型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2021.12.24
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カテゴリ: 今だから
子供の頃や若い頃になりたい目標や将来設計を立てるものですが、
自分が目標年齢としていた節目の歳になっても、
実際は思ったとおりにはなっていないものです。
それは自分が一途であったとしても周りが変わってしまうからです。

誰もが納得する決定方法としてオーディションがありますが、
本当に実力があって認められたとしてもいつも1位を続けていくことは難しいです。
これとは別に、現代も社長の息子は試験や他者と競ったりすることなく社長になれます。
二世議員、二世タレントは親の絶対のお墨付きを受けてポストを勝ち取るのものです。

コンクールの9割以上は1位を奪ってもプロフィールのひとつくらいにしかならず、
プロフィールのひとつになればいいですが、それにもならなければただの自己満足です。
コンクールや資格試験は売り手市場で、受ける側のメリットはほぼありません。
審査する側のステイタスや宣伝、主催する側の社会貢献事業として意味を成しています。

ともかく今の時代に自分の価値判断を他人に任せることはリスクが高く、
信念であるものを貫いていく力が何よりも大事で、あとは運でしかありません。
仕事で使われやすい人は、プライドや拘りがなく何でも要請を受ける人です。
結局芸術と仕事は相反する関係で、小難しい拘りを捨てたところに生業が成り立ちます。


そんな歪んだ世界になったのはそれ程昔ではない気がします。

電車内で飲酒をしていた客を撮影してSNSに投稿した話題がテレビでも報じられました。
今のような時期に車内で飲酒をしている人がいれば、迷惑に感じる人もいるでしょう。
一般人が投稿すれば非難の賛同も得られた気がします。
ところが、この投稿したのは車掌だったことで東京メトロが謝罪しました。


SNSがなかった時代ならば、飲酒している人に直接注意をするしか方法はありませんでした。
混雑状況がわからないこと、また新幹線では許されることが在来線ではなぜNGかなど、
必ずしも飲酒を咎められるかどうかは定かではありませんが、
昔であれば車掌が注意を与えたらお客は従ったと思います。

業務用タブレットで撮影したのは社内で問題にするためであったかもしれませんが、
それをまたスマホで接写してSNSに流したのはその方法が問われます。
強制力のない要請に少し反しただけでも批判したり、SNSから情報を得るメディアが、
このニュースについては東京メトロの責任として報じるのはそれも疑問を感じます。


昭和に比べると人の目を見ること、礼儀正しく普通に会話することが激減しています。
昔は何か連絡をするにもひとりひとり手紙を出したり、電話をしていました。
今に比べれば時間もお金もかけて人との関わりを重要視していました。
最近の問題は「人間関係をリセット」したい人が多いという真反対の出来事です。

インターネット上あまりにも簡単に人と繋がっている気になれることが大きな原因です。
昔に比べても、会うことも直接会話をすることもなく物事を進めようとするわけですから、
いつでも断つことのできるとても簡単で危うい関係なのが前提です。
便利で希薄な関係だからこそ、関係性が悪くなればリセットしたくなります。

今は、若い人ほど電話や会って打ち合わせることは難しく、以前との違いを感じます。
信頼性を重視し人として期待していた昔に比べて、手間を省き刹那的な関わりが多いです。
やりたいことをして、一人で遊び、誰かに合わせて動くことに慣れていない若者は、
友人関係でない人と会食することに抵抗があり壁を作ることが普通になりました。


ひろゆき氏(45歳)は感情的になる人に苦言を呈しているとも受け取れますが、
確かに最近見たドラマで「相棒」の杉下右京、「緊急取調室」の真壁有希子が、
かなり感情的になるシーンがよくありますが自分としては全然イケテないと思っています。
ただ、高齢者以外でいい意味で感情的になる人があまりにも少なくないでしょうか。

本心かどうかわからない会話や挨拶はする意味がほとんどありません。
形式的な賛辞、例えば誕生日はよく知らない人までが「おめでとう」と言う現実。
そんな口実がなくても率直な本音を伝えるべきです。特にネガティヴな意見も。
それを言うと嫌な人?そんなことはない、「いいね」だけだから返って歪むんですよ。





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最終更新日  2021.12.24 18:53:12
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