型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2024.12.04
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富士の「金時」さんに行きました。
看板によれば”そば食事処”
入口の扉には”そば居酒屋”とあり、
しかも居酒屋赤提灯が2個。

日本酒でお蕎麦をいただくお店?
お蕎麦だけでもいいの?
ただの居酒屋遣いでいいの?
地方ではよくある多様なお店です。

立ち位置でいろいろ思うわけですが、
これらはすべてトラップのような、
これまでの変遷を表しているような、
残せるものは残したということです。

「金時」の文字に愛嬌が満ちています。
驚きはこれだけではなく次から次へ。
このお店は意外にも自動扉です。
入ると店主と見られる女将さんが、
「空いている所にどうぞ」

既に空いている所は2箇所しかなく、
それくらい混んでいました。
注文はテーブル備え付けのタブレット。
注文するものは決まっています。

お蕎麦でもなく酒の肴でもなく、
「カツ皿」という名の珍カツ丼です。
このお店の名物で人気お薦め商品です。
食べてみないとわからない見た目の、
他のお店では見たことのないカツ丼。
というわけで、またかつ食べてます笑。



さっきの女将さんがお茶を持って、
「タブレットと格闘してくださいね」
普通にメニューを見ていましたが、
使えない人も多いかもしれないので、
気遣ってくれたんだと思います。

「カツ皿は量が多いですか?」
「ご飯の大盛りを注文しなければ、
さらっと食べられますよ!」
楽しそうに話してくれます。
自慢の逸品への自信が漲っていました。

ビールも注文しました。
するとビールは程なく出てきました。
酒類を注文するとお通し料がかかると、
書いてありましたが何も出てきません。

ビールの残りが少なくなってきて、
お通し代は席代のこと?
出し忘れている?
などと想像が巡りました。



今はお通しが出てくるお店も珍しく、
なかなか出てこないのも珍しい。
「何だ?」と思った瞬間にお通し到着。
待ってました感 Maxの”揚げ出し豆腐”

思わず手をつけてしまいましたので、
写真は2個あるうちの1個だけです笑。
この”揚げ出し豆腐”は出来立てでした。
注文があるごとにつくっているのです。

他の注文の合間につくるわけですから、
時間がかかるのも仕方ありません。
今までで一番旨い揚げ出し豆腐でした。
カツ皿の出てくる気配はまだないので、
もう少しこれで呑むことにしました。



熱燗をタブレットで注文。
地酒「富士錦」純米酒です。
お通しが出てきたタイミングは、
もう一杯注文させる、
女将さんの作戦かもしれませんが笑、
とてもよい肴とお酒で満足です。



お酒が終わったところで、
「カツ皿」が到着しました。
見た感じは凄い。重そうです。
器には凝らないのがこのお店流。

カツにかかっているものは、
玉子と蕎麦つゆでできたタレです。
味噌も入っている気がしましたが、
カツとのマリアージュが素晴らしく、
洋風とも和風ともつきません。

普通のカツなのに味が変わります。
下味はついていないそうです。
量の割には飽きずにさらっといけます。

富士ブランド認定品と銘打ってあり、
1927(昭和2)年創業のこの老舗の、
代々引き継がれた逸品のようです。
お店の壁には芸能人が訪れた際に、
残したサインがたくさんあります。



会計はPayPayでできました。
昔と今が渾然一体となった、
多様式空間は自分に合いました。
全てのサプライズに理由があり、
飽きない面白い所でした。





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最終更新日  2024.12.08 12:20:48
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