「適当に書いてるから読者が付かないんだ」
そう言われてるような気がします。
でも良いんです・・・これが私の「小説もどき」ですから・・・
昨日ね?・・・ボイストレーナーの先生と相談して行ってみることにしましたから、今日の文章は音楽関係・・・かな?
大音響の「茶店」?・・・・中に入ってみると不思議な空間が広がっています。
外から見るとちょっと大きめなガレージくらいの広さ・・・・しかし、中へ入ってみると体育館ほどの空間なんです。
つまり、30平米ほどの土地のはずなのに、そこには1500平米ほどの建物が建っている・・・・・しかも、外から見ると平屋なのに・・・・階段がついていて・・・・かなりの階数があるようです。
「ここは何の建物なんじゃ?」
近くにいた若い男に聞いたのですが、あまりの大音響になにをいったのか聞こえてない様子・・・・
もう一度聞き返しますと、なにやら返事をしてくれたのですが、今度はこっちが聞こえない。
ようやくのことでその男を外に連れ出します。
「何をするんだよ!」
連れ出されたその若い男は不平を漏らします。
「いやあ・すまんすまん・・・・マロは茶店だと思うて、あの建物に入ったんじゃが、中に入ったらあの大音響じゃ・・・ジャから、ここは何の建物か聞こうと思ってな?」
「アア・・・ここは”音楽の館”って言うんだけど・・・・いろんな作曲家や一流ミュージシャンが集まってて・・・セッションしたり・・・それぞれの音楽観を語り合ったり・・・」
「ほう・・・・作曲家やミュージシャンが・・・・・」
「時代が違えば・・・流行の音楽も違うだろ・・・・それに地域が違えば音階だって、楽器だって違う・・・・・ところがここではそれぞれの時代地域の一流どころが皆集まるから、そいつらの音楽の良いところをお互い取り入れて・・・新しい音楽を作ってるのさ」
「しかし・・・こううるさければ自分の音も聞こえんじゃろう?」
「アア・・・今日は特別さ・・・・一階のフロアーは、それぞれが作り上げた音楽の発表の場なんだけど・・・今発表会してるのは”東海林太郎”って言う日本の歌手だよ・・・・モーツアルトと気があっちゃってさ・・・・・・・・さっき歌ってたのがモーツアルト作曲の”モンブランの子守唄”っていう曲らしいよ」
「モーツアルトと東海林太郎にしてはにぎやかな・・・・・」
「二人とも、ロックに魅了されちゃって・・・それでね・・・・二階から上は、それぞれの音楽家たちが部屋を割り振られていて・・・自分の今やりたい音楽を作っているんだけど・・・・もし時間があるなら覗いてみたら?」
若い男は「神様」と「お歯黒女官」を誘います。
「ねえ・・・神様・・・・あたくしプレスリー様に会ってみたいわあ?・・・いいでしょ?」
「お歯黒女官」は興味があるようです。
もう一度建物に入ると・・・・会場はますます熱気を帯びていて・・・・確かにステージにはピシッとしまった革のパンツを身にまとい・・・顔にペインティングを施した東海林太郎が・・・・ところせましと暴れまくっていました。
生前はモーニング姿で、直立不動の姿勢で歌っていた東海林太郎の面影はありません。
しかもピアノ伴奏をしているのが、モーツアルト・・・そのほかの楽器で伴奏している人たちも、名前は知りませんがテレビや写真で見たことのある人ばかりでした。
しかし・・・この音楽が「モンブランの子守唄」・・・とは・・・・・
絶対寝た子も起きる!・・・「神様」はそう感じました。
あまりのすさまじさに・・・・「神様」と「お歯黒女官」はすぐに階段を上ります。
不思議なものですねえ・・・・階段を一歩上っただけで・・・・さっきまでの喧騒が嘘のよう・・・・・
ためしに階段を一歩降りてみると、またさっきのロック調の曲が耳にガンガン響くのです。
「神様」はあわてて階段を駆け上りました。
二階に上がると・・・それぞれの部屋が小さく仕切られているようで、無数のドアが並んでいました。
きっとそれぞれの部屋にピアノなんかが一台ずつ置かれていて、そこで大作曲家たちが作曲活動にいそしんでいるのでしょう。
最初のドアを開きました。
しかし意外にもその部屋はけっこうひろいスタジオになっていました。
そしてオーケストラが編成されていたのです。
「さあ・・・まもなく本番が始まるぞ・・・・それまできちっと仕上げておこう」
中央で指揮をしているのは「カラヤン」でした。
「神様・・・・あの真ん中で棒っ切れ振り回している人・・・・どこかでみたことがあるんですけど?」
「おや・・お歯黒・・・・お前はあの人を知らないのかい?」
「どこかで見たことがあるような・・・・ほら・・・あの髪の毛を書き上げる仕草・・・・」
「そうじゃろ?・・・マロもあのコマーシャルは見ておったからな・・・カラヤンじゃ」
「カラヤン?・・・・・関西の人ですか?・・・おてもやんとか・・・あれは熊本の人だったかしら・・・・でもどう見ても日本人には見えませんけどね・・・・」
「そうじゃない・・・どこの人かはよく知らんけど・・・ヨーロッパのお方じゃ」
「あら・・・・そうなんですか・・・・そういえば増毛剤のコマーシャルでしたわよね・・・カロヤンって・・」
違うんじゃなかったかな・・・・「神様」はそう思いましたが黙っていました。
早速練習が始まり・・・流れてきた音楽は・・・ちょっと聴くとクラシックの名曲・・・のようですが・・・実は「津軽海峡冬景色」だったようです。
隣の部屋に行きました。
この部屋の大きさはそれなりの大きさ・・・
ピアノが一台だけ置いてありましたが・・・中にいる男はピアノに向かっていません・・・・ひたすら口の中をもぐもぐと動かしているだけ・・・どうやら何か食べてるようです。
「あ・・・この人プレスリーだわ・・・・・」
しかし往年の面影はなく・・・・テレビでよく出る・・・200キロ以上の体重がある男のようで・・・・これじゃ動くどころか歩く事もできないようです。
「神様・・・・どうやらあたしの思っていたプレスリーとは全く違って、ドウナッツ食べすぎがずっと続いてるようです。・・・もう出ましょ・・・」
「お歯黒女官」はがっかりしてもうこの場にいたたまれなくなったようです。
おっとお出かけね・・・続く
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