ぼく」の提案で、まずは図書館に向かったふたり。そこで声をかけてくるのが、タイトルにもなってるカピバラ。なんと名前は「ウマヤドノオウジ」。これ、自分で決めたそうです。カピバラのクセに(笑)調査には加わらないけれど、「ぼく」の家には出入りするようになったウマヤドノオウジ。そのマイペースぶりが、ふてぶてしくも可愛いです♪あぁ・・・一緒にお風呂したい~。でも、オスだし、「ぼく」に「男同士なら道徳的に問題ない」と話してるから、私とじゃダメって言うかしら?手がかりを求め、後半では竜宮城へ向かう「ぼく」達。竜宮城って、あの竜宮城ですよ。浦島太郎の。あれあれ、本人も登場ですか。え?こんな人なの浦島さん?さらに別の日には、桃太郎と鬼の“試合”の見学も。え~、なんかイヤだなぁ。このおとぎ話の主人公達。というか、説明(設定)とかちょっとくどくて、面白くない訳じゃないけど、無くてもいいかもと思ったり。色んな動物達と出会いながら、調査を進める「ぼく」。はたして、ジンベエザメの元気が無い原因は何か?そして、それを取り戻す方法とは?ラストで、「ぼく」自身にも少し変化と成長が感じられるところが嬉しいですね。「おまえだ!」とカピバラはいった 著者:斉藤洋講談社 書き下ろし100冊講談社創業100周年記念出版2008年11月発行【送料無料】「おまえだ!」とカピバラはいった価格:1,260円(税込、送料別)
2012/05/22
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パーティーの準備で忙しい誕生日の朝、女の子のお気に入りのくまのぬいぐるみが小鳥に連れ去られてしまいました。空を飛び、旅の最初に着いたのは森の学校。でも、黒板に向かう5つの座席はからっぽ。内緒話中の小鳥やお食事中のリスはどこ?図書館で借りてきました。「ミッケ」や「ウォーリーをさがせ」のように見開きページの中から指定されたものを探す「かくれんぼ絵本」です。このシリーズ、確かず~っと前にもご紹介したような?「ながいたびのさがしもの」は最新刊。「つきよのばん」「もりのなか」「とびらのむこう」「ふしぎなまち」「ながいたび」・・・と5冊出ていて、「もり」以外は既に借りてますが、「とびら」も「まち」も感想書いてないや(^^;主人公も黒ネコ・ワンちゃん・・・ときて、今回はぬいぐるみのくまちゃん。小鳥に連れられ、長い長い旅が始まります。作者の山形明美さんは人形やジオラマを作る造形作家で、登場するのは、とっても可愛い小物や人形達。ドールハウスの世界です。こういうの好きだなぁ~♪動物達の質感がちょっと硬く感じられるのが残念ですが(ぬいぐるみのくまなのに、いかにも粘土なとことか)、家具や食べ物、砂山などはとてもよくできていて、私も欲しい!作りたい!遊びたい!とワクワクしちゃいます。・・・いや、私には絶対作れないけどさ。(↑立体物作成絶望的なヒト★)お気に入りは、23匹のねずみのキッチンと、砂漠越え。キッチンではピザづくりの真っ最中!おいしそうなピザに混じって、有り得ない具材も。砂漠は、最初に“何かの骨”が目に飛び込みました。遭難したか、ヘビに喰われたか・・・ブラックだわぁw難易度はたぶん低めだと思うので、初めての人や小さいお子さんでも楽しめるかと。可愛いものをいっぱい眺めたい人にもオススメです(^_^)bどこ?ながいたびのさがしもの 著者:山形明美講談社 2011年10月発行【送料無料】どこ?(ながいたびのさがしもの)価格:1,470円(税込、送料別)
2012/05/03
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エイミーの家に突然現れた、小さなほうき。いくら掃いても全然綺麗にならず、しかも置いた場所から消えてはなぜか別の場所に。魔法のほうきだと気付いたエイミーは、ほうきに乗って友達のジーンと遊びに出かけ・・・。図書館で借りてきました。この魔女シリーズも、これで5冊目のご紹介です。シリーズには毎回、・女の子とその弟、または女の子と友達の2人組・(魔法が上手ではない)魔女・魔女に関係する、または鍵となるネコが登場します。が、あれれ?この本の表紙にはネコがいない!不思議に思って読んでみると、ネコは今回全くの脇役。2シーンくらいちょこっと登場するだけで、たいした活躍も無く・・・ネコ好きには物足りないわ~。ある日、エイミーの家にやってきた魔法のほうき。エイミーとジーンのふたりがその謎に迫ります。彼女の家には同じ頃お騒がせな青い鳥も現れ、どうやらその鳥もほうきの秘密に関係してるみたい。一体このほうきはどこからやってきたのかしら?エイミーとジーンがほうきに乗って遊ぶのが面白いです。飛べなくなっちゃった時はちょっとドキドキ☆エイミーとほうきの夜の冒険も良かったですね。後半に入ると、年配の“むらさきの魔女”が登場、そこからだんだんほうきと鳥の謎が明かされます。自分で判断して動けるほうき、グッジョブですよ(^_^)bただ、最後の方で鳥がバタバタ行動する辺り、少々場面の繋がりが悪いというか、なんかよくわかんないな~というところもありました。ただのイタズラなのか、理由があるのか?たぶん後者だと思うのですが、関連がわかりづらいので、ラストにどうもしっくり来ない感じが残りました(^^;魔女の本棚シリーズ5 青魔女とほうき著者:ルース・チュウ 訳/日当陽子 絵/たんじあきこフレーベル館 2008年11月発行【送料無料】青魔女とほうき価格:819円(税込、送料別)
2012/03/29
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神社で3つのお願いを願かけした帰り道、崖から足を踏み外し三途の川に来てしまったコースケ。彼はそこで、作務衣を着た一匹のネコに出会う。あの世へ渡る舟に乗るはずのコースケだが、お願いを聞いた神様の計らいで乗船を6日間だけ延長してもらえることとなり・・・。ネコが気になって(笑)図書館で借りてきました。ひょんなことで死んでしまい三途の川のほとりに来た少年が、渡し舟の待合所の住人達に助けられながら最後の6日間を過ごすお話です。神様に願かけしたお願いは神様に叶えてもらうのではなく、自分で叶える努力をし、それを神様に見せなきゃいけないのね(^^;そんな訳で、願かけした3つのお願いを叶えるため、6日間の命の延長をしてもらったコースケ。が、元々ちょっとダメな感じの少年で、3つのうち2つで早くも惨敗してしまいます。最後に残ったお願いは、テニスの団体戦でのベスト8進出。ところが、コースケはテニスもチームで一番のド下手で・・・。待合所の住人達が面白いです。責任者のネコに、スーツ姿の番頭さん。それからカラス。みんな、言いたい放題だけど、何だかんだで親切です。ネコに付き添われ、お願いを叶えようと行動するコースケですが、テニス部では他の部員ともギクシャクな感じ、しかもテニスも下手。こんなんでいいの?と心配になります。が、ネコや彼を気にかけてくれる人達のおかげで、少しずつ変わってくるコースケ。最初はダメダメだけど、だんだんやる気になっていく様は読んでいるこちらも楽しいし、応援したくなります。そして、いよいよ6日目を迎え・・・。ネコは世を忍ぶ仮の姿で・・・というか死者の魂が入った偽物のネコなので、それがちょっとガッカリでした。特に正体がわかった後。でも、ネコ(の中の人)のエピソードや物語の中での役割はなかなか良かったです。コースケにとってもこのネコとの出会いは貴重な体験になったんじゃないかな。ノミを指摘するコースケとネコのやり取りも可愛いかったです。ティーン向けではありますがそれ程子供っぽさは感じないので、大人にもぜひ読んでみて欲しいですね。願かけネコの日 著者:那須田淳 絵/スカイエマ学研 ティーンズ文学館 2011年12月発行【送料無料】願かけネコの日価格:1,260円(税込、送料別)
2012/03/23
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ロビンとアンディ姉弟がある日見つけた“ゼルダの店”。ショーウィンドウにいた白い小猫が気になったふたり、家に戻るとネコも後から着いてきていました。翌日、ネコを返しに再び店を訪れたふたりは、ゼルダの言いつけで1時間だけ店番をすることになり・・・。図書館で借りてきました。アメリカの作家ルース・チュウの魔女のシリーズ4冊目です。これもまた他3冊との関連はなく、単独で楽しめます。このシリーズの特徴は、タイトル通り魔女が出てくることともうひとつ、猫が必ず登場します。今回も表紙にたくさんのネコ・ネコ・ネコ!!これは期待できる!?と思ったら、そのネコ達の正体は・・・。ゼルダの白い小猫は可愛いけれど、他のネコどもはシリーズで一番ガッカリしたかも(- -;)偶然、魔法の銀みがきクリームを手に入れた姉弟が、それで小鳥型塩・コショウ入れを磨くとあら不思議!本物の小鳥になって飛び回ります。でも、親にナイショで部屋で小鳥・・・ウチは許しませんよ(笑)下手すりゃ大惨事ですからね、どりちゃん達いるし。ゼルダはまだ魔女として認められていないそうで、魔法も上手に使えないみたい。なんとか魔女仲間に加わろうとしてるゼルダ、彼女は一人前の魔女になれるのでしょうか?話自体もエピソードが少々細切れな感じで、繋がりが悪いような気がします。シリーズ共通のワクワクドキドキもあるにはあるけれど、個人的にはちょ~っとイマイチな作品かなぁ。シリーズはまだ続いてるので、お次に期待。ネコもね(^^;魔女の本棚シリーズ4 13番目の魔女著者:ルース・チュウ 絵/たんじあきこ訳/日当陽子フレーベル館 2008年9月発行【送料無料】13番目の魔女価格:819円(税込、送料別)
2012/03/17
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ブランコが大好きな猫を追い庭に出て、奇妙な光景に気付いたローラ。席が二段に作り替えられ、下の段には猫が。そしてなんと、上の段にはさかさまに座ったおばあさん!今朝突然さかさまになり戻れなくなったというおばあさん、ローラの助けでとりあえず家に入りますが・・・。図書館で借りてきました。以前にも借りたことのある魔女シリーズの3冊目です。シリーズといってもそれぞれの作品に関連は無く、続き物ではないのでどこから読んでもOKですよ。ブランコのせいでさかさまになってしまったと思われる、魔女(と呼ばれるのは嫌いらしい)のおばあさん。ブランコや木にさかさまにくっついてます。そこを離れると「空に落っこちて」しまうので、家に入るだけでももう大変!ローラとその友達ジェインが原因究明に乗り出しますが・・・。おばあさんの使ったバスマットにも魔法がかかったようで、宙をフワフワ飛べるようになるのが面白いです。空飛ぶホウキやじゅうたんならよくあるけれど、バスマットって安定性が不安かも?でも、言う事聞いてくれる良い子(マット)なんですよ(笑)魔法を解く為せんじ薬を作ろうとするおばあさん。ところが自分では材料も集めに行けません。必要なのは、トリカブトに毒ウルシにヒキガエルetc。え~、それどうやって集めるの!?大変そうではありますが、冒険みたいなワクワク感も。はたして、さかさまの魔法は解けるのでしょうか?魔女の本棚シリーズ3 さかさま魔女著者:ルース・チュウ 絵/たんじあきこ訳/日当陽子フレーベル館 2005年6月発行【送料無料】さかさま魔女価格:819円(税込、送料別)
2012/03/15
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恐竜展を見に来た男の子。ずうっとむかしにいたきょうりゅう、いきてるところをみたかった。よし、ステゴサウルスにあいにいこう!図書館で借りてきました。「ミッケ」や「ウォーリーをさがせ」のように、ゴチャゴチャした中から指定の人や物を探すえさがし絵本(かくれんぼ絵本とも)です。ステゴサウルスに海賊の親分、悪代官に白馬の王子様。場所もキャラもどんどん変わっていきますが、必ず探しに行った依頼人本人も別世界に登場します。まず最初に依頼人が誰に会いたいかというお話をして、次の見開きページでそれを探す。依頼の他にも各場面ごとに「これも一緒に探そう!」と3つずつ指定があり、全部見つけ終わっても最後にオマケの探し物が。「ミッケ」等に比べるとボリュームは少々寂しいですが、絵そのものが独特で面白いので、探し物以外でも変なものはいっぱい見つかります。作者・長谷川義史さんの絵本といえば、何年も前に絵本のイベントで見かけ興味を持ち、こんなのやこんなのも借りてきたことがありますね。今回の「いってみたーい」はえさがしシリーズの2冊目らしく1冊目は貸出中だったので、次回はぜひ1冊目も借りてみたいです。えさがしえほん2どこどこどこ いってみたーい著者:長谷川義史ひかりのくに 2004年3月発行【送料無料】どこどこどこ(いってみたーい)価格:1,260円(税込、送料別)
2012/03/02
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あるところに、息子と二人暮らしをしているBさんという女性がいた。ある時、息子が突然近所のお稲荷さんに参詣を希望。それが叶うと次は浅草の観音様に、と言い出した。少々体調に問題のある息子を心配した母が止めると、数日後に息子がぷいと姿を消し・・・。図書館で借りてきました。「姑獲鳥の夏」等の京極堂シリーズや映画にもなった「豆腐小僧」等で知られる京極夏彦氏の短編集です。・・・と、この前借りてきたばかりには書いたのですが、どうやら京極氏のオリジナルではなく、江戸時代に書かれた「耳袋」という友人知人やご町内の面白い話・奇妙な話を集めた書物から怪談っぽいアヤシイ話を選んだ本だそうです。全部で35編収録。怖い話・・・というよりは、不思議だなぁ?なんだったんだろうなぁ?と首を傾げたくなるような、悪く言えばちょっと腑に落ちない話が多いですね(笑)昔話と言えば化かした・化かされたとよく言うように、狐に猫、亀に河童と動物の出てくる話も。中でも猫は3編で最多かな?悪者扱いされてる訳じゃないんだけど、どの話でも猫にしてみれば気の毒というか・・・いや、猫好きにしてみれば眉根を寄せたくなるというか。例えば「遺言にするほど」という一編。Aさんの家では祖父からの遺言で猫を飼ってはいけなかった。なぜかというと・・・祖父と猫が縁側でひなたぼっこしていた時雀がやってきたものの、猫が飛びかかる前に逃げてしまった。それを見た猫の鳴き声が「残念・・・」と聞こえ、驚いた祖父がふざけて「魔物かッ!」と脅してみせると、ビックリした猫は毛を逆立てて怯え、祖父に向かって今度ははっきり言い訳の言葉を残すと逃げ去った・・・。いいじゃん、猫が喋ったって。まぁ驚きはするだろうけど、そこで火箸まで持ち出していじめるなよ。言い訳して去っていった猫が気の毒だわ。(猫好き目線w)最初にご紹介したあらすじは、「ただいま」というお話。数日行方不明になった息子がその後遺体で発見されたが、それからさらに数日後、なんと・・・!!これはかなり奇妙で、本人(息子)にしてみれば気味の悪い話。でも一番気に入りましたね。いや~、不思議不思議。全編、話の後に原文も収録されているので、比較してみるのも面白いです。元は江戸時代の話なのに、京極氏の話では源蔵さんがGさんで花田さんがHさんだったり。ミーティングやルール等カタカナ言葉も使われていて、漢字はほとんどカナが振ってあるので、小学校高学年(ウチの娘)くらいから読めそうです。たまには怖くない怪談ってのもいいですね。今、冬ですしw旧怪談-ふるいかいだん- 著者:京極夏彦メディアファクトリー 2007年7月発行【送料無料】旧怪談価格:1,000円(税込、送料別)
2012/03/01
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建物の偶然の配置により、地球上に浮かび上がった「ここは空き地ですよ」マーク。母の再婚で小夢野市に転校してきたタケルは、地球支配の目的で次々送られるエージェントを取り締まるためやってきた宇宙人・しのぶと出会う。親戚として、級友として付き合ううち、異星人という垣根を越え絆が芽生えつつあったふたり。だが、小夢野市は異常気象が続き、しのぶは・・・。図書館で借りてきました。昨年ハマった後藤みわこサンのシリーズの最終巻です。年中晴天なはずの小夢野市で、最近ずっと降り続く雨。雨が苦手なしのぶは体調不良が続き、降雨実験に携わる天気予報士のタケルの叔父は、仕事にならず大弱り。母の妊娠により自分が母の実子で無いことを知ったり、ある理由から長年父だと思い込んでいたタレントが実は同級生の父だと判明したり、とにかく色々なことが立て続けに起こり、家に学校に・・・と大忙しで走り回るタケル。3巻の後半から読者にとってもビックリなことがいっぱい明かされ始めました。それにしても、タレント・如月幸長の父親疑惑は割と早い段階でなんかオチがあるんじゃないかな~?とは思ってましたが、まさかお母さんまで実の親じゃないとは!これはタケルもショックだったでしょうね。いやはや驚きました。んで、「聞かなかったから答えなかった~」っていうお母さんの感覚・・・ちょっと呆れちゃいます。子供にとっては重大事件であり、そう簡単に切り出せる話題じゃないでしょーが。それだけでも充分パニック状態なタケルを、さらに動揺させる事実が!なんと、雨の原因はしのぶ自身!?小夢野の雨を止めるため宇宙に帰ろうと考えるしのぶ。タケルはしのぶを引き止められるのか?そして、エージェントの侵略から地球を守る術はあるのか?ちょっぴりせつない展開にドキドキの連続です。・・・が、なんかすご~く続きの気になるところで終わってしまうのですよね。この作者さんの本は何冊か読んできて、そのたびに言ってるような気もしますが(^^;「ぼくのプリン・・・」はラストでやっとこれから恋が始まるって感じだったし、「H」シリーズも謎が解けて「さぁそこからどうなる!?」ってとこで終わっちゃった。「秘密の菜園」も正体が判明してこれから友達としてどんな学校生活になっていくのか、とても気になった。あぁぁ~~~、オチのついた感じがしない~~~。作者様には、機会があればぜひどこかでそれぞれの話の後日談をお聞かせ願いたいものです。タケルとしのぶの未来もそうだし、実は一番気になってるのはHシリーズだったりしますがwボーイズ・イン・ブラック 著者:後藤みわこ講談社 YA!ENTERTAINMENT 4巻は2008年11月発行【送料無料】ボーイズ・イン・ブラック(4)価格:998円(税込、送料別)
2012/02/23
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娘が午前中、近隣小学校の5年生を集めた合唱団のリーダー講習会に参加。その会場の隣がいつも行く図書館なので、終了後の待ち合わせをそこにして、本を借りました。冬休み明けから体調悪かったり、息子の受験があったり・・で全然図書館通いできませんでしたからね。ちょい久し振りです。私が借りたのは、こんな感じ↓【送料無料】ボーイズ・イン・ブラック(4)価格:998円(税込、送料別)「ボーイズ・イン・ブラック」の4巻。これで完結かな?主人公の家庭問題と、宇宙人な相棒との結末が気になるw【送料無料】どこどこどこ(いってみたーい)価格:1,260円(税込、送料別)「どこどこどこ いってみたーい」確かずーっと前にご紹介したことのある作者さん。「ウォーリーをさがせ」や「ミッケ」みたいなかくれんぼ絵本です。子供達にもやらせよ~っと。【送料無料】旧怪談価格:1,000円(税込、送料別)「旧怪談」京極堂シリーズや「豆腐小僧」等で有名な京極夏彦氏の本。児童書コーナーにあったので、京極堂よりは短時間で読めるだろうと思いまして(^^;「豆腐小僧」も借りようと思いつつ、京極氏ならではのあの厚さでなかなか手が出ません。あとは、娘かダンナに作ってもらおうと(自分でやらんのかいッ)、ペーパークラフトの本も借りてきました。【送料無料】 セントバーナード & アメリカンショートヘア くもんのペーパークラフトジュニ...価格:546円(税込、送料込)アメショー(猫)ができるんですよ。型紙とって色塗り替えて、ウチの子と同じ模様を・・・は面倒くさいか。娘はハリポタ関係の本(本編ではなく料理とか世界とかを解説してるようなもの)を4冊も借りてきたので、時間があったら私のちょこっと読もうと思います。
2012/02/18
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メアリー・ジェインがひとりで留守番をしていると、突然玄関のベルが鳴り、そこには黒ずくめでなぜか大きなそうじきを持ったでぶっちょの魔女が。魔女を追い払ったメアリー・ジェインですが、後には一匹のやせこけた黒ネコが残されていました。喋るネコの要求に従い、家に入れ食べ物を与えたメアリー・ジェインでしたが・・・。図書館で借りてきました。「魔女とふしぎな指輪」と同じシリーズですが、続き物ではなく、別の魔女と子どもとネコのお話です。水曜日になると魔力が高まり、そうじきに乗って空を飛ぶ魔女。『やっかいごと』を探しているようで、メアリー・ジェインがこっそり使った母の香水、その名も『やっかいごと』に魅かれて彼女の家に来たのでした。魔女の扱いのひどさに逃げ出したネコを捜し、再びメアリー・ジェインの家にやってきた魔女。ところが、壊れたそうじきの交換と間違えたメアリー・ジェインの母により空飛ぶそうじきを持っていかれてしまいます。困った魔女がとった手段が、さらに悪い事態を引き起こし・・・。これも面白かったです。短時間で一気に読んじゃいました。「魔女とふしぎな指輪」よりネコが可愛くてgood!おりこうさんで役に立ち、一家に一匹欲しくなります(笑)魔女は、2作品とも気の毒な役回り。もしかしてこのシリーズの魔女って、みんなこうなのかしら。最初は嫌な奴に見えますが、途中から応援したくなります。ドールハウスが出てくるのも良かったです。私、こういうの好きなのよね~。ミニチュア小物とか。暴れ盛りの猫どもがいると、とても広げられませんが。魔女の習性?を表現する、いいアイテムだったと思います。シリーズはもっと何冊も出ているようなのですが、2冊しか借りてないんですよねぇ。既に図書館は休館中。あぁ、全部借り占めてくれば良かった~!(って叫んだら、ダンナにそんな言葉あるの?と言われた★)魔女の本棚シリーズ2 水曜日の魔女著者:ルース・チュウ 訳/日当陽子 絵/たんじあきこフレーベル館 2005年5月発行【送料無料】水曜日の魔女価格:819円(税込、送料別)
2011/11/16
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お楽しみくじの中から出てきた、誰の指にでもぴったりと合ってしまう不思議な指輪。その指輪を当てたシャーロットとウォルトは、真っ黒な人影に後をつけられます。さらには、灰色のやせたネコが勝手に家に入り込み・・・。図書館休館で大量?に借りた本の中の1冊。あおり文句に「1970・80年代のアメリカの子どもたちを夢中にさせた魔女シリーズ」とあり、解説でも「このシリーズを読めば本嫌いじゃなくなる」とまで書かれていたので、そこまで面白いなら確かめてやろう!と2冊程借りてみました。・・・面白かったです。子ども向けなので大人がサラッと読めるのは当然ですが、ついつい夢中になり1冊3~40分で読んじゃいました。ついでに、ネコが出てくるのもポイント高いです(笑)お金を入れてツマミを回すとたまごが出てくる・・・要するにガチャですね。シャーロットとウォルト姉弟が当てたのは、指のサイズに関係無く、スルリとはまってしまう指輪。親はよくある切れ目のついている指輪だと思ってるけど、姉弟は魔法の指輪だと感じます。ただこの指輪、素直に願った通りには叶えてくれないんですよね。運命やピンチに合わせて、道を示してくれる感じ?ちょっと使いにくそうだけど、上手く扱えば便利かしら。ところが、指輪を手に入れてから魔女のような人物がふたりの周囲に出現、同時に謎のネコもやってきます。魔女の狙いはやはり指輪?絶対に触らせてくれないネコは飼えるのか?ラストはちょこっと意外な結果に終わりました。ネコ好きとしてはなんともビミョ~な気分になります。いや、とても心温まる良いラストなんですけどね(^д^;魔女の本棚シリーズ1 魔女とふしぎな指輪著者:ルース・チュウ 訳/日当陽子 絵/たんじあきこフレーベル館 2005年2月発行【送料無料】魔女とふしぎな指輪価格:819円(税込、送料別)
2011/11/11
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手違いで持ち帰った答案用紙を友達に届ける途中、風に舞った用紙を追い、見知らぬ庭に迷い込んだサカイ。そこで彼は、トマトを育てる同じ年頃のタキイと名乗る少年に出会い・・・。図書館で借りてきました。先に読んだ娘が「面白いよ!」と大絶賛(^^;最近ハマっている「ボーイズ・イン・ブラック」や「H」シリーズの作者・後藤みわこさんの本です。「ボーイズ・・・」も「メン・イン・ブラック」のタイトルパクリ(笑)ですが、これも元ネタは松田聖子の「秘密の花園」。懐かしいですね~。“ヤングアダルト”な読者層は知らないでしょ?お母様に歌っていただいてくださいw(忘れちゃったママも大丈夫、本の最後に歌詞あります)ちなみに私、歌詞見てもサビしか歌えませんでした(>_
2011/11/01
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身よりが無く孤児院で暮らす、天才少年レイニー。新聞広告のメッセージに興味を持った彼は、奇妙な試験に合格しミスター・ベネディクトに出会う。ミスター・ベネディクトの依頼で、他の3人の仲間と共に謎の寄宿学校「天才アカデミー」に乗り込んだレイニーは、学校の秘密を暴こうと校内を探り回り・・・。図書館で借りてきました。4人の少年少女が不思議な試験を受け、秘密の任務に巻き込まれていくお話の後編です。世界中に洗脳メッセージを流していると思われる「天才アカデミー」の秘密を探るため、ミスター・ベネディクトに選ばれ学校に潜り込んだ、レイニー・スティッキー・ケイト・コンスタンスの4人。優秀な成績を認められたレイニーとスティッキーは、生徒の中でも特別な役目である“使者”となり、アカデミーの校長ミスター・カーテンに近付きます。謎に1歩近付いたと思ったら、逆に2歩も3歩もピンチに陥ったり・・・。人の心を揺さぶる洗脳装置の発明者が相手だけに、任務はなかなか上手くいきません。学校の幹部から疑いをかけられたり仲間すらも信じられなくなったりしながらも、少しずつ核心に向かって進んでいくレイニー達。彼らは真相に辿り着く事ができるのか?何度もハラハラドキドキさせられます。でも、その分、続きがどうなるのかとても楽しみで、一気に読み終えてしまいました。ラストはいくつか意外な事実が明かされ、ホロリと来る場面も。予想を良い意味で裏切る、驚きの一冊でした。この冒険気分、ぜひたくさんの子供達に味わって欲しいです。最後に、ミスター・ベネディクトから読者に挑戦状のようなメッセージが。たぶんカギはアレだと思うのですが、さっぱり覚えてないよ~!・・・これじゃベネディクト団には入れてもらえませんね★秘密結社ベネディクト団 下 素直になったら負け著者:トレントン・リー・スチュワート絵/カーソン・エリス 訳/久米真麻子ヴィレッジブックス 2010年3月発行【送料無料】秘密結社ベネディクト団(下)価格:924円(税込、送料別)
2011/10/19
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身よりが無く孤児院で暮らす、天才少年レイニー。彼はある日、新聞の広告欄に掲載された子ども向けのメッセージを発見。「特別なチャンスをきみに!求む、才能ある少年少女」興味を持ち、試験を受ける事に決めたレイニー。ところが、試験問題はどれも奇妙なものばかりで・・・。図書館で借りてきました。4人の少年少女が不思議な試験を受け、秘密の任務に巻き込まれていくお話の前編です。難しい問題を解かされたかと思ったら、迷路のようなたくさんの部屋を歩かされたり。一体この試験の目的は?正解と合格基準は?誰が何の為に子ども達を集めているのか?とにかく謎だらけです。そんな中、一次・二次・・・と試験は進み、残った4人。物事を冷静に考える、頭の回転の速いレイニー。何やら隠し事のある?記憶力抜群のスティッキー。いつも道具の詰まったバケツを抱える、運動神経の良いケイト。小柄で口が悪く、まだよくわかんない存在のコンスタンス。試験後現れた男性により、見た目も性格も違う彼らはひとつのチームとして任務を引き受けることになります。試験中もだけど、試験の後もやっぱり謎だらけ。内容も変なら、登場人物達もどこか変。レイニー達と一緒に、読んでるこっちまでドキドキしちゃいます。おかしなことの連続で最初はどういう方向に物語が進んでいくのか全然わかりませんが、テンポがよく、先の展開がと~っても気になりました。後編でどんな事件&結末が待っているのか、楽しみです♪秘密結社ベネディクト団 上 孤独な子どもをねらえ著者:トレントン・リー・スチュワート絵/カーソン・エリス 訳/久米真麻子ヴィレッジブックス 2010年3月発行【送料無料】秘密結社ベネディクト団(上)価格:924円(税込、送料別)
2011/10/14
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建物の偶然の配置により、地球上に出来た「空き地」マーク。それを狙って、マークのある小夢野(さゆめの)市には、次々とエイリアンのエージェント達がやってきていた。マークを消すため宇宙連盟から派遣され、中学に潜り込み調査を行うしのぶ。彼の“報告”が聞こえてしまう“特別な耳”を持つタケルは、地球の常識を知らないしのぶに何かと振り回される日々。ある日、弟を幼稚園に迎えに行ったタケルだが、なぜか弟は園の外を猛スピードで走っていき・・・!?図書館で借りてきました。親の再婚で小夢野にやってきた中学生のタケルと、宇宙からやってきた実年齢不明のニセ中学生しのぶが活躍する、「ボーイズ・イン・ブラック」2巻です。幼稚園近くの山を走る弟を追いかけ見失ったタケルが、園に戻るとそこには迎えを待ち続け涙ぐむ弟が・・・。え?弟がふたり!?その日からタケルは、耳に残る謎の歌が気になり出します。『匂う、匂うよ、ロロロが匂う』山で耳にした歌の『ロロロ』とは何か?あの時走っていた弟は見間違い?そして、しのぶが追う新たなエージェントとは?弟クンを大事に思うタケルがいい子ですね。本物はたったひとり、ひとりだけの弟・・・。血は繋がってなくても心はちゃんと繋がっているのね。緊急事態に片手+口でネクタイを結んでいる、しのぶのイラストがかっこいいです。ネクタイ似合うじゃん♪でも、今回何より気になったのが、タケルのお母さん特製殺人的麻婆豆腐(笑)辛くて苦くて痛くてしびれる・・・一体何を入れた?!大人の読者ならラストまで読めば、なぜそんな物ができたのかなんとなく察する人もいると思いますが、この本の対象年齢の子達にはどうだろうなぁ?(^^;(ところで、ヤングアダルトって実際にはどの年代が対象?中学&高校生くらいかしらん?)ボーイズ・イン・ブラック2 著者:後藤みわこ 画/亜沙美講談社 YA!ENTERTAINMENT 2007年5月発行【送料無料】ボ-イズ・イン・ブラック(2)価格:998円(税込、送料別)
2011/10/06
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母の再婚による転居で、小夢野(さゆめの)中に転入したタケル。同じ頃彼の通う中学は、近所に新しく住宅団地ができた為、大勢の転校生を迎えていた。新年度に入った数日後、タケルのクラスは新たな転校生を迎える。だが、転校生・しのぶが自己紹介を始めると、タケルの耳にはなぜかしのぶと同じ声・同じ口調でもうひとつの話し声が聞こえて・・・。図書館で借りてきました。「Hは人のためならず」に始まるHシリーズの作者・後藤みわこさんの本です。タイトル「ボーイズ・イン・ブラック」は、もちろん映画「メン・イン・ブラック」のパロディ。間違っても「ボーイズラブ」ではありません。いや、それもチラッと狙ってるのかな?作者サマ(笑)クラスでただひとり、自己紹介中のしのぶの「謎の報告」を耳にしてしまったタケル。その日から、彼の周りで不可解なことが起こり始めます。学校生活の楽しみの一つだった、美人でスタイル抜群の保健室の先生がみんなの記憶から消え、代わりに見るも恐ろしい見知らぬ女性が保健室に!そして、消えた美人先生は、今まで女性に縁の無かったタケルの叔父のお嫁さんとして現れます。更には、謎の転校生・しのぶが彼女の弟?!他にも色々な事態に巻き込まれ、パニック気味のタケルくん。かーなーりー常識外れなしのぶに振り回され、ヒヤヒヤの連続。「H」シリーズの宙志&航に似てるような、似てないような。こちらもなかなか良いコンビですね。タケルの指導のもと(?)、しのぶがどれだけ“普通”になれるか、いや、なれない方が面白いのか?それじゃタケルは苦労するよなw4巻くらい続いているようなので、このコンビのドタバタをこれからまだまだ楽しみたいと思います♪ボーイズ・イン・ブラック 著者:後藤みわこ 画/亜沙美講談社 YA!ENTERTAINMENT 2007年1月発行【送料無料】ボ-イズ・イン・ブラック(1)価格:998円(税込、送料別)
2011/09/15
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何匹もの猫と暮らした経験のあるおじいさん。今はオレンジ色の毛をした雌の猫が一匹いるだけです。よく一緒にボートで釣りをするおじいさんと猫ですが、ある冬の朝、全然起きてこない猫を家に残し、おじいさんはひとりで湖へ。後から目覚め、置いてけぼりに気付いた猫は・・・。図書館で娘が借りてきたので、私も読んでみました。猫とのんびり暮らすおじいさんの・・・いや、おじいさんと暮らす猫の・・・・・・?まぁどっちでもいいや。ひとりと一匹の絵本です。おじいさんの作るポテト・スープがお気に入りの猫。そんな猫を気に入っているおじいさん。でも、お互いそんな素振りはまったく見せません。一緒にいるならいてもいいよ。そんな距離感のふたり。でも、魚釣りに行く時はいつも一緒です。が、冬になり電気毛布を使い始めたら、そこはやっぱり猫ですね~。朝起きるのが辛くなった(笑)そんな猫を置いてひとりで家を出たおじいさん。帰ってきたら・・・・・・!!おじいさんに一生懸命話を聞かせる猫が可愛いです。余程置いてけぼりにご立腹だったんだろうな。猫っていつでもベタベタ甘えてくる訳じゃなく、それでも自分の気が向いた時はべ~ったり甘えてきたりして(^^;そういう猫の性格というか雰囲気が伝わってきて、猫好きにはたまらないです。訳者・村上春樹氏のあとがきも面白いです。うん、私も年取った雌猫大好きですよ♪仔猫も好きだけどwイラストについても気付かなかったこととかあって、あとがき読んでからもう一回じっくり読み返しちゃいました。よく見ると色々発見のあるイラストです~。ポテト・スープが大好きな猫 著者:文/テリー・ファリッシュ絵/バリー・ルート 訳/村上春樹講談社 2005年11月発行【送料無料】ポテト・スープが大好きな猫価格:1,785円(税込、送料別)
2011/09/08
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おしじさんが拾ってきた不思議な動くタンスと、その中から現れた喋る黒ネコ・ブンダバー。ブンダバーの友達で女優を目指し演劇学校に通うモモは、ある日、芝居のオーディションを受けることに。興味を持って学校にやってきたブンダバー、オーディション見学の許可を得ますが・・・。図書館で借りてきました。ある事件をきっかけに街でも公認となった、しゃべるネコのブンダバーとその周りの人々のほのぼのした日常のお話です。3巻では、モモちゃんの学校のお芝居を中心にストーリーが進みます。主役を射止めたい!と意気込むモモちゃん。せっかくブンダバーも応援に駆け付けたのに、オーディションの結果主役は他の子のものに。代わりに回ってきたのが、衣装係。しかも3週間で12人分!困ったモモちゃんを助けてくれたのが、ブンダバーの暮らす古道具屋のお客さんのひとり・サワンさん。編み物名人のサワンさんと共に、衣装作りに励むモモちゃんですが・・・。新登場・サワンさんのキャラがいまひとつ掴めないんですよね。大人しい印象だからかなぁ?サワンさんを巡っては、もうひとつ気になるエピソードが!そこんとこ、オバチャンとしてはもっと詳しく書いて欲しいんですけど、子供向けじゃ無理ですか?(^^;ブンダバーは今回ちょっと影が薄いですね(笑)その分、モモちゃんが頑張ってます。明るくて一生懸命な子なんだなぁというのがよく伝わってくる、今回のお話でした。ブンダバー3 著者:くぼしまりお 絵/佐竹美保ポプラ社 ポプラの木かげ・12 2002年12月発行【送料無料】ブンダバ-(3)価格:1,029円(税込、送料別)
2011/08/31
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おしじさんが拾ってきた不思議な動くタンスと、その中から現れた喋る黒ネコ・ブンダバー。近所の学生・モモと友達になったブンダバーは、強盗事件を解決したことにより街の人々にも受け入れられていきます。ところが、毎日楽しく出かけていくブンダバーを見るうち、タンスも外の世界に興味を持ち始め・・・。私が1巻を図書館で借りたのをきっかけに、娘も小学校の図書館で2巻を見つけてきました。イラストで一目瞭然!本編でも黒ネコがやたらと可愛く、こんな街に住みたいな♪と思ってしまうシリーズです。主役はもちろんブンダバーなんですが、2巻ではタンスのタンちゃんに事件発生!タンちゃん、お喋りはできないけど、人の言葉がわかり色んな事を想うナイーブな性格なのね(^^;おしじさんの古道具屋の片隅で毎日外を眺めるうちに、自由に出歩けるブンダバーがうらやましくなっちゃったみたい。う~ん、でも、猫ならともかく(それだって喋ったら大事件だけどw)タンスが自力で動いて街中散歩してたらビックリするよな~。外の世界が気になるタンちゃんの悩み、みんなに伝わるかな?ブンダバーには新しい友達が増えます。その名もポンちゃん。つるんつるん頭にまんまるサングラス、患者がいなけりゃサーフィンに夢中な目医者さんです。窓掃除中に目に洗剤が入ったブンダバーを治療して以来、ポンちゃんが気に入ったブンダバーは時々遊びに出かけます。ポンちゃん、一見強面な感じだけど、なかなか面白そうな人。おしじさん夫婦の人柄同様、その周りにも素敵な人がいっぱいいそうです。どうやらこのシリーズ、結構何冊も出ているようなので、ブンダバーの活躍と共に色んなキャラに会えるのも楽しみです♪ブンダバー2 著者:くぼしまりお 絵/佐竹美保ポプラ社 ポプラの木かげ・10 2002年5月発行【送料無料】ブンダバ-(2)価格:1,029円(税込、送料別)
2011/08/20
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それぞれの理由で桜通高校奉仕活動部に入部し、連日「H」に励んできた、新入部員の鞠子・航・宙志。ところがある日、奉仕活動部ルールに引っかかり航が退部を命じられたことをきっかけに、部員達は10年前にできたというルールの謎を追い始める。そんな時、存在しないはずの「奉仕活動部3年のネクタイ」を校門前で探す、ひとりの少女が現れ・・・。図書館で借りてきました。「Hは人のためならず」「Hは寝て待て」の完結編です。前回も書きましたが、「H」はエッチなことじゃなくて、奉仕活動部(要するにボランティア)の「ほ」の略ですよ~。航の退部騒ぎ、前巻から2冊に渡っちゃいました。その間、ず~っと理由もわからず悶々としてたのね、航クン(^^;そこへ、1・2年生しかいない奉仕活動部の「3年生のネクタイ」を探す中学生が現れ、謎が解け始めます。ほのめかされつつもなかなか繋がらなかった、宙志と航に関わるふたりの「タカシ」さん、おぉ~ッ、やっぱりそうだよね!さらには鞠子の「タカシ」さんも明かされ、この件は解決♪でも、散らばった伏線は解決はしても回収はされず、その後は読者の想像力にお任せ状態なのがちと残念。スッキリしないと言うか、後の宙志達の反応の方が気になるのに。3人の2年生達もかっこいいです。まずは美形で物静かな文也。優しく頭も良くて、最高の先輩ですね。部長の京(みやこ)さん。おっとりしてて天然ボケ?間延びした独特の喋り方だけど、1年を導く力があると思う。そして、一番のお気に入りは、昼寝してばかりの通称・シエスタ!影薄いのにその存在感の大きいこと!!最後の最後に彼の“シエスタ”ぶりがよく活かされてて、この使い方は上手いですね。惚れたぞォ(笑)ところでこの本、「H」シリーズの完結編って最初に書きましたが、発行が今年の4月なんですよね。「タカシ」さんが解決したので終わりかと思っちゃったけど、実際はどうなんだろう?続かないのかな?キャラがみんな生き生きしててとても楽しいお話なので、ぜひ続きも作って欲しいです。(あ、楽天にも最終巻ってあった★)私もあとウン年若かったら、桜通高奉仕活動部に入ったのに・・・。(って書いてる時点でかなりババクサイですねw)Hよければすべてよし 著者:後藤みわこ 画/亜沙美講談社 YA!ENTERTAINMENT 2011年4月発行【送料無料】Hよければすべてよし価格:998円(税込、送料別)
2011/08/18
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