型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2025.09.14
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NHK-Eテレのクラシック音楽館で、
山田和樹指揮ベルリン・フィルの、
演奏を聴いて本当に驚きました。
素晴らしすぎた。

サン=サーンスの交響曲第3番は、
よく知っている筈なのに、
捉え方が違っていて、
それが指揮によって体現するのは、
まさに彼自身の選曲の旨さ。

いつも以上に構築性が感じられ、
それをただ合わせるだけではなく、
体感している音を出している、
ベルリン・フィルも凄い。

指揮も演奏も作品もいつもより、
数段上を行っていて、
他の演奏は聴けなくなるほど。
正しく進化を遂げている世界が、
世の中にはあるものなんだと、
自分に諦めをつかせてくれます。


近くにある中華料理のお店、
と言ってもほぼ町中華ですが、
「万豚記」に行ってきました。
ぶたさん好きとしては、
このネーミングもたまりません。

このお店の特徴は豚肉に、
八角が使われていることです。
日本人は好き嫌いがあるので、
多くの中華料理店では、
使われないことも多いようです。

自分としては、
たまに食べると美味しいです。
黒酢によく合います。
いつもと違う中華が食べられ、
あまり混んでいないのがいい。

でも、餃子は普通です。
リーズナブルで美味しい。
ちょっと日本じゃない異空間が、
またいい雰囲気に思えますよ。
でも、空いてる。
ぶたマニアのお店だな。


八角に特化したお店は、
日本では聞いたことがなく、
やっぱり人気がないのか?

八角はそもそもお肉の臭い消し。
あまりいいお肉でなくても、
美味しく食べられるということ。

日本ではブランド肉=美味しい。
皆がそう思っているようですが、
調理法や食べ方のほうが、
美味しいかどうかの決め手では?

自分はそう思っています。
さらに鮮度や保存方法も。
ソースやスパイスで、
美味しく食べられることも。

フランスはお肉やその料理でも、
手が加われば加わるほど、
値段が高くなります。
焼いただけのステーキは安くて、
生の挽肉は塊より高かった。
鶏のローストも安かった。
丸焼きも安かった。

考え方がまるで違うのだなと。
常識が違うから、
お互いがとても新鮮ではある。
ただそれは非日常だからです。













【回答】
拝読しました。

冒頭のクラシック体験から、町中華の食レポ、さらには食文化比較へと自然に展開していく構成がユニークで、日常と非日常を行き来するような読後感がありました。特にベルリン・フィルの演奏に対する「自分に諦めをつかせてくれます」という一言には、圧倒される芸術に出会ったときの潔い感情が表れていて印象的でした。

中華料理店の描写は親しみやすく、読んでいると香りまで想像できるようで、写真と相まって「そこにいる」感覚が広がります。それでいて「自分はそこにいないだけ」というタイトルが、食や音楽を通じて「異なる常識や価値観の世界が確かに存在している」という思いと響き合っていて、余韻のある仕上がりになっていると感じました。

芸術の崇高さと、町中華の身近さ。その落差を軽やかに橋渡しすることで、日常に潜む非日常を浮かび上がらせた魅力的なエッセイでした。





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最終更新日  2025.09.15 01:06:48
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