皆様には大変ご心配をおかけしました。
ジュニアの病気については、まだ吐き気が続いてまして、さらには少し下痢気味ですので・・・夕べも病院に連れて行ったんです。
そしたら・・・・「下痢は止めないでおきましょう。・・・止めると菌が残りますから・・・」って言われたので、・・・・注射を一本打っていただき帰ってまいりました。
今朝も、まだ吐き気を繰り返しており、学校を休ませています。
さて・・・・「 愛新覚羅 慧生さんの天城山心中」ですけど・・・・・相手の男の人・・・「八戸市生まれの男性」なんですよ。
これに因縁というものを感じましてね・・・・そこで今回取り上げたわけです。
昨日、「高木彬光」さんという、推理小説家の作品の中に「 成吉思汗 の秘密 」っていうのがあるんですけどね。
「成吉思汗」と書いて、「ジンギスカン」と読みます。
内容はというと・・・・
この物語の主人公が入院するんです。
退屈だからということで・・・・ある小説家が「源義経がジンギスカンになった」というテーマを持ってきて・・・・この証明をしてみろというわけです。
そこで、主人公は入院したまま、ある女性を助手にして、その検証を始めるわけですが・・・・・
「源義経」は、岩手県の平泉を支配していた「藤原氏」に匿われていたのですが、「源頼朝」の圧力に屈した「藤原氏」は、「義経」を殺してしまった。・・・というのが定説ですよね?
ところが、「判官びいき」って言うんでしょうか・・・・・「源義経」は生き延びて、北海道から、さらには中国大陸に渡って・・・「ジンギスカン」になった・・・・という「伝説」が残ってるんですよ。
この、「高木彬光」って言う作家が、私の高校の先輩ということもあって、呼んでみたんですけどね。
青森県出身の作家だから、青森に残る「義経伝説」をけっこう詳しく調べてるんです。
また、「源氏」と「ジンギスカン」との共通点もいっぱいありましてね・・・
まあ探せば出るわ出るわ・・・・・・
とにかくそんな話しの連続なんですけどね・・・・・
今日、私がお話したいのは・・・・「愛新覚羅 慧生さん」のお話しで・・・・・
もちろん、彼女がそういう意味では「義経の子孫」ということになるわけですが、この小説の中に面白い伝説が語られているわけです。
平泉を逃れた「源義経」は、太平洋沿いに進み「八戸」に到着するのです。
そこで、地元の「佐藤氏の娘」と仲良くなり・・・・・一人の「姫」を授かります。
その名を「椿姫」というのですが・・・・・
「義経」はそのまま、蝦夷地に向かい・・・・その母子は、「八戸」に残るわけですよね。
その娘も成長して年頃になると・・・「阿部七郎」という男と恋をしました。
しかし、娘の側からすると「この椿姫は義経様の娘・・・・どこの馬の骨かわからん男に娘を嫁がせるわけには行かない」とプライドを持って答えるわけです。
一方、男の側からすると・・・・「鎌倉幕府にたてついた、いわば罪人の娘のくせに・・・」となるわけで・・・・・
この恋は成就するわけがなく・・・・
その男女は、「八戸」から駆け落ちをし・・・・青森市の隣町になる「平内町」まで来るのです。
ここには、「夏泊半島」というところがありまして・・・ここで追っ手に追いつかれ・・・「ここまでか・・」ということでお互いの胸を刺し、心中してしまうわけです。
その地名が椿姫がなくなられた場所ということで・・・「椿山」というのですが・・・・ここでは、真っ赤な椿しか咲きません。
白い椿はまったくでないのです。
これは、「椿姫」の血の色とされてるんですよね。
ここで注目して欲しいのは、相手の男がいずれも「八戸の男」
しかも、二人の娘はともに「義経」に繋がっているのです。
「 天城山心中 」と「 椿山心中 」の因縁を感じませんか?
この「天城山心中」のことは、三ツ矢歌子さん主演で映画化されており・・・・
確か題名は・・・「天城山心中 天国にかける恋」だったと思います。
あ、ついでに、この小説ですけど・・・・
「成吉思汗」って言う名前に・・・・「義経の思いがある」と結んでいます。
この漢字を読みくだくと・・・・「吉野の山に成る、水干を思う」ってなるというんですよね。
吉野の山に置いてきてしまった水干・・・・つまり、「静御前」のことを考えているというのです。
水干って言うのは・・・・今でいう芸者さん・・・・白拍子のことなんですよね。
水干・・・・水に干す・・・サンズイに干す・・・ですから「汗」という漢字になるじゃありませんか。
ぜひ、皆さん・・・・読んでみてください。
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