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昨日、消防局員が業務時間内に ホワイトデーのクッキー を買っていたということが、あるまじき行為としてニュースに出たのですが、それで思い出すことがあります。
その思い出はニュースになるようなあるまじき行為ではなく、微笑ましいというか、私の心に残るなんというか甘酸っぱい、いや、ちょっとセツナイ(かな)思い出です・・・
小学生だった私たちが遊ぶ公園のひとつに、敷地の角に交番が設置された、子供仲間で言うところの 「交番公園」 というのがありました。
ある日、私と友人二人は交番公園で遊んでいるときに、交番の裏の小窓からおまわりさんに声をかけられました。
「ねえ、ちょっとちょっと!」 という感じ。呼ばれて小窓から覗くと、中には若いおまわりさんが2人いて食事を作っているところだったと思います。
一人の若いおまわりさんが私たちに確か 30円 を渡して、
「これだけひき肉買ってきてくれない?」 といいました。
その頃の私たちには挽肉の値段と、30円のバランスはわかりませんでした。物価も変わっているでしょうけれど、 「挽肉30円」 というのはかなり少量であるには違いないでしょう。
おまわりさんに声をかけられたチビッ子はそれだけで嬉しくなり、買い物を快諾。すぐ近くの市場の中の肉屋さんに行きました。
「挽肉30円くださーーーい!」
母親と買い物に来たときに知っているお店のオヤジさんがちょっと驚いて
「エーっ、30円? 300グラムじゃなくて30円? 」と聞きなおしました。
「そう! だって、あそこのおまわりさんにそう頼まれたんだもの 」
無邪気なガキンチョはすべてをばらしてしまい、肉屋のオヤジさんは笑い出しました。
恥ずかしくて挽肉30円は自分で買いにいけなかったのでしょうね。
けれど、笑い飛ばしてしまえばなんとも無いこんな小さな思い出の中に、おまわりさんに対する憧れのようなもの、おまわりさんと子供の結びつき、きっとまだ薄給だったであろう若いおまわりさんの質素な生活なんかがいろいろと詰まっていて、私の心の片隅から離れません。
「光熱水費」でしたっけ、ゼロであるはずの経費にとてつもない金額を計上して平気な顔をしているこの国をリードしていかなければならないはずの恥知らずの政治家のことを考えると、同じ公務員でありながら、つましい生活でも市民の為に交番勤務をしていた若いおまわりさんに頭が下がります。
敬礼!
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