型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2024.01.03
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カテゴリ: 芸術
クラシック曲が注目され、
BGMでも選ばれることが増えました。
しかし、本来の曲とは異なり、
異なるジャンルに変えられたり、
切り取られて使われています。

クラシック音楽は美術と同じく、
芸術鑑賞として醍醐味を味わうべきで、
それには学習することも必要です。
解説はわかりやすくするべきですが、
その醍醐味を削ぎ落とすことは、
クラシックファンとしては悲しいです。

その意味で心惹かれる演奏や曲は、
本当に少なくなりました。
演奏する側も初心者を対象とした、
演奏や説明がデフォルトです。


クラシック曲の視点を変える工夫も、
近年ますます多く見られます。
多くが遊びを取り入れた方向で、
ジルベスターコンサートもその一つです。

昨年末も恒例のテレビ東京系で、
チャイコフスキーの交響曲第5番第4楽章、
小林研一郎指揮東フィルで観ました。

カメラワークや収録の音は、
NHK(東京)ほどよくはありませんが、
数年前よりは随分良くなっていました。

コバケンの演奏は定評があり、
今回もとても期待していましたが、
じっくり演奏、じっくり聴く、
彼のいつものシリアスな熱さにやや欠け、
要所を押さえながら進めていく感じで、
聴いている側も新年ちょうどに終わるか、
ハラハラドキドキ感に満たされます。

0時0分0秒に曲がぴったり終われば、
確かに爽快で面白いですが、
それはうまくいった時です。

鑑賞するというよりもはや観戦です。
結局惜しくも2拍分被ってしまい、
SNSでも賞賛するもその話が出ます。

その一点であの年のあの演奏と評され、
指揮者の見られ方ができるとすると、
割の合わない話ではないでしょうか。
さらに有名になるためとは言え、
リスクの高さも感じます。

昔だったら受けなかっただろう仕事を、
今のプレーヤーは内容よりも、
ステータスで選ぶようになりました。
そこにクラシック界の限界を感じます。





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最終更新日  2024.01.07 01:36:02
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