ありがたきかな定年

ありがたきかな定年

2022.02.26
XML
カテゴリ:





naomin0203 さんのブログに紹介のあった、
垣谷美雨著 「70歳死亡法案、可決」 幻冬舎文庫 を読んだ。

タイトルが穏やかではないが、
老人が増えすぎて、介護だ健保だ年金だと財政が破綻するので、
70歳になったら、誰もが死ななければならない、
という法案が可決され施行まであと2年、という書き出し。

2年後には寝たきりの姑もあの世行きなのだが、その2年が長い。
介護を一手にする嫁と、介護に無関心な夫と、引き籠もりのせがれ、
が流れの中心。

法律で70歳で死ななければならないので、
自分自身の人生もあと15年なのに、口だけ達者な姑の介護をあと
2年も続けなければならない。

夫には姉と妹、すなわち、姑の娘が2人もいるのに、
母の介護に手を貸そうとはしない。
しかし、生前贈与の話となると駆けつけてくる。

介護はしたくないが財産は欲しい、引き篭もりの原因は甘やかし、
正社員になりたいがための超過労、世の中の暗い部分を、
更に暗く、時には明るく描いている。

仕事で、兄弟の遺産争いは何遍も遭遇している、
私の姉弟も介護には無関心だった・・・
色々なことを思い出しながら、一気に読んだ。

私の読み方が悪いのか、誰の会話なのかが分からずに、
読み返したところがいくつもある。
そして、後半のまとめがアバウト(すぎる)のが気になった。

麻生太郎が、年寄りは早く死ね、と言ったが、
寝たきり長期介護には考えさせられるところがあった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.02.26 06:00:06
コメント(16) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
かずまる@  さん
にととらさんおはようございます!
ピンピンコロリと言いますが・・・生きていれば年金受け取るワケですもんね~~(^_^;)
でも、70歳は早過ぎですのでw、80歳ぐらいで勘弁して欲しいですね? (2022.02.26 06:23:17)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
小説なのですねぇ~!
えぇっ!?と、ちょい、心配しちゃいましたよ~。

着眼点は、面白いなぁ~、とは、思いますが・・・
実生活と重ねて見ちゃうと、ちょっと、嫌になっちゃうところも、ありそうですねぇ~。

ウフフ、でも、何となく、姨捨山を、思い出しましたよ~。
まぁ、この「70歳死亡法案」と「姥捨て」とでは、命の終りについての根本的な考え方の部分が、違うような気もします~。(あっ、読んでもいないのだから、全然間違っているかも、知れませんが・・・) (2022.02.26 06:26:27)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
葉月 生  さん
安楽死法案も一部では待たれているといわれていますが、
親の年金をあてにしている人は
どうやって延命治療を続けてもらうかで必死のようです。

コロナが流行りだした2020年春頃には、
高齢者が罹患した際のあまりの死亡率の高さに
年金問題と高齢化問題を解決する画期的な病?と皮肉も聞こえてきましたが
はてさて、ふたをあけてみると2020年、コロナ対策で肺炎が減り
インフルエンザが減って年間の死者の数は実は減って終わりました。
高齢化問題の解決は霧消したようです。

私もあと少しで還暦を迎え、
子供もそのころにはみな就職して自らの人生を歩みだすことを考えた時
とりあえずもうこの辺で十分かなと思う時があります。

ところがこれを許さない一大勢力がいます。
それは将来の介護を期待する親たちです。
私がいなくなると大変困るんだそうです。

親の世代はさすが戦中、戦後の混乱期を
生き抜いただけの強さをもった人たちばかりですので、
私たち世代に比べれば大層丈夫にできているようで
期待に応えられるだけ生きられるのかたまに気が重くなります。

でもきっと、幽霊になってこの世に干渉できなくなった時、
イライラとハラハラしながら残った家族を見守ることになるのでしょうね (2022.02.26 06:28:36)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
naomin0203  さん
そうなの。
テーマはとってもいいと思う。
でもどこかアバウトで・・・。
もう少し筆の力のある人が書いてくれたら、例えば有吉佐和子さんが書いてくれたら、もっと深堀りになったと思うと残念。 (2022.02.26 06:35:25)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
 おはようございます。塩野義製薬が、新型コロナの飲み薬の承認申請、はやく治療薬が適用できると良いですね。
 70歳死亡法案、小説の中なら何でもありですが、本当に始まらないか心配ですね。70歳以上は医者にはかかれないとかならなければ良いですが。
 今日も良い一日をお過ごしください。 (2022.02.26 07:15:51)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
エンスト新  さん
おはようございます
75歳まで雇用を勧めている政府がこの作品を読んだらどう思いますかね? (2022.02.26 07:41:43)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
Pearun  さん
好奇心はわかるけど、こちらも先が見えて来る歳なので、なるべくネガティブな話題からは、避けて通る様にしています。
(2022.02.26 08:10:11)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
長生きはリスク。
身につまされます。 (2022.02.26 08:35:16)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
にととらさんおはようございます!
いつもありがとうございます!!

面白そうな本ですね。
naominさんが紹介されている時もそう思いました。

でも実際は絶対にないですね。だってそんな法案を採用したら
政治家のお偉いさんたちは大抵死ななければならなくなりますから。

だから本の題材としては面白いなあっと思います。 (2022.02.26 08:45:08)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
こんにちは♪

小説のタイトルにしてはインパクトありますね。
垣谷美雨さんのご本は、着眼点がいいと思うのですが
著者さんがまだお若いんでしょうね。

70歳なんてすぐきちゃいます。
でも、興味があるので読んでみたいと思っています。



(2022.02.26 10:54:09)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
chiichan60  さん
私はこの本をこの方よりも前に読みました。

ブログにも本の事を載せました。

ただ作者の創作ですからまあこんなものだろうと思いました。

自分自身は既に夫の両親を長男の嫁の務めとして10年間介護と看病に明け暮れて、毎日鬱々として暮らしておりましたので、こんなに簡単に解決できるものではないと思いながら読みました。
最期の瞬間を二人とも実子達ではなく
きれいごとでは語れません。
どうしても汚い世界を見てしまいますからね。
やはり必要なのは「愛は惜しみなく与える」という世界です。
但し、自分がその立場になった時、若い者に下の世話をしてくれとは言えませんし、多分できないでしょう。

そういう私も後期高齢者になりましたから、そろそろ終活を考えないといけません。自分のお金で施設へ入りましょうかねぇ。 (2022.02.26 15:08:37)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
chiichan60  さん
再度お邪魔しました。

私がこの本を読んだのはいつだっかとブログを遡り、2020年11月18日のブログに少しだけ触れているのを見つけました。

やはり作者の創作ですから、自分で体験した人の経験は千差万別、それぞれの置かれた立場で幾通りにもあるんだということが分かったうえよ。 (2022.02.26 15:53:39)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
Mmerose  さん
こんにちは~♪

ドキッとするタイトルですね。
もうその年は過ぎましたが
団塊の世代の老人の数が
半端じゃないので考えるところです。

今日もお元気で~♪ 
(2022.02.26 16:18:57)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
こんばんは
今日はすこし風もなく過ごしやすかったです
小説なのね
もう70才が過ぎたからね (2022.02.26 18:43:37)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
reo sora  さん
みんなが70歳で死んでしまったら、現与党にとって選挙で不利になるのではないでしょうか?

元気だったら長生きも良いですけど、寝たきりは嫌ですね。><

(2022.02.26 19:58:45)

Re:70歳死亡法案、可決(02/26)  
あみ3008  さん
介護はねぇ、気持ちがあっても身体が追い付かないのよね。
弱音を吐く時間も場所もない。
何もしないのにお金にはたかる実の娘、うちの義姉のことじゃない(笑 (2022.02.26 23:23:08)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

にととら

にととら

サイド自由欄



ICO_123.JPG ICO_124.JPG

にととらへのメッセージ




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



にととらのお勧めページ





コメント新着

nik-o @ Re:自慢ではないが、去年末から、ピアノを弾いていない。(07/09) 今年はアメリカで13年ゼミと17年ゼミが異…
nik-o @ Re:自慢ではないが、去年末から、ピアノを弾いていない。(07/09) あなたからの訃報のハガキ、処理できない…
葉月 生 @ Re:自慢ではないが、去年末から、ピアノを弾いていない。(07/09) 久しぶりににととら様のブログを拝読しよ…
nik-o @ Re:自慢ではないが、去年末から、ピアノを弾いていない。(07/09) あなたのブログが見れなくなって寂しい。 …
ニコ67 @ Re:自慢ではないが、去年末から、ピアノを弾いていない。(07/09) にととらさん、まだ実感がわきません。 今…

カテゴリ

勝手で・・・大きな、ひとり言

(414)

エスカレーター・エレベーター

(16)

定年・退職・団塊の世代

(126)

大仏・般若心経・寺社

(182)

菜園・畑・プランター

(188)

ネット・ホームページ

(5)

博物・展示・音楽会

(127)

ありがたきかな定年

(31)

ウォーキング・運動

(88)

騒音・防災無線放送

(11)

言わせてもらうぜ

(269)

介護・痴呆・父母

(110)

老後・寿命・葬儀

(116)

株式・株主・株価

(22)

俳句・写真・陶芸

(86)

今さら聞けない

(73)

音楽・カラオケ

(19)

キャッシュレス

(5)

コンピュータ

(151)

あんたが一番

(79)

年代物・史跡

(87)

コレクション

(50)

食事・食べ物

(102)

携帯・スマホ

(33)

ボランティア

(2)

居酒屋・酒

(326)

診療・医療

(146)

健康・身体

(147)

蕎麦・そば

(50)

政治・選挙

(66)

裁判・判決

(28)

若者ワッチ

(87)

無線・電気

(105)

ELVIS

(57)

学習・教育

(19)

行政・立法

(18)

カード類

(129)

マスコミ

(38)

植物・花

(19)

自然環境

(12)

ドライブ

(6)

たばこ屋

(6)

街角で

(373)

トイレ

(123)

生き物

(129)

ブログ

(117)

日本語

(159)

外国語

(20)

宝くじ

(29)

土産物

(19)

飛行機

(8)

身辺

(247)

鉄道

(204)

季節

(112)

船舶

(28)

税金

(67)

雑学

(83)

映画

(65)

修繕

(35)

終活

(16)

防災

(11)

(134)

(123)

(83)

海外旅行

(41)

アメリカ

(128)

ヨルダン

(17)

パナマ

(31)

上海

(30)

香港

(72)

台湾

(71)

NZ

(40)

国内旅行

(7)

ホテル

(56)

北海道

(20)

東北

(7)

関東

(3)

東海

(1)

長野

(3)

新潟

(1)

北陸

(5)

愛知

(6)

岐阜

(3)

京都

(3)

大阪

(27)

近畿

(3)

南紀

(2)

広島

(3)

山陰

(4)

四国

(2)

九州

(14)

沖縄

(1)

お気に入りブログ

電動スーツケース New! エンスト新さん

夜ワークショップに… New! chiichan60さん

松本サリン事件 199… New! ただのデブ0208さん

[6/27] 気が付けばし… New! ちゃおりん804さん

ティクアゥトの牛丼 New! Pearunさん

驚愕したニュース。 New! naomin0203さん

ペット防災の講習会… New! ダニエルandキティさん

^-^◆ 人を指導する… New! 和活喜さん

蕎麦好きな人~~、… New! かずまる@さん

熱帯夜? New! mamatamさん

カレンダー

バックナンバー

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: