昨日は、久しぶりに家族全員そろっての夕食でした。
この時期になると各団体の会合も多く、年末の忙しさもあって、家族そろうってなかなかないんですよね。
特に今年は・・・・大学の決まった次男坊ですけど、入学早々に学力テストがあるんだそうで・・・あまり恥ずかしくない点数を取りたいと・・・・受験の終わった今もまだ、受験勉強なみの勉強をしていますから、まだ塾に毎日通っていますから・・・・ホントに家族がそろわない。
でも・・・家族にとってはおそらく・・・「家族全員がそろう最後のクリスマス・イブ」だと思うんです。
朝からカミさんの指示がありました。
「塾の時間があるから・・・・今日はみんな18時30分前に帰ってくるように・・・・」
小さなケーキも買ってあって・・・次男坊にろうそくを吹き消させました。
「小学生じゃないんだから、誕生日でもないのに嫌だよ。」
次男坊はちょっとふくれっ面をしましたが、子供のころは長男と「ケーキのろうそく吹き消し合戦」をよくやってたじゃないか。
もう来年から、こんな姿は見られないんだろうな?
ちょっとさびしい・・・・
「結婚しない鉄道員」(仮題64)
駅長は「大福を踏んづけた。」と言ったが、その足を上げたとき・・・その下には何もなかった。
「あれ?おかしいな?・・・たしかに何か踏んづけたんだけどな?」
駅長は首をかしげていたが、竹夫には見えた。
駅長のズボンの裾に、踏んづけられそうになって飛びついたのであろうその姿は・・・「こびと?」
そのこびとは・・・口元に人差し指を当て・・・「シーッ!」という仕草を見せた。
サイズなら3センチぐらい・・・つまり昔の寸法で言うなら「一寸」である。
「一寸法師?」
もうすでに桃太郎や金太郎、浦島太郎に会っている竹夫は、とっさにそう思ってしまった。
「違うよ・・・」
そのとき・・・ついさっきまで駅長のズボンの裾にしがみついていた小人が・・・竹夫の手のひらの中にいて呟いたのである。
もちろん駅長はその存在に気づいてはいない。
「俺、一寸法師じゃないよ・・・・コロボックルさ。」
「コロボックル?・・・コロボックルと言ったら、北海道の伝説の小人だよね?」
竹夫は子供のころになんか本で読んだ記憶があった。
「いっぱい人がいるから・・・・昼休みに話をするよ。」
コロボックルの感触が手の中から消えた。
どうやら彼は瞬間移動ができるようだ。
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