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お久しぶりです、中之島タキシードですホントに暑い日が続きますがみなさんお元気ですか?世の中はお盆ですね「猫の部屋」ではねーちゃん、くーちゃん、みさえちゃん、ヒロコちゃんが初盆です四代目「猫の部屋」で迎える初めてのお盆ですがしっかり者の諸先輩のお陰でみんな迷わず戻って来ていると思います先日の秘書たちのお当番の日「猫の部屋」にびっくりするものがあったそうですそれはチーム金曜日であるジャスパーさんとsinsinの力作日めくりカレンダー今いる仲間たちだけでなく歴代の仲間たちも登場しています8月分と9月分が出来上がっていました仲間たちの命日にはその仲間の写真が印刷されています「これは365枚作成するってことだよね…」「おそるべし、チーム金曜日…」お二人が撮りためた写真やブログマニアのsinsinさんが保存していた懐かしい写真仲間たちへの優しい気持ちが詰まったカレンダーです これからはカレンダーを見ながら思い出話に花が咲きそうです力作のカレンダーと思い出話機会があればまたご紹介しますねそのうち私もカレンダーに登場できるかな…「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「猫の部屋」では、ただいまお当番さん絶賛募集中です詳しくはこちらをご覧くださいまだまだ暑い日が続きます大きな台風も近づいています皆さん、くれぐれもお気を付けください 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2019.08.13
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大変ご無沙汰してます第一秘書ですずっとブログを更新できず本当に申し訳ありません猫たちのありふれた日常をお伝えするはずのブログが悲しいお知らせばかりになっていて胸が痛むのですが…今夜の更新もまた悲しいお知らせになります今朝、ヒロコが亡くなりました仲間の猫たちに静かに見守られて旅立っていきました今年の春頃から大好きだったドライフードを時々、食べにくそうにする様子がありましたただ、少しするとまた普通に食べるようになりました何度か同じようなことがあり毎回、同じように元に戻っていたためその時は、歯が悪くなってきたのかもしれないと思っていました初代「猫の部屋」を知るヒロコ推定年齢は15、6才愛くるしい顔立ちは昔と何も変わらないけれど…少しずつ体力の衰えは出ていました異変に気付いたのは…一生懸命、お皿に口をつけているのに中のドライフードがまったく減っていなかった日右側の口元から細い糸のような透明のヨダレお皿の中のドライフードにもヨダレが付いてかたまっていましたただ、それでもウェットフードはドライフードの分を取り返すように2杯、3杯と食べていました食べ方を見ても、特におかしなところはなくごく普通に、ぱくぱくと美味しそうに…普段と変わらない食べることが大好きなヒロコけれど、その日以降ヒロコは、ドライフードを食べなくなりましたその時もまだ歯か歯茎に炎症が起きたのではないか悪い歯を抜いて薬で何とか良くならないかそう考えていたのですが…病院で先生に口の中を診ていただいたところ思ってもみなかった診断を受けましたヒロコの右の首筋リンパ腺上に硬いしこりがありましたそして、口の中には喉を少し塞ぐように浸潤した腫瘍が広がっていました病理検査の結果は扁平上皮がん皮膚、耳や鼻、口腔内などに多く見られるがんです先生から、治療についていくつかの説明を受けましたわかってはいましたがすべて、完治は望めない治療でしたそして、すべてが大きなリスクを伴うもの…ヒロコの年齢、体力、病状…今のヒロコを考えてみた時私は、どれも選ぶことができませんでした一か八かに賭けることはどうしてもできなかったのです先生にお願いしたのは…ヒロコに残された時間を苦しいだけのものにはしたくない痛みや苦しみをできるだけ緩和して最期まで静かに穏やかに過ごさせたい、と…本当は一日でも長く一緒にいたい…この2ヶ月弱毎日、ヒロコの様子を見ながらずっと考えていましたけれど、想像した以上のスピードでがんはヒロコの体を蝕んでいきました悔しい…とても悔しいです今、唯一の救いは…今日のヒロコがこの数日の苦しそうな顔ではなく優しく微笑むような顔をしていたことかなり痩せてしまって右側の目は、もう開きにくくなっていたけど…腫瘍の自壊で崩れることなくきれいな顔のままで…普段通りの時間を過ごし最期の眠りに落ちたヒロコの穏やかな顔はとてもきれいでしたそれが今の私の救いです「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpヒロコ…きっと、自分で引き際を決めて逝ったんだね…ヒロコはすごいな…本当に立派だと思います本当にありがとう一緒にいてくれて…どうかゆっくり眠れますように… 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2019.06.20
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こんばんは中之島タキシードの第二秘書です気がつけば「平成」も終わり今夜は「平成」と私の「猫人生」を勝手にこっそり振り返ってみたいと思います※出来事に関連した日記にリンクを貼りましたが、過去の日記は写真サイトの関係で写真が消えてしまいました申し訳ございません■平成10年(1998年) 6月14日 人生で初めて猫を拾う 「猫人生」の始まり■平成17年(2005年) 10月 3日 大阪へ転勤 中之島公園に猫がたくさんいることを知る ☆関連日記はこちら■平成19年(2007年) 10月 1日 中之島公園が再整備工事のために 閉鎖されることを知る 関係各所に連絡開始 ☆関連日記はこちら 11月 1日 中之島公園が閉鎖される 11月19日 「中之島公園猫対策協議会」設立 ☆関連記事はこちら 12月 7日 初代「猫の部屋」完成 ☆関連日記はこちら 猫の保護活動開始 ☆関連日記はこちら■平成20年(2008年) 1月 5日 タキシードが我が家に来る ☆関連日記はこちら 1月19日 タキシードがブログを始める 2月26日 タキシードが新聞デビュー!? ☆関連日記はこちら 5月 7日 二代目「猫の部屋」へ引っ越し ☆関連日記はこちら■平成21年(2009年) 8月16日 三代目「猫の部屋」へ引っ越し ☆関連日記はこちら 8月22日 「水都大阪2009」開幕 ☆関連日記はこちら 12月26日 「中之島公園の猫たち」新聞デビュー ☆関連日記はこちら ■平成22年(2010年) 3月31日 中之島公園再整備工事終了 ☆関連日記はこちら 11月11日 大阪市長(当時)が「中之島公園の猫たち」の 活動存続を公表 「公園ねこ適正管理推進サポーター」制度の 構想を発表 ☆関連日記はこちら■平成23年(2011年) 4月 1日 「公園ねこ適正管理推進サポーター」制度スタート ☆関連日記はこちら■平成24年(2012年) 2月 8日 「どうぶつからの感謝状」環境大臣賞受賞 ☆関連日記はこちら 4月12日 「猫びより」デビュー ☆関連日記はこちら■平成27年(2015年) 11月 4日 腰の手術でしばらく「猫の部屋」へ行けず ☆関連日記はこちら■平成30年(2018年) 1月 1日 写真サイトから過去の日記の写真が消えて大ショック 10月 6日 四代目「猫の部屋」へ引っ越し(3日間) ☆関連日記はこちら ■平成31年(2019年) 4月 3日 我が家の長男猫「ちび」永眠もともと犬派の私でしたが、「ちび」と出逢って猫の魅力にやられてしまいました今思うと、ちびが「中之島公園の猫たち」と私たちを結びつけてくれたのかもしれません平成の猫人生で悲しいこと、つらいこともありましたが、うれしいこと、楽しいこともたくさんありました猫の魅力を教えてくれた「ちび」に感謝していますちび…平成の3分の2を一緒に過ごしてくれてありがとう我が家を選んでくれてありがとう「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「中之島公園の猫たち」も平成から新たな時代を迎えます本当に長い活動になりましたここまでやってこられたのも応援してくださった皆さんのおかげです本当にありがとうございました令和の「中之島公園の猫たち」も引き続き、よろしくお願いします 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2019.04.30
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こんばんは、第二秘書です気が付けば1月も終わり間近ですぼんやりしているうちに時間が過ぎてしまいました2019年に入って身近な方たちからつらい相談事や寂しいお知らせが相次いでいました第一秘書も私も気分が晴れない日が続いてこのまま2月を迎えるのかと思っていたのですが…そんなことを知ってか知らずか…とある火曜日の昼下がりお当番中の棟梁から動画(?)が届きましたそれを見て…すべてが吹っ飛ぶくらい大爆笑!!これは、私たちだけで楽しむのはもったいない!!ということで皆さんにも紹介させていただきます【注意1】動画には音声が入っています。再生にはご注意ください。【注意2】これは、あくまで棟梁の妄想であり真実かどうかは不明です。「え、悩んでたのっ?」「…」「スミレ…」「あんたにそんな野望があったとは…」「まさかのアンジェラ(注・シャムちゃんママ)名指し…」「すでに妄想ではない(笑)」「うわぁ、つばさぁ~!」「…ほんまたいへんやで(爆)」「こらこらこら~!」「イケメン募集するな~(笑)」ちなみに、棟梁は職人魂に火が付いたらしく「猫の部屋」で暮らす猫たち全員分を妄想作成中また、機会があればご紹介します「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp新しい年の始まりは気分の晴れないことも多かったのですが大爆笑のお陰で元気に2月を迎えられそうですインフルエンザが大流行しているとか…みなさん、お身体には気を付けてくださいね 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2019.01.30
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月日の流れが年々早くなると感じる今日この頃…みなさま、いかがお過ごしでしょうか?大変ご無沙汰しています、第二秘書です今年も大きなことから小さなことまでいろんな出来事がありました大きなことといえば…三代目大人猫倶楽部広報担当ねーちゃん偉大なるボス猫くーちゃん中之島が誇るゴッドマザーみさえちゃんとの悲しいお別れそして、四代目「猫の部屋」誕生緊張する猫たちを連れての引っ越しは本当に大変でしたそして、新たな環境で少し落ち着いた頃くーちゃんを父のようにみさえを母のように慕っていたリリーはお尻に大きなハゲが出来ましたリリーを師匠のように仰ぐゲンさんにも背中にハゲが出来ましたそして、つばさは血尿を出しました幸い、検査結果に異常はなく特発的膀胱炎だと診断を受けました長男を失った茶白きょうだいにも異変は起きました末っ子ダイには、胸に大きなハゲができ…次男チャミは私たちが今年最後のお当番だった昨日突然、嘔吐を繰り返しました慌てて病院に運んだのですが…チャミも検査結果に異常はなく一過性の胃炎ではないかとのことでしたいくつかの出来事が重なった時メンタル的な弱さが体調に現れるのが男子たちそのため、落ち着いた頃が危ないからと注意していたのですが…気付けば「猫の部屋」男子全滅でも、実は…メンタルの弱い男子たちに、もう一つ大きなストレスになる原因が増えていましたそれは、1匹のサビ猫一年ほど前から公園で姿を見かけるようになったのですが耳には手術済みのカットがありました最初は、どこかからやって来てどこかに帰っていくようでしたただ、いつのころからか…その子は、公園にいる時間が長くなり朝早くから夜遅くまで頻繁に目撃されるようになりました元のテリトリーを追われたのか…怖いことがあったのか…理由は定かではありませんただ、耳カットがあるだけに元いた場所には、その子の手術をしてお世話をしていた方がいるはず…私たちは、そのボランティアさんを探しながら同時に公園事務所の方々と保護するかどうかを検討していましたそんなとき、公園内のいくつかの場所で工事が始まるとの話がありましたいつもその子を見かけていたエリアもその範囲に入っていました同じ頃、その子をTNRしてお世話されていた方が見つかりましたやはり元いた場所で姿を見ることが少なくなり公園内に居着いたことが確実となりました工事が始まるエリアにその子を残しておくわけにはいきません「猫の部屋」の引っ越し先はスペースが狭くなることが決まっていましたがもう保護する以外にはないと思いました引っ越し作業初日の朝から公園内には捕獲器を仕掛けました新たな子を受け入れるには環境が変わる時のほうがいいと考えたからです引っ越しと捕獲の同時進行は精神的にもしんどかったのですが…引っ越し作業最終日の朝その子は奇跡的に捕獲器に入ってくれたのです金曜日のお当番さんがそのサビ猫を「スミレ」と名付けましたスミレは、外で暮らしているときから運動神経が良くて、賢いことは分かっていましただからこそ「猫の部屋」に入れればおそらくパニックになって暴れまくると私たちは全員覚悟していましたそれがなんと…!スミレは、あっというまに新しい環境にも私たち人間にも馴れてしまいましたもちろん、猫たちにもスリスリゴロゴロの超フレンドリーそれは人見知りの激しい「猫の部屋」の面々を少々驚かせてしまうほどで…スミレにおされる男子たちのメンタルが心配になる年の瀬です「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「猫の部屋」の仲間たちも年をとりましたそれでも、応援してくださっている皆さんのお陰で今年もご機嫌さんに過ごすことができました本当にありがとうございますブログの更新は少なくなりましたが毎日の活動は、変わらず続けていきます来年もどうぞよろしくお願いします皆様、どうか良い年をお迎えください 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2018.12.30
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皆さん、ご無沙汰しています第一秘書です季節は秋になりました公園にはバラが咲き始めています今年は、本当にいろんなことがあり目まぐるしいスピードで時間が過ぎました悲しいことばかりが続きどうしようもなく気持ちが落ちてすべて投げだしたくなった日も少なくはありませんけれど、私たちにはやらなければならないことがありました9年2ヶ月を過ごした三代目「猫の部屋」から四代目「猫の部屋」への移転です皆さんもご存知のように2010年11月、私たちの活動は大阪市との市民協働として正式に認められました拠点となるシェルター「猫の部屋」は代々、市有地に建てられています一代目、二代目の「猫の部屋」は当時の公園事務所の職員さんたちの手作りでしたまだ、一時的な措置としてしか認められず未来が見えていなかった私たちを優しく励まし、支えてくださった職員さんたちがひとつひとつ工夫してくださった建物そこから「猫の部屋」は始まりました二度の移転を経て三代目の「猫の部屋」は初めて私たちボランティアが建てたものです最初は、組み立て式のプレハブにネットを張った間仕切りを付け少しの棚だけを置いた建物でしたそのシンプルな建物は長い年月をかけて、少しずつ少しずつ猫と人が過ごしやすい空間に整えられていきました三代目「猫の部屋」は多くの人たちの協力によって完成した建物ここで、私たちの不確かだった未来は確かなものになりました正式に「猫の部屋」存続が決定した日のことは今も忘れません昨年、三代目「猫の部屋」が建つ場所にとある計画が持ち上がりました実現するためには「猫の部屋」のある区画を取り壊し大がかりな工事をしなければならない…まったく考えてもいなかった話に当初、私たちはとても戸惑いましたおそらく、私たちだけでなく日頃お世話になっている関係局の職員さんたちも同じだったはずですどうすれば、今の活動を継続していけるか?今の環境レベルを維持できるか?そして「猫の部屋」はどこに引っ越すことができるのか?昨年秋、その計画が正式に決定されてから私たちは、今までの活動をもとに算段し要望をまとめました今年に入ってからは関係局の職員さんたち、計画に関わる各所の方たちと何度も打ち合わせを行いました実際に猫たちが、どのように暮らしているか何度も「猫の部屋」を見ていただきましたそして、そばにいる私たちがどのような思いで猫たちを保護しているかどのような思いで「猫の部屋」を作り上げてきたか…何度も何度も皆さんにお話ししましたただ、専門的な設計のことなどまったく知らない私たちと猫たちの生活がメインになる空間作りなど今まで手掛けた経験のない方たちおそらく、私たちが何度も繰り返した細かすぎるほどの要望や無謀ともいえるお願いにさぞ、職員さんたちや各所の方たちは驚かれたことと思います私たちのほうも今まで当たり前だと思っていた内容がなかなか伝わらず困ったこともありました特に、体調を崩した猫たちを抱えどんどん状態が悪くなっていく中でイライラしてしまったこともありました亡くした子を思い返すこともできず移転のことを優先しなければならない日々は正直、とてもつらかったですただ…今は、私たちの思いを汲んで一生懸命かたちにしようと考えてくださる皆さんと四代目「猫の部屋」に向き合おう思い返すのは、後からゆっくりできる…そう何度も自分に言い聞かせました職員さんたちや各所の方たちとのやりとりは結局、移転前日まで続きましたそして、四代目「猫の部屋」は誕生したのです10月6日(土)~8日(祝)の3連休ボランティアで手伝いに来てくださった関係局の職員さんたちと「猫の部屋」お当番さん総出で無事に引っ越しを済ませました床面積は、随分狭くなりましたただ、私たちの要望をできるだけ取り入れた快適な空間に仕上げてくださいましたこれからは、ここで…この四代目「猫の部屋」で猫たちと一緒にたくさんの思い出を作っていきたいと思います「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp長く過ごした三代目「猫の部屋」には大切な思い出がたくさん詰まっていました私たちの大好きな場所でしたその思いを汲んで、より良いものを作ろうと四代目「猫の部屋」建設にあたってくださったすべての方たちに心から感謝いたします本当にありがとうございました 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2018.10.16
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こんばんは、第二秘書です皆さん、寂しい報告ばかりで本当に申し訳ありません9月18日、みさえが亡くなりました長い闘病生活の中一進一退を繰り返しながらもいつも驚くほどの力で復活してくれたみさえけれど、その力も少しずつ弱くなっていることはわかっていましたもう少し、もう少し一緒にいたい…そう願った私たちの思いに最後までみさえは一生懸命応えてくれたと思います亡くなる2週間くらい前から後ろ脚がふらつくようになりましたもうあまり動き回ることはなく仲間の猫たち、やってくる人たちみんなを見渡すことのできるケージの上で過ごすようになりました土曜日のお当番の日もう来週は難しいかもしれない…内心、不安に思っていましたでも、みさえはその不安を覆してくれました亡くなる3日前の土曜日もたくさんご飯を食べていました棚の上に置いたトイレにもちゃんと歩いて行っていましたそして、いつものように甘えていました帰る間際、みさえと思い出話をしました最初に公園で出会った日のこと娘のふぁねこと一緒に公園を逃げ回ってなかなか捕まってくれなかったこと気が弱くて怖がりだったから近づこうとするたびに叩いたり、噛みついたりしてお当番さんたちをいっぱい怖がらせたこと手からおやつのにぼしを食べるようになって上手に頭だけを口から出してきれいに並べていたこと少し緊張しながらも触れても逃げなくなったことすごく甘えん坊になって嬉しいときにはしっぽをブンブン振るようになったことそして、いっしょに何回も病院へ行ったこと…あの日、みさえは横たわって思い出話を聞きながら何度もしっぽをブンブン振っていましたもう少し、一緒にいたいもう一度だけでもいいからみさえに会いたい…「私は、来週ずっと出張だから次の土曜日まで頑張ってくれるかな…」そんな勝手な期待をしてしまいました9月18日火曜日私が宿泊先のホテルに到着した直後みさえが亡くなったと第一秘書から電話がありましたどんなに忙しくても今まで、お通夜かお葬式でちゃんとお別れの挨拶をしていたのに…どうしても戻れない遠い場所にいるどうしても会いに行けないこんなことは初めてでした9月21日の金曜日みさえは、空へ旅立ちました第一秘書が送ってくれた写真を私は、遠くの空の下で見ていましたお花に埋もれているようなみさえの写真「みさえ、水くさいよ…」こんなにも長くなった付き合いなのにお別れの挨拶もさせてくれず逝ってしまったみさえけれど…今は、なんとなくわかる気がしますみさえは、気が弱いけれど本当は強くて、すごく優しくて…公園にいる頃からたくさん助けてもらいましたいっぱい励ましてもらいましたあの日を選んだのもきっと意味があるんだよね、みさえ大丈夫だよ、みさえ…私も第一秘書もちゃんと笑って頑張れるから…いつもありがとういつまでも大好きだよ…「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp3ヶ月続けて悲しいご報告になってしまいましたご心配ばかりお掛けして申し訳ありませんみさえは、本当によく頑張りました応援してくださった皆さんありがとうございました 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2018.09.24
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皆さん、こんばんは中之島タキシードの第二秘書ですTwitterではお知らせしましたが「猫の部屋」のボス猫くーちゃんが8月17日に亡くなりました今更ではありますがTwitterをブログに貼らせていただきますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat 2018.8.18 0:38今日はブログを書く元気がありませんTwitterでお知らせすることをお許しください今朝、くーちゃんが亡くなりました強くて立派な黒猫誰からも愛された「猫の部屋」自慢のボス猫活動を始めた頃から側にいた大切な子がまた一匹旅立ちました…#黒猫感謝の日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2018.8.18 0:38腎不全の診断を受けてから、いつも一緒に病院に行きました病院嫌いのくーちゃんをあやしながら検査結果に一喜一憂した日々…くーちゃんはいつも私の不安を消してくれました『だいじょうぶ』『元気だから』そう伝えるようにいつもたくさんご飯を食べて、たくさん甘えてくれました#黒猫感謝の日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2018.8.18 0:38先週の土曜日、最後の通院で覚悟はしていましたもう私にできることがほとんどないことを…少しでも楽になるならと補液に通いましたそれでも追いつかないことがとても悔しかった…くーちゃんは火曜日までご飯を食べて水を飲んでいましたそして、水曜日から食べなくなりました…#黒猫感謝の日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2018.8.18 0:38もっともっとわがまま言ってくれて良かったのに…くーちゃんは最期まで強くて立派なボス猫でした本当にがんばりましたくーちゃん、ずっと一緒にいてくれてありがとう…だいすきだよ…#黒猫感謝の日ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2018.8.25 10:11おはようございます。くーちゃんが逝って一週間過ぎました。お葬式以降、しばらく中断してた作業に追われてました。やらなければならない事があるほうがいいのかもしれません。けれど気持ちの整理も切りかえもできないままです…皆さんからの優しい応援に支えられています。ありがとうございます。「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpくーちゃん…きっと、くーちゃんが台風から「猫の部屋」と仲間たちを守ってくれたんだねありがとう… 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2018.09.06
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皆さん、大変ご無沙汰しています第一秘書です長い期間、ブログ更新できずでしたただ、今夜は時候のご挨拶もお詫びの言葉も書けそうにありません昨日、7月18日茶白きょうだいの長男ねーちゃんが亡くなりました皆さん、驚かれたことと思います私たち「猫の部屋」関係者にとってもあまりにも突然の出来事でしたつらい、悲しい、悔しい、寂しい…今、どんな感情をあらわす言葉をならべても私の中にある気持ちを伝えることはできそうにありませんねーちゃんが体調を崩したのは今月7日きっかけは胃炎でしたあんなに好きだったご飯を食べなくなり少し口にしても吐いてしまうどうも元気がない急遽、病院に連れて行き血液検査と点滴処置をしていただきましたすこし様子を見ましたが改善されず何も食べず、胃液を吐く状態が続きました10日、レントゲンと超音波検査で胃と腸の状態を診ていただきました胃の中には消化できなかった残留物まだ炎症もありましたただ、異物を飲み込んだわけではなく腸にも問題はありませんでした膵炎の検査もしましたが異常はなしやはり胃の炎症以外には問題になる部分はなかったのですただ、13日朝ねーちゃんは、胃液と残留物を大量に吐きましたその量は、それまでとは違っていましたおそらく、あの考えられないほどの量を吐いた時体の中の状態が大きく変化したとしか考えられません翌日14日ねーちゃんを緊急入院させましたバリウム検査したところ胃から下の部分で閉塞が起きたのがわかりました考えられないスピードで何か悪いことが起こっている…嫌な予感がしましたただ、それでも今日こんなご報告をする結末になるとは考えてもみなかったです閉塞が起きてしまった以上そのままの状態で置くことはできません先生と相談して緊急手術を決めました15日のことですねーちゃんには体力がありました一週間食べていないのに体重もあまり減らず心配された他臓器への弊害も一切なかったのです素晴らしい数値の並ぶ検査結果に閉塞部分にある残留物さえ取り除けばきっと、ねーちゃんは回復してくれる…そう信じていましたけれど…ねーちゃんの体の中には残留物だけではなく無数の腫瘍が見つかりました場所は十二指腸腫瘍は、広範囲にわたり無数に広がっていて中にはかなり大きい物もあったそうです確かに気付きにくい部分ではあるようですが…先生の説明を聞いてかなり一気に増殖したのではないかと感じました予想をこえた状況としか言えないです腸内から発生した腫瘍であることただ、まだ何かは不明とにかく病理検査を急ぐ必要がありました外科的処置をするにもあまりに広範囲に無数の腫瘍があるためすべてを切除するわけにはいかず…先生には可能な限りの処置だけでお腹を閉じていただくしかありませんでした術後、ねーちゃんは安定していました翌日、会った時もしっかりした表情で自ら寝位置を変えたり、動きもありましたこのままの状態で頑張れば病理検査の結果を待ってきっと治療を始めることができるそう祈り続けていたのに…手術から3日目の昨日朝先生から連絡をいただいた時急変したことがすぐには受け入れられず涙も出ませんでした病院に向かう間もまるで現実のことだとは思えなかった…けれど…病院の診察台の上箱の中で横たわるねーちゃんは普段と同じ優しい顔で眠っているようでしたまだ体は柔らかく温もりも残っていました普段と同じ手触りの背中の毛並みも毛は剃られていたけれど丸々としたふくよかなお腹も何も変わらないのに…あのきりっとした猫らしい目を開けて普段のように私を見てくれない喉元を撫でても顎をあげて目を細めてもくれない…二度と起きてはくれないねーちゃんに会った時初めて涙がでました「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpねーちゃん…なんで行っちゃうの…まだ信じられないよ… 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2018.07.19
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「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp いつも応援ありがとうございますもうすぐブログをはじめて10年…今年も「中之島公園の猫たち」をどうぞよろしくお願いします猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2018.01.01
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「最後の夜に…①」はこちら「最後の夜に…②」はこちら「猫は自分の逝く時を選ぶ…」以前にも書いたのですが過去に看取った子たちのことを考えると私は、そう思えてなりませんだからこそ、もし彼らが待っているのなら…いちばん安心できる場所に戻すことそして、普段と同じように過ごさせることただ、それだけを考えます大切な子の最期だから…と人はいろいろ考えてしまいがちですけれど…きっと、彼らは特別なことは何も望まないでしょう最期を迎える彼らに私ができることは彼らがどう選択するのかを静かに見守るだけそれしかないと思うのです「猫の部屋」に帰ってきたももは確かに考えていたより力がありましたふらつきながらも歩いて棚の下で横になって力強い目をこちらに向ける彼女近寄ってきた猫たちには「ただいま」の挨拶をするように上体を起こして声をかけていましたただ、しばらくすると少し疲れの表情も見えはじめて…時々、彼女はか細い声で鳴きました警戒でも、威嚇でもない少し悲しげな鳴き声初めて聞いた、その声は胸が苦しくなるようなものでした「もも、大丈夫だよ…」いつも病院の診察台の上で彼女を撫でながら言っていたように繰り返すしかなくて…いったい何が大丈夫なんだ…どうして、いつも自分にはこんなことしかできないのか…見守るしかないとわかっていても悔しくて、悲しくてどうしようもなくて…けれど、ももは私が声をかけるたびに鳴くのを止めましたあの時、彼女がどういう気持ちだったのかはわからないけれど…しばらくしてウトウトし出したももの少し浅いけれど落ち着いた呼吸眠そうに目を細める表情もし、ほんの少しでも安心できたのなら良かった...そう思いました翌日、朝早く「猫の部屋」に行った私をももは、昨夜とは違う場所で迎えてくれました夜中に移動したのでしょう作業場から真正面に見える棚の下毛布のいちばん端っこで彼女は横たわっていましたそっと身体に触れるとぴくりと反応して目をあけたももそして、またあの悲しげな声で鳴きました名前を呼びながらあまり体温の感じられない身体を氷のように冷たくなった手足を何度も撫でました昨日よりも弱くなった呼吸焦点が合わなくなる視線目に見える皮膚はどこも真っ白でしたきっと、もう彼女はこの場所から移動することはない…そう思いました不安そうに鳴くのはたぶん、目が見えなくなってきているからまだ、時々はしっかり目をあけて見ようとするけれど明らかに昨日よりも衰えていたでしょうただ、何度か試してみてやはり声をかけながら撫でるとももは安心したように鳴きやみましたいつも一緒だった猫たちの声やそばにいる私たちの声「猫の部屋」に暮らして毎日、聞きなれていた数々の音はももを安心させられたでしょうか自分に触れてくるたくさんの手のぬくもりは彼女には初めてだったけれど…どれだけの思いが込められているかももは感じていたでしょうか夜になってひとり、またひとりとお当番さんたちが帰っていって…最後は、私だけになりましたその少し前には横たわった姿勢からうつぶせになったもも弱い呼吸を繰り返す彼女の身体は時々、ぴくりと動くようになっていましたああ、きっともうすぐももがいなくなってしまう…ずっと泣けなかったのにひとりになって彼女の小さな痙攣を見た瞬間涙が溢れてきました不思議なことにそれまでずっと棚の上にいたももと仲良しだった猫たちが降りてきましたゲンさんは、私の前に来て大きな声で鳴きましたまるで遠吠えするかのように何度も何度も鳴いて…一生懸命、何かを訴えているかのようでしたそんなゲンさんを私の前に座ったくーちゃんは静かに見つめていましたそして、リリーは少し離れたケージの陰から私の顔をじっと見ていました「もも、まだ頑張ってるよ…」「もう動けないし、身体ぴくぴくするのが増えてきた…」司令塔Aさんに写真とメッセージを送りながらももを撫でていた時彼女が少しずつ、少しずつ棚の下から前に出てきていることに気付きましたもう手足には力がなく身体を支えることもできないのに…顔が見えないほどうつむいたままほんの少しずつ、身体を引きずるように棚の下から出ようとしていて…そして、かなりの時間をかけて棚の下に重ねて敷いた毛布の上からフリース一枚だけの床の上に出てきたのです「少しずつ前に出て来たから疲れたのかな…」「手と足、空で動かしてる…」横たわってしまった彼女はもう、うつぶせになることはなく目もほとんど閉じた状態でしたただ、ゆっくり…ゆっくり手足を動かしていましたまるで歩くように、前へ前へ…「それは…虹の橋を渡るために歩いてるんやで」Aさんから届いたメッセージにはそう書かれていましたそれが京都方面への最終電車30分前のこと硬い床が痛くないようにももの身体の下に毛布を差し込んで上にフリースをかけましたもう横たわったままで手足を動かすこともなく弱い呼吸を繰り返すだけだったけれど…まだ、ももはちゃんと私のそばにいました「もも、ごめん…ごめんね…」彼女の痩せてしまった背中を撫でながら私は、そう言っていたと思います部屋を出る直前まで何度も何度も…その時、動かなかったももがゆっくりと腕を伸ばして頭を撫でていた私の指に自分の手をかけてくれたのですうっすら目をひらいてほんの少しだけ力が込められた肉球『もう大丈夫…』いつも私が言っていたのに…あの時、彼女からそう言われた気がしましたそれがももと過ごした最後の夜でした「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 何とかギリギリで書き上げることができましたもも、ありがとう…大好きだよ… 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2017.12.31
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「最後の夜に…①」はこちら緊急入院した日ももは、なかなか鎮静から醒めず夜まで付き添っていました普段ならすぐに体を起こして少し怒ったようにけれど、少し不安そうに先生や私たちを見つめるのに…晩ごはんの時間になり一旦「猫の部屋」に戻ったものの不安ばかりが募りました横たわったままぼんやりしている彼女ルートが繋がった腕も冷たくなった耳先も触れるたび、声をかけるたび少し反応していたけれど…もし、このままももがいなくなってしまったら…彼女の虚ろな表情を見ながら何度も浮かぶ、恐ろしい想像を触れることで、声をかけることで打ち消していましただから、意識が戻ったとの先生からの電話が嬉しかった…覚醒した彼女はしっかりと起き上がり落ち着いた表情をしていると聞いて本当に嬉しかったのですももは、頑張っている一生懸命に生きようとしているだったら、私も…もう一度、仲間の待つ「猫の部屋」に帰ってこられるようにできる限りの支えになろうただ、それだけを考えていました翌日、先生に電話をした時やはり、ももは点滴を続けていました少しだけ採れた栄養食も吐いたりはせず意識もしっかりしている、と…ただ、抱き上げても抵抗も威嚇もしないのだと先生は言っておられましたもちろん、まだまだ安心できるような状態ではないけれど…何とか彼女が無事に今の処置を続けていけるなら少しずつ回復できるかもしれないまだ、ももが頑張れるなら出来るだけのことを…先生には、そうお願いして電話を切りましたけれど…その電話から30分もたたないうちに再び先生から連絡がありました「ももちゃんが大量に血を吐きました」前日からずっと…打ち消しては来たけれど…恐ろしい想像は現実のものになろうとしていました大阪に向かう途中司令塔Aさんに連絡しました少し前、ももと同じような状態で家の子を亡くしたAさんにはたぶん、とてもつらかったと思いますけれど、Aさんはすぐに運び屋Tさんと一緒に病院へ行ってくれました前日も病院に来て一緒に付き添ってくれたAさんとTさん一日ぶりに会うももは思ったよりも力があったらしくTさんに威嚇したそうですその話を聞いてとても驚いたのですが…「でも寝たまま…」「先生はもう危ないって言ってる…」「今なら連れて帰れるかも」「 看取りになるけど…」Aさんからのメッセージに覚悟は決まりました連れて帰ろう…みんなが待っている「猫の部屋」に彼女がいちばん安心できる場所に間に合わなくなる前に…「看取りで構わない…」「連れて帰ってくれる?」そうAさんにメッセージを送ったとたんももの顔が浮かびましたきっと帰りたいって言ってる…これでいいんだ…そう思いました「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 今日は、今年最後のお当番ですまだ、もものいない部屋に慣れません…ちゃんと最後まで書き切れるようにもも、見ててね… 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2017.12.30
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こんばんは、第一秘書ですももの訃報に際してたくさんメールなどをいただきありがとうございましたまだお返事できていませんが皆さんの優しい言葉にどんなに支えられたかわかりません本当に感謝しています気付けばクリスマスも過ぎももを空へ送ってから二週間が過ぎました昨年に続いて、今年もまたぼんやりとしたまま新しい年を迎えてしまうのでしょうせめて…この年のうちに心の中にあることを書きとめておきたいと思いますちゃんと気持ちを落ち着かせて最後まで書き切れるといいのですが…ももは、今では数少なくなった初代「猫の部屋」を知る子でした出会いは2008年3月年が明け、その名の季節を迎えたら10年になるはずでした優しい色あいのサビ猫小さな顔に整った顔立ち出会った日のももはまだ大人になりきっていない時期特有の不思議な魅力を持つ子でしたきれいで可愛いもも誰もが触れたくなるのに…手を近付けるだけで彼女は柔らかな背中を弓なりにしていつも威嚇していました共に過ごす日々が長くなり少しずつ距離が近くなっていくのを感じても彼女は触れられることだけには慣れてくれませんでした唯一、許されていたのは病院の診察台の上怖がる彼女をキャリーに入れて歯の診察と治療のため何度も通いました鎮静でぼんやりしている彼女をその時だけは、何度も何度も撫でながら…「もも、大丈夫だよ…」そう耳元で囁きましたいつも頑張っているももに少しでも思いが伝わるように…初めて意識のある彼女をしっかり抱きしめることができたのは亡くなる5日前の木曜日何も食べられなくなったももを連れてふたりっきりで応急処置を待った病院の診察台の上両腕で抱えた瞬間洗濯ネット越しの彼女は緊張からなのか身体を硬くしましたけれど、呼吸は安定していたから包み込んで背中を撫でると少しずつ力が抜けていくのを感じましたいつもなら、くるくると表情が変わる目は真っ直ぐ、私を見上げていましたももは、静かに私の腕の中にいました二週間ほど前同じ診察台の上で悪くなっていた歯を数本抜いたところでした彼女を苦しめていた痛みは何とかおさまったようでそれ以降は、大好きなご飯もおやつも食べられるようになっていたのに…前の週の土曜日元気におもちゃで遊んでいた彼女があんなにも弱々しく腕の中にいることが私には信じられませんでした優しい色あいの美しい毛並みはとても柔らかだったのに…パサパサになってしまった毛並みと少し冷たく感じる体温がどうしても信じられませんでした少し血の混じったヨダレで何かの拍子に口の中のどこかを傷付けてしまったことはわかりましたあの日は、主治医の先生がおられず代わりに診てくださった先生と相談してとにかく、まずは今の状態を落ち着かせる処置を優先しました何本かの注射と点滴今までにも、ももはそれで何度も痛みから解放されました今回も絶対に落ち着いてくれるそう信じていたのですが…翌日の金曜日応急処置の点滴では持たずかなり脱水が進んでいたためお当番のsinsinさんとジャスパーさんに緊急で補液をお願いしましたそれでも長くは持たず土曜日の朝には酷い脱水状態に…急いで病院へ駆け込み主治医の先生に診察を受けたところももは、かなり危険な状態でした血液検査の結果腎臓の数値は跳ね上がり酷い貧血を起こしていましたそして、口の中には今までなかった口内炎、出血やはり、口の中を傷付けたためかなり強い痛みが出て食べられなくなってしまったのだろうと…ももが何も受け付けなくなってすでに数日が経っていましたそのまま、緊急入院することになりましたそして、翌日容態が急変したのです…いろんなことを思いました後悔しましたなんで、どうしてこんなことに、と…いまさら遅いのに何度も、何度も…やっと痛みがなくなってこれからもっと元気になると思っていたのにあんなに苦しい思いをさせてしまった…ももは、病気で徐々に食欲をなくした子たちとは違いましたずっとご飯が食べたかったはず水も飲みたかったはず…今も私は…ふらふらと水入れの前に座り込み悲しげに鳴く彼女の声が耳から離れません悔やんでも悔やみきれないです「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp すみません今日は、もうこれ以上書けませんもも、ごめんね… 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2017.12.29
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こんばんは、第一秘書です今日は、また皆さんに悲しいお知らせをしなければなりません最近、ブログを更新する時がこんな話ばかり多くなってしまって本当に申し訳ありません本日、12月12日ももが亡くなりましたたぶん…日付が変わった直後仲間の猫たちに看取られて眠ったまま逝ったのだと思いますきっと、皆さん驚かれたことでしょう私も同じですまるで悪い夢を見ているようです…先週火曜日の朝ももの寝ていた場所に血の混じったよだれがあったそうですどうやら何かの拍子に弱った歯を痛めてしまったようでしたそして、その日からももは、ご飯を食べなくなりました10歳をこえた頃から時々、ももは口の中の痛みを訴えるようになりました痛みを感じる時の異常なまでのももの様子でどれほど酷いものかはわかりました診察中、大きく開けた口の中をのぞくとほとんど歯肉炎などがない咥内には美しく並ぶ歯一見、そこまでの問題はないように見えるのですが…見えない歯根ではかなりの炎症を起こしていることが何度かありましたただ、悪さをする歯を抜いたり痛みや炎症を抑える薬を打ったりすればしっかり回復していました半月ほど前にも悪い歯を抜いてみるみるうちに元気になっていたのに…この一週間もう一度、ももが回復することだけを信じて過ごしましたいろんなことがありましたいろんなことをしましたけれど、今日は…亡くなったあとの対応で追われていましたそれはもものいない現実を突きつけられたことでもあったのですが…私は、まだ受けとめられていません緊急入院させた土曜日からすっと、もものそばにいたのに…たぶん、逝ってしまう直前まで手を繋ぎ、頭を撫でながら一緒にいたのに…まだ、ひとつずつ思い返すことも気持ちを整理することも私はできていません逝ってしまったももを思って心の底から悲しむことがまだ、できていないからだと思います皆さん、しっかりご報告できず本当に申し訳ありません「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp もも、ごめんね… 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2017.12.12
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ご無沙汰してます中之島タキシードです皆さん、お元気ですか?えーっと、あの…前回のブログ更新では『夏がきた』とか言ってましたが…はい、すでに2017年も11月半ばですかなり寒くなってきました『秋がきた』というより『もう冬がくる』時期になってますねすみません…本当にすみません今年は私たちにとって特別で、大切な節目の年だというのにブログ更新が全然できてませんこれもすべては私の不徳のいたすところ…かくなる上は情にほだされることなく…役立たずな秘書たちをバッサリ解任すべきかと…「あー、秘書がやりました的な流れになる感じ?」「不徳のいたすところとか言ったのに…」…はぁっ?あのね、よーく考えてみなさいよ私は猫ですよね・こ猫はパソコンもスマホも使えないでしょ?猫はブログ更新できないでしょ?だから、ふたりを秘書に任命したんですよなのに、その態度はどーなんです?誰がちゃんと働いてないのかは一目瞭然でしょう?これは私の秘書が起こした不祥事ですそれが事実ですだいたいかわいらしーく『にゃーん』とか言う私とあーいえばこーいう秘書たちどっちの意見が支持されるかよーく考えてみなさいね「うわ、〇〇な〇〇〇みたいなこと言ってる…」「そもそも、タキは『にゃーん』とか言わないでしょ?」そ、それは…「そーだ、そーだ」「いつも『びゃっ』とか『ぴっ』とか」いや、だって…「確かに『びゃっ』とか『ぴっ』だね」「うん、この10年『にゃーん』は聞いたことない」ち、ちがいます自分では『にゃーん』って言ってるつもりなんですっ「えー、うそだ」「聞こえませーん」いいえ、この10年私は『にゃーん』って言ってたんですっ「あ…」「あ…」まったく、もう…やっと気付きましたか?そーなんですこんなくだらないこと話してる場合じゃないんですって「…はい」「ご、ごめんなさい」えー、改めまして…大変遅くなってしまいましたが皆さんにご報告します2017年11月1日お陰さまで私たちの活動は10周年を迎えました正確にお伝えすると…「中之島公園猫対策協議会」が発足したのは11月1日ではありませんし初代「猫の部屋」が誕生するのは12月に入ってからですそして、大阪市から正式に活動を認められたのはもっと先の話になるのですが…私、タキシードと仲間たちそして、後に私の秘書となるボランティアとは無縁だった人間ふたりなんの巡り合わせだったのか運命が重なって同じ道を歩き始めた日それが、今から10年前の2007年11月1日のことでした当時はまだどんな未来が待っているのかなんてわからなかったけれど…優しさに溢れたたくさんの人たちとの出会いはあの日から始まりました私と秘書たちにとっての始まりはやはり11月1日なんです「なんというか、あの頃は…」「若くて無鉄砲だったよね」いや、そんなに若くもなかったですよね?無鉄砲なのは今も変わらないし…あー、でもふたりとも図太くなりましたねあと、あちこち痛いとかよく言うし疲れがとれないとか言うし…「う、うるさい」「タキシードだって立派なオバサンになったくせに…」いくつになろうとも猫は可愛いからいいんでーすっというか…ほら、また秘書たちのせいでくだらない話になってるじゃないですか「ホント、毎回毎回…」「このパターンになっちゃうよね…」けど、まあ…いろんなことがあった10年ですが今、こんなふうにくだらない話ができているのはたぶん、とても幸せなことなんだ思います今まで出会ってきた多くの人たちに心からの感謝を…今日は楽しい本のご紹介をひとつ自由国民社さんから絶賛発売中「現代にゃん語の基礎知識2018THE YEARBOOK OF THE CONTEMPORARY SOCIETY ON CATS」そう、あの有名な「現代用語の基礎知識」のにゃんこ版猫の持つ魅力やおもしろさ猫に関わる様々な人たちこの1冊で現代のねこ事情がわかります「東京キャットガーディアン」のれいんさんはじめ「にゃんたま」カメラマン芳澤ルミ子さんなど猫好きにはたまらない方たちの記事や写真、コラムがたくさん私たちの仲間でもある武朝さんのコラムも大トリで載せていただいてます執筆責任者は鈴木美紀さん「猫びより」のライターさんとしても有名でとにかく猫のためならどこまでもというアツい方寒い季節、猫を膝に乗せて読むのにオススメの1冊です「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 皆さん、いつも本当にありがとうございますまた、これから先もいろんなことがあると思いますがいつまでも猫たちと一緒に平和で穏やかな時間が続けられるように頑張ります引き続き「中之島公園の猫たち」をよろしくお願いします 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ鈴木氏、素敵な本に紹介してもらえて感謝です10周年のいい記念になりました武朝さん、コラム執筆お疲れさまでしたキラーパスしてごめんなさーい
2017.11.16
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近畿地方、梅雨があけましたね今年の夏は、猛暑日スーパー猛暑日を通り越して超スーパー猛暑日が来るのだとテレビで言ってましたちょっと笑ってしまうネーミングですが体温より高い気温を想像して秘書たちは、げんなりしていますいよいよ、ここからが夏本番「猫の部屋」の仲間たちは超スーパー猛暑日に負けずみんなで元気に夏を乗り越えます皆さんもどうかご自愛くださいませ 中之島タキシード 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp日々いろいろありますが…お陰さまで仲間たちは毎日、元気に過ごしています今年は「猫の部屋」10年目の夏暑さが厳しくても楽しいことがたくさんの夏だといいな 「猫の部屋」支援物資募集はこちら「猫の部屋」お当番さん募集はこちら皆さん、いつも温かい応援ありがとうございます
2017.07.21
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第一秘書ですひめの訃報に際してたくさんの優しいお言葉をいただきありがとうございましたなかなかブログ更新することができず病気のこと、闘病中の様子など詳細をお知らせできていなかったため驚かれたことと思いますご心配をおかけして本当に申し訳ありませんでした7月7日、金曜日よく晴れた、とても暑い日ひめを空へ送りましたその日が七夕だと気づいたのはカゴの中、涼しげな顔をして眠るひめを見ていた時彼女を見下ろすように棚の上にはリリーが座っていましたいつもなら、隣には無邪気にまとわりつく彼女がいましたリリーの顔や胸に頭をすりつけて尻尾をピンと上にあげるひめ体ごと何度もぶつかり全身で愛情表現する彼女をかわしながらちょっと鬱陶しそうに見ていたリリーそんなリリーがおかしくて笑いながら彼の大きな頭を撫でると…いつも、ひめはリリーにくっついたまま大人しく撫でられている彼の顔と私の手を見つめていましたとても不思議そうにけれど、何かを確認するように…もうそんな彼女は隣にいない…ひとり静かに棚に座って手のひらに頭をあずけてくるリリーが私には泣いているように見えました出発前、お当番Wさんがひめの大好きだった茹でささみを持たせてくれましたWさんの魔法のささみ食べることが大好きだった彼女はいつも、このささみを嬉しそうに幸せそうに食べていましたラップに包んだ魔法のささみを腕にしっかり抱かせましたたくさんの花と共に到着したひめを見てお寺では、いちばん大きな箱を用意してくださいましたお当番さんたちからの色とりどりの花束すべてを箱の中に詰めてひめに持たせました溢れるほどの美しい花と大好きなご飯とおやつを抱えて…ひめは、七夕の空へ旅立っていきました退院後から始まった週一度のひめの補液土曜日の朝、彼女を捕まえるのはとても大変でした頭が良く、勘の鋭い彼女は私たちが準備を始めようとするだけでいつも気付いてしまうのです足が速くて、いつも軽やかに棚やキャットウォークを移動して手の届かない場所に逃げ込んでしまうから…毎週、私たちは筋肉痛になるほどでしたただ、不思議とひめは補液が終わった後、怒るわけでも怖がるわけでもなく…必ず近くに寄ってきて私の顔をじっと見ていました--- ひめ、がんばったねだいじょうぶだよ ---そう話しかけるたびに可愛い声で返事してくれました瞬きをしながら何度も、何度も…あの頃からひめは撫でようとする私の手を避けなくなりました静かに座ったまま自分を撫でる手を受けとめていつも、私の顔を見ていましたその少し前に自分を洗濯ネットに入れた手背中に針を刺した手そして、頑張ったご褒美にと好きな缶詰を差し出した手どんな気持ちで彼女は私の手を受けとめているのか…いつも、そんなことを考えながら彼女を撫でていました亡くなる前夜病院から帰ってきたひめをいつものように撫でていましたご褒美の缶詰はどれを差し出しても食べてはくれなかったけれど…つらそうに鳴くこともなくどこか穏やかな顔をしていましたいつも日向ぼっこしていた長窓の前でゆったり箱座りしていたひめ--- ひめ、がんばったねだいじょうぶだよ ---とても小さくなった背中耳の後ろ、首元…何度も何度も撫でながらいつものように話しかける私の顔を彼女はじっと見ていましたそして、頬から頭へと指先を滑らせた時ふと、手のひらに重みを感じましたそこには、少し首を傾け顔を埋めているひめ何度か額をすりつけた後彼女は、私の手に頭をあずけたままゆっくりと目を閉じましたそれは、まるでいつも隣で見ていたリリーを真似るような仕草初めてでしたあんなふうに彼女が真正面から受け入れてくれたのは…できることなら手のひらにある温かな体温と小さな頭の重みをずっと感じていたかった…病と闘う猫たちを見ていつもいつも考えることは同じですこの子は何を望むのか何がこの子の幸せなのか自分に何ができるのだろうか…どれだけ考えても何をどれだけやったとしてもいつも満足な答えにはたどりつきませんただ、それでも猫たちはいつも無力な私に優しくて静かに背中を押してくれるのですあの瞬間…私の手のひらに伝わってきたのも彼女の優しさでしただいじょうぶだよ、と言われたような気がしましたいつも私が彼女に言ってた言葉なのに…ひめと過ごした最後の時間とても切なくてとても幸せな時間でした「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpひめ、忘れないでね…私は、ひめが大好きだったよ怖がりで警戒心が強いひめも仲間を大切に思うひめも無邪気で女の子らしいひめも全部大好きだったよ…どうか忘れないでね…ありがとう… 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ皆さん、いつも温かい応援をありがとうございます
2017.07.14
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皆さん、大変ご無沙汰しています第一秘書です約半年ぶりにブログのエディタ画面に向かっているのに…また、皆さんに楽しいお話がお伝えできず本当に申し訳ありません本日、7月5日18時20分ひめが亡くなりました眠っているような穏やかな顔で静かに逝ってしまいました最期の瞬間、そばにいたのはゲンさんとつばさ彼女の大切な仲間たちでした今年の春、ひめは体調を崩しましたご飯を食べなくなったのです診察の結果、舌の付け根に大きく腫れたポリープが見つかりましたまるで何重にも重なった花びらのような形状の巨大なポリープは喉の半分以上を塞ぐかのようでした口の中にも炎症は広がり歯も歯茎も弱っていて…それらが原因になったのかかなり進行した腎不全、酷い貧血一刻の猶予もない検査結果に目の前が真っ暗になりましたそして…あの日、ひめは緊急入院しました二週間の入院でもポリープを切除できるまで貧血を改善させることはできなかったけれど…ひめは、ちゃんと元気になって私たちの元へ、大切な仲間たちの元へ帰ってきてくれました週一度の補液と二週間に一度の通院を続けながら毎日、ご飯をたくさん食べていましたひめは、本当に食べることが大好きな子だったから…美味しそうに食べる彼女の姿をもう一度、見られたことがすごく嬉しくて…これからもずっとひめがご機嫌で過ごせるように一緒に闘おうと思っていましたけれど…二週間ほど前から少しずつひめの食べる量が落ち始めました普段通り、ご飯の時間にはみんなと一緒に棚の上で待って可愛い声で催促の鳴き声をあげていたのに…好きだったご飯を出してもじっと考え込むような顔をしてそのまま行ってしまったり私の顔を見つめながら何かを訴えるように鳴いたり食欲自体がないわけではなくひめの中で何かが起こっているんだと思いました先週金曜日、ご飯を食べている時口の中から出血しましたおそらく、勢いよく噛みしめた拍子に弱っていた歯茎に強い力がかかり起こった出血それ以降も、少しずつ食べてはいたけれど食べ方がぎこちなくなっていましたあまり良くない予感がしました…ひめが全くご飯を食べなくなったのは一昨日、月曜日のことです普段通り、催促するように鳴いているのに…何を出しても食べようとしなかったそうです食べる量が落ちてきていても丸一日、食べなかったのは初めてでした昨日、火曜日も全く何も口にせずよく飲んでいた水も舐める程度になっていたため病院へ連れていきました先生に状況を説明してできる限りの処置をしていただきましたもう一度、ひめに大好きだったご飯をお腹いっぱい食べてほしいもう一度、美味しそうに食べる姿を見せてほしいもう一度だけでもいいから…そう祈っていたのですが…願いは叶うことはありませんでした今日、ひめが逝ったのは猫たちの晩ごはんの時間でした夕方から足にふらつきが目立ちだして棚の下で寝ていたひめお当番のHさんはいちばんにひめのお皿を運んだそうですお当番カニバケツさんお手製のカツオのスープ元気な頃のひめは、カニバケツさんお手製のおやつが大好きでしたHさんの差し出すお皿を見てひめは、普段通りに立ち上がり顔を近づけたそうですけれど、食べることなくそのまま少し移動して横たわりましたひめには、また後でゆっくり食べてもらおう…そう思って、Hさんとカニバケツさんは他の猫たちにもご飯を配り始めたそうですそして、その数分後…ずっと、ひめのそばにいたゲンさんが大きな声で鳴いたそうですそして、一緒にいたつばさと何度も彼女の顔や身体をのぞき込むような仕草をしたため見に行ったら…まるで眠っているような顔で亡くなっていたそうです普段通りのご飯の時間帯ひめの近くにはずっと一緒に過ごした大切な仲間たちがいて…美味しかったご飯の匂いみんなが食べている気配優しいお当番さんたちの声ひめは、最期の瞬間まで普段通りの「猫の部屋」にいるのを感じていたと思いますきっと、安心して逝けたんだと私は思います「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpひめ、よく頑張ったね・・・大好きだよ・・・ 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ皆さん、いつも温かい応援をありがとうございます
2017.07.05
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随分と寒くなったなもう1月も半ば過ぎたじゃないか…お久しぶりです偉大なるボス猫、くーですまったく…何年経っても秘書たちときたらぐーたらで困る確かに年々やることは増えたのはわかる昔ほど数は多くなくてもボクたちは猫だからな命あるものには日々、いろんなことがあるある意味、思いもよらないことや邪魔くさいこともするまあ、それは猫も人間も同じだなだから、秘書たちがてんてこ舞いすることが増えているのも少しならわかってやろうふふんっ、寛大なボス猫は懐がデカくて優しいからなしかし…だだからといってボクたちの出番が少なくなるのはやっぱりダメだぞっいいか、秘書たちよお前たちの本来の任務はボクたちの話を伝えることなんだからなさてと…2017年最初の心温まるお説教もしたからボクが最近の出来事を伝えることにしよう昨年末、また大切な仲間がいなくなった少し前から体調を崩していて定期的にボクの大っ嫌いな病院に連れて行かれてた司令塔Aさんや秘書たちは毎日「猫の部屋」でボクの大っ嫌いな点滴をしてたんだあの子が、とってもとっても頑張ってたことをボクは知ってるぞだから、きっと大丈夫だと思ってた絶対に、あの頑張りは報われるはずだと信じてたんだけど、あの子はあまりにも早く逝ってしまったんだ本当に眠ったまま逝ってしまったんだぞボクたちも、人たちもいなくなったことを信じられないまま年を越したんだ人が来るといつも一緒に甘えにいった何も困ってないのにあの子は、いつも困ったような顔だったぞ楽しい時も、嬉しい時もあの困り顔で、たくさんの人から可愛がられてたんだ人気は、ボス猫であるボクと二分するほどだったんだふふんっ、どうだすごいもんだろう一緒に日向ぼっこして一緒に昼寝して、ご飯を喰ってあの子とは友情の証を結んでたからな今でも、誰かが来れば棚からちょこちょこ降りてきてあの困り顔でボクの隣に座っている気がするきっと、みんなが今もそう思ってるだろう…あの子…ルナがいない現実をまだ受け入れられてもいない年明け1月6日、金曜日また心配な出来事が起こったんだみさえが何も喰わなくなったそして、何度も吐いてしまったんだ…「猫の部屋」の大食漢といえばもちろんボク、弟子たち女の子では、ひめ特にひめは、最近どうしたんだと言いたくなるほどの食欲だしかし、昔からコンスタントに朝夕、日誌のご飯欄に二重丸が付くのは何を隠そう、みさえだったんだぞボクの半分もない小さい身体なのにいつも好き嫌いせずにペロリと平らげるそして、ほとんど吐いたことはなかったそんなみさえが一切、喰おうとせず胃が空っぽになっても吐き続けた…もちろん「猫の部屋」には衝撃が走ったみさえは、今の「猫の部屋」でおそらく最年長だと思う秘書たちが2004年に初めて公園を訪れた時にはもう立派な大人だったらしいからな少なく見積もって推定年齢は15才前後おそらく、それ以上じゃないかと秘書たちは言う年齢的に何が起こってもおかしくはない…秘書たちは、大慌てでみさえを病院へ連れて行ったんだボクの大嫌いな病院でみさえは、血液検査をして注射に点滴をしてきたらしい喰わずに吐く原因は胃炎だろうとのことだった寒くなって風邪の症状も出てたからな…若い頃なら大丈夫だったことが大丈夫じゃなくなって年相応にいろいろ出てくるのは仕方ないだろう実は、もうひとつわかったことがあったんだぞみさえもまた、腎臓の数値が悪くなってたそうだ猫にとって腎臓病は宿命のような病気だそうだ確かに、今までたくさんの仲間たちがこの病気で逝ってしまったルナもそうだった…いつも覚悟はしているようだがすこぶる悪い数値を見て秘書たちがショックを受けなかったわけがない…元気にはしているけれど初代「猫の部屋」を知るボクやみさえたちはかなりの高齢になった年齢的にも、体力的にも一か八かで無理をするには負担のほうが大きくなる年齢だな…ただ、それでもたとえば、これをやれば病気が完治するという治療があるならどんなに嫌だといっても秘書たちは病院に連れて行くだろう無理をさせても、必ず治るんならときっと、何度だって注射もするだろうし入院だってさせるだろうなけれど、そうじゃないなら…秘書たちがいちばんに願うのはいつも、必ず同じだ毎日、できるだけご機嫌で過ごしてほしい安心して過ごせる場所で眠って美味しいご飯を喰って一日一日、穏やかに過ごしてほしいただ、それだけだ…そうやって過ごすことで猫は思いもよらない大きなチカラを発揮することがある検査の数値や治療だけでは計り知れない生命力の強さってヤツだなそれに、もちろん秘書たちだって何もしないわけじゃない痛みやしんどさは取り除かないといけないからなたぶん、嫌だといっても病院に連れて行かれることはあるだろうしAさんや秘書たちに点滴を打たれたりするはずだ少しでも良くなるようにきっと、またいろんなことをするぞまずは、しっかり胃炎を治すみさえもそれが最優先になったらしいご飯が喰えるようになってから腎臓のことは考えようと秘書たちは思ったんだそうだただ、正直なところ胃炎が回復するかどうかも不安だったらしいやっぱり年が年だからな…しかし…だみさえは、ちゃんと喰ったんだ3日間の絶食の後少しずつ、少しずつ確かめるように慎重に喰い始めた猫が賢いことはボクを見てもらえばわかると思うがちゃんと自分の身体のことをわかって制御できるんだぞ病院へ行ってから一週間あの歳にして、あの検査結果にしてみさえの胃炎は回復した秘書たちも驚いてたけど今は普段通りのみさえに戻ったしかも、毎日ご機嫌にしてるんだぞボクは感動したっスゴイと思ったっ必要な時にしっかり喰うヤツは強い…ホントにそう思ったんだあんなに小さな身体なのにあんなに強いヤツは滅多にいないぞーっいいな、みさえこれからが本格的な闘いだぞ検査の数値だけがすべてじゃないからな昔、向こうの部屋にいたどんぐり目に何度も言ったが病気に負けない体力をつけるためにしっかり喰うんだあ、もちろん喰い過ぎてしまうのはダメだぞま、まあ…こ、これは自分にも言い聞かせておくことにするが…きっと、みさえならまだまだ元気でいられるはずだふふんっこの卓越したボス猫が素直にスゴイと感動したんだからな毎日、みんな一緒にご機嫌に過ごすために頑張るんだぞそして、他の仲間たちもだこれからも、みんなしっかりと喰えっ喰えば何とかなることがある好き嫌いもするんじゃないぞいいかこれは賢明なボス猫からの忠告だからなそして、秘書たちお前たちも自分に言い聞かせておけ喰うのはいいが喰い過ぎてはダメだぞあっ、もちろん飲み過ぎもダメだからなっ「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp新年早々、少し心配な出来事でしたがみさえちゃんは、胃炎から回復しました少し減ってしまった体重も徐々に戻ってきているようです今は週に4回「猫の部屋」で補液を続けています私にとって、みさえちゃんは大切なふるさと、同じ剣先出身の仲間ですやっと人に甘えることができるようになったんだからもっともっと元気に長生きしてご機嫌さんに甘える姿を見せてほしいです 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいつつも更新停滞中ですみませんぼちぼち頑張りますのでよろしくお願いします
2017.01.17
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「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp今年が皆さんにとって良い一年でありますように… 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2017.01.01
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皆さん、こんばんはたくさんの優しい言葉をいただきありがとうございましたメールもTwitterもコメントもちゃんとお返事できていませんがすべて拝見していますルナは、本当に多くの方から愛されていたんですね…すごく嬉しいです火曜日の午後、ルナを空へ送りましたあの日は朝から強い雨でしたが「猫の部屋」を出る前には上がりました足下が悪い中の出発は大変だろうと優しいルナは気遣ってくれたのかもしれません人が大好きな子でしたわがままを言わない子でした何も困っていないのにいつも困っているような顔をして会う人すべてを笑顔にする子でした目立つ子ではなかったけれどルナのまわりにはいつも静かで穏やかな時間が流れていて…人も仲間の猫たちもただ、ルナがそこにいるだけで癒されていたと思いますお当番さんたちから届いた花束を全部詰め込んだ棺の中でルナは穏やかな顔で眠っていました今にもあの眠そうな目を開けて頭を撫でる手に頭を押し付けて来そうなのに…ルナは目覚めることなく懐かしい仲間が待つ空へ行ってしまいましたルナとの出会いは6年前2010年、秋の終わりのことでした私たちは、あの日のことを一生忘れないと思いますそして、一生許せないと思います…きっと、どうにもならない事情があったのだろうとは思いますただ、だからこそ私たちは、今でも許せないのですあの日…あの平たいケースの中に入れられたルナがいったい何を思っていたのか…今も考えるだけで胸が押しつぶされそうになりますいつか迎えに来てくれる…きっと、そう信じていたはずのルナのあの日の姿を思い出すとどうしても許すとは言えないです…ルナは、長い時間をかけていろんな思いを乗り越えてきましたその姿は、とても健気でたまらなく愛しくて…いつも一緒にいた猫たちや私たちはちゃんとルナの「家族」になれていたでしょうか…以前教えてもらった言葉「猫はしんどい時に楽しいことを思い出す」きっと、もう…ルナは、しんどさから解放されたのだと思いますだったら、つらかったことや寂しかったことは全部、ぜんぶ忘れて…楽しかったことだけを思い出して空の上でご機嫌に過ごしていることを心から願います中之島タキシード第一秘書&第二秘書「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpルナ…ずっと一緒にいられて幸せだったよ…私たちは、ルナに出会えて本当に幸せでした… 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2016.12.30
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こんばんは、第一秘書です久しぶりのブログ更新がとても悲しいお知らせになってしまいました私たちにとってもあまりにも急な出来事でまだ、ちゃんと受け入れられていませんきっと、皆さんを驚かせてしまうと思いますどうかお許しください今朝、ルナが亡くなりましたただ、ゆったりと眠っているだけのような顔をして…私たちの元から旅立ってしまいましたルナは、少し前から腎臓の数値が悪くなっていましたそのため「猫の部屋」で補液を続けながら土曜日には通院していました始まったばかりの闘病は一進一退しながらの歩みでした数値だけで考えると不安がなかったわけではないけれど…ルナは、今までと変わらずあの特徴的な顔で甘えて毎日、ご機嫌に過ごしていましたこのまま安定させようきっと何かできるはず…健康体に戻すことはできなくてもルナがご機嫌に過ごせるように一緒に闘おう…私は、これから続いていくはずの闘病生活を考えながらそんな期待も持っていたのです先週も日によって一進一退を繰り返していたルナそんなルナを見守りながらそれまでと同じように不安や期待を感じていましたが…こんなふうに終わることなど考えてもいなかったのに…金曜日の夜ルナは口の中から出血しました急変でした土曜日の朝、病院へ運びできる限りの処置をしましたが改善はなく状態はどんどん悪くなって…昨夜、再びルナを連れて病院へ行きました血液検査の結果では今までとは比べものにならないほど一気に貧血が出ました皮肉にも腎臓の数値は前回の数値の半分以下にまで改善されていたのに…もう何もできることがない覚悟を決めないといけない…突きつけられた現実にただ、私は呆然としながらルナを連れて「猫の部屋」に帰りましたキャリーから出したルナを膝に乗せて抱いていた時ルナは、何度も私の顔を見上げ撫でる指に何度も顔をすり付けながら小さく喉を鳴らしていました大人しくて、いじらしくなるほど甘えん坊で誰からも好かれる可愛いルナこの手でしっかりと抱いていたのに…膝の上で喉を鳴らしいつものように甘えるルナがなぜ、こんなに冷たい体をしているのか歩くこともできなくなっているのか…私はどうしても信じられませんでした夢ならどうか覚めてほしい…何度もそう思いましたそれが昨夜…ルナと過ごした最後のクリスマスの夜でした「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp皆さん、久しぶりの更新なのに本当にすみません…明日の午後、ルナを空へ送ります 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ
2016.12.26
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えーっと…皆さん、こんばんは茶白長男のねーちゃんと申しますあ、ご存知…でしたっけす、すみませんご、ご、ご無沙汰してます「ねーちゃん、頑張ってー」「大丈夫だから落ちつけー」うう…落ちつけじゃないですよ久しぶりに呼ばれたと思ったら…「はい、そこ文句いわないー」「大丈夫、キミはやれば出来る子ー」ううう…わかりましたよえ、えーっと…タキシードちゃんによるとぐーたらで、ボンクラでズボラもんの秘書さんたちが…わぁ、これボクが言ったんじゃないですよタキシードちゃんが言ったんですからねっで…、そのズボラもんでどーしようもないおバカな秘書さんたちがブログ書かないから…「おーい、待て待て」「増えとるやないか…」ああ、ついうっかり…と、とにかく秘書さんたちがブログ書かないからみんな忘れてたんですボクが「中之島公園大人猫倶楽部」の三代目広報担当だってことボクだって忘れてましたよそんなこと...その上、茶白の長男だからやっぱり部屋の責任者もボクだろうって押し付けられるし...「あ、人聞き悪いよ」「押し付けられたとか言わないの」いいえ、押しつけられたんですっ何か喋れって...とにかく、今夜はここ最近思ってたこと喋りますボクたちの部屋にはいちばん大きなケージがあります窓際の日当たりいい場所にあるからそのケージの上は、ボクたちが大好きなお昼寝スポットですケージの中も、三層になってて日が当たると明るいんですダイに追いかけたりした時にはボク、いちばん上の段にのぼってそこで寝てたりしてましたあ、末っ子のダイは時々、噛んだり叩いたりなぜかボクにだけ意地悪なことするんですいつも秘書さんたちやお当番さんたちが止めに来てくれますが意地悪する時のダイはしつこくてとても困ってますもちろん、昔みたいに一緒にお昼寝する時もあるんですが...可愛い末っ子だからっていつも、ボクは庇ってたんですけどダイには鬱陶しいとかしんどいこととかあったのかな...うう...ボクの、ボクの育て方が悪かったのかもしれません「...ねーちゃん、わかったから」「うん、ちょっと話ズレちゃったね」あ、そうでしたつい、うっかり...で、ボクたちが重宝していたそのケージなんですけど...夏の終わりのある日ずっと外してあった扉が付けられてケージ全体がシートでくるまれましたそれで、その日からボクたちはケージの中に入れなくなったんですしばらくの間、物音ひとつしなくてあまりボクたちも気にしてませんでしたただ、お当番さんたちがいつもケージの中を覗いていたしご飯を運んだり、水を入れ替えたりしてたしなにかいるのはわかりました少しすると、時々シャーという声や小さな鳴き声も聞こえてきてそのうちドタバタ暴れるような音までするようになってきたんですボクは、のぞきに行かなかったけど...チャミは好奇心旺盛だからいつもケージの上から落ちそうになりながらのぞき込んでましたダイは、ああ見えてとても怖がりで内弁慶だから最初は見ない振りとかしてましたけど、ダイが近くに行くといつも必ず小さな声が聞こえてきて...きっと、あれは呼んでたんですよねそれでも頑としてダイは知らん顔してましたけど...きっと少し緊張してたんだと思いますその頃には、もうケージの中にいるのは女の子だってこともわかりましたもう赤ちゃんじゃないけどまだ、とても小さな子その子は、最初全然姿を見せなかったけど...お当番さんたちがおもちゃを振ったりするとそのうち、扉から顔を出したり少しだけ出て来たりするようになりました隣のれんちゃんやひめちゃんビビちゃんたちみたいな縞模様の子猫です顔立ちがしっかりしてて体のバランスが整ってるから写真を撮っても子猫に見えないって秘書さんたちは言うけど...手足が長くて、頭が小さくてボクは、とても可愛い子だと思いましたみんなは、その子のことを「ちなつ」って呼んでましただから、きっとそれが名前ですそして、ちなっちゃんはボクたちの部屋の新入りさん...えーっと、そうですよね「ねーちゃん、すごいね」「正解です、あんまり見に行かなかったのにね」だって、今までボクはあんまり小さな子に接したことがないしダイと同じで緊張するんですけど、ちゃんとキャットウォークの上からちなっちゃんのこと見てましたよ前は、かなり怖がってたけど最近、秘書さんたちが扉を開けると膝に飛び乗ってきたりしますよねすごく甘えて、ゴロゴロ言ってるのもちゃんと聞こえてました「うん、なんか甘えん坊になってきたね」「きっと...寂しいんじゃないかな」そうですか...ちなっちゃん、お母さんもいなくてひとりぼっちだったんですよねボクは、外ではつらいことも多かったけどいつも、きょうだいが一緒にいたし仲間もいたから...やっぱり、それはすごく心強かったって思いますけど、もしひとりぼっちだったらボクは今、ここにいなかったかもしれない...詳しい事情とか知らないけどちなっちゃん、あんなに小さいのにきっと頑張ってたんですね「そうだね...」「きっといろんなことあったんだろうね...」ボク、ここに来てからたまに考えることがあるんですずっと、ボクたちきょうだいは人間が怖かったどんなに優しそうな人でも時々、ご飯を持って来てもらってもどうしても怖くて近寄ったりできなかったし...何かあれば逃げるか、捨て身で攻撃するかそれしか考えられなかったんですそれは、外で生きていくためにどうしても必要なことだったから...ボクたち、そうやって大きくなったんですもちろん、今はもうここにいる人たちなら怖くないですよただ...「ただ...」「どうした...」ただ、どうしてもボクたちは上手く甘えることができないんです話しかけられて、嬉しくても撫でられて、気持ちよかったとしてもそれがちゃんと伝えられない...ちなっちゃんみたいに膝に飛び乗ったりできないしゴロゴロもいえない素直に自分の気持ちを伝えられないんですボクは、すごく慎重で臆病だけどきょうだいたちを守る立場だったからとにかく一生懸命でしたチャミは、案外意志が強いから自分が思うようにしか行動しないですけど、器用に立ち回れるから不器用なボクとは大違いで...ダイは、元々すごく寂しがり屋できっと、ずっと誰かに甘えたかったんだと思うんですけど、ずっと人間は怖いものだと思って大きくなってきたから...ダイには、どうしていいのかわからなくなる時があるんだと思いますだから、撫でられてるボクを見てイライラするんじゃないかなって...ほら、隣に行ったつばさがある日突然、思いきり甘えるようになった時ダイはすごくショック受けてたでしょ隣に向かって、必死に『うらぎりもの』って鳴いて...「うん、そうだったね」「あれは、確かにそんな感じで鳴いてたね」ボクよりも不器用なんですダイって...本当に、ボクたちは空回りしてばっかりですね「うう、ねーちゃん...」「空回りしててもね、私たちは茶白のこと大好きだよ」あっ、また話がズレちゃいましたほら、秘書さんたちがまた、ぐーたらしてるからですよ「うう、それは余計だよ...」「ひとこと多いねーちゃんも好きだよ」で、要するにボクが言いたかったのは...今のまま、ちなっちゃんには素直に自分の気持ちを伝えられる子に育ってほしいって思うんです本当は、ボクたち猫って人に寄り添って、人と共に生きるもの人から守られて、人に愛されるものなんでしょ外で生まれ育って人を恐れて暮らすことしか知らなかったボクはそれを知った時、すごく驚きましたけど、もしそれが許されていたら...ボクもチャミもダイもきっと、もっと楽に生きてこられたんだろうなって思うんですだから、これからたくさんのことを学ぶちなっちゃんには本来の生き方を知ってほしいです美味しいご飯も、楽しい遊びも安心して眠ることも素直に甘えて、可愛がられる喜びも全部知ってほしいんですもちろん、ここには優しいお当番さんたちがいるしぐーたらだけど秘書さんたちもいますみんな、ちなっちゃんのこといっぱい可愛がってますけど、できることならずっと寄り添って、ちなっちゃんを守って愛してくれる人ちなっちゃんだけの家族のそばで大切なことを学びながら成長してほしい...ボクは、そう思うんですきっと、人と共に生きるって本当はそういうことなんでしょ「うん...」「そうだね...」とにかく、ちなっちゃんはしばらくボクたちの部屋で預かりますあ、でも気をつけてお当番さんたちも秘書さんたちも様子を見ててくださいねまだ、チャミもダイも大丈夫ですけど慣れて来たら知りませんよ特に、今もちょっと怖がってるダイより興味津々のチャミのほうが危険です絶対おもちゃみたいに扱うと思いますからだから、どうかはやくどこかでちなっちゃんを待ってる家族を見つけてくださいねホント、ぐーたらしてないでよろしくお願いします以上、責任者からのお願いでした「...が、がんばります」「やっぱり最後までひとこと多かったね...」「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp現在、ちなつの里親さん募集中ですもうすぐ生後4ヶ月まだ少し人見知りはしますが抱っこが大好きな甘えん坊になりました元気いっぱいの可愛い女の子です皆さん、どうか応援よろしくお願いします詳細は「里親さんになるために」をご覧ください 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、やっぱりまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.11.01
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前回のお話はこちら「猫の部屋」に訪れた新しい出会い台風の直前、Sさんに捕獲され病院で待つ司令塔Aさんの元へ運ばれたのは小さな女の子でした捕獲器に入ったままの彼女を病院まで届けてくださったカニバケツさんに名付け親になっていただきましたいくつもの候補の中から一生懸命考えて選んでくださった名前「ちなつ」夏の終いに来た子だから...とカニバケツさんは笑っておられましたその可愛らしい名前は「猫の部屋」の子が持つ苗字と合わせた時より美しい響きになりました「中之島ちなつ」それが小さな彼女の名前です私と第二秘書が初めて、彼女に会ったのは台風も過ぎ去った翌週の土曜日でした捕獲直後、手術まで終えて火曜日に「猫の部屋」へ来たちなつ茶白部屋に置かれたケージの中大きな耳をペタンと下げて縞模様の体を小さくするのを見た時ちなつが話しに聞いていたよりも幼かったことを知りました「小さいね...」「うん、聞いてたより小さい...」確かに顔立ちはしっかりしていましたが被毛は、子猫特有の手触りでした威嚇する時に見えた歯は小さく少し触ると乳歯なのがわかりました目の色は赤みがかったカッパーたぶん色が変わり始めたくらいの頃威嚇したり、叩いたり精一杯抵抗する彼女を抱き上げ体重を量ったところ、1kgちょうど普段、大きな猫ばかりを撫でている手には頼りなく感じてしまうほどでした事情があり、早めの手術になったことどうしても必要だといわれた耳先カット思いきり下げた耳に入ったしるしと強ばっている小さな背中が痛々しく見えました「猫の部屋」に来た日には見ているとご飯も食べなかったちなつ怖がる様子、威嚇する様子お当番さんからの報告でもやはり人に馴れている猫には思えませんでしたただ、警戒心はあるものの叩くことも、噛みつくこともしない小さな威嚇を繰り返しながらもその後、どうすればいいのかわからず困っているような様子自分の置かれた状況に戸惑っているように見えたそうですちなつを捕獲した後ももうボーダーライン周辺に猫がいないか捜索を続けていました猫らしき姿を見た、猫の声を聞いた...いくつか情報も入りましたがどれも不確かだったり、時期が少し違っていたり彼女と結び付けられるものはありませんでしたそして、やっぱり他の猫が姿を現すこともなかったのです--- もう、どこかに行ってしまったのかもしれません... ---ずっと見回りを続けていたSさんはそう言っておられました猫という動物は基本的に単独で生活するといわれますただ、それは環境によってかなり変わるものだと思います例えば、街中のほんの小さな場所多くの車や人に追われる場所だったら...とにかく、生きていくために早々と別れるしかない親子やきょうだいはたくさんいるでしょうけれど、もし許される環境だったなら...大きくなってからも母親やきょうだいたちと離れることなくずっと一緒にいることを選ぶのではないかと思うのですかつての公園内にはいくつものコミュニティがありましたそのひとつひとつは親子であったり、きょうだいであったり血縁関係のある猫たちが中心となって形成されていたものです途中でやってくる新たな猫たちを受け入れながらも彼らは、ずっと一緒に暮らしていましたそして、それが許される環境はおそらく近隣の地域にもあったはずです昔、工事に追われてエリア内に逃げてきた猫たちがいました今の茶白きょうだいですそして、二年前には出産と育児のため、静かな場所を求めて居着いた親子がいましたれんと、ほたるとみこ...ただ、大きさから考えるとちなつの誕生日は夏に入る前もしも、あの場所で育児をする猫がいたなら必ず誰かの目にとまっているはず...今は餌をあげる人もいないエリア内であの日まで姿も見せずに暮らしていたとはどうしても考えられませんでしたあの、発見された時のどこか落ち着いたような様子そして、あの大きさになるまで人との接点があったようには思えない様子にひとつのイメージが浮かびました彼女は、どこか別の場所で育ちあの場所まで移動してきたのではないか無理矢理、誰かに連れてこられたのではなくいつも守ってくれる母猫と一緒に彼女は、どこかへ移動する途中に親とはぐれてしまったのかもしれない...あの日、取り乱して鳴き叫んだりしなかったのは…まだ、自分の状況が理解できていなかったからか?それとも、まだ近くに大好きなお母さんの気配が残っていたからか…今もまだ、ちなつに繋がる情報はなにもありませんそして、ボーダーライン周辺で知らない猫を見かけることもないままです「ねぇ、ホント、どっから来たの」「もしかして、お母さん待ってた...」ケージに向かって話かけるとやはり体を精一杯小さくするちなつ「あれからも、ずっと探してるんだけどね...」「どこにも、だれもいないんだ…」そっと、扉を開けると小さくシャーと威嚇する声けれど、やっぱりその後しっかりした目鼻立ちの顔に浮かぶ不安げな表情「ごめんね…お母さん、見つけられなくて」「ここで一緒にいよう」片隅で震える彼女にゆっくり手を伸ばしてみると…ぽてぽてと二度手の甲をかすめたのは小さくて暖かな肉球の感触「んんっ今のはなんだ」「ふふっ、もしかして…」それは、緊張で少し湿った猫パンチたぶん、それがあの時彼女にできた精一杯の攻撃その後は、やはり戸惑ったように隅っこで耳をさげたままうずくまっていました「きっと、まだ守られてたんだろうね」「うん、そんな感じする」下がった耳の付根、小さなおでこ顔のまわりから喉元、首...母猫がグルーミングするように指先で撫でていくと強ばった体から少しずつ力が抜けていくのを感じましたそして、ずっとぺたんと寝ていた大きくて長めの耳が元の位置に戻った頃...聞こえてきたのはゴロゴロと喉を鳴らす音「大丈夫、大丈夫だよ…」「もう怖がらなくていいからね...」小さな頭を片手で包み込みながら親指でおでこを撫でていると...いつの間にか、ちなつは手に顔をうずめてウトウトしだしました手のひらに乗る柔らかな重みとゆっくりと繰り返す寝息それは、今ここに彼女が存在する証まだ小さくて、ひとりぼっちだったけれどそれでも、ちゃんと生き抜いてここで巡り会ったのだから...ちなつをたくさん愛してくれる人を探そうもう、これからは下手くそな威嚇も、不器用な猫パンチもしなくてもいいように...思いきり甘えて、喉を鳴らしてずっと、幸せを感じていられるように...ちなつの未来を探したい...そう思ったのです「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp夏の終わりに出会った子猫ちなつ「猫の部屋」の末っ子ですすでに秋も深まり保護から1ヶ月半が経過しました現在、生後3ヶ月半元気にすくすく成長していますちなつの里親さん募集を開始します詳細は「里親さんになるために」をご覧ください皆さん、彼女に幸せな未来が訪れるよう応援していただければ嬉しいですどうかよろしくお願いします 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、やっぱりまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.10.27
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こんばんは、第一秘書ですまた更新が遅くなってしまいましたが...今夜も夏の報告これが最後の報告になります11月を目前にしてもう夏休みの宿題だとか冗談を言っている内容でもないため少し真面目にご報告します2016年9月夏の終わりに私たちが出会った小さな子のお話です--- 見たことのない子猫がいます ---ある木曜日の夕方私は一通のメールを受け取りました差出人は、バラ園のお母さんことSさん第一発見者は、Sさんの知人通りかかった時、猫の姿を見かけたため急いで知らせて下さったそうですSさんが駆けつけたところ植え込みの中に小さなキジ猫がいました最初、Sさんには手のひらに乗るほどの大きさに見えたのですが…子猫は、ドライフードと缶詰をしっかりと食べたそうですそこは人通りのある細い道から一歩入った場所「猫の部屋」が担当するエリア内です木陰に植え込みがあり少し奥まっているけど見晴らしはよく静かな庭のような場所そして、そのすぐ前には以前、ゲンさんを保護した場所「猫の部屋」のボーダーラインがありますボーダーライン付近にいるとたまに知らない猫の姿を見かけます特に繁殖期を迎える春と秋たいていは隣接した地域で暮らす猫たちですオス猫は、テリトリー拡大のためか少し離れた地域から来ているような猫もいてまれにエリア内にまで入る猫もいます昨年、やはり頻繁に姿を見かける黒猫がいてみんなで観察を行っていたのですが…その途中で、その黒猫の耳先にV字カットが付いたことがありましたそう、それは手術済みの証誰かがTNRをしたというしるしですしばらくその黒猫を観察したところ私たちは、その黒猫についても少し離れた地域から来ている子だと確証を持ちましたけれど、そこは未知なる場所元々、住宅地などではないため周辺には、ほとんど地域住民の方はおられずなかなか情報収集が難しいのですが…偶然にも、何ヵ所かの地域については活動する方たちにお会いする機会があり早々に情報交換することができていましたただ、このTNRされた黒猫が暮らしているだろう地域についてはそこにも猫がいるということとお世話する方がおられるらしいという噂だけでした何度か、その方角に戻っていく黒猫の姿を見かけたため、追いかけてみましたが残念ながら、猫にも人にも会えずその後、耳先カットのついた黒猫はぱたりと姿を見せることがなくなり私たちは調査を中断しましたただ、3日ほどのうちに行われた捕獲、手術、リリースたぶん、まだすべての猫に手術が完了したわけではないでしょうが...初めて、その地域で頑張っている方の存在が感じられた出来事にとても心強い思いがしましたそんな経緯もあったためいつもSさんは、この周辺での情報に注意して下さっているのですが…今回、姿を見せたのは子猫これは初めての状況ですまだ小さな子がひとりであのラインを越えるのだろうか考えたくはないけれどもしかして遺棄された子なんだろうか…もちろん、Sさんだけでなく私も同じことを思いましたもしも、誰かによって遺棄された子なら少なくとも人間の手を知っているはずすぐに近寄ってくる子だろうか…そのまま捕まえることができる子だろうか…長年、精力的にTNRを続けておられるSさんその中で、様々な状況にある猫たちと出会ってこられました初めて会った時の猫の様子から読み取れることは多い…Sさんの経験上の観察眼や行動に今まで、私や第二秘書はたくさんのことを学んできましたそんなSさんが観察した様子は...あの日、植え込みの中に座る子猫は鳴き声ひとつあげずとても落ち着いていたそうですただ、ご飯をあげようと近づくとその場から逃げ出せるように身構えて何度か威嚇しましたそのため、少し離れた場所から子猫を観察するSさんしばらくすると警戒しながらも置かれたご飯の器に近寄ってくる子猫ただ、もしSさんが少しでも動けばすぐに逃げられる体勢を崩さないままご飯を食べたのだそうです--- 人に馴れていないように思います…素手で捕まえるのは難しいですね ---小さいながらもとても慎重で警戒心のある子もちろん、その時点で断言できるほどの確証はなかったのですが…野良猫のお母さんに躾けられている子供私は、まだ見ぬ子猫にそんなイメージを持ちました子猫がいる場所の周辺を含め「猫の部屋」が担当するエリア内では毎日、厳重な警備が行われています詳しくは伏せますが…もし、真夜中であっても何か不審な動きをする人間がいればすぐに警備員の方たちが気付かれるはずですそして、もちろん以前、ほたるとみこを保護した時のようにもし、そんな子猫がいるのなら公園事務所のシルバーさんたちも必ず、目にされるはずの場所けれど、あの日までそんな情報は一切なかったのですもうひとつ気になったこともしも、本当に遺棄された子猫なら...今、ここで声を出しても大丈夫なのかそんなことは考えないまま母親を、きょうだいを、仲間を…本能的に呼び続けないだろうか見たこともない場所にひとりぼっちでいる自分その状況に気付いた時もしも、これが大人の猫であっても不安に押しつぶされそうになるはずましてや、まだ小さな猫だとしたらその恐怖は計り知れません大きな声でも、小さな声でも子猫の鳴く声、あの独特の声を耳にして誰も気付かないほど人の目がない場所ではありませんけれど、子猫は落ち着いた様子で鳴き声をあげることもなく静かに座っているのですもしかして、まだ近くに母親やきょうだいがいるのではないか…私は、すぐに司令塔Aさんへ連絡をいれましたもちろん、観察は必要でしたが公園事務所への報告を急ぐ案件だと感じたからです話を聞いたAさんもやはり同じ意見でしたおそらく、子猫である以上すぐに保護依頼書が出されるはずそして、もしかしたらそこから、まだ話が広がっていく可能性もあるかもしれない…百戦錬磨のSさんでさえすぐに捕獲できそうにないならとにかくタイミングを図るしかない…そのためには、毎日ご飯をあげてもう少し観察する時間が必要でしたそして、同時に他にも猫がいないかどうかも注意しなければならない…頭の中では、やるべきことを考えながらも少し不安な気持ちになっていました翌朝も、ご飯を持ったSさんの前に子猫は姿を現しましたある一定の距離を保ちながらSさんの置いたご飯を平らげて少し窪んだ草むらに隠れてしまったそうですやはり、まわりに他の猫の姿はありません--- ご飯を狙ってるのかカラスが集まってきます大丈夫だとは思うのですが… ---前日は、落ち着いていたのによほどカラスが怖かったのかこの日は、少し怯えたような様子もありSさんは心配されていましたそれでも夕刻にはまた、同じように姿を見せたらしく…すでに、この子はここに居着いているきっと、どこにも行くところがないのだと思ったそうです明けて、土曜日の午後私も子猫を探しに行きました初日、Sさんにフードを届けた美々さんが子猫を見たという場所を教えてくれました木々がたち並び、葉や枝でできた木陰の中その子は、少し高い壁の上に大人しく座っていたそうです小さな頭、耳が大きくて体は小さく細い子もちろん、子猫には間違いないただ、案外顔立ちはしっかりしているように見える…美々さんも含めてSさん以外にいくつか届いた情報の中ではっきりしなかったのが年齢でした生後1~2ヶ月だという意見4~5ヶ月くらいにはなるだろうという意見かなりの差があったのですずいぶん、日が落ちるのも早くなっていた夕暮れになかなか近くに寄らせずゆっくり姿を見ることができない子猫どうしても判断しにくかったのは仕方ないことだったでしょうだから、あの日はどうしても自分の目で確認したいと思い探してみたのですが…朝は、かなり警戒しながらもSさんのご飯を食べに来たそうですが午後から子猫の姿は見られずそして、引っ掛かっていた他の猫の姿も見かけることもなく...引き続き、翌日以降にすべてを托すことになったのですただ、この時もやはり私は不安でした週明けの天気予報は大雨大きな台風が近づいていたからです川が近いため、大雨や潮位が上がる時には水が流れ込んでくることも多くエリア内は水没することもありますその時の台風は大阪に上陸するルートではなかったもののかなり強い雨風が来るとの予報潮位も高くなっていた時期もしも、予報通りなら子猫を外に置いておくのは危険すぎるもしかしたら、もう悠長に待っていられないかもしれない...それは、Sさんも同じ考えでした--- 子猫、捕まえました ---Sさんから連絡が来たのは翌日、日曜日の夕方のことでした朝、ご飯を食べに出てきた子猫はやはり集まってきたカラスに怯えていたらしくあまり満足に食べないまま植え込みの中に隠れてしまったとのこと週明けからの天気のこともあり捕獲するなら、もう今日しかないだろうとSさんは思ったそうですこの子の家族や仲間がどこにいったのかはわからないけれど...どこを探してみても他に猫はいないだから、とにかく今ここにいるこの子を雨が降り始める前に保護したい...きっと、その思いが通じたのだと思います朝の件があったから一か八かで捕獲器を仕掛けたけれどすぐに入ってくれて良かったとSさんは、電話口で笑っておられましたその後、捕獲器に入った子猫はやはり準備していた司令塔Aさんに托され台風が来る前に病院へ運ばれたのです「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp夏の終わり、秘書たちを待っていたのは新たな出会いでした次は、やっと会えた子猫との初対面の日の話に続きます 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、やっぱりまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.10.21
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こんばんは、第二秘書です朝夕、めっきり涼しくなり随分と秋らしい気候になりましたしかし、なぜかまだまだ続く夏の報告…第一秘書に任せきりだと年を越える勢いなので今宵は私が3つまとめてお伝えします眠れない理由公園の再整備工事が始まり猫たちの捕獲を始めた2007年12月剣先と呼ばれる場所にいた猫たちの中で最後まで捕まらなかったのがみさえと子供のファネコ1ヶ月半以上、閉鎖された公園内を逃げまわり2008年1月やっと「猫の部屋」にやって来ました(当時の様子はこちら「ずっと待ってるからね…」をご覧ください)当時のみさえは、人嫌いも甚だしく隠れている箱の中を覗き込むだけで…フーッ シャーッ パシンッ 確かにあの頃は人馴れしていなかった猫たちばかりでみんな、そんな感じではありましたしかし、その中でもみさえは別格難攻不落だと思えたほど、極度の人間不信あまりの凶暴さに泣き出すお当番さんもいたとかいなかったとか…そんなみさえが少しずつ心を開き少しずつ、少しずつ人を受け入れ…この夏、とうとう気持ちよさを知ってしまったのですそれまでは、撫でられていてもまだ少し緊張する様子なども見えましたが…撫でようとする手に顔をすりつけごろごろと喉を鳴らすようになったみさえ古株のお当番、sinsinさんからはこんなメールが届いたほど私に撫でてと言ってくれてお腹出しもスリスリもしてくれました苦節8年生きててよかったうれしくて泣きそうでしたみさえちゃんはかわいすぎますキラやロマン、ちびたが撫でさせてくれた時も嬉しかったけどあ、もちろんノアもみさえちゃんはまた格別です昨夜は興奮してなかなか眠れませんでした大袈裟だと感じる方もいらっしゃるとは思いますけれど、いつもすべての人を拒絶し多くの人に怪我を負わしてきたみさえが今、人の手を受けとめて笑っているのです昔のみさえを知っている私たちには感慨深い夏の出来事でした伝統なのか…夏のある日「猫の部屋」の床にドライフードの粉が散らばっていました誰かがお皿をひっくり返してその後誰かがドライフードだけを食べたんだろうな…そう思って気にも留めなかったのですがお当番に行くたびに、いつも粉だけが散らばっていましたそんなある日、私は衝撃の光景を目にしたのですなんと、犯人はももいつのまにこんな作法を身に付けたのか…そういえば、昔もこんなことが…これは、嫌いなカリカリを選別するため受け継がれてきた手法の一種なのでしょうかねぇ、タマ先生…会社では言えない日曜日の午後のお当番Tさんはおしゃれでグルメなバリバリのビジネスマン大阪での単身赴任中にボランティアスタイルで「猫の部屋」へ朝いちばんの挨拶の場で「会社では言えないくらい猫が好きなんです」と発言したTさんそして、その日のうちに異例のはやさで日曜日のお当番さんに決定あれから5年毎年、異動シーズンにはドキドキ、ビクビクしていたのですが…とうとう今年の夏Tさんの異動は決まってしまいましたこれまで、日曜日午後のキャプテン的存在だったTさん初対面の時の挨拶通り曲者ぞろいの猫たちみんなにいつでも惜しみない愛情を注いでくれる人でしたそのTさんが抜けて寂しさとともにやってきたのは…日曜日午後のお当番さん不足ローテーションは大わらわです今は他の曜日のお当番さんに助っ人に入ったりもらったりしながら何とか凌いでいますそこで、皆さんにお知らせです現在「猫の部屋」ではお当番さんを大募集中です特に日曜日午後は急募そして、平日のお当番さんも大歓迎です各曜日とも複数のお当番さんで作業していますので決まった曜日に来ていただければ隔週でも構いません単身赴任中の方でも、学生さんでも大丈夫興味のある方は、是非こちらをご覧くださいご応募お待ちしております「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「2号よ、えらく端折りましたね」「それはね、あなたが遅筆だからですよ」「つか、2号が時間稼ぎして編集とかしてたんじゃ…」「つか、あなたには最後の大きな宿題が残ってるでしょう」「…うっ」そうなんです実は、まだ秘書たちにはこの夏の大きな報告があるのですとにかく、ふたりで何とかしなさい年を越すのは私が許しません 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、まだまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.10.07
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前回のお話はこちら決戦の土曜日普段よりも、かなり早めに「猫の部屋」に到着した私と第二秘書を猫たちは何の疑いもなく迎えてくれましたそして、やはり何の疑いもなくいつも通りに朝ごはんを食べましたただ、ちょーっとだけ普段より量が少なめだったことに不満そうな顔をする子もいましたが…そこは見ない振りして普段通りに作業を開始した私たちにやはり猫たちは何の疑いも持たなかったと思いますそして、朝ごはんから3時間お腹も少しはこなれたはずの正午過ぎ気温30℃を超えた中私と第二秘書の負けられない戦いが本格的にスタートしました今回、Aさんが全員分かき集めたのはスポットタイプの駆除薬保護直後、壁や屋根もなく外同然だった一代目、二代目の「猫の部屋」そして、今の三代目の「猫の部屋」に引っ越す直前名前の通り、革命を起こしてくれた薬首と背中の付け根あたりの毛をわけて皮膚に直接、ピュッピュッと薬を垂らして終了薬を開けるところから考えてもこの間、ほんの何秒かの話なのですが…私たちの予想ではおそらく、その何秒間かの間じっとしている猫は2匹もちろん、首や背中を撫でさせる子は今はもっと多いですただ、普段と違う指の動きになっただけで警戒するはずの子は多数自分の見えない背中で何やらごそごそされるなどもってのほかとたぶん、すぐに動こうとするはずです全16匹をレベル1~10に分けると1~4までの猫、片手ほど残る約10匹は全員レベル6以上そして、その中の半数は私たちも覚悟が必要なレベル10…絶対に負けられない戦いとはいえ私たちがスタートからどんよりしたのはいうまでもありませんまずは、小手調べレベル1の2匹を呼び寄せ久しぶりの感覚を思い出すべく開始部屋に入っただけで寄ってきた黒いボス猫と困り顔女子を撫でながらポケットに入れた薬を取りだしまずは、ボスに滴下次に、困り顔女子の背中を撫でているとうろちょろしながら割って入るシマシマ模様8年目にして、まるで突然変異の如く甘えたへと豹変した彼ですしかし、私たちは彼をレベル2に仕分けしていましたそれには訳がありますちょっと撫でるだけで毎回、全身で喜びを爆発させてしまうため動きすぎて、たぶん手元がぶれるだから、ひとりが正面から撫で続けひとりが背面にまわって滴下完了してからも、口々にいい子だとか、お利口だとか褒め称えましたちやほやされるのが大好きになった彼にこの作戦は効果てきめんその後、難なく困り顔女子もクリアしレベル1と2の3匹は全員取扱説明書のお手本のように完了しました完璧な仕上がりに自画自賛しながら私たちは次の標的へボス猫について歩く大きないちばん弟子とその双子のような大きな白黒はちわれ2匹の大きな背中を交互に撫で試しに指で、すすす…と毛をわけてみたらどちらも動かず指の動きが気持ち良かったのか大人しくそばに座ったので素速く薬を取りだして滴下完了やはり完璧、お手本通り昔なら、こういう時この弟子は、いちばん高い場所にのぼって言葉では言えない爆弾を落としたりしたのですが…完了後、気持ちよさげに撫でられている弟子のふかふかした顔をみてその成長に感動を覚えたりもしましたここまでハイスピードの楽勝モードしかし、調子に乗りそうな気持ちを戒めるためここで高レベルな子を試すことにとにかく、ボスのいちばん弟子が好きで、好きで、大好きで…抑えきれない愛情をぶつけてしまいいつも逃げられているキジ猫女子にトライもちろん、こんな時はいつも弟子のあのふかふかした顔の真横に彼女の顔があるわけです弟子を撫でながら彼女の背中にそっと触ってみても少しくらいなら気にしないしかし、彼女だけに触ろうとすれば…怖い顔での威嚇と鋭いパンチそして、目にもとまらぬほどのダッシュこれを同時に行ってしまうという強者ですとにかく、難易度が高いケースでも小手調べは必要ですから…彼女が弟子を見つめている隙に頭から洗濯ネットをかぶせてみました…もちろん結果はご想像の通り洗濯ネットを突き破りそうな勢いに怯まず頭にタオルをかけ、動きを止めてしっかりと床で保定洗濯ネットの中に手を突っ込んで首の後ろの毛をわけて慎重に皮膚へと薬を垂らします以前なら手を突っ込んだ瞬間に血だらけになる状況ですが無傷のままで無事完了その間、やはり10秒かからずすぐにタオルと洗濯ネットを外すと一瞬、彼女は不思議そうな顔をしてすぐに威嚇しながら逃げて行きましたたぶん、あのままキャリーに詰められて外へ連れて行かれると思っていたのでしょうなんとなく、肩すかし感が見えた顔なかなか可愛かったですそんなことを思っていた時目が合ったのは…いつもアンニュイな雰囲気を漂わせているママさんのような彼女彼女がいたのは棚のいちばん上大きな目で私たちから視線を外さずとあるテレパシーを送り続けていました『ごはん、たりません…』今しがた床で繰り広げられた状況より空腹であることのほうが一大事なのでしょうこと、ご飯やおやつに関しては一歩もひかない彼女なのです近づいても動かず目の前に顔を近づけても逃げない何センチも離れていない位置にある彼女の顔…静かにたたずむ彼女を見ていたらこれはいけるんじゃないと思ってしまうのは人間の浅はかさでしょうか…それとなーく、背中に手を回そうとしたらまだ、ほとんど腕すら動いていないのに気配を感じたのか、ぴょんと飛ぶしばらくおいてまた、そーっと背中を狙うとぴょんと飛ぶ何度か繰り返してみましたがとりあえず彼女を落とすのは一筋縄ではいかないと私たちは、一旦諦めることにしましたママに振られた気分を変えるため茶白きょうだいの部屋へ移動隣の様子を見ていたはずなのに天然すぎる長男とマイペースな次男はあまり抵抗せず、箱の中でクリアちょろちょろと落ち着きのない末っ子は確実に走りまわると予想されたため箱に入ったところで洗濯ネットをかぶせて捕獲末っ子は、レベル10おそらく、へとへとになりながら完全捕獲になると思っていたのですが…洗濯ネットをすっぽりかぶせただけで驚くほど大人しくなったのでゆっくり背中の毛をわけて滴下ついでに、普段は撫でさせてくれない子なのでここぞとばかりに撫でまくりましたがとても大人しく、箱座りしながら無抵抗でした長男や次男を撫でている時いつも遠くから見ている末っ子素直になれない、あまのじゃくやはり、今回の様子を見て自分も撫でられたい願望はあるのだろうとあらためて実感しましたその後、ふたたび大部屋に場面を戻しての攻防すでに楽勝ムードなどありません残っているのは、過去に何度も激しい戦いを強いられた面々しかも、すべて女子です昔から「猫の部屋」では女子が強く何人もの怪我人を出し病院送りにしたのは、ほとんど女子すでに、この時点から完全捕獲体制で臨んだ私たち過去には、あまりの激しさに彼女のケージの扉すら開けられない人もいた小さなキジの姐さんおそらく、現時点ではいちばん手強い2匹のうちの1匹茶白きょうだい唯一の女子とにかく、あまり走らせないように躊躇せず、頭から洗濯ネットをかぶせて動きを封じ、薬を滴下することに集中ちなみに、また紹介する予定ですが昔なら、確実に無傷ではいられなかったはずの小さな体の大御所が見せた変化に感動したり可愛い顔には似合わない鼻息の荒さは今も昔もまったく変わらないサビ猫女子の保定に苦労したりレベル10と予想した通りややこしい場所ばかりを上へ下へと走り回るヤンチャすぎる新入りに手こずったり…ほぼ無言ながら、同じ行程を繰り返し狭い部屋の中をくるくる動き回っての連携プレイチェックシートに完了時刻を記入するたび何だか妙なハイテンションにもなってきましたすでに、時刻は14時過ぎさすがに、じわじわと腕や足や腰に乳酸が溜まってきたのを感じる私たちそこで、また感じる視線『やっぱり、ごはん、たりません…』まだ、棚のいちばん上からテレパシーを送り続けていたはんなりとした風情のママさんいくら細心の注意を払いながらとはいえすでに部屋の中は、結構な騒ぎだというのに…なんで、この激戦区でコレがいちばん最後なのかこんなに近い距離まで近寄ってくるというのになんで、洗濯ネットが必要なのかそんなことをぶつぶつ言いながら私たちは彼女の頭に洗濯ネットをかぶせたのですここまで、猫15匹全員、完璧に近い状態で完了しています残すところ、あと1匹ただ、最後に残ったのはある意味、私と第二秘書がいちばん躊躇してしまうかもしれない子…そう、今は特別室にひとりぼっちで暮らす彼女ですおそらく、頭のいい彼女は大部屋での騒ぎに気付いていたはずそれでも、特別室に入るといつものように床まで降りてきました背中を撫でるといつものようにお尻をあげてゴロゴロと喉を鳴らし、目を細めた彼女ただ、そーっと指で首筋から背中の毛をわけようとするとそれまでの優しいゴロゴロを止めて鋭い目つきで睨むのです『まさか、わたしにはしませんよね…』公園時代から、かなり警戒心が強く人を信頼しなかった彼女最初に捕獲したあと約2年間、彼女は完全に怒っていましたもちろん何度も噛まれたし、叩かれたりもしましたすでに出会いから12年が経過しましたが今でも、すべての人に甘えていける子ではありませんただ、今の彼女には甘えても大丈夫だと思っている数少ない相手はいますたぶん、そのうちの二人が私と第二秘書仲良しの弟分がいなくなってからもそれまでと変わらずにやってきて撫でてほしいという姿がいじらしくて…できれば、このまま彼女の嫌がることはせず、怖がらせず甘えさせておきたい気持ちはありましたけれど、だからこそ自分たちがやらなければ…私たちは、そう言い聞かせながら箱の中で威嚇する彼女に最後の洗濯ネットをかけたのですその日、初めて噛まれた第二秘書の指と初めて引っ掻かれた私の手の甲傷口に絆創膏を貼りながらああ、これでまたしばらくの間彼女は絶対に許さないだろうと思いましたこうして、私たちと猫たちとの約3時間にも及ぶ戦いは幕を閉じましたその後、休憩する時間もなく各部屋に置いてあるすべての物を外に運び出し隅々まで何度も掃除機をかけました各部屋の棚、床、壁…ありとあらゆる場所の拭き掃除をして洗える物は、すべて洗濯へあの日、終電までねばってまわした洗濯機の回数7回それでも、山積みになった洗濯物は洗いきれず翌日以降のお当番さんたちの協力で無事に全部終わったことと…あの戦いでノミは見事に全滅し今は平和な日々を取り戻していることを付け加えてこの報告を終了とします「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「はいはーい、2号、やっと完結しましたね」「うん…」「もうノミもいないし、必死にやった甲斐があったよね」「うん…」「今回はちびたも1ヶ月半で許してくれたしね」「うん…」「じゃあ、あとは2号よろしくね」さてと…ここまで時間稼ぎをしてた第二秘書ももうこれ以上は無理なようですねじゃあ、第二秘書さん次回の更新、私も楽しみにしてまーす 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、まだまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.09.30
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前回のお話はこちら翌日、7月最後の土曜日よく晴れて、朝から気温は急上昇大阪の最高気温36℃の予想に久しぶりの本気は引っ込みそうにもなりましたが…とりあえず、京都より2℃低いんだからと私と第二秘書は、自らを奮い立たせていましたあの朝、まず最初にしたのは今日は、何人たりともここに来ないよう一切の立入を禁止したこと今から起こる出来事は猫たちにとってイヤなことでしかありませんそして、たいていの場合そんな災いをもたらすのは私たちしかいないと彼らは思っていますもしも、そんな修羅場に誰かが来てしまったら彼らは、その誰かのことも要注意人物だと認識してしまうでしょうそれに、こういう時に限ってやたらと勘がするどくなる猫たちですから…普段の土曜日と同じ状況にしておくことはとても大切でしたなにも、たかだかノミ駆除にそこまで大袈裟な話にしなくても…そう思われる方は多いでしょうもちろん、今のぽわーんとした猫たちしか知らないお当番さんの中にも同じように思う人はいるはずですしかし、想像してみてください普段見せている姿が彼らのすべてじゃないとしたらもしも、彼らに別の顔があるとしたらそして、その顔がいくつかの条件が重なった時だけひょっこり出てくるとしたら…そう、彼らには別の顔がありますそして、それを知っているのは今はもう、ほんの一部の人たちだけになりました現在「猫の部屋」にいる16匹そのほとんどの猫たちは元々、人に馴れていたわけではありません人間なんか信用ならない大嫌いだと思っていたでしょうとても怖がりで警戒心の塊ただ、大人しく黙っているタイプでもありませんでしたとにかく、スピーディーな動きに手や足やキバや爪を使っての合わせ技を巧みに使いこなしていた面々その攻撃力の高さと逃げ足の速さは折り紙付きでしたどこを攻めれば人が怯むか、どうすれば逃げおおせるか全部ちゃんと知っているのです今でこそ、目の前で爆睡する姿をさらしたりもしますし少々触っても許してくれたりしますが…いざ、普段と違うことが起こればひょっこりと過去の経験で得たモノが目覚め思いがけないチカラを発揮しますまさに、昔とった杵柄やる時にはやるメンバー例えば、病院へ連れて行かれること点滴をされたり、薬を塗られたり目薬をさされたりすること…今は渋々ながら、やられ慣れた子もいますけれど、やっぱり好きだという猫はいませんそして、もちろんほとんどの猫たちは絶対NG自分の身に起こるのは当然のこと仲間の身に起こるのを見ているのもイヤ事前に気付いたり少しでも失敗しようものなら一気に抵抗を試みてきます今でも決して侮ってはいけないのです過去には、日常茶飯事だった指や腕がぱっくり、血がたらたら…応急手当と称して、Aさんに思いきり傷口を絞られたこともありましたあの時の彼女の、実に素晴らしい満面の笑みは今でも忘れられない悪夢です幸い、私と第二秘書はAさんによる悪夢だけですみましたが…何人かの人たちは病院送りになって、切ったり縫ったり…笑い事ではすまなかったシチュエーションただ、今では彼らも年を重ねてピーク時に比べると体力も落ちました昔は尖っていた心も体も随分と丸くなりましただから、もう過去のように怪我人を山積みにするまでのパワーはないかもしれませんそして、上手く甘えたりはできないとはいえそばにいる私たちやお当番さんたちを今は、本当に信用できないとか大嫌いだとかは思っていないでしょうむしろ、自分たちのわがままを聞いてくれるしまあ、信頼してやってもいいかなとか…ちょっと上から目線で考えていたりするはずですだからこそ、昔よりも強く私と第二秘書は思っています猫たちのイヤなことをする時には最速で、確実に一度で仕留めよう、と…元々、彼らが無条件に人を信頼し人が大好きな猫たちだったらそこまで考えたりしなかったかもしれませんけれど、そうではありませんでした「猫の部屋」に来るまで人間から怖い思いをさせられてばかりだった猫たちも中にはいますから…何年経とうともイヤなものはイヤその気持ち、私たちにだってわかりますできれば、年を重ねた猫たちに無駄に体力を消費させたくはないしできるだけストレスもかけたくない彼らが慣れない苦労を積み上げて初めて知った信頼という気持ちを壊すような怖がらせ方だけはしてはいけない彼らをずっと見てきたからこそ絶対に失敗できない…絶対に負けられない戦いなのです「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「はいはーい、1号、お疲れさまでした」「でたな2号、今日もこのパターンか…」「ではでは、この続きも、また次回ということで」「…なんか、私もちょっとわかったわ…」どうやら、第一秘書も第二秘書が小分けにしている理由にやっと気付いたようですとりあえず、皆さんまたもや、次回に続くそうですよ 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、まだまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.09.20
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皆さん、ご無沙汰しています第一秘書ですこの三連休は、台風も近づき今も関西は大雨が降っています季節も変わりつつある、今日この頃なのに…前回の第二秘書同様なぜか、私も夏休みの宿題に追われています今日は、宿題その2チーム秘書たち()が久しぶりの本気で全身筋肉痛になった話をお送りしましょうそれは、結構遡ること7月最後の金曜日ある1通のメールから始まりました差出人は、前回の棟梁同様「猫びより」9月号でご紹介いただいた金曜日のお当番、sinsinさんとジャスパーさんメールの内容と添付写真を確認してまだ、取材の余韻などで浮かれていた気分は一瞬にして消え去りましたその日、やたらと毛繕いしている子が目立ち二人は気になっていたそうですそして、いつものように棚の拭き掃除をしていたらぞうきんに黒い小さな粒が、てんてんてん…それを見て、何かに気付いたジャスパーさん念のため、濡れティッシュに黒い粒を付け飛ばさないように潰してみたらすーっと赤い色がにじんだらしく…冷静に一言「あ…、これノミですね」実はジャスパーさん猫以外に、虫や蝶の生態にも詳しく他にも爬虫類や猛禽類なども大好きな方まあ、だからといって誤解のないように申し上げておきますが…決して、ジャスパーさんはノミが好きとかではありません以前、お家のベランダにやって来る猫がノミまで連れてきたことがあったらしくその大変だった経験からノミについても、かなり学ばれたとのこと何かと頼りになる幅広い知識の持ち主私たちは「猫の部屋」の虫博士とも呼んでいますその博士の落ち着いた証拠写真とsinsinさんの慌てふためいたメールが私の元に届いたわけです実はsinsinさんが慌てたのには訳があります彼女は「猫の部屋」で長年、お当番を続ける大ベテランさんなのですが猫に付くノミを見たことがありませんそれもそのはずもう7年以上「猫の部屋」ではノミの姿を見ることはなかったのですから…ジャスパーさんの冷静な解説を聞きsinsinさんは、すでに存在すら忘れていたノミがこの「猫の部屋」にいることしかも、猫に付いているという事実にかなりの衝撃を受けたようですメールと写真を受け取った私も若干、慌てふためきながら司令塔Aさんと第二秘書に連絡しましたsinsinさんと同じく、私たちもとっくの昔にノミのことなど頭から抜け落ちていましたし驚愕したのはいうまでもありませんすでに時刻は午後6時時計を見ながら、私が考えたことは…今からダッシュでAma○onにノミ駆除の薬を注文しても到底、明日には間に合わないもし、駆除が1日でも遅れてしまったら…恐ろしい勢いで部屋中に増えるノミ、ノミ、ノミ…この世の中で虫がいちばん怖い私はその光景を想像しただけで身震いが止まりませんでしたしかし、そこでさすがは凄腕、司令塔Aさん珍しく速攻で返ってきたメールには「とにかく、すぐに全員分の薬を用意する」と力強い言葉が書かれていましたしかし、その後に続いた言葉が「1号、2号、できるよね」と…その瞬間、フラッシュバックしたのが7年前、今の部屋に引っ越す前に猫たちと繰り広げた激しいバトルの光景そう、ノミの存在を忘れていたのと同じく私も第二秘書も忘れていたのですうちの猫たちは、時と場合により豹変するということを…そして、そんな彼らと戦うには私たちも、久しぶりに本気を出すしかないということを…有言実行のAさんが全員分+予備の薬をそろえそれを持った運び屋Tさんが「猫の部屋」に走ってきたのは午後10時過ぎsinsinさんからの薬到着メールで戦いのゴングが鳴ったわけです・・・「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「はーい、1号、お疲れさまでした」「へっ2号お、お疲れさまで…した…」「では、この続きはまた次回ということで」「はっえ、えっな、なんで…」あれどうやら、編集を任されていた第二秘書はこの宿題をいくつかにわけて更新するようですほほう、なるほどそういうことか私、ちょっとわかっちゃいましたけど…とりあえず、皆さんなんだか、次回に続くそうですよ 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、まだまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.09.18
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皆さん、こんばんはもう9月も二週目だというのに…その上、夏休みもなかったというのに…なぜか夏休みの宿題に追われる第二秘書です今夜は、噂の宿題その1です猫と暮らすようになると誰でも一度は悩む、猫砂選び「猫の部屋」ではずっと鉱物系の猫砂を使用してきました公園で暮らしていた猫たちは元々、砂地に馴染んでいたこと踏んだ時の感覚が外の砂地にいちばん近かったことあと、たくさんの仲間たちがいてもしっかり固まり、ニオイが気にならなかったことなど理由はいろいろありました高価なものではあったのですが支援者の皆さんからのご協力によりお陰さまで、ずっと鉱物系の猫砂を使うことができましたしかし、鉱物系の砂にはただひとつだけ気になることがありましたそれは砂埃が多いことです初代の「猫の部屋」建築法とやらの関係で屋根は半分だけ壁も、何とか囲っただけのものでした二代目の部屋になって屋根は全面できたものの壁は、ぼぼないに等しいような状態でした暑さ寒さの問題はさておき…どちらの部屋も、通気性だけは抜群に良かったのですそのため、たくさんの猫たちが派手にトイレの猫砂を引っかき回して多少の砂埃が舞ったとしても問題はありませんでした三代目の「猫の部屋」には屋根ができ、壁ができ、窓ができ、天井ができ…機密性が高くなり暑さ寒さを凌げる快適な空間になりましたしかし、それが落とし穴だったのですもちろん、最初はそれまでと同じく問題なかったのですがいつの頃からか、何匹かの猫たちが咳をするようになったのですお当番さんたちからは猫砂のほこりが原因ではないかと心配する声が上がりました確かに、毎日隅々まで拭き掃除をしていても棚の上には白い砂埃が積もり光が当たると部屋内を舞う様子が目立ちました昔のように、隙間だらけの部屋ではないから窓を開けない季節は、特に埃っぽく猫が咳をする回数も多いような気がして…心配になって、病院で相談してみましたが先生は、猫砂で病気になることはないはずだけど多少は吸い込んでしまっているのかも、と…しかし、トイレの問題は猫にとって、かなりデリケートなものです実は、初代「猫の部屋」の頃司令塔Aさんや私たちも鉱物系以外の砂をいくつか試したことがありましたその時は、鉱物系の砂ほどはやくきれいに固まらず猫の手足に大量の砂がくっついてしまったりかなりのニオイが残ってしまったり…猫たちがトイレに入るたびとても使いにくそうにしたために試行錯誤した上で断念したという経験があったのですだから、急に慣れ親しんだ砂を違うものにしてストレスになってしまうのも困るかといって、このまま怪しげな咳をする猫たちも見過ごせないじゃあどうするのかそこで、この難関に立ち向かったのが「猫びより」9月号でも紹介していただいた美人でオトコマエな棟梁鉱物系の猫砂から紙砂に変えるための一大プロジェクトの提案がきたのですまず、棟梁から第一秘書に火曜日のWさんのお家で使用中の紙砂がかなりいいという連絡が入りましたWさんの話を聞いて棟梁のお家も、その砂に切り替えたところ家猫さんは問題なく慣れたとのこともちろん、私たちも以前に紙砂は使ったのですが固まりが悪く、ベタベタとした感触が猫たちには不評でしたしかし、棟梁の話からどうやらあの頃から比べてかなり質も向上して進化しているのがわかりました確かに、必要な条件を満たしてくれそうな紙砂私たちの期待は膨らみましたこうして、棟梁率いるチーム火曜日の皆さんを中心に各曜日のお当番さんたち全面協力のもとこの一大プロジェクトはスタートしたのです始まったのは、まだ寒い今年1月最初は、今までの鉱物系の猫砂9割に紙砂1割を混ぜるところからのスタートでした「猫の部屋」にトイレ記録表を用意してトイレの様子を各曜日のお当番さんにリサーチ全員とにかくトイレに入る猫を見たら手を止めて観察、観察気になることは記録、記録…猫たちみんなが慣れて自然にトイレを使用していることを確認したら次は、鉱物系8割に紙2割おなじ行程で観察と記録を続けて次は、鉱物系7割に紙砂3割…とにかく猫たちの様子に注意しながら少しずつ少しずつ忍耐強く繰り返していきましたそして、この夏…長い移行期間を終えてついに大部屋と茶白部屋のすべてのトイレは紙砂100%になりました今もまだ、各曜日でお当番さんたちの観察と記録は続いていますが猫たちは、毎日ご機嫌にトイレを使っていますそして、心配だった咳をする回数もかなり減ったと思います「はい、宿題その1、これにて完了」「おー、2号、お疲れさまでした」「しかし、これもお当番さんたちの愛情と努力の賜物だよね」「うん、ホント「猫の部屋」の自慢だよ」あの、秘書さんたち関心ばかりしてないで秘書さんたちも自慢になれるようにしーっかり働いてくださいねっ「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp紙砂になって、砂埃も少なくなりました猫たちの咳も減ったし、掃除も楽になりましたでも、今度は違う落とし穴が…「あれ、もしや猫砂の減りがはやい」「そっか、一粒が大きいから鉱物系よりはやいんだ…」支援物資のお願いです新たに現在使用中の紙砂の募集を開始いたします詳しくはこちらをご覧ください大変厚かましいお願いになりますが皆さん、どうかご支援のほど宜しくお願いいたします 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、まだまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.09.08
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いつの間にか蝉の声が虫の声になり気がつけば9月…この夏もいろいろあったような…なのに秘書たちはブログも書かずにダラダラ、ウダウダ「いやぁ、今年の夏は暑かったよねぇ…」「うん、生命の危険を何度感じたことか」確かに、今年の関西は暑かったですでもね、ブログは書けたでしょ「そういえば、二代目の「猫の部屋」も暑かったなぁ…」「あー、室内温度50℃越えとかね」そうそう、あの頃は電気がなくて仲間たちも人たちも熱中症寸前で……って、今は当時のことを懐かしんでる場合じゃなくて「三代目の「猫の部屋」になって随分快適になったもんだ」「でも、その快適さの裏に思わぬ落とし穴があったわけです」そうですその落とし穴に果敢に立ち向かったのが「猫の部屋」が誇る優秀なお当番さんたち改善のための一大プロジェクトこの夏、見事に完結「おお、なんと感動的」「素晴らしいっ」いや、あのね…ぐうたらな秘書たちには絶対に真似できない計画性、行動力、そして継続力そういうお話を報告しないといけないでしょ「はい、おっしゃるとおりです」「最善を尽くします」では、近々しっかりと報告してくださいね「けど、私たちだって、この夏、本気出したよね」「うん、よかったよねぇ、まだ本気が出て」じゃあ、その出来事も報告したらどうなんですその他にもいろいろあったでしょうが…とにかく、忘れないうちに今年の夏の出来事を報告してくださーい「はーい」「了解でーす」なるほど、そうですか…舐めてるんですねケンカなら買わせていただきますけど 「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「猫びより」の取材から始まった今年の夏実は、それ以降にもいろいろありましたぐうたらな秘書たちが忘れないうちにご報告できればと思います「あー、なんか思い出すよね…」「夏休みは終わってるのに、宿題が終わってなかったあの頃…」…つべこべ言ってないで早く書きなさいっ 猫 ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも、まだまだ更新停滞中ちなみにTwitterはこちら
2016.09.02
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みんな、お盆だよ今年も帰って来てるかな…でも…ホントは、ずっとそこにいるんだよねいつもいっしょだよね大好きな仲間たちと大切にしてくれた人たちといつもいっしょに… 「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp懐かしい写真に撮影日を入れてみましたみんな怒っていたり、怯えていたり、戸惑っていたり…当時のことが思い出されますでも…想い出は、写真よりもたくさんありますどんな瞬間も大切な宝物です 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへもちろん、皆さんの大切な子たちもいつもいっしょにいますよ…
2016.08.15
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皆さん、大変ご無沙汰してしまい誠に申し訳ございません夏の繁忙期を何とか乗り越えた第二秘書です(もう残暑ですね)記録的な暑さが続いていますが皆さん、いかがお過ごしでしょうかお陰さまで「猫の部屋」の猫たちはみんな元気にしています暑い日中は無駄に動かず床に落ちていたり…キャットウォークで溶けていたり…夕方になるとぞろぞろと動き出して遊んだり、ご飯を食べたり…そんなダレダレな「猫の部屋」に先月、お客さまがいらっしゃいました雑誌「猫びより」のライター鈴木美紀さんとカメラマン芳澤ルミ子さん4年前、取材でお世話になってから私と第一秘書が仲良くしていただいているお二人このぶっ飛んだ名コンビがはるばる東京からやって来られたということはもちろん、今回も「猫びより」の取材です今回の主役は、猫たちでも私たちでもなく「猫の部屋」が誇るお当番さんたち何人かのお当番さんをクローズアップしてそれぞれが無理せず、できることをしながら楽しく続ける「猫の部屋」のスタイルを紹介してくださってます残念ながら、私は取材に立ち会えませんでしたがお二人にお会いできて、とっても嬉しかったです今回の取材の様子は「猫びより」9月号に掲載されます発売日は、8月12日金曜日皆さん、ぜひお楽しみに実は、私も楽しみにしています「中之島公園猫対策協議会HP」「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp現在「猫の部屋」ではお当番さんを募集しています詳しくはこちらをご覧くださいちなみに物資支援のご協力も大歓迎です詳しくはこちらです 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへブログランキング参加中…といいながらも更新停滞中皆さん、本当にすみません
2016.08.09
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昔、「猫の部屋」には「飼い猫」だった猫たちがいました彼らの「飼い主」だったのは公園で暮らしていたホームレスさんたち再整備工事で長期間閉鎖が決定した時ホームレスさんたちは立ち退きを決断されましたその大半が社会復帰へのきっかけになったそうですテントを畳んだホームレスさんたちはそれぞれ、故郷に戻られることになったり施設や病院に入られることになったのですが…ただ、ひとつ皆さんの気がかりだったのが一緒に暮らしていた動物たちを連れていくのが難しい状況だったこと一軒一軒、テントを回っていた公園事務所のおじさんたちの元には多くの相談が寄せられましたもちろん、そのすべてが動物たちの行く末を心配するものばかりではありません何も言わずに置き去りにされた子たちもいました劣悪な飼育状態で公園事務所のおじさんたちが緊急レスキューした子たちもいますけれど、中には…自分の体調が悪いのに大切な猫を置いていけないからと入院を躊躇する方生活が落ち着いたら必ず、迎えに来るからと誓約書を書いて預けていく方もおられたのですその当時「猫の部屋」では公園事務所のおじさんたちから依頼を受け「飼い猫」として暮らしていた猫を預かっていました彼らは人が好きでした人に甘える方法も人から愛される喜びもちゃんと知っていました劣悪な飼育状態だった子や置き去りにされてしまった子も最初は、新しい環境に少し戸惑っている様子だったけれど…公園の野良猫だった私たちと比べて人との距離感に違いがあったと思います彼女もそんな「飼い猫」でした何よりも好きだったのは人に甘えること人から可愛がってもらうことそして、苦手だったのは同じ仲間である猫少し怖がりだったけど勝ち気だった彼女は初めて会った仲間たちと上手く付き合えずよくケンカをふっかけていました私たちもそうでしたが大抵の「飼い猫」たちも何匹もの仲間たちと暮らしていた子が多かったですだから、みんな誰とでもすぐに仲良くなれる子ばかりでしたけれど、彼女だけはなかなか猫同士の付き合いに慣れることができずかなり時間がかかりましたあの頃の彼女の知らない猫に対する戸惑いはおそらく暮らしてきた環境にあったのでしょう彼女の「飼い主」だったホームレスさんにはあまり良くない噂話がありましたブランド猫の血を引くという彼女に何度も子猫を生ませてはどこかに売っていた…そんな噂話ですもちろん、誰かが現場を見ていたわけではありませんけれど、その話にまつわる情報はかなり信憑性の高いものだったようですだからなのか、その飼い主さんは彼女と他の猫との接触をとても嫌っていましたそして、他の人に彼女を会わせることも拒否し続けていたそうです公園事務所のおじさんたちも何度もテントを訪ねて彼女に会わせてほしいと言ったらしいのですが…毎回、頑なに拒否され追い返されていたそうですきっと、このままではよくない状況になってしまう…そう考えた公園事務所のおじさんたちは半ば、強引に彼女を「猫の部屋」に連れてきましたそれが秘書たちと彼女との出会いでした小さくて可愛らしかった彼女けれど、何度も出産経験のある立派な大人の猫でした表面的にはまるで深窓の令嬢のように守られていたけれど…「猫の部屋」に来た時も彼女は、妊娠していましたそれを知った秘書たちはとても心が痛んだそうですただ、そんな彼女もまた人に甘える方法を、人から愛される喜びをちゃんと知っている子でしたそれを教えてくれたのは、紛れもなく「飼い主」さんだったのでしょうもしかしたら、とても邪で歪んだ愛情だったのかもしれない…けれど、それでも彼女は人の手の優しさや抱きしめられることの温かさを覚えて生きてきたのだと思いました愛情に見返りを求めた人間にただ、無償の愛を返していた彼女今でも、私はとても尊いと思いますいつも誰かのそばにいたい自分を愛してくれる人のそばにいたい…まだ、人と距離を詰めることに警戒する仲間も多かった中元「飼い猫」たちはそんな純粋で真っ直ぐな願いを持っていましたもちろん、彼女も同じでしたいいえ、もしかしたら…そばにいる人たちにはすぐに心をひらいた彼女だから他の誰よりも願いは強かったかもしれません「猫の部屋」に来て一年が経った頃彼女が出会ったのはとても温かい人たちでした優しいお父さんとお母さん就職が決まったばかりのお姉さんまだ、学生だったお兄さん怖がりだった子猫ララを迎えてくださったYさんご家族ララとのお見合いの際に会った彼女の愛らしさが忘れられないとご家族で話し合って迎えてくださったのですあれから7年5月17日の夜、彼女が…ハルカが亡くなりました第一秘書にお電話を下さったのは7年前、ハルカに一目惚れしたY家のお姉さんハルカは、この7年大きな病気をすることもありませんでしたただ、この春先から少しずつ、年齢的な身体の衰えは目立つようになっていたそうですそれでも、特に病気もなく毎日、元気に過ごしていたハルカ--- 本当に、すごく急なことで…二日前まで、ご飯も食べてたんです ---お姉さんは、電話でそう言っておられました亡くなる前日、ぱたっと何も食べなくなってほとんど動けなくなって…病院の先生からは老衰だと告げられたそうですそれでも、何とか持ち直してくれるようにと祈っていて下さったのですが…彼女は、天寿をまっとうしました--- ハルカ、苦しまずに逝きましたか… ---そう尋ねた第一秘書にお姉さんは、こう言われたそうです--- はい…最期まで、ずっと見守っていました… ---それを聞いて本当に良かったと思いましたハルカの過去を聞いて可哀想だと思う人はいるでしょう憤りを感じる人もいるかもしれませんけれど、彼女は決して可哀想なだけの猫ではありませんハルカには、見返りを求めない愛情でいつも優しく包んでくれる家族がいました7年という月日は短かったかもしれないけれど、最期を迎える瞬間まで心から愛してくれる人たちのそばで生きてこられたことを…きっと、彼女は幸せだと思っていたはずですハルカ、良かったね…「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpY家の皆さまいつもお兄さんからいただくお手紙と写真をとても楽しみにしていました今年のお正月のお手紙と同封されていた写真…ララと新しく家族になった弟猫ちゃんそして、一緒に写っているハルカの優しい顔が本当に嬉しかったです甘えん坊で寂しがり屋のハルカを家族に迎えて下さったこと…穏やかで優しい時間を与えて下さったこと…本当にありがとうございました心から感謝しています中之島タキシード第一秘書&第二秘書 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへハルカ、空には懐かしい仲間がたくさんいるよ…きっと今度は、すぐに仲良くなれるよね…
2016.05.19
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こんばんは、第二秘書です早いもので昨日はロマンの初七日でした中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.04.28 23:414月28日、ロマン初七日。何だかあっという間に時間が経ちました…。そして、今日はモデルの命日でもあります。今頃、またこんなふうに一緒に眠ってるのかなぁ…。中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.04.28 23:45それとも…今頃、ロマンもモデルも「猫の部屋」にいて、ちびたの隣で眠ってるのかな…。中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.04.29 00:19私に姿が見えなくてもいい…いつも、ちびたのそばにいてあげてね。ふさこも一緒に…。中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.04.29 11:25ありがとう、ししさん。RT"@shishi_kmmm: https://twitter.com/shishi_kmmm/status/725696880781316097"ロマンの補液の時いつも私が口ずさんでいた歌があります歌詞は、その日の気分でいろいろその上、私はすこぶる音痴でも、ロマンはいつも、その下手くそな歌を大人しく聞いてくれていましたロマンが亡くなる日の朝も仕事前に「猫の部屋」に寄ってロマンに触れながらそのメロディを口ずさみました意識が朦朧としていたロマンの瞳が一瞬輝いたように見えました世の中はゴールデンウィーク今日は、私も休みでしたが何だか一日中現実逃避ずっとロマンの写真を見ながらこんなスライドショーを作っていました流れるメロディーはもちろんロマンとの思い出の曲です歌詞は、皆さんの思うがままに…「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpふさこ、モデル甘えたのロマンをよろしくね 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへ
2016.04.29
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ロマンと出会ったのは今から7年前の冬のことです大きな丸い目と丸い顔が印象的で愛嬌のある顔立ちの子だと思いましたけれど、その目には強い不安と警戒の色が浮かびとても怯えているのがわかりましたまだ、工事中だった公園はとても静かでした冷たい風が吹く中とぼとぼと歩く姿はいつも、どこか寂しそうで…彼は、ひとりぼっちで生きていた野良猫でしたロマンを捕獲した武朝さんはずっと警戒を解かず体調を崩してしまうほど人に怯える彼を見て…この子を捕まえて良かったんだろうか…何度もそう言いました「猫の部屋」が始まった頃から私たちに「R」の文字はありませんこの活動のきっかけと紆余曲折してきた経緯を知る皆さんならご存知だとは思います私たちは、かつて公園で暮らしていた猫たちや周辺エリアに住み着いた猫たちを「T」トラップを仕掛け「N」新たな生き方をさせるために手術を行って「猫の部屋」で保護してきましたそれは、子猫や人馴れしている猫だけを対象にしたものではありません「R」普通ならリリースするであろう猫もすべて保護するということですもちろん、いつでも幸せな出会いがあることを望んではいますが…「猫の部屋」は、里親募集だけを考える場所ではありませんいろんな問題を抱えていても保護した猫たちが全員安全に安心して生きるための場所人との関わり方とたくさんの愛情を知るための場所そして、野良猫が1匹もいない公園と周辺エリアの環境を守っていく場所でもあるのですただ、その役割を充分に理解していても苦しくなるほどの葛藤は何度も、何度もありましたとても甘えん坊で人が大好きなロマンしか知らないお当番さんたちは、きっと驚かれるでしょうが…保護した直後の彼はこのままだと、自分の命をすり減らしてしまうのではないかと思うほどの極限状態でした野良猫として生きるのはとても厳しい…けれど、こんなにも苦しめてしまうのだったら捕まえなかったほうが良かったのかもしれない…それまでに何匹もの猫たちの捕獲を手伝ってくれた武朝さんが心を痛めるほどだったのですそんなロマンを包み込んでくれたのは同じ特別室に暮らす猫たちでした今は亡き、ふさことモデルそして、ちびた…怯えてばかりの彼をまず、ふさこが受け入れましたふさこが、まるで弟のようにロマンを可愛がる姿を見てモデルが仲良くなりましたそして、そんな姿を見てちびたも、また…初めて4匹が寄り添って同じベッドで眠る様子を見た時涙が出ましたおそらく、仲間と暮らした経験も少なかったであろうロマンが…ちょっと緊張しながらも何だか照れているような表情で猫団子の中にいる姿もう大丈夫…きっと、この子はここで安心して暮らしていける…あの時、私は本当に嬉しかったのです昨日、ロマンを空へ送りましたたくさんの花に埋もれてすやすや眠るような彼を見てそんな昔のことを思い出していましたひとりぼっちで寂しそうだった猫も人に怯えて、苦しそうに生きていた猫も…もう、そこにはいませんでした今、改めてロマンに関わって下さったすべての人たちに…彼を愛して下さったすべての人たちに「ありがとう」と伝えたいですそして…あの時、彼の心を救ってくれたふさことモデル最後まで一緒にいてくれた優しいちびたに「ありがとう」を…「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jpロマン…ロマンに出会えて私はとても幸せだったよ最後の3年1ヶ月はロマンがくれた特別な時間だったと思ういろんなことがあったけど宝物みたいな日々でしたロマン、本当にありがとうずっと大好きだからね… 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへ
2016.04.26
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こんばんは、第一秘書です4月最初のブログ久しぶりの更新がとても悲しいお知らせになります本日、14時半ロマンが亡くなりました二週間ほど前から目に見えて体の不調が出始め今週に入ってからは何も食べられなくなっていましたただ、それでも普段通りに甘えていたのですが…水曜日からは、もう動くことも難しくなりましたそして、今日…ロマンは、ふさこやモデルたちが待つ場所に旅立っていきましたとても安らかな最期でした2013年3月突然、ロマンは体調を崩し緊急入院しました診断の結果は腎不全恐ろしいほど悪化した状態…手の施しようがない状態でしたどんどん衰弱していく姿に私たちは、ロマンを退院させて「猫の部屋」に連れて帰りましたもし、満開を迎える桜を見られたとしてもきっと、春のバラまではもたない…それは、闘病というよりもロマンがいちばん安心できる環境で…仲間たちがいる「猫の部屋」で逝かせてやりたいという思いからでしたけれど、ロマンは桜が過ぎて、春のバラが咲き乱れる頃も私たちのそばにいました秋のバラ、冬のイルミネーションそして、また巡ってきた桜咲く頃も…あの入院の日から3年と1ヶ月今年の春のバラまでは待てなかったけれど…ロマンは、今日までずっと私たちのそばにいました元気に、いっぱい甘えて仲良しだったちびたと一緒に眠ってたくさんご飯を食べて…誰もが、この日々を奇跡だといいます確かに、私たちには夢のように幸せな時間でした支えてくださった多くの皆さんと奇跡を起こしてくれた大好きなロマンに今、心から感謝していますロマン、ありがとうもう、ゆっくり休んでいいよ…「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp皆さん、ありがとうございました… 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへ
2016.04.22
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今日は、3月14日ホワイトデーでしたね「今年もたくさんお返しを貰ってしまいました」「ホント、気を遣わせてしまって申し訳ないです」皆さん、ありがとうございます実は私も、おやつとかおもちゃとかたくさんいただきました秘書たちなんかなーんも返してくれませんけど…だいたい、二人とも「タキシード、誕生日決めようね」とか調子のいいこと言っておきながらプレゼント忘れたりするしホント、いいかげんなんで…「あー、ほらっ今日はホワイトデーだからね」「ひ、ひめが一曲歌うってさ」はひめが歌う「うんうん、Waiting for you でね 」「そうそう、I feel so good だってさ」は…「つか、何でこの曲」「うーん、ホワイトデーもグイグイ攻める系女子だから」いや、言い出しっぺのくせに何で二人とも疑問系なんですか「ちなみに、それ夕日じゃないんだよ…」「あと、昼寝中に手のばしてただけだよね…」おーい、秘書さんたち聞いてます「おい、ちょーっと待て」「キミたち全員、週休7日でしょうが」あー、そういえば最近、フレックスタイム制とか聞かなくなりましたね「そうそう…って、えっタキも歌詞知ってるの」「あ、ちなみに猫だから飲み会はありません」「ひめ、大丈夫だ…」「ある意味、アンタは目立ってる」なるほど、いちばんの悩みがそこなんですね「うわぁ...」「真正面からケンカ売りました…」何だか、ももちゃんの巻き込まれ感がハンパないですけど「でた…」「やっぱり、そうなるよね…」ホント、猪突猛進ブレないところはさすがです「ま、まあ…、その潔さよさも認めるけどね」「うん、友情も大事にしなさいよ」また、ここでもももちゃんの巻き込まれっぷりが…お気の毒さまです「帰りは送るって…」「アンタたち、どこ帰るんだ」うん…ちょっと妄想入ってきましたね…「これって…」「寝込みを襲って…る」ま、まあ…恋する乙女にはありがちな行動ですよ、たぶん…「これは…」「若干、取っ組み合いになっちゃってますけど…」えっと…気のせいです、たぶん…「いいのか、これで」「まあ…いいんじゃないかな」うん、いいんですよひめが幸せだったら…Everything is OK「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp毎日、グイグイ攻める系女子のひめですが…ちょっと冷たくされて凹んじゃったり仲良くできて喜んだり可愛いところあるんですロマンスの神様のご加護がありますように…「しかし、リリーはモテるよね」「やっぱり、あの無駄に長いところがいいのかね」 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへブログランキング参加中ポチッ、ポチッと応援いただければ嬉しいです
2016.03.14
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近頃「猫の部屋」には困っている仲間がいますまあ、元から何も困ってはいないのにいつも困ったような顔をしてるから目立たないわけですが…今、確かに彼女は困っていますもしかするとすでに困ったのを通り越してイラッとしてるかも…「こーら、ルナに頭突きしない」「相変わらず、アンタは加減できないね」何年間も人に甘えることはなかったのにここに来て、大変身したつばさどうやら、お隣の茶白末っ子に反抗期が訪れた原因はつばさだと噂されていますある日、突然やってきたつばさのデレ期とにかく、誰かが一歩、部屋に足を踏み入れれば猛スピードで走り寄ってきて鳴いて甘えて、大騒ぎそれは、まるで今までの時間を取り戻そうとするかの如く激しかったりします一躍、トップレベルにまで上りつめた見事な甘えっぷりですが…いったん甘え始めるととにかく、まわりが見えなくなる彼に若干、引き気味の仲間たちそれでも、まったく気にしない…というより、そんな空気を読めていない彼はあろうことか仲間たちに対しても喜びのおすそわけを始めますそれは、ごんごんと響く力加減のできない頭突きとても激しくてその上、とても痛い…時に、あのボス猫でさえも吹っ飛ばしてしまうほど強烈なのですもちろん、つばさに悪意などはなく純粋に愛ある行動なのですが…「つばさ、ルナが困ってるよ」「あー、もう、おいで」その激しく痛いおすそわけを毎回、食らってしまうのがルナもちろん、そのたびに彼女は吹っ飛んでしまうわけですいつもの困り顔が微妙に変化していく被害者を秘書たちが慌てて抱き上げてもつばさ、まったく気付かず「まあ、つばさの気持ちもわかるんだけど…」「うん…、でも、ルナの気持ちもわかるからね…」喜怒哀楽が表情には出ないけど実は、とてもはっきりした性格のルナ元々、猫同士の付き合いはちょっと苦手けれど、人は大好きだから「猫の部屋」に来た当初は仲間たちと仲良くなるよりも誰かに甘えているほうがいいのだと言わんばかりでした今では、すっかり仲間たちとも打ち解けて仲良く過ごしているのですが…誰かに甘えたい時にはやっぱり、たくさん可愛がってほしいし独り占めして甘えたいタイプですそして、ルナが来た頃まだ、つばさは人が大の苦手でしたけれど、仲間たちとは仲良くなりたい実は、来たばかりのルナといちばんに仲良くなりたがったのが彼だったのですけれど、当時からまわりが見えていなかったため何度アプローチをしても結果は散々たるものでしたしかし、あまり落ち込む性格でもなく案外、ねばり強いつばさしばらくの間、ルナにつきまとっては迷惑がられていたものですあれから、数年が経ち心機一転、中のひとも変わってつばさは、パワーアップしましたあんなに苦手だった人に素直に甘えてくるようになったのですそれは、もちろんとても嬉しいことなのですが…中のひとが変わったにも関わらずまわりが見えないのと空気が読めないのはなぜだか変わらず「中のひとが変わった時、なんでそこ変わんなかったかな…」「ルナもそう思うんだよね」ルナにとっては昔なら、誰かに甘えに行けばつばさもついては来ないしストレス発散にもなったというのに…今や誰かが部屋に入って来ると自分と同じタイミングでつばさもやって来ますそして、あろうことか自分が甘えようとしてる場所にまで入り込んでくるようになってしまったわけです加えて、あの強烈な頭突きまで食らってしまえば…もう、困るだけでは足らずイラッとしてしまうのも仕方ありませんもちろん、表情には微妙にしかでませんけど…「つばさは、ただ嬉しいだけなんだけどね…」「ルナは、きっと今も昔も『いいかげんにしろ』だよ…」確かに、どちらの気持ちもわかるけど、まあ…とりあえず、つばさには喜びのおすそわけはいらないんだって優しく教えてあげてください「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「あー、タキシードもつばさと同じかも」「うん、先住のお兄ちゃんが『いいかげんにしろ』って言ってる」ええっなんでですかっ私、お兄ちゃんのこと大好きなのに…「お節介やきすぎなんじゃないの」「くふふっ、愛は押しつけちゃいけないよ」秘書たちに言われるとなんか、無性にイラッとしました 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへブログランキング参加中ポチッ、ポチッと応援いただければ嬉しいです
2016.03.07
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3月に入りましたそろそろ、桜の開花予想だとかちらほらと春めいたニュースも聞こえてきましたねやはり、2月と3月では不思議と気分が変わるものですただ、今朝の京都は雪がちらついて寒かったのですが…「そういえば、今日が卒業式の学校も多いんだよね」「高校とかそうかな」遙か彼方、銀河系より遠い昔に卒業式を終えた秘書たちにはすでに曖昧な記憶となっていますが…「おいっ、ちょっと待て、覚えとるわっ」「銀河系より遠いって…」若くて、初々しい皆さんは終わってしまう生活に切なくなったり4月からの新生活にドキドキしたり期待とか不安とかいろんな思いを胸に卒業式を迎えられたことでしょう「今、卒業したいものってなに」「うーん、そうだね…」卒業したいもの私や仲間たちだったらなんでしょうね…病気と闘ってる子はやっぱり病気から卒業したいどこが悪くてもしんどいし元気にご機嫌さんで過ごせることがやっぱり、いちばんだから私も目薬からは卒業したい…あんな恐ろしいものはもういりませんあ、あの偉大なる仲間がボス猫を卒業したいとか思ってたらどうしよう…そんなことになれば「猫の部屋」を揺るがす一大事です何があっても阻止しないといけませんけど、あの仲間ならおやつ券とか、なでなで券とかで買収できるかもしれないから…よし、秘書たちに命じて今から根回ししておくことにしますそういえば、この前茶白の長男が『子育てに失敗した…』とか言ってたらしいけど…もしかしたら長男を卒業したいとか言い出すつもりじゃないでしょうね長男を卒業とか無理なんだけどあの子なら言いそうだし…どうやら原因は末っ子の問題行動ずっと、親代わりだった長男としては今の末っ子の態度がショックなんでしょう茶白の末っ子、ダイ見た目は、悩める長男と同じく優しい色合いの仲間ですしかし、天然系の長男とは違いダイは、かなりのヤンチャ加えて、意地っ張りでなかなか素直になれなくてどうもイライラしてしまうようですダイのイライラの原因は…ここに来て隣の部屋に暮らす仲間の中で怖がりや人見知りを卒業し甘えるようになった子がいること今までの反動からかまるで、中のひとが変わったようにガンガン愛情をぶつけてくるのですこれには、秘書たちもタジタジですが…どうやら、ネット越しにその様子を目撃してダイは衝撃を受けたようですしばらくは、ネットに張りついて中のひとが変わった仲間を見ながらかなり文句を言ってました『うらぎりものーうらぎりものー』どうやら、秘書たちにはそんなふうに聞こえたとか…その後、毎回文句をいうことはなくなりましたがやはりネットの向こう側からじーっと恨めしげな視線を送っては…自分の中のイライラをなぜか長男にぶつけるのですまるで反抗期の子供時々、真ん中の茶トラが叱っているのですが…ちゃっかり者の真ん中は何事にも動じないマイペースのほほんとしたタイプですからダイの反抗、いまだ止まらずこうして、長男の苦悩は現在進行形となっているわけですただ、ざっくりと説明するだけでは末っ子ダイが、とても悪いヤツのような話になってしまうのですが…ダイは、ダイなりに悩ましいんだと思いますイライラするのは素直になれない裏返し本当は、隣の仲間たちのようになりたい素直になりたい...それは秘書たちにもちゃんと伝わっていますしかし、だからといって…両手を大きく開いて「おいで」と言われても膝をポンポン叩いて「乗ってみろ」と言われても…いきなりハードル上げすぎなんですけどとにかく、ダイにはそろそろ意地っ張りを卒業して…新しい世界に飛び出してほしいです「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「あっ、卒業したいものあった」「なになに」「宝くじ当てて、仕事を卒業したい…」「うん、それいい」初々しさのなくなった秘書たちなんて結局そんなもんですね 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへブログランキング参加中ポチッ、ポチッと応援いただければ嬉しいです
2016.03.01
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ここ最近、秘書たちがお当番の土曜日はまるで嵐のようなお天気でしたそして…「さ、寒い…」「何か最近、ますます寒くなってない」晴れた日の昼間とか少し暖かく感じることは増えたけど…やっぱり、日が暮れると一気に気温が下がって冷え込みますまだまだ、今の時期油断はできません仲間たちは、寒い夜も冷たい雨も苦手ですそんな日は、温かいカイロを抱きながらぬくぬくしてるのがいちばん特にいいこともないのなら無駄には動かないのが猫の鉄則だって、寒いんですから…けれど、いつもそこで平和を脅かす悪者がやって来るのです「うう、冷たかった…」「外、すごいね」洗い物をしていた第一秘書「猫の部屋」には部屋の中に水場がないため食器洗いも洗濯も外作業です水でお皿を洗ったり洗い上がった毛布を干したりそれはそれは、寒いでしょうしかし、だからといって…「おっ、あったかい」「また、そんなことしてる」ぬくぬく寝てる仲間の背中をするりと撫でるのはいかがなものかと…冷たい手をものともせず遊んでくれるなら…と起き出してくる仲間もいますけれど、ちょっと嫌そうな顔のまま寝続ける仲間もいるのだからそこでやめておけばいいのに…そんな彼らを交互に見て第一秘書が考えることといったら…--- 寝てる猫は、やっぱりあったかい ---いやいや…そりゃあ、あったかいですよずっと、あったまってたんですから…けれど、決して第一秘書を温めようと思ってぬくぬくしてたわけではありませんだから、獲物を物色している第一秘書は猫にとって迷惑極まりない家庭でのNo.1被害者でもある私はそう思うのです「おお、今日のキミは一段とあったかい」「そして、デカいんでしょ」「猫の部屋」でのNo.1被害者いつも悪者に狙われるのがゲンさんあったかいことに加えてデカ猫好きな欲求までも満たせる第一秘書にとって垂涎ものの仲間ですどこを触ってもあったかくずっしりと中身の詰まった手触りあの大きさだからかそれともみっちりとした毛並みに秘密があるのか大きな体を小さくしながらすやすや眠るゲンさんはどこもかもが、あったかいんだとか遠慮もせず、折りたたんでいた肉球とかカイロを抱えているお腹とかぷにぷに、もふもふ触る第一秘書すでに、その行為はセクハラの域に達してるんじゃないのかと私は思うのですが…実はゲンさんあんまり…というか全然気にする様子がありません「いつの間にか、このひと逃げなくなったよね」「うん、それどころか…」そう、それどころか…伸びてきた冷たい手をぬくぬくの肉球で抱えこみながら手のひらにおでこを埋めたりするのです「ふふっ、可愛い」「このひと、実はかなりの甘えたでしたね」そんなことされたらすでに冷たい手が解凍されていても触っていたい第一秘書ですが…実は、ゲンさんにはひとつだけ難がありますそれは彼のお気に入りの寝床例えば、ケージの中三段目にあるベッドだったり棚の下の隅っこに敷かれた毛布だったりすんなり手が届かない位置で寝ていることが多い「いてて…、この姿勢キツいです」「ええ、身体がかたいキミにはキツいでしょうね」それでも、もう少しぬくぬくを堪能しようと頑張ってはみるものの…「うう、もう限界…」「くふふっ」ケージや棚の下から身体を引き抜き不自然に曲げていた腕や腰をとんとん叩いていると…離れた手にちょっと不満げな鳴き声をあげ寝床から出てくるゲンさんそして、そのまま第一秘書の隣にピタリ「へっ」「もしや、まだ撫でろって…」ピタリと寄せられた大きな体を脇に抱えてみればやっぱり、とてもあったかい抱きかかえられたまま身体の割に細い尻尾をゆらゆらさせて第一秘書の腕に巻き付けるゲンさん「うわぁぁぁ…」「アンタ、そんな技、いつ覚えたの」最近、頻繁に繰り出されるちょっと可愛い反撃ちょっと違う意味で変な姿勢で弱った腰を砕かれた悪者にきょとんとするゲンさん天然は最強見事な勝利でしたふふっ、第一秘書めざまあみろ…です「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「あんまり悪いことしてると天罰が下るよ」「あ、ゲンさんしかカイロ代わりにはしないよ」「そっか…、まあ、ゲンさんならいいか」「うん、ゲンさんだからね」まあ、それならいいんですけど…「えっ、そうなの」「タキシード、いいの…」 猫 ボランティア・保護活動ランキング人気ブログランキングへブログランキング参加中ポチッ、ポチッと応援いただければ嬉しいです
2016.02.25
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ご無沙汰しています病み上がり()の第二秘書です偉大なるボス猫の命令にも関わらず痩せることもできず仕事に復帰いたしました分厚い皮下脂肪と頑丈なコルセットのせいで着ることが出来るスーツも限られ同じスーツで出勤する今日この頃ですでも、まぁ何とか元気に働いていますのでご安心ください片や、偉大なるボス猫に太るように命ぜられたロマンはというと…現在、司令塔Aさんと第一秘書が交代で「猫の部屋」に通い毎日、補液を実施中まさに補液強化月間ですしかしながら、そこでちょっと問題が...ロマンは、前足の不調が回復してから天井近くに張り巡らされたキャットウォークのコーナーが定位置になりましたそして、元気になってきてからは普段通りに体全体で喜びを表現するのですやはり、ゆうに2mはあるキャットウォークの上で…例えば、第一秘書が常備されている脚立で近づくとゴロンゴロンと転がるためお尻を支えていないと危険な状態にもし、ここから落下してしまうと今のロマンには大惨事ですしかし、補液に慣れたロマンは針を持っていても、怖がりもせずお構いなしに、甘えて転がり倒すのです仕方なしに、第一秘書は毎回、ロマンを洗濯ネットに詰め床に下ろして、抱っこしながら補液ついでに体重を計ったり鼻詰まりを取ったり…補液後、膝を占領されたりしています一方、司令塔Aさんの場合とにかく多忙を極めるAさんは真夜中、運び屋Tさんの車で運ばれて「猫の部屋」にやって来ます最初は、久しぶりに会ったAさんに少し緊張気味だったロマンすぐにゴロゴロは言ったもののしばらくは、キャットウォーク上で大人しく補液を受けていましたとんでもない時間に書かれた連絡ノートには毎回「ロマン、今日も大人しくいい子でしたよ」と記されていたのですが…しかし、最近どうやらロマンは気付いたようです--- Aさん、怖いことしないんだ甘えたら、優しく撫でてくれるそっか、甘えてもいいんだ ---補液されることは猫にとって、充分嫌なことで怖いことだと思うのですが…ロマンにとってはそんなこと()よりも普段なら誰もいない時間帯に構ってもらえるのが嬉しくなってきたようなのですだからこそ、ちょっと問題が…第一秘書の身長、170cmと少し司令塔Aさんの身長、150cm足らずリアルのふたりをご存じの方ならたぶん、すぐに気付かれるでしょうが…身長差20cm以上のふたりが同じ脚立を使いキャットウォーク上で転がりまくるロマンに全身のチェックや補液などを行うとどうなるか本人は、あまり気にしてないようですが…実は小さなAさん毎回、かなりアクロバティックな状態になっているはずなのです普段使っているピンクの可愛い脚立は不安定極まりない元気になるにつれますます動きが激しくなるロマン共々Aさんが転がり落ちたりしないように…先日、お当番の美々さんが丈夫な脚立を運んできてくださって今のところ、どちらも無事です現在「猫の部屋」一丸となってロマンのケアを続けていますその甲斐あって、目ヂカラもアップ食欲も少しずつ戻ってきましたただ…食べてはいるものの体重は、なかなか戻って来ずこちらの問題は、ゆっくり焦らずロマンのペースにあわせて解決していきたいと思いますがんばれ、ロマン「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「実は、先日ついにロマンがAさんの膝にのりまして…」「ああ、ついに乗ったか…」「今後、ますます動きが激しくなるんじゃないかと思われます」「なるでしょうね」「とりあえず、今はボスの言う通り、体重増やしたいね」「うん、私も太らないだけでもよしとしてほしいよね」「あ、それは無理じゃないかな」「…くーちゃん」 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中ポチッと応援いただければ嬉しいです
2016.02.22
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こんばんは「猫の部屋」の偉大なるボス猫くーです早いもので1月も半ばになったな人間の世界では「正月太り」とかいう言葉があるらしいがそもそも、正月過ぎたら痩せるのかあ、今、秘書たちが目をそらしたぞんっ、猫は太らないのかってまあ、正月だからってボクたちもいいもんもらったからなけど、ストイックなボス猫はそれくらいでゆるまない最近、痩せたなんて言われるけどボクは鍛えてるだけだぞっただな、中には太らなきゃいけないヤツがいるんだこらーっそこのどんぐり目っとにかく、しっかり食ってまるまる太れと命令したじゃないか偉大なるボス猫の命令が聞けないのか三年前、どんぐり目は病気になった長い間、入院していろいろやったらしいが何をしても良くはならなかったもう手の施しようがなく秘書たちが連れて帰ってきた時ボクは、どんぐり目に命令を下したんだとにかく、しっかり食え絶対に元気になれ、と…その後、どんぐり目は少しずつご飯を食いだして少しずつ元気になっていったまわりの人間たちは奇跡だとか言ってたらしいがな…ふんっ、当たり前だろう偉大なるボス猫からの命令だぞふふんっ、ボクの命令は絶対だからなけれど、去年の秋頃からまた、どんぐり目の体重が減ってきたらしいそのせいで、年が明けてからも秘書たちやお当番さんたちみんなが落ち着かないこんなに立派なボス猫を差し置いてお当番さんたちはどんぐり目のご飯の回数を増やしているし秘書たちは、土曜日以外にもやってきてこんなに愛らしいボス猫に構うこともなくどんぐり目に注射を打ったりしてるまあ、ボクにはち、注射はいらないけどな…ふんっ、ご飯なら食べてやってもいいまあ、とにかくみんなが週に一度の体重測定の日に一喜一憂してるんだちなみに、体重は第二秘書が抱っこして計るんだが…どうも第二秘書だけがまるまると太ってるようだなそんな命令はしてないのに…っておいっ、第二秘書体重計の針をねつ造するんじゃないっその上、先週どんぐり目は前足を痛めたらしいアイツはどんくさいからなきっと着地にでも失敗したんだろうふんっ、ボクならキャットウォークから落ちても着地に失敗しないぞしっかり食って鍛えてないからそうなるんだえっ普通はキャットウォークから落ちないだとふ、ふんっ…あ、あれはわざとだぞ完璧すぎるボス猫だと愛嬌がないだろうがまあ、とにかくどんぐり目が少し痛そうにしてたから棚に登れないんじゃないかとまた、お当番さんたちが大騒ぎしたんだで、みるみるうちに特別室の棚の下には暖かいベッドが出来上がったらしいたくさんのカイロと噂では、猫用あんかとかいうものまで置いてあるらしいぞおい、わかってるかどんぐり目しっかり食ってまるまる太れーっおまえは、病気なんかに負けてられないんだぞボクからしたらまだ、どんぐり目なんてひよっこじゃないかいっぱい食えそして、吐くないいかしっかり体重を戻すんだおまえの体重が増えて元気にもりもり食ってくれたら秘書たちやお当番さんたちも喜ぶもちろん、ボクたちだって嬉しいぞどんぐり目は大切な仲間だからなおまえが元気になればここにいる全員が喜ぶんだぞおまえが、ずっと頑張ってるのはちゃんと知ってるこの偉大なるボクも認めてやるおまえは、本当にすごいよく頑張ってるぞけどな、あえてボクはまだ、おまえに『頑張れ』って言うおまえなら、まだまだやれるボクが言うんだから間違いない食え、どんぐり目太れ、どんぐり目いいかこれは偉大なるボス猫からの命令だボクの命令は絶対なんだぞっそして…そろそろ痩せるんだ、第二秘書仕事に復帰するにもスーツが入らなくなるぞいいかこれも偉大なるボス猫からの命令だ「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「ホント、ロマンに分けたいよ…」「あ、体重」「うん、1号の食欲もね」「あ、そうだね…」 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中ポチッと応援いただければ嬉しいです
2016.01.15
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猫にとっては、お正月など関係なしもちろんお当番は年中無休本日は、秘書たちのお当番始めのTwitterをまとめてご紹介します中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.02 09:47新年あけましておめでとうございます!昨年中は大変お世話になりました。また私事ではご心配をおかけして申し訳ありませんでした。お陰様で私達も無事に新年を迎えることができました。本年も「中之島公園の猫たち」を宜しくお願いします! 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.02 09:59ちなみに、こちら2016年元旦のタキシード。また今年も第二秘書からちゃっかりお年玉もらってました。きっとマグロのお刺身を買う夢とか見てるはず(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.02 12:05本日は2016年最初のお当番ですから...ちょこっとだけお正月らしくしてみようかと。まあ、ロマンには普段の土曜日とかわりないでしょうが(笑)けど、また一緒に新年迎えられて私は嬉しいよ。病気になんか負けず今年も一緒に頑張ろうね☆中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.02 12:10今年も「猫の部屋」には鏡餅が届きました。こちらは可愛いお餅の3ショット(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.02 22:17本日はちょっと早めに終了。今から京都に帰ります。今日は暖かい一日で猫たちは元気いっぱいでした。新年早々そんな姿が見られて私たちも嬉しかったです。日なたぼっこしながらのお昼寝ルナ。頭も背中もぬくぬくでしたよ(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.02 22:45猫たちが元気な日は、いろんな場面に出くわすわけで...。リリー大好きなひめ。今日も猛アピールしてました。けど、そんな時のリリー。体はひけてる、目は合わさない。最後は必ず「助けて」の顔で私たちを見るんです。うん、助けないよ(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.02 22:54こちらはキャットウォークを散歩中のれん。どことなくご機嫌なれんにイラっとしたのか、ちょっかいかけようとしたダイですが...あっさり空振りで終了(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.03 01:09今日は普段より少しだけ早い時間にほっこりしてます。お正月らしく、本日は猫たちに「昆布茶」ならぬ「ねこ茶」を振る舞いました。チャミさん、大変お行儀が良かったです。やればできる子(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.03 01:18 猫以外もふたつ。毎年お正月にいただくお当番の美々さん手作りの中華ちまき。また今年もたくさんいただきました。とても具だくさんで絶品なんです。美々さん、いつもありがとうございます。美味しかったぁ~♥ 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.03 01:27 ちょっとわかりにくい写真ですが...今日、ものすごく可愛い猫のピアスだったシャムちゃんまま。この方はいつも必ずどこかに猫が付いてるんですが...気付けば服のボタンも小さい猫❤ 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.03 01:36先日、ももに猫団子を拒否されたヒロコさん。今日は見事に大成功でした!でも...きっと少し暑かったんだね。ちょっと団子になりきれてない(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.03 01:42先程、リリーに猛アピールしていたひめ。今度は手を伸ばして何かにすがりつこうとしてました。視線の先には...ゲンさん。ひめは大きくて長い男子がタイプなんだね(笑) 中之島タキシード&秘書 @nakanoshima_cat2016.01.03 01:47ひめのターゲットがゲンさんに移り、どことなくリラックスした様子のリリー。アンタたちの世界もいろいろ複雑なんだね...。まあ、みんなガンバレ(笑)では今宵はこれにて。おやすみなさい☆「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 今年もまたぼちぼち、ゆるゆるになると思いますが9年目を迎えた「中之島公園の猫たち」をどうかよろしくお願いします皆さんにとって2016年が幸せいっぱいの一年となりますように… 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中今年もポチッと応援いただけると嬉しいです
2016.01.04
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「今年も残すところ、あと1日」「今年も皆さんには大変お世話になりました」「あなたは、皆さんに多大なるご心配もお掛けしましたね」「はい、申し訳ございませんでした」「で、今日はざっくり近況報告のラストですが…」「はい、頑張ります」「えーっと…ホント頑張ってます」「もちろん、全力ですっ」ヒロコともも最近ぐっと寒くなりヒロコは猫団子仲間を探していますしかし、今回はももの一瞥に撃沈の模様みさえみさえは最近…(Special Thanks!DREAMさん)撫でても嫌な顔をしなくなりましたもうすぐゴロゴロ言うかも「よっしゃ、これで完結」「ええっ完結したの」「はい、全力を出し切りました」「・・・」「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「あの、1匹忘れてません無駄に長いヤツ…」「あ、リリーあれは、ちょこちょこ写ってたから大丈夫」「えっと、ゲンさんは顔写ってなかったんですけど…」「えーっと、そうだっけ」「・・・」 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中皆さん、よいお年をお迎え下ください
2015.12.31
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「今年も残すところ、あと3日だね」「ど、どうしよう…」「近況報告は残すところ、あと9匹だね」「・・・」ビビビビは最近...よく遊びます子猫みたいで可愛いですひめひめは最近...よく食べますゲンさんのご飯まで食べますれんれんは最近...よく寝ます人がいても睡魔には勝てないようです「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「はい、これで残すところ、あと4匹」「あれあと6匹じゃないの」「相変わらずの甘えん坊ってことで、クリスマスにきじ2匹は報告済みです」「あ...あれもカウントされてるんですね」 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中いつも温かい応援ありがとうございます
2015.12.28
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With best wishes for Merry Christmas.昔、うちの秘書たちはクリスマスの夜が大好きだったそうです--- プレゼントには、何がほしい ------ どこに行って、何をしよう ---そんな話になるたびに素敵な物を思い浮かべてワクワクしたり、ドキドキしたり少しだけオシャレして出掛けることを楽しみにしたり毎年、12月を迎えた頃から指折り数えて待つ、特別な夜だったとか…今でも、もちろん特別な気分になるみたいだけど…--- プレゼントには、何がほしい ---今、そう聞かれるたびに秘書たちは、すごく考え込みますあの頃のようにすぐに、ほしい物が浮かばないオシャレすることにも綺麗な場所に出掛けることにもワクワクもドキドキもしない--- 年をとったからかな… ---プレゼントも決められなくなった秘書たちは毎年、そう言って笑ってるけど…たぶん、何となく私には、その理由がわかります私は猫だから、秘書たちのようにクリスマスの夜を特別だとは思っていません昨日から続いている日ごく当たり前の夜きっと、私のお兄ちゃんたちや仲間たちだって同じですもちろん、豪華なご飯をもらえば嬉しいしいっぱい食べます普段より、ゆっくり遊んでもらったら楽しくなって、いっぱい遊びますけど…--- 今日は、特別な日だからね ---そう言われても私にはわからないから次の日にも、同じご飯が出てくると思ってるしゆっくり遊べるものだと思ってます私は言葉を話せないからもちろん口に出してはいないけど私が考えていることは秘書たちには、しっかりと伝わっていていつも呆れて笑われてしまいますけれど、そんな時いつも、秘書たちはどこか嬉しそうな顔をするんですまるで、豪華なご飯や新しいおもちゃを貰った時の私たちのように…きっと、今の秘書たちには素敵なクリスマスプレゼントよりもほしいものがあるんじゃないかと思うんですたぶん、それは私たちの気持ちに気付くチカラじゃないかと…どんな些細なことでも私たちが伝えたいことなら例えば、それが寂しいとか悲しい気持ちであっても全部受け取って、そばに寄り添えたら何よりも嬉しいんじゃないかと…そして、もちろん特別な日でも、そうでない日でも…私たちがご機嫌で毎日を過ごしていたらそれだけで秘書たちは幸せなんじゃないかと思うんですきっと、今の秘書たちにとってクリスマスの夜よりも特別なものは私たちだから…今年のクリスマスに聞きたい曲はこちら…クリスマスの曲ではないのですが秘書たちの大好きな曲です「ひとつだけ」歌詞 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへすべての命が誰かの特別になれますように…
2015.12.25
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「さて、前回はつばさ推しだったわけですが…」「えっあれは、つばさとルナとゲンさんの近況報告だったんだけど」「へっ、近況報告…」「うん、近況報告でしたね」「・・・」「で、今回は茶白チームです」ねーちゃん近くではお見せできないほど丸くなってました…原因は、運動不足末っ子が意地悪するから遊びたくても遊べないのですダイ相変わらず、変な格好で寝ますねーちゃんに意地悪するのはホントは甘えたいのに素直に甘えられないジレンマですねチャオ仲良しができたちなみに、ぬいぐるみの中にはあったかい使い捨てカイロ2ヶ月前と比べてまた少し、人との距離が近くなってますチャミライバルができた…いえいえチャミにそんな気はありません相変わらず、要領がいい次男坊気質は健在「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「もう一度聞くけど、これは近況報告なの」「うん、茶白は相変わらずで、ねーちゃんは丸くなったという報告です」「そ、そう、ざっくりした報告ですね」「さてと、次はきじにしようか、ぶちにしようか…」「ざ、ざっくりした分類ですね」 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中いつも温かい応援ありがとうございます
2015.12.23
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こんばんは、第二秘書です2ヶ月ぶりに猫たちの写真を撮ってなんだか、しみじみ考えたりしています猫たちにとっての2ヶ月は人にとっての2ヶ月よりももっともっと長い時間なのだろうと…この2ヶ月で変わったこと変わらなかったことを並べてみたいと思いますつばさとルナこの2ヶ月でつばさは、いっそう甘えん坊になっていました人が来れば一番に寄ってきますそして、二番目のルナはつばさを警戒しながらやって来るも…激しい頭突きを見舞われるルナの困り顔これは健在ゲンさん黒猫が大好きなつばさ熱烈アピールの方法は…またもや激しい頭突きしかし、ここでボス猫くーちゃんの怒りに触れて一触即発その様子をカメラにおさめようとしていたのに…絶好のシャッターチャンスで意味もなく前を横切るゲンさんマイペースは健在「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp「今日はつばさメインですか」「あっ、そんなつもりはなかったんですけど…」「で、つばさで終わりですか」「…、次回も続きます、はいっ」 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへブログランキング参加中いつも温かい応援ありがとうございます
2015.12.18
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今夜も寒いね...ちゃんと暖かくしてる…?なかなか風邪が治らなくてよく、キミはくしゃみしてたから鼻をぐずぐすさせてないか涙目になってないか今も、ふと考えたりしますもう、そんな心配しなくてもいいのはわかってるんだけど…今、キミがいるのは痛みや苦しみなんかない場所この一年、きっとキミは私たちとは違う時間の中で元気に過ごしていたはずだから…きっと、そこには楽しいものがたくさんあって美味しいものがたくさんあって目にするもの、手に触れるものすべてがキミにとって優しいもののはずだから…時々、その暖かい場所で懐かしい仲間たちと一緒に駆け回っている姿を想像してますもう、悲しそうな表情でも苦しそうな息づかいでもなくてとても元気で楽しそうで…そんなキミの姿を思い浮かべるととても嬉しくなるけれど、ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ寂しくなったりもしますキミにとってはきっと、残酷な願いなんだと思う私の自分勝手な願いわがままでしかないけれど…もっと、いっぱい心配したかったな…私にできることなら何でもしたいと思ってた頑張って生きるキミを抱きしめてもっと、同じ時間を過ごしたかったもっと、もっと一緒にいたかったよ…最後の二週間を駆け抜けるようにして逝ってしまったキミに私は、なにもできなかった決断することも、覚悟することも諦めることすらもできなかったから…最後にキミに言った言葉もとてもわがままなお願いでした「また明日…待っててね」その「明日」は来ないままひとりで逝かせてしまったけれど…キミは、とても優しい子だったからちゃんと待っていなきゃいけないんだって思わせてしまったかもしれないね…ごめんね…あれから一年経つのにまだ、キミとのたくさんの思い出を言葉にすることもできないままでいますキミは、いつでもちゃんと気持ちを伝えてくれたのにねごめんね…けれど、やっぱり寂しいです…「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp今日、12月13日はノアの命日でしたノアとのたくさんの思い出をブログに書き上げることもできないまま一年が経ってしまいました… 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへごめんね、ノア…
2015.12.13
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