我が家では、カミさんが一番偉いのです。
だから今回の旅行に使った費用も、カミさんに頭を下げて出してもらいました。
つまり・・・おこづかいをね・・・・
ということは、まず先にカミさんのお土産を買わなくちゃいけないんです。
で、カミさんのリクエストは・・・・・「いつも使ってるオードトワレ」ということでしたが・・・・
私に化粧品のことなんかわからない。
「オードトワレ・・・」
フランス語を少々かじった私の知識では・・・・「オ」は「水」・・・・「ド」は「~の」・・・「トワレ」は「トイレ」・・・・ということは「トイレの水」
「トイレの水ってなんだ?」
「なに言ってんのよ・・・なんにも知らないんだから!・・・香水より匂いの薄い香りのものよ!」
カミさんの言うことには・・・・「香水は高いけど、オードトワレは安いから・・・・あたしはこれで我慢してるのよ。」
そういうことでした。
「あんたにはどうせ商品は分からないだろうから、紙に書くから・・・」
カタカナで書いていただいたのが・・・・有名ブランド2社の商品・・・しかも6種類?
「6本も違う種類なのか?」
「そうじゃないわよ・・・・A社のオードトワレとそれに使うスプレーと乳液・・・下の方に書いたやつはB社の同じもの・・・・」
ここで・・・「乳液」って何?・・・なんて聞こうものならまた叱られるので・・・・
「わかった・・・」と、書いてもらった紙を握りしめ、台湾に向かったのでした。
ま、台湾ではあちこち観光をして・・・免税店による時間は30分。
あまり時間がなかったので、すぐに化粧品のコーナーへ・・・・
相手は中国人ですから・・・たとえ免税店の店員だとしても、カタカナは読めません。
私が、書いた紙のカタカナを読み上げて、注文したんですけど・・・・全く理解してもらえませんでした。
「コノBRANDノ商品ハ、コレダケデス。」
私は・・・一個一個確かめることにしました。
すると・・・カミさんのカタカナの発音に似たようなアルファベットを発見したんです。
英語ならカミさんの書いたアルファベットで・・・なんとなく読めなくもないというやつです。
じつはフランス語だったらしく、発音は全く違ったのです。
もちろんイントネーションも・・・・
店員さん・・・大きな声で笑ったんです・・・・失礼な・・・・
で、後日談・・・
カミさんは・・・前に使っていた空き瓶に書いてあるアルファベットをそのまま書けばよかったものを、わざわざカタカナで書いてたんです。
どうせ私が読めないだろうと思って・・・・
私が読めなくても、店員さんに見せればいい・・・ということを考えなかったようです。
しかも、「あんたは計算を間違ってる・・・おつりをごまかした。」って怒るんですよ。
私が計算したものが間違っているっていうんです。
細かな数字は忘れましたが、あたしが向こうで両替した時、1万円が2600台湾ドルでした。
するとカミさんは・・・「新聞には3.8って書いてある」っていうんです。
でもそれは1台湾ドルが3.8円であって・・・・
例えば1万5千円のものなら…2600ドルの1.5倍・・・3900台湾ドル。
それをカミさんは逆に・・・3900ドルを日本円に直すときに、3.8倍すればいいものを・・・私が「1万円が2600台湾ドル」と言ったものだから、2.6倍にしかしてないんですよ。
だから・・・3900×2.6=10140円と計算したわけです。
「アナタ、おつりゴマかしたでしょ?」
そうですよね・・・・15000円したって言ったのに、カミさんの計算では10140円なんですから・・・・・
もめましたよ…いくら説明しても理解してくれないんだもの・・・・・
1時間ぐらい?・・・・疲れました。
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