昨日の「まきの子カップ」の結果をご報告します。
優勝は大畑・・・準優勝は川内・・・という事でどちらもむつ市のチームでした。
従って、私の名前の刻まれたカップは、今年もむつ市に残ります。
私としては少しうれしい。
「結婚しない鉄道員」(仮題9)
二人が青森駅に着くと、少しだけ海の匂いがした。
「海が近いんだね?」
マゲワッパ職人になりたくてこの時代にやってきた未来人、「南森竹夫」は、遠い未来で秋田のことだけしか勉強してはいなかった。
「昔はここから青函連絡船に乗り換えて、北海道に渡ったのよ。」
レディ・マッスルは青森の昔の歴史を知っていた。
疑ってはいるが、彼女は中国曲技団であちこちの温泉場を回っていたという。
「へえ・・・そうなんだ・・・・」
「でも都会の人たちはある演歌のおかげで間違った常識を植え付けられてるんだ。・・・北へ帰る・・・つまり、北海道へ渡る人は、みんな無口だって。」
「どういうことだい?」
「青森や北海道の人が無口なわけがあるかい!・・・おしゃべり以外楽しみがないのに・・・・」
「北国の人はおとなしいってことじゃないの?」
「おとなしくないよ。・・・ただ列車から降りて連絡船の待合室に向かう人たち・・・待合室までは雪のふきっさらしのホームを歩くから、口を開けてると雪が口に入ってしゃべれないんだよ。・・・それをこの演歌の作詞家は無口だと思ったんだろうけど・・・連絡船の待合室に着くと途端におしゃべりを初めてうるさいのなんの・・・・」
たしかに、秋田の人たちもおとなしくはなかったから、青森や北海道の人たち・・・・特に女性が無口とは思えなかった。
「これからどうするんだっけ?」
「M市までは、ここから第三セクターの青い森鉄道っていうのに乗って・・・直通もあるけど、途中乗り換えて大湊線っていうのに乗るんだよ。」
そしてポツンとつぶやいた。
「ずいぶんと寂しい街でね・・・さっきの演歌の世界を感じたいなら、北海道に行くよりM市に向かえばいいのに・・・」
ずいぶん寂れた街らしい。
「なんで知ってるんだ?」
「あたしはねえ・・・中国雑技団で長いことドサマワリしてたんだよ・・・」
「ドサマワリ?」
「地方へ巡業することだよ。・・・だからM市にも行ったことがあって・・・」
この時竹夫は、完全にレディ・マックスを信用していなかった。
タイムパトロールかもしれないと・・・・
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