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Yahooのオンライン試写会に当選したので鑑賞しました。 「クライマーズ・ハイ」 2008年 日本 監督 原田眞人 出演 堤真一、堺雅人 ほか あらすじ ↓ 1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が、 群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る・・・ 感想 ↓ 公開前なので、ネタバレしないように書きます。 映画を見ている時、新聞記者を主人公にした映画「大統領の陰謀」のブンヤの社内 のバタバタ感を思い出しました。 追うネタは違えども、一秒を争うリミットギリギリの緊迫した様子、 新聞という特性が持つ、信憑性や他社から抜き出でるための圧迫感は 上手く描かれています。 ただ、ちょっと長すぎます。原作を読んでいないので、このエピソードは弱いだろ~ ここを削って2時間以内に収めたほうが良かったんでは?と 感じた部分もいくつかありました。 この監督の作品は初めてですが、彼は役者さんでもあるんですね。 「ラストサムライ」で幕末のお上(おかみ)のお偉方を 演じていた人です。 だからでしょうか・・「クライマーズ・ハイ」での役者さんたちは、 監督のこだわりを感じさせるキャスティングでした。 役者経験のある人が監督をするっていうのは、 大根役者は排除できるから良いのかも?なんて思いました。 ちょっとクセありすぎな人もいましたが、職種を考えると納得できます。 特に記者仲間を演じたでんでん氏の演技が、 個人的にはツボでした。上手いです。嫌味もなく自己主張ができる感じで。 なぜ山に登るのか?なぜネタを追うのか? この答えはきっと同じなのだろうと感じました。 余分なシーンもありますが、真面目に映画を創っている心意気は感じました。 まずまずの出来ではないでしょうか・・
2008.06.14
珍しく地上波で日本映画を見た。 「地下鉄(メトロ)に乗って」 2006年 日本 監督 篠原哲雄 出演 堤真一 ほか あらすじ ↓ 浅田次郎の同名の小説を映画化。 衣料品の営業マンの長谷部(堤真一)は地下鉄の駅で父(大沢たかお)が倒れたという 伝言を聞く。彼は地下道を歩きながら、暴君の父と口論して家を飛び出し、 帰らぬ人となった兄のことを思い出していた・・・・ あらすじ ↓ はっきり言ってハズシ映画。 結局、何を訴えかけたかったのかが伝わってこないし、あんまりじゃん! みたいな展開もあります。 この監督は以前「天国の本屋」をやはり映画化したけれど、 あちらも、原作と比べると トホホな感じだったような・・ この「メトロに乗って」の原作を読んでいないので、原作とは比べられないけれど 映画として純粋に見ても・・・ 大げさにネタバレ ↓反転表示。 だいたいさ・・不倫してたようなタイプの主人公に しょっぱなから感情移入できないのに、その相手の最終決断が~ あ・ん・ま・り・・・じゃないか!!!!!!!!!! 父ちゃんの過去を知って、わだかまりを解くというテーマなのか、 ねじれた過去を清算するっていうテーマなのか・・ いまだもって、理解できず。 わざとらしくドストエフスキーの「罪と罰」を持ってきても、説得力なし。 結局、親父も息子も不倫のあまりにも大きすぎる代償を精神的に支払わされた・・・ でも、映画からはその罪を抱えて生きていかなければならないという風にも感じられない。 仲良く息子とキャッチボールしてるし・・ 人ひとり・・消えてんだぞ~~~馬鹿者!! いくばくかの救いといえば・・終戦のころの街並みの様子は雰囲気があった。 大沢たかおの演技(若いときの)と堤くんの演技は良かったかな・・ あ~でも 見なくても良かった映画だわ。正直なところ。 そうそう、原作を読んだ方がいたらどうだったのか、教えて欲しいな・・
2008.06.08
リンク先のtarashiさんが、オンライン上映会の 抽選に当たったということで・・・ 前日、悔しくも外れた私でしたが、”連れ当選”を狙って 本日2回目のチャレンジ!! イェーイ!!!当たりました。 「自虐の詩」 2007年 日本 監督 堤幸彦 出演 中谷美紀、阿部寛 ほか あらすじ ↓ 同名のベストセラー漫画を、堤幸彦監督が実写映画化。 健気な妻と無口な夫が織りなす風変りな愛を通し、 幸も不幸も乗り越えた人生の真実を描く。 子どものころから不運続きの幸江(中谷美紀)は、 乱暴者で酒飲み、仕事もせずギャンブルに明け暮れる ダメ亭主イサオ(阿部寛)に健気に尽くしていた・・ Yahoo映画より抜粋 感想 ↓ 以前紹介した私の幼稚な文章ですが、ショートショートの中の 隔世遺伝「一無事 二高 三なすび」のお話で登場した 鍋を宙に飛ばした私のばあちゃんのような 空気感が判る方なら、この映画はツボにはまるでしょう。 映画の中では、”ちゃぶ台返し”が大きな見せ場。 一口にちゃぶ台といっても、丸いものから四角いものまで 色々とありますが(星一徹は丸だったような・・) 昔よく遊びに行った浅草の「花やしき遊園地」の中で 民家ギリギリのところを、かすめたかのような 下町の臨場感が味わえるジェットコースター。 その途中のオブジェというか展示物のなかの、 家族の団欒風景?を描いた食事の様子の人形の親父が ちゃぶ台返しをしていました。 そんな風景をも思い出させた、阿部ちゃんの華麗なる ちゃぶ台返し・・深いです。芸術です。 ストーリーはそれほど、ちゃぶ台とは関係ありません が・・空気感というか、ちゃぶ台が主張する独特な 昭和エレジー的な哀愁は、なかなか良かったです。 現代の若者には判りにくい部分もあるかもしれませんが、 畳の上の食べ物を拾う時の空しさが、わかる方には おススメです。 主人公の友人役を演じた熊本さんには・・・泣けた。 この子、すごい存在感。 主人公と熊本さんのエピソードがたまらなく素敵でした。 そのエピソードを見るだけでも強く オススメできる映画だと思います。
2008.03.09
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