型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2020.06.28
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カテゴリ: 今だから
​「PCR検査をなぜもっと増やさないのか!?」
「海外では検査しているじゃないか!」
この話がずっと聞こえてきます。

SNSではこの考え方に対して賛否ありますが、
症状がないのに誰かに感染させてはいけないと自ら検査を受ける人は、
医師からの許可がなくても受けられるとしても少ないでしょう。
陽性と診断された場合に仕事を休んだり、ポジションを奪われたりすることは好まないからです。
今の状況では感染したことを公表した場合、社会的に責められる可能性があり、
感染ルートを明かすことは感染者の環境にリスクが及びますから公表しなくていいと思います。

新型コロナウイルスの感染が疑わしい人、感染者と濃厚接触した人以外では、
症状のない人や感染していない人がPCR検査を自ら希望して受けなければ、
今の日本では検査数が増えないのは自然だと思います。
PCR検査の数を増やすべきと考えている人は、
感染者数が減らない、もしくは0にならないという理由からでしょうが、
あくまで自分はうつされる側だと考えているのではないでしょうか。
誰であっても感染している可能性が0ではないわけですから、
何とかして自ら受けてその方法を示してから、
「皆さんも受けましょう」と言うほうが説得力があります。
それでも受けない人がたくさんいる予想はたちます。
義務化する必要はないと考えている人もたくさんいると思います。
メディアで言われていることが一般庶民の意見とは限りません。

世の中にはさまざまな出来事が起こりそれがニュースになります。
何が重要で本質かということ、そのバランスはひと昔前のほうがよかったと思います。
なぜ変わってしまったかと言うと、その要因はSNSと写真や動画の投稿が挙げられます。
今までは件数や生の声そのものが多くなければ取り上げられなかったようなことが、
可視化されることによって極めて珍しいことや小さなことであっても、
あたかも総意やたくさん起こっていることのように演出されることです。
そして、SNSの写真や動画は引用者の言いたいことのエビデンスとして流用されます。

また、日本の人口1億2,000万人に対して1人単位の感染者数の増減を発表することは、
完全なデータ化ができる制作者の自負、見た人がわかりやすい指標としている感があり、
今まで曖昧でしかなかったことを現代ならではのデータ収集ありきの報道と思えています。
しかし、公表の核心はデータをどう捉え何を言うのかに関わってきます。
そこには、
フレーミング効果
あと2,000円しかない」と言うより「まだ2,000円もある」と言うほうが前向き。
果汁を使ったジュースで「果汁は半分だけであとは砂糖水です」と表現するよりも、
「果汁が50%も含まれています」と表現したほうが美味しそうに感じる。
などの情報操作​が加わっていて、
世の中のことはすべて言い方によると言っても過言ではありません。
次稿になりますが、音楽も例外ではないと思っています。

都知事選が7月6日に行われますが、史上最多の22人の立候補がありました。
現状を変えたいと考えている人がいかに多いかということの顕れです。
私感としても、今の日本の現状には憂いと共に明るい未来が感じられません。
リセットするならば今までのさまざまな流れまで一新することも必要かと思うのです。

この都知事選前の今に​ 「東京都民に知ってほしい 小池百合子の『通信簿』
職員の評価は歴代最低、あの舛添さんより低かった」
​という記事が出ました。
これは自治体専門誌「都政新報」内の都職員アンケートを基にした記事です。
評価の低い理由は「粛清人事の横行」「自分の評価を上げることしか考えていない」などです。
この情報を今出す意図は都知事選で再選して欲しくないからであることは明白です。
しかし、この記事の信憑性も先ほどのフレーミング効果から量りづらい面があります。

自分の存在感を周囲に強調するために昔流の「鶴のひと声」を発出する人、
突然の変更や決定事項に横槍を入れてくる権力者はどこにでもよくいます。
おそらくひと昔前は仕方ないなあと認められていたことも、
今の世の中では知事が昔ほどリスペクトされておらず、
下からの不満が言いやすくなったことが考えられます。

「東京アラート」のネーミング、発出した際の都庁やレインボーブリッジのライトアップは、
中身よりもパフォーマンス性が高く小池知事の存在感を印象付けたのも確かです。
その意味では、目的達成よりも威厳や存在感のアピールに重心を置いているのかもしれません。
やり手でもあるのですが、せっかくうまくいっていても傍観している人へのアピールのために、
突然「鶴のひと声」で予定を変更しスタッフはそれに渋々着いていく、そんな光景が浮かびます。

逆に、すべて職員に丸投げで考えがない、リーダーシップがない、
知識に乏しく相手にされないような知事がいいかと言えば、それも考えものです。
では都職員が何を望んでいるか、それはどちらかと言えば全てお任せの知事ではないか、
自分のモチベーションとペースで仕事がしたいのではないかとも考えます。

新型コロナウイルスのこの数ヶ月間もそうですが、
ものごとが変わる時、変える時、変わらざるを得ない時、改革には痛みが伴います。
今、過度に変わらざるを得ない方向性、新しい生活様式が示されていますが、
どうせ変わるのならものごとの内面的な軌道修正もとことん期待したいものです。





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最終更新日  2020.06.28 01:15:07
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