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トシベエさん、ありがとう!レビューしていなかったのね、私。 「ブラインドネス」 2008年 ブラジル・日本・カナダ 監督 フェルナンド・メイレレス「ナイロビの蜂」シティ・オブ・ゴッド 出演 ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロほか 感 想↓ 「空を飛ぶ鳥さんに名前があるか?」あの岡本太郎氏の言葉を思い出します。 あえて、クレジットに名前を入れていないのでしょうか・・ 名前がないのと同じように、人種も関係ありません。見えない世界では。 生きていく為に必要な食を求めるただの人間です。 みな、あの伝染病に感染した時に魂の浄化期間が始まったのでは? なかには、浄化されない人もいるようですが。 医者の妻の彼女には、途中まで・・・・怒りに似た感情を覚えました。 お世話にかこつけて、逃げていたようにも映りました。 以下ネタバレあり、反転表示↓ もっと早くに行動を起こせるのではないか?「あんた、一人見えてんだから!!!!!」 ふつふつと心の中に涌いていく怒りを抑えながら・・ だから、なんでぇ~~~~~見えないふり?「あんた、見えてんでしょ~~~~~」 「なんとかしろよ!!!寝込みを襲うとか色々あるでしょ~ あんた見えてんだから!」 さまざまな私の心の声。 ↑ 女性が食べ物の代償として身体を差し出さねばならない!!! 言わんこっちゃぁないいいい!!!!なんで、あんたは何もしないのぉ!! 「あんた、見えてるんだから!!!」怒りインジケーター 振りっぱなし~ は、でも・・ここで気づきました。見て見ぬ振りをする医者の妻は 結局は見えている世界の私たちと同じ・・ 普段、自分に都合の悪いことは見えない振りをしている私たちとなんら変わりがない ということに・・・・ 彼女は酷い仕打ちで命を失った女性を見て、ようやく・・・ 過ちに気づいたのでしょう、見て見ぬ振りをしていた自分の。 あのときからは彼女の浄化が始まったのではないでしょうか。 ラストは・・・・ 見える世界で見つけた真のものを失うのは辛いことです。 きっと、彼女は・・・巣立っていく子どもを見送らなければならない 母親のような深い喪失感を感じたのでは? この先立ち直っていかなければならないのでしょう・・ 彼女は振り出しに戻ったんでしょうね。彼女の浄化期間も終わったのでは? 浄化後の世界の始まりですね。なかなかの力作でした。面白かったです。 でも、個人的に一番のヒロインは火つけたおばちゃんですが・・・ Nobubu的心を射られた度(5弓満点中)
2009.10.26
ここ数日、サボリ気味な私でした。 マシューの学校は新型インフルの影響で、一般公開しない文化祭。 年に一度の和太鼓部の1時間に及ぶ、演奏を楽しみにしていた母にとっては かなり凹む、インフル事情でした~ さぁ、気を取り直して、映画のご紹介でも・・・ 「シャッフル」 2007年 アメリカ 監督 メナン・ヤポ 出演 サンドラ・ブロックほか あらすじ ↓ ドイツ映画界の新鋭、メナン・ヤポ監督がハリウッド・デビューを果たした 新感覚スリラー 感想 ↓ 好き嫌い、分かれる映画かもしれません。私は好きなタイプの映画です。 時間の切り方が幾重にも重なっているために、複雑な進行に困惑しますが・・ ネタバレしないように・・・書くと~ どんな風に人生シャッフルしようとも、その瞬間・瞬間が大切なのだ。 ゲームに例えるのなら・・主人公が与えられたカードは 時間。 彼女が与えられた時を、どうさばいていくのかが後半重要になってくるように思います。 彼女の立場になって切り込めば、きっと納得できるストーリー展開だと 思えます。 スリリングな要素も含まれているので、結構目が離せない展開です。 巷の評価は悪いようですが、私的にはオススメです。 明日は何が起こるか判らない。鬱積した気持ちのまま 大切な誰かと~さよなら しちゃ駄目なんだよ・・・っていう気持ちになりますよ。 Nobubu的心を射られた度
2009.10.02
うわっ、1キロ増えた~とかなんとか・・ 毎日のたうちまわっている この私には強烈な映画でした!! 「マシニスト」 2004年 スペイン/アメリカ 監督 ブラッド・アンダーソン 出演 クリスチャン・ベイル ジェニファ・ジェーソン・リーほか あらすじ ↓ 1年間眠っていない男が体験する悪夢のような世界を描き、 2004年のサンダンス映画祭やベルリン国際映画祭など多方面で絶賛された サイコ・サスペンス。 極度の不眠症で1年も眠れず、病的に痩せ衰えた機械工のトレヴァー(クリスチャン・ベイル)。 自宅で不気味な貼り紙を見つけて以来、彼の周囲で奇妙な出来事が頻発する・・・ 感想 ↓ この映画はクリスチャンファンにとっては、強烈に辛いですが・・・ 見て損はしません。闘魂役者技を感じることが出来ます。 目がくぼむほど痩せ、息できるのか?と思うほどの憔悴ぶりに 始終あんぐりしながら見ていました。 183センチで約50キロって・・・・うぉぉ~すご過ぎる。 彼はこの役のために30キロ痩せたそうです。 しかもその4ヶ月後に撮影された 「バットマン・ビギンズ」では 美しさを取り戻しています。 すごっ!!! ↓ 彼の病的な細さと対照的なちょっとふくよかなジェニファ・ジェイソン・リーの身体に 安堵を感じてしまいます。 CG過多な現代映画界で、ここまで役作りに没頭したベイルは 100キロ越え100点越えの役者だと思います。 幻想と現実、それをつなぐ綱を渡る主人公。 彼の軽すぎる身体では 安定感も得られず、不眠の精神では 思考の溝にはまり 上手に渡ることは難しい・・ ストーリーもなかなか良かったですが、もうストーリーがどうのこうの言う以前に ベイルのおかげで 映画もまとまりがあり、怖さもありな星5つ!! この映画を見ただけで、1キロ痩せる・・・精神的には? の出来ですね。 オススメです。 今ならGyaoで放送中ですよ!!
2009.02.25
不覚にも、数日前に知った悲報。 マイケル・クライトン氏 11月04日にお亡くなりになっていました。 初期のERシリーズでは随分とお世話になりました。 ちなみに、ERのノア・ワイリー演じるカーター医師は クライトン氏がモデルになっていると言われています。 若い頃医学の道でお勉強を重ねたそうです。 なので、自らの医学知識を作品に生かせたのでしょう。 個人的に好きな映画は ↓ これ。 ○○○○という恐怖を初めて私に、教えてくれたのはこの映画。 この時代に、この闇問題を扱ったのはすごいことですよね。 ぞっとするほど心理的に怖い映画でした。 「コーマ」 1977年 アメリカ 監督 マイケル・クライトン 出演 マイケル・ダグラス、エド・ハリス ほか ご冥福をお祈りします。
2008.12.02
寒いですね・・すでに固まっています。 固まりながらも、1週間近くかかってようやくオンライン試写に当選! キング作品は好きなので、念願叶いハッピー気分で怖いの見たぞ~ そんな感じです。 1408号室 11月22日より公開予定 監督 ミカエル・ハフストローム「すべてはその朝始まった」 出演 ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソンほか あらすじ ↓ ホラー小説の巨匠スティーヴン・キングの同名小説を基に とあるホテルの1408号室で連続する騒動を軸に描かれたサスペンスホラー。 宿泊した者は必ず死亡するという謎の現象を臨場感たっぷりに見せる。 感想 ↓ 監督はヨーロッパの方ですね。オドロオドロしいというより 淡々と~怖くというような描き方です。 心理的に迫ってくる感覚はなかなかだと思いました。 1408号室で繰り広げられる数々の超常現象は、もしかしたら~ 私たちの心の闇への扉さえも開いてしまうのかもしれません。 開かずの間だった心の扉をネジあけられ、現実なのか、夢幻なのか・・ 出口があるのかないのか? 過去なのか今なのか未来なのか? 一秒一秒を吐く息さえも恐ろしげに演じきったジョン・キューザックは好演です。 しかし、やはり・・・サミュエルは怪しげなオッサンです。 最近出すぎですね、少し控えて欲しい出ずっぱな親父ですね。 なんだか旅に出かけてホテルに泊まるのが怖くなったような気持ちも・・ しかしながら、ただ怖いだけではなく、キング流の悟りをちょびっと感じることも 出来ます。 コワイヤ(怖&癒し)もあるのではないでしょうか? なかなかの良作だと思います。 教訓としては・・ 怪しい支配人のいるホテルは、くれぐれもご注意を!!!
2008.11.20
本日も日付が変わるまで・・見てしまいました。 「ラストタイム 欲望が果てるとき」 2006年 監督 マイケル・カレオ 出演 マイケル・キートン、ブレンダン・フレイザーほか あらすじ ↓ オハイオからNYへ上京し、営業マンとして新たな生活を始めようとする青年(ブレンダン) だったが、思うように成績は上がらない。 上司である売り上げNO.1の営業マン(マイケル・キートン)の営業センスを見習おう とするが・・・・ 感想 ↓ ビジネスシーンをうまく絡めたサスペンスです。 劇場未公開ということで、期待していなかったのですが これは・・・めっけもの級の面白さでした! これ以上のあらすじは読まずに(他のとこでも読んじゃ駄目よ!) 見ることをオススメします。 キートンさん、おっさんなんですがクールな雰囲気がバットマンの頃と変わらずに 素敵でした。あの雰囲気はちょっとクセになります。 これは、サブタイトルが映画のイメージをかなりポルノ化(ポルノか?)しています。 欲望が果てるとき・・だなんて!!! 気の毒だわ~劇場公開もされない上にこの仕打ち。 原題は「The Last time」これだけでよかったのに。 多少お色気シーンもありますが、ストーリーと役者は満足の出来だと思います。 埋もれかけた映画のようですが・・・強くオススメします!!!!!
2008.10.04
そうだ、今月末公開のM・ナイト・シャマラン監督の最新作「ハプニング」に合わせて・・ おさらいしなきゃ~ 何がいいかな・・?! 棚を物色すること数分。なにぃ~!!これあったの?! 劇場で見たにも関らず、DVDまであるなんて・・ ということで、密かに旦那が買ったと思われるDVD・・・ 実は根っからのシャマランとメルギブ好き。 ---それを踏まえてこの話を・・・--- 「顔のない天使」の宣伝でメルギブが来日した時。(多分1994年頃) 銀座の喫茶店で、旦那は偶然にメルギブと遭遇。あの青い目を見逃すはずもなく、 セレブなスターにただただ圧倒。でも、どうやら打ち合わせ中だったようで、 サインを要求するのも申し訳なく、ただただ見ていただけだったそうな。 もちろん、帰宅後に「なんでサインもらわなかったんだ~~~」と 怒涛の勢いで責められること数分。 そんなこんなで、メルギブとはなんとなく近い?存在になったと感じたのか・・ それから数年後、メルギブ監督、主演作の「ブレイブ・ハート」をじっくり自宅で鑑賞。 そしてボロ泣き・・・ 映画を見た数時間後の明け方・・・不穏な空気に目が覚めると・・ 布団の横で抜け殻になっている旦那を発見。 3歳年上のお兄さんが、37歳という若さで突然死してしまったという 知らせに呆然とする旦那の姿-------- それから数年、メル・ギブ主演のサイン。 内容が内容なだけに、これもなにかの縁か? ちょっと不思議な経験でした。 この映画で語られていること、起こりうるという現実味を帯びて、 迫ってきました。私たちには~ 「サイン」 2002年 アメリカ 監督 M・ナイト・シャマラン 出演 メル・ギブソン、ホアキン・フェニックス、ロリー・カルキン、アビゲイル・ブレスリンほか 感想 ↓ シャマラン作品、共通して言えることは、根底にあるのはヒューマンな部分。 「サイン」では、信じることを止めてしまった父親と家族の絆の再生がメインです。 なので、モンスターは何でも良いと思えます。変な鳥でも、宇宙人でも、狼でも。 あくまでも、それは手段に過ぎないような。 SFものやパニックものを過度に期待しすぎると、すかされるのだと思います。 見方を変えると、この「サイン」面白いです。よく出来ています。 何通りにも仕掛けられたサイン。いびつな家族の描き方。やけに落ち着いたカルキン君、 可愛いすぎるアビちゃん、顔は強面なのに、兄貴の話に泣いちゃう弟ホアキン。 真面目すぎて、的を得ない会話にところどころで、笑ってしまう感じです。 でも、段々とそれが変わってくるんです・・・アイツと戦う過程で・・ 家族同士、心の傷にも向き合い、触れられたくない部分にもずかずかと 入ってこられたりします。以下ネタバレ ↓反転表示 サインに惑わされ、宇宙人に怖がり、本来のサインを見失いました。 本当のサインを知ったラスト・・あっ、やっぱりシャマランにまた騙された!! って感じです。(笑) 劇場で見たときより、細かいところに感動しました。 これは、買って良かったDVDの棚に並べられることでしょう・・・(笑) シャマラン監督、応援します。これからもシャマラン流で突き進んでください~
2008.07.11
以前、紹介した大好きなスティーブン・キングが原作の映画「ミザリー」のレビューで ちょこっと紹介したけれど、同じくキャシー・ベイツ主演の映画を 真夜中BSで数年ぶりに鑑賞した。 「黙秘」 1995年 アメリカ 監督 テイラー・ハックフォード「愛と青春の旅だち」「Ray/レイ」 出演 キャシー・ベイツ、ジェニファー・ジェイソン・リーほか あらすじ ↓ S・キング原作のミステリー映画。アメリカ・メイン州の小さな島で起こった事件を きっかけに、容疑者とされる母親のもとへ、数年ぶりに娘が帰省する・・・・ 感想 ↓ はずしも多いスティーヴン・キング原作映画だが・・ この映画は個人的には「ミザリー」の次に好きなキングのミステリー作品かもしれない。 スティーヴン・キング独特の非ホラーのヒューマンな部分とミステリーな描写が 見事に重なり合って出来た作品。 キング自ら、キャシー・ベイツを主人公に想定して執筆したというストーリー、 さすがだ~見る目がある。キャシーと主人公のシンクロ度は並大抵ではない。 心臓バクバクながらも、一時たりとも目が離せない。 最初から最後まで、針でチクチクとされているかのよう~ 今は亡きビック・モローの娘であるジェニファのエキセントリックな描写がギリギリ感を 感じさせ、恐怖に拍車をかける。 先日紹介した「イカとクジラ」では、子どもたちの幸せよりも自己を優先する親が 描かれていたが、この「黙秘」を見ると・・ キャシー・ベイツの見かけと同じく、娘への筋の通った深くて強すぎる愛情に泣けてくる。 本当に泣ける。殆ど明け方の午前3時に涙ポロポロ・・おかげで本日は目が重い。 ミステリー作品であり、ここまで人間的でもあり、 納得のいく形で見るものを圧倒できるというのは、名作だろう。 役者陣の鬼気迫る演技、心のこもった演技にもあっぱれだ! とにかく、オススメです。数年ぶりに見たけれど、歳を重ね尚、スリリングな感動もひとしおだった。 でも、もし自分がなれるなら・・・見かけはローラ内面キャシーが理想かも・・(笑)
2008.04.11
以前、勝手な映画ランキングの法廷ものベストで紹介した ことのある「ナッツ」を再び見ることができました。 DVD化されていない貴重な作品。 時間があるかたはコチラてどうぞ →GyaO ワーナー TV 6月1日まで放送予定。もちろん無料です。 Gyaoのクリックランキングに登録しています! 昨日は387位/4052 でした。”クリック協力お願い中”です。 「ナッツ」 1987年 アメリカ 監督 マーティン・リット 出演 バーブラ・ストライサンド リチャード・ドレイファス他 あらすじ ↓ 娼婦のクローディア(ストライサンド)は、 ある事件で、罪に問われていた。 知らせを受けた母親はスキャンダルを恐れ、精神異常として 裁判を免れさせようとする。 しかし、彼女は精神異常―ナッツ―とされるより あくまで正当防衛として法廷で争いたいのだが・・・ トーパー原作の舞台に惚れ込んだストライサンドが、 製作と音楽も兼任している。 感想 ↓ 初めてこの作品を見たとき、ストライサンド の音楽以外の才能に驚嘆したことをよく覚えている。 ストライサンドの演技は見るものをひきつけ、圧倒する。 ストーリーも面白く、女性としては考えさせられる 内容。法廷内でのシーンは手に汗握りっぱなしで、 気がつくと、手の中ではゆで卵が出来そうなほどの 勢いだったような・・・ 面白いです。見て損はしないと思います。 オススメです。
2008.03.10
Gyao15日目。これは、当たりです。 なかなかコワオモ(怖いけど面白い)作品でした。 「ギャザリング」 2002年 イギリス 監督 ブライアン・ギルバート 出演 クリスティナ・リッチ、ヨアン・グリフィズ他 あらすじ ↓ 惨劇の瞬間を見物する“ギャザリング(集う者)” をテーマにしたホラー。 交通事故で、記憶喪失になってしまった女性が、 世話になっている家族の悲劇を防ごうと奔走する・・・ 感想 ↓ネタバレなし 予想以上に、ストーリーが凝っていて面白かった。 ホラーというより、心理的な怖さがよく描かれている。 イギリスが舞台なので、やや暗いイメージの映像が 物語に上手くシンクロしていて、恐怖が募った。 ただ恐ろしいというより、メッセージ性もあり それなりに考えさせられる部分もある。 主役のクリスティナ・リッチも好演だったが、 脇を固めるスティーヴン・ディレイン「ゴール」 ヨハン・グリフィズ「ファンタスティック・フォー」のゴム男、 子役などなど、みなそれぞれいい感じの演技でした。 描写自体、グロイ系ではないので、ホラーが苦手な方でも 大丈夫。なかなかお勧めできます!
2007.12.10
あぁ~映画館で見たかった。というのが最初の感想。 もしかしたら、匂ってきたかも?大画面から~ 「パフューム ある人殺しの物語」 2006年 ドイツ/フランス/スペイン 監督 トム・ティクヴァ 出演 ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン アラン・リックマン他 あらすじ ↓ パトリック・ジュースキントの原作小説を映画化。 悪臭放つ、不衛生きわまりない市場の片隅で 産み落とされたジャン=バティスト・グルヌイユ。 天才的な嗅覚で、彼が創り出す香りとは・・・ 感想 ↓ 監督が「ヘヴン」「ラン・ローラ・ラン」 のトム・ティクヴァ。 彼らしい独特な映像美で、美しい香りをも放つ映画だった。 ストーリーは、予想していたほどショッキングでは なかったが、その分主演のベン・ウィショーの怪しい までの芳香をじっくり嗅ぐことができた。 獲物を狙う鋭い眼光、小刻みに動く鼻孔は 動物的な本能を感じさせる。 産み落とされた日に、天才的な嗅覚の代償に 彼が失ってしまった感情は、余りにも大きい・・ なんだかそんな風に感じられるお話だった。 147分と長い映画だが、惹きつけられる 映像で、最後まで観たくなってしまうあたりの 作り方は、なかなかたいしたもの。 映画を観ていて感じたが、ティクヴァ監督は 「ラン・ローラ・ラン」でもそうだが、赤毛好き? 赤毛というのは、間違いなく花びらのように 強烈な香りを連想させる色だな。 残り香もよろしく、結構お勧めな作品! 鼻がピクピクするのでご用心。
2007.12.06
明日からのバイトに備え、DISCASから届いている DVDをさばかなければ~ということで、リンク先のracquoさん オススメの「ハリー見知らぬ友人」を駆け込み鑑賞。 あらすじ ↓ サスペンスものなので、おおまかなあらすじだけ。 3人の幼い娘と妻と、ヴァカンスで別荘&実家に帰る途中の ミシェルは、パーキングで高校時代の友人と名乗る男 ハリーと再会する・・・ 感想 ↓ 皆様にも、経験があるのではなかろうか? クラスメートや職場、とにかく嫌な奴に対して 「あいつ、転べばいいのにぃ・・」などと考えて しまったこと? 私はあります。 しかし、実際そういう対象の人間が、怪我してしまったり 先生などに、そこまでぇ~というほど怒られてしまったり すると、あまり嬉しくなかったし、後味悪し・・・ みたいな気分になったりする。 この映画を見ていると、そういう闇の部分の人間の 願望みたいなものが、実際に現実化したときに 感じる、ものすごい嫌~な気分に陥ります。 徐々にエスカレートしている嫌悪感と恐怖感は すごいです。 これは、楽しい気分では見られない映画ですが、 人間の2面性みたいなものを上手く描いていて とても面白かったです。オススメです! ハリー、見知らぬ友人 2000年 フランス 監督 ドミニク・モル 出演 セルジ・ロペス 、ローラン・リュカ 他
2007.10.24
週末はちょっと忙しかったので、2日ほど 間を空けてGyaO5日目。 今回、途中まで観た映画は、「ウィラード」2003年版。 1971年版のリメイク作品。 主演は、「バック・ツゥー・ザ・フューチャー」でマイケル・Jの父親 役を演じていたクリスピン・グローヴァー。 鼠を使って・・あれやこれやの復習劇というのが おおまかなストーリー。 ウィラード 2003年 アメリカ ウィラード(DVD) ◆20%OFF! オリジナル版(1971年)では、主役は ブルース・デイヴィソン。 オリジナル版を知っていると、リメイク版は、 見応え的に劣る。陰な匂いというのを感じ られない。やはり時代的なものもあるが あのころの映画は匂って来そうな、なんとも いえない雰囲気がある。 「X-men」では、マグニートに光線を浴びせられ、 ミュータント化してしまった市長を演じていた 気の毒なブルース↓だが・・ 「ウィラード」「いちご白書」ビリーバンバンのころは 繊細で美しかったのです・・ 1971年版「ウィラード」↓左 ブルース 子供のころ、「コンドル」を見て、 ロバレフォのファンになり、その次にジュリアノ・ジェンマ (マカロニウエスタン盛況の時代)にハマリ、 その後に、ブルース・ディヴィソンのファンになった という3段階、ファン変貌時代 を楽しく過ごした記憶が?! どこかに切り抜きがあるかも? さがしてみようかな・・・ 古いものなのに、大量の鼠を使っての撮影のダイナミックさ と溢れ出る恐怖感は、名作と呼べるにふさわしい。 そして、何より若いブルースの陰湿なまでの性格的な 歪みから生じる怪しい雰囲気は、ダントツだった。 ソクラテスとベンと名づけた鼠を可愛がる様子や、 意思を持った鼠とにらみ合う場面などは、今でも 忘れることができない。 古い映画なので、画像がないのが残念だが、 「ウィラード」の続編の「ベン」では、 まだ可愛いころのマイケル・ジャクソンが 主題歌を歌っている。 「ベンのテーマ」を覚えている方も多いはす~ ベンのテーマ/マイケル・ジャクソン[CD] リメイク版は最後まで観られなかったが、 オリジナルを知らなければ、それなりに楽しめる のでは?ないか?などと感じた。 オリジナル版、DVD化されていないので、 非常に残念だが、是非とももう一度観たい。
2007.10.23
以前から気になっては、いたけれど~ そのあまりにもの恐ろしげな雰囲気に、 見るのをためらっていた 映画SAWシリーズの 1作から3作目まで、オンタイム(10:30pm~3:50am)で昨夜、 WOWOWで連続見・・・してしまいました~ 夢見悪し!非常に悪し~ しかも今朝は、6時起きでした。 今日はあまりの眠さに、きっと夢も見ずに爆睡予定~(笑) 感想・・・ネタバレなし やはり1作目が一番面白かった。 心理的に追い詰められていく感じと、神経をキリキリと 締め付けられていく感じ。 偏頭痛の頭をベルトで締められているかのような 感じの創り方は、すごい。 (偏頭痛的な恐怖、だがストーリが面白いので 痛い頭をベルトで締め、痛みが緩和して、 また見たくなってしまうという感じ) こちらは、残酷な描写も少しはあるが、 どちらかというと心理的にかなり 怖い作品、凝ったストーリーと恐怖感が 相乗作用的でもう最後まで画面に釘付け状態の まま鑑賞。 お茶なんか入れてる暇ないぞ~ がしかし、1があまりにも面白かったので 続きが気になってしまい・・・ 休憩の5分間に、濃い目のコーヒーを入れ、 煎餅を片手に・・・結局2に突入~ 開始早々~煎餅を噴出すかと思われるほどの 事態に~うぉぉ~ 喰っている場合じゃない! というか、喰えないぞ~ あまりのグロさに! もう寝ようか・・と目を押さえながら決断するか? しかし、続きが気になる~ 結局、2作目も最後まで鑑賞。 う~グロさはアップ、ストーリ性はそこそこ! ここまでくれば、最後まで見るしかない・・ そんなんで3に突入~ もう半分以上目を 覆っての鑑賞。音だけでも怖い。 これほど、グロイのなら上映禁止になったらしい というのも頷ける。 ふぅ・・・なんとか完了。謎も解けた。 3はソウ像想像を遥かに超えた残虐性 そして無慈悲さもかなりのもの。 寿命が縮まった感じだ~ かなり心ソウ心臓に悪そう。 ソウもう絶対見るもんか~ と、無意味な駄洒落で、悪夢に打ち勝とうと思ったが、 無駄なアガキだったようだ。 結論1はお勧め。2、3は これは作り物の映像よ!ときちんと納得できる方しか見ちゃ ダメヨ~っていう感じ。 さ・・・寝ようかな~ あ~嫌だな、コワ!!!
2007.10.06
先週、WOWOWで鑑賞したS.キングの作品、 「炎の少女チャーリー」と「クリスティーン」を紹介しましたが、 偶然にも、陽まわりさんのブログでS.キングの映画を紹介 されてました。 私も昨夜、調度キングの作品「IT/イット」を 10数年ぶりに再び見ていました~偶然ですね あらすじ & 感想 ↓ 正直言って、長いです。元はテレビ映画。188分もあります。 昔見たときは、前後編で見た記憶がありますが、 DVDでは、1枚に収められています。 ラッキー7と名付けられた「弱虫クラブ」の7人、彼らが 成長して、ひと夏の忘れられない思い出を回想して、 その夏に交わした約束の為に、数十年後に、 再結成?するかというお話。 いじめっ子達にいじめられた夏、そして、数十年経った後でも 思い出してしまうと、恐ろしすぎるあの夏の出来事が ホラータッチで描かれています。 さしずめ、キング作の非ホラーと言われている 「スタンド・バイ・ミー」のチョイとだけホラーといった 感じでしょうか。 この映画を観て、スマイル0円の大手ハンバーガーやさん のあのピエロ!!あのでっかい奴。 時たま椅子に座っていて子ども達を驚かせるあの赤っ鼻の ピエロが怖くなって、トラウマ化した人がいると報告 されています。(笑) 確かに、この作品を見た当時、私もあのドナル○君が 怖かった~ 映画の方は、回想シーンの少年時代のシーンは惹き込まれる つくりになっていますが・・・・ ラストに近づくにつれ、キングらしい、スカシ感を食らった 感じ・・・は大いにアリ!!!です。 でも、チョイコワで好きな作品です。 子ども時代のセス・グリーンや数年前に自殺してしまった 「ネヴァー・エンディングストーリー第2章」に出演 していたジョナサン・ブランディスの輝いている頃が 見られるのも魅力の一つかもしれません。 ピエロが怖くない人には、お勧めです。 「IT/イット」 1990年 アメリカ 原作スティーヴン・キング 出演 リチャード・トーマス 、オリヴィア・ハッセー ティム・リード 、ジョナサン・ブランディス他
2007.09.28
以前紹介したトリコロール/赤の愛に出演していた ジャン=ピエール・ロリが気になっていたので、 彼が主演の「趣味の問題」を鑑賞してみた。 あらすじ ↓ リッチな実業家のフレデリックは美食家としても有名。 ある時、とあるレストランでウェイターをしていた ニコラの、その繊細な感性に気付いたフレデリックは、 自分の食の味見係として、ニコラを高給で雇うことに・・ 感想 ↓ う~ん、思っていた以上にジャン=ピエール・ロリ(ニコラ)は 素敵だったぁ~(おたけび) 眼力が凄い・・甘いんだけれど鋭い。 心の中をかき乱される感じだ! 正直、これ以上、追っかけたい俳優を増やしたくなかった のが本音だが・・確実にリスト入り。(追っかけたいリスト) 物語はというと、この素敵なジャンが・・ とんでもない目に会ってしまう・・・・ フレデリックは、美食家というより美しいものチェイサー という感じで、自分の求めるものを完璧にするためには 手段を惜しまない。 観ているこちら側まで、徐々にだが確実に精神不安定 な気持ちになってくる。 美食家の作戦にハマルと、あとは喰われるだけ・・ そんな感じだ。 暗いし、後味はどんより系の類の映画なので、 興味がありそうな人にだけ、お勧めします。 教訓・・美味しい話にゃ気をつけろ! 趣味の問題 2000年 フランス 監督 ベルナール・ラップ
2007.09.14
大好きな作品、待った甲斐がありやっとの ことDVD化されました! 本日無事に到着。 これは、もの凄い面白いです! 100%お勧め出来る作品です。 DVD化を待ちに待った大好きな作品というのは、 「アパートメント」 1996年、フランス版オリジナル作品。 後に、ハリウッドで「ホワイトライズ」として リメイクされましたが、このオリジナルを見ると、 ハリウッド版は、子供だましということが判るでしょう。 この映画の中のモニカは、本当にかわいらしい。 マレーネでの彼女は妖艶で美しかったけれど この映画の中の彼女は、笑顔の似合う美人。 ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチ この共演が縁で付き合い、結婚したというのも納得。 ストーリはミステリー仕立てで、早いテンポで進行していく。 マックス(ヴァンサン・カッセル)モニカ・ベルッチ(リサ) ロマーヌ・ポーランジェ(アリス)そしてマックスの婚約者。 もつれあう4人の関係に、目が離せない展開。 絵になる男女達がエスプリたっぷりのフランスの お洒落な場所で、それぞれの想いを綴っていく様子には うなっちゃうこと間違いなし。 映像が洗練されていて美しい。 ヴァンサン・カッセルのすっきりとした、好青年ぶりも 素敵、映画の中では回想シーンなども複雑に絡んでくる ので、その時々の髪型、着こなしを見るのもとても楽しい。 とにかくこの人たちはお・しゃ・れ万歳!という感じ。 ヒッチコック映画のオマージュありと、凝っている創りも なかなか見ごたえあり。 サスペンス恋愛ものでは、私のお気に入りTop3には、 確実に入る作品です。 DVD化されたこの機会に、是非是非ご覧になって下さい!
2007.09.12
Discasでポチしまくり、気がつけばレンタル予約リスト80本 これは、どうにかしないと・・ 全てを見るのに、一年以上費やすことに・・ という訳で、思い切ってスポットレンタル15本! というまとめ借りをいたしました。 サスペンスもの2作品ご紹介いたします。フレイルティー 妄執 2001年 アメリカ 監督ビル・パクストン 出演マシュー・マコノヒー あらすじ ↓ ビル・パクストンの初監督作品。 FBI捜査官ドイルのもとに、ある夜、 難事件の連続殺人犯を知っているという男が現れる。 感想 ネタバレなし ↓ ストーリーの性質上、あらすじのみで鑑賞したほうが良い。 B級の香りをやや感じる作品だが、最初から最後まで 飽きることなく鑑賞できる。 あり得そうな感じのストーリーなので、逆にちょっと 怖かった。子どもは親を選べないのか?と思うと、 かなり恐ろしい展開だ。 サスペンスホラーものでは、いい線いっている作品。 リプレイ 2003年 アメリカ・イギリス 監督ローランド・ズゾ・リヒター 出演 ライアン・フィリップ/スティーヴン・レイ あらすじ ↓ 交通事故で病院に運ばれたサイモンは、目覚めると 2年間の記憶を失っていた。そして、自分の記憶にはない妻と 名乗る女性が現れ・・・ 感想 ネタバレなし↓ ローランド・ズゾ・リヒターは、以前紹介したトンネルを手がけた ドイツ人監督。トンネルもとても良い作品だったので、 その監督にライアン・フィリップときたら、 見ないわけにはいきません!!はい。 ストーリーはやや込み入っている。過去、現在、妄想などが 忙しいほどに入れ替わる。 斬新な雰囲気のあるサスペンス。 主役のライアンは、贔屓目もプラスするとかなりな高得点。 悩める主人公、ちょっと危なげな表情を持つ青年を好演。 個人的には、こちらの方がお勧めだが、 判り易さとストレートな怖さでいったら上の作品の 方がお勧めかも。 心理的に、なんか嫌だな・・と思えるのはこちら。
2007.07.17
クライヴ見たさに、すべてはその朝始まったを鑑賞。 どうも、邦題は?ですが~ きっと、以前紹介した すべては愛のためにから邦題シリーズ化したいのか? ストーリーの方はというと、通勤電車で出逢ったお互い家庭のある 男女のお話。 重病の子どもを抱え、医療費を稼ぐために、生活にゆとりが ないと思われるクライヴ扮するチャーリー・・ そんな心の隙間に入り込んできた、ルシンダ(ジェニファ・アニストン) ふたりは一体どうなるのか? きっと、ブラピと結婚していた時なら、意地悪目で見てしまって、 きちんと評価できなかっただろうが、今やブラピともスッパリ別れ、 キャリアに磨きをかけたいジェニファさん。 まあ、演技もそれなりに、きちんとこなしている感じ。 しかし・・・通勤電車内の男性陣がみとれる程、美人か? う~ん、リンク先のIchihimeさんも言っていたが、クライヴの 奥さん役の女優さんの方が、美しいと思いますが・・・ ヴァンサん・カッセルの悪役ぶりが見もの。 どうも、フランスではイケメンでナイーブな役どころを 演じていた俳優さんも、アメリカ映画では悪役として 使われることが多いようだ!オリヴィエ・マルティネス同様 そこそこ楽しめるサスペンスって感じ。クライヴはなかなか素敵。 う~ん電車で会ったら・・ちょっと、ヤバイかも・・ 原題「DERAILED」 すべてはその朝始まった2005年 アメリカ
2007.06.27
鼻水と格闘しながら、タイプを打っています(笑) ちょっびっと身体が熱いのですが、昼間に爆睡してしまったため いま暫くは眠れない~かな? と言う訳で、ほてった身体を冷やすのには・・ ホラー映画?とも思ったのですが、ホラー部門は 紹介できるほどこなしていませんので、 代わりに背筋が寒くなるものを・・と探していたら! 思い出したのは良いのですがぁ、借りられないのか DVD化されていないのか?入手は難しそうです。 非常に残念ではありますが、背筋が寒くなったサスペンス というのはコピー・キャットであります。 シガニー・ウィーバーの鬼気迫る表情、女を捨てたか?とまで 思わせる見事な体当たりの演技、 ストーリーもなかなかですが、「メンフィス・ベル」では いけてるピアノ弾きのジャズメン、ハリーコニックJR.の えええ~と思うような変貌ぶりも拝めて、 なかなか楽しめた作品。 ただただ 怖い~ こ・わ・いです。 早くDVD化してもらいたいですね~ もう一本はこれ。こちらは、寒くはなりませんが、 不思議な気持ちにさせる映画です。 ファム・ファタール なぜだか不思議な力にひっぱられる作品。 一途っぽいバンデラスが良いのか? この映画の中では緑色のミュータント(X-men) ではないミスティーク(レベッカ・ローミン・スティモス)の 怪しい悪女っぽい魅力が良いのか? やっぱり、監督がデ・パルマだから良いのか? 独特なオーラを発している作品です こちらは、借りられそうですね! あ~良かった!! バンちゃんに胸トキメクかも?
2007.05.12
ミザリー、黙秘に続き、またまたS.キングの作品の 紹介になってしまうが、キングの心理的に怖い映画の 中では、個人的には、ミザリーの次に好きな作品かも しれない。 魔法使いでも、超能力者でもないイアン・マッケランが 本来の彼の役者としての能力を、いかんなく発揮していて、 その恐ろしさが、ひしひしと伝わってくる。 この映画でのイアン・マッケランは、怪演と言われたが、 その怪しい演技ぶりは、イアン・マッケランの本来の 演技のうまさを見事に現している。 昨日のブログで紹介したgood aging 出来なかったかも のブラッド・レンフロがイアン・マッケラン相手に これまた、怪しいが引き付ける演技をしている。 若いのに、うまい。マッケランに負けていないところ がすごい。 この頃の様な秘めた魅力を再び、見せて欲しいものだな レンフロ君・・・ ゴールデン・ボーイ 成績優秀な高校生トッド(レンフロ)は学校で勉強した ホロコーストについて、興味を持っていた。 あるとき、ナチスの戦犯に似ている人物を、 偶然に目撃してしまう(イアン・マッケラン)。 そして、トッドの持つ闇の部分が少しずつ目覚めていく・・・
2007.01.15
リンク先のAchichiさんが怖い話を ブログで紹介していたので、今日は怖い映画でも・・ 長いキャリアで、確実な演技力を披露してくれる キャシー・ベイツですが、この作品の彼女は、 存在自体が恐怖です。ものすごい存在感。 危うし・・・ジェームス・カーン。 ミザリー S.キング原作、それだけでも想像すると怖いが 映像でその恐怖をキャシー・ベイツが完璧に 演じている。ヒステリックな役をやらせたら この人にかなう人はいないのでは? と思わせる程。とにかく怖い、と同時に、 私の中の恐怖映画では、最高の出来だと思っている作品。 有名小説家のポール(ジェームス・カーン)は悪天候 により、交通事故を起こしてしまう。 それを助けたのが、アニー(キャシー・ベイツ)だった。 アニーの倒錯的な愛情、逃げ場の無いポール・・・・ どうなる、どうなる・・・どうなるの~? ついでに、こちらのキャシー・ベイツも怖いです。 この作品はサスペンス的要素が強く、同じくS・キング の原作です。今は亡きビック・モローの娘、ジェニファ ジェイソン・リーがキャシー・ベイツの娘役を かなりいい感じに演じています。 これもお勧めです。 黙秘
2007.01.11
サスペンス映画というと、必ずこの映画をお勧めしたくなる。 上質なシルクの雰囲気のある映画。 映し方がとにかく洒落ている。そしてキム・ベイシンガー の美しいことといったら。まさにシルクの輝きかもしれない。 キム・ベイシンガーはこの映画のリンの役を熱望したそうだ。 「美しいリンを演じられるのは、これが最後かもしれない」 という思いが強かったと聞いている。年齢的なこともあるが、 彼女の願いどおり、それ以上の輝きをもたらしてくれたの ではないだろうか?と思えてしまう。 凄い映画だ。 若い、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアスの演技にも注目。 LAコンフィデンシャル 1950年代のLA、ダイナーで恐ろしい 虐殺事件が起こる。ロスアンジェルス市警の3人の刑事が 彼らの個性的な方法で、事件を捜査していくこととなる・・
2007.01.05
WHO-KOさんが女性モノ連発企画中 なので、またまた便乗いたします~ この映画の中のモニカは、本当にかわいらしい。 マレーネでの彼女は妖艶で美しかったけれど この映画の中の彼女は、笑顔の似合う美人。 ヴィンセント・カッセルとモニカ・ベルッチ この共演が縁で付き合い、結婚したというのも納得。 マックス(ビンセントカッセル)モニカベルッチ(リサ) ローマンポランジュー(アリス)そしてマックスの婚約者。 ストーリは、ミステリー仕立てで、早いテンポで進行していく、 そして、マックスと3人の女性・・ 本当に最後まで気が抜けない映画 ハラハラ、ドキドキの恋愛映画、本当に面白い。 ザ・アパートメント (画像ありませんね~)残念
2006.12.02
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