古典文学のお話しを致します。
といいましても、そんなに詳しいわけではなく・・・ 日本最古のポルノ小説といわれる「古事記」についての
聞きかじりのお話しをほんのちょっとだけ・・・・・・・・・
イザナギの命の有り余った部分で、イザナミの命の
足らない部分に穴埋めする・・・まさにポルノですよね。
そんな話はいいんですが、この古事記に使われている言葉の中に 今、京都大阪で使われなくなった当時の「標準語」が、 北前船に乗って津軽にやってきた近江商人のてによって、 津軽に定着したというお話し。
仲のよかったイザナギ、イザナミの夫婦も死に別れをし、 嘆き悲しんだ夫が、黄泉の国の妻を迎えに行ったところ、 その妻の恐ろしい姿を見た夫が逃げる・・・・・
で、平坂というところまで逃げてくるんですが、 平らな坂って言う表現も面白いですよねえ。
マア、そこであの世とこの世を石で閉ざしてしまうわけですが、 このあとイザナギの命は身を清めるために川に入り、 目と口と鼻を洗うんですよ。
ここで天照大神や、ツクヨミの命、スサノオの命が生まれるんですが、 この部分に、津軽弁でしか意味を成さない言葉が出てくるんですよ。
その言葉が「うだて」
京都、大阪の人はわかるでしょうか?
コレはあきれた・・・・あるいは非常に。。。というときに使うんですが、 津軽では「うだでぐ、でかいじゃ」(非常に大きいよ)、 あるいは「うだでじゃあ」(あきれたねえ)と使うんですよ。
この言葉、古事記に出てくるということは当時の標準語なんですよね。
見つけたときは喜んじゃいました。
このほか、津軽では「おしっこ」の事をマリって言うんですが、 マアご老人しか使いませんけどね・・・・・・
コレだけは全国でも使われてる言葉ですかねえ。
この言葉から出てきた子供用の便器 「おまる」の語源がマリなんですよ。
面白いですよねえ、わが郷土青森って不思議なところです。
だってキリストの墓はあるわ、お釈迦様の墓もある・・・・
「日本中央の碑」って言うのもあってねえ・・・
皆さん、一回は来て見る価値はありますよ。
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