型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2022.09.13
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カテゴリ: 強かに生きる
若い時に海外に初めて行くと、初日に会う現地の人の印象、
これがその国の人の印象として焼き付くことが多いと思います。
大抵の日本人は初めて行った国では言葉が話せないことが多く、
日本での経験や印象をもとに状況を判断し相手の反応を窺います。
これは日本人だけのことではなく、例えばドイツとフランスは隣国ですが、
言語や気質が異なりお互いに同じだとはまったく思っていないようです。

例えば、たまたま海外で出会った人が優しく接してくれなかった時には、
その国の人は冷たいと感じ、その結果「◯◯人は冷たい」と記憶します。
しかし、実際はたまたま会った人のタイプがクールな人だったり、
習慣が日本とは違っていて常識や表現が異なったりしただけです。

印象は同様のことを考える人と出会うとさらに確信となります。
現代で言えば、SNSで同じことを感じている人は容易に探せます。
確信となった印象はなかなか変わることはありません。
しかもその印象は一人の実感を多数に当てはめるという決めつけです。

例えば、とても物知りな人がいたとして、その人が東大卒だと知れば、
やはりあの人は凄いと納得して、東大卒の人は皆凄い人だと考えます。
逆に偏差値が低く問題の多いと感じる△△大学卒だと知れば疑い始め、
どこか変なところがあるかも知れないとマイナス面を観察します。

悪い印象を持つ△△大を良い認識に改めることはなかなかできません。
問題は、大学の印象で人を見るからで、東大であれ△△大学であれ、
中には優秀な人もいればそうでない人もいるわけで結局人によります。
概して悪い印象のものや人を見るときは減点法で評価、粗探しをし、
良い印象を持っているものや人を見るときは良いところを探します。
結果的に持っている印象を「やっぱりそうだ」と肯定化する傾向があります。

さらに、良い印象を持っている人が良い結果を出せば素直に応援し、
悪い印象を持っている人が良い結果を出すと疑念、嫉妬が生まれます。
これらは身を持って経験したことでもあり半生変わりませんでした。
人の見方を決めつけるわけではありませんが多いのは事実です。


今、宗教について政治家との関連が日々報じられています。
過去の問題が今も続いているという未解決感がその理由ですが、
宗教に関する法律を変えたほうがいいくらいの勢いの批判のされ方です。
事実、留学していた当時に宗教の伝播で来ていた日本人は多かったです。

異文化の国で生活するには悩みも多く、宗教に頼りたくなる人もいるはずです。
自分としては興味がなかったために誘われても断っていました。
日本でも高校の同窓生から誘われることがあり、知人だと尚更嫌なものでした。
そのうえに高額な出費が必要となればより嫌悪感が増すのは無理ありません。

ところで、一般的には自分の宗教を人前で出さない人のほうが多いはずです。
人には勧めず日頃は普通に仕事をしているだけなので周りからはわかりません。
そんな人が選挙のボランティアをするのは政治家としてはありがたい筈です。
宗教の幹部は何を考えているかわからないですが、問題は教徒への風評です。

熱心にボランティアに取り組んだだけにも関わらず良いとは言われず、
普段はどんなに好感されていても教徒だとわかれば見られ方が変わります。
その人自身を信じることよりも情報による印象のほうが大きいのです。
人を見るのに自分の見方よりも人からの情報や噂を信じる人が多いです。

お客がそこそこ入店していれば売れている筈、美味しい筈と自分も入る、
未知の人の書き込みでも「いいね」が多く付いていたら自分もするなど、
根拠はなく印象でものごとを決めたり、決めざるを得ない状況があり、
自分の意見が希薄で人に同調することに居心地よさを感じる傾向です。

ただ、ボランティアのようにポジティブな行動を否定されることは苦しく、
全てを印象で判断されることはもっともストレスを感じることです。
政治家は宗教団体と関連があったとしても、印象で捉えられることを怖れず、
どんな恩恵や影響を受けることがあるのか釈明することが必要なのだと思います。





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最終更新日  2022.09.13 19:23:58
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