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2015.02.01
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カテゴリ: 家作り
エコキュートの騒音対策として円柱状の防振ゴムで室外機を固定
エコキュートの騒音対策として、円柱状の防振ゴムで室外機を固定しました。
床暖房やエアコンの室外機に使ったのと同じ、クラシキ(倉敷化工)の丸形防振ゴムSUSシリーズ「KA-30-26HSUS」です。
防振ゴムの効果は大きく、エコキュートが沸き上げ運転している時の振動音はほとんど聞こえなくなりました。

(関連記事: 室外機の騒音対策として、丸形防振ゴムが追加される

エコキュートの騒音対策として円柱状の防振ゴムで室外機を固定
免震住宅の我が家は、エコキュート一式が免震架台に載せられているため、ヒートポンプユニットの振動が架台を介して室内に入ってきます。
たとえ免震住宅でなくても、住宅の基礎に接したコンクリートの上にエコキュートを設置していれば、基礎を通じて室内に振動が伝わると思います。

振動音はブーンという低い音で、プロペラ機や排気マフラーを無駄に改造した車が発する騒音に似ています。
とはいえ、振動音が発生する場所は浴室と脱衣所ぐらいで、床暖房の室外機ほど大きなレベルではありませんでした。
おそらく鉄骨の免震架台の一部をコンクリートで固め、その上にエコキュートを設置しているため、振動が減衰されているのでしょう。
そのため、受忍限度を超えるレベルではないと判断し、一条工務店に対して騒音対策を求めないことにしました。

ただ、架台が振動することで低周波が発生し、我が家だけでなく、近隣の住宅にある建具が共鳴するおそれがあります。
共振周波数が合うものが周囲の家になければ問題ないのですが、それを調べるのは実質的に不可能です。
ひとたび気になる音だと認識してしまうと、わずかな音でもストレスになります。
そのストレスが周辺住民とのトラブルや訴訟に発展するおそれがあるため、その予防としての騒音対策です。

(関連記事: エコキュートによる健康被害は証明できなかったことが判明

丸形防振ゴムのボルトを取り付けるため据付台の加工が必要
実際の取付ですが、丸形防振ゴムの下側の固定ボルトを据付台(プラロック)に取り付けるため、穴あけ加工が必要です。
よく使われるイナバ(因幡電機産業(因幡電工))製プラロックは、上向きボルトにしか対応していませんので。
ボルトの下向き取付にも対応したメック製やフソー化成製のプラロックであれば、穴あけ加工は不要でした。

プラロックに1cmの穴を開ける
室外機を固定しているステンレスボルトはM10と決まっているので、据付台の溝の幅も10mmと決まっています。
電動ドリルを使って、プラロックのボルトの取り付け位置に直径10mmの穴を開けます。
丸形防振ゴム「KA-30-26HSUS」のボルトはM8ですので、直径8mmでも構わないのですが、多少遊びがないと大変ですので。
穴を開けるべき場所は、それまで取り付けていた跡を見ればわかりますね。

室外機の据付台に2つの丸形防振ゴムを取り付ける
穴を開けた室外機の据付台に2つの丸形防振ゴムを取り付けます。
このような据付台に防振ゴムを組み合わせたセットが普及していれば、室外機による騒音問題の大半はなかったと思います。
壁や屋根に設置する室外機据付台には、取付部にバネが内蔵された防振ゴムを付けているものもあるみたいですが(未来工業製など)。

丸形防振ゴム「KA-30-26HSUS」には、M8ボルトに合うM8のナットとスプリングワッシャーが付属しています。
下側のボルトを固定する据付台の溝には、M10のボルトが入るスペースしかないので、付属のスプリングワッシャーは使えません。
代わりにM8のワッシャー(内径8mm、外径16mm以下12mm以上)を使うか、M8のナットだけでも構いません。
M8のナットだけでも引き抜けることはありませんので。

ちなみに、この据付台の長さは一般的なサイズ40cmです。
36cmあれば室外機は固定できますが、地震などの発生時には、できるだけ長い方が倒れにくくなります。
50cm以上のものもありますが、敷地が狭いと邪魔ですし、躓いて転ぶ原因にもなります。

据付台に取り付けた丸形防振ゴムの上にエコキュートのヒートポンプユニットを載せる
据付台に取り付けた丸形防振ゴムの上にエコキュートのヒートポンプユニットを載せて固定します。

丸形防振ゴムが変形した状態で固定すると防振性能が落ちるため、ナットを締める前には正確な位置合わせが必要です。
位置が決まったら、ワッシャー(丸座金)をはさんで、付属のスプリングワッシャーとナットで固定します。
なお、ワッシャーは必ずステンレス製を使い、M8とM10を重ねるか、内径8mm外径22mmのタイプを使います。

ちなみに、ボルトの先端がむき出しだと、何かのタイミングで大ケガをする場合もあります。
樹脂でできたボルト端末保護キャップやボルトカバー、袋ナットなどを使うと安心です。

防振ゴムが一切なかった初期のエコキュート据付状態
防振ゴムが一切なかった初期のエコキュート据付状態です。
プラロックの下には、傾きを修正するための防振パッドすらありませんでした。

(関連記事: 免震架台からエコキュートのヒートポンプユニットが滑り落ちないように対策

据付台の下に防振パッドを敷くだけでも地面を介して振動が建物に伝わる量を減らせます。
ただし、防振パッドは薄く、さらに室外機の荷重がかかっているため、吸収できる振動はわずかと考えられます。
また、室外機と据付台の間に薄い防振パッドを挟んでボルトで締め付けているのも見かけますが、かえって防振性能を落とします。





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