ありがたきかな定年

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2021.05.18

アマチュア無線の、D-STAR　WIRES-X　FT8　につて

(16)

カテゴリ：無線・電気

Ｄ－ＳＴＡＲ　ＷＩＲＥＳ－Ｘ　ＦＴ８　ってなんじゃ、という感じだが、
アマチュア無線の世界では、ほとんどの人が知っている通信方式。

通信方法がどう違うのか、という説明はかなり難しいが、
簡単に、超簡単に、ごくごく簡単に言うと、この３方式はデジタルで、
Ｄ－ＳＴＡＲ（ディースター）は中継所を介して長距離通信などを行うもの
ＷＩＲＥＳ－Ｘ（ワイヤーズ）は、インターネットを介して長距離通信などを行うもの　
ＦＴ８（エフティーエイト）は、コンピュータを使って長距離通信を行うもの。

普通の通信は、アナログがほとんどで、ＡＭやＦＭの電波を発射して行うのだが、
周波数が高い電波では、アンテナ同士の見通し距離しか届かない。
周波数が低い電波は電離層で反射して地球の裏側まで届くが、
途中で減衰して明瞭度が下がる。

そこで、これらのデジタル通信方式が考え出されたのだが、
中継所を介したり、インターネットを利用したりするのは、
本来のアマチュア無線通信の考えからすると邪道、という考えがある。

私も、邪道と思う一人で、電波を遠くに届かせたいなら、
上級の資格を取って、強い電波を出すのが本来のアマチュア無線、
と思っている。

そうは言っても、出力２００ワットの無線局の開設免許が下りてこない。
おそらく、コロナによる在宅勤務が増えて、総務省の事務処理が遅れている
からと思うが、待ちぼうけ状態だ。
なので、一番アマチュア無線らしいＦＴ８で通信してみた。

ＦＴ８は、減衰した弱い電波の中から微かなデジタル信号を拾い、
それをコンピュータで文字に変え、相手のコールサインなどを可視化するもの。
画像は、ＦＴ８運用中のＰＣ画面で、中国、オーストラリア、インドネシア、タイ
シンガポール、ハワイ、韓国などの局が交信しているのが見える。

ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ大陸の国が見えないのは、
電離層の関係で地球の裏側まで電波が行っていない（来ていない）
ということもあるが、先方の国が深夜なので、無線に出ていないということもある。

ＦＴ８は肉声での通信ではない。ＰＣが音声の代わりのデジタル信号を出す。
なので、これもアマチュア無線ではないという意見もある。

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