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私もちょっと慣れませんけど・・・旅が始まりました。

「日本橋」を出て「品川宿」・・・ここで着替えを町人姿に戻して鈴ヶ森の刑場のそばを通ります。

ここで、「八百屋お七」の幽霊と出くわすんですが・・・「八兵衛」の私が、この「お七」に惚れられまして・・・ずっとついてくることになったんですけどね・・・

ふだん全くモテない私ですから、夢の中だけでもモテてみたいってことなんでしょうね。

「東海道五十三次・・・不思議旅」その3

        (川崎宿から神奈川宿)

カリフォルニアの在住のブログ友達・・・「hirokochan」のコメントに、



「次から次へとマア・・・アラビアンナイト・・」っていうのがありましたけど、私だって、そんなに「ネタ」の多いほうじゃないですよ!



だいいち、「アラビアンナイト」って、「千一夜物語」じゃないですか!



私なんてまだ「94日目」・・・・・あと907夜、書かないと追いつきませんし、書いたとしても、皆さんを満足させられるものじゃありませんしねえ



そういう意味ではやっぱり、「権威ある」物語は、違うなあって思います。



でも、目標に置くには「アラビアンナイト」・・・いいかも!



さて、昨日は「鈴が森刑場」で「八百屋お七の幽霊」に出会い、その霊を慰めるために、「川崎大師」にお参りにいったとこまで書きました。



ついでといってはなんですけどね、「お七」から「この旅で、災難にあう」って言われましたんでね・・・・・お賽銭を「1朱」あげて、「厄除け」もお大師様にお願いしました。



お参りを済ませ、今日の泊まりの予定は、隣の「神奈川宿」



「神奈川宿」は、今でこそ「横浜」という大都市ですが、当時も「景勝地・袖ヶ浦」への観光客が多くってね、にぎわう宿場でした。



思ったより早く、旅籠に着いたもんですから、「この宿場で、なんか珍しいとこはないかい?」って、旅籠の主人に尋ねたんですよ。



「そうですねえ・・・・浦島太郎の伝説の残る”運慶寺”なんかどうです?」



「浦島太郎」の伝説は、日本各地にあるって聞いてましたけど、「花のお江戸からこんなに近いとこに、「「浦島太郎」の伝説があるなんて・・・・・・



あの物知りの「ご隠居様」も知らなかったようなので、みんなで見に行く事になりました。



宿屋の主人から、しっかり道順を聞いてきたつもりだったんだけど、ちょっと迷いましてねえ・・・



ちょうど通りかかった人に聞いたんですよ。



「あのう・・・運慶寺って近くですか?」



「ああ、浦島太郎の運慶寺ね・・・・それならこの道を真っ直ぐ・・・それから・・・」



と、指を刺しながら私の顔を見た・・・・と思ってください。



突然その人は、私の顔を凝視しながら、固まっちゃったんですよ・・・・・しばらく黙って、私の顔を見つめてましたね。



「ああ、ゴメンなさい・・・・この道を真っ直ぐ行って、最初の角を右に曲がってください」



ちょっとした時間をおいて、その男は私に答えました。



(俺の顔に何かついてんのかい!)・・・・そう思いましたけど、「ありがとう」って言いましたね。



でもねえ・・・・・お寺が近づくにつれて・・・道行く人がなぜか皆・・・私の顔を見て囁いてるのがわかるんですねえ・・・・・



「ああ、ここだここだ!ご隠居!”運慶寺”につきましたよ!」



お寺の山門をくぐると、そこに立て札が立っていました。



「助さん」が読んでくれたんですけど、この「寺の縁起」が書かれてるらしいんですね。



それによりますと、昔、相州三浦の住人で「浦島太夫」という人が、丹後の国に移り住みまして、そこで「太郎」が生まれたんですけど、太郎20歳のころ、「澄の江の浦」から「竜宮城」へ至り、、そこで「乙姫様」と「鯛や平目の舞い踊り」を見ながら3年暮らすんですよ。



ある日突然、「望郷の念」にかられましてね、「澄の江の浦」に舞い戻るんですが、知ってる人はだれもおらず、やむを得ず相州三浦まで、両親に会いに戻ってくるんですけど・・・・・



このとき両親が300年前亡くなってることを知らされるんですよね。



落胆した「浦島太郎」は三浦の人たちに・・・・



「私は、これから”竜宮城”に戻ります・・・・でも、そのうちにこの一帯を幸せにできる自信がついたら戻ってきます。」



そういい残して、神奈川の海岸から亀の背中に乗り、「竜宮城」に行ってしまい、それ以来戻ってきていないという伝説なんだそうです。



でもこの話しは、この寺のものではなく、「観福寺」という寺の「縁起」で・・・・その寺が廃寺になったので、さまざまな「寺宝」が、縁のあったこの「運慶寺」に移されたものでした。



立て看板を、そこまで読んだとき・・・・・この寺の和尚が、泳ぐように私達のところにやってきました。



「もし!あなたは・・・・本当に”浦島太郎”様では?!!!」



私の顔を、まじまじと見ながら、その和尚はそういうのです。



「なぜそのような・・・・・・?」



ご隠居様が聞きました。



「実は10年に一度しかご開帳してなかったのですが、この寺の”寺宝”に”浦島太郎様”ご直筆の”似顔絵”がございまして・・・・・・その”似顔へ”と、そちらの方がソックリ!・・・・・・・・・」



昨日は「八百屋お七の恋人」・・・・・そして今日は「浦島太郎」ですか?



「で、その似顔絵はどこに?」



「それが・・・・・・いつもご本堂にお飾りしてありましたが、昨年の今頃、ある日忽然とお姿をお隠しになりました。」



「誰かに盗まれたのですかな?」



「それがまったくわかりませぬ・・・・ご自身でお隠れになったのではという噂がございまして・・・・それならば近いうちに、この地にお姿を現し、この地域一帯を幸せにしていただけるのではないかと・・・・・・」



「なるほど・・・それで先ほどから、道行く人々が、この男の顔を見て、なにやら囁きあっておったのですな?」



「先ほどから私のほうに”浦島太郎様”のお姿をお見かけした・・・という話が持ち込まれており、まさかとは存じましたが・・・・・・」



ここに見に着たらソックリだったというお話でした。



さてこのあとはどうなるのか?






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Last updated  2016.12.09 11:39:10
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