中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

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2010年3月3日放送 読売テレビ
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2010年3月3日 産経新聞朝刊
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カテゴリ: 野良猫








「あ…、雪だよ…」
「どうりで寒いはずだ…」

帰る間際、ゴミを捨てようと
玄関の扉をあけたとたん

冷たい風に煽られて
くるくると舞っていた雪

先週末の大阪は
とても寒くて凍えるような夜でした






「雪を見ると、やっぱり昔のこと思い出すね…」
「うん…」

それは、まだ私や仲間たちが
公園で暮らしていた頃のこと

川からの風に、雪が舞う中
大きく体を膨らませながら
寄り添っていた姿

目に涙をいっぱい溜め
鼻や肉球を真っ赤にしながら
小刻みに震えていた姿

そんな私や仲間たちに
容赦なく、風や雪がびゅーびゅー吹きつけて…

暖かいものは、お互いの体温だけ
他には、なにひとつない

誰もいなくなった公園に
少しずつ降り積もっていく雪

雪を見ると、秘書たちが
いつも思い出すのは
公園が閉鎖された直後の風景

どこにも行く場所がなく
取り残されていた頃の私や仲間たちの姿です




023.jpg



先日、秘書たちは
初めてお会いした方から
こんな話をお伺いしました





その方のお家の近くには公園があり
何匹かの野良猫がいたそうです

ある日、その公園で
改修工事が行われることを知り
その方は、思い悩んだ末に
ご自宅に2匹の猫を引きとられました

けれど、まだ残っている猫たちがいる

いったい、どうすればいいのかと
思い切って、役所に掛け合われたものの…

協力は得られず
解決策も見いだせないまま
公園の改修工事は始まりました





そして、工事が終わり
公園が新しくなった時

すでに残っていた猫たちは
住み慣れた公園を離れ
新しい場所で暮らすようになっていました

確かに、その公園に
猫の姿はなくなったけれど…

結局、心を痛めておられた問題は
何も解決しませんでした

その方は、何もできなかった自分が悔しいと
おっしゃっていたそうです

他にも猫たちがいたのに
結局、自分にできたことは
2匹を連れて帰ることだけだった、と…





猫を引きうけるということは
どんなことがあっても、彼らの命に
最後まで責任を持つ覚悟をするということ

本当は、当たり前のことだけど
悲しいかな、その責任の重さを
あまり感じない人間も多い

けれど、その方は
ちゃんとわかっておられたのです

だからこそ、残された猫のことを憂い
自分に力がなかったと
悔やまれていたのでしょう

ただ、秘書たちは
お話を聞きながら思いました

その方は、たった2匹だと
言われていたけれど…

それだけ重い責任であることを理解して
引きうける覚悟をされたのは
素晴らしいことだ、と…





たとえば、1人の人間が
50匹、100匹、1000匹の命を救うのではなく
50人、100人、1000人の人間が
それぞれの1匹を一生大切にする

そんな世の中になってほしいと
私は思っています

一部の人たちだけが
すべてを背負う世の中のままでは
何も問題は解決しないから…

だから考えてほしいのです
すべての人たちに…

たった1匹を救っても何も変わらない
自分に出来ることなんか
ほんの小さなことでしかない

そう考えてしまう人は
たくさんおられるでしょう





けれど、小さなことであっても
それだけでは、現状を変えられなかったとしても…

その小さな行動のひとつひとつが
どれほど尊いことなのかを
私は知っています

愛情の深さと責任の重さは
決して、数字だけで表せるものじゃない

だから、どうか…

小さなことであっても
自分のできることを見極めて
行動した気持ちを大切にしてください

どうか、自信を持ってください

そして、もしもひとりではどうにもならない
難しい問題に直面したら
どうか諦めずに、誰かと繋がって
力を合わせてみてください





小さなことしかできなくても
50人、100人、1000人が繋がって
それぞれの立場から協力し合い
力を合わせていけば…

必ず、何か変わります
変えることはできるはずです




023.jpg



「今日も雪ちらついてたよ…」
「うん、ホントに寒い…」

先週末から関西でも
かなり寒い日が続いています

明日は、少しだけ和らぐようですが
まだまだ、雪が降る場所も多く
厳しい寒さになる夜が続くのでしょう

そんな夜にも…

あの頃の私や仲間たちのように
ただ、震えて過ごすしかない野良猫たちは
たくさんいます





どうか、ひとりでも多くの人が
彼らに温かな手を差し伸べてくれますように

そして、この世に生まれてきた
すべての命が祝福される…

そんな世の中に変わりますように星

















「中之島公園猫対策協議会HP」  web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp




たとえ、小さなことであっても
集まって、繋がっていけば
何かを動かすほどの大きなチカラに変わる…

そのチカラが、とてもしなやかで強いのは
集まって、繋がったひとつひとつに
いろんな思いがこめられているからだと
私や仲間たちは知っています。

人にしかできないこと。
けれど、ひとりではできないこと。

今、この世に存在する彼らを
本当の意味で救うには
そんなチカラが必要なのだと思います。

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最終更新日  2013.01.30 23:10:26
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Re:雪に思う…(01/29)  
おはようございます。

日本は猫が屋外で生活するには寒すぎますね。だからこそ日本の猫たちには人が、家が必要です。今も寒さに震え空腹の猫たちが日本中にいると思うと心が痛みます。
(2013.01.30 06:40:42)

Re:雪に思う…  
にゃんた7151 さん
冬には天気と最低気温、夏には天気と最高気温を見て、お外の猫達を思っています。
☆~☆
私はひょんな事から5匹のまだ目の開いていない赤ちゃん猫達と母猫1匹を保護しました。それから病気の老猫達などを保護して合計15匹。彼の世に旅立った子達もいて、今は8匹です。最初の6匹は今やハイシニアとシニアです。
それと同時に市役所と掛け合い、協働事業で『地域猫活動』を本格的に始めました。練馬区よりも遥かに前からです。
市内ではまだ継続していますが、私の近所では終わりました。戦前・戦中生まれの方達が遥か以前から長年慈しんでいらしたので、お外の猫達は天寿を全うしました。ご飯をあげていらっしゃる方達が引き取ったり、短い子でも14歳から15歳まで生きました。長い子は20歳を越えて、今はご飯をあげていらっしゃる方の家猫です。
『地域猫』の成功例かもしれません。日本の皆さんにこんな例もあるよ♪と言える朗報なのかもしれません。
でも、何か虚しい。何か悲しい。何かがおかしい。
お外の猫の居ない町。
本当は喜ぶべき事でしょうが、不自然です。
これまでを振り返り、猫達との共存の在り方を考えています。 (2013.01.30 07:16:39)

Re:雪に思う…(01/29)  
しんのすけ・大和・蓮・・・&楓(ふぅ)の母ちゃん さん
まさしく、一人の偉大な愛護意識の高い人よりも、多くの微力ながらも愛護意識を持った市民達で形成される社会になることの方が大事なんですよね。

個人で出来ることに限界を感じたり、時には自分は何が出来ているんだろうなんて自己嫌悪に陥る時もあるけれど、ウチで保護した子達はみな元気にはしゃいでいるし、TNRして見守っている子たちの場所でも”その後新しい命が生まれていない”ことにそれでいいのかなと・・・。

人間が住む社会の片隅でひっそりと生きている命にも優しい眼差しと温かな手が差し伸べられる世の中であり、人の意識をそのように変ることが大切なんですよね。 (2013.01.30 11:29:12)

Re:雪に思う…(01/29)  
linden さん
個人でたくさんの猫を救うことはとても無理
2匹も引き取ったことも大変な覚悟だったとおもいます
近くにTNRされている猫が2匹います
もう何年も前から増えずにトラと黒猫がいます
とてもプクプくしていて複数の人が世話をして
いるようです   私も犬の散歩途中で時々おやつを
あげたら見かけると寄ってくるようになりました
もう10歳近くになるはず冬は何処で避難してるのか
気になります  見かけるとホットします (2013.01.30 11:44:24)

Re:雪に思う…(01/29)  
ちょこ さん
おっしゃる通りです。
いつも思います。一家に一匹猫がいて、時には外でひなたぼっこ。家には寝床とご飯とトイレ。
でも現実は、近所の駐車場で寒さに震えくしゃみ連発の足を怪我した猫。あまりにもかわいそうで熱々のごはんに猫缶をまぶし届けると、何処からともなく五匹も現れ…
家には、犬二匹と保護した猫。
せめて捕獲して手当てと避妊か去勢はしたいけれど平日は仕事でおそいし、姑は大の猫嫌い。
何とか何とかと悩んでる今もあの猫は寒さに震えてる (2013.01.30 22:30:52)

Re:雪に思う…(01/29)  
ペンギン さん
こんにちは。
もうね、現実の世界が外猫たちにとってあまりに厳し過ぎるので、
生きてるのがイヤになる事があります。
でも、少しでも猫さんたちの力になれればと思って、
色々やっていますが、その力の無さには自分の事ながらがっかりします。
せめて、今家に居る猫たちには楽しい猫生を送らせてやらなければと思っています。 (2013.01.31 15:19:35)

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