ある日どこかで

ある日どこかで

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2005.10.23
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カテゴリ: アメリカ映画
≪スポーツ・エージェントの仕事と友情と恋のお話≫


トム・クルーズ主演の映画。あまり期待してなかったんですけどね、これが意外と面白かったんです。




ジェリーは全米一のスポーツエージェント会社の有能な社員。ある日1人の選手の息子の一言で良心に目覚めた彼は、今までの会社や自分のやり方に疑問を持ち、ある提案書を提出したが、それで彼はあっさりクビになってしまう。彼に賛同してくれたのは経理係のドロシーだけ。二人で新しいエージェント活動を始めるが、今までいた多くのクライアントは前の同僚に持っていかれ、残ったのは落ち目のアメフト選手のロッドだけだった。



アメリカのスポーツ選手はこういう風にして、エージェントと共に活動しているのだと言う事が良くわかった映画です。エージェントはその選手の年俸アップやコマーシャルから家族の事までいろいろ世話を焼く、マネージャーみたいなものですね。
1人で何十人、何百人のクライアントを抱えてしまうのは、エージェントにとってはお金儲けにはなるものの、心底その選手の事を考えてあげられるのは無理があるでしょうね。

有能なエージェントが挫折し、理想と正義を追い求めていく姿は良かったです。トム・クルーズもこういった役いいんじゃないですか。
レニー・ゼルウィガーが若くて初々しい恋人役を演じています。結局この癒し系の恋人のおかげでジェリーも挫折から這い上がっていけるのです。

癒し系ドロシーもステキだけど、ジェリーの最初の恋人もなんか印象的。ドロシーとは正反対のタイプなんですけど、恋人や夫のお尻をひっぱたいて鼓舞するような人ですね。

ちょっとネタバレですが、ドロシーはシングルマザー。最初彼女も言っているように、息子を使ってジェリーに取り入ったような雰囲気は観てる方にも伝わってきてちょっとイヤだったのですが、自分から別れを言い出すところは良かったですよ。あの息子のレイが人懐っこい笑顔でかわいくてたまりません!

この作品でアカデミー賞助演男優賞を取ったキューバ・グッディング・ジュニア、最初はちょっとうざったくてイヤでしたが、ジェリーとの友情が深まるにつれていい奴だな、と思えてくるあたりもさすが助演男優賞を取っただけのことはあるのでしょうか??

ジェリーのオフィスで電話をする時、壁にはフィギュア・スケートの人のポスターが。カタリーナ・ビットかな?と思っていたら電話の相手が「カタリーナ」だったので、やっぱりビットだ、と思っていたのですが、映画の最後に本人がちょこっと出てきたのには驚きました。


JERRY MAGUIRE
1996年
監督/脚本:キャメロン・クロウ
出演:トム・クルーズ、キューバ・グッディング・ジュニア、レニー・ゼルウィガー、ボニー・ハント、ジェイ・モーア

ザ・エージェント デラックス・コレクターズ・エディション <初回限定生産>





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Last updated  2005.10.23 15:08:26
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