今日は休みの日なんですけど、12月工期の工事があるので、社員にはそれぞれの現場で仕事してもらいました。
もちろん、私もあちこち回って…進捗状況を見てきたんですが、なんとか間に合わせなくっちゃ!
仕事が終わって家に帰ると、交代でカミさんが忘年会に出掛けましたから…今日はジュニアと外食でした。
「なにが食べたい?」
ジュニアに聞くと…
「お父さん…たまにはカラオケに行かない?…カラオケでご飯も食べられるんだってよ?」
昨日の忘年会でもカラオケを歌い、女性の皆さんを夢見心地にさせてきたんですけど…
実は自分の歌いたい歌じゃないんですよね。
リクエストのあった曲だけ5曲ほど歌ったんですけど、なんか物足りなかっんです。
今日はジュニアと心ゆくまで歌ってきましたよ。
まず始めに「嘘は罪」からね……
それじゃ「小説もどき」の続きをどうぞ………
《歌手になるつもりが…53》
「嘘は罪」って言う曲はアレンジがさほど難しくもなく…またコーラスの歌詞もほとんどハミングだから覚え易い。
しかしそれだけにソリストの力量が試される曲だった。
私に辛く当たってきたのは3人…
バスのメンバーがソロを歌う場合、本当に低音の声の出せる者でなければソリストになることはあまりない。
私のように、バリトンという中途半端な音域のメンバーがソリストになることはあまりないから、パートリーダーの「O坂先輩」が異様に張り切った。
「ナイト!…この歌はジャズだ!…いわばアメリカの演歌だ!…だから心に響く歌でなければならない!」
「演歌」かどうかは別にして、…リズムやメロディーに捕われず、感情の赴くままに、自由に歌えと言うのだが…楽譜通りに歌うことを要求され続けてきた、私のような「コーラス馬鹿」には、これがけっこう難しい。
歌謡曲の歌手が、よく伴奏からわざと遅れてムードたっぷりに歌うが、あれが出来ないのだ。
感情の高ぶりのまま、微妙に遅らせると言われても…頭の中では勝手に楽譜を書き変え…「この部分は、付点十六分休符を入れて…」と直してしまったりするのだ。
正直、自分でも感じるのだが、これでは微妙な感情の機敏を表現しているとは言えない。
他のことでも、ダメだしされる。
皆さんはご存知かどうか知らないが…「嘘は罪」という歌はワルツである。
ところが、このワルツは日本人に馴染まない。
こんな逸話をご存知だろうか?
昔の声の良い本職の「芸者さん」が、レコードを出したが、その歌のリズムが三拍子…「ワルツ」であった。
「芸者ワルツ」という歌だったと思うが…何度練習しても、どうしても四拍子になってしまうのだ。
古来、我が国の音楽に三拍子という概念はないのだから、幼い頃から芸の道に精進した芸者さんには、かえって難しかったらしい。
ところが、日本人とはホントに器用な民族だと思うが…この三拍子を変形させて二拍子にすると体に馴染ませることが出来るのだ。
「ワルツ」といえば「三拍子」とお思いだろうが、「6/8拍子」というのがある。
「約分したら3/4拍子になるでしょ?」
算数ならそれで良いが、音楽では「6/8」の「6」を3つずつ分けて「二拍子」として扱う。
「ウィンナーワルツ」等がそうだ。
これだと日本人にも肌に馴染むらしい。
あ、ごめん出かける。
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