昼休みに書いた、「歓送迎会挨拶原稿」ですけど・・・・これを作る前にやることがありました。
それは・・・・
「入学式の挨拶原稿」です。
そっちの方が7日だから急ぐんです。
一年生への挨拶の方が難しくてねえ・・・・・
だって彼らの目線で話ししなくちゃならないでしょ?
どうも苦手なんです・・・・・
まあ・・・適当でいいか!
それじゃ・・・「適当に・・・(6)」をどうぞ・・・・
白いタキシードに、赤い蝶ネクタイ・・・・真っ黒なサングラスの「モグラ」を・・・「フローラ」は「モグラ君」と呼んでいましたが・・・・
「マアくん」は助けてくれた恩人に「君づけ」では呼べず・・・・「モグラさん」と声をかけました。
そうすると・・・・「モグラ」は「フッ」とため息をひとつ漏らし・・・こう言ったのです。
「フローラはそう呼ぶが・・・・俺の名前はモグラじゃねぇ・・・・・正式には、マクラウドビッチ3世だ。」
「でも!・・・」
「フローラ」が口をとがらせながら言いました。
「見た目はどう見たってモグラでしょ?・・・・マクラウドビッチ3世なんて、舌をかみそうな名前・・・やめちゃいなさいよ」
「そうはいかん!!・・・この名前は先祖代々、由緒正しきこの国の王の名前だ!」
「マクラウドビッチ3世」は、はっきりとした口調でそう言いました。
「王って・・・王様ってことなの?・・・・・この国・・・・サンライズランドの王様ってこと?」
「モグラ君」は、無言で下を向いてしまいましたが・・・・代わりに「フローラ」が答えます。
「王さまは・・・・モグラ君のお父様だったの・・・・・だから、彼は王子・・・・」
「この国の王様って・・・バランガとか言う人じゃないの?」
全部を言う前に・・・「モグラ君」が否定します。
「違う・・・・あいつはこの国を・・・・王を騙してのっとったんだ。」
「そう興奮しないで・・・・この先はあたしが説明するわ・・・」
「フローラ」が、その先を続けました。
「今から・・・3年ほど前の話になるの・・・・」
「ホローら」は羽ばたきを止め・・・そこにあったテーブルの上にちょこんと坐って話しを始めました。
「この国の名前は・・・サンライズランドっていうのは知ってるわね?・・・・なぜこの名前がついたと思う?・・・・・・・」
もちろん、「マアくん」には知る由がありません。
「サンライズっていうのはお日さまが昇る・・・だからサンライズランドっていうのはお日さまが昇る国っていう意味なのよ。・・・・」
ここから先は・・長くなりそうなので・・・・「フローラ」の話したことをまとめてお話ししたいと思います。
お日さまが昇るのは沈む夕日があるから・・・・でも、この国では夕方になっても山の向こうに夕日が沈むということはなく・・・・せいぜい夕焼けができる程度・・・・つまり、完全な日没がないので「日が昇る国」と言われているのです。
皆さんはきっと「白夜」・・・という言葉を思い出されるでしょう。
しかしそれは、北極や南極の近くでなければありえないことです。
だから・・・・とても寒い地域でなければならないのに・・・・この国はとても温かな国だったのです。
まったく不思議な現象です。
ある日のこと・・・この国の王様「マクラウドビッチ2世」・・・「モグラ君」のお父さんの所に・・・怪しい男が現れたのです。
そして、王様の耳にこうささやいたのです。
「王様・・・朝は起きて働き・・・夜は眠る・・・・これが当たり前の生活です。・・・しかるにこの国に夜はない。・・・・それに年中春のような気候で・・・・国民は好きな時に起き・・・好きな時に寝る・・・夏休みはないはずなのに・・・・自分勝手に長期の休暇を取る・・・・なんでも適当・・・そんなことではこの国に発展はありません。」
「しかし・・・真っ暗になることはないんじゃから・・・いつ起きて働いてもよかろう?」
「それでは生産性が悪いんです・・王様!・・・・みんながいっせいに起きて働き、一斉に寝る・・・そうしたほうが生産性が良いのです。」
「王様」は「なるほどな・・・・」と思ったのです。
「しかしじゃ・・・・気候がこんな国なのじゃから・・・・太陽がすっかり沈まないと・・・眠れと言ってもいうことは聞かないじゃろうな?」
「王様・・・それが・・・私にはできるのです。・・・朝には太陽が昇り・・・夕方には太陽が沈む。・・・・生活にメリハリのできる国を・・・・この私目なら必ずできます。」
この話に・・・・「マクラウドビッチ2世」は・・・乗ってしまったのでした。
つづく
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