犬が言葉をしゃべったことで驚いた「藤吉郎」を・・・・「神様」がたしなめました。
「これこれ・・・・さっきソクラテスがしゃべったのをちゃんと聞きわけたお前が・・・犬がしゃべったことくらいで驚くな」
そうなんです・・・・。
ここは天国ですから、言葉は要らない・・・・っていうか、全てテレパシーで会話できるんです。
だから・・・犬だってテレパシーで伝えたいことを伝えられるんですよ。
「ところで犬よ・・・お前が天国に来れた理由は?」
「ワン!・・・・僕は警察犬として優秀な成績だったから・・・」
「ほほう・・・それじゃお前は自分の功績で・・ここへ来れたわけじゃな?・・・織田信長のお供としてここへ来た”藤吉郎”や、マロのお供で来た”おはぐ・・・”いや”孔雀”とは大違いだ」
「神様」は、横目で二人を眺めました。
「名前はなんと申す?」
「警察犬カールと申します。」
「ほう・・・おまえがあの有名な・・・・・」
その時、「孔雀」が「神様」の袖を引っ張って言うのです。
「あれはドラマですから・・・本物の警察犬じゃありませんよ」
「しかし・・・きっと犬の世界では尊敬に値する犬だったに違いない・・・犬の中でも信者ができれば・・・犬神になれるのじゃ」
「へえ・・・そんなもんなんですかねえ・・・たかが犬なのに・・・」
「孔雀」はちょっとふてくされていました。
「ところでお前は、なんでマロのところに現れたのじゃ?・・・犬神なら、ここで自由に振舞うことができるじゃろうに」
「僕は犬ですから・・・誰かに命令されて動いていたほうがうれしいんです。・・・だから、私もそこにいる人たちと一緒にお供にしてください」
「役に立たないものよりもお前一匹いてくれれば助かるが・・・・マロのお供でいいのか?」
「はい・・・お供に加えてくだされば一生懸命働きます」
こうして・・・・・「神様」のお供に加わったのは「孔雀」、「木下藤吉郎」そして「警察犬カール」の3名になりました。
「はて・・・・この一行?・・・・何かどこかで聞いたことがあるような?」
「神様」はなかなか思い出せませんでした。
懸命な読者諸君はもうおわかりですよね・・・・と謎を残しつつ話は続きます。
「ねえ・・・神様ったら~~あたくしもう足が棒のようになって一歩も動けませんわ?・・・空中浮遊で行きましょうよ」
「孔雀」のワガママが始まりました。
「せっかく足があるからそれを使わないと退化するぞ・・・・ほれお前の足も普段歩かんから短い・・・」
「これは生まれつきです・・・・ねえ空中浮遊」
「孔雀」は子供がダダをこねるように身体をくねらせました。
「イカンイカン・・・・歩いたほうが健康にもいいから」
「健康にいいって言ったって、ここは天国・・・死んだ人とか神様しかいないじゃありませんか・・・・死んだ人の健康は考えなくても・・・・・」
しかし、「神様」は一向に聞こえないふりをしているのです。
おっと続く・・・・(ごめんね・・・少しずつで・・・)
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