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映像に付けられるようになりました。
クラシックきょくを聴けば、
曲名や時代様式がわかりますが、
なぜその曲がその映像に付けられたのか?
曲調を含めて映像との関連性が見えてこず、
その意図がわからないことが増えました。
そんな中でも昔から多ジャンルの曲から、
見事に映像とマッチングした選曲で、
30分全篇を音楽で繋いでいく番組、
それがテレビ朝日系「食彩の王国」です。
オーケストラより小さい室内楽編成が多く、
楽器の音色や民族性までセンスがよく、
クオリティの高い曲が選ばれています。
この番組の一貫した特徴でダントツです。
既成の曲を選ぶだけでも情報量が半端なく、
ジャンルやスタイルを超えていることも、
選曲スタッフは何者?と思わせるほどで、
知識、センスともに優れた方に思えます。
テレビ朝日「題名のない音楽会」は、
東京ではこの「食彩の王国」直後の、
10:00AMに始まります。
こちらも音楽の内容が多ジャンルで、
昔のようなクラシック番組ではありません。
「題名がない」という番組タイトルから、
その日によってさまざまなテーマで、
趣向が毎回変わることを表します。
長寿番組よしてギネスブックに載るのは、
コンセプト自体が変わるという意味で、
永遠に続けられるので狡猾に感じます。
40-50年前の初代の黛敏郎氏司会の頃とは、
対象の視聴者や内容も変わりました。
今は多様なジャンルや楽器に特化し、
プロや専門家からはツッコミどころ満載で、
アカデミズムとは一線を画しています。
テーマ性としては既に飽和していて、
既に知られていることを異なる提示で、
テレビだからできる編成や録音技術で、
クラシックのポップス化がよく見られます。
静岡や大阪では放送時間が異なり、
日曜朝5時〜6時台に追いやられています。
自分としては早朝から観るのは辛く、
教養番組と言うより朝のBGM的です。
先日の放映のテーマは、
「おとぎ話から生まれたクラシックの音楽会」
ディズニー中心の予感もしましたが、
オリジナルのオーケストラ曲だけで、
神奈フィルとその音楽監督指揮の演奏で、
クラシックファンとしては面白かったです。
プロコフィエフのバレエ「シンデレラ」
から「真夜中」「ワルツ」が選ばれました。
30分番組で取り上げるには2曲は多く、
「ワルツ〜真夜中」は連続する曲ですが、
演奏順が逆にされていました。
プロコフィエフのバレエ曲は30年前まで、
日本では殆ど知られていませんでした。
N響でロシアからユーリ・シモノフ氏が、
来日指揮した際「ロメオとジュリエット」を、
とても表情豊かに演奏したので知りました。
他のバレエにも興味を持ちましたが、
「シンデレラ」など多くは日本に録音物はなく、
輸入盤のメロディア原盤を購入していました。
バレエの「シンデレラ」を映画で見た際に、
「真夜中」の時を告げる鐘と壇上から立ち去る、
シンデレラの劇的な演出が感動的でした。
終曲の王子とシンデレラのシーンの充足感も、
このバレエと音楽に魅了されました。
(映画名は「サンドゥリヨン(仏語)」)
番組内の演奏はロシアのオケの演奏は異なり、
愛の情熱と言うよりはスタイリッシュでした。
プロコフィエフの音楽は、
クセがあってゴテゴテしているのが特徴です。
にも関わらず凄くロマンチックなのです。
演奏にそのイメージがほしいです。
ピアノ曲なども演奏至難の超難曲が多く、
それをサラッとプロ気質で弾くのではなく、
奏者の熱情移入がプロコフィエフの意図です。
例えば「真夜中」の場面では、トロンボーン、
低音管楽器が12時の鐘の無常な運命を、
よりグロテスクな演奏だとよかったです。
番組で指揮の沼尻氏がオケに楽譜以上を、
どこまで要求したかはわかりません。
同じような低音音形を12回も奏するのは、
少々重労働かもしれませんから。
でも定期演奏会ならもっとやったかもです笑。
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