型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2021.07.10
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カテゴリ: 今だから
「子供たちの未来を考えて」
「自分から他の人に感染させないために」
前にも書きましたがとてもよく聞かれる言葉です。
とてもアピール度が高く好感度の良いキーワードになっています。

その昔は、自ら「いいことしてますよ!」と自分から言うのが憚れ、
善行はあえて口にせず行っていましたが、今は皆が口にするようになりました。
SNSで象徴的なのは婉曲的な自慢ですが、「思慮深い」「気が利く」などの、
好感度に結びつく自己アピールをしている人が多いように思われます。

「若者のために◯◯する」という言葉を今や20-30代の人までが口にします。
つまり、若者が年下を若者と呼び、呼ぶことがステータスのようになっています。
では具体的に何をするのか、どのような成果があがるのかと言えば曖昧なことも多く、
概して夢を持たせるための発信は多いのですが、実現させるための術は語りません。

「他の人を感染させないために」何をするのか?
「人と接触しない」「移動しない」「帰省しない」などなどいろいろ考えられますが、
まさか「仕事を休む」「一切外出しない」という人はそうたくさんはいませんから、
この言葉は人によって意味や重さがまったく違うと言えます。

今まで夢を追い夢を見続けることが許された若者たちも、
現状のコロナ禍の社会をよく識り現実を見ることが迫られています。
また、大人はこの機会に”子供を守る”とはどういうことなのか再考するべきです。
もはや夢を与える必要はなく、夢を実現する術を教えるべきです。

「運動会は中止なのに五輪はやるの?」という記事 ​がありますが、
中止するのは学校側で、今”やらないでください”という人はいません。
集団感染が起きた場合の責任が取れない、報道が怖いのはわかりますが、
運動会をやらなくても学校側には何も損失がないことが中止の要因です。

五輪を行うことによる成果は、まさに文化や芸術のある日常を取り戻すためです。
一方で行事を行う学校もあり、イヴェント全体が徐々に復活していこうとしている中、
子供の夢を育むはずの幾らかの教育現場が子供本位ではなく尻ごみしているのです。
ただ、いつからだったら”大手を振ってやってもいいよ”とは誰も言ってくれません。

「コロナ禍以前の日常を取り戻す時が待ち遠しい」そんな夢が時に囁かれますが、
以前から書いているようにネガティヴな情報発信が圧倒的で、
その夢を実現せるための術がほぼ言われないことにはある種の闇を感じます。
コロナ禍以前の日常は人々が自ら勝ち取るしかないのかもしれません。





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最終更新日  2021.07.10 15:30:44
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