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講義 : 通じる英語のカギ!!!



記:英語通訳 末次 賢治

「通じる英語のカギ」について

Welcome to Ken’s English World!!!!
This lecture shows you how to be a better English speaker.
さて、標題に関しまして、此処に、講義をさせて頂きます。

国際社会において、「通じる英語」とは、何でしょうか?
又、その為には、どうしたら良いのでしょうか?

1.広告宣伝にある英語学習方法への疑問

  英語の勉強、訓練の方法は、様々です。年代、年齢によっても、
その方法が違います。
  よくありますが、「英語を聞き流すだけで、習得できる」などの方法は、
  幼児期の子供には最適です。しかし、社会人ともなると、日本語の癖が
付いているので、  
  この「聞き流す」方法は、効果がありません。

2.高校生~社会人に適した勉強方法

社会人にとって、「通じる英語」のカギがあります。

高校生~社会人にかけて、既に、日本語の表現、発話力が付いています。
これは、一見、英語の学習のとっては、邪魔になりがちです。
しかし、その「日本語の力」を逆に利用し、英語の力を付けるのです。
社会人にとりまして、この方法が良いと、私は思います。
事実、この方法に基づいた方法ですと英語の力が上がります。

3.日本語を『鏡』として、英語を見てみましょう。

英語と日本語は、1:1で、意味が同じ言葉というのは、全くありません。

  「おはようございます」は、英語では“Good morning”と言います。
  然し、「おはようございます」を日本語そのままに、英語にすれば、
  “It’s too early.”となります。

  この英文では、“Good morning”のニュアンスが、
  出てきません。日本語の「おはようございます」は、
  英語の文化では、  “Good morning”と 言います。
  日本語の「おはようございます」と、同じ内容を持つ英語は、
  “Good morning”という事です。

  文字を訳しては通じません。英語-日本語は文化が異なり、
  表現方法が違うからです。


4.文字でなく、内容を英語で言いましょう

  日本文化に住む我々が、言いたい事、表現したい事を英語で言う場合、
  言いたいことの内容を、それに相当する英語の内容に訳すのです。

  文字で無く、内容を訳すのです。
  日本人が、英語で話をするとき、或いは、日本語を英語に訳する時、
  ついつい、日本語の「言葉」につられてしまい、意味不明の英語訳、
  英語表現となります。

  日本語文「パリで、色々見物して来ました。」を英語では、
  何と言うでしょうか?
  この様な場合、多くの日本人は「見物」を辞書で引いたりして、
  英語を作ると思います。
  文字を追って訳をするとそうなります。
  が、しかし、その内容を汲み取って、訳すると、
  簡単に、英語で言う事が出来ます。

  「パリで、色々、見物して来ました」
  →→ I saw a lot of things in Paris.

  これで、十分に通じます。これが通じる英語です。

  このためには、たくさんの英語を読み、日本語に訳す時に、
  こなれた日本語、 「いつも、使っている様な日本語」で訳す事です。
  この点は、これまでの授業で、私が言っていることです。

  だから、旅行の話題での、
  英語文( I saw a lots of things in Paris. )は、
  皆さんが訳される様に、「パリでは多くのモノを見ました」ではなく、
  「色々見物してきた」と、こなれた日本語で訳すのです。
  そして、見物を see a lots of things と言える様に覚えるのです。

  例文)My aunt took me to many places in New York..

     「ニュ-ヨ-クでは、私の叔母が、
      私を多くの場所に連れていきました。」と訳さずに、
     「おばさんに色々、ニュ-ヨ-クを案内してもらいました。」
     と言うのです。
      そして、「案内してもらう」という事を英語で言うこと、
     Takeを使って言えるようにするのです。

5.自分なりの表現辞典

  日本語を鏡にして、英語を勉強する事とは、以上の様な事です。
  たくさんの英語を読んで、自分なりの、表現辞典をつくれば、
  英語の発話力は、 かなり急速に伸びます。
  そして、これが、社会人に適した、英語の勉強方法です。

  日本人が英語で通用出来ないのは、この辺りに、本当の原因があります。
  日本語の言葉と文字をそのまま、英語にしても、通じません。
  あくまで、内容を取って訳さないと、いけないのです。


6.英語の発想 / 論理的思考

  それと、英語の発想を学ぶことです。
  英語の発想は、「論理的思考」です。ですから、論理的思考を訓練すれば、
  自ずと、英語の発想は、体得出来ます。

  そのコツは、 
-1. 結論 / 言いたい事を先に言う。
-2. 結論には、必ず、その理由を言う。
-3. その理由は、必ず、客観的に見て、「なるほど」と納得できるほどの
  モノでなければならない。
-4. 意見と事実は、区別する。
-5. 短い内容を積み重ねる。だらだら言わない。
-6. 当たり前の事は言わない。無関係な事は言わない。


以上、意見を述べましたが、ご質問があれば、何なりと、
私まで、申し出て下さい。
ご質問は、どんな内容でも、いつでも、受付を致します。

末次通訳事務所
通訳 末次賢治 拝




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