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どこかへ消えてしまいたいと思っていた自分がいた
そう思っていた自分を忘れかけていた自分がいた
だけど忘れてはいけないことだと気づいた自分がいる
流れなくなった涙を必死に流そうと
ずっとずっと、下を向いていた
ふと前を見てみた
そこには記憶の中にある景色とは全く違う景色が広がっていた
誰もいない
自分が知っているものが何もかもなくなっていた
そうか、もうそんなに時間が経っていたのかと
今更になってから気づく
世界は変わる、たとえ望んでいなくても
それでも自分は変わりはしなかった
変化に対する恐怖?
ただ怠慢なだけなのかもしれない
後ろを見てみた
以前にはなかった大きな壁がそこにはあった
どんどん近づいてくる
そうか、もうあまり時間がないようだ
それでも私は
ギリギリまで踏ん張ってみようと思う
なぜなら私は愚かだから
なぜなら私は
まだ自分を許せないでいるみたいだから
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