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2016.06.16
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カテゴリ: 映画(り)


メガテン??

2013 日本
SFX、ミステリー

監督
黒沢清
Cast
佐藤健
綾瀬はるか
中谷美紀
堀部圭亮
オダギリジョー
染谷将太

ストーリー
近未来の日本。
藤田浩市は恋人の和敦美と同棲中で、幸せな日々を過ごしていた。
敦美は漫画家として活躍しており、雑誌に連載も持っていたが、ある時、スランプに悩んで自殺未遂してしまい、一命は取り留めたものの昏睡状態に陥ってしまう。
1年後。
浩市は一向に目覚めない敦美をなんとか助けたいと、最新技術である脳外科医療「センシング」を受ける事にする。
「センシング」は浩市と敦美に同じインターフェースを取り付け、まず浩市の脳に磁力線を放射し、それにより影響を受けた脳の電化変動を取り出して、それを敦美の脳にダイレクトに伝える技術である。
これにより2人の意識を共有する事が出来るのだ。
敦美の意識の中に入った浩市が見たのは、2人が暮らした家の中だった。
敦美は何事もなかったかの様に「おかえり」と浩市に言うが、浩市は敦美に自殺未遂をした事、それから1年も経っている事、そして敦美が何故自殺したのか知りたいと全てを話してしまう。
敦美は理解出来ない様子だったが、一言「子供の頃にあげた首長竜の絵を覚えている?」と聞く。
浩市と敦美は幼馴染だった。
浩市は何故そんな話をするのか不思議であったが、敦美はその絵を見れば自分を取り戻せると語る。
その絵が見つかれば敦美が昏睡状態から復活すると確信した浩市は、絵を探す事にしたのだった...。





感想
メガテン??笑
目が点ではありません。
女神転生、略してメガテンです。
メガテンはATLUSという日本のゲーム会社が発売したRPGゲームソフトの事です。

昔を振り返るなら「プリクラ」の元祖を発売したのもATLUSです!!

関係なさそうですが、メガテン好きなら私の言いたい事が、分かっていただけると思います。

メガテンの世界観は概ねですが、現実の今の日本が舞台で、でもそんな世界に超自然的現象として悪魔が出てきてしまいます。
ほとんどの人々は悪魔に殺されてしまいますが、主人公は悪魔に対処する力を授かり、悪魔と戦い、時に悪魔を仲魔としながら生き抜いていくものです。

このゲームは、ゲームしない人でさえ知っているであろう「ドラクエ」や「ファイナルファンタジー」といった勇者が魔王を倒す様な勧善懲悪の子供が楽しめるファンタジックなゲームではありません。

もっと重たいというか、ある意味リアリティというか、悪魔にはLIGHT(光)とDARK(闇)、さらにLAW(秩序)とCHAOS(混沌)といった4種類が存在し、例えば悪魔の種族の1つである天使なんかはLIGHT-LAW、魔王ならDARK-CHAOSという様に分類されます。
なので、そういう偏った仲魔を連れている時に考え方が真逆の悪魔に話しかけると、仲魔に出来ないどころか考え方が違うという事で攻撃されてしまう事もあります。
もちろんオール中立のNEUTRAL-NEUTRALもいます。
ちなみに主人公は最初はNEUTRAL-NEUTRALの状態からスタートします。
そして主人公自身=自分がどういう考え方なのかがゲームに影響するんです。
LIGHTなのかDARKなのか、そしてLAWなのかCHAOSなのか。
日頃の行動や時々出る会話の選択肢でそれが分けられてしまうんです。
人間同士でさえLAWよりやCHAOSよりの人間が居て、彼らとの会話からそれが伺えたりします。
もちろん自分の行動や選択肢によって、戦うべき敵やエンディングに違いが出て来てしまいます。

この映画の節々にメガテン要素があります。
今作は悪魔こそ出て来ませんが、LIGHT-LAW、DARK-CHAOSという様に佐藤健、綾瀬はるかの立ち位置がくっきりと分かれています。
で、2人が出会うその世界は全てが入り乱れながらも中立なNEUTRAL-NEUTRALの世界。

その世界は時に佐藤健の会話によって神聖な空間LIGHTになり、綾瀬はるかの返答によって深い心の闇を表すDARKになったりします。
さらに佐藤健がLAW(秩序)的な話をすると、綾瀬はるかはそれに反応して、2人がいる空間に亀裂が走って世界が壊されてしまいます、これはCHAOS(混沌)。
実際にドアの周りの壁が崩れたりします。

この作品の何が気に入らないって、つまり演出でして、佐藤健のLAWまたはLIGHTな会話の時、部屋は光差し込むなんとも素敵な空間なんですが、綾瀬はるかが話し出すと、部屋に差し込んでいた光に影が差し、部屋全体が暗くなるんです。

これは映画という観点からすれば独特ながらも粋で面白いと思います!!
しかしゲーマーである私からすると、メガテンのパクリにしか見えないのです!!
いやメガテンはたかがゲームですから、そんな映像なないんですがね。笑
雰囲気がね、完全パクリなのよね。

近代的な映画にありがちな大どんでん返しまではいかずともどんでん返しはあるのですが、それは中盤で訪れ、その先はどうなるのかなー?と気になりましたが、なんだかよくわかんねー展開になります。

LIGHT-LAWとDARK-CHAOSの絶対に相入れないはずの関係性が、愛によって手を取り合えた時、真の敵が出現するみたいな、EXSTRAダンジョンみたいな感じです。笑

ミステリー要素もまぁあるにはあるけど。
なんでしょうね。
メガテンのパクリにしか見えない上に、まぁそれなりに映画好きとして色々観てる私にとって、想像つくストーリーでしかないのよね。

ぶっちゃけ「メガテンファン」と「小説ファン」と「映画ファン」と比べたら、圧倒的に「メガテンファン」は少ないと思うんです。
だからメガテンが知られてない分売れただけの作品な気がします。
もちろん今をときめく佐藤健や綾瀬はるか、染谷将太らの影響もありますし。
もしもメガテンがスマホレベルに認知されていれば、この作品はボツだったかも知れないと思うほど、メガテン要素だけで作られています。

さらに腹立つのは、佐藤健が自宅のベランダで外を眺めるシーン。
大都会の真ん中、景色の良いビル群を眺めていると、そのビル群から光の様な煙の様なものが立ち昇り、ゆらゆらと陽炎の様に揺れます。
それと同時に地形が変わっていき、立ち昇る陽炎が消えかけると、ビル群が急に何十年も経ったかの様に腐食し、腐った無人の世界の景色へと変わっていきます。

これはね、完全にパクリ!!笑
訴えてもいいレベルのパクリ!!笑

真・女神転生3は現代の日本が舞台で、主人公を含む高校生3人が担任の先生が入院したっつー事でお見舞いに新宿のとある病院へ向かいます。
ところが病院はもぬけの殻。
患者も医者も見舞い客も居ないんです。
怪しみながらも先生を探してやっと出会います。
すると先生は屋上へと主人公を導き「君達だけは殺させたくなかった」と話し、「世界は生まれ変わるために死ななければならない」と話します。
その後、何故か屋上から見える大都会のビル群の地形が変わり始めるんです。
どんどんとパワーを吸い上げられてるかの様に光の様な陽炎の様なものを発しながら上に隆起して行って、真上を見上げると太陽の様に光り輝く天体が。
世界はその天体を覆う様に、またはパワーを吸い上げられてるかの様に陽炎の様なものを発しながら円形に隆起し続けます。
で、結局、世界はその天体を中心に円形になってしまうんです。
そしてビル群は崩れるか腐食してしまいます。
地球の内部とコアといったら分かりやすいでしょうか?
コアが光り輝く天体で、世界は内側に丸くなってしまうんです。
この時のゲームの映像、まんまパクリと言っていいほどそっくりなんですよね!笑

円形にこそならないものの、これはいかんぞ!!怒
許しがたい映像でございます!!怒

首長竜の話もなんだかチープだし、オチもかなり早い段階で読めるし、メガテンのパクリだし、終わってる。泣

さらにこの独特の世界観を表現する為かどーも役者陣の演技がヘンで、ワザとなんでしょうけど、ある意味ポンコツにしか見えないというかね。
好きな人は好きでしょうが、誰でも楽しめる作品には仕上がっていないと感じます。

メガテン好きとしては許しがたい作品です。

my評価2点(10点満点中)





概要
原作は日本人作家、乾緑郎による小説「完全なる首長竜の日」。
第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した。
映画化にあたり監督の黒沢清は「原作は読み物として面白いが、どう映像化するか途方に暮れた。」と話しており、脚本家の田中幸子、プロデューサー陣と20回以上の綿密な打ち合わせを繰り返したという。
そして原作にある文学性を取り払い、映画的なものに置き換える事にしたという。
そのため原作からかなり脚色されており、原作の姉弟関係も幼馴染の恋人同士に変えられ、結末も原作とは異なるものとなった。
原作者の乾緑郎は「これは映画だから、骨格となる設定と構造さえ大事にすれば、他の事は変えても構わない。」と快く了承している。
また今作は特撮映画の技術のひとつVFXが欠かせないものとなっており、「ロード・オブ・ザ・リング」や「アバター」といった作品と同じソフトを使い、クオリティの高い作品となっている。
雑誌「映画芸術」2013年度の映画ベスト7位に選ばれている。
第23回日本映画プロフェッショナル大賞で第10位に選ばれている。
興行収入は約4億円。


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Last updated  2016.06.16 11:18:20
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和希ちゃん8383 @ Re:キス&キル〜自由気ままに映画日記(08/22) ツルノカミさんお久しぶりです。 コメント…
ツルノカミ @ Re:キス&キル〜自由気ままに映画日記(08/22) 和希ちゃん8383さん、 お久しぶりです。 …
和希ちゃん8383 @ Re[1]:男と女の不都合な真実〜自由気ままに映画日記(07/03) ツルノカミさん コメントありがとうござい…

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